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アラマキ(ONEPIECE)の編集履歴

2023-08-17 18:03:42 バージョン

アラマキ(ONEPIECE)

あらまき

アラマキ(ARAMAKI)とは、少年漫画『ONE PIECE』に登場する軍人である。

影響力ってのは欲しても得難い力だ…


この記事はアニメ未収録の重大なネタバレ情報を含みます。

概要

世界の均衡を司るという三大勢力の一つ、海軍本部に所属する軍人。

通称緑牛」。

マリンフォード頂上戦争の後に行われた「世界徴兵」なる大規模な人事改革によって新たに「海軍本部大将」に抜擢された人物。


先に登場していた"藤虎"ことイッショウと同じく、それ以前は海兵ですらなかった模様。

イッショウ共々「化け物」と評されている。

世界会議編で初登場するも、通り名の緑牛としか呼ばれず、シルエットのみだったが、ワノ国編の終盤で遂に本格的に登場した。


プロフィール

本名アラマキ
通称緑牛(りょくギュウ)
CG懸賞金3冠30億ベリー相当)
年齢不明
身長不明
肩書き海軍本部大将
所属海軍本部
悪魔の実モリモリの実自然系
覇気武装色、見聞色
出身地不明
誕生日不明
星座不明
血液型不明
好物不明
一人称おれ
笑い方らはは
掲げる正義死ぬ気の正義
初登場単行本90巻 第905話『美しい世界』
CV藤原啓治(第882話)→ 未定

容姿

緑牛(アラマキ)

他の大将と同様に長身で、細身で筋肉質な身体を持つ。

肩まである癖毛の長髪と長い睫毛、左肩から腰にかけて入っている「死川心中」の漢字の刺青が特徴。


服装は、上半身裸に海軍のコートを羽織り、花柄があしらわれているダメージの入ったレザーのパンツとサングラスを着用している。

また、腹部にベルトを通し短刀を差しており、タバコを咥えている描写もある。


なお、髪色についてはまだ明らかになってはいないが原作者曰く黒色にはしないつもりであるとのこと。

なお、今まで登場した大将は全員黒髪であった。


人物

らはは!!おねーちゃんが“あーん”ってしてくれたら食っちゃうなー!

面倒でもう3年は何も食ってねェけど!!らはは!!


一人称は「おれ」で笑い方は「らはは」。

新世界編の海軍大将の中では最も自由奔放な性格をしており、CP‐0五老星の電伝虫を介しての会話を突然妨害したり、上司に断りを入れずに部下も引き連れないで単独で行動する等、元海軍大将のクザンと同等かそれ以上の身軽(=身勝手)な立ち回りをする。

他の大将たちと比較すると感情豊かで独り言も多い。


おれァ大好きなんだあの人の"徹底的"スタイル


ただし、彼はサカズキが掲げる「徹底的な正義」を肯定しており、自身が掲げる正義も具体的には不明だが海軍の中では過激派の部類に入り、対峙した海賊には一切の容赦をしない。

サカズキに誉められたいあまりに成果を上げようと独断専行をすることもある様子。


その反面、同じ海軍の者に対してはフランクな姿勢を見せ、味方同士での争いは基本的に避ける。

作中では尊敬するサカズキからの命令を受けても、無断でマリージョアに入ったイッショウの滞在を黙認した。


思想

お前ら…“外”の事知ってんのか?

この世の神は“天竜人!!”

世界政府に加盟してねェこの国にゃあ!!ねェんだよ!!人権がよォ!!!


憎むなよォ!!?これが世界!!


教えとく!!人類は"下"を作って生きてきた!!

"差別"とは安堵だ!!!


目的の為に犠牲は厭わない合理主義者

更に、「世界政府非加盟国家の住民には人権がない」「人類は何かしらを差別して安堵を得てきた」「この国(世界政府非加盟国のワノ国)で何人死のうが法にゃ触れねェ!!」とワノ国の侍達に言い放つなど、選民思想とも解釈できる危険な価値観も持っている面もある。


ただし、海軍は正義を標榜する建前上明言こそしていないが、この思考は紛れもなく世界政府の考え方・手法そのものであり、彼の行為は世界政府の敷いたルールを海軍本部大将が直々に執行しているだけとも考えられる為、彼はスパンダムと同様、世界政府や海軍が直接触れようとしない禁忌を堂々と口に出す性格で、世界の歪な構造を知りつつもこれで平穏を築けるなら肯定すると考えを持った現状追認主義者と解釈する事も可能である。


なお天竜人に対してはこの世の神と認めながらも決して良い感情は持っておらず、革命軍との戦いの最中に「誰か怪我したら死刑だえ!!?」と罵倒された際には「やりづれェな…!! 早くどけよ!!」と内心毒づいている。


敵対者に対して

もっとも、「この国にゃあ!!ねェんだよ!!人権がよォ!!!」「この国で何人死のうが法にゃ触れねェ!!」といった発言は非加盟国の有力者にして、ロジャー海賊団の一員でもある大海賊光月おでんを輩出したワノ国。

しかも自分が海兵と知った上で、世界政府と海軍にとっての大罪人である麦わらのルフィをわざわざ庇おうと真っ向から挑んできた侍達への露悪的な態度でもあるため、平時の彼の態度は不明。


ルフィ達を庇おうとした赤鞘九人男達に対しても、口では上記のようなセリフや「何千人殺そうとも麦わらに到達すんぞ!」と犠牲は問わず容赦はしないと言いながらも最初はほとんど敵の拘束に留めて「麦わらのルフィの首をとったら帰ってやる」と言うなど、本気は出さなかった。

モモの助からの攻撃に対しても「邪魔」といってどかそうとしたり、熱息を受けてようやく「その気(『海賊』のルフィを渡さず、『海軍』と敵対するつもり)ならわかったよ」と言うなど、言葉とは裏腹に殺生に対しては消極的であった。

人となりはまだ不明な点が多いが、その後のやり取りでもフランクな言い回しが多いので、物騒な物言いはあくまで脅しとして使っているだけの可能性もある。


また、ワノ国天上決戦後には、革命軍の活躍に触発された8カ国の世界政府加盟国で革命が起き、世界会議後に王下七武海廃止に伴って野に放たれた強豪海賊が手を組んだクロスギルドが発足してバギーによって海兵に懸賞金がかけられている事態も判明。

アラマキの苛立ちや非加盟国への敵対的な姿勢・混乱の原因の1つであるルフィだけでも仕留めようと独断専行したこともこれに起因しているのかもしれない。


戦いを終えた傷がまだ癒えきっていないであろうカイドウを倒したルフィを狙うなど大胆不敵な面もあるが、一方で四皇と自分の実力についてはきちんと把握しており(カイドウによる20年の地獄の圧政を悲しい話だがと前置きしながら)、「カイドウがいたらワノ国に侵入しなかった」「カイドウの存在そのものがワノ国を外敵から守る抑止力だった」と冷静に述べている。

ワノ国にて四皇シャンクスの覇王色の覇気で威嚇された際も、素直に撤退を選んでいる。

尤も、独断専行で行動している状態で四皇最高幹部を含めた集団に挑むのは自殺行為であり、不利を感じるなら引くのは当然の行動とも言え、褒められたいと言う欲を持ちながら組織にとっての最悪を考えて行動する冷静さを失わない厄介な相手と見た方がいいだろう。

シャンクスの実力は、このエピソードが掲載された直後の『FILM RED』でも描かれている。


人間関係

アラマキとイッショウはマリージョアで屈託のない態度で談話し、また七武海撤廃についても同調している様子も見られるなど、少なくともアラマキはイッショウを嫌ってはいない様子。

マリージョアにて再会した際、「藤虎を見つけて追い出すよう指令を受けた」と述べたところ、イッショウに「戦りやすか?」と返され、「やだぜ俺ァ」と笑いながら拒否している。

また思想に関しては、民衆を大事にして世界政府に対して反感を抱く藤虎とは一見して対極的のようにも見えるが、一方で海軍が今まで触れてこなかった世界政府の負の側面に対して直接的に言及する(=タブーを恐れない)姿勢に関しては共通している。

自由人イッショウがマリージョアに隕石を落とそうとした際には止めるなど、ストッパー側に立つことも。


アラマキはサカズキを慕っており「尊敬するサカズキに褒められたい」と思っている。

しかしサカズキの指示に必ずしも従う訳ではなく、ワノ国天上決戦後には海軍や政府にとって芳しくない存在を、アラマキ自らの裁量・判断で手柄を上げる為に始末せんと単独で遠征する事態もあった。もっともこの時は八カ国革命やクロスギルドなど問題が山積みのため、サカズキの悩みの種を減らしたかったのかもしれない。

そのため悪意はないとはいえサカズキにとって念入りに釘を差していながら聴き入れず独断行動を続ける彼は、イッショウとは別の意味で頭痛の種。


戦闘能力

悪魔の実

おれはモリモリの実の“森人間”!!!

「『に並ぶ命の生みの親!!"自然"そのものだ!!!

緑牛海軍大将”緑牛”

名称モリモリの実
分類自然系
能力
  • 大地に森を形成することができる
  • 自身の身体を植物の一部に変化させることが出来る(光合成による栄養摂取も可能)
  • 相手が持つ"養分"を奪い取ることが出来る

花や草木が多く溢れるを自在に形成できる「森人間」。

多くの自然“物”(物質)などが登場してきた自然系でも初めてとなる自然の“生物”


あらゆる植物を自在に生み出し操ることができ、自身の手を伸縮性のある鋭利な植物(おそらく根)に変化させて敵を攻撃したり、背中にタンポポのような花を咲かせてヘリコプターのように回転させることで飛行が可能になる等、幅広い使い方ができる能力である。

そして名前の通り、自身が踏み込んだ大地を大森林に変えることが可能であり、その規模によっては最早新たな自然環境の形成になる。

これは戦場に直接影響を及ぼすため、緑牛の影響力を高める側面を持つ。


一見攻撃力が低い能力に見えるが、変化させた植物自体の強度は高く、植物に変化させた指は相手に突き刺せば相手が持つ養分を奪い取る芸当が可能な凶悪な性質を持つ。

その吸収速度は全身肥満体のクイーンが一瞬で干からびる程。

また、その強靭さ故に相手を拘束させることも容易く、ルナーリア族キングも、(海楼石の有無は不明かつ)手負いだったとはいえこの拘束にはまったく対応できていなかった。

このような能力の性質上、緑牛が暴れた戦場は「大自然が溢れかえった大地」に反比例して、「養分を失い干乾びた敵が多く転がる」という異様な光景が広がる。


世界会議編では、本人は面倒だからと3年間断食をしている旨を話していたが、こうした植物に関連する能力から光合成で必要な栄養分を摂取している(事実、マリージョアでは日光浴を楽しむかのようにビーチチェアに座っている)、もしくはクイーンたちがされたように他者から養分を吸い上げている(彼らの襲撃時に同じく酒樽も貫いて「あんまりいい酒じゃない」だと味を認識するような発言をしている)のいずれかではないかと推察される。


他の自然系と違って実体がそのまま残るため、クザンと同じく単に相手の攻撃を受け流すことはできない。

その代わりに非常に高い再生能力を持ち、植物に変化した部位を切断されてもすぐさま生えてくる。

シーザー・クラウンと同様に自分が自然物に変化しつつ自然物を発生させる性質上、本体部分以外の発生させた植物はたとえ武装色で攻撃しても効果がない。

また、全身を焼き尽くされたとしても地面から芽吹き、肉体を取り替えるような形で復活することができる。

森は焼かれてもいつかは必ず再生するということだろう。

こうしたこともあり、打撃や斬撃による物理攻撃にはめっぽう強く、まだ傷が癒えきっていないとはいえ、カイドウや百獣海賊団幹部ともある程度やり合って見せた赤鞘九人男ヤマトは、その木の再生する触手による物量攻撃を捌ききれずあっさり捕らえられてしまった。


植物らしく火には弱いかと思いきや、緑牛自身その弱点を分かりきっているため、しっかり対策技も持っており、並の炎ならば炎に強い植物を生やしたりなったりすることで無効化できる。

焼かれたとしても前述のように地面から芽吹いて復活できる。


植物の性質からして極端な大火炎を放てるメラメラの実マグマグの実、植物の生育が難しい低温状態を島単位で生み出せるヒエヒエの実、極度の乾燥状態を生み出すスナスナの実、生物に強い猛毒を生み出せるドクドクの実ガスガスの実など、植物が生えない環境では不利になるのかもしれない。


また、アラマキ本人は意に介さないが、戦場の環境を荒野だろうと平原だろうと関係なく森林地帯に変化させるため、元々形成されていた生態系に甚大な影響を及ぼす可能性も否めない。


ちなみに、同じ植物関連の能力として、原作者が制作に関わった映画『FILM Z』に登場したビンズの「モサモサの実」が既にあるが、緑牛が植物を新たに生やして操るのに対し、こちらは元から生えている植物を成長させて操るのに特化しており、分類も超人系


基礎戦闘力

同じ時期に大将となったイッショウと並び、実力は折り紙付きの化け物と称されており、歴代の大将と同様に圧倒的な戦闘力を持つ。

当然「武装色の覇気」や「見聞色の覇気」も修得し、高水準に鍛え上げられていると思われる。


また、腰に携えた刀を使用する場面もあるのかも知れない。


  • 禁憎森々(きんにくもりもり)

周囲に花や拳状の樹木などで構成された森を形成し、自身の姿も大木に変化させる。

名前の由来はそのまんま筋肉モリモリだろう。


  • 防火林(ぼうかりん)

水を含ませた燃えにくい植物を展開して相手の火炎攻撃を防ぐ。

名前のモチーフは実在する火災対策に植えられる林。ゲームの属性による思い込みと違い、燃えやすいのはあくまで水分を失った状態の枯れた枝や葉であって、実際の生きた植物はかなり火に強く実際に水分が多い植物は防火の役目を果たす事が多い。

それでも燃えないわけではないため、一部の管理された森では意図的に木を生やさない場所を作ってそこを防火帯とする場合がある。


活躍

最後の海 新世界編


ドフラミンゴ“藤虎” 噂はよく聞いてる…

   “緑牛”と共に実力は折り紙つきの化け物だとな


存在が初めて明らかになったのはドレスローザ編で、海軍本部大将"藤虎”を目の前にした王下七武海ドンキホーテ・ドフラミンゴの発言によるものである。


世界会議

聖地マリージョアで開かれる「世界会議」の警備兵として派遣された際に、ビーチチェアに座りながらシルエットのみで本編初登場を果たす。

屁理屈で世界会議の会場に潜り込んだイッショウに対して、サカズキから彼を追い出す様に指示されながらも 「別に会議を壊そうってんじゃないでしょ?」 と、イッショウの会場入りを容認した。

そして彼からDr.ベガパンク新兵器を完成させた事実と、そして 「王下七武海はもう要らねェ」 と断言したイッショウを見て「酔狂だぜ」と笑っていた。


ワノ国

第一幕~第二幕 幕間

世界会議4日目、イッショウと共に、天竜人の奴隷となってしまったバーソロミュー・くまを解放すべくマリージョアに潜入していたサボ率いる革命軍達と交戦したことが世界経済新聞で報じられた。


しかし、その後サボたちには天竜人のシンボルである天駆ける竜の蹄の破壊による天竜人への宣戦布告と、くまの解放を達成された上で全員に逃げられてしまったことが判明。

海軍犯罪捜査局の局長"黒馬"ことテンセイはアラマキ達は戦場が神々の地であったため思うように戦えなかったのではないかと推測していた。


実際、アラマキは逃げようとしない天竜人に「怪我人が出たら死刑だえ!!」と言われながらモーリーと戦闘しており、更に藤虎がマリージョアに隕石を落とそうとしているのを慌てて止めたり、その後藤虎があろうことか天竜人の所有物である奴隷を解放する革命軍を手助けするという行いをした為に激怒。結果的に実力をうまく発揮できなかったどころか敵を前に大将同士が衝突、互いの足を引っ張り合うという最悪の結果となっている。


第三幕

モンキー・D・ルフィたち最悪の世代の手で四皇百獣のカイドウ”と“ビッグ・マム”達が倒されたワノ国天上決戦。

ワノ国近海に待機していた政府の船に戻って五老星に連絡していたCP‐0電伝虫の念波に対してなぜか妨害電波を発したようで、政府の船に自身がワノ国に赴く旨を伝える。


そして能力を行使しながら一週間かけてワノ国に到達した。

この時サカズキからは電伝虫を介して「余計な真似は絶対にするな」と忠告されているが、わかってるって!!ホントにとはぐらかしつつ、サカズキをサプライズで喜ばせたい余りルフィ達の首を取るためワノ国への介入を勝手に決断するなど、開幕早々問題児っぷりを披露している。


よせと言ったよな!?幹部ごときにやられてちゃおれの立つ瀬がねェんだよ!!


兎丼に入ったアラマキは長年の支配によって荒れた土地に、能力で花も咲き乱れる大森林を形成しながら元囚人採掘場に到着。

そこにはお玉の能力で手なずけられた看守長の他、敗北した百獣海賊団の残党達が収監されていたようだが、アラマキを見て襲い掛かってきた彼等をたった1人で容赦なく行動不能に追い込む。

荒廃した囚人採掘場の周りが大森林になっていた

残党の中には大看板キングクイーンもおり、両雄に対して海楼石による拘束がなされていたのかは不明だが、共に為す術もなくアラマキに撃破されてしまった。

そして自身の部下に電伝虫でワノ国に軍艦を(サカズキには内緒で)1隻回すよう指示を出した。

おそらく、撃破した百獣海賊団残党を連行するためだと思われる。


その後、ルフィ達が参加している光月家再興を祝う宴が開かれている花の都まで、彼を討伐すべく大地に緑を付与しながら迫るが、自身の存在に勘づいた赤鞘九人男の生き残り及びヤマトモモの助の妨害を受ける。


“麦わらのルフィ”を連れて来い!!

その首取ったら!!帰ってやるよォ!!


それでも本気を出すまでも無く彼らを相手に自身の能力で圧倒しあっさり拘束。

途中でモモの助の「ボロブレス」を立て続けに喰らうも熱さに苦しむだけで即座に再生した。


このように赤鞘たちを追い詰めていたが、ワノ国近海まで来ていた自身より遥かに強い覇王色の覇気の威嚇を感知し、分が悪いと判断したアラマキはワノ国からの撤退を余儀なくされた。


こうして、独断でワノ国に入国したアラマキは百獣海賊団の残党を行動不能に追い込み、戦闘の余波で荒廃した兎丼の土地に大森林を再形成し、圧倒的な戦闘力を見せつけると共にカイドウがいなくなったことによる影響を言い放つことでカイドウに勝利した侍たちに再び警戒心を持たせるなど、不本意にもワノ国の人間にとってはありがたい結果のみを残すことになった


ちなみにこの時のやたら攻撃的な態度の原因はマリージョアでの一件に加え、事態収束後に発覚した諸問題の数々で溜め込んでいたストレスが爆発したためと思われる。

人権云々の台詞も、言うなれば八つ当たりに近いものだったのかもしれない。


エッグヘッド

マルコがワノ国から帰還しておらず、手薄となった“白ひげ”ことエドワード・ニューゲートの故郷スフィンクスにて、白ひげの財産の没収の為やって来た海軍大佐ラーテル達の援軍として名前のみ登場。


海軍の包囲網を全滅させて突破した上、スフィンクスを守るため海軍と交戦したエドワード・ウィーブルを捕縛、連行したとミス・バッキンは語っている。

因みにこの際も非加盟国の人間だからと白ひげの遺産目当てに住民を人質にとり、危害を加えようとしたラーテル大佐と違い、ウィーブル捕縛後はスフィンクスの住民に特に危害を加えることなく引き上げている。


余談

  • モデル

モチーフは、1990年の映画『浪人街』に主人公「荒牧源内」の役名で出演した俳優の原田芳雄

この映画には同じ三大将のボルサリーノのモデルとなった田中邦衛、イッショウのモデルとなった勝新太郎も出演しており(勝氏にとっては遺作)、往年の日本映画を知るファンの中にはその容姿と本名が判明するよりも前、イッショウが登場した時点で「残る1人は原田氏」だと推測できた者も一定数いた模様。

ちなみに当作には、アニメホーディ・ジョーンズの声を担当した中田譲治も俳優として出演している。

誕生日はこれまでを踏襲すると2月29日になる。なお外見は彼にとって初主演となる映画『反逆のメロディー』の主人公「塚田哲」がより近い。


刺青「死川心中」も歌手としても活躍した彼の楽曲『新宿心中』が由来と思われるが、尾田先生の落語への造詣を加味すると、古典落語の演目の1つ『品川心中』も考えられていた。その後、第106巻のSBSにてこの件について質問されたところ、刺青の由来はどちらかというと古典落語の『品川心中』の方を意図していたと読めるような返答をしていた(ただし、『新宿心中』の存在は尾田先生も把握していた模様)。また、第106巻のSBSにて、過去に起きた女性がらみの悲しい出来事がきっかけでこのような刺青を入れたということも明かされた。

余談を重ねるが後者に登場する「お染」は、鬼ヶ島の戦いでサンジがクイーンを撃破するきっかけになった女性の名前に使われている。


また原田氏は前任の大将"青雉"クザンのモデルである松田優作から家の裏にわざわざ引っ越してくるほど慕われていた、という逸話もあったりする。

アラマキとクザンは、フランクで勝手に単独行動しがちな点は似ているが、サカズキへの態度や掲げる正義は真逆で、面識の有無や関係が気になるところではある。


髪色は白黒漫画だと黒色だが、モチーフ元と同じにすると大将みんなが黒色になってしまうことに気づいたので別の色にすることが105巻SBSで明言された。


  • 登場までの期間

存在が初めて明かされたのはドレスローザ編の序盤に当たり、その姿の一部が明かされたのは世界会議編であるが、ジャンプ連載基準だとそれぞれ2013年、2018年になる。

そして彼の姿が本格的に描写されたのが2022年であり、本格登場までに約9年もの時間がかかった。


  • 担当声優

世界会議編で声を担当した藤原啓治氏は放送後の2020年4月12日に逝去されたため、今後放送されるワノ国編からは二代目となる。

似たような事例だと、同じく原作・アニメともに20年以上続く名探偵コナン』の初登場回のみで声を担当した伊達航の後任は東地宏樹氏が務めている。


  • 服の色

海軍大将の中で唯一、名前の色と同じ色の服を着ていない。現状カラーが不明で海軍コートの下は裸であるため、ズボンの色が緑色という可能性もある。



関連タグ

ONEPIECE 海軍 緑牛 フランク 選民思想 合理主義者


サカズキ / 赤犬

海軍大将

ボルサリーノ / 黄猿 イッショウ / 藤虎



黒炭オロチ:ワノ国に約20年に亘る悪政を敷いた人物。アラマキの行為は正に彼の悪政を復活させる行為且つ(実際に名乗ってはいないが)自らオロチの後継者を名乗るに等しい蛮行であった。


バルトロメオ:同じ作品内で、尊敬する人の為に独断専行で余計なことをする者繋がり。

アラマキは尊敬するサカズキの為に1人でルフィの身柄を確保しに動き、バルトロメオは尊敬するルフィの為に海賊団総出でルフィの憧れである赤髪海賊団のナワバリで騒動を起こした。

ただし、バルトロメオのほうがまだ言うことは聞くほうである。


他作品

ジャンプ作品における同系統の能力の先輩。

数ある性質変化(○遁)の中で唯一生命体を発生させることができ、他と一線を画す点も共通。

なお使い手のうち千手柱間うちはマダラ尾獣木の龍で縛ったが、アラマキは木でを縛るという、逆転構造になっている。


こちらもジャンプ作品における同系統の能力の先輩。

攻撃方法や技も、木の根を相手に刺す・花畑を展開する・敵から力を奪うという共通点を持つ。


少年ジャンプ+のキャラで似たような能力者繋がり。

彼女の場合は他者は勿論、草花から生命力を吸収することで若返っており、実年齢はかなりの年配ではあるが、外見は中学生位の少女の姿である。


アラマキと同じく軍人(海兵ではなく特殊部隊)のキャラクターで、体内にある未知の寄生虫(当初はという設定だった)を寄生させることで光合成を行い、スタミナの回復や一時的な若返りができる。その威力は彼が死して爆散してなお、その肉片が腐らなかった程。また、森と会話ができる能力も持ち合わせており、こうした超人ぶりから、作中では「森のすべてが彼の味方」と謳われている。


中の人繋がりのキャラで、アラマキ同様「人権が無い者はいくら殺しても問題ない」という思考を持つが、フランクさや良心の呵責という言葉とはおよそ無縁で有る点は異なる。


他作品における同系統の能力者。こちらも暴力的であるが、人物像がどちらかと言えば海賊寄り。


「人権がない」発言した正義側のキャラ繋がり。ただしアラマキは世界の現状を述べているのに対し、唾切の場合は過去の出来事が原因で敵種族に差別的な言動をしている点が異なる。ちなみに彼の能力は死体操作である。


悪い待遇を持つ者達を差別する事で残りのグループには安堵感と緊張感、優越感を持たせる」と言う方針を持つジャンプキャラ繋がり。

ただし世界の現状を述べるアラマキに対し、彼の場合は教え子の1人自殺が原因で自責の念に駆られた事が大きな違いと言える。また、アラマキは自身の承認欲求の為に行動を起こしているが、彼はあくまで学校の教育方針を順守している関係上「底辺というシステム」自体には固執する一方で、「教育に恐怖は必要だが(スパルタ教育の皮を被った虐待行為をする等)暴力だけでしか恐怖を与えられない教師三流以下」と評している。


実写作品のキャラクターで、人はヒエラルキーの中で生きる運命という苛烈な選民思想を持つ敵繋がり。不良高校の頭という海賊寄りの立ち位置で、加えて四皇の一角に近い価値観まで兼ね備えている。また、アラマキが上司に褒められたいための承認欲求で動いているのに対し、本人は「常に人の上に立ちたい」と周りからの評価は気にせず「支配」という目的のためだけに動いており、欠点を自覚している点は異なる。最後は親友のおかげで改心を果たした。

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