サメハダー
さめはだー
基礎データ
全国図鑑 | No.0319 |
---|---|
ホウエン図鑑(RSE) | No.098 |
セントラルカロス図鑑 | No.056 |
ホウエン図鑑(ORAS) | No.103 |
アローラ図鑑(SM) | No.265 |
ポニ図鑑(SM) | No.073 |
アローラ図鑑(USUM) | No.346 |
ポニ図鑑(USUM) | No.093 |
ヨロイ島図鑑 | No.112 |
ぶんるい | きょうぼうポケモン |
タイプ | みず / あく |
たかさ | 1.8m |
おもさ | 88.8kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性 | さめはだ:直接攻撃を受けると、攻撃した相手に最大HPの1/8分のダメージを与える |
隠れ特性 | かそく:ターン終了毎に自分の「すばやさ」が1段階上がる。 |
タマゴグループ | すいちゅう2 |
各言語版での名称
ドイツ語 | Tohaido |
---|---|
英語・スペイン語・フランス語・イタリア語 | Sharpedo |
韓国語 | 샤크니아 |
中国語(簡体字) | 巨牙鲨 |
中国語(繁体字) | 巨牙鯊 |
概要
第3世代『ルビー・サファイア』にて初登場したポケモンで、キバニアがLv30で進化する。
鮫モチーフということで名前の由来はどう考えても「鮫肌(さめはだ)]」で、名前通りの特性「さめはだ」の持ち主(隠れとくせいは「かそく」。これも生態にちなんだものだろう)。
進化前が淡水魚モチーフなためか、イッシュ地方やカロス地方などでは淡水の場所にも生息している。
誰が見てもサメがモチーフとわかるビジュアルながら、サメの前半分しかないような斬新なフォルムは見るものに強烈なインパクトを与える。
ちなみに名前通りの鮫肌は水の抵抗を減らす仕組みになっていて、尾びれの代わりに備わった十字型のスリットから勢いよく水を発射すれば時速120kmという驚異的なスピードを発揮できるらしい(しかしスピードは持続しない模様)。
※実際のサメは普段数km、瞬間的に25km程が限界とされ、時速100kmと評されるバショウカジキでさえ実際のスピードは10kmにも満たない。なので抵抗がかかりまくりな水中でこれだけのスピードを出せるサメハダーはものすごい。
背中側は紺色、腹部は白色という実際のサメに近いカラーリングをしているが、額の黄色の星型の模様と背びれ・胸びれの切れ込み。色違いは体色が明るくなり、紫に近い色になる。
「きょうぼうポケモン」の分類通り獰猛な上、あくタイプらしく狡猾な性格。そしてサメらしく血の匂いには敏感。
鋭い牙は鉄板も噛み切る威力を持ち、折れてもすぐ生え変わるので大型タンカーでさえもバラバラにする。キバニアは集団で船を破壊していたが、こっちは一匹でこんな芸当ができてしまうのだ。
しかし意外と小心者な面もあるらしく、「Vジャンプレイβ」のNEWポケモンスナップのプレイ記事によれば、ゼニガメを襲おうとして彼を庇ったラプラスに威嚇されて逃げるという一面が確認された模様。
実際のサメ同様に凶暴なイメージばかりが先行し、意外と臆病な性格というところはあまり知られてない、ということか。
設定からしてロケットずつきが似合う(そして覚えられる)ポケモンなのだが、技の説明が『頭を引っ込める』と甲羅を持ったポケモン向けの技であった事を示すものであったため、使うと違和感が凄い。バトレボの実況でも『首を引っ込める』とある。…冷静に考えるなら、口吻に力を入れて1ターンチャージしたり、後退する事で助走を付けるとかなんだろう。多分。
アローラ地方では、一時期背ビレが珍重な食料として扱われ、乱獲されたという。キバ自体は乱獲しなくとも自然に取れるため、このキバを大事にとっておけば海難事故に遭わないという言い伝えが残されている。
ゲームでの特徴
RSE・ORAS
- 『RSE』では「すごいつりざお」があれば各地で釣れる。ヒンバスを捕まえるにあたって、ヒンバスが生息場所の100マスの内特定の数マスしか出現しないという非常にめんどくさい設定となっている訳だが、マスの当たり外れに関わらずこのサメハダーと進化前のキバニアはどのマスでも釣れる。そのためかまだヒンバスを捕まえたことの無い(出現マスを特定していない)トレーナーには外道扱いで顰蹙を買うこともしばしばであった。
HGSS
- キバニアがポケウォーカーで出現する。
サンムーン・ウルトラサンムーン
- 本作でひでん技が全廃されたが、代わりにライドポケモンとして登場。ORASの仕様を引き継ぎ、(ラプラスと比べて)移動速度が速く、岩礁を破壊できるが釣りができない。ウラウラ島にて、アセロラの試練後に15ばんすいどうにいるギーマとのイベントで使用可能となる(ちなみにギーマ自身も手持ちにサメハダーがいたりする)。
- また、アローラ地方ではサメハダーをジェットスキーのように乗り回すスポーツも生まれた。
- 野生では「ポニの荒磯」に出現するが、『SM』では釣りで出現するがキバニアが野生で出現するのに対し、『USUM』では釣りでキバニアが釣れる様になったがサメハダーは乱入のみ出現となった。
- 『USUM』ではエピソードRRでアオギリが使用してくる。
ソード・シールド
- ひでん技もライドポケモンも存在しない本作においては当初は登場を見送られていたが、DLC『鎧の孤島』にて追加ポケモンの内の1匹として登場。
- 野生個体がヨロイじま周辺の海にシンボルエンカウントで出現するのだが……なんとこれまでトレーナー達をサポートしてきたその超スピードで、背ビレだけを出した状態で水しぶきを上げながらトレーナーをひたすら追いかけ回してくる。さすがに陸上まで追いかけてくる事はないが、索敵範囲がかなり広い上に自転車のチャージでも最悪振り切れないほどの速度であり、「そんなもんに乗ってないで俺を使え」と言わんばかりの迫力にはちょっとした恐怖すら覚えるかもしれない(実際、プレイヤー達の間でも「野生のホエルオーの大きさに感動していたらいきなりサメハダーに襲われた」とサメハダーに恐怖する声が多数存在している模様)。
- 逆にサメハダーに慣れたプレイヤーからは、島から島への移動手段が自転車しかないのも相まって「しつこい」「邪魔」とウザがられている模様。
- ただし、あまりに速過ぎるせいでサメハダーも急には曲がれないらしく、後ろから来た場合は当たる直前で急旋回、前方から来た場合は当たる直前で斜めに猛ダッシュすれば振り切る事が可能。戦闘を回避したい人はぜひ試してみよう。
- また、海域に点在するポケモンの巣穴を利用するのも効果的。サメハダーが頭からぶつかるようにすればいなくなるので安定して回避できるだろう。
- こういった理由から、2020年6月17日のTwitterにて『鎧の孤島』の配信が開始された矢先にサメハダーがトレンド入りしている。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計値 |
---|---|---|---|---|---|---|
70 | 120 | 40 | 95 | 40 | 95 | 460 |
- 「時速120kmで泳ぐ」なんて設定からいかにもすばやさ特化してそうなポケモンだが、すばやさは95止まり(高い方ではある)。あくタイプらしく攻めにおいては優秀なスペックを持つ一方、防御面はたったの40しかない。典型的な紙装甲アタッカーである。
- 攻撃技としては、貴重な先制技でもあり強力なダメージソースにもなりうるタイプ一致技「アクアジェット」が便利。その他には同じくタイプ一致技の「たきのぼり」、「かみくだく」を筆頭に、「じしん」、「こおりのキバ」などが挙げられる。また特攻も95と低くはないため、「なみのり」、「ハイドロポンプ」もダメージソースとして優秀。実際「たきのぼり」よりも「ハイドロポンプ」の方が最大ダメージは高い。
- ただし、自力では水技を全く習得しないので注意(アクアジェットもキバニアの時点で習得させておくか、思い出させる必要がある)。
- 難点はやはり非常に脆い事。弱点どころか等倍の技にも一撃で倒される事が多いため、保険として「きあいのタスキ」が欲しい。ただ、特性「さめはだ」は地味に強力であり、意外なところでタスキ潰しを行ってくれる。生粋の「ヌケニンキラー」としても恐れられている。
- 夢特性はなんと「かそく」。元々の素早さが高いため、凶悪な性能を発揮する。また、たきのぼりのひるみ効果と相性がよい。
- また、s特化しなくてもかそくで十分な速さが得られ(最速130族を抜く場合Sに148振るだけでいい)、前述の通り技威力の関係で特殊のほうが火力が出るうえ、耐久はないも同然なので性格うっかりや A110C252S148のような通常の育成セオリーから逸脱した育て方が基本となる。
使用トレーナー
ゲーム版
- アオギリ:アクア団リーダー
- カゲツ:四天王(ホウエン)※1
- マキシ:ジムリーダー(シンオウ)※2
- ギーマ:四天王(イッシュ)※3
- ハチクマン:怪人
- ミクリ:ホウエンチャンピオン※4
- ウシオ:アクア団幹部
- イズミ:アクア団幹部
- サターン:ギンガ団幹部
- ※1:『エメラルド』以外
- ※2:『プラチナ』版の「しょうぶどころ」のみ
- ※3:強化後
- ※4:『ブラック2・ホワイト2』のみ
アニメ版
漫画版
- アオギリ➡️シズク(ポケスペ)
- ウシオ(ポケスペ)
番外作品
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
〈レギュラーの手持ち〉
〈ゲストなど〉
- 無印272話
- ハヅキの回想で登場。
- 無印274話
- こちらでは実際に群れで登場している。
- AG編19話「脱出!サメハダーの島!!」
- DP71話
- ポケモンハンターJの部下達のポケモンで4体登場。サトシ一行が川を下っていったのを知った部下により川に放され後を追い、サトシ達のボートを破壊。「アクアジェット」を同時に使いこなしている事から普段からかなり調教されていると思われる。ピカチュウの「10まんボルト」で倒された。
- DP91話
- サマースクール編最後のトライアスロンにて、湖の競技でヒカリが使用したポケモンで登場。
- SM5話
- ヤドンの尻尾に話が終わるまで噛みついている。
その他
DP | 77話 |
---|---|
XY | 1話・22話・27話(電子掲示板) |
SM | 2話・13話・31話・71話・90話・126話 |
劇場版 | 裂空の訪問者・蒼海の王子・破壊の繭とディアンシー・ボルケニオンと機巧のマギアナ |
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 13章でアオギリの手持ちが初登場しレッドのフッシー(フシギバナ)と戦うも敗北。アオギリがマツブサと共に小隕石の1つを迎撃し肉体の限界を迎えた後はシズクに託された。
関連タグ
0318.キバニア→0319.サメハダー/メガサメハダー→0320.ホエルコ
関連ポケモン等
- その他
- バクーダ:対になるポケモン
- ミガルーサ:パルデア地方において水上移動すると真っ先に襲ってくる魚ポケモン。
- ホエルコ:小さい個体に襲いかかる事があるらしいが、一丸となったホエルオーに追い払われる事もある。
- ラプラス:かつて乱獲されて絶滅危機に瀕したポケモン。SM時点では大事にされすぎて数が増え過ぎた。
- ゴルダック:赤い玉に触れると神通力を得られるとの噂から乱獲された過去がある。
- アブソル:「災いをもたらす」と忌み嫌われた一方でツノが災いを感知するとウワサされ狙われた事がある。
- ベトベター/ベトベトン:当初は環境汚染などから多く存在していたが、時代につれて絶滅危機に陥っている。
- オドシシ:美術品目的でツノが狙われ、絶滅寸前に追い込まれた事がある。
- ラブカス:ハート型のウロコを持っていると恋人ができるとウワサになり乱獲された事がある。というか、プレイヤーにも乱獲されてる。