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インクリングの編集履歴

2023-09-26 21:38:27 バージョン

インクリング

いんくりんぐ

任天堂のゲーム『スプラトゥーン』シリーズのプレイヤーキャラの総称。

概要

スプラトゥーンシリーズに登場するプレイヤーキャラ、あるいは登場種族。通称『イカ』。

ヒトの姿に変身できる不思議なイカで、墨の代わりにカラフルなインクを体内に有する。ヒトの姿でインクを塗り広げ、イカの姿で自分の色のインクの中に潜って泳ぐのが特徴。水に入ると溺れる。極めて多様性に富んだスプラトゥーン世界の主要種族でもあり、オス(ボーイ)とメス(ガール)が存在する。

イカくん

ボーイのインクリング

スプラトゥーン!!!

ガールのインクリング


元は我々の知る普通のイカで海棲生物だったが、あるときから陸地を目指すようになった。段階的な進化によって肺呼吸や高度な知能と運動機能を獲得し、空気中での活動に適応して上陸。その後の進化でヒトの姿に変化する擬態能力を獲得し、海に変わって陸で生活するようになったのが始まり。


イカと同時期に魚類、刺胞動物、海棲甲殻類なども進化して上陸しているが、スプラトゥーンの世界ではイカとタコが特に高い知能を有するとされる。現在では高い水準の知的活動を行うことで、ある種の進化の頂点に上り詰めている。

高い自己顕示欲とナワバリ意識を本能としており、これを発散すべくナワバリバトルというスポーツに熱中している。


生態

外見

本来の姿はイカ形態であり、個体差があるがおおむね14歳からヒト形態に変身できる。このためナワバリバトルに参加するのは14歳頃からで、作中に登場するイカは基本的に14歳である。

イカ形態ではインクの塗られた地面に潜り、インクの中を高速で泳ぐことが可能。インクが塗られていれば壁さえも泳いで登ることが出来る。ヒト形態になると移動速度は遅くなるが、代わりに様々な道具やブキを扱えるようになり、衣服(作中ではギアと呼称)も身につけられる。

インクリング(イカ形態)

⇑ イカ形態


ヒト形態では頭にカラフルな髪が生えているように見えるが、これは髪ではなく頭部から生えている触手と触腕(ゲソで、触腕の裏側にはイカの吸盤が存在する。が、ややこしいので公式でも頭の部分は髪と呼称される。

我々の知るイカは10本足だが、イカ足の数はヒト形態にも引き継がれている。ヒト形態の手足とゲソを数えてみると、手足で4本、後ろ髪で4本、ガールは横髪、ボーイは括った髪で2本、合計すると10本になる(参照画像


スプラトゥーン2』以降は髪形(ゲソ形)もファッションとして浸透し始めているようで、ゲソを結んだり纏めたりした様々な髪形が出始めている。

ある時ひとりのイカが「ゲソをカットしたらイカすんじゃね?」と思いつき、ゲソを切ったり炙ったりと過激な加工をした髪形も生まれたが、切っても炙っても痛くはないらしい。

彼らにとってゲソを加工するのはネイルをいじる程度の感じなのだそうだ。ちなみにゲソを加工してもイカ形態時の容姿に変化はない。


加工した髪型の一例

水色ガールちゃん

⇑ ゲソの先端を切り落した髪型(ぱっつん)

スルメイカスタイル

⇑ ゲソの先端を炙った髪型(むぞうさ)

スプラトゥーン

⇑ ゲソを三つ編みにした髪型(ミツアミ)


そのほか耳のような三角形の部位はイカのヒレに相当するエンペラ、下の歯が尖った八重歯状の歯はイカの顎に相当するカラストンビの形となっており、元が我々の知る本来のイカから進化した種族なので、それらの特徴を引き継いでいる。

指先は断面が四角くなっていて爪もないが、これはイカソーメンを意識したデザインのため。一部の髪形で見られる前髪(前ゲソ)もイカの刺身が意識されたデザインであり、断面が四角くて厚みのあるものとなっている。


目の周りが大きな隈でもできているかのように黒くなっているが、これはパンクロックのミュージシャンなどがする目元を黒くするメイクを意識したデザインらしく、本来のイカとは関係なかったりする。ゲッソーを意識した訳でもない(むしろ開発陣はゲッソーの存在を忘れていた

1度は思うこと🦑🦑🦑

しかし目元を黒くすることで、野球選手などがするアイブラックのように光の反射による視覚阻害を抑制する効果があると推測され、陸上生活に適応した結果であると思われる


また、元海棲生物のためか、公式イラストでは目にハイライトがないことが多く、いわゆる死んだ魚の目で描かれることが多い(公式のアートワークを見ると分かりやすい)。これはイカが我々哺乳類などと異なる目をしていることを区別するためのデザインだという。

ただし漫画版などではその限りでなく、特に公式で漫画版キャラのイラストが描かれた際は、目にハイライトが付けられている(参照



イカ・ヒト形態

イカはヒト形態時にブキを使用してインクを塗ることが出来るが、歩行速度はやや緩慢で素早い移動ができない。しかしイカ形態になることでインクの塗られた床に潜り、中を泳ぐことでヒト形態時の2倍近い速さで移動が可能となる。インクが塗られていれば壁も上ったり、金網ならすり抜けることができる。


さらにイカ形態では、インクを勢いよく噴射して空高く飛ぶ「スーパージャンプ」を行うことで長距離を移動できる。スーパージャンプはバトル中などに仲間の元へ駆けつける際に行うほか、バトル以外でも電車移動の代わりに行われる模様。中には司令のようにヒト形態のままスーパージャンプするイカもいる。

ちなみに現実のイカも空を飛べる。信じられない人は「イカ 飛ぶ」や「トビイカ」で検索してみてほしい。

スプラツンまとめ

⇑ インクを噴射してのスーパージャンプ


この特性のせいかイカは作中で高所から落下してもケガをする描写がない。バトルやヒーローモードでビル10階分以上の高所から落下しても平然と着地し、より高い場所から落ちても気絶する程度(クレーターからオルタナに落下した際の新3号など)。

しかしそれでもアオリのように高い所が苦手なイカが存在するほか、バトル中にステージ外へ落下すれば自滅とみなされ、空中で身体が霧散してスタート地点に送り返される。


また、基本的にイカ形態の方が高い運動能力を示すが、インクの無い場所では泳げずヒト形態よりも動きが傲慢となる。そしてイカが潜れるのは自身と同じ色のインクだけである。異なる色のインクの上ではイカ形態になれず、ヒト形態でも足を取られ、それどころか少しずつダメージを受けてしまう(この状態でも相手のインクを浴びない限りは倒されない)


ヒト形態でも身体能力が低い訳ではなく、例えばイカ達はハイドラントダイナモローラーといった、自身よりも明らかに大きく重たそうな重量級ブキをヒト形態で軽々と振り回してバトルしている(ただしハイドラントでバトルした翌日は、筋肉痛で休むイカたちが多いらしい

さらに初代『スプラトゥーン』のミステリーファイル5によると150cmを超える跳躍力を備えることや、100m先を見られるほどの優れた視力も併せ持つことが記述されている。



インク

初代『スプラトゥーン』のミステリーファイル5によれば、イカは「インク袋」という器官を体内に有しており、インクを高濃度で圧縮貯蔵することが出来る。インクはイカのに相当するものだが、我々の知るイカのように自分で吹くことはなく、ヒト形態時にブキという道具を使用して放つことになる。


インクはブキを使うことで発射し、床や壁に塗ることができる。しかし数分ほどすると、空気中の微生物などの活動で綺麗さっぱり消えてしまうらしい。他にも急激な温度変化で爆発する(例えばエクスプロッシャーは加熱したインクを放ち、トライストリンガーは瞬間冷却したインクを放つことで、着弾点に爆発を起こす)。

そして上記のように液体でありながら圧縮できたりと、かなり特殊な物質でもある。ちなみにイカリング2の塗りpチャレンジからイカの貯蔵インク量を計算したところ、インクの塗り厚さを1cmと仮定した場合、1400リットルと同じ密度なら重量1.4トン)のインクを貯蔵できるという計算結果が出されている(参照動画。ちなみに色々仮定してイカの体重も求めたら14.1トンになったらしい)。どんだけ圧縮したんだ……?


またバトルに際しては、下のイラストのように「インクタンク」と呼ばれる容器をイカは背負い、インク袋と別でここにもインクを溜める。だがインク量には限りがあり、インクを放ちすぎるとインク切れを起こしてしまう。

スプラ8周年おめでとう🎊

インク切れの際はインクの中に潜ることでインクを補充する。ヒト形態でもインク量は少しずつ回復していくため、インクを生成する器官もイカたちは持っているようだ。

補充したインクは体内から手首を介してブキに供給される…… という話もあるようだが、インク供給の仕組みはよく分かってないらしい。


インクの色はバトルをする際など状況に合わせて変更でき、色を変えると頭のゲソも同じ色に変化する。中には、下のイラストのヨーコ(「カレントリップ」「YOKO HORNS & FRIENDS」等)のようにゲソごとの色を個別に変えられる特異個体もいる。ただ、この体質が役立ったことは特に無いらしい(ハイカラウォーカー250ページ)

新曲すき

その他インクに関する特徴として、初代イカすアートブックの105ページによれば、イカは興奮状態になると膨大なインクを生み出すとされる。興奮状態になった際には頭のゲソがキラキラと発光する。バトルなどで発動されるスペシャルウェポンはこのとき生成されたインクを利用している。


さらにイカすアートブック3の46ページによれば、インクは飲むこともできるらしい。

ただしこれは自身と同じ色のインクの話で、初代イカすアートブックの129ページでは相手のインクが口に入ると大変不快とも説明されている。とはいえイカすアートブック2の77ページによれば、仮に飲みこんでも無害なので身体に影響はないようである。


齢を重ねると貯蔵できるインク量も衰えていくのか、「インクを溜められなくなった」という理由で前線から退いた老イカもいる。なお、イカは50才を過ぎた頃から天日干しという行動を取って保存性を高めるようになり、それによって驚くほど長生きすることもできる。


ちなみにイカの体液全てがインクという訳ではないらしく、とあるイカが涙を流した際は、涙がインクと異なる無色透明の液体となっていた。涙以外の体液に関しては不明。

インクか否かは分からないが、シオカラーズによるモズク農園のステージ紹介にて「バトル後は汗だくになる」と言及されているため、イカはもかくようである。



溶ける・破裂する身体

イカは自身と異なる色のインクを連続で浴びると身体が破裂し、浴びたのと同じ色のインクを四散して倒されてしまう。

全身を押し潰されたり(タコツボックスやナベブタ)、フライパンで殴られまくったり(シャケ)、超音波を浴びせられたり(メガホンレーザー)といったインク以外の一部攻撃でも破裂して倒される。

しかし倒されても、付近のスタート地点から即座に復活する(ヒト形態時にやられるとブキやギア等の装備品をその場でばらまいてしまうが、復活時には装備品ごと復活する)


復活の手順として、まずイカが倒された場所からイカのシルエットをした半透明の光る何か(便宜上タマシイと表記)が出現する。タマシイは空中に浮遊した後にスタート地点へ吸い込まれ、その後にスタート地点からイカが元の状態となって復活するようになっている。

バイトでは「救命ウキワ」と呼ばれるインクタンクを兼ねた装備にタマシイが留まり、味方のインクを浴びることで身体を復活させる。

救命希望

⇑ 救命ウキワと救命ウキワに留まるタマシイ


現状、タマシイの正体は不明。

非公式の考察だが、我々の知る本来のイカには「液胞」というものを持つ種族が存在し、液胞に塩化アンモニウムを蓄えることでイカは浮力を得るのだが、これが妙な具合に進化して空中に浮くようになり、さらに記憶を引き継ぐために脳細胞か何かがくっついてタマシイになったのではなイカ?と考える人がいたりする。


また、インクの中に潜れるため泳ぎは得意だが、イカなのになんと水が苦手。泳げないどころか浸透圧の関係で水に入ると身体が溶けてしまう

これはインクリングがイカとヒトの形態を素早く切り替えたり、金網をすり抜けるようにするために身体が表面の皮膚以外ほぼ液体に近い構造で、身体全体が水に覆われると水圧で皮膚から体の中身が「脱げてしまう」のだろう。


にも拘わらずプー温泉でバトルしたり、船やヘリで海上の隔離地域に出る危険なバイトに興じるイカもいたりする。

どうやらイカ達はわざわざ水上でバトルしたがるらしい。だとしてもバトルはともかく、バイトの方に関しては命知らずとしか言いようがない。


もっとも、プールや温泉に関しては身体全体が水に覆われなければ溶けないから入れるのではなイカ?という説もある。実際、ムツゴ楼のステージ紹介でテンタクルズ足湯に関する言及をしていたり、ハイカラウォーカー84ページに、「いまから試射をするんですけど、それが終わったらこのスロッシャーで足湯をする予定です」というイカガールの発言が記述されていることから、少なくとも足湯くらいなら問題ないようだ。


また、イカすアートブック2の58ページに掲載された、マヒマヒリゾート&スパでバイトするイカの設定画に「インクサーフで生計を立てている」というメモ書きがあり、もしかしたら水に入れないイカ達専用にインクのプールや風呂という概念が存在するのかもしれない(といってもただのメモ書きなので、没設定になっている可能性も十分考えられる)



思考・性質

思考に関してはだいたいが単細胞楽天的にして享楽的。イカならではの柔軟性で、大胆な動きと繊細な感情表現とを両立し、全身を使って意思疎通をする。

享楽的が故に早起きは苦手。過去にはタコ戦争になった際、勤勉なタコ陣営に対してイカ陣営側が「朝早く起きれなかった」という理由で緒戦で敗北する失態を犯している。


一見するとおバカ……と思いきや知能は相当優れているようで、作中の海洋生物の中ではタコと同じく特に高度な知能を持つとされるほか、現在の文明もイカたちが築いたとされており、普通に知能が高いような記述が多い。

その証拠に、『3』のヒーローモードとある3人のイカ達が「オタカラ」というガラクタ同然の機械群をノリと勢いだけで組立図も無しに短時間で組み上げちゃんと使える代物として完成させるという、我々人間の技術者も真っ青な描写があったりする(しかも3人とも熟練技術者ではなく20代の若者である)。知能面では全く侮れない。


さらに、享楽的だが「イカしたこと」には並々ならぬ集中力と努力を発揮するとされている。ナワバリバトルに熱中したり、アートブックによると、モテるために部屋をいつも片づけたり、オシャレのために制服のカーデの裾を伸ばしてスカートの丈を詰めることに努力して遅刻したり、といった一面も併せ持つ。中には勉学に励むイカの学生もいる。

これらの特性を活用しているのかは不明だが、イカたちは後述するように人間と同等かそれ以上の高度な文明社会と文化を築き上げている。


しかし享楽的な性格が故か、「物事をつなげて考える能力」は致命的なほど欠落しており、イカの一人であるヒメが指摘されるまで相方のイイダを同族だと思い込んでいたり(イイダの本当の種族はタコ、指摘された後はすぐにヒメも気が付いた)、旧世界の遺物を研究室で雑に管理したせいで、掃除中に事故を起こしている

記憶力の方は悪くないらしく、上記のヒメがイイダについて指摘された場面では、ヒメが過去に習ったタコの特徴をすぐに思い出している(ヒメはその段階でタコの特徴がイイダに当てはまることにようやく気付いており、やはり物事をつなげて考えるのは苦手なようだ)。


種族全体の性質としてはおおむね反抗的で、あえて反社会的な行動を取って存在をアピールしたがる習性がある。しかし芯は弱く、あまり根性はない

また、バトルやバイトでは即席の4人チームを組んで臨んだり、そのバトルやバイトでは「カモン」「ナイス」等の少ないシグナルだけでコミュニケーションを取ったり、前述のタコとの戦争では階級制と兵科のある軍隊を編制していたり等、反社会的な行動を取りたがる割には、きちんと社会的な行動を取れるようである。


ナワバリ意識が強いため、ナワバリバトル以外でもナワバリを示すため看板に落書きやステッカーを貼る行為を本能的にやってしまう模様。

また、海に居た頃の名残か強い光を見るとつい気になってしまうらしい。流石に光についていく程ではないようだが。


ほかにも、イカでありながら利己的な性格の同じイカ達に怒りを感じ、同族嫌悪を起こしているイカ達も居ることが公式から明かされている(先述したショッツル鉱山の「No.9」のこと)。



その他

イカは生まれた当初はイカ形態で、14歳頃になるまではイカとヒトの中間のような姿の形態にしかなれないらしい。それまでナワバリバトルはおあずけである。

しかし、ヒト形態になれる年齢には個体差もある事がアートブックに明記されている。実際、初代『スプラトゥーン』と『2』のミステリーファイルにシオカラーズの2人やヒメの幼少期を写した写真が載っているが、どちらも既にヒト形態になっている。

その他の年齢による変化として、アタリメ司令「Squid Squad」「合食禁」のベーシストのIKKANなど、ボーイのイカは加齢とともに顎や口周りにヒゲのような何かが現れるようである。

夏がきよったぞィ!

⇑ アタリメ司令。口周りにヒゲに似た何かが生えている

合食禁

⇑ 合食禁のIKKAN(右)にも、顎にヒゲに似た何かが生えている


また、インクリングは本来のイカと同様、骨が存在しない。ゆえに骨折などはせず、高所から落下してもケガをしない理由はこれなのだろうが、どうやって体形を維持しているのだろうか……? ただし骨伝導イヤホンに類似した形状のギア「甲伝導エンペラEP」の存在から、骨は無いが甲は存在することが示唆されている。

また声帯を支える骨を筋肉で代用しているためか、イカの声は若干震えたような感じになる。これは作中のタコも同じ。


基本的には我々の知るイカの特徴を引き継いでいる彼らだが、上記のとおり進化の過程で肺呼吸になっている。また、お腹にヘソらしきものがあったり、サントラであるSplatuneの冊子より「Squid Squadの曲を胎教に使いたい」という記述からおそらく胎生になっていると思われる。

前述したように汗もかくことから、人間のように発汗で体温調整をしているとみられ、現実のイカと異なり恒温動物になっている模様。


ちなみに頭部のゲソを切っても炙っても痛くはないと前述したが、初代イカすアートブックの129ページに「液体とはいえ高速射出されたインクが当たると、びっくりするほど痛い」と記述されていたり、『2』のヒーローモードでホタルがヌリヌリ棒について「当たると痛いかんね」と発言するので、痛覚は持っているようである。

痛覚が無いのは頭のゲソだけで、それ以外は痛みを感じるようになっているのだろう。


また、基本イカのゲソは10本だが、ウツホのようにゲソが8本と思しきイカが居たり、ショッツル鉱山を拠点とするカラーギャング「No.9」のリーダーのイカは足が9本という公式設定がある等、10本足以外のイカも存在している。どちらも何故ゲソ数が他と異なるのかは不明である。また、ゲソをカットした髪型が登場して以降は、10本足以外のイカも普通に登場している。


このほかバトル中にナワバリマップという、バトルステージのミニマップをイカ達は開いて視ることができるのだが、サーモンランのバイトマニュアルには、バイト現場周辺は謎の磁場の乱れがある、とした上で「磁場の乱れにより、感覚器官に影響があります。ナワバリマップによる周囲の探索はできず、ナワバリマップを使ったスーパージャンプも使用できません。目視による探索に集中してください」と記述している。

つまり、バトル中にイカ達が開けるナワバリマップは視覚聴覚と異なる感覚(我々で言うところの第6感)であることが示唆されている。



ナワバリバトル

ナワバリバトル

スプラトゥーンらくがき

イカたちの間では「ナワバリバトル」と呼ばれるスポーツが存在する。これはインクを使った縄張り争いともいえる競技で、8体のイカが4対4で2つのチームに分かれて行う。ブキと呼ばれる道具を使ってバトル用のステージにインクをまき散らし、チームでインクを塗り合ってナワバリを広げ、塗った面積の広さを競い合う。


バトル毎にメンバーやチームはランダムに決まるが、イカ達はバトル毎に各チームの色に合わせてインクの色やゲソの色を自由に変えることができる。通常は相手チームと対照的な色に変化することにより、お互いのナワバリを明確に区別する。


スプラトゥーンの世界では2000年前から存在する歴史あるスポーツだが、現代のイカの若者たちの間でもスポーツとして、あるいはそれ自体がイカしたファッションとして流行中。ハイカラウォーカーによれば古代のスポーツに例えるとナワバリバトルはサッカー、ブキはボールくらい簡単に触れることが出来るものらしい。


ナワバリバトルにはイカ達の本能である高い自己顕示欲とナワバリ意識を発散する効果もある。このため、もしもナワバリバトルが無ければイカ達の闘争心を抑えきれず、本当のナワバリバトルが起きてしまうとも言われる



ガチマッチ

ナワバリバトルの他にも「ガチマッチ(バンカラマッチ)」という特殊なバトルが存在しており、こちらに興じるイカたちも多い。


ガチマッチは当初、ナワバリバトルで満足できなくなったイカたちがひっそりと始めたバトルで、複数のルールが存在する。

ステージ内の指定されたエリアを確保した時間を競うガチエリア、ヤグラを相手陣地まで運ぶガチヤグラ、ガチホコを相手陣地まで運ぶガチホコ、ガチアサリで相手陣地のゴールを破り、ゴールにより多くのアサリを投げ入れて競うガチアサリなどの特殊なルールで競い合う。


当初はアンダーグラウンドな雰囲気が強く漂い、観客のクラゲたちがいない場所でひっそりと行われていたようだが、数年後からは多くの人々に認知され、観客だけでなくスポンサーの企業まで現れるようになっている。


イカ以外の種族も参加できるらしく、ハイカラウォーカーではの竜-Chan(SashiMori)、オコゼのクゼ(Hightide Era)、フグのブロウ・ボトム(From Bottom)などの魚類の種族がガチホコチーム”高架下バスドラム”の一員であると記載されている。

もっともこれは設定上の話であり、ゲーム中ではイカとタコ以外の種族がバトルに参加する様子をみることはできない。

高架下バスドラム

⇑ ガチホコチーム”高架下バスドラム”。左からフグのブロウ・ボトム、の竜-Chan、オコゼのクゼ


文明

技術

イカ達は単細胞かつ楽天的にして享楽的な思考でありながら、その知能の高さを活かしてか、文化・知的・技術水準を侮れないレベルで発展させている。


独自の言語や建築を築き、都市圏まで形成するほど文明を発展させ、人類の文明をなぞるようにして高度に発達している。

巨大な高層ビルが乱立する大都市圏を形成していたり、ジャンボジェット級の大型旅客機やヘリコプターが街の上空を通過するのが作中で確認できるため、高層建築技術や航空技術といった高度な技術も有しているらしい。自動車や電車、高速道路や鉄道路線なども見られるので交通網も発達しているようだ。


通信IT技術に至ってはインターネットやイカ型のスマートフォン(イカホ)、動画や画像の投稿サイトにSNSまで普及させているほど

それどころか初代作のミステリーファイル22に宇宙開発をしていることを示唆するような記述が載っていたりする。『3』のヒーローモード終盤の展開やイカすアートブック3の86ページの説明から宇宙服も存在するようなので、イカ達には宇宙開発をするだけの技術もあるのだろう。


さらには、地形を破壊せずに指向性のインクや音波を貫通させる技術(ハイパープレッサーメガホンレーザー等)だったり、スポーツ競技に使用できるミサイル(トルネードマルチミサイル等)、変形できる多脚戦車カニタンク)、発電能力を有するぬいぐるみ(デンチナマズのぬいぐるみ)など、人類に無い技術すらも持ち合わせている。


作中ではイカとタコが特に知能が高く、文明を築いたのもイカタコと作中で明記されているので、恐らくはイカ達が主導して開発した技術なのだろう。

一方、イカ達と共存しているカブトガニの種族がブキの一部を開発した例もあり、どれをイカ達が開発し、どれを他種族が開発したかはハッキリしない。イカ達の享楽的な性格から考えて、ほとんどの技術を他種族が開発した可能性もある(しかしイカ型のスマホ「イカホ」などは、他種族がわざわざイカ型にするとは思えないが……)

あるいは10代20代の若者のイカ達ではなく、作中にほとんど登場しない「大人のイカ達」が開発したのだろうか?



文化

イカ達は文化面でも抜きんでており、縄張り争いをナワバリバトルとしてスポーツ・レジャー・ファッションに昇華させたり、ファッションやダンス、音楽や演奏など「イカしたこと」に夢中で、果てはイカ文化を牽引するアイドルまで出現している。

最近では若者の間でSNSや自撮りがブームになっており、イカした写真を撮る為にイカホを使っている光景がそこかしこで見られる。


美術館美術大学が存在したり、ハイカラニュースでの会話内容から映画、ドラマ、特撮、有名なマスコットキャラクターが存在し、『3』のオキモノに漫画、文庫小説などがあることから創作文化も盛んなようだ。

ゲーム文化も盛んで、アンチョビットゲームズなどのゲーム制作会社が存在し、イカラジオ等のアーケードゲームやナワバトラーなどのカードゲームが流行っている。さらに『3』ではゲーがオキモノとして登場する。

スポーツ文化についてもナワバリバトル以外にサッカー、野球、バスケ、スノボ、BMX等の存在が各種ギアやステージなどの存在から示唆されている。各競技にはプロチームも存在するようである。


新しいものは割と興味津々に受け入れる風土でもあるため、数年前にオクタリアンが電波ジャックを行い、DJ Octavio作曲の音楽を流して挑発を試みた際も「なんか新しい感じの音楽」と話題になるだけでさして騒ぎにはならなかった(それどころかノリノリであった)。

また、仮に目の前にオクタリアンが現れたとしても後述の因縁など誰も覚えていないため「なんか変わった髪型・ファッションの人」としか思わない。それゆえ、街がタコで溢れかえったとしても「新しい流行り」と普通に受け入れてしまうので、実際に『2』からはヒト型に変身できるタコがイカ世界に増えつつある。


一方で、ムツゴ楼クサヤ温泉などのように神社寺院を象った建造物があったり、バンカラ街にも鳥居があるのが確認でき、甲冑忍者装束を元にしたギアがある、一人一人の名前が日本人名だったりと、なにかと日本の伝統的な和文化の名残りが数多く見られる。

これはイカ達が文化的なことを大切にするから、というのが理由らしい。


また、言語として『イカ語』という独自の言語がある。プレイヤーである人間にはパッと聞いて何を言ってるのかわからない言語であり、イメージはおべとも学園ピングー語に近い。文字も存在しているが、なんとなく漢字や仮名、アルファベットをくだいたような文字列が並ぶだけで、我々が見ても読むことは出来ない。


国家や自治体の概念もあるらしく、ハイカラウォーカー245ページのWARABI(合食禁)の「年間20ヵ国以上を渡り歩き、~」という説明より最少でも20ヶ国以上の国家が存在する模様。さらにイカすアートブック3の163ページには国際ナワバリ連盟というナワバリバトル関連の国際組織(筆頭スポンサーはバトロイカ)まで登場している。

他にもハイカラウォーカーではフォーリマ系のギアのいくつかが軍放出品や軍使用品と紹介されているので、何らかの軍事組織も存在するらしい。マンタマリア号のステージ外に保安船が居ることから警察組織も存在するようだ。バイトマニュアルによればシャケとの許可なき接触を禁じる法律があるとのことなので、法律も整備されている模様。

とはいえこれらの国家の概念が作中に表立って登場することは当然だが無く(強いて言えばイカ世界のJAMSTECが登場したが、これは現実のJAMSTECとのコラボフェスのため)、作中の舞台がどこの何という国かすら明かされることはない。


また、クラゲイソギンチャクなどの刺胞動物、カニエビなどの海棲甲殻類、その他にオオデンチナマズを筆頭とする魚類など多種族と共存しており、オクト・エキスパンションの前後からは(当人のイカたちは気づいてないが)人型のタコとも共存するようになっている。

しかし種族間対立が無い訳ではなく、地下世界のタコと敵対関係が続いており(ただし大半のイカから存在を忘れ去られている)、さらにシャケ族によってイカたちの生活圏が侵略されたり、逆にイカたちがシャケたちのナワバリに攻めてエネルギー資源の魚卵を強奪するバイトが行われたりしている。



「カミ様」

インクリングたちの間では「カミ様」と呼ばれる存在が居ると思われており、カミ様は定期的にお告げを出し、そのお告げは我々のよく知るFAXのような機械から紙で出力される。ちなみに「神様」ではなく「紙様」である

『スプラトゥーン』ではシオカラーズが、『スプラトゥーン2』ではテンタクルズが、『スプラトゥーン3』ではすりみ連合が、カミ様からのお告げが出力された事をニュースとして報じている。


そのカミ様からのお告げの内容はというと、『朝食はどっち派?「ごはん」VS「パン」』や『おにぎりの具といえば? 対決「ツナマヨネーズ」VS「紅しゃけ」』など、日常での話のネタにするような2択問題である。

その質問に対し、イカ達は聞かれたからにはなんとなく答えておこうという事で、テーマの二陣営に分かれたナワバリバトルを行う「フェス」というイベントが開催されることになる。


実はカミ様のお告げは1万2000年前に滅びた文明が発した電波で、FAXがこの電波を受信することでフェスが始まる。この電波が具体的にどのように発せられているかは不明だが、ファミ通のインタビューによると、地球から6000光年先の惑星の表面で反射してきた電波、あるいはボイジャーのような宇宙機に積まれた発信機が、宇宙空間から電波を発しているのでは…… と説明されている。


ちなみにシリーズ初代作の第6回フェスのお告げ内容は「イカvsタコ(くら寿司とのコラボ企画)」であり、イカとタコどちらが美味いかをシオカラーズが語り合うというシュールな光景が見られた。


名称

「インクリング(Inkling)」は、Ink(インク)に「~に属するもの、~の種族」を意味する接尾辞-lingをつけた造語である。

元々は、イカに属する者という意味合いで、イカに接尾辞-lingをつけて「イカリング」とするダジャレをやるつもりだったらしいが、主人公そのものを表す要素はできる限り全世界で同じ言葉で表現するという任天堂の方針から、日本語話者にしかダジャレの意図が理解できないイカリングは没にして、日本人でも英語圏の住人にも通じる「インク」という言葉を使ったインクリングになったと言われている。

(ちなみに主人公そのものを表すわけではない要素については、各国向けにローカライズされた固有名詞が使われている。具体例ではシオカラーズの記事あたりを参照)


もっとも、この名称が発表されるまでユーザーは「イカ」「イカちゃん」などと呼んでおり、ひいては開発スタッフも「イカ」と呼んでいたため、スマブラ参戦までは『社長が訊く』で苦笑が出るほど知名度の低い名前になってしまった。それ故、「ニャニャニャ!ネコマリオタイム」にてクイズになったことがある。


2018年までに発売されたamiiboの商品名も、日本では「ガール」「ボーイ」「イカ」であり、「インクリング」の呼称はついていない。

海外ではamiiboは「Inkling boy/girl/Squid」という名称で売られており、結果として日本国内よりは一足早くインクリングという名称が定着している。


日本国内で「インクリング」の名前の知名度が高まったのは2018年に発売された『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』の存在が大きい。当作ではスプラトゥーンのキャラクターが「インクリング」名義で参戦している。そしてスマブラSPはそれまでのスプラトゥーンシリーズをはるかに超えるヒットを記録した化物タイトルである。そういうわけで、今までスプラトゥーンシリーズに触れたことのなかったライトユーザーたちに「インクリング」の名前が浸透したのだ。

そんなわけで、スプラトゥーン3以降に発売されたamiiboは日本でも「インクリング」「オクトリング」名義になっている。


外部出演

マリオカート8 デラックス

バトルのハイライト!

ドライバーとして『ガール』『ボーイ』名義で参戦。

ガールの方は準軽量級でネコピーチむらびと(女の子)と性能を共有している。ボーイの方は中量級でタヌキマリオやむらびと(男の子)と性能を共有している。

また、ガール・ボーイ共々色違いが3種用意されており、ガールはオレンジ、ライムグリーン、ピンクが、ボーイはブルー、パープル、ターコイズが用意されている。

また、コラボレーション機体として『スプラバギー』『トルネード』が、コラボレーションコースとして『デカライン高架下』も追加された。


大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL

ファイターとして参戦。


スプラシューター」「スプラローラー」「パブロ」「バケットスロッシャー」「ホットブラスター」「スプラッシュボム」などのブキを使い、相手ファイターをフィールドごとインクまみれにして勝利を狙う。


詳しい解説はインクリング(ファイター)を参照。


関連項目



イカワイイカ
Eyes of the Storm

外部リンク

インクリングの裏設定について言及したインタビュー記事の一覧。


インクリングの歴史(ネタバレ注意)

本項目にはシリーズの収集要素『ミステリーファイル』の重大なネタバレを含みます。ヒーローモードのメインストーリーにはあまり関わりのない情報ですが、ミステリーファイルをこれから集めたい方、Splatoonシリーズの世界観についてネタバレを食らいたくない方には閲覧をおすすめしません。





















イカ、全てがネタバレです。

こうかいしませんね?


▶︎はい

いいえ























スプラトゥーン世界は、我々人類が滅亡した約1万2000年後の未来の地球である。


詳細な時系列 ⇒ スプラトゥーン世界の歴史



人類の滅亡(約1万2000年前)

約1万2000年前、人類の技術発展は繁栄をもたらすだけに飽き足らず、全世界を巻き込む争いへと発展。争いは長期化し、さらに海面上昇や火山噴火などの天変地異がこれに重なったことで地上は汚染され、人類含む地上生物の大半は死滅した。


だが一部の人類は、爆発的な噴火で生まれた地下空洞に逃げ延びる事で絶滅を免れていた。彼らは過ちを繰り返さぬべく聡明な科学者たちをリーダーとし、集団生活を開始。大空洞を巨大地下シェルターへと整備し、第二の故郷「オルタナ」と名付けた。

オルタナの空洞内には海から流れた海水が溜まっており、イカ、タコ、クラゲなど様々な海洋生物が繁殖していたことで、生き残った人類はそれらを栄養源として重宝していた。


ある程度時が立ち、科学者の一人がイカの体液から液晶の生成に成功する。この液晶は生物の発する微弱な電気信号に反応して色を変化させ、見る者の脳波を解析して望んだものを映し出す夢のような液晶だった。

この夢の液晶を人類は量産し、オルタナの内壁に張りめぐらせ、かつて人々が地上で目にしていた光景を液晶に映し出させた。人類は、長い地下生活から再び空を見えるようにしたのだった。


だが、液晶の空で満足しない者もいた。オルタナで生まれ育った若き科学者たちは、偽物でない本物の空を望み、新天地を目指すロケットの建造に着手。老科学者たちの反対を押し切ってロケットを完成させた。

ところが打ち上げの最終テスト中、悲劇は起こる。ブースターの試運転により強力なエネルギーを浴びたオルタナ内壁の液晶が突如として暴走。このとき内壁の一部が崩落して居住区を直撃し、さらにライフラインを復旧不可能なレベルに破壊されたことで、オルタナの人類はあっけなく滅亡した。



軟体世紀の始まり

オルタナに逃げてから恐らく1世紀も保たず、人類は滅んでしまった。だが内壁の崩落時、長きにわたって人類の思念を受け止め続けていた大量の液晶が流出して海水と混合。オルタナの海に棲む海洋生物の体内に、液晶が少しずつ浸透していったのである。


液晶に焼き付けられた人類の思念を受け止めた海洋生物たちは、やがて人類が空や地上に抱いていた憧れと似た感情を芽生えさせる。

感情は彼らを加速度的に進化させ、陸上での生活を可能にさせた。空気中での活動にも適応し、知能は著しく発達。種によっては擬態能力までも獲得した。


やがて海洋生物たちはオルタナから地上へと脱出。彼らは各地に散り、様々な文化を生み出した。中でもイカとタコは特に高度な知能を持っており、瞬く間に世界中で強い影響力を持つようになった。


出オルタナから5000年後。

現代を生きるインクリングの始祖となる特異な個体が誕生する。始祖となった個体は預言者として数々の啓示を授かり、同族たちに伝授。イカたちの文化は空前の発展を見せ、この時代に頭足類の文明の基礎を築いた。

こうして地球はイカやタコなどの海洋生物が支配する世界となり、「軟体世紀」と呼ばれる彼らの時代が始まったのである。


インクリングが人類の姿に似たヒト形態になれたのも、人類と似たような文明社会を築けたのも、すべては人類の思念を焼き付けた液晶がイカたちに浸透し、人類の思念と感情をイカたちに与えたのが原因だったのである。



ナワバリバトルの発祥(本編の約2000年前)

大量絶滅から約1万年後、イカ達の間では2陣営に分かれてお互いの色のインクを塗り合う競技が行われるようになる。これこそ現代のナワバリバトルの原型である。当時のナワバリバトルは現在と多少違えど、4対4で行うなどの基本的なルールをすでに確立していた。


また、当時のイカは自分たちと同じく強い影響力を持っていたタコと共に地上で暮らすようになっていた。当時は種族間で仲が悪いということはなく、ときには種族を超えた交流すらもあった。



大ナワバリバトルの勃発(本編の100年前)

しかしちょうど100年前、再び海面の上昇が起きると残った僅かな土地を巡ってイカとタコの間には軋轢が生じ始め、やがて両者のナワバリを巡り合った大戦争「大ナワバリバトル」が開戦する。


開戦直後は享楽的で早起きを苦手としていたイカ達を、勤勉で朝に強いタコ達が制圧するなどタコ達が優勢だったが、徐々に形勢は逆転。最終的に大ナワバリバトルはイカ陣営の勝利で幕を閉じる。大戦に負けたタコ達は地下の世界へと追いやられた。



そして、イカの時代へ(100年前~)

大ナワバリバトルを制したイカたちは地上の覇者となり、旧世界の生物であるヒトの文明をなぞるように進化を重ね華やかな文明を築く。

現代のイカのワカモノたちは流行の最先端を求め、イカしたファッションとブキを手に、ナワバリバトルに明け暮れる日々を送るようになった。


一方、大ナワバリバトルに敗北したタコたちは、イカ世界への復讐を計画。これが各作品の1人専用ストーリーモードとなる「ヒーローモード」に繋がっていく。

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