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アズールレーン

あずーるれーん

『アズールレーン』は、中国で制作された艦船擬人化シューティングゲーム『碧藍航線』の日本版。
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これが君の望んでいる「海戦(ロマン)」


概要編集

中国のスマートフォンゲーム碧蓝航线』(碧藍航線)の日本語版呼称。略称・通称は「アズレン」、「艦B」など。


戦艦少女』ほかの成功で中国語圏で一躍ブームになっている艦船擬人化ゲームのひとつだが、本作は他の『艦これ』フォロワーと異なり、シューティングゲームの要素が取り入れられている。


『戦艦少女』や『陰陽師』などと同様、日本のオタク文化の濃厚な影響下で制作された「中国製日系ゲーム」の一つ。キャラクターの台詞や設定などには、日本のアニメや漫画、特撮、ゲームなどの濃いパロディネタが大量に仕込まれており、その規模はちょっと他のゲームには例を見ないレベル。このゲーム作ったの本当に中国の会社なの?と突っ込まれることも。


中国では動画共有サービスのbilibili(ビリビリ動画)が展開しており、開発はビリビリの子会社「芜湖享游网络技术有限公司」が行っている。日本ではビリビリの日本法人ではなく、上海悠星網絡科技有限公司の子会社であるYostarが展開する。同社が悠星以外のゲームのローカライズを手がけるのは本作が初めてであった。


メディアミックス展開編集

2019年10月から2020年3月まで、日本でテレビアニメが放送された(→『アズールレーン(アニメ)』)。監督の天衝(田中基樹)が代表を務めるバイブリーアニメーションスタジオの初作品で、ニトロプラス鋼屋ジンがシナリオ構成を担当した。2021年1月から3月にはスピンオフ4コマ漫画『アズールレーン びそくぜんしんっ!』を原作としたテレビアニメも放送されている。こちらはYostarの子会社のYostar Picturesが制作を担当した。


2021年1月から3月にはスピンオフ4コマ漫画『アズールレーン びそくぜんしんっ!』を原作としたテレビアニメも放送されている。Yostarの子会社のYostar Picturesが制作を担当した。


2019年には、コンパイルハートより3DSTGとしてシステムを大幅に変更した純家庭用ゲームソフト『アズールレーンクロスウェーブ』が8月29日に発売された。プラットホームはPlayStation 4、2020年の2月よりsteamでも配信が開始され同年の夏にNintendo Switchでも発売された。


そのほかのメディア展開は下記「日本での展開」を参照。


ストーリー編集

地表の71%が水で覆われた青き星。人類はそんな世界で文明を発展させてきた。

その人類の繁栄は、突如海より出でた異形の敵「セイレーン」の出現により一変した。


圧倒的な力を有する外敵「セイレーン」に対抗するため、人類は過去のいざこざを水に流し一丸となって軍事連合――「アズールレーン」を創設。


人類のあらゆる英知を結集した「アズールレーン」の活躍により「セイレーン」の攻勢を一度食い止められたかのように見えた。


そうした中、人類の力をもってしても「セイレーン」を完全に撃退できずにいる現状に対して各陣営間で理念の違いが表面化。

あくまで人類の力のみで挑むべきか、それとも毒をもって毒を制すべきか。

「アズールレーン」の創設に深く関わった四大陣営の裏で、様々な勢力が暗躍をし始める・・・。


世界観編集

アニメ版公式サイトのイントロダクションによると『アズールレーン』の舞台となるのは「我々の知らない、地表の71%が水で覆われた青き星」である。

地表を覆う水の割合は地球における海の面積と一致する。

現実世界そのままの地名が登場したりするが、作中に登場する国名は全て架空である。


作中に登場する艦船擬人化キャラクターたちは「KAN-SEN」と呼ばれ、作品世界とは別の世界で起こった「大戦」の記憶を持つ、という扱いである。

この記憶は艦船・艦艇そのものの戦歴のようなものであり作中では「カンレキ」と呼ばれている。


陣営編集

ロイヤルユニオン鉄血重桜で4大陣営といい、これが「アズールレーン」(プレイヤー側)と「レッドアクシズ」に分かれ、共通の敵「セイレーン」そっちのけで抗争を続けている。また、アズールレーンには4大陣営ではない東煌北方連合、そして国内が分裂状態にあるアイリス、レッドアクシズにはアイリスから離脱したヴィシアの艦も加わっている。もっとも、「レッドアクシズ」の艦も普通に仲間になる。

本作はロイヤルならイギリスにおける近世・近代の衣装や装飾品を身に着けていたり、重桜なら獣耳や角といった人外的な特徴があるなど、陣営によってそれぞれの個性を有している。ただし、中には例外もいる模様。


アズールレーン側編集

第二次世界大戦の頃のイギリス海軍をモデルとしている。服装はブレザードレスナポレオン戦争時代の士官風、ヴィクトリア朝時代の子女風など様々。


第二次世界大戦の頃のアメリカ海軍をモデルとしている。服装はセーラー服ネイティブアメリカン風、ドレス、スポーツウェアなど様々。シムスハムマンのような一部のキャラクターは重桜艦のような獣耳を持っている。


第二次世界大戦の頃の中華民国海軍をモデルとしているが、一部に大戦中の建造で終戦後に中華人民共和国(1949年建国)の人民解放軍海軍所属となった艦船もみられる。実装されているキャラクターはまだ少数で、巡洋艦の服装が旗袍モチーフでまとまっているのが特徴。


第二次世界大戦の頃のソ連海軍をモデルとしている。デザインの傾向は雪国を連想させる白を基調とした服装となっており、ファーの付いたコートを着ていることから露出度が低い傾向にある。一方で着せ替え衣装のモチーフは看守と囚人になっており、どこかインモラルの雰囲気が漂っている。


第二次世界大戦の頃のフランス(自由フランス亡命政府)軍がモデルとみられる陣営。国内がアズールレーン側の「自由アイリス教国」と親レッドアクシズ側の「ヴィシア聖座」で二分されている。2018年4月のトークイベントで存在が明かされた。現在実装艦が少なくデザインの傾向に関してはまだ何とも言えないが、服装は騎士、シスター、魔法使い等のファンタジー風等など。白と青のカラーリングが特徴と公式生放送内で明言されている。


レッドアクシズ側編集

第二次世界大戦の頃のドイツ海軍をモデルとしている。服装は黒、グレー、赤を基調とした軍服風で比較的まとまっている。


第二次世界大戦の頃の日本海軍をモデルとしている。服装は和服モチーフがやや多いが、セーラー服、ブレザー、海軍士官風、園児風など様々。獣耳尻尾といった人外的な特徴を持つキャラクターが多いが、これは「セイレーン」の技術を導入したことによると説明されている。しかし、瑞鶴翔鶴大鳳のように肉体そのものには人外的要素を一切持たないキャラクターもいる。


第二次世界大戦の頃のフランス(ヴィシー政権)がモデルとみられる陣営。国内がアズールレーン側の「自由アイリス教国」とレッドアクシズ側の「ヴィシア聖座」で二分されている。2018年7月末に開催のイベント「光と影のアイリス」から登場。現在デザインの傾向に関してはこちらもまだ何とも言えないが、黒と赤のカラーリングが特徴と公式生放送内で明言されている。


第二次世界大戦の頃のイタリアがモデルとなっている陣営。レッドアクシズ側に所属してはいるが鉄血との関係はあまり良好とは言えず、逆に現在敵対中であるにもかかわらずロイヤルとはつかず離れずの距離を保っている。状況次第ではアズールレーン勢力に戻る可能性も考えられていたが、最終的には全陣営が対セイレーンを改めて掲げ再結集したため、勢力自体は二分したままだが再び共闘する事になった。


上記以外編集

イベントシナリオ等で登場しては戦場をかき乱している謎の存在。全員が通常では考えられない強大な戦闘能力を有しており、その目的や言動にはまだ不可解な部分が多い。服装は黒・白・灰を基調にしたものが多く、どこかしらが破れたり焼けたりしてボロボロになっているのが特徴。長らくNPCとしてのみ登場していたが、2020年12月より順次プレイヤーキャラとしても実装されている。プレイヤー側での陣営名は「META」で、育成に際して通常KAN-SENとは異なる仕様がいくつかあり、アズールレーンとレッドアクシズのどちらにも属さないという独自の立ち位置に納まっており、ソートでも「その他」を選ばないと引っかからない。METAがつかない艦船とは別キャラ扱いになるので、同時出撃も今のところは可能。


2022年秋のイベント「ハロウィンの『嵐』」から初登場した謎の陣営。他の実装艦よりも歴史の古い風帆船がモチーフになっており、最初その次に実装された物は海賊船だが、同時にもはや軍艦ですら無い物も実装されるなど、選別にはかなり幅がある。


  • チュリッパ王国

2024年夏のイベント「夢幻の間奏曲」に名称のみ登場した国家。

『艦船戦力が存在しない』という事がビスマルクの口から語られており、海軍を持たない陸軍及び空軍を軍の主体としている国家の可能性がある。何故海軍が無いのかは語られておらず詳細不明。

ただ、かつてのサディア帝国の様に名称が出た以上はいずれ実装するのは間違いないと思われるのだが、上記の通りの状態(艦船戦力が存在しない)の為、一体どうするつもりなのかは不明。(弾数は有るにはあるのだが…)

モデルはオランダ(もしくはネーデルラント)王国ではないかと思われる。


  • その他

モデルになった艦が存在しないこのゲームオリジナルのキャラクターやコラボイベントのゲストキャラクターなど、特定の陣営に属さない者がここに分類されている(『World of Warships』とのコラボで登場した計画艦擬人化キャラはそれぞれの由来に基づいた陣営に所属しており「その他」には分類されない)。

オリジナルのブリは公式のストーリーでは言及されないためいかなる存在か不明。「自身は限界突破できず、他のKAN-SENの限界突破素材になれる」という特殊な性質があり、入手困難なKAN-SENの限界突破に消費するのが基本的な使い道となっている。他のKAN-SENと同じく装備を搭載して戦闘に出すこともできるが、他のKAN-SENに比べて格段に弱い。



登場人物のタグ一覧編集

詳しくはアズールレーンの登場キャラクター一覧を参照


システム編集

端的に言えば横スクロールのSTGと『艦これ』的な育成SLGとのハイブリッドである。


タッチパッド操作に少々癖があり、当たり判定が大きく、ゲームが進めば進むほど敵の放ってくる弾幕は濃密になっていく。だが、弾幕に当たってもキャラクターのステータスが十分に高ければ大したダメージにはならないことと、敵弾の命中後に内部的な回避の判定に成功すればノーダメージとなることにより、一般的な弾幕シューティングのような精細な操作を要求される事はない。


クリアに重要なのは、シューティングの腕より、強い装備を揃えた上で装備の強化を行うこと、KAN-SENのレベル上げと強化・改造を繰り返してステータスを上げることである。オートプレイ機能も実装しており、シューティングが苦手な人でも楽しめる。


ただし、オートプレイのAI性能はお世辞にも良い訳ではなく、自ら魚雷に当たりに行ったり、敵艦にぶつかりに行ったりする事がよくある。また、自爆ボートはともかく、敵艦にくっつきすぎると、ダメージが加算されてしまうので注意が必要。 しかし接触ダメージには敵味方双方にダメージがあり、接触をダメージソースとして活かせるキャラもいたりする。


艦種編集

プレイヤーが操作するのは駆逐艦軽巡洋艦重巡洋艦の前衛部隊3人。戦艦空母軽空母工作艦モニター艦が主力部隊として援護に回る。艦隊を編成するには前衛部隊と主力部隊を最低一人ずつ配置する必要がある。前衛部隊の砲撃はオートである。前衛艦の魚雷、後衛艦の砲撃と航空支援にはゲージがあり、一杯になると攻撃を放つことができる。空母は攻撃すると画面内の敵弾を全て消す効果があり、シューティングゲームにおけるボムのような役割を果たす。

また、潜水艦は潜水部隊として水上部隊(前衛、主力)とは別に編成する。潜水部隊は一部のノーマル海域で運用可能で、先頭に配置したキャラ固有の支援範囲内でのみ活動できる。潜水艦が取れるアクションは支援範囲内に入った敵艦隊にマップ上で先制雷撃を与える「漸減(ぜんげん)作戦」と、支援範囲内で水上艦隊が戦闘をしている時にプレイヤーが任意で潜水艦隊を召喚し自動攻撃をさせる「支援攻撃」の二つ。シューティングゲームにおけるオプションのような物と思えばいいだろう。

デイリーチャレンジ「通商破壊」では、プレイヤーが潜水艦を操作して戦闘する事になる。浮上/潜水を駆使して敵の索敵や攻撃を掻い潜り、必要に応じて控えの潜水艦と交代し、敵輸送艦を仕留めるのが目的。水上艦と異なり魚雷の残弾数には制限があるので、よく狙って撃つ必要がある。魚雷の威力が足りなかったり無駄撃ちが多いと弾切れを起こす事もあり得る。


育成編集

多彩な艦を仲間にしていくのも醍醐味のひとつだが、育っていないレア度が高い艦より、十分に育てた低レア艦の方が強力。なのでクリアにはレベル上げと強化が重要(大事なことなので2回言いました)。特に燃料の消費が尋常でなく激しいため、低燃費な駆逐艦・軽空母を重点的に育成したい。さらに特定のキャラクターは改造図と資金を使用して改造することができる。

その他、キャラクター毎に様々なスキルを持ち、改造段階を進めると新しくスキルが追加される場合もある。スキルのレベルを上げるには『学園』内の「戦術教室」で教科書を使用する事で上げることが出来る(スキルアイコンと同じ色の教科書を使うと、獲得できるスキル経験値が1.5倍になる)。


戦闘編集

中破大破の概念は存在せず、ダメージによる攻撃力低下もない。戦闘中に耐久値がゼロになるとそのキャラクターは戦闘不能となり、前衛全員または旗艦が戦闘不能に陥ると敗北・強制撤退(それぞれ「艦隊全滅」「旗艦大破」)となる(ただし演習ではどちらかが全滅するまで戦う)。耐久値はクリア・撤退時にリセットされるため、入渠させる必要はない(入渠というシステム自体がない)。ただし艦これの「疲労」に似たコンディション値は存在し、連続出撃させるとコンディション値が徐々に低下するほか、強制撤退の場合コンディション値が激減する。コンディション値が下がると獲得経験値の半減、好感度の低下などが起こる。下がったコンディション値は「寮舎」で回復するが、普通に時間経過でも回復する。コンディションが一定範囲より下に低下すると、キャラクターのイラストの隅にアイコンが表示されるようになるのでわかりやすい。


艦これとの決定的な違いとしては(アビホラヴェルコなど]])、『轟沈』の概念が存在しない事であろう。退役や強化素材使用以外で、一度入手したKAN-SENがドックから姿を消す事は無い。

例外として、フミルィルハンターリトル・サンディエゴ大神ミオリトル・レナウン天城ちゃんリトル・エンタープライズの7隻に限り『仮加入』と言う制度があり、イベント期間内に好感度を規定値にまで達成出来なかった場合はイベント終了時に母港からいなくなってしまう。再加入の機会も長らくなく、2020年9月にようやくハンターの復刻が設けられた。


建造編集

キューブと資金を用いることでKAN-SENを「建造」することができる。建造は小型、大型、特殊の三種から選ぶことができ、それぞれ消費するキューブや資金の量が違っている。

特定のイベント時には、『限定建造』や『選べる建造』が現れる。後者は特定のKAN-SENの排出率を少しだけ上げることが可能。


装備編集

装備はKAN-SENの初期装備の他、装備品が入った箱を開けたり戦闘後に手に入る設計図を集めて開発する事で手に入る。装備箱はショップで購入できるが、戦闘や委託で手に入る場合もある。

同じ装備でもレア度が高いほど性能が高い。また、各装備に対応した強化パーツを消費する事で性能を強化する事ができる。高難易度のステージに挑む際は高レア装備を高い段階まで強化する事が求められる。

その他、攻撃テクスチャを変える『外装』もある(大抵はイベントなどで入手出来る)。


寮舎編集

寮舎に食料を備蓄することで、艦のコンディションを回復させることができる。寮舎のデザインを変更することによって居住性を増し、回復速度を高めることもできる。ここに入れているキャラクターは経験値も獲得でき、一部の食糧は一定時間獲得経験値を増加させる効果もある。

大講堂と同時利用は出来ないが、委託(or出撃)・戦術教室と併用して利用可能。

なお、限界突破を行っていない状態でレベル上限までに必要な分を超えた経験値を得た場合は切り捨てられてしまう。

また、仮加入状態のKAN-SENは寮舎・大講堂のどちらにも入れられないため出撃して稼ぐしかない。


大講堂編集

指揮官レベル50になると開放される施設、日本では2018年3月15日に実装された。

既にLv100に達したKAN-SENが出撃時に獲得した経験値の1割を熟練度として溜めておき、配置した生徒に経験値として与える施設。与える側となる関係上、Lv100に達するとこの施設を利用出来なくなる。

仕組み上、どうしても元の経験値よりは分配される経験値が少なくなってしまう。勉強がストレスになるのか、配置された艦はコンディションが若干低下する(とは言え、時間経過で回復するためほぼ問題ない)。

曜日毎に講師と配置できる生徒の艦種が定められており、日曜日は授業がないが獲得できる熟練度が倍増する。

寮舎と同時利用は出来ないが、委託(or出撃)・戦術教室と併用して利用可能。

後述の認識覚醒実装後は、Lv100を超えた艦が獲得した経験値も熟練度として蓄えられるようになった。

2021年9月30日の更新で生徒を配置する仕様が撤廃され、貯まった熟練度は経験値獲得アイテムに変換されるようになった。これによって、加入直後のKAN-SENを一気にレベルアップさせる事も可能。


オフニャ編集

1周年イベントの後編と同時に実装された新規要素。

ネコハコと呼ばれる箱を購入し、一定時間の訓練課程を終えると実戦配備が可能になる。

艦隊に対して一度に二匹まで装備可能で、装備した状態で海域に出撃するか別のオフニャを合成する事で成長していく。同じ名前のオフニャを合成するとスキルの強化も可能。

レベルが5上がる毎にポイントが1つ獲得でき、そのポイントを使う事で既存アビリティの強化や新規アビリティの獲得が出来る。

一日に一箱のみ無料で貰う事が可能。


実装した翌日に一日一箱の無料枠を超えて、残り資金に関係なく限度個数までならいくらでも買えてしまうという不具合が発覚。

その後すぐにメンテが入り、手持ち資金を超えた数量を買っていた場合は資金の全額徴収、足りない金額は後程返済してもらうと言う処置が取られた。事実上の借金状態であり、開発艦のローンとは違った用途でアズールローンと呼ぶ指揮官も現れた。

この一件の反省なのか、後日オフニャ画面の上部に資金が表示されるようになった。


認識覚醒編集

Lv100に達したKAN-SENのレベル上限を、5レベル単位で引き上げられる。

日本では2018年4月19日に実装された。

上限開放には専用のアイテムと資金が必要で、初期レアリティの高い艦ほど消費量が多い。

最初は「認知覚醒」という名称だったが、実装間際になって変更された。

2019年3月現在ではLv120まで上げられる。レベル上限に達しても経験値は獲得し続けられ、KAN-SEN一人毎の余剰経験値としてストックされ、上限レベルが開放された時点で貯めた経験値に応じたレベルまで一気に上がる。

余剰経験値が300万に達すると、以後は完全に経験値が獲得できなくなる。

2021年9月30日のアップデートで最大Lvが125に増加、かつ一部のレベル帯の必要経験値が減少した。


研究編集

科学研究所編集

研究を行うことで下記で開発した計画艦の強化パーツや、装備の設計図、改造図などを入手できる。

研究には時間の他、キューブや資金、装備の強化パーツなどの要求や特定の海域の一定数クリアなどの条件が課せられている場合もある。

他の母港のシステムと違い、研究を一切行っていない時にも「!」マークが表示される。


開発ドック編集

開発任務をクリアすることで「特別計画艦」を入手・強化できるシステム。

2018/4/26の更新にて『World of Warships』とのコラボで同作に登場する計画艦6隻を建造できるシステムとして実装された。

開発任務には貴重なT3改造図5枚や建造対象と同じ陣営&艦種の艦に海域への出撃(大講堂や寮舎での獲得分は一切反映されない)で経験値300万を蓄積する必要があるなどかなり手間のかかるエンドコンテンツの一つとなっている。

例外として、サン・ルイのみ実装当時に他のアイリス陣営艦が一隻もいなかった関係でユニオン陣営の艦船の経験値を反映するようになっているが、アイリス陣営の艦船が増えた現在でも反映元はユニオンのみである(もっとも、アイリスの巡洋艦は現在エミール・ベルタン一隻のみの実装である)。


出撃編集

作戦履歴編集

過去に開催されたイベント海域を、常設でプレイ可能。

実装当初は「データキー」のアイテムを1つ消費する事で15分間イベント海域を開放出来るシステムだったが、現在はデータキーの保有上限が当初の倍である60個に増加し、イベント海域への出撃1回につきデータキーを1つ消費する。

過去の開催時とはシステムが変わり、イベントポイントやD4海域クリア時の功績アイテムは獲得出来ないが、D4海域を60回クリアするとそのイベントを代表する特定のKAN-SENが確定で1体獲得出来る。

作戦履歴は過去のイベントとは進行状況を共有していないため、また最初からクリアし直す必要がある。


だいたい初開催から2年以上経過したイベントが復刻開催を終えた後に作戦履歴に加わるが、ごく稀に復刻開催をすっ飛ばして作戦履歴入りするイベントもある。

他タイトルとのコラボイベントや、「戦え!ロイヤルメイド隊」などのサーバー毎に進行状況が共有されるチャレンジイベントなど作戦履歴の対象外になっているイベントもある。


各国での展開編集

2019年10月現在は5バージョンがリリースされている。


中華圏での展開編集

中国大陸(簡体字中文)版は2017年5月に配信開始。


運営元のbilibiliは日本アニメの配信のほか、スマホゲームを積極的に展開しており、『Fate/GrandOrder』『刀剣乱舞』等のゲームを中国向けに配信している。本作は満を持して登場したbilibiliのオリジナルタイトルであり、中国本国ではリリース時に大々的な広告が打たれ話題になった。


日本へ進出した他の艦船擬人化ジャンルのゲーム4タイトルと異なり繁体字中文(台湾香港マカオ)版は長らくリリースされなかったが、2019年10月4日に大陸版から2年半遅れでリリースされた。運営は品玩邦芸術(PWBplay)が行っている。タイトルは『碧藍航線』。


なおbilibiliは中国で本作と同じ(ただしゲームジャンルは異なる)艦船擬人化タイトルの『黒潮:深海覚醒』を兼営しているが、こちらの日本版『ブラック・サージナイト』はアズレンと異なりbilibili日本法人の直営である。


日本での展開編集

運営は中国系の外資系企業のyostarが担当。リリース前から日本での展開も視野に入れた開発が進められ、中国から2ヶ月遅れて7月の配信開始予定だったが、実際には予定より遅れ2017年9月14日に正式にサービス開始となった。以降、10月3日には日本での登録ユーザー100万人、10月17日に200万人、11月8日に300万人到達がアナウンスされた。

その後、具体的な日時は不詳だが既に500万人を到達、2020年1月には800万人に到達した。

かの先達よりも相当早く、接続障害も頻繁に発生、登録制限が長く続いているサーバーも複数あったが現在は全サーバーに新規着任が可能なくらいには落ち着いた。


yostarは他に『異世界からのノノ』などのゲームを日本向けにリリースしている。最初期はKADOKAWA/アスキー・メディアワークス(AMW)事業局が運営する『電撃オンライン』を中心に広報宣伝活動が実施され、2017年の東京ゲームショウでは「ゲームの電撃」ブースで初の生放送を行った。2018年3月末のAMW事業局解体後は、Yostarが企業サイトやYouTube公式チャンネルを設置する体制へシフトして宣伝活動を引き継いでいる。


なお日本版においてはゲーム内のデータは全て日本国内のAmazonのサーバーに保存されており、ゲーム内の絵の規制や個人情報流出などの事態は起こらないと公式アナウンスされている(公式Twitterでの発表)。

ちなみに、ログインするサーバーを変えてしまうと最初からやり直しになってしまう。これは、サーバー毎にユーザーデータが別々に保存されているためである。(元のユーザーデータが存在するサーバーにログインし直せば何時でも再開出来る)このため、サーバーが異なる場合はプレイヤー名が同一でも受け付けてくれる(ただしユーザー名に字数制限が密かに入っており、半角英数字3文字程度だと入力のやり直しを求められる)。


なお日本と中国のプレーヤー数自体はどちらも数百万人規模だというが、日本のプレーヤーの課金率の高さにより、商業的な利益は日本の方が圧倒的に多いようだ。


公式or公認メディア展開も多彩で、Web広告はもとより街頭広告やCMの放送などと非常に積極的。特定の陣営をベースにした、リアルでのコラボカフェなども行われている。本百科事典内でも、時折広告が(他社広告とランダムで)表示されている。


一迅社よりアンソロジーコミックが8巻まで発売されている他、ガルドコミックスからもアンソロジーコミックが発売。GAMYが管理していた攻略Wiki(現在はGAMY自体が活動終了)や公式ツイッターでも4コマ漫画が連載されている。ライトノベルも複数の出版社から発売し、更には本編のキャストで繰り広げられるドラマCDまで発売決定。


既に一部の艦船は、フィギュア化が決定し製作・販売が行われており綾波に至っては等身大の大型フィギュアまでもある(等身大の方は今のところ非売品で、別に7分の1スケールの同フィギュアもある)。


発売されている公式漫画・小説編集


他、特定の作家によるアンソロジー集(主に一迅社アンソロの再掲分+新規描き下ろし)も発売中。

現在はノベライズ活動および「びそくぜんしんっ!」と「Queen'sOrder」以外のコミック作品はほぼ停止状態にあり、どの作品も長らく続編が発表されていない。



韓国での展開編集

日本での爆発的なヒットを受け、2018年3月27日に韓国版がサービスを開始した。タイトルは『벽람항로』(碧藍航路)で、X.D.Globalが運営。韓国でリリースされたオリジナルの(漫画・アニメ等のゲーム化作品ではない)艦船擬人化ゲームはGamepubの『소녀함대』(少女艦隊、日本版タイトル『最終戦艦withラブリーガールズ』)に次ぎ2タイトル目となる。


中華圏製作のゲームは開発段階から日本語音声を収録している場合でも韓国版はローカル仕様で現地の声優による韓国語音声を使用することが多いのに対し、本作では(東煌艦船を含めて)他言語版と共通の日本語音声を使用している。


英語圏での展開編集

2018年8月16日には英語版『Azur Lane』のサービスが開始された。運営は日本版と同じくYostarが行う。


ローカライズ編集

長崎原爆「FAT MAN」に関連する諸表現編集

中国語版においてはポートランド級の図鑑報酬により長崎原爆をモデルとした形状で「FAT MAN」の文字が刻まれた家具を入手できるが、日本語版ではタペストリーに変更されている。

また、原子爆弾の核物質等を輸送したインディアナポリスをモデルとしたキャラクターが「FAT MAN」の形状を模したオブジェに座っており、日本語版では同キャラクターが初週ボーナスとして配布される。このオブジェにはサービス開始当初より『放射能のハザードシンボル』のマークが描かれていたが、2017年11月16日アップデートで「放射能のハザードシンボル」が「猫のマーク」に変更されている(※但し、姉のポートランドが持っている本の表紙に描いてあるインディアナポリスが座っているオブジェは変更されていない)。


日本艦をモチーフとした「重桜」艦の名称編集

中国版では仲間にした日本艦の名称が動物や植物の名称になっている(対応表)が、日本語版では通常の名称に戻っている。これに関連する話として、過去に『戦艦少女』で権利関係の対立から日本艦が軍国主義を美化しているという指摘を受け一時的な措置として日本艦を動物の名前に変更するパッチを配布したことがあった(詳細は作品記事を参照)。もっとも、基本的に現在の『戦艦少女』やその他の中国製の艦船擬人化系のゲームにおいても、日本艦が獣化したり、動物の名前になっている事実はない。

また、最初に選択式でもらえる初期艦3人の内1人が日本艦をモチーフとした綾波に変更されている。


なお、韓国版ではこうした艦船名の規制は行われておらず、先にリリースされていた『少女艦隊』でも特に変更されていない。


中国版における露出規制編集

中国版では、パンツの描写が削除されている。また、水着の着せ替えの販売が中止されている。


アルバコアの露出表現編集

アルバコアについて、中国・日本・英語版はそのままだったが、韓国版では露出が多すぎるという理由で修正が入り、差分が実装されるまではシルエット化の措置が執られた。


韓国におけるハウの実装取りやめ編集

韓国版ではハウの実装が中止される事態となった。これは、イラストを担当したSnow is氏がラディカルフェミニズムに関する問題発言を多くしたため韓国の運営側が激怒したための措置である。


そのほかの言語版は問題なく実装されている。


声優とイラストレーター編集

登場人物の絵師には『戦艦少女』などこの手の中国産ゲームでおなじみのイラストレーターが多いが、『戦艦少女』の開発・運営のMoeFantasy(幻萌)とは無関係。ほとんどは中国の絵師だが、タイトル画面やローディング画面に日本のイラストレーターを起用する場合があり、2018年7月のイベントではついに大槍葦人ら日本人絵師の手掛けたキャラクターが登場した(ただ、現在のところ『艦これ』の仕事を手掛けたことのあるイラストレーターは登板していない)。また『艦これ』と異なる点として絵師本人が担当キャラクターのイラストを(ある程度縛りはあると思われるが)自由に描く事が出来る。さらにTwitterの公式アカウント自らがその都度、該当するイラストをリツイートしている。2019年になってからは着せ替え衣装の公開時に、元キャラクターの担当と異なるイラストレーターが起用される状況も現れ始めた。


登場人物の声は日中共通で、日本の声優を起用している(ただし、中国語版では東煌艦船のみ中国語音声が選べる)。中国には日本の声優を好むプレーヤーが多いため、中国製日系ゲームでは中国国内のみ配信のタイトルでも日本語音声のみ用意されているケースが多い。本作では東煌以外の人物の中国語ボイスも検討はされているが、実装の目途は立っていないという。


本タグで投稿日時が古い順に検索すると、ゲーム内で使用されているCGが一部公開されている。中にはゲーム中で公開中・または公開終了となった画像が投稿されているものも。

アップデートでギャラリーモードが実装され、過去のロードイラストやBGM等が鑑賞可能になった。イラストの方はダウンロードして自分の端末でじっくり鑑賞も可能。


余談編集

露出度の高い服装や規格外のバスト・ヒップサイズを強調するデザインのキャラクターがよく登場することから、他のゲームでそういった(性的なデザインにこだわった)キャラにしばしば「アズレンっぽい」という比喩が使われることがある。

これは運営側も早い段階から認識しており、同じYoster運営のアークナイツのリリースを控えていた時には生放送でそこをツッコまれたことがある。⇒何を今更


現在はイベント毎に主役となる陣営がある程度決まっており、新登場する艦船もストーリーのメインとなる国の艦艇で占められている。

また、『World of Warships』とのコラボ以降、艤装考察に使える資料が充実したのか、架空艦や未成艦の登場が増えている。これにより、史実で空母が圧倒的に不足している鉄血陣営にもある程度空母戦力が揃ったり、早い段階でメジャーな艦艇を出し尽くした重桜陣営にもイベント毎に強力な艦船が新登場して、イベントを盛り上げている。


UR艦艇入手時には専用の登場アニメーションが流れる。



追加衣装にはイラスト変更のみとLive2D付きのものがあり、それぞれ通常衣装とボイスが変更されるものがある。購入後はいずれも図鑑で鑑賞可能で、Live2D付きは静止画版に変更できる。必要なダイヤ数はLive2Dの方が少し多い。

更に、Live2D版にはタッチによってアニメーションや一部衣装を外したりできる隠し要素があり、中にはかなり際どいものも。


公式グッズも正当なものから、問題のあるものまで様々。問題のあるものに関しては目玉アイテムとして公式生放送でサンプル品が登場しており、毎回ゲストMCのマフィア梶田が問題のある使用方法を放送BANギリギリの範囲で実演してくれている


上記のように、運営はエロ方面でかなり攻めている

ゲーム本編やアニメーション等で男性声優が登場することはほとんどないが、公式生放送で男性声優が登場し、欲望をさらけ出して暴走する。彼らの総称は「ファンのおじさん」。



関連イラスト編集

センシティブな作品アズールレーンAmagi~


関連動画編集


関連タグ編集

提供ビリビリ動画 / yostar
各種表記アズールレーン / アズレン(日本語版の通称) / 碧蓝航线(中国語(簡体字)表記) / 벽람항로(韓国語表記) / AzurLane(英語表記) / Azur_Lane(英語版のタイトル) / 碧藍航線(繁体字圏表記)
用語KAN-SEN / アズールレーン(勢力) / レッドアクシズ / 指揮官 / セイレーン / カミ / ケッコン / 失望 / 秘書艦 / 架空存在 / 装備箱
陣営ユニオン / ロイヤル / 鉄血 / 重桜 / 東煌 / 北方連合 / アイリス / ヴィシア / サディア / META
コンビ・グループタグ初期艦 / アズレン主人公組 / 一航戦 / 五航戦 / 翔鶴型 / 金剛型 / 扶桑型 / 高雄型 / 古鷹型 / 陽炎型 / 白露型 / クイーン・エリザベス級 / ネルソン級 / エレバス級 / エディンバラ級 / M級駆逐艦 / ヨークタウン級 / レキシントン級 / 禁忌のダブルレキシントン / ポートランド級 / ニューオリンズ級 / クリーブランド級 / ブルックリン級 / セントルイス級 / ベンソン級 / ドイッチュラント級 / アドミラル・ヒッパー級 / Zクラス駆逐艦 / 鉄血K級 / 寧海級 / 鞍山級 / バカ三銃士
イベント明石のお願い / 幽霊さんはガンバラナイ / 夏の大作戦? / 紅染の来訪者 / 星の歌姫 / 軍神の帰還 / 鏡写されし異色 / 別次元からの来訪者 / 四天王大冒険 / 凛冽なりし冬の王冠 / 記憶回廊 / アドミラル・グラーフ・シュペー追撃戦 / 饅頭大作戦 / 栄光なる最終戦 / 墨染まりし鋼の桜 / 装甲騎兵ボトムズ×アズールレーン / 月夜の開幕曲 / 光と影のアイリス / 盛夏の射手座 / 戦え!ロイヤルメイド隊 / 闇に堕ちた青き翼 / 彼方よりの邂逅 / 夢幻の邂逅 / 南洋に靡く硝煙 / 縹映る深緋の残響/黒鉄の楽章、誓いの海 / 開かれし紺碧の砂箱 / 青閃忍法帖
クロスオーバー艦こレーン / ムセールレーン/ Fate/AzurLane / アイドルレーン / アズレン×ラブライブ / 東方碧航路 / アズレン次元 / アイカツレーン / アズールライダー / ゴジレーン
コラボレーション先(※)星尘 / ニコニコ動画 / 超次元ゲイムネプテューヌ / 装甲騎兵ボトムズ / World_of_Warships / アズールレーンケッコンVRクラウドファンディング / うたわれるもの / ゴシックは魔法乙女 / キズナアイ / ホロライブ / アイドルマスター / DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation / GRIDMAN_UNIVERSE / ドルフィンウェーブ / シノビマスター
その他射爆了 / 緊急射精案件 / レズールアーン/ フトールレーン/フクレルレーン /にくすべ / すべにく / にくすべガチ勢 / ベルバスト / 戦場のKAN-SEN / アーク・ロイヤルホイホイ / ポートランドホイホイ / 三笠大先輩と学ぶ世界の艦船/何を今更
評価タグアズールレーン100users入り / アズールレーン500users入り / アズールレーン1000users入り / アズールレーン5000users入り / アズールレーン10000users入り / アズールレーン30000users入り / アズールレーン50000users入り / アズールレーン100000users入り

(※)他にもゲーム外コラボとして、現実の店舗などとコラボレーションをした製品が販売されたりしている。『アトレ』や『CoCo壱番屋&パスタ・デ・ココ』コラボはゲーム内にもコラボ衣装が実装された(CoCoコラボ衣装の方は有償かつ期間限定)。



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