ヘラクロス
へらくろす
基礎データ
全国図鑑 | No.0214 |
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ジョウト図鑑 | No.113 |
ホウエン図鑑 | No.168 |
シンオウ図鑑 | No.062 |
イッシュ図鑑 | No.145 |
コーストカロス図鑑 | No.131 |
アローラ図鑑 | No.367 |
ヨロイ島図鑑 | No.121 |
ヒスイ図鑑 | No.075 |
パルデア図鑑 | No.262 |
英語名 | Heracross |
ぶんるい | 1ぽんヅノポケモン |
タイプ | むし/かくとう |
たかさ | 1.5m |
おもさ | 54.0kg |
とくせい | むしのしらせ / こんじょう / じしんかじょう(隠れ特性) |
タマゴグループ | むし |
※むしのしらせ:自分のHPが3分の1以下になると、むしタイプのわざの威力が1.5倍になる。
※こんじょう:状態異常のとき、こうげきが1.5倍になる。やけどによるダメージ半減は無視される。
※じしんかじょう:相手を倒した時に攻撃が1段階上がる。
概要
へラクロスという名前だが、ヘラクレスオオカブトではなく日本産のカブトムシがモデルで、メガシンカすると名前通りの見た目になる。とはいえ、日本のカブトムシは一本角ではないのだが。クロスの部分に関してはかっこよさ優先で付けられたものと思われる(今後、リージョンフォームなどで角が増えたりするのであろうか?)。
ふだんは温厚だが、縄張意識が強く入ってきたものに容赦しない。相手の懐に潜り込んですくい上げる戦術が得意で、自分の100倍の重さのものを楽々と持ち上げる。また、元ネタのカブトムシ同様に爪も発達していて、樹木や地面に食い込んで踏ん張ることもその怪力の秘訣だろう。実際に爪を使った技も多数習得できるあたり、爪も接近戦での武器になり得る。
また、触覚は樹液を探し当てるレーダーになっている。
生息地域は雑木林や森林であり、木が密集している地域なら人里近くにも生息する。好物は樹液やあまいミツであり(LEGENDSではこの他にもころころマメなどの植物を好む事が判明している)、第4世代では甘い香りのする木に蜜を塗る事で出現したが、出現率は低めなので効率がよろしくない。
第2世代ではずつきを使って木から落とすいう方法で出現し、HGSSでもこれが採用された為、格段に入手難易度が下がった(実際の昆虫採集でも木に衝撃を与えて甲虫を落とすというテクニックがある)。
第3世代ではサファリゾーンに出現し、ポロック置き場にポロックを置いても出現する辺り、以外と食性は広い。このように森林近くの草原/平原地帯に出現する事も珍しくない。しかし、初代ポケダンでは大いなる峡谷や地底遺跡といった木々のない場所にも平気で出現する。
昼行性か夜行性なのかイマイチよくわからないポケモンだが、レンティル地方では夜に活発になる模様。
このように入手方法が特殊な世代が目立つが、FRLGではしるしのはやし、BWでは12ばんどうろ、BW2ではまよいのもり(2)の濃い草むら、ORASではサファリゾーンの長い草むら、USUMではポニのじゅりんにて出現し、シールドとLEGENDSアルセウスではシンボルエンカウントと入手が容易な作品は以外に多い。
『ポケモンコロシアム』ではシャドー戦闘員のポトンからのリライブという形でのみ入手できる。
体の色といい模様といいスクール水着っぽいという指摘もある。
サトシも一時期使っていたポケモン。よく蜜を吸うポケモンであり、フシギダネの蜜が好物という変な嗜好を持っている事で有名。
ちなみに♀だと角の先がハート型になっている。
図鑑が主に角に集約されてる為これといった記述は無いが背中に翅があり、ちゃんと空も飛べる(ただし、ウルトラムーンの図鑑によると飛ぶことはあまり得意ではない様子)。
そのためアニメではどっしりと構える外見に反して意外とスピーディに空中戦もこなし、ポケモンレンジャーでは滑空してとっしんを強化するという攻撃方法を見せている(ちなみに、陸上戦でも翅を広げる事がある)。更にあなをほるを覚える為、カブトムシ同様に地面に潜って眠る事もあるのだろう。
ライバルにはカイロスが充てがわれる事が多く、近年ではよりクワガタらしいクワガノンが登場しており、そちらがライバルにされることもある。その為か、USUMによると、アローラ地方ではクワガノンと勢力争いをする一方でカイロスとは「なぜか」結構仲良しであるらしい。
また、他地方でもカイロスは単なる縄張り争いの相手というわけではないらしく、喧嘩するほど仲が良い関係にある個体も存在している。『NEWポケモンスナップ』では地面に倒れている姿をカイロスに凝視された事も…。
また、メガヘラクロスにメガシンカする関係で、ロックブラスト、タネマシンガン、ミサイルばりを覚えるが、ランチャーが存在するメガヘラクロスとは違ってどうやって発射しているのかは不明。ミサイルばりは爪、ロックブラストは岩をぶん投げていると解釈できるのだが、タネマシンガンは一体どこから…(食べた植物の種を蓄えて発射するとかであろうか?)。
こうして見ると、図鑑説明に反して使える投げ技はちきゅうなげぐらいで、むしろ何かを投げつけたり、発射する技を覚えている事がわかる。
ちなみに、とくこうが低く、どくどくを没収されていながら、ベノムショックを覚えるという意外な所もある。どこからそんな液体を生成しているのかは謎だが、食べた蜜を毒液に変換しているとかであろうか?
なお、色違いは明るめの紫色。
3D作品では、地面にいないポケモンから交代すると、通常は立った状態でボールから出るところ、飛んだ状態でボールから出る。
ゲームにおける特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
80 | 125 | 75 | 40 | 95 | 85 | 500 |
攻撃に特化したむしタイプの中では最強クラスのポケモン。
ステータスにほとんど無駄がなく、ぼうぎょととくこう以外全て平均以上。
とくぼうも高めなので、特殊面においては弱点を突かれても耐えてしまうことも。
特性はこんじょうが選ばれることが多く、おにび読みでへラクロスに交代され痛い目にあうプレイヤーもいる。
また、技のほうもインファイト、メガホーン、ストーンエッジの3つだけでほぼ死角がない。
特にメガホーンはタイプ相性の影響もあり物理の砦であるソーナンスやヤドランをも突破してしまうほどの威力。第五世代でシュバルゴとペンドラーが登場するまで、タイプ一致でメガホーンを使える唯一のポケモンであった。
欠点はひこうタイプが4倍な点。
いわ技で弱点を突けるとはいえ、ひこうタイプからは素直に撤退するしかないだろう。
また、第六世代からはかくとうタイプ・むしタイプに両方とも有利なフェアリータイプが追加されてしまうが、この時点ではそこまでメジャーなフェアリーがいなかったのでさほど痛手ではなかった。
また同世代ではメガシンカが可能となった。
第七世代では強力なフェアリーが多数環境に台頭し、やや動きづらくなった。
また、同タイプのフェローチェ・マッシブーンが登場。むし/かくとうがへラクロスの固有タイプではなくなることに。
どちらも準伝説ポケモンだが、ステータス面や習得技、特性により差別化は可能なので、比較してへラクロスが劣るという事態にはならなかった。
逆に言えば、へラクロス自体が元々準伝説に比肩するポテンシャルを持っていたということだろうか。
USUMにて教え技にじごくづきが追加された。一方で角はあるのにスマートホーンは覚えられなかった。
第八世代ではダイマックスの登場によりダイジェットで微妙な素早さを上げつつ攻撃する戦法が可能になった。また、特性がじしんかじょうならさらなる火力の増強も望める。同じ戦法のできるギャラドスとは素のすばやさや覚える技で差別化ができる。
とは言え、ひこう技が4倍弱点という事は自身も非常にダイジェットを食らいやすいという事であり、またギャラドスとは違い一致技ではないため、ダイジェットの撃ち合いの勝負に持ち込まれると負けが濃厚になってしまうのは痛いか。
因みに本作では地味につっぱりを覚えられなくなっている。元々性能がイマイチだったので、まあ妥当か。
技範囲も広がっており、教え技だったじごくづきが技レコードに昇格。前作で覚えられなかったスマートホーンが習得できるようになった上、怪力に相応しい10まんばりきも習得。既に10まんばりきよりも使い勝手のいい地面技を2つも持っているが、マックスレイドバトルで周囲を巻き込むたくないのであれば、こちらを習得するのも手。
BDSPでは過去作限定習得技となっていたきあいパンチが復帰したが、採用率は低め。近年の展開を鑑みてかタネマシンガンも習得可能。
LEGENDSアルセウスではダイジェットとの兼ね合いから封印されたつばめがえしの復帰に加え、LPLEのスピアー同様になんとげきりんを習得。ただし、ヘラクロスの習得したげきりんは剣盾では反映されないので注意(わざレコードはあるが、覚えられない設定のため)。
加えて剣盾を反映してか10まんばりきも習得。じしんが没収されているので、デバフ付きのじならしを取るか、威力を優先して10まんばりきを取るかは熟考されたし。
この他にもストーンエッジ、シャドークロー、いわなだれ、ビルドアップ、メガホーン、つるぎのまい、インファイトと有用そうな技は続投しているので終盤からクリア後まで活躍できる即戦力級ポケモンとなっている。
ミサイルばりやまきびしは通常ダメージを与えた後に持続ダメージを与える技となっているので本家とはまた違った運用もできる。
特殊技が軒並み没収され、とくこうの値も元々低いくせにめいそうはそのまま残されている。これがまともに作用する技ははかいこうせんぐらいしかないので習得させる必要はないだろう。
ポケモンSVではダイマックスが廃止され、ダイジェットにおびえる必要がなくなったため、第8世代よりはマシな状況となった。
こちらもダイジェットは使えなくなったものの、新たにくさわけを習得したため、疑似的に素早さを上げる事が可能。死にタイプ気味なヘラクロスとはタイプが変わるテラスタルとも相性が良く、ひこう4倍を消しつつ攻撃に転じる事ができる。
また、アイテムとしては「いかさまダイス」を獲得しており、連続攻撃技に長けるヘラクロスにとっては嬉しい強化となった。
伝説のきしかいせい
ヘラクロスで一番有名な逸話と言えばやはり2000年に開かれた全国大会決勝だろう。
相手のハッサムによるつるぎのまい→バトンタッチのコンボで攻撃が4段階上がったケンタロスによるタイプ一致のすてみタックルによってあっという間にサンダー、ガルーラといった2体の強力なポケモンを戦闘不能にさせられ、最後の一体となってしまったヘラクロス。
プレーヤーは最後の望みを託し、こらえるで一度ケンタロスのすてみタックルを受ける選択をとる。それでも素早さが早かったケンタロスによる二回目のすてみタックルで誰もが勝敗が決したと思ったその時、なんと「きあいのハチマキ」が発動し、ヘラクロスが持ちこたえる。
そして反撃の「きしかいせい」が炸裂し、ケンタロスを倒すと続けざまに相手のカビゴン、ハッサムをも圧倒し、3対1、しかもHP1という圧倒的不利な試合運びから文字通り起死回生の逆転勝利を飾ったのだった。
絶望的な状況で運(※)と大胆な作戦で勝利をつかみ取った名勝負として、ヘラクロスと共に今もなお語り継がれている。
※きあいのハチマキが発動した他に、相手の選出ポケモンにヘラクロスより早いポケモンがケンタロスしかいなかったことや先制技を持っていなかったことも幸運だったと言える。
当時…というか先制技自体が第二世代では使う価値が環境の関係上存在しない技であり、
本格的にこのような技が注目されるのは第四世代できあいのタスキが生まれたからである。
使用トレーナー
ゲーム版
- タケシ:ジムリーダー(カントー)※1
- シバ:四天王(カントー)※1
- グリーン:セキエイリーグチャンピオン※2
- コゴミ:アリーナキャプテン
- ジュン:DPtライバル
- リョウ:四天王(シンオウ)
- ゲン:ポケモントレーナー
- ツクシ:ジムリーダー(ジョウト)
- アーティ:ジムリーダー(イッシュ)
- トウキ:ジムリーダー(ホウエン)
- メカポリス:こくさいコップ
- スモモ:ジムリーダー(シンオウ)
- デンボク:ギンガ団団長
- カエデ:ジムリーダー(パルデア)
- リカコ:テラレイドバトルサポートトレーナー
※1:ポケモンスタジアム金銀
※2:FRLGネットワーク完成後
アニメ版
漫画版
番外作品
『ポケモンGO』
2017年2月に金銀組の実装に伴い登場した…のはいいのだが、なんと中南米限定で出現するポケモンとなっている。これは、恐らく名前の由来となったヘラクレスオオカブトをはじめとする世界最大級のカブトムシの仲間が中南米に数多く生息していることに因んだ配置であると思われる。
しかも、肝心の性能も比較的性能が低くコレクション要素の強い地域限定ポケモンの中では珍しくかなり高い方で、実装当時需要の高かったバンギラスのレイドを攻略する上においてもタイプ相性面で比較的有利であったために世界中のプレイヤーから「不平等だ」という不満の声が上がることになった。
そして、実装から4年余りが経った2021年8月にウルトラボーナスの一環として世界中のジムに★3のレイドボスとして出現する救済措置が取られ(この時、色違いも同時実装)、ようやく世界中のプレイヤーたちが入手することが可能となった。ちなみに、この時のウルトラボーナスではパルキアも色違いを伴っての復刻も行われたのだが、ヘラクロスのレイドは上記の事情もあってそれに負けず劣らずの凄まじい人気を誇り、SNS上でもヘラクロスのレイドへの招待を求める声で溢れかえっていたほどだった。
上でも少し書かれているように、無進化ポケモンであることもあり、比較的高めの性能を持っており、貧弱だったり癖の強い性能の者が多いむしタイプの中では扱いやすい方。
技は通常技がカウンター・むしのていこう、ゲージ技がメガホーン・インファイト・じしんとなっている。ゲージ技が現状すべてフルゲージ技であることから、トレーナーバトルは全般的に苦手。どちらかといえばジム・レイドバトル向けの性能である。
アニメ版
サトシのヘラクロス
CV:小西克幸
無印編「げきとつ! ヘラクロスVSカイロス!!」で初登場。サトシがジョウト地方で初めてゲットしたポケモンである。
詳細はこちら
- タクマ・ジロウのヘラクロス
- AG14話でハルカと一緒にケムッソ探しを手伝ってくれた少年ジロウのポケモンで登場。
- サトルのヘラクロス
- AG107話にて、サトルのポケモンで登場。山頂の地下を流れる地下水脈が溢れてリヤドの村を襲いそうになった際、アブソルが大岩を落として流れを変えようとしているのを見たサトルの指示で「めざめるパワー」で手伝った。
- コウヘイのヘラクロス
- DP52話にてタッグバトル大会決勝戦で登場。ヒカリのブイゼルとの連携でシンジのエレキッドを追いつめるが、ヒコザルのかえんほうしゃに敗れる。
- ジュンのヘラクロス
- DP110話で登場、ギンガ団のゴルバットの攻撃からジュンを庇った事で敗北している。DP140話によればジュンがフタバ付近にあったあまいミツを木に塗り捕獲した模様。
- カンタのヘラクロス
- 劇場版『超克の時空へ』のオープニングでミチーナに住む少年・カンタがサトシ・ヒカリとスイカを賭けてタッグバトルを行った際に出したポケモンで登場している。
- コロミのヘラクロス達
- 新無印33話にて、クチバシティのポケモンセンターで行われたポケモン交換イベントで出会ったコロミが6体もヘラクロスを所持している。そのうちの一体が同話終盤でゴウが捕まえたカイロス(以前捕まえた♀️とは別個体)と交換している。
ゴウのヘラクロス
元々は上述のコロミのポケモンで、ゴウが別個体のカイロスをゲットしたのと♀のカイロスから好意を持たれたため、別個体のカイロスと交換してゴウの手持ちとなった。優しい性格でカイロスと仲良しで、62話ではカイロスの巣穴に入り込んだジメレオンを放り投げたり、66話でカイロスから花の輪をもらったりしている。
しかし良い香りに目がなく、94話でドレディアの香りに惹かれたり、107話ではマホイップの香りにつられてしまっており、前者はロケット団のラランテスからカイロスに庇われた事でカイロスに惚れ直しているが後者はカイロスにお仕置きされている。
その他
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 3章でツクシの手持ちが登場し、ジムリーダー対抗戦でナツメのバリヤード相手に「メガホーン」で猛攻しつつ「こらえる」でガードして有利におもわれたが、結果はナツメのバリヤードに逆転負けしてしまう。
- 6章ではコゴミの手持ちで登場。
- 12章ではコンコンブルの手持ちでメガシンカ可能な個体が登場。
余談
ヘラクロスよりも前にカブトムシポケモンがいた!?
正規のカブトムシポケモン第1号はヘラクロスなのは周知の事実だが、ヘラクロスの発表前の登場から遡ること2年前、金銀発売前には公式との連動企画として『ポケモンモンスター2モンスターアイディアコンテスト!!』という公募企画が存在していたのだが、作例として『プリズマン』なるカブトムシポケモンが考案されていた(なんの因果かヘラクロスとは直立二足歩行デザインという意味で共通している)。
データ
名称 | プリズマン |
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分類 | かぶとむしポケモン |
属性 | クリスタル |
属性 | むし |
高さ | 2.4m |
重さ | 68.5kg |
解説
虫と鉱石が合体したような新種ポケモン。くわしい材質は不明だが、宇宙からの隕石におなじ物質が含まれていたことが、ポケモン学会で発表されている。そのクリスタルのような石でできた部分は、電気やビームなどの攻撃は通り抜けてしまうので、まったく効果がない。しかし、格闘タイプや体あたり系の攻撃には、ガラスのようにもろい弱点をもっている。 |
(出典:小学館・『コロコロコミック1997年6月号』P35より。解説部分は原文ママ)
習得技
- げんわく光線:追加効果で命中率を下げる。
- ツメアタック:鋭い爪で引き裂く(クリスタルの鉤爪による攻撃か)。
- クリスタルレーザー:レーザーを発射する。
(出典:小学館・『コロコロコミック1997年6月号』P35より)
鉱物系のポケモンが使うビーム技としてメテオビームやてっていこうせん、虫ポケモンが使うビーム技としてテクノバスターが登場したり、宇宙由来の物質に関係があるという設定もデオキシスやメガシンカを連想させるなどなど、後続の作品を思わせるアイデアが見受けられ、黎明期でこれらの要素を纏めて形にしたコロコロ編集部のデザイン力はナイスという他ない(しかも、本家で生物の体に宝石を埋め込むという発想が出たのは第3世代のヤミラミが最初である)。設定も作例だから簡素なものにするのではなく、詳細に設定する点からも本気度が窺える。
ちなみになんの因果かポケモン2(現:『ポケットモンスター金・銀』)のマイナーチェンジ版のタイトルが「クリスタル」であったりする。
この企画は多数の応募が殺到したのは言うまでもなく、『アンラッキー』というオリジナルポケモンが公の場に現れたのもこの企画が初である(出典:小学館・『コロコロコミック1997年8月号』P33より)。