「トレセン学園の生徒は仮の姿よ!その正体は……『魔法少女・スイーピー!』」
プロフィール
キャッチコピー | ピュアにダダっ子!絶対魔女になるもん! |
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誕生日 | 5月9日 |
身長 | 139cm |
体重 | 計測断固拒否 |
スリーサイズ | B72・W49・H73 |
靴のサイズ | 左右とも19.0cm |
学年 | 中等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | 草花の名前当て(たまにオリジナル) |
苦手なこと | 箒以外の乗り物 |
耳のこと | 知らない単語はすべて呪文に聞こえる |
尻尾のこと | 手懐けようとした黒猫に玩具扱いされている |
家族のこと | 父親と電話すると、切る前に必ず泣かれる |
ヒミツ | ①パパの言うことだけは絶対に聞かない / ②自分が持っているぬいぐるみ全員に名前を付けている |
自己紹介 | スイープトウショウは変身前の名前!アタシは魔法少女スイーピーなの!これが魔法よ!えいっ!!(ゴンッ) |
CV | 杉浦しおり |
ツンツン駄々っ子な魔法少女。魔女を名乗る祖母の元で育てられ、その影響で魔法使いを目指すようになった。レースで勝てば魔法を体得できると信じている。今は見習いなので、思い通りに行かないと物理で解決しがち。
ワガママで、泣き出すとなかなか止まらない。
(公式ポータルサイトより)
(リニューアル前)
自称「魔法少女スイーピー」魔法を使えると信じ切っており、常に魔女のような恰好をしている。
とってもワガママな性格で、トレーナーの言うことはほとんど聞かず、自分の思い通りにならないとすぐにへそを曲げる。
概要
スイープトウショウは、メディアミックス作品『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。実在の競走馬「スイープトウショウ」号をモチーフとする。
他人に指図されることを極端に嫌い、少しでも気に入らない事があると「ヤダヤダ!!」と叫びながら腕を振り回したり地団駄を踏むといった癇癪を起こしてしまう。また、教官や教師といった目上に対して敬語を使わない、宿題はやらないことが多い、やってきたとしても気分によっては提出しないなどやや常識に欠けている部分もある。
ただしスイープトウショウの「ワガママ」というのは単に喚き散らす子供のそれとは違う。彼女には彼女なりの考えと行動指針があり、「レースの魔法」という彼女の目標に向かって邁進している。彼女の「ワガママ」はそれを知ろうともせずに押し付けてくる「大人が考える正しい」に対しての反発である。
またファインモーションから借りた英語の本を自分で和訳しながら読んだり、やる気になればちゃんと勉強もできる。
彼女には生まれついてのリーダーとしての資質があり、普段口やかましいエアグルーヴからもそれは認められている。であるので同年代のゼンノロブロイなどからはリーダーとして尊敬のまなざしを向けられている。
ゲーム版では、トレーナーに対しては使い魔と呼んでこきつかっているが、バレンタインにはちゃんと手作りでチョコをあげたり、お出かけで失敗ばかりして楽しませられなかったと落ち込むトレーナーを熱く優しく励ましてあげたりとなかなかに仲良しな様子。
『うまよん』では「すごい魔法を知っているぞ」とゴールドシップにまんまと騙されたり、アグネスタキオンにおだてられた上アヤしい飴を受け取りかけるくらいには影響を受けやすい、いわばチョロかわな面も。
ちなみに父親の言う事は絶対に聞かないとの事。この父親は史実で主戦騎手を務めた池添謙一がモデルらしく、あんみつが好物だそう。育成実装の翌日には、池添騎手が自身のtwitterアカウントで「スイープのわがまま味わってみてください笑」「ゲームではいうこと聞くんだよ~」とのツイートを発信している。
スイープの憧れの祖母であるグランマもかつてはレースに出走したことのあるウマ娘だった模様で、スイープの発言によると、グランマは本当に魔法ないし手品を使えていたらしい。
スイープが被っている黒を基調とした魔女帽子も、グランマからの贈り物とのこと。ちなみにこの帽子はウマ耳を入れるスペースがあり、スイープのウマ耳の動きに合わせて動くのだが、そこにはある秘密が...。
ちなみに他の牝馬由来のウマ娘ら同様「プリファイ」こと「爆走猛姫☆プリンセスファイター」シリーズのファン。
ビコーペガサス、マヤノトップガン、ニシノフラワーらとはクラスメイト。
容姿・デザイン
切り揃えた鹿毛を後ろでツインテールにしその一部を三つ編みにしドーナツ状にまとめている。グランマからもらった魔女帽子のツバにあるウマ耳は機械仕掛けになっており、帽子の中に納まっている本物の耳の動きにあわせて動く仕組みになっている。
ゲーム版での名称は「プラタナス・ウィッチ」。原案を概ね踏襲しているが、原案では裾が地面を引き摺るほど長かったローブは身長相応のサイズにされている。それでもトップクラスにかさばる為すごく目立つ。
プラタナスの花言葉は「天才」「非凡」であり、固有スキルのストレリチアの花言葉は「輝かしい未来」である。
史実では、父エンドスウィープ(sweep=賭け金総取り)が名前の由来だが、ウマ娘では、母タバサトウショウ、母の母サマンサトウショウ(「奥さまは魔女」の奥様がサマンサ、娘がタバサ)の連想とスイープ(sweep=ホウキではく。原案などに出てくるホウキの由来)から、魔法少女を意識したキャラクターになっていると思われる。
イベントストーリー第36弾『拝啓、波真珠の私より』に登場するスイープの新たな勝負服。ビューティードリームカップを勝ち残った戦利品としてビューティー安心沢が新たに1から設計した。一応ウエディングドレスの一種なのでティアラなどを取り付けた上品なカラーリングとなっているが、本人的には魔法を使ったご褒美で貰った魔女服という認識らしい(固有スキルでも箒で空を飛ぶ場面がある)。
スイープもこの衣装を気に入っているらしく、本人曰く、「この衣装になると魔力がアップする」との談。なお、この姿を父親に見せた所大泣きされたらしい。
- 私服
全身を海老色(史実の勝負服でも使われている色)などの落ち着いた色でまとめたクラシカルロリィタ風のドレス。左耳につけた大きなリボンが目を引く。ドロワーズを着用している。
- 気まぐれ絶佳
マンガ版
うまむすめし
『うまよん』などを除けば何気に初の漫画作品登場。本の続き(※)を借りに図書室にやってきた所で読書に夢中で満足に食事の取れていなかったロブロイのため、「お茶会」と称して彼女にグランマ直伝のスコーンの美味しい食べ方を伝授していた。
(※)この時にスイープが借りていた本のタイトルは『幻想世界ウマネストⅠ』なのだが、元ネタは同名のゲーム版のイベントストーリー第3弾『幻想世界ウマネスト』。もっとも、内容は明かされていないものの「Ⅰ」というナンバリングタイトルが付けられていることやスイープがロブロイに続きを所望していたことから、詳しい概要などはイベントストーリーとは別と考えられる。
ゲーム版
「三冠だティアラだなんてカンケーない!強いウマ娘は強いんだってみんなにわからせてやるの!!」
2021年3月2日にSR・Rのサポートカードとして初実装。
2022年6月20日に育成ウマ娘として実装がされた。
イベントでは上記の通りのわがままっぷりを発揮しており、寮長であるフジキセキが手を焼いていたり、補習から逃れようとするイベントが多い。
またにんじん以外の野菜が嫌いらしく、彼女の健康面を心配するフジキセキもあの手この手で食べさせようとしている。それでも懲りずにフジキセキにイタズラをしようとして返り討ちに遭うことも……
また、ストーリーイベント「あの娘が水着に着替えたら_ウマ娘夏物語」では同時実装されたサポカに描かれている水着姿だけでなく、私服姿も明かされた事がプレイヤーの間で話題になった。
2021年10月11日に実装されたカワカミプリンセスの育成シナリオではNPCとして登場し、勝負服も実装された。
なお、しっかり「ゲート難」持ちだったりする。 また、強烈な末脚を再現するため金加速スキル「迫る影」を保有している。
メインストーリー
「で、おバカさんなアンタたちに、魔法をかけてあげる。レースはそんなに、つまんない場所なんかじゃない!」
第2部におけるティアラ路線を駆け抜けた先人の1人として登場。主人公であるラインクラフトの1年先輩で、ティアラ路線のウマ娘は3冠路線のウマ娘よりも弱いという風潮を破壊するために奔走した1人として描かれており、「三冠もティアラもカンケーなく強いウマ娘は強い」という彼女の言葉はその後のクラフトへ大きな影響を与えた。
クラフトには最初邪険に接していたが彼女のティアラ路線に掛ける真意を知り、一転して併走相手として頼れる存在となる。
育成ストーリー
ウオッカ&ダイワスカーレットの2大ウマ娘が登場する前の時代、ティアラ路線は強さにおいて王道路線に一歩劣る……という固定観念を、ワガママ魔女がぶっ壊していく爽快なシナリオ。主なライバルウマ娘はゼンノロブロイ。
そして宝塚記念を見事制覇して感動の大団円を迎えた……はずのスイープは、その影で泣いていたあるウマ娘を救うため、さらなる奇跡の魔法をかけるために奔走することになる。
育成ウマ娘
- ☆3[プラタナス・ウィッチ]スイープトウショウ
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
101 | 85 | 110 | 65 | 89 |
+10% | +0% | +20% | +0% | +0% |
バ場適性 | 芝 | A | ダート | G |
距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
E | A | A | D | |
脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
G | G | A | A |
- いただき☆ストレリチア!
最終コーナー突入時まで冷静に後方で控えていると残り300m地点でスピードアップの魔法をかけて速度を上げ続ける
注目された「迫る影」は下位の「直線一気」にダウングレードしているが、追い込み用のスキルはあらかた自前か育成で回収可能。反面、固有スキルが最終コーナー開始時まで順位を上げすぎると発動しないのが欠点。
距離が長いレースは終盤ラストスパートが始まってもまだ最終コーナーに突入していない場合があるため、活用機会は中距離以下、もしくは有馬あたりか。
育成ストーリーでは予想通りのトレーニング制限に加え、新たにレース制限も発生。体力が回復する代わりにレースに出られなくなる。幸い、ファン数要求の目標がないのは救いか。
さらに育成序盤で出遅れ癖再現の専用デメリットスキル「アタシに指図しないで!!!」を自動獲得してしまい、育成終盤までこれに振り回される事になる。
- ☆3[リアライズ・ルーン]スイープトウショウ
ストーリーイベント「拝啓、波真珠の私より」の開催と同時に実装された☆3育成ウマ娘。
詳しくは該当記事を参照。
サポートカード
- SR[見習い魔女と長い夜]スイープトウショウ
ストーリーイベント「キミの夢へと走り出せ!」の開催とともに実装されたSRサポート。タイプはスピード。
友情トレーニングに必要な絆ポイントが溜まりやすくなるコンディション「愛嬌◯」を取得できるイベントや、「ラッキーセブン」or「お一人様」、「冷静」or「一匹狼」となかなかに変わったスキルを取得できる連続イベントがある。ただし、後者の選択肢を選ぶとスキルヒントを取得できる代わりにやる気が一段階下がってしまうためタイミングには注意が必要である。
その一方、各種サポート効果が優秀で、特にトレーニング効果が3凸Lv40で(固有効果込みで)10%増、無凸Lv25でも5%増と汎用性がとても高い。ウマ娘はプレイ開始してからしばらくの間はサポカガチャを優先することが推奨されているのだが、「SRスイープの入手」をその優先期間の目安にしても良いだろう。
- SSR[ツメたいヒトリジメ?]スイープトウショウ
ストーリーイベント「あの娘が水着に着替えたら ウマ娘夏物語」の開催とともに実装されたSSRサポート。タイプはスピード。
獲得できるレアスキルはレース終盤に後ろの方にいると視野が広くなる「天命士」(下位スキルは「策士」)。しかしそれよりも追い込み必携の割りに入手難のあった「直線一気」が容易に(連続イベント1回目で)獲得できるのが特長。
もとよりイベントは強かったスイープの強みがさらに強化された。反面、ヒント発生率アップが消えて通常のヒントを全然教えてくれなくなってしまい、「スリップストリーム」「下校の楽しみ」などを狙う場合は逆風に。
現在ではより高性能なミスターシービーから「直線一気」が入手可能になっているため、あまり活用しどころはなくなっているか。
- SR[おてんば魔女、修行中。]スイープトウショウ
2022/4/11にダイワスカーレット(SSRサポートカード)、ニシノフラワー(☆3育成ウマ娘)と共に実装されたSRサポート。タイプは賢さ。
- SSR[気まぐれ絶佳]スイープトウショウ
ストーリーイベント「Happy new future〜朝焼けの絆〜」の開催とともに追加されたSSRサポート。タイプは賢さ。
競走馬『スイープトウショウ』
「制覇の条件」
勝ちいそぐ者も
悠長な者も
成功からは遠ざかる
いまなのか、まだなのか
逡巡の中で誰もが頼れる何かを探す
まずは直観にしたがい豪胆にふるまえ
迷いを断ち切ることが制覇の条件となる
2001年生まれの鹿毛の牝馬(04世代)。父エンドスウィープ、母タバサトウショウ、母父ダンシングブレーヴという血統。
父エンドスウィープはアメリカ生まれの外国産馬。アメリカで競走馬として活躍した後種牡馬入りし、2000年から日本で供用されていたが、わずか3世代を残して急逝してしまった。しかし、スイープトウショウの他にも桜花賞・NHKマイルカップの変則二冠を制したラインクラフトや、ドバイデューティーフリー(現ドバイターフ)・宝塚記念・ジャパンカップを制したアドマイヤムーンを輩出している。
母タバサトウショウはトウショウ牧場の基幹牝系を形成したソシアルバターフライの血を引いてはいるが、全体的にはトウショウ牧場で非主流というべきチャイナトウショウ系の繁殖牝馬。その父ダンシングブレーヴは1980年代のヨーロッパ最強馬として名高い1986年凱旋門賞優勝馬で、種牡馬入り後は奇病であるマリー病に悩まされつつ多くのGⅠ馬を送り出して成功を収めた。ウマ娘化された馬ではキングヘイローが彼の産駒である。
生産者はトウショウ牧場。メジロ牧場などと共に名門オーナーブリーダー(馬主兼生産者)として知られ、「トウショウ産業」名義でスイープトウショウも保有している。
管理調教師は当初フジキセキやジャングルポケットを手掛けた渡辺栄(栗東トレセン所属)だったが、渡辺が定年で引退した後は同じ武田文吾厩舎の兄弟弟子だった鶴留明雄(栗東トレセン所属)が引き継いだ。
主戦騎手は池添謙一(2004年チューリップ賞以降)。なお、最初の4戦は角田晃一がパートナーを務めている。
2003年デビュー。
2004年の牝馬三冠路線では桜花賞は5着、優駿牝馬は3着と敗れたが、最後の一冠である秋華賞を優勝してGⅠ初制覇。翌2005年は安田記念2着の後、宝塚記念を牝馬として1966年のエイトクラウン以来39年ぶりに優勝した他、エリザベス女王杯も優勝してJRA賞最優秀4歳以上牝馬を受賞する。
しかし、2006年の京都大賞典優勝を最後に重賞勝利に恵まれなくなり、2007年エリザベス女王杯3着を最後に引退。翌年から繁殖入りした。
繫殖牝馬としては、2008年にアグネスタキオンを種付けされ翌年ジュエルトウショウ(牝)を出産した他、2019年にはキタサンブラックとの仔、ピエドラデルーナ(牝)を出産している。
2015年10月末のトウショウ牧場閉場後はノーザンファームに売却されて引き続き繫殖牝馬として過ごしていたが、2020年12月5日、腸捻転のため死去した。19歳没。
お腹にはスワーヴリチャードの仔を宿しており、亡くなる前日まで変わりなく過ごしていたようだが、結局お腹の仔共々旅立つことになってしまった。
残された産駒10頭(牡馬と牝馬が5頭ずつ)のうち、2024年現在で現役なのは最後の仔であるスイープアワーズ(父ディープインパクト)のみ。それを含めても残念ながらいずれの産駒も結果をあまり出せていないが、2番仔・ビジュートウショウ(父ディープスカイ)の仔であるスウィープフィート(父スワーヴリチャード)が2024年のチューリップ賞(GⅡ)を制し、孫世代から重賞馬を輩出することに成功している。
幼駒時代からとにかく気性が難しい馬で、それは競走馬としてデビューした後も引退するまで変わらなかった。池添騎手もスイープトウショウの現役時代、彼女の気性について「この馬が現役を続ける限りついて回る問題(2007年ヴィクトリアマイル前、実際は骨折のため回避して出走せず)」と述べた他、後に「最も手を焼いた馬の一頭」と語っている。後に牡馬三冠馬オルフェーヴルの手綱を握った時も、レース後に振り落とされた事が2回あり、前任者の角田晃一騎手に至っては91年桜花賞のシスタートウショウを含め、競馬学校時代から癖馬ばかり乗らされており、二人ともこういった気性難の馬に縁がある模様)。
実際スイープトウショウも池添騎手を嫌っていたようで、池添が何度にんじんを口に運んでも食べようとしなかったり(数年越しでようやく食べた際にも耳を絞っていた(馬が耳を絞るのは威嚇などを示すサイン)とのこと)、引退後に池添騎手が繁養されていたスイープトウショウの元を訪れたら、近づいただけで一目散に逃げていったとか。
池添騎手も2022年のnetkeibaの企画『クセ馬図鑑』でゲストとして出演した際、スイープトウショウが取り上げられた回において、転厩前から扱いに苦労する馬であることを知っていたものの、まさか転厩後に自分が乗ることになるとは思っておらず、乗ることが決まった時は「正直嫌だった」と思っていたことを語っている。
- ちなみに池添騎手は2007年にとある番組のインタビューで「スイープトウショウを彼女にしたいですか?」と聞かれた際、「いやー、きついでしょ」と即答した(番組の最中も、自分から池添騎手に「撫でろ」と言わんばかりに顔を寄せてきたのに、いざ池添騎手が顔を撫でたら即そっぽを向いている)。このせいか、育成実装発表の際には案の定というべきか、SNSでは「いやー(ジュエルが、新ウマ娘の実装ペースが、俺の心が喜びで等々の感想で)きついでしょ」というコメントで溢れかえった。
- 最もインタビューでは、池添騎手はこれに続けて「振り回されっぱなしになると思いますよ。手のひらで転がされるというか…並の馬じゃないと思ってるんで、GⅠでね、良い結果出せるように頑張りたいと思っているんですけどね。プライドがめちゃくちゃ高いけど、めちゃくちゃ綺麗な女性なんじゃないですか。」と語っている。
- だったのだが、『クセ馬図鑑』において再び「スイープトウショウを彼女にしたいですか?」と聞かれた際には、「彼女は嫌ですね」とはっきり言われてしまった。なおその後の回でメイケイエールについては「彼女なら良いけど結婚はちょっと...」、カレンチャンについては「結婚したい」旨のコメントを述べている。
(この動画の7分55秒辺り)
また、自身が納得しないと動かない性格の持ち主であり、そのために調教を拒否した(※1)他、ゲート入りを拒否したり(※2)ととにかくワガママし放題だった。しまいには戦後初の天覧競馬となった2005年天皇賞(秋)における本馬場入場の際、立ち止まって動かなくなってしまい、厩務員によって引かれながらゲートに向かうスイープトウショウを下馬した池添騎手が追いかけるという事態も起きた(※3)。
それでもレースが始まれば乗りやすく、鋭い末脚を発揮し勝利を収める、ということで一種のツンデレと見做されて愛された馬だった。GⅠ3勝という戦績がその実力を物語っている。ただ調教拒否は本当に切実で、これのせいで回避したレースもあったほど(池添騎手も『クセ馬図鑑』の中で「しっかり調教ができていれば、あと5~6つはGⅠ(のタイトル)を取れたと思う」と述べている)。もう少し素直な気性だったら勝ち鞍はもっと増えていただろうに、と惜しむ声も多い。
- ※1:調教に向かうまで時間がかかった上、坂路を2回駆けるはずが1回しか駆けなかったこともあった。しまいにはある時の調教で池添騎手が跨った際、スイープトウショウは真冬の中30分以上も微動だにせず、池添騎手は猛吹雪に晒されたという(これを聞いた武豊曰く「凍傷になるとこやったな」)。
- ※2:ゲート入りが悪く、現役時代は24戦中4戦で枠入り不良となって出走を遅らせており、その都度ゲート試験が課された。特に4回目はディープインパクトのラストランとなった2006年の有馬記念で、スイープトウショウはただ一頭ゲート入りを拒み、後ろ向きにして入らせようとしたり何人もの係員で押しても立ち止まってゲートに入らなかった。その後何とか無事にゲート入りしたのだが、その際観客からは拍手が巻き起こっている。
- ※3:「ゲート入りを拒否すれば騎手が降りてくれる」と覚えてしまわないよう、池添は絶対に降りないようにしていた。しかしこのときはよりにもよって天皇・皇后両陛下が観戦する天覧競馬(ちなみにウマ娘化されたエイシンフラッシュが制した2012年天皇賞(秋)も天覧競馬である)だったため、発走時間を遅らせるわけにはいかず、仕方なく下馬した。
史実で対戦経験のあるウマ娘
※強調はスイープトウショウが先着したレース ◎は勝鞍、☆は勝ち馬
(★)は『ウマ娘シンデレラグレイ』のオリジナルウマ娘
(■)はシュヴァルグランシナリオに登場
(□)はゼンノロブロイシナリオに登場
・スティルインラブ…04年エリザベス女王杯 05年宝塚記念◎
- 04世代(同期)
・シュガーニンフェ(※ヤマニンシュクル)…03年阪神JF☆ 04年チューリップ賞◎ 桜花賞
優駿牝馬 秋華賞◎ 05年エリザベス女王杯◎ 06年エリザベス女王杯
・黄色い勝負服のウマ娘(■ハーツクライ))…05年宝塚記念◎ 天皇賞(秋) 有馬記念☆
・デアリングハート…07年ヴィクトリアマイル エリザベス女王杯
・次世代の英雄(□ディープインパクト)…05年有馬記念 06年有馬記念☆
・カワカミプリンセス…06年エリザベス女王杯(●) 07年Vマイル
(※)イベント上で表示される名前は「水色リボンのウマ娘」
(●)1着入線後、ヤマニンシュクルへの進路妨害により12着降着
(★)モチーフはメイショウサムソン+ツカサパワー
関連イラスト
関連動画
- 実装されたスイープトウショウを引くまでガチャを引き続ける池添騎手
↑関西のお笑いコンビ「ビタミンS」のボケ担当であるお兄ちゃんが、自身の端末で池添騎手にスイープトウショウをガチャで引いてもらうという前代未聞な企画動画(「netkeiba」で池添騎手が受け持つコーナー『謙聞録』においてお兄ちゃんがアシスタントという形で共演している)。
ガチャを引く際に『触媒』などと称し、「狙っているキャラのイラストを描く」「グッズを用意する」「元ネタに縁のあるモノを用意する(擬人化コンテンツの場合)」といったおまじないを行うユーザーはウマ娘に限らず存在するが、モデル馬の主戦だった人を連れてくるというのは恐らく史上初だろう。
関連項目
魔法少女 魔女 スイーピー 魔法少女スイーピー サイハイブーツ
血統つながり
・ラインクラフト(ウマ娘):同じエンドスウィープ産駒
・カレンチャン(ウマ娘):池添曰く、スイープとは対照的に「彼女にしたい」
・オルフェーヴル(ウマ娘):産駒有り
繁殖相手関連
(上記オルフェーヴル除く)
・次世代の英雄:モチーフ馬ディープインパクト
・黄色い勝負服のウマ娘:モチーフ馬ハーツクライ(同期)
・ダイワスカーレット(ウマ娘):全兄ダイワメジャーと交配(不受胎)
外部リンク
第41回「ぱかラジッ!~ウマ娘広報部~」 ゲスト:杉浦しおり