概要
pixivでは、先々の展開を想像して描いたイラストに付けられるタグであり「予言者」や「だいたいあってた」に近い状態になっていることもある。
能力・技術としての未来予知
現実において
現実世界においては占いがそれに該当するだろう。「当たるも八卦、当たらぬも八卦」である。
また、「予知能力でも持ってたのか？」と思われるほどすごい馬券の当て方をした人物もリアルに存在する。
科学の進歩により現代人は明日から一週間先くらいまでの天気なら天気予報で知ることが出来る。
これも一種の未来予知である。
創作・フィクションにおいて
創作作品においては、主に敵の攻撃や自然災害等を回避する超能力として登場し、能力を自然に振舞うため占い師を務めていることも多い。
総じてチート能力として扱われやすいが、一口に未来予知と言っても、中身は千差万別であり、映像等の限定的な予知に限られることもある。→未来視
さらに見える未来の明度にも大きく差があり、具体的に未来の出来事が見える場合もあれば、「こうした事が起こる」という漠然とした内容しか分からない場合もある。
また、予知能力者を扱う場合「予知した未来が変えられるか否か」というタイムパラドックスに近い問題がついて回る事も多い。
これについては、「予知した未来は一例であり、行動次第で簡単に変えられる」という場合もあれば、「予知した未来を回避しようとしても、別の要因で同じ結果になるよう誘導される」という場合もある。
中には「予知された未来を回避しようとした行動こそが、その未来を生み出す原因だった」という意地の悪いパターンも存在する。
こうした事もあり、「悪い未来が予知されてしまい、それに対抗するために物語が進行する」という展開はある種のテンプレとなっている。
それ故古くはギリシャ神話のカサンドラのように、自身の予知に絶対の自信・確証を持つ人物ほど、予知した「悲劇的な未来」をどうしても否定する事が出来ない等、苦悩を伴う能力としても扱われやすく、結果厭世的な性格になってしまうキャラが多い。
逆に金や名声といった利己的な事に悪用する例もいない訳ではないが少なく、やった場合は大抵しっぺ返しを受けるのがお約束。
創作での未来予知の一例
| 作品 | ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース |
|---|---|
| 能力者 | ボインゴ |
| 能力名 | トト神 |
| 分類 | スタンド能力 |
 | 本体が常に持ち歩く本に、漫画の形式で時間経過とともにごく近い未来の出来事が記述されていく能力。その的中率は100%で絶対に外れない。予知の内容を操る事は出来ないが、本体の目的に応じてその時求められている情報、何を行えば望む未来が実現するかは教えてくれる。しかし漫画の内容は非常にシュールで簡潔な展開で示されており、予知の解釈を誤ったり行うべき行動を取らなかったりすると、予知は歪んだ形で実現する。 |
| 作品 | ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風 |
|---|---|
| 能力者 | ディアボロ / ヴィネガー・ドッピオ |
| 能力名 | キング・クリムゾン・エピタフ |
| 分類 | スタンド能力 |
 | 「時間を消し飛ばす」能力「キング・クリムゾン」と、その派生として前髪の裏をスクリーンとして十数秒までの未来を映像として見る事ができる「エピタフ」を持つ。「エピタフ」で見た未来は「真実」であるため、見た未来で自身がなにかに失敗していたら、「キング・クリムゾン」で時間を消し飛ばさない限りその失敗を回避することはできない。「時間を消し飛ばす」という表現が難解であるが、より細かく言語化すると「発動すると十数秒先までの未来の事象を自身のみが認識し対応することができる」ようになる能力であり、ディアボロ以外はその「消し飛ばされた時間」に生じた事象を認知できないため、動画のスキップボタンを押されて未来に飛んでしまったような感覚に陥る。 |
| 作品 | 文豪ストレイドッグス |
|---|---|
| 能力者 | 織田作之助 |
| 能力名 | 天衣無縫(織田作之助の短編小説『天衣無縫』より) |
| 分類 | 異能力 |
 | 5秒から6秒先の未来を見る事が出来る能力。敵の罠や死角からの攻撃を未然に回避できるなど、護身的なのだが未来の危険を察知した際に、その術中に嵌まっている場合などは回避できないという欠点を持つ。 |
| 作品 | HUNTER×HUNTER |
|---|---|
| 能力者 | ネオン・ノストラード |
| 能力名 | 天使の自動筆記(ラブリーゴーストライター) |
| 分類 | 念能力 |
 | 自動書記による四行詩という形で、他者の運命を占うことが出来る能力。氏名、生年月日、血液型を書かせ、本人もしくはその写真を前にすることで占いが可能になる。その月の各週に起こる事柄を予言し、悪い事柄には回避するためのアドバイスも付随する。ただし、ネオン本人の「その方が当たるような気がする」という理由により自身を占うことはせず、占いの結果を見る事もない。これはおそらく、本人が先天的な念能力者のため明確に自身で設定したわけではないが、「自身の未来を占わない、他人の占いの結果も見ない」という「制約と誓約」によって念能力を強化しており、無意識下に本人がそれを把握しているのだと考えられる。 |
| 作品 | HUNTER×HUNTER |
|---|---|
| 能力者 | ツェリードニヒ=ホイコーロ |
| 能力名 | 刹那の10秒 |
| 分類 | 念能力 |
 | 「目を閉じて絶を行う」という極めて無防備な状況に自らを晒す事で、10秒先までの未来を限りなく0秒に近い一瞬で把握し、目を閉じ続けることで11秒先からの未来を現実の時間の進行と同じ速度で見続けることが出来る能力。目を開けることで既に見た現実世界を追体験するが、そこでツェリードニヒが予知に基づき行動を変更しても他者はそれを認識することができず、ツェリードニヒが見た予知と同じ事が起きている幻覚を見せられる。 |
| 作品 | ワールドトリガー |
|---|---|
| 能力者 | 迅悠一 |
| 能力名 | 未来視 |
| 分類 | 副作用(サイドエフェクト) |
 | 「目の前の人物の少し先の未来が見える」能力。戦闘中の狙撃や不意打ちなど即時的な出来事にも対応できる。未来が不確定の場合、起こりうる可能性の数だけ並列して複数の未来が見えている。また実現する可能性の高い未来ほど先まで見え「既に確定している未来」ならば年単位で先まで見ることが可能。出会ったことのない人物の未来は見えないため、予知の内容に未知の勢力が関わっていた場合、あるいは認識していない人々が被害を受ける場合などには、その分が欠落し予知の精度が落ちる。本人は自身の能力を並列したレーンを転がる球体を見るように表現しており、球体はふとしたことで今のレーン(現在起きる未来)を外れて別のレーン(別の未来)に移動する。最高のレーンの真横に最悪のレーンが並んでいる事もある。 |
| 作品 | 虚構推理 |
|---|---|
| 能力者 | 桜川九郎 |
| 能力名 | 未来決定能力 |
| 分類 | 体質？ |
 | 数ある未来の可能性の中から望んだ未来を選び、決定する能力。桜川家の先祖が妖怪「件（くだん）」の持つ未来視の力をどうにか人間のモノに出来ないかと画策し親族に件の肉を食わせる実験を行うも適合できず多くの者が亡くなり、それをなんとかするため「人魚の肉」も同時に食べさせた結果死ぬ者が増大してしまう。その中で数少ない適合者が九郎と義姉の六花である。彼らは人魚の不老不死の力と未来を決定する力を得た。だが起こりうる可能性の中から取捨選択するだけで、ハナから起こり得ない、または可能性が非常に低い未来は選ぶ事が出来ず、最大限活用するには未来の状況を限定する協力者の存在が必須。 |
| 作品 | BLEACH |
|---|---|
| 能力者 | ユーハバッハ |
| 能力名 | 全知全能【The Almighty】 |
| 分類 | 聖文字(シュリフト) |
 | 発動すると「この瞬間から遥か未来にかけての情報全てが自動で脳に伝わり、この能力で見通した敵の能力は全て無効にできる」能力。相手の行動パターンを全て予知して回避・迎撃するといった予知能力の使い手ならではの戦法も取れるだけでなく、この力で見知った相手の能力を防御・回避行動を取るまでもなく無効化できるというチートの如き予知能力である。しかもこの力の本質は「未来予知」ではなく「未来改変」。本編終盤で彼は尸魂界の王の力を取り込み、「未来の事象への干渉」も可能となった。つまり、これから起きる未来の出来事は全て見通された上で、彼にとって不都合な未来は意のままに異なる分岐へと書き変えられてしまう。ここまで読むと正に完全無欠な力だと思えるが、弱点もしっかり存在する。全知全能【The Almighty】は“未来の細かく枝分かれした無数の分岐の中から自分にとって好都合な分岐を選択する”力である為、過去改変能力とは極めて相性が悪い。未来を改変した後に新しい「過去」を挟み込まれて生じた分岐には対処不可能である。また、この力は「視覚」を使ったものである為、相手の感覚を支配する鏡花水月の能力も有効となり、錯覚させられた未来を見てしまう事になる。更に「静止の銀」と呼ばれる特殊な銀が彼の血液と少しでも混ざり合うと全知全能【The Almighty】を含めた滅却師の能力全てが一瞬使えなくなるという致命的な欠点もあり、最終決戦ではこれが自身の敗因となった。 |
| 作品 | 快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー |
|---|---|
| 能力者 | スーパールパンレッド |
| 能力名 | 近未来予測 |
| 分類 | ルパンコレクション「ビクトリーストライカー」の固有能力 |
 | 早い話「敵の直後の動きを予測する」能力で、予測精度は劇中を通してほぼ100%を誇り、敵の行動パターンの予知や弾道予測など、事実上「未来予知」と呼ぶに相応しいものとなっている。しかし、他の作品と比べると、予知出来るのは極短い未来に限られており、使用者への負担も大きい。そのため、劇中でも予測できる限界を見抜かれて「近くにいる仲間を目の前へ転送して、それを盾にする」という方法で回避されたこともある。だが、それ以上に「敵に正面からゴリ押しされると弱い」という、未来予知全般に言える明確な弱点が存在する。具体的に言うと、圧倒的な防御力を活かして、真正面から突っ込んでくる相手の事を指しており、そのような相手に対しては「予知できても、有効な対策を取れない」という状況に陥るため、相性が悪いのである。 |
未来予知の能力を持つキャラクター
（五十音順）
- アペデマス（新ジャングルの王者ターちゃん）
- 浦和良（『美少女戦士セーラームーン』旧アニメ版）
- Xラウンダー（ガンダムAGE）
- 相卜命（斉木楠雄のΨ難）
- 赤司征十郎（黒子のバスケ）
- アンティ（コレクター・ユイ）
- 園城寺怜（咲-Saki-）
- 織田作之助（文豪ストレイドッグス）
- 筧京太郎（大図書館の羊飼い）
- 仮面ライダージオウⅡ、アナザージオウ（仮面ライダージオウ）
- 仮面ライダーゼロツー、仮面ライダーアークゼロ（仮面ライダーゼロワン）
- キッカー(TF)（トランスフォーマースーパーリンク）
- キャロル（ビビッドアーミー）
- ギリアム・イェーガー（ヒーロー戦記/スーパーロボット大戦）
- 空閑旭姫（七星のスバル）
- クロウズ、アルウェ王妃、ラグアス王子（ドラゴンクエストX）
- クローディア・エンフィールド（学戦都市アスタリスク）
- 項羽（Fate/GrandOrder）
- コーダイ（劇場版ポケットモンスター 幻影の覇者 ゾロアーク）
- 猿島マリア（山田くんと7人の魔女)
- サー・ナイトアイ（僕のヒーローアカデミア）
- シア・ハウリア（ありふれた職業で世界最強）
- スーパールパンレッド、スーパーパトレンエックス（快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー）
- モンキー・D・ルフィ、マダム・シャーリー、シャーロット・カタクリ、カイドウ、シャンクス（ONEPIECE）
- シャルル（FAIRYTAIL）
- シュルク（ゼノブレイド）
- シルドロン（ウルトラマンダイナ）
- 迅悠一（ワールドトリガー）
- 枢宮魅亜（クリムロア）
- スイセン（魔界戦記ディスガイア7）
- 鈴白なぎさ（fortissimo//Akkord:Bsusvier）
- 瀬尾静音（空の境界）
- ツェリードニヒ(HUNTER×HUNTER)
- ディアボロ / ヴィネガー・ドッピオ（ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風）
- ティファ・アディール（機動新世紀ガンダムX）
- ドラえもん（「タイムテレビ」等のひみつ道具）（ドラえもん）
- トンペティ（ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド）
- ナッシュ・ゴールド・Jr(黒子のバスケ)
- ニュータイプ（機動戦士ガンダム）
- ネオン=ノストラード(HUNTER×HUNTER)
- バーダック（『ドラゴンボールZ』TVSP「たったひとりの最終決戦」）
- 羽佐間カノン(蒼穹のファフナーEXODUS)
- ヒカリ（ゼノブレイド2）
- 不動琢磨（GetBackers）
- フラノ（いぬかみっ!）
- ブルーノ・マドリガル（ディズニー映画『ミラベルと魔法だらけの家』）
- ボインゴ（ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース）
- ボンド・フォージャー（SPY×FAMILY）
- 街尾火楽（異世界のんびり農家）※アニメでは描写が無かったが、原作では何度も予知夢を見ている。
- マットアラスト=バロリー（戦う司書）
- 魔法少女ルルイエ（神羅万象チョコ）
- 美国織莉子（魔法少女おりこ☆マギカ）
- 見里未来（私立パラの丸高校）
- 未来の悪魔（チェンソーマン）
- メルル（ダイの大冒険)
- モルトモーメ2世（戦勇。）
- ユーハバッハ（BLEACH）
- ルビィ、サファイア（アンリミテッド:サガ）
- ワンダラー（サガ3時空の覇者SoL）
