「魑魅魍魎跋扈するこの地獄変……名護啓介がここにいる!」
【R・E・A・D・Y】
「イクサ、爆現ッ!」
【フィ・ス・ト・オ・ン】
「ファンガイア……その命、神に返しなさい……!」
スーツアクター:岡元次郎(男性変身時)、蜂須賀祐一(女性変身時)、永徳(ネット版ディケイド)
※CVは後述する装着者を参照
概要
素晴らしき青空の会が軍事用のパワードスーツを改造して製作した、対ファンガイア用パワードスーツ。作中では2号ライダーという位置付けだが、キバがいない過去編では実質主役ライダーである。イメージは聖職者の法衣。
なお「イクサ」は、「Intercept X Attacker」の頭文字(I.X.A.)を取って略した呼称。
意訳すると「未知なる脅威(ファンガイア)を迎え撃つ戦士」である。
1986年にロールアウトし、直後にあたる過去編では武装がイクサナックルしかなく動作が非常に不安定で、長時間運用すると凄まじい負荷がかかる欠陥を抱えており、ウルフェン族である次狼ですら入院したほどである。(わざと敵ファンガイアに奪わせて変身させ、体力を消耗させたシーンすらある)。
現代編では22年に及ぶファンガイアとの戦闘で得たデータによってアップデートを重ね「Ver.X」へと改良された。外見は変化していないが内部性能が大きく向上しており、装着者の負担が軽減されイクサカリバーなどの各種装備、バーストモードへの変形等が追加された。
本編途中にて「Ver.XI」へアップデートされ、ライジングイクサへの強化変身を実現。それに伴い口部分が携帯電話型ツール「イクサライザー」へと換装された。
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フォーム
セーブモード
イクサの基本フォームで、パワーを抑えている状態。変身したらまずこの状態になる。システムは安定するが性能はバーストモードより若干落ちる。過去編ではこのセーブモードのみで活動する。
必殺技は、イクサナックルに全エネルギーを一点集中させ、敵を殴って粉砕する「ブロウクン・ファング」。イクサベルトにナックルフエッスルを読み込むことで、「イ・ク・サ・ナ・ッ・ク・ル・ラ・イ・ズ・ア・ッ・プ」の電子コールと共に発動する。またエネルギーは弾丸のように遠距離に向けて放つことも可能。バーストモードでも使用可能。
バーストモード
セーブモードで抑えられていたパワーを開放した状態。顔面部のシールドが展開する。このモードにチェンジする際爆発が発生し、近くの敵を吹き飛ばす事もある。
システムの全機能を発揮できるが負担も大きく、30分以上バーストモードを使用するのは非常に危険だとされている。
必殺技は、光を纏ったイクサカリバーで敵を一刀両断する「イクサ・ジャッジメント」。イクサベルトにカリバーフエッスルを読み込むことで、「イ・ク・サ・カ・リ・バ・ー・ラ・イ・ズ・ア・ッ・プ」の電子コールと共に発動する。
ライジングイクサ
最強形態。該当項目参照。
主な装着者
ツールによる変身システムのため、ある程度の戦闘能力を持つ者ならば誰でも変身可能。そのため、敵に強奪されることもあったが、その際は欠点を逆用している。
過去編
現代編
ツール(イクサアームズ)
イクサの起動キーを兼ねる電磁ナックルウェポン。小型ロボットでもある。
適合者がイクサベルトに装着(フィストオン)することで変身が完了する。
イクサベルト両サイドのスロットに装備された、キバのフエッスルを模した電子キー。7種類存在し、イクサベルトのフエッスルリーダーに差し込むことにより、様々な効力を発揮する。
・ナックルフエッスル
ブロウクン・ファングを発動する銀色のフエッスル。過去編でも登場。
・カリバーフエッスル
イクサ・ジャッジメントを発動する金色のフエッスル。
・パワードフエッスル
パワードイクサーを召喚する白いフエッスル。
・フェイクフエッスル
キバの持つフエッスルを科学的解釈でトレースしたフエッスル。
キバのフエッスルと似た周波数の音を出し、モンスターアームズを自らの下に召喚する。
劇中ではガルルフェイクのみを使用。
・ライザーフエッスル
「ファイナルライジングブラスト」を発動する青色のフエッスル。イクサライザーのグリップ部に装着することで、ライザーを武器として使用する為のプロテクト解除キーでもある。
専用武器。通常時は銃型のガンモードであり、ガンモードのマガジン部をグリップ部に収納することで、中心部から赤い刀身が伸び剣型のカリバーモードに移行する。
ガンモード時には、パワートリガーを引くことでシルバーマズルからファンガイアが苦手とする純銀物質を含んだ弾丸・シルバーバレットを秒間30発、最大120発連射することが可能。カリバーモード時には、ファンガイアの皮膚に化学反応を起こして溶解させる刃・ブラッディエッジで敵を切り裂く。
なお、生身の人間でも扱う事が出来、麻生恵が名護啓介から借り受けレディバグファンガイアに大ダメージを与えた。また、敵に奪われた事も。
名前の元ネタはエクスカリバーから。
武器兼ライジングイクサへの強化変身用ツール。通常時は携帯電話型であるが、変形させてグリップ部にライザーフエッスルを差し込む事で銃として使用可能になる。
通常時のガンモードではエネルギー光弾を発射する他、コンソールのキーを押す事でシングル、バーストモードへの切り替え、「ファイアー」「ブリザード」「レイザーネット」「スカウターサーチ」の4機能も発動可能。
専用ビークル
イクサリオン
「素晴らしき青空の会」が製作したイクサ専用のハイパーモーターサイクル。650馬力を誇るマシンで、別名<戦獅子>。キバのマシンキバーを上回るパワーを持つため、イクサの装着者に選ばれた高い身体能力を持つ者でなければ乗りこなせない。
ベースはホンダのフラッグシップスポーツバイク、CBR1000RR。仮面ライダーカブトに登場したマシンゼクトロンの改造である。
該当項目参照。
パワードイクサー
イクサ専用の高性能重機。該当項目参照。
テーマ曲
イクサ変身
劇伴音楽。名護イクサの変身シーンではほぼ毎回流れる。
当初は現代編でのみ使用されていたが、中盤からは過去編でも使用されるようになった。
「CSMイクサベルト&イクサライザー」にも、現代モードと過去モードの両方で流れる仕様で収録されている。
Individual-System
テーマソング。現代編、過去編ともに使用される。
「CSMイクサベルト&イクサライザー」にも、現代モードと過去モードの両方で流れる仕様で収録されている。
客演
仮面ライダーディケイド
直近の作品のライダーという事もあってか、比較的登場回数が多い。
「ライダー大戦」の夢
第1話では光夏海が見た夢の中に登場。
「イクサリオン」にバーストモードの状態で搭乗していた。
カブトの世界
同時に召喚された仮面ライダーサイガとともに、クロックアップ中の仮面ライダーカブトに攻撃を命中させるというとんでもない快挙を上げている(イクサカリバーの銃口を相手に自動追尾する機能によるものと思われる)。
ディエンドの召喚したライダーの中で声を発したのはこの二人が初で、イクサは「待ちなさい」「ひざまずきなさい」と名護啓介を意識したような言葉遣いだった。
ライダー大戦の世界
キバの世界のイクサが登場。
ライジングイクサにフォームチェンジするも、仮面ライダーブレイドらに倒される。
劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
ライダーバトルの参加者としてスカイライダーと戦う。「青空」つながりらしい。勝敗は不明。
主役ライダー以外でライダーバトルに参加していたのは(少なくとも映像中では)イクサだけだった。
仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010
士が居なくなったのでキバの世界でワタルとサガ共に空を見上げていた。
リ・イマジネーションライダーの名前を考えると変身者の名前はイクサがケイスケ、サガがタイガだろうか?
仮面ライダージオウ
本編では登場しない。
『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ』において、仮面ライダーゲイツマジェスティが必殺技「エル・サルバトーレタイムバースト」を放つシーンのみ登場する。
ゲーム作品
ガンバライド
第1弾からセーブモードとバーストモードが登場。
必殺技はセーブモードが「ブロウクン・ファング」、バーストモードが「イクサ・ジャッジメント」でいずれも劇中技。
変身者は名護啓介で、放送中だったのもあり本人ボイス。
当初は低レアのみだったが、第7弾でバーストモードがスーパーレアで収録。しかもカードナンバーが名護さんナンバーである7-053。
相性が防御ベスパで、ライダースキルがボウギョ+300と防御特化カードとして有名。さらに、シャバドゥビ弾では機械タイプのタイプボーナスで防御が上がる。
続く第8弾ではセーブモードがスーパーレアで収録された。
その後、S4弾でバーストモードがSR、S6弾でセーブモードがCRで収録されている。
シャバドゥビ5弾ではついにライジングイクサが参戦。レジェンドレアで収録された。
必殺技は「ファイナルライジングブラスト」。
技名は同じだが、レベルが上がると遊び心キックが追加されたバージョンになる。ガンバライドでは壁がないステージもあるため、イクサカリバーを壁代わりにしている。
シャバドゥビ弾ではセーブ、バースト、ライジングのいずれも機械(メカ)タイプ。
ガンバライジング
ガンバライジングでは2弾からキバと共に参戦。変身者は名護啓介。
声は一応本人ボイスだが、ガンバライドからの流用である。セーブとバースト両方のフォームが登場した(ある意味主人公を差し置いて)が、収録された劇中の必殺技がまさかの表のセーブモードの「ブロウクン・ファング」で裏のバーストモードは下位技という珍しいライダーである。
バッチリカイガン2弾ではようやく「VSライバルセレクション」の一枚として高レアで登場。同時に「イクサ・ジャッジメント」も実装された。ただし、バーストモードの演出は今の所なし。
ボトルマッチ4弾では仮面ライダーキバ10周年記念特集が行われ、ライジングイクサや音也イクサが参戦した。
ライジングイクサはLRとCPで参戦。
必殺技は「ファイナルライジングブラスト」。バースト版になると遊び心キックが追加される。
「仮面ライダーイクサ セーブモード(音也)」はSRで参戦。
(音声はおそらく北都の仮面ライダーと同時に収録されたものと思われる。ちなみにこのふたりを組むと「No.90710108」の称号が発生。)
必殺技は「ブロウクン・ファング」。
バーストライズ5弾ではイクサ祭り2020が行われ音也イクサが『魔界城の王』で見せたブロウクン・ファングを引っ提げてLR化。バーストするとダークキバに変身する。
バトライド・ウォーシリーズ
初代より名護啓介イクサが、Ⅱより紅音也イクサが参戦。いずれも本人ボイス。
『初代』、『Ⅱ』ではNPC、ボス、アシスト専用キャラ。
「創生」より名護イクサがプレイアブルキャラとなる。通常時は力を抑えたセーブモードと強力なバーストモードを持つ。バーストモードは強力だが、時間経過と共に「ヒートゲージ」が溜まり、限界まで溜まるとオーバーヒートを起こし一定時間操作不能になる上しばらくバーストモードにチェンジできなくなる。そのため、ゲージを確認しつつ二つの形態を扱う必要がある。
超必殺技ではライジングイクサに変身。遊び心のキックも再現。
ライダージェネレーション
2より名護イクサが参戦。
ライダーアビリティは「せいぎのたたかい」で、敵を倒すとランダムでボタンを入手し、一定数集めると能力がアップする。
ライダーレボリューションでのライダーパワーは「753は315です!」。体力が回復する。
シティウォーズ
2018年冬のライブで投票による音也イクサが実装候補として決まり2019年7月11日に音也イクサが満を侍して実装された。ちなみに本人ボイスだと思われる
更に2020年10月5日に名護イクサが実装され、まさかの予告なしでのサプライズ実装であり更にシティウォーズ側の機材トラブルにより2時間延長したのち使用可能とされた(音也イクサが実装される前もシルエットな無かったがこちらはYouTubeチャンネルのコメント返し含め一切の情報は無かった)
ちなみにこちらは本人ボイスでは無いと思われる。でも名護さんは最高です!!
イクサ祭り2020
2020年5月にイクサ関連の以下の新商品が一挙に展開された。
- 「COMPLETE SELECTION MODIFICATION イクサベルト&イクサライザー」
- 「S.H.Figuarts(真骨彫製法) 仮面ライダーイクサ」
- 「魑魅魍魎跋扈する、この地獄変…名護啓介はここにいる…! Tシャツ」
余談
・セーブモードは仮面ライダーの原案「クロスファイヤー」、バーストモードは仮面ライダー1号を意識している。
・当初の企画名では「仮面ライダーハンター」。
おそらく吸血鬼ハンター=聖職者の発想からであろう。
・漫画作品である『仮面ライダーspirits』に登場する、滝ライダーとは共通する点が多い。(イクサナックルとライダーパンチ用の火器、戦う相手が吸血鬼など)
・本来2号ライダーといえば、全体の形状やツールなどが主役ライダーと同じプロセスで生まれる(主役ライダーと類似している)パターンが多いが、イクサの場合はフエッスル以外はキバとほとんどプロセスが違っており(顔や身体の形状、変身アイテムなどが全然違う)、独立している構想になっている珍しいライダーである。
・音也の変身したイクサにはスーツが破損する描写がある。劇場版ではマミーレジェンドルガを零距離で倒したものの直前の攻撃でマスクにダメージが入っており、その後はマスクを外した(武田航平氏が実際にスーツを着ている)状態で仮面ライダーアーク戦に挑んでいる。第46話ではキングの攻撃で変身解除と同時に右腕パーツが吹っ飛び…。
関連タグ
193 753 名護さんは最高です! その命、神に返しなさい!
関連・類似キャラクター
- 仮面ライダーダークキバ、仮面ライダーキバ、仮面ライダーグリス、グリスブリザード:音也を演じた武田航平氏が演じるライダー。ダークキバは音也も変身する。グリスブリザードとはナックル型のアイテムで変身するという繋がりもある。
- 斬鬼、凍鬼:次狼を演じた松田賢二氏が演じるサブライダー。
- 仮面ライダーG3/G3-X:脚本家が同じ作品の2号ライダーその1、「怪人に対抗する組織によって開発されたパワードスーツ」「他のライダーとはシステムの構造が異なる」「最強形態の専用武器は番号を入力する」「敵との戦いで破損した事がある」「変身者が組織に属する」といった点が共通。
- 仮面ライダーカイザ:脚本家が同じ作品の2号ライダーその2、「変身ベルトに変身アイテム兼武器を装着して変身する」「使用する装備に遠近両用武器と携帯型の銃がある」「必殺技が似ている」「大型ビークルを所有している」「変身者の身体に負荷がかかり、死亡する危険性・可能性がある」「怪人が変身した事もある」「小説版では量産される」など共通点が多い。なお、英語表記はKAIXAである。
- 仮面ライダーマッハ:白い2号ライダー、「主役ライダーとは異なるライダーシステムを使用する」「遠近両用武器を使用する」「白いバイクを所有している」「敵の前で口上を決める」「マスクが展開する」「使用者の身体に負荷がかかる為、変身時間が限られている」「実質的なラスボスと激闘を繰り広げて撃破する」「変身者が怪人を敵視し全滅させる事に固執していたが、物語が進むにつれて怪人に対する認識を改めると同時に人間としても戦士としても大きく成長する」といった多くの共通点がある。
- 仮面ライダーライブ:聖職者の衣装を模したような白い2号ライダー、飛び道具としても使えるアイテムで変身する。モチーフはキバやダークキバと同じコウモリ。
○号ライダー