ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ガンダムビルドダイバーズRe:RISE

がんだむびるどだいばーずりらいず

サンライズのアニメ作品「ガンダムシリーズ」の一つである、ガンダムビルドシリーズ第4作。
目次 [非表示]

???「おい…行くとこ無ぇのか…」

概要編集

ガンダムシリーズ並びにガンダムビルドシリーズの最新作。


プロジェクトとしては2018年11月21日の『機動戦士ガンダム』40周年プロジェクト発表会で発表され、翌年7月5日に正式タイトルが、同月31日にストーリー等の詳細が公開された。


今までは地上波含めてのテレビでの放送であったが、今作は10月10日から毎週20時よりガンダム公式YouTubeチャンネル「ガンダムチャンネル」での配信となる(そのため前作のスタッフの一部や今までビルドシリーズに携わっていたプロデューサー小川正和も参加していない)。

後にBS11での放送(毎週土曜19時)、ガンダムファンクラブでの配信が発表され、さらにガンダムチャンネルとガンダムファンクラブにおいては第1話&第2話の一挙配信がなされている(それ以降は週1話ずつ配信)。

2020年1月にはJCOMの『アニおび』枠でも放送される事になった。1クール遅れではあるものの、BSデジタルが視聴できないユーザーにとっては吉報と言えるかもしれない。ただし、12話と13話は後番組の関係で連続放送となった


前作『ガンダムビルドダイバーズ』の2年後を舞台とする続編でありメインキャラクターも一新しているが、マギーを始め前作のキャラや前作の外伝『ブレイク』のキャラクターも登場している。


第1期13話の公開を以って一区切りとなり、第2期は2020年4月から配信。こちらは新たにTOKYOMXでも放送されている。それに伴い、第1期もTOKYOMXで放送される事に。

しかし、新型コロナウイルス感染症に伴う製作・アフレコが滞っており、第18話の放送でいったん休止となり、第19話以降の配信・放送は7月9日から再開する事になった。


最終話配信後、11月30日まで全26話がガンダムチャンネルで無料で公開されていた(第1話、2話のみ現在も視聴可)。

そして『ガンダムビルドダイバーズバトローグ』が11月13日に配信された。


公式外伝に『ガンダムビルドダイバーリゼ』がある。


作風編集

上記の通り一部制作スタッフの変化もあり、一言で言えば、今までのガンダムビルドシリーズ

「ガンプラの楽しさを描く」

「ゲームであり戦争ではないので相手と思う存分ぶつかり合える」

という原則を否定した挑戦作となっている。


前作が「ネットゲームの世界で冒険やバトルをしながら、その世界の危機に立ち向かっていく」のに対し、今作は「悩みや心の傷を持ち、周囲から孤立しているソロプレイヤーたちが成り行きで謎の長期ミッションを共にすることになり、その中で自分と向き合っていく」と、やや重いシリアス寄りのストーリーが特徴。視聴者の対象年齢も引き上げられている。

コミカル要素も健在だが、従来のビルドシリーズがコミカル7:シリアス3とするなら、本作はコミカル3:シリアス7といった具合。

ビルドシリーズで大なり小なり描かれてきた「自分で作ったガンプラを自分で動かす楽しみ」という要素が、主人公であるヒロトの「過去のトラウマが原因でガンプラを楽しんでいるわけではない」という異色のスタンスに置き換わっている。さらには、「ゲームであるから死人が出ない」というシリーズのもう一つの原則も破られ、直接描写の有無を問わず多数の死者が出てしまっている

また、主人公機の換装形態以外でのゲストメカの出演が少ないのも特徴(シミュレーション戦での対戦相手など、全く無いわけでもない)。


第1期のラスト(13話)では「ゲームイベントと思われていた戦いの正体は、地球とは別の惑星で実際に起きていた『現実』だった」ことが判明し、第2期(14話以降)では「命を守るための本物の戦い」に挑んでいくことになる。

同時に前作『ビルドダイバーズ』との接点が一気に急増。前作25話分の物語のほとんどが、土台としてではなく謎やその真相・新たな疑問など物語の重大な部分に根深く関わる展開を見せ、特に前作から観続けてきた視聴者達は、その膨大な情報量と確かな納得・種明かし、完成された整合性に膝を打っている(一部視聴者からは「第1期13話分が丸々プロローグだった」という感想が出ている)。

また、ヒロトの過去の告白により前作の裏側からつながる物語であることが明かされ、前作と今作の両方を合わせた「『ビルドダイバーズ』という"ひとつの物語"」が視聴者の前に立ち現れることとなった。

そのあまりの反響は、一部から前作を踏まえた上で「機動戦士ガンダムダイバーズ」「最早アナザーガンダムなどと言われるほど。


「Re:RISE」のタイトルの通り、「再生・再起」がメインテーマとなっており、敵味方を問わず様々な登場人物の「Re:RISE」が物語全般を通して描かれている。


当初はリクを含む前作のキャラクターは一部を除いて回想のみの登場にとどまっていたが、第24話では前作キャラが一気に登場し新旧キャラが共演するお祭り回となった(これは『ビルドファイターズ』の7年後が舞台の『ファイターズトライ』には無かった要素である)。

新旧それぞれがお互いの株を上げ合い、それぞれにとっての到達点ともいえる交流を果たしたことで 神回 「最初から観ててよかった」 と話題になり、YouTube配信の木曜日とBS11放送の土曜日には関連ワードがツイッターのトレンド1位・2位に入るという快挙を達成した。

更に25話も大変盛り上がったことで配信後から翌日の午前ほどまでの間もトレンドに居座り続けた。

最終回の26話もやはりトレンド1位に出現。前作の無印ダイバーズから続く物語は最高潮の状態で幕を下ろした。

なお、劇中で生じた謎の一部はあえて明言を避け、登場人物や視聴者の想像に委ねる形をとっている(バレバレなのもあるが)。


特筆すべき点として、ガンダムチャンネルで公開したエピソードを11月30日まで全話無料公開するという思い切った措置をとっており、後半の盛り上がりを聞きつけた初見勢にとっては流れを追いやすく、初期から追っていた視聴者も回収されていく伏線を踏まえた周回視聴という楽しみ方をするなど、柔軟な視聴体験が提供された。

その結果、本シリーズのファンが増え、新作ガンプラが売り切れてしまうほど大ヒットとなった。詳しいことは後述する。


あらすじ編集

(※公式サイトより引用)


伝説のフォース、ビルドダイバーズELダイバーを救った第二次有志連合戦から2年。その舞台となったガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)は感覚をフィードバックしてより臨場感のあるプレイが楽しめるようにバージョンアップしていた。

しかし、さらに盛り上がりを見せるGBNとは関係なく、様々な想いでプレイするダイバー達もいる。傭兵プレイを続けながらディメンションをひとりさまようダイバー、ヒロト。憧れの存在を目指し、様々なパーティを渡り歩くが孤高のお調子者ダイバー、カザミ。ガンプラバトルに明け暮れ、謎めいた雰囲気を漂わせるソロダイバー、メイ。協力プレイに興味を持ちながら、引っ込み思案でいまだそのきっかけを掴めずにいるひとりぼっちの初心者ダイバー、パルヴィーズ。

それぞれが孤独な彼らは、ある出来事がきっかけでもうひとつの「ビルドダイバーズ」を結成してしまうことになる。ヒロト達を待ち受けていたのは、GBNをこえる果てしない超体験だった。



登場人物編集

BUILD DiVERS編集

それぞれに事情を抱えている4人のダイバー。成り行きでフォースを組んでとあるミッションに参加することとなる。


GBNダイバー編集


山の民編集

ミッションの舞台となる謎の世界「エルドラ」に暮らす民。


ヒトツメ編集

エルドラの人々を襲う謎の勢力。


ヒロトの関係者編集


その他編集


ガンダムビルドダイバーリゼ」からの登場人物編集


ガンダムビルドダイバーズ」からの登場人物編集

メイの後見人であるマギーやサポートをしているナナミ以外は主に前作の映像を使用した回想シーンでの出演が多かったが、終盤の大型ミッションのためマギーが手配した形で一気に登場した。


並びは登場順。



ガンダムビルドダイバーズブレイク」からの登場人物編集

外伝の漫画作品のキャラクターが映像作品に姿と声付きで登場するという珍しい例。

下記二人以外にも声無しで何名か登場している。


登場ガンプラ編集

BUILD DiVERS編集

・1st Season


・2nd Season



GBN編集


ヒトツメ編集

  • エルドラアーミー
    • エルドラブルブルート
    • エルドラホバーブルート
    • エルドラブルート
    • エルドラエアブルート
    • エルドラシーブルート


引き続き登場した前作機体編集


※以下は前作シーンを使用した回想シーンのみの登場



スタッフ編集

企画サンライズ
原作矢立肇富野由悠季
監督綿田慎也
シリーズ構成むとうやすゆき
キャラクターデザイン原案ハラカズヒロ
キャラクターデザイン戸井田珠里
メカニックデザイン大河原邦男海老川兼武石垣純哉形部一平島田フミカネ寺岡賢司寺島慎也柳瀬敬之
アクション監督大張正己
チーフアニメーター久壽米木信弥宇田早輝子
美術スタジオなや
音楽木村秀彬
エグゼクティブプロデューサー小形尚弘田村烈
プロデューサー岡本拓也
企画協力BANDAI SPIRITSホビー事業部
制作協力ADK
制作SUNRISE BEYOND
製作創通、サンライズ

各話リスト編集

1st Season編集

話数サブタイトルRe:RISE NEWS
ep01彷徨のコアガンダムコアガンダム/アースリィユニット
ep02知られざるミッションガンダムジャスティスナイト
ep03守るべき場所コアガンダム(リアルタイプカラー)/マーズフォーユニット
ep04傷ついた翼ν-ジオンガンダム
ep05いま、翼ひろげてヴァルキランダー
ep06崖っぷちのヒーローコアガンダム(G-3カラー)/ヴィートルーユニット
ep07傷だらけの栄冠「ガンダムブレイカーモバイル」
ep08使命と幻影メルクワンユニット/メルクワンウェポンズ
ep09隔絶の淵からガンダムゼルトザーム/「ガンダムトライエイジDW4」
ep10そこにある息吹モビルドールメイ/「ガンダムブレイカーモバイル」
ep11ラストミッションジュピターヴガンダム/「ガンダムブレイカーモバイル」
ep12震える世界「ガンダムブレイカーモバイル」
ep13この宇宙(そら)のどこかでコアガンダム

2nd Season編集

話数サブタイトルRe:RISE NEWS
ep14めぐりあい、そしてコアガンダムⅡ
ep15使命(ミッション)、再び「ガンダムブレイカーモバイル」
ep16天空の大地へ「UCガンダムBlu-rayライブラリー」
ep17聖獣クアドルン「ガンダムブレイカーモバイル」
ep18完璧な狙撃者ユーラヴェンガンダム/アルスアースリィガンダム
ep19君がいなければカスタマイズウェポンズ、「EXVSMBON」、「バトルオペレーション2」
ep20託された願い「LINE ガンダムウォーズ」
ep21もういちど飛ぶために「劇場版機動戦士ガンダム シネマコンサート」
ep22刻限のゼルトザームサタニクスガンダム、「EXVSMBON」
ep23選択のとき「劇場版機動戦士ガンダム Blu-ray」「EXVSMBON」
ep24ビルドダイバーズガンダムダブルオースカイメビウス、ガンダムGP-羅刹天 ガンダムTRYAGEマグナム、「ガンダムトライエイジ」
ep25僕が描く未来(あした)へリライジングガンダム、「ガンダムブレイカーモバイル」
ep26(最終話)Re:RISEコアガンダム、コアガンダムⅡ、リライジングガンダム、ビルドシリーズBlu-ray(スペシャルプライス)

ジャスティス・カザミのRe:RISE NEWS編集

WEB版のみ。次回予告終了後のおまけコーナー。

作中に登場したガンプラ及びガンダム関連商品を解説している。


「まだ間に合う!『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』カザミと一緒にドッキングゴー!」

11月30日からBS11で放映(ガンダムチャンネルでも配信)。

第7話までのダイジェスト映像に加え、登場ガンプラの魅力に迫る総集編となっている。

ナレーション:渕上舞メイ(GBD)役)。


Re:RISEセレクト編集

前述のコロナの影響による18話からの放送延期を受けてネット版で配信された特別企画。

公式Twitterのファン投票で決定されたファン投票で決めたRe:RISE登場ガンプラのモチーフ(ジャスティスナイト、モビルドールメイ、エルドラドートレス、エルドラウインダム、ヴァルキランダー、ウォドムポッド、コアガンダム)、やキャラクター(コーラサワー)の関連エピソードを順次放送した。

ヴァルキランダーとコアガンダムの放送が難しかったためヴァルキランダーはSDガンダムを代表して映画「武者・騎士・コマンド SDガンダム緊急出撃」、コアガンダムはファーストガンダム最終話がそれぞれ使われている。

なお、TOKYO MX、およびBS11では「ビルドシリーズセレクション」と題して『ビルドファイターズ』~『ビルドダイバーズ』の第1話+バトローグ1~4話及び18話の再放送が行われた。


主題歌編集

『リライズ』(1~13話OP、26話ED)

歌:スピラ・スピカ

作詞:幹葉

作曲:鈴木静那

編曲:If I


『MAGIC TIME』(1~13話ED)

歌:スダンナユズナリー

作詞:須田アンナ、武部柚那、YURINO

作曲:KENTZ、MARIA MARCUS

編曲:KENTZ


HATENA(14~21・23・24・26話OP、22・25話挿入歌)

歌:PENGUIN RESEARCH

作詞・作曲:堀江晶太

編曲:堀江晶太、PENGUIN RESEARCH


『Twinkle』(14~19・21~25話ED)

歌:スピラ・スピカ

作詞:幹葉、樹

作曲:渡辺翔

編曲:If I


『ハートフル』(20話特別ED)

歌:スピラ・スピカ

作詞:幹葉、樹

作曲・編曲:Saku


ガンプラ展開編集

ガンダムビルドシリーズとして扱われるものの、前作『ダイバーズ』のHGBDブランドの連番ではなく、新たにHGBD:Rとしてブランド名が為されている。また、HGBDの頃までオプションセット関連がHGBC(ハイグレードビルドカスタム)シリーズとして発売されていたのに対し、こちらではオプションパーツ関連もHGBD:Rシリーズに統一され、通常ガンプラとして連番にされている。


非常に完成度の高いシナリオに多くの視聴者が感化されたこと、期間内ならば一気見も見返しも自由だったこともあってか、現在様々なガンプラを取り扱う販売店等では売り切れが続出した

更に、amazonの売れ筋ランキングにも挙がっている商品にガンプラがランクインしていたが、その殆どがこのHGBD:Rシリーズであったりする。(場合によっては前作のHGBDも売り切れる可能性もある)故に、このシリーズで目当ての機体が欲しかったら早めに予約するか、店頭に行く事をオススメする。


余談・評価編集

搭乗人物を深く掘り下げることを重視しており、各登場人物が丁寧に描かれている。とりわけ主人公クガ・ヒロトは個別記事の長大さが物語る通り非常に濃密なキャラクターであり、彼の「リライズ」の過程は本編でも丹念に扱われている。

大言壮語が目立ちながらもでメンバーを引っ張るカザミや、冷淡なようでどこか無垢さを覗かせるメイの素性、エルドラの人々に向けるパルヴィーズの眼差しなど、挙げられる魅力は枚挙に遑がない。

YouTube公開作品であるということもあり、徐々に明かされていく登場人物の人柄とその背後にある綿密な伏線を容易に、繰り返し味わうことができたのも、かれらへの愛着を深める一助となったことだろう。

また、様々な行動や、そもそもの人物自体への印象が新しい情報を得るごとに変化していくのも特筆すべき点である。

そして、ヒロトと対比関係にあるミカミ・リクを知るべく前作『ガンダムビルドダイバーズ』を見ることで、さらに人物描写の巧みさが分かるとともに前作とリンクする部分で様々な感情が味わえるはずである。

二度、三度と何度も見返すことで新しい発見や感情を抱ける作品だと言える。


前作との繋がりがパズルのように綺麗にハマりまくっている事から「ダイバーズ放送時から企画が存在していたのでは?」という声もあったが、完全な後付け設定だというのだから非常に驚きである。

その完成度の高いシナリオに、引き続きモブキャラとして必ず何所かに登場しているみんな大好きパトリック・コーラサワー探しを「すっかり忘れていた」と言う声すら挙がる程である。


関連動画編集


関連タグ編集

ガンダム ガンダムビルドシリーズ 令和ガンダム


ウルトラマンタイガ / 仮面ライダーゼロワン… それぞれ各令和初のコンパチ御三家。


オズの魔法使い… BUILD DiVERS の愛機たちのモチーフになっているのではと推察されている。


ガンダムビルドダイバーズガンダムビルドダイバーズRe:RISE⇒(SDガンダムワールドヒーローズ)⇒機動戦士ガンダム水星の魔女


外部リンク編集

『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』公式サイト

『ガンダムビルドダイバーズシリーズ』公式ツイッター

関連記事

親記事

ガンダムビルドダイバーズ がんだむびるどだいばーず

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 13312166

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました