海馬瀬人
かいばせと
主人公《武藤遊戯》の永遠のライバル。
また、城之内克也の天敵でもある。
学園編「牙を持つカード(単行本2巻/文庫版1巻収録)」で初登場。原作では武藤遊戯たちと同じく童実野高校の生徒として元々在籍していたが、アニメ第一作では転校生として登場している。
頭部中央が少し長めのマッシュルームヘアーの様な髪型をしており、前髪の下に影がかかった涙袋が強調された目元が印象的。マインドクラッシュから復活した後は、若干力強い目付きになった。
高校生ながらスタイル抜群で美脚、モデル体型である。
非常にプライドが高く、破天荒且つ大胆な性格。
頭脳も高く、権力と財力を駆使してやりたい放題しまくる行動力もあるため、社員達や周りの人もよく振り回されている。
現役高校生でありながら大企業「海馬コーポレーション(略称:KC)」の若手社長を務める。
経営者としての実力は折り紙つきで、多少問題はありつつも社員も概ね彼に付き添っている。
高い実力を持つゲームプレイヤーで特にカードゲームに興味・愛着が深く、周囲からは「カードの貴公子」の異名で呼ばれ、武藤遊戯と互角に戦う事ができる程の実力を持つ、天才的な人物。
ゲームプレイヤーとしてのスペックの方が目立つが生身の戦闘力も高く、リアルファイトで銃を持った大男を返り討ちにした他、拳銃を使いこなし、カードを手裏剣のように扱う技量も併せ持つ。
非情なまでの経営手腕を発揮しKCの帝王として君臨しているが、生い立ちゆえに「身寄りの無い子供ならタダで遊べるテーマパークを作る」という普段の言動からは想像しにくい立派な夢を胸に秘めている。
この夢は幼少期から一貫している「ロード」であり、海馬の人生のすべてはこの夢のためにあると言っても過言ではない。
ちなみに本編で罰ゲームを受けた回数は3回と一番多い。
経歴
両親は少年時代に事故死(母は自身が5歳の頃、父は自身が8歳の頃に亡くなった)。
その後は親族に遺産を食い荒らされ、施設に送られた。そうした経緯から他者に対し「弱みを見せて生きてはいけない」という考えを抱き、弟であるモクバを時折叱責した。ただし、弟を想う心優しき人格を持っており、その境遇から「いつかは、自分たちのような身寄りのない子供でも遊べるテーマパークを作りたい」という夢を持つ。
10歳になった頃、施設に当時KCの社長だった海馬剛三郎が後継者探しに訪れた時、彼に「あんたとゲーム(チェス)で戦って勝てたら養子にしてもらう」という条件で挑み、見事勝利してモクバ共々養子として迎えられる。だが実は勝つためにイカサマを仕組んでいた(チェスでイカサマというと最もありがちなのは無線などで指示を受けて上級者に代わりに打たせる・駒の位置をずらすなどがある。ただ剛三郎は世界大会に優勝するほどの腕前なのでこのような手が通用するとは思えない。文庫版のあとがきでは『モクバと2対1で挑み、モクバに剛三郎の打ち筋をトレースさせる』という手段であったとしている。またアニメ版では正攻法で勝利している)。
海馬家に入り、将来の跡継ぎとして虐待染みた過酷な英才教育を受ける。(首輪を付けられ鞭で打たれるなどされていた)必死の思いで得た新たな生活は夢見ていた理想には程遠く、帝王学を拷問まがいの教育で徹底的に叩き込まれる日々を送る事になる。
しかしそのまま屈従する瀬人ではなく、数年後に多くの役員を抱き込んでクーデターを起こし、当時社長だった剛三郎を失脚させ、KC本社を乗っ取った。そして剛三郎との勝負で圧勝し、KCの社長の座を名実共に奪い取ったのだった。だが剛三郎は負けを認めつつも、「ゲームの敗者の末路をよく覚えておけ」と言い残し、笑いながらその場で投身自殺を遂げる(原作者の高橋和希氏によれば、瀬人は剛三郎を理想の父ではないものの超えるべき宿敵であると考えていたため、その敵が自殺によって他界したあと、瀬人はやり場のない憎悪を満たすため、狂気にかられていったのだという)。
そして、剛三郎の死は「敗北は死」という心理を瀬人に根付かせていく。
そんな彼は武藤遊戯(闇遊戯)との出会い、初のデュエルと闇のゲーム、その敗北を通し、闇遊戯(アテム)という剛三郎に代わる新たな敵を見つけ、執着していく事になる。戦いへの執念からモクバへの愛も消え去った瀬人は、DEATH-Tでのさらなる敗北によって罰ゲーム(マインドクラッシュ)から心を組み直す。
モクバへの想いこそ蘇ったものの、やはり剛三郎からの屈従の記憶は捨てきれず、闇遊戯に対する執着を繰り返し、彼に勝利する事でデュエルキングの称号を掴む願望を持つ。
生い立ちゆえに常に「未来」を追い求める姿勢を貫いており、「過去」というものに対して激しい嫌悪感を持っている。バトルシティ編での対闇遊戯戦において語った、「俺にとって過去の記憶など朽ち果てた石ころほどの意味もない」「俺の過去には憎しみと怒りしか存在しない」「俺は未来にしか興味はない」「過去など踏みつけるために存在する」などの言葉にそれが表れている。
ここで、失われた自身の記憶を追い求める闇遊戯の姿を「過ぎ去った戻らない時間を追い求める愚かな行為でしかない」と断じ、「『過去』の象徴である貴様を粉砕することが俺の未来を輝かしいものにする」と言い放つ。また、打ち倒すべき敵を滅した際には「新たな敵を作りそれを打倒していく」事を表明した。
だが、これは弟であるモクバからは「施設での優しかった兄さえも否定する」ことと捉えられ、闇遊戯からは「過去のない奴に未来は訪れはしない」「廃墟にそびえ立つデュエルタワーは貴様の心の象徴」「憎しみの果てに真の勝利などない」と言い返されている。
バトルシティでの決勝を見届けた後、瀬人は自らを振り返りかつて少年時代に見た夢に辿り着く。そして、デュエルタワーの爆破後は世界海馬ランド計画を達成するため、アメリカに向けて爆進していった。
技術者としての海馬瀬人
中学時代にソリッドビジョンのベースとなる技術を発明するなど、技術者としても高い能力を持つ。だが、この技術は当時社長だった剛三郎の手によって軍事用シミュレーターに利用されており、親子の禍根の一つとなった。
教室における闇遊戯との闇のゲームは瀬人の心にトラウマを残したが、その経験から同じ視覚を再現できるよう、バーチャル・リアリティを発展させ「マジック&ウィザーズ」(デュエルモンスターズ)用のゲームシステムを開発している。
特に、それらのシステムを端末化した決闘盤の発明は「デュエルを屋外で、立って行う」という画期的な要素をもたらしたブレイクスルーであり、シリーズ最新作「SEVENS」に至るまでその基本形状は変わっていない。
彼ははっきりと性格が分かれるポイントがあるので、その前後で分けて解説する。
初期の海馬瀬人
※食生活が優れているためか、(他メンバーにも増して)この頃よりも更に身長が伸び続けた様子。
今の姿からは想像もつかない程に暗く腹黒でキチガイなキャラクター(使い捨て予定の敵キャラがライバルに改変されるのはジャンプではよくある事)。(攻撃力:0)
当初の一人称は「ボク」だったが、後に「俺」(「俺様」も一人称として使っている)に変化し優等生タイプだった人物像が大きく変化していく。初期は亀のゲーム屋を「遊戯ん家」と呼ぶなど、クラスに溶け込める言葉遣いをしていた。自らの勝利と目的達成の為ならば、手段を選ばず非道に徹する悪役キャラだった。というか普通に遊戯達と同じクラスメイトであることから、明らかに今と立ち位置が違う。
超レアカードである『青眼の白龍』を何としても入手する為に所有者を自殺に追い込んだり、初期で遊戯が所持していた『青眼の白龍』を高精度コピーの偽カードと挿げ替えて略奪したり、その後に武藤双六が所持していた世界で4枚しか存在しない『青眼の白龍』の1枚を破り捨てたり(残りの3枚は勿論彼が所持)、テーマパークのアトラクションなどと称してキャンプ場で子供10人を惨殺した殺人鬼や殺し屋を雇って遊戯やその友達一行を襲わせ、ガチで殺そうとしたりと、一度でも敗れた相手に対しては敵味方問わず容赦が無かった。
東映版のアニメでは、本田ヒロトよりも喧嘩が弱い設定らしいが、原作では鉄の鞄の角で殴るという下手な不良以上に非道なことをやっている。
更には弟であるモクバに対しても笑いながら罰ゲームを課して見捨てたりする等、この頃の彼は途轍も無い程の外道だった(モクバ自身もこの頃は今では想像できない程の外道である)。
最終的に「DEATH-T最終戦」の遊戯とのデュエルで『封印されしエクゾディア』の全てのパーツを手札に揃えられて敗北。罰ゲーム『マインドクラッシュ』でその心を砕かれてしまった。
なお、有名な「粉砕!玉砕!大喝采!」はこの時期の海馬のセリフである。
アニメ版ではこのセリフは当時の放送コードの関係でカット(もしくは変更)されており、実は海馬本人がアニメで「粉砕!玉砕!大喝采!」と発言したことは一度も無い(後に遊戯王デュエルリンクスで発言している)。
MAD動画などで使われる「粉砕!~」のボイスはGXの正義の味方カイバーマンのもの。
東映版では「攻撃! 破壊!! 大喝采!!!」となっている
ちなみに上述の要素もあるのだが、同時に海馬ランドに来てくれた子供たちに対してメチャクチャ気持ち悪…もといマインドクラッシュ後の海馬なら絶対に見せないであろう満開スマイルを見せている。
もし原作がカードゲーム(マジックアンドウィザーズ)メインにならず初期の学園編のまま進んでいた場合は遊戯に色々なゲームを持ち込んできてバトルするライバルキャラになっていたらしい。
みどりの海馬瀬人
※最初に出たカプモンのゲームソフトでは、名前を『瀬戸』と誤表記されている。
テレビ朝日で放送されていた初期の「遊☆戯☆王」(死のゲームで悪人をブチ殺してた辺り)のアニメでは原作では濃い茶色だった髪が見事な緑色になっていた。中の人が「緑」川だからか。
そんな彼に付けられたアダ名がキャベツ。
転校生という設定に変わったため、制服も童実野高校指定のものではなく白の学ランを着ていた(初期設定画では童実野高校のものを着ていた)。
初登場シーンは『亀のゲーム屋』ではなく教室に変更になり、この時点でいいとこのお坊ちゃんである設定が強調され、ミーハー設定の野坂ミホに声をかけられる姿も見られた。
原作で敗北した闇遊戯との初戦に敗北せず、ブルーアイズが遊戯のコントロールにある状態から実力で引き分けに持ち込んでいる。そのため罰ゲームは受けていないが、常に1位を取り続けていた海馬にとって引き分けは屈辱でしかなく遊戯への執着が生まれることになる。その後は配下のゲーム四天王を次々と差し向けたり、武藤遊戯の窮地に加勢(入手した青眼の誇示のためでもあるが)したりと原作序盤よりもライバルとしての立場が強調されている。
なお、原作やアニメ二作目の海馬はピーピングとハンデスを異様に嫌っているが、本作では部下にピーピングスコープを使わせようとしていた(王国編以前の作品なので仕方ない面があるが)。
なお、後にDMのアニオリエピソードで登場した海馬乃亜も瀬人に似た容姿と緑髪に白学ランという見た目から、東映版の彼がモデルとも言われている。
ただしこちらはキャベツというよりかはエメラルドグリーンに近い。
なお本編放送終了後に公開された劇場版では髪色が原作漫画及びテレ東版と同じく茶色になっており、宿敵である闇遊戯との3度目のデュエルでは〈邪悪なる鎖〉という特殊カードを使う事で青眼の究極竜に相当するモンスターカード『青眼の白龍3体連結』というモンスターカードを使用している。
復活の海馬瀬人
遊戯に心を砕かれ半年以上が経過する中で、元々の自分自身を取り戻すことに成功。一転して卑怯な手段を用いず、正々堂々とした戦い方をするキャラクターに変化。デュエリストとしての誇り高さを備え持つようになった。モクバに対する愛情も思い出し、弟思いの一面が強く出て行くようになる。遊戯のことも憎むべき敵から好敵手と見るようになった。
その一方、プライドの高さと傲慢な性格は相変わらずで、城之内を「凡骨」呼ばわりする等、自分よりも実力の劣るものを見下す態度を隠さない(同じく城之内に投げかけた「馬の骨」という蔑称には自分と弟・モクバの名前を入れており、同族嫌悪や紳士のニュアンスもあるのでは?という見方もある)。
以後遊戯のライバルポジションに収まる。
遊戯を宿命のライバルと定め自分と決着を着ける事に拘っており、遊戯が自分以外に負ける事を許さない。お互いにライバルとして認め合っているが、遊戯との決闘を何よりも優先する海馬に対して遊戯の方は海馬との決着よりも仲間の危機や友情の方を優先する事が多いため海馬の一方的な執着に見えなくもない。
はっちゃけた言動も増え、「ふつくしい…」・「全速前進DA!」・「俺を殺すなら…カードで殺せ!!」等、数々の名言を残している。
ちなみに「遊☆戯☆王GX」に登場する『正義の味方』はカードの精霊であり、海馬本人では無い。
「バトルシティ編」以後、この様な白銀色のコートを着用する事が殆どになる。
強い風の流れに平気で逆らったり、飛行船の上でも全く棚引かなかったりする所から、一部の動画サイトでは「ワイヤーコート」・「形状記憶コート」・「針金コート」等とも呼ばれており、以降のシリーズのキャラ達にも引き継がれていく。
アニメ版における海馬瀬人
アニメと原作では異なる設定が見られる。
海馬に限ったことではないが、原作(及びTDSOD)とアニメ(DM、光のピラミッド、GX、5D's、超融合、ZEXAL)の世界は全く異なるもの(パラレルワールド)と理解したい。
アニメDM
剛三郎の一件が全く異なっており、卒業試験と称してKCの株2パーセントずつをモクバ共々与えられたうえで、それを100倍にするというゲームを持ちかけられる。ただし、瀬人のみこの株の分を借金として借り受けるという契約だった。
その補佐としてBIG5の一人《大門小五郎》をつけられるが、瀬人はここで剛三郎を追い落としてKCを乗っ取る計画を実行に移す。だが相手は無尽蔵の財力を持つ剛三郎。そこで瀬人が取った手段は、反乱の情報をひそかに剛三郎にリークし、その責任をモクバに押し付け剛三郎に寝返らせることだった。
これにより剛三郎は51%分の株を入手し、ゲームの勝利が確定したことで株集めを終わったが、瀬人は最終的にモクバが自分のもとに戻ってくると確信しており、実際にモクバは瀬人側に帰還(これは仮に反乱が失敗しても、モクバだけは海馬家に残れるよう考えてのことだった)。
結果、剛三郎の株は49%に減り、瀬人の持ち株が51%となったことでゲームは瀬人が勝利。失脚した剛三郎はその後、失意のうちに病を経て亡くなっている。
剛三郎が原作とは異なり自殺せず完全に失脚した=剛三郎に勝利したことで、瀬人は原作ほど「敵」に執着しない性格となり、剛三郎への拘りも「自分が開発したバーチャルシステムを軍事に転用した一件を根に持っている」という部分が強調されている。
またこの影響でDEATH-Tを作ることもなく、遊戯たちに絡む「牙を持つカード」の一件も起きなかったため、自力でソリッドビジョンシステムを作り上げている(この結果、原作とは逆に闇遊戯の方が「モンスターが実体化した!?」と驚くことになった)。
さらに最初の戦いでマインドクラッシュを受けたものの廃人にはならず、闇遊戯の言う「カードの心」の意味を考えつつ、次なる対戦に備えて決闘盤のプロトタイプを手作業で開発。しかし、不在の隙をついてペガサスと組み、反逆を起こしたBIG5の部下の襲撃を受けたことで事態を察知し、拉致されたモクバを奪還すべく王国へ……という流れを踏み、以後は原作とほぼ同様。
後に乃亜編においてバーチャル人格と化した剛三郎本人と直接対決を行い撃破するが、瀬人の方は大して拘っておらず、あっさりと見切りをつけている。
原作及びその劇場版との一番の違いはバトルシティ編後。
バトルシティ編完結直後を描いた劇場版「光のピラミッド」では、3枚の神のカードを持つ闇遊戯に勝利しデュエルキングとなることに執着。
そのためペガサスが隠し持っている新たなカードを手に入れるため、ペガサスにデュエルを挑んで勝利しカードを入手。
しかし、破壊のファラオであるアヌビスの企みに利用され、ペガサスが持っていた「ブルーアイズ・シャイニング・ドラゴン」と共に、アヌビスが忍び込ませた「光のピラミッド」の2枚を持ち去ってしまう。
闇遊戯とのデュエル中に「光のピラミッド」を発動してしまい、闇のファラオたる闇遊戯との決着をつけるはずが闇のデュエルに発展してしまい、ダメージが本当の肉体ダメージを起こし幾度と痛みを感じるものの、この時点ではオカルトについては否定していた。
しかし、ドーマ編で地球が人類を試すべく心の闇を増幅させる「オレイカルコス」の力を体感したりクリティウスに選ばれるなどの経験をしたことで「科学を超えた何か」の存在を認識・実感。さらに原作では介入していなかった記憶編にもバクラ側の思惑で引きずり込まれ、自分と瓜二つの姿の神官セトがブルーアイズ・ホワイト・ドラゴンを使役する姿を目撃することで、自らがブルーアイズを愛するルーツをその目で確と知る。
その結果、遊戯とアテムの戦いの儀にもそのままついて行き観戦、アテムが冥界へ帰還するのを見届けた。
これが理由で、アテムへの未練はまったくないどころか、「GX」の時代にはすっかりオカルトに順応している。
このため、原作及びその続編「THE DARK SIDE OF DIMENTIONS」の世界の海馬とは別の存在である。
アニメDM後のGX
ドーマ編の影響が強いためか、デュエルモンスターズの精霊の謎を解明するという目的のため、「デュエルアカデミア」を創設し、オーナーの座に就いている。鮫島校長いわく、「オーナーは変わり者」。
デュエルアカデミア自体は、GXの数十年後の世界である5D'sにも続投されている。
一応、表向きは「デュエリスト養成」施設であるため、万丈目準の兄2人(長作(長兄)と正司(次男))がデュエルアカデミアの買収を目論み準にハンデを追わせてデュエルを挑もうとした際には、海馬は「デュエルアカデミアにその程度のことで敗北する弱者はいない」「負けるようであればアカデミアはくれてやる」と豪語。
結果は海馬のいう通りに準の勝利で終わっている。
セブンスターズ・三幻魔編では、カードの精霊の世界で海馬とよく似た精霊「カイバーマン」が登場。
海馬本人ではないが、海馬のブルーアイズデッキそのものを所有しておりブルーアイズ三体融合まで披露し十代に勝利。
セブンスターズと命をかけた死闘に怯える十代に活を入れた。
光の結社・斎王編では、遊城十代達と共に修学旅行で童実野町へやってきた斎王琢磨と接触。
破滅の光に支配された斎王が妹の斎王美寿知と十代及びエド・フェニックスを対決させ、どちらが自らの運命の駒となるかを試すため、海馬ランドの使用許可を求める。
このとき海馬は斎王が何を企んでいるのかは意に介しておらず、躊躇なく許可を与えている。
十代が惑星イオに飛ばされネオスペーシアン達と出会った際には、「海馬コーポレーション」の英名が記されたカプセルが発見される。
それもそのはず、海馬は十代が幼い頃に「宇宙のエネルギーをカードに宿す」というオカルト全開の企画を子供向けに発表していた。
十代は自らが理想とするHEROをデザインし、歪んだ感情を持つ「ユベル」のカードと共に海馬コーポレーションへ送り届け、宇宙の正しいエネルギーを与えようとした。
その後、HERO達は十代の望み通りに正しい闇の力を得ることができたのだが、ユベルに関しては破滅の光を浴びてしまい、十二次元宇宙を消し去ろうとまったく別の方向へ進んでしまう。
海馬も、まさか自分の企画がこのような展開になるとは予想もしていなかっただろう。
ダークネス編では、ダークネスの侵攻により消えゆく童実野町の異変にオースチン・オブライエンが気付いた中で、海馬コーポレーションの社員名簿の中に「SETO KAIBA」の文字が確認された。
しかし、十代vsダークネス戦においてダークネスが「この世界で戦えるのは既に汝(十代)一人」と述べたことから、十代がダークネスの世界から世界中の人々を解放するまでは、海馬も一時的にダークネスの世界に飲み込まれていたことが示唆された。
原作における海馬瀬人
原作漫画
アニメと異なり、ファラオの記憶編でゾークにブルーアイズを向けることもなければ、神官セトも目撃していない。そもそも、ファラオの記憶の中へ入っていない。デュエルモンスターズの精霊など以ての外。
さらに、戦いの儀を観戦することなく出番を終えた。
一年後
劇場版「THE DARK SIDE OF DIMENSIONS」にて描かれることになった、原作最終話の一年後の海馬。
デザインは復活期とほぼ変わらないものになっているが、失ったライバルを求める狂気の視線は、当時以上に鋭さを増している(原作当時は目の中心にあった、白いハイライトが消失している)。
なりふり構わぬ姿勢は相変わらず……というか、目指す目的が難題である分、更にエスカレートしている部分もあり、その凄まじい執念で、千年パズルを組み立てるためだけに軌道エレベーターや宇宙ステーションを作成したりする程である(その結果、たった1年後にも拘わらずGXどころか5D'sクラスの技術発展を成し遂げている)。
他にもそこまでやるか!というような言動が多数あり、あまりの執着っぷりに一部ではヤンデレと言われたりもしている。まあ、宿命のライバルとか友だとか思っていたアテムが海馬には何も告げずに冥界へ勝ち逃げしまったのも悪いと言えば悪いのだが(原作では海馬はバトルシティ編以後はアテムの回想シーンと最終回でアテムが冥界へ帰った後エジプトに到着した場面でしか登場していない)。
「TRANSCEND・GAME」の時点では、新型デュエルディスク開発の副産物から生まれた新システム「デュエル・リンクス」の創造に着手していた。
しかしそのテストの最中に出会った、謎の少女・セラから、「デュエル・リンクスによる次元上昇を利用すれば、冥界の住人に会えるかもしれない」と炊きつけられてしまう。
今は亡きもう一人の遊戯へのライバル意識を蘇らせ、超意識の彼方に、冥界と彼の魂の実在を確かめた海馬は再び彼と相見える決意を固くする。
藍神の介入などもあったが、アテムの魂がもう千年パズルに宿っていない事を知らされながらも、海馬にとっては認められるものではなかった。が、器としか見做していなかった本来の遊戯に僅差で敗れ、直後の災いに共に立ち向かった。二人の実力に大きな差はなかったが、最大の敗因はアテムに固執する余りに遊戯をファラオの器としか見なかった事だろう。それはかつて、決闘者の王国でペガサスとのデュエルを意識し、目の前にいる相手に最初から勝った気になっていたアテムと同じ状況でもあった。
そして、一瞬だが蘇ったアテムの存在を感じ取り、これまでファラオの器としか見做していなかった遊戯を誇り高いデュエリストと認めて去って行った。
ラストシーンでは最新技術を駆使して冥界に行くことを可能とし、あの世にいる王と対面した。
システムの危険性やモクバに残した遺言のようなセリフ、黒い粒子などの描写から死亡説も囁かれていたのだが、高橋和希氏が個人的に描き下ろした、劇場版後の様子を描いたイラストでは、冥界行きに失敗しつつも生還し、武藤遊戯(表)と共にゲーム開発を行っている。(ただしこれもひとつの未来とのことなので映画の海馬の生死は依然不明のままで物語を完結している)
家族関係
光属性・ドラゴン族。攻撃力3000・守備力2500。レベル8。
海馬が当初から「切り札」として使い続けているカード。自らのデッキに3枚投入している。先述通りアニメの中では世界で4枚しか存在しないと言われる程の超レア。
極めて高い知名度を誇る遊戯王界でもトップクラスの人気モンスターにして、言わずと知れた社長の嫁。
但し3体の『青眼の白龍』が合体したり融合したりすると死亡フラグになってしまう。またそもそも非合法な手段で手に入れたカードであるためか、『青眼の白龍』を2体以上召喚してしまうと大抵は敗北してしまう。
昔モクバから手描きの『青眼の白龍』のイラストカードを貰ってからか(但しこれはアニメのみの設定)本人のこのカードに対する思い入れは極端に強くなり、『青眼の白龍』型のジェット機や機関車(どちらも凄く高性能)等も作ってしまう程になっている。
これらの執着は前世におけるキサラとの縁が関係していると示唆されている。
その為か他の物が自分以外に『青眼の白龍』を使われる事が我慢ならず「デッキに同じカードを投入する事ができるのは3枚まで」と言うルール上の理由を盾に、武藤双六の所持していた4枚目の『青眼の白龍』を破り捨ててしまった(原作では原型すら残っていないが、アニメでは真っ二つ)。
ちなみに四枚の内、一枚は英語表記である。
神属性・幻獣神族。攻撃力4000・守備力4000。レベル10。
「バトルシティ編」からの海馬の切り札(その2)。神(三幻神)のカードの1枚。イシズから借りうける(後に正式に譲って貰う)。
それまで『青眼の白龍』に並々ならぬ執着を見せていたにも拘わらず、イシズから入手した後のデュエルロボとのテストプレイ(「バトルシティ編」の前哨戦)ではその圧倒的な強さに傾倒し『青眼の白龍』以上に勁烈な執着心を持ってしまう。
アニメ版ではその後の対戦において何と『青眼の白龍』を3体も生贄にしてまで召喚する様になってしまった。
そのポジションのせいなのか、はたまたキサラの様な擬人化キャラクターがいない為なのか、pixivで「海馬と白龍」のイラストは数多く見られるが「海馬とオベリスク」のイラストはかなり少ない。
オベリスクのカードと別れた後も、デュエルアカデミアの最優秀クラスの名称に、三幻神の最高位であるラーではなく、オベリスクを充てている。
『青眼の白龍』を中心としたパワー&クラックデッキ。
攻撃力の高さと『ウイルス』カードによるデッキ破壊を得意としている。
デッキ構築の高さにおいては全キャラ中、最強レベルで闇遊戯の上を凌ぐ程。
よく彼がアニメオリジナルで剛三郎に言っていた「強力なモンスターのみに頼った愚かなデュエルが如何に脆いか教えてやる!」という台詞に対して「お前が言うな」とツッコミを言われる事が多いが、コレは的外れな発言である。
実際、海馬は幼少期の貧しい影響もあった為か、本質的に力を求める傾向が強く、モンスターカードの殆どが攻撃力の高いモンスターである。しかし彼の場合は、魔法・罠カードもしっかりとデッキに組み込んでおり、初期の城之内デッキのような『モンスターばかりのデッキ』とは違う。
殆どのフィニッシュでは『青眼の白龍』による物であり『ウイルス』カードによって相手のデッキを破壊して勝利した対戦は一度も無い(光のピラミッドでのシミュレーションのみ例外)。
「バトルシティ編」において『青眼の白龍』を普通の生贄召喚(アドバンス召喚)したのはイシズ戦と遊戯戦のみであり、予選までは殆どが『オベリスクの巨神兵』でトドメを刺している。
また原作中では「二体の生贄」と言う正規の方法で召喚したのはイシズ戦だけであり、アニメや「遊☆戯☆王R」等を含めてもアニメでのバクラ戦と「遊☆戯☆王R」の天馬夜行戦のみである。
つまり海馬はバトルシティ以降では『青眼の白龍』の召喚の殆どを何らかのカードの効果で特殊召喚して行っている事になる。
元々彼のデッキは神のカードが無くても最強である。
しかしドラゴン族モンスターが意外にも少なく、海馬のデッキに含まれている『青眼の白龍』を除くドラゴン族モンスターは『カイザー・グライダー』のみである。
アニメや劇場版では多数のドラゴン族モンスターが多く見られるが、あれらは全て正式な彼のドラゴンデッキでは無い。
意外にも『ミノタウルス』『ガーゴイル·パワード』『XYZ』シリーズ等、獣戦士族・悪魔族・機械族のモンスターが多い。
ザ・ヴァリュアブル・ブック1の高橋和希氏によるキャラクターのデッキ分析によると「とにかく海馬は、強いモンスターカードと、枚数が少ないレアカードが大好きなので、限定カードを中心にして、デッキを組むでしょうね。魔法C(カード)や罠Cはあんまり入れないと思います!力でねじ伏せるのが趣味なので、ヘタすると怪物C(モンスターカード)だらけになる可能性も」とのこと。また「勝ちにいくデッキだね。絶対に誰にも容赦しないデッキ」「『カードがプライドだ!』みたいな所がある」とも語られている。
初期では元来『ミノタウルス』が切り札とされていたが、中身が武藤双六から掠奪した『青眼の白龍』入りのデッキを使用していた。
海馬のデッキの中でも最強のモンスターは『青眼の白龍』の3体を融合した『青眼の究極竜』であるが、実は『青眼の究極竜』を融合召喚して一度も勝利した事が無い。
但し「遊☆戯☆王R」の天馬夜行戦の様に他のモンスターを召喚しなければ勝利していた決闘や、劇場版「光のピラミッド」の様に邪魔が無ければ勝利していたオリジナルは一応ある。
このデッキの強さの源は『青眼の白龍』であり、悪く言えば『青眼の白龍』が無い海馬のデッキの構築は半分以下である事になる。
唯一、デッキの明確な弱点があるとすれば、それは「攻撃力の高いモンスターばかりで構成されている点」である。
実際、王国篇でのペガサスとのバトルでは、魔法カード「コピーキャット」によって「死のデッキ破壊ウイルス」をコピーされてしまった結果、海馬のデッキは殆どのモンスターが使用不能になってしまい、あっけなく敗れてしまう事になった。
上記のようにウイルスカードによって相手をパワーダウンさせるのを得意とするが、それが通じない、もしくは効果が薄い相手とは相性が悪い面もあり、イシズや幾度もの修羅場を潜り抜けて成長した城之内など、相手の力を逆用するようなトリッキーな相手には苦戦を強いられたりもした。
また若干手札使いも荒く、双六には「魔法カードの使い方に難あり」と断言されてしまっており、後年も魔法カードの扱いのミスで敗北していることが結構多い。
一方で罠カードの扱いはリシドに比肩する凶悪な腕前を持つが、BIG5の大門小五郎には「罠カードが使えなければ残されたのはパワーでゴリ押しするだけ」とも評されており、長所を潰されてしまうと途端に脆くなってしまうと言える。
主な使用カード(通常及び効果モンスター)
青眼の白龍 (原作で登場)
先述通り海馬が当初から「切り札」として使い続けているカード。
自らのデッキに3枚投入しており、その愛着心は誰にも引けを取らない。
通常モンスターの中でも最大攻撃力を誇っている。
ガーゴイル (原作で登場)
記念すべき最初のデュエル、遊戯戦(1回目)において、海馬が最初に使ったカードである。
攻撃力もレベルも低い為に登場は1回目だけであるが、最初にソリッド・ビジョン化して初めて破壊されたモンスターである事で有名なカード。
コレがきっかけで海馬はソリッドビジョン化できるシステムを作るのであった。
ロード・オブ・ドラゴン-ドラゴンの支配者- (原作で登場)
「バトルシティ編」の前哨戦であるデュエルロボ戦においてデュエルロボが最初に使用した。
元々は海馬のカードの為、4回目の闇遊戯戦で使用し『ドラゴンを呼ぶ笛』の特殊召喚コンボで2体の『青眼の白龍』を特殊召喚する事に成功している。
また、原作の続編であるTHE DARK SIDE OF DIMENSIONSでも、藍神との次元領域デュエルの際に海馬の手札にあることが確認できる。
ブラッド・ヴォルス (原作で登場)
攻撃力1900、レベル4モンスターの中でもとりわけ主力になるカード。特殊能力がないため使い所が難しくあまり使えない印象が高い。そのため殆どが「殺られ役」で登場しており、イシズ戦においては魔法カード『収縮』と『死のデッキ破壊ウイルス』のコンボでわざと『ムドラ』に破壊されイシズのデッキを破壊する役目を果たす等、実質上バトルフェイズ中の戦闘ではあまり活躍をしていない。
その戦績・活躍は芳しい物では無く、殺られ役である事が多い為か、他の決闘者が使うと脇役的な殺られ役が非常に目立つモンスターだった。
映画では、リメイク版のカイザー・ブラッド・ヴォルスが登場したが、やはりやられ役だったものの社長の切り札を解き放つのに一役買った。
ミノタウルス (原作で登場)
海馬が『青眼の白龍』を手に入れる前までは海馬のエースとして活躍していたモンスター。
アニメ初期から第一期の海馬曰く「獣系でも最強を誇るカード!!」であり、確かにそれまでのデュエルでは攻撃力1700を超えるモンスターは滅多に存在しなかった。
魔法カード『巨大化』とのコンボで遊戯のモンスター達を苦しめたが『デーモンの召喚』の攻撃により破壊された。
その後も準主力カードとして多岐に渡り活躍するが、初期程では無くなる。
城之内戦では『ケンタウロス』と融合し『ミノケンタウロス』と言う融合モンスターにも変貌を遂げた。
また、OCG版ではリメイク版の『激昂のミノタウルス』が登場している。
闇・道化師のサギー (原作で登場)
攻撃力600と低いが、王国編まではさまざまな活躍をしていた。
最初は魔法カード『闇・エネルギー(テレ東版では『闇ジェネレーター』というオリジナルカードがその代わりを務めている)』の効果によって攻撃力が3倍になる効果を受けパワー攻めをしており、社長お得意の『ウイルス』カード『死のデッキ破壊ウイルス』の発動トリガーとなって活躍。
攻撃力が低いモンスターの中ではウイルスカードの媒体になれることもあってか、珍しく海馬が長期間愛用しており、文庫版に掲載された白癬には「モンスター ホラー館」に巨大なこのモンスターの像が設置されている(ほとんどがブルーアイズ関連でほぼブルーアイズランドと化している海馬ランドの中で、このモンスターだけ唯一ブルーアイズと関係のないモンスターである)。
また、THE DARKUSIDE OF DIMENSIONSでも投入されているのが確認できる。
ブレイドナイト (原作で登場)
バトルロイアル戦で海馬が召喚した戦士族モンスター。
原作では本編とR編の二度だけの登場だが、アニメでは多く召喚されていた。
またOCGでは、手札が1枚以下の場合に攻撃力がアップする効果、攻撃したリバース効果モンスターのリバース効果を無効にする効果を持つ。
XYZシリーズ(原作で登場)
『X-ヘッド・キャノン』・『Y-ドラゴン・ヘッド』・『Z-メタル・キャタピラー』の3体の頭文字で名付けられたカードシリーズ。
召喚成功時に応じて合体しながら自身を強化して戦う初の特殊モンスターであった。
元々は海馬が神のカード『オベリスクの巨神兵』を生贄召喚する為のカードである。
アニメでも活躍している上、特に劇場版『光のピラミッド』のペガサス戦では「除外コンボ」から罠カード『異次元からの帰還』で一気に融合素材を揃えた後に合体召喚(この時は融合召喚扱い)され、ペガサスにリベンジを果たすきっかけを作る。
GXでは次世代版のライバルキャラがさらに強化された状況で使用している。
スピア・ドラゴン (アニメでのみ登場)
アニメオリジナルの海馬の決闘《デュエル》で最も召喚されたカード。
攻撃力の高さと貫通効果を活かし、切り込み隊長的な活躍をしていたが、『ブラット・ヴォルス』と同じで損な役回りしか果たしていない。
異次元竜トワイライトゾーンドラゴン (アニメでのみ登場)
ステータスは低いが、対象をとらないカードの効果では破壊されない為に、優れた守りのカードであった。また、攻撃力1900以下のモンスターとの戦闘では破壊されない為に、『サイクロン・レーザー』を装備した『ビックバイパー』の攻撃を防ぎ、最終的には『青眼の白龍』の生け贄召喚の為の生け贄となる。
ドーマ編でも登場し、『コストダウン』でレベルを下げて召喚される。
ダイヤモンド・ドラゴン (アニメで登場)
原作では名蜘蛛コージがアンティカードとしていたカード。彼はこのカードの価値を過大に主張し、対戦相手からレアカード又は金(十万円)を巻き上げようとしていたが、制止に入った海馬に破り捨てられた挙句、海馬に心中で「こんなカード オレは三十六枚持っているよ…」と切り捨てられた。
アニメでは普通に彼の手によって一応召喚されるが、『オベリスクの巨神兵』の効果コストによる生け贄にされたり、『スピリット・ドラゴン』のパワーアップ効果によるコストとして捨てられている。
混沌帝龍-終焉の使者-(アニメでのみ登場)
『KCグランプリ』でのジーク戦でのみ登場。
登場後、すぐに効果を発揮して全てのモンスターを全滅させる。反則に近いためこの後一切出てこなくなる。『次元融合』により『青眼の白龍』と共に再び登場し、『ワルキューレ・ブリュンヒルデ』と相打ちとなった。
オベリスクの巨神兵 (原作で登場)
最初に登場した三幻神の一角にして、海馬の切り札の1枚。
バトルシティ編では主に彼の手によって活躍したが、準決勝で遊戯に敗れてしまい、ルールによって彼に託した。
青眼の光龍 (劇場版でのみ登場)
劇場版「光のピラミッド」のペガサス戦で勝利した際に海馬が手に入れた『青眼(ブルーアイズ)』の新たな力。
あらゆる効果を無効にできる超絶な効果を持つ究極を越えた光の『青眼』。
青眼の亜白龍 (劇場版でのみ登場)
映画「THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』に登場した青眼の白龍の初期形態。軽い召喚条件に加えステータスが一致するのでサポートを共有しやすい。
パンデミック・ドラゴン (劇場版でのみ登場)
劇場版THE DARK SIDE OF DIMENSIONSにて使用したドラゴン。恐らくウイルスカードのリメイクと思われる。攻撃力を下げる二つの効果とモンスターを破壊する効果をあわせ持つ。
ディープアイズ・ホワイト・ドラゴン (劇場版でのみ登場)
同じく『THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』に登場した海馬いわく『究極のドラゴン』。墓地のドラゴンを参照する強烈なカウンター効果と墓地のドラゴンの攻撃力をコピーする効果を持つ。今までのブルーアイズとは異なり、デザインは女性らしさを強調したものになっている。ちょっぴりエッチである。
このカードを使ったデュエルのラストは原作ファンなら必見。
主な使用カード(融合モンスター)
青眼の究極竜 (原作で登場)
海馬デッキにおける「最後の切り札」として幾度と無く使われたカード。純粋な攻撃力の高さであれば『オベリスクの巨神兵』をも上回る。
また、アニメオリジナルでは、遊戯の『カオス・ソルジャー』との融合により『究極竜騎士(マスター・オブ・ドラゴンナイト)』となる。
ミノケンタウロス (原作で登場)
城之内のモンスターを次々と倒すが、最終的に『真紅眼の黒竜』によって倒される。
双頭の雷龍 (アニメでのみ登場)
乃亜編の乃亜戦で海馬が使用した雷族融合モンスター。
OCGでの種族は雷族だが、『竜の逆鱗』の効果を発揮させる事ができているため、アニメではドラゴン族として扱われている。
究極竜騎士 (アニメでのみ登場)
『青眼の究極竜』が遊戯の『カオス・ソルジャー』と融合したモンスター。
攻撃力5000と、遊戯王OCGでも最高攻撃力に入る。
真青眼の究極竜 (劇場版でのみ登場)
新たな姿と原作での三回攻撃効果を得た、生まれ変わった青眼の究極竜。
青眼の究極竜と比べると腕がなく、青眼の亜白龍に似た模様が身体中にある。
主な使用カード(儀式モンスター)
白竜の聖騎士 (アニメでのみ登場)
ドーマ編で初使用され、青眼の白龍を生け贄にこのモンスターを儀式召喚し、漆黒の闘龍を戦闘破壊した後、自身を生け贄に青眼の白龍を特殊召喚した。
『光のピラミッド』でもフィールド上の『デスグレムリン』を生け贄に儀式召喚され、『マジシャンズ・ヴァルキリア』を戦闘破壊し、『青眼の白龍』をデッキから特殊召喚した。
アニメの海馬が唯一使用する儀式モンスターである。
ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン (劇場版でのみ登場)
守備モンスターと戦闘を行う場合、特殊な貫通ダメージを与える強力な効果を持ち、更にOCG版だとオベリスクと同等の耐性を持つ。
こちらは逆に原作の時間軸での海馬が唯一使用する儀式モンスターである。
彼の前世はファラオに仕える神官セト。
千年ロッドの所有者であった。ファラオとは従兄弟の関係でもある。
下の名前、東映版のEDに登場する『白い素肌の君』という歌詞から、初期の時点で古代エジプト編の構想的なものはあった様子。
最終回のオチは初期から決まっていたらしい。
『海馬』は脳の部位の名前であり、タツノオトシゴの意味であり、海馬コーポレーションが登場してからは序盤のファンタジー色に変わってSF色が強まっていった。
彼に合わせてゲスト(原作限定)が動物の名前中心になったのだろうか?
コメント
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