基礎データ
進化
ウミディグダ→ウミトリオ(Lv.26)
概要
ウミディグダの進化系。進化前共々、初めて名前に「ウミ」のつくポケモン。
ダグトリオ同様三体セットとなり、このせいで学術上でも彼らのリージョンフォームと考えられていた時期があったが、実際は進化前から変わらず全く別種のポケモンである。
また、肌と鼻のカラーリングも逆転し、赤地に白鼻の配色はかなり目立つ。
常に巣である岩の隙間に下半身を突っ込んで離れず、そこから三つの柔軟な体をにゅっと伸ばす事で周りの状況に対応する。
連れ歩きの際は、なんと全身を岩に引っ込めた状態でスライド移動する程。
性格も臆病なウミディグダから一転、見た目によらぬ獰猛なものとなり、細長い体で獲物に絡みつき締め上げ、そのまま巣穴に引きずりこんでしまうという。ウミディグダのチンアナゴと違って、分類通りのアナゴに近い性質になっている。
なお進化するとしっかり大きく重く成長するダグトリオとは違い、高さはウミディグダと変わらず重さも丁度3倍である。ますます3匹集まっただけとか言ってはいけない。
ゲームにおける特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
35 | 100 | 50 | 50 | 70 | 120 |
別種だが種族値はダグトリオと同じで、優れたすばやさを持つが、こうげきは控えめ、耐久は絶望的とあまりいいとは言えない。
通常特性はぬめぬめ、びびりと耐久が低いウミディグダと相性が悪く、隠れ特性もすながくれと砂パが衰退気味の現環境では微妙な特性。せめてダグトリオと同じありじごくであれば良かったのだが…。
因みに通常特性二種が隠れ特性に多い特性と隠れ特性限定だったのに対して、隠れ特性が通常特性に多い特性という珍しいポケモンでもある。
みずタイプなので物理特殊問わずみず技が充実している他、生態から地面技もある程度は覚える一方、威力不足の技が目立つ。
特にダグトリオが使えた「じしん」を覚えられないことから、タイプ一致を抜きにして威力100を超える物理技が「ギガインパクト」のみという有様。
専用技の「トリプルダイブ」はきあいのタスキや「みがわり」の貫通を狙える3連続攻撃だが、威力は全ヒットしてもアクアテールと同じとそこまで高い訳では無く、相手の特性がさめはだだったりゴツゴツメットを持っていると逆にデメリットと化してしまう。
他の水技の選択肢は命中安定のアクアブレイクや先制攻撃の「アクアジェット」、相手のこうげきを下げる「ひやみず」あたり。
サブウェポンの技範囲は狭く、使えるのは実質的にノーマル技、じめん技、あく技のみ。
みずタイプらしく「れいとうビーム」や「ふぶき」といったこおり技を覚えるが、その全てが特殊技であり物理型のウミディグダとは相性が悪いのが悔やまれる。
じめん技は相手のすばやさを下げる「じならし」と、扱いが難しいが高火力の「じだんだ」あたり。
あく技は「ふいうち」や「じごくづき」などが使えるのでゴーストやエスパー相手の選択肢に使えるのは悪くないが、技威力・こうげき力共に控えめなため火力不足は避けられない。
変化技も「おきみやげ」や天候技位しか使えないため場作り性能も低い。ダグトリオのように「ステルスロック」を覚えていれば起点役になれたかもしれないが…。
単水タイプでは種族値でとくぼう以外全て勝るカマスジョーどころか、条件下で伝説ポケモン級の種族値になるイルカマンがいるのが逆風。
また唯一高めのすばやさもドラパルトやマスカーニャ等環境に多く居るポケモンを抜くことが出来ない微妙なラインで、特にドラパルトは「ドラゴンアロー」でタスキを貫通されるため天敵。
耐久力がきあいのタスキ必須レベルにもかかわらず、攻撃を受ける事を前提としたとくせいしかないのも厳しい所。
こういった理由から、現環境下では活躍できていないどころか、第9世代の新ポケモンの中では合計種族値が下のワナイダーやイキリンコを差し置いて最弱候補と言われてしまっているのが実状である。
是非ともDLCや次回作では有用な技を手に入れて活躍してほしいところ。
使用トレーナー
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0960.ウミディグダ→0961.ウミトリオ→0962.オトシドリ
ダグトリオ:他人の空似