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オノノクスの編集履歴

2023-08-19 00:49:57 バージョン

オノノクス

おののくす

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)。

基礎データ

全国図鑑No.0612
イッシュ図鑑No.185
セントラルカロス図鑑No.150
ガラル図鑑No.326
パルデア図鑑No.127
英語名Haxorus
ぶんるいあごオノポケモン
タイプドラゴン
たかさ1.8m
おもさ105.5kg
とくせいとうそうしん / かたやぶり / きんちょうかん(隠れ特性)
タマゴグループかいじゅう/ドラゴン

  • とうそうしん:性別が同じ相手に対しては技の「いりょく」が1.25倍に上がり、異なる場合は技の「いりょく」が0.75倍に下がる。性別なしの場合には変わらない。
  • かたやぶり:相手の「とくせい」の影響を受けずに技を出すことが出来る。 ただし、攻撃後に効果のある「とくせい」には無効。
  • きんちょうかん:相手のきのみ使用を封じる。

進化

オノノクス

キバゴオノンド(レベル38) → オノノクス(レベル48)


概要

『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』(第5世代)で初登場したポケモン。

ドラゴンタイプの最終進化形としては、初めて複合のタイプを持たない。


ゴジラ立ちの怪獣のような姿をしており、それまでのドラゴンタイプと比較するとシャープな体型をしている。

全身がのような皮膚に覆われ、その体の大部分が色で、顔やその他一部は色をしている。この見た目でローキックが使える辺り、なかなか器用に立ち回れるらしい。


顎の周りには、左右対称に状の頑丈ながあり、鉄骨を切りつけても刃こぼれしない頑丈さを持つ。当然破壊力は半端ではなく、鋼鉄の柱を簡単にいとも簡単に切り裂けるほど。手入れを怠ると刃こぼれするようで、土を舐めてミネラルを補給して硬さを保っている。そのため、住処は廃鉱山や洞窟となっている。

見かけによらず性格はやさしいが、牙に触れるものや縄張りを侵す者には容赦しないという。

あごオノポケモンという名前だが、噛みつき系攻撃で使えるのは「かみくだく」ぐらいで3色キバは覚えない。

あの牙は噛むというより切り裂くに特化している為か。


名前の由来は、恐らく「オノ)+クス(アックス<ax>)」または恐竜の名前によく使われている「~サウルス」や「~レックス」。また、名前全体が、「戦く(おののく)→(恐ろしさや寒さなどからぶるぶる震えること)」とかけている可能性もある。

ドイツ語名は「Maxax」(マックスアクス)と韻を踏んだネーミングとなっている。


キバゴ、オノンドの頃に比べると大きく姿が変わっているが、これは製作スタッフによるとインパクトを与えるためにこのようなデザインとなったらしい。


また、それと同時にあえて「ポケモンらしくないデザイン」を狙ってデザイン製作されたとのこと。デザインの順番はオノノクスの方が先で、キバゴとオノンドはオノノクスから逆算される形でデザインされたという。なお、デザインの担当者はあのマッギョと同じ人である。


ゲームでの性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
7614790607097540

ステータスは完全なる物理攻撃特化型。600族が多いドラゴンの中ではちょっと物足りない合計540。

特筆するべきはなんといっても「こうげき」の種族値が147もある事。

これは伝説ポケモンメガシンカポケモンを除けば、ドラゴンタイプ中最高の高さを誇る。ドラゴンタイプの伝説ポケモン・メガシンカポケモンを入れると、メガレックウザメガガブリアスレックウザゼクロムに次いで第5位。

ちなみに、147という数値は、全国ポケモン図鑑におけるミニリュウの図鑑番号であり、これに掛けたのでは?という意見もあるが、実情は不明。


「すばやさ」の種族値も97となかなか。ただし、他のドラゴンタイプと比較すると、ガブリアスボーマンダサザンドラフライゴンらに僅差で負けているため、これらとの戦いでは注意が要る。一応、カイリューヌメルゴンに対しては先手を取れる。

一方で世代は進み95周辺にも素早さの激戦区が出来上がったため97という微妙に抜いてる速さが生きてきている。


どうしても強豪が集う激戦区のドラゴンアタッカーの中ではやや数値で劣り、パワーはともかく速さと耐久力に若干の不安が残る。それでも他のドラゴンにはあまり出来ない強力な強みも持っており刺さった時の爆発力は高い。


進化前と比べると、覚える技が大幅に増加しており、はがね対策の「かわらわり」「じしん」を筆頭に、「シザークロス」「シャドークロー」などが使えるようになっている。

その攻撃力と特性「かたやぶり」によって、厄介な「がんじょう」持ちを一撃で粉砕したり、「りゅうのまい」「つるぎのまい」で積んだ後に暴走したりと、ストーリー攻略要因としても中々便利。

対戦には全く関係ないものの、ストーリー攻略要員としては最強のポケモンとして名高い。

似たようなことが出来る伝説のポケモンと違い夢特性すら不要で入手がとても簡単で、野生で存在しなくてもタマゴで輸送することで親を自分に出来るためレベルの上げすぎで制御不能に陥ることもない。

単純に極めて高い攻撃力と水準の高い素早さ、全抜きする前提の積み技、主力技で等倍を取りやすいドラゴンタイプ、頑丈等の面倒なポケモンを関係なく一掃する文字通りの「かたやぶり」な破壊力が揃ったストレスフリーさ。

伝説のポケモンを取るためにストーリーを周回する人の良き友で有る。


強力な物理ドラゴン技の「げきりん」はもちろん、前述の「かたやぶり」との相性が良い一撃必殺技の「ハサミギロチン」もレベルアップで覚えることができる。斧の部分は可動しないがハサミ扱いで良いのだろうか…?

この特性のおかげで、ウォッシュロトムの「ふゆう」を貫通して「じしん」で致命傷を与えたり、カイリューの「マルチスケイル」を貫通して「げきりん」一撃で倒せるなどの芸当が可能。

地味な所では、せいしんりょくを無視して「いわなだれ」で怯ませたり、マジックミラーどんかんを無視して「ちょうはつ」を使うこともできる。


もう一つの特性「とうそうしん」の場合は、同性相手になるとデオキシスの「アタックフォルム」すら超えてしまう素晴らしい超攻撃力を得られる。

また、他の2つの特性と違って登場時に特性名が出てくることが無いため、多少ながらゾロアークとの相性も良くなる。

たがそれ故、やはり場に出た時に特性がばれてしまうだけでなく、異性相手では逆に攻撃力が落ちてしまって不安定であり、あまり推奨されない。


夢特性の「きんちょうかん」は相手のきのみを使わせない特性。

ハバンのみ持ちキングドラなどに対しては優位に回り込める。

しかし、かたやぶり同様場に出た時に特性がばれてしまう上に、ほのおタイプの攻撃技が低威力でしかも特殊技の「やきつくす」しかなく事実上ないも同然なのでオッカのみ持ちには対応できないのが欠点。

かたやぶりほどの利便性もないため、やや使いにくいか。


クリア前、クリア後共に活躍し続けるポケモンであるが、600族ドラゴンたちと比べて耐久力は低め(図鑑には硬い鎧に覆われていると書かれているのに。一応、タマゴ技で「かたくなる」は覚えられるが)。単ドラゴンタイプでありながら、こおり技ダメージ4倍ドラゴンたちと比較しても、倒されやすさはそれほど変わっていない。

タイプ不一致の氷技くらいなら一発耐え得るが、相手によっては弱点を突かれなくても高火力一致技一発で倒されてしまうことも。


また、前述したようにほのおタイプの攻撃技がないため、エアームドや「ふうせん」持ちはがねタイプを安定して倒せる手段がないという弱点もある(かたやぶりハサミギロチンで強引に突破できなくもないが。後者については教え技で「けたぐり」や「ばかぢから」を習得可能になった事で改善している)。

とは言え、高い攻撃力から繰り出される「げきりん」はやはり魅力。

攻防のバランスが取れているガブリアスなどに対し、オノノクスはとにかく攻めに特化していると言える。


『ブラック・ホワイト』ではソウリュウジムの切り札的存在として、『ブラック2・ホワイト2』ではさらにチャンピオンの切り札としても登場。特にチャンピオンのオノノクスはきあいのタスキ」+「りゅうのまい」という初心者泣かせな組み合わせであり、元々火力の高いオノノクスに素早さと耐久力が加わるとどれほど恐ろしいかということを教えてくれる。


オノノクス

また、ブラック2・ホワイト2では固定シンボルとして色違いが登場する。

詳細は「黒いオノノクス」を参照。


第六世代ではドラゴン技無効のフェアリータイプという天敵が出現したため、持ち味である「高火力でのゴリ押し」がしにくくなったオノノクスは少々肩身が狭くなってしまった。

安定した攻撃の高さは変わらないのでクレッフィクチートなら「りゅうのまい」を積んだ状態での「じしん」で、それが効きにくいトゲキッスエルフーンは「どくづき」で返り討ちにできる。


しかし、メガボーマンダなどより強力なドラゴンが次々と登場しているのが気になるところ。

第七世代ではミミッキュの「ばけのかわ」を気にせず上から「アイアンテール」を叩きこめる…ものの、命中率が不安なので肩身が狭いのは相変わらずである(一応一発だけならZワザで補えるが)。

とはいえ、ドラゴン唯一のかたやぶり+一撃必殺技使いという個性は他のドラゴンポケモンとの差別化としては十分すぎる力を持っている。


ポケモン剣盾では、ガブリアスボーマンダといった強力なドラゴンが揃ってリストラ、更にカプ神をはじめとするフェアリー勢も(ミミッキュを除いて)リストラされており、非常に動き易い環境になっている。

本作では新たに「インファイト」「サイコカッター」「かみくだく」(牙は噛み砕くのではなく切り裂く設定だが)、遺伝技として「であいがしら」を習得し、さらに幅広いタイプのポケモンの相手が可能となった。ダイマックスにより「げきりん」や「アイアンテール」が格段に採用しやすくなったのも見逃せない。

この為、素早さや「かたやぶり」による特性無視でミミッキュに強く出れるので対戦でもかなり顔を見せる存在となっている。

こうした汎用性の高さも環境下でよく使用されている要因の1つに成っていることは言うまでもないだろう。

2021年現在のレートでは数を減らしているが、147という数値を遥かに上回るほどの火力指数が環境を席巻しているのが最大の要因であり、アイデンティティである火力をカミツルギなどの極端に高い種族値を持つダイジェット使いやその他の積みアタッカー、ボーマンダなどの強力なドラゴン達に奪われる例が増えてきてしまった以上、環境トップメタ復帰はかなり難しいのが現状。


ポケモンSVではミミッキュカイリュー、各種「てんねん」持ち、諸々の「ふゆう」持ちなど、特性で場持ちを良くしたり耐性を強化したりするポケモンがランクバトル開始早々環境に進出しているが、オノノクス自身の耐久が悪いこと、高速「こだわりスカーフ」持ちが多く、「りゅうのまい」を1積みしたぐらいでは安心できないことなどから、今一つ活躍していない。第七世代以来となるサイクル戦環境、耐久型優遇環境とあって、低耐久の単タイプには肩身が狭い状況となっている。

カイリューセグレイブといった物理ドラゴン対策であるはがねタイプやテラスタイプはがねが蔓延してその巻き添えを食ってしまった感もあり、結局は一致範囲の狭いオノノクスは活躍の機会を奪われてしまったのである。

それでも四災が追加されたシリーズ3になると、「きあいのタスキ」を持たない型のH4パオジアンを「たつじんのおび」以上の強化率のA252「であいがしら」で確定1発にできるとして一部で注目された。火力アイテムを持たなくともA特化なら同じ条件のパオジアンを12/16の乱数1発に仕留める。「きあいのタスキ」と「であいがしら」の優先度を組み合わせれば「きあいのタスキ」型パオジアンも怖くない。


テラスタイプは一致技の火力を上げられるドラゴン、対フェアリー用に役立つはがね、ほのおが目ぼしいところ。変わったところでは「であいがしら」を疑似的に一致技化できるむしも候補に挙がるが、まともなポケモンでむしの不一致テラスタルが候補に挙がるのはオノノクスぐらいなものである。

西1番エリアにデザイナーズコンボ的に配置されたじめんテラスタル野生個体(進化前のキバゴの状態)も狙い目。隠れ特性が基本不要な種族なので、通常特性固定であることはデメリットなりづらい。


この世代では「アイアンヘッド」「くさわけ」といったサブウェポンが追加。USUMで教え技扱いだった「アクアテール」がタマゴわざとして復帰した。

「くさわけ」や「アクアテール」は「かたやぶり」を持つオノノクスなら相手の特性を無視して叩き込めるので攻め手が増えたと言える。

一方で「ばかぢから」は没収となり、「ダブルチョップ」は習得すらしなくなっている。


とくこうは60しかないが、歴代の習得技は奇妙なものが揃っており、怪獣グループお馴染みの「なみのり」の他、でんき技を全く覚えないのになぜか「でんげきは」を覚えたり、ほのおを全く吐けないのにやきつくす」を覚えたりしていた。


使用トレーナー

ゲーム版

私の大好きなおじいちゃん


アニメ版


漫画版


番外作品

ポケモンGO

本作屈指のレアポケモンの1つ。

種ポケモンであるキバゴの出現率が非常に低いこともあり、最終進化系のオノノクスにまで到達するのはかなりの苦行である。その分、手に入れた時の喜びもまた一入であるのは言うまでもない。

そのため、実装からしばらくの間は、やりこみやコレクション用の域を出ていなかったが、2023年6月10日開催のコミュニティ・デイのターゲットに選ばれ、この間にキバゴをたくさん捕まえて飴を確保しておけばまず育成に困ることはなくなった。


性能は、原作同様、非常に高い攻撃力を持つ反面、耐久がやや低いというもの。

習得できる技は通常技が「ドラゴンテール」と「カウンター」、ゲージ技が一致技の「ドラゴンクロー」および「ワイドブレイカー」(限定技)、サブ技として「つじぎり」「なみのり」「じしん」と実に多彩。意外なことに技は「じしん」を除けば小出しにしやすい分割ゲージ技で占められている(どういうわけか、現時点では原作では習得できた「げきりん」が覚えられない)。このため、大技で相手を粉砕するのではなく、多彩な小技で相手を翻弄する戦法がメインとなる。既存のポケモンでいえばラティオスに近い性能と言えるか。


真価を発揮するのはPvPで、確定で攻撃を下げるタイプ一致技「ワイドブレイカー」をメインに据え、相手に圧を掛けていく戦法が基本。サブ技は8分の1の確率でこちらの攻撃を2段階上昇させる「つじぎり」か、ドラゴン技の通り難いはがね対策として「じしん」を仕込むかのどちらかとなる(ただし、前者の組み合わせの場合、フェアリータイプとかち合うと完全に詰むので注意)。

通常技は、タイプ不一致ではあるがゲージ回収に優れ、ある程度の相性補完も担える「カウンター」の習得が推奨されている。


一方、上記の通り大技を覚えられないため、短時間で効率的にダメージを稼いでいくことが求められるジム戦やレイドバトルはどちらかと言えば苦手な部類に入る。素直に別のドラゴンポケモンに任せた方が良いだろう。


アニメ版

  • BW9話:アイリスのキバゴの夢で初登場。

  • シャガのオノノクス
    • BW33話のアイリスの過去で初登場。大会に優勝したアイリスに挑戦を挑まれ、アイリスのドリュウズをいわくだきで返り討ちにする(ドリュウズは序盤で相手には敵わないと感じていたが、勝利が続いて天狗になっていたアイリスがそのことに気づかなかったため、彼女に対して不信感を覚えるようになり、以降は本編序盤の様に指示をきかなくなる)。
    • BW101話で再登場し、アイリスのドリュウズと再戦。「ギガインパクト」と「ドリルライナー」のぶつかり合いの果てに相討ちとなる。

  • BW9話・47話:イメージのみ登場。
  • BW100話:竜の里の個体が登場。アイリスのカイリューに喧嘩を売られて暴れるが、オババ様により宥められた。
  • BW117話:少年・ローダーのポケモンで登場。アクロマが造ったポケモンコントロールマシーンの影響で暴走してしまう。

アイリスのオノノクス

ベストカップル?

  • 新無印編にて、イッシュ地方のチャンピオンとなったアイリスの切り札として登場。
  • かつてのキバゴが進化した姿であり、BW編で語られていた「立派なオノノクスになる」という目標を遂に達成することとなった。
  • 当たり前だが、キバゴ時代のようにアイリスの髪に入ることはできなくなっており、普通にモンスターボールから出ている。
  • 作中ではサトシウオノラゴンを遠距離攻撃で圧倒。その後のカイリュー戦もげきりん」の混乱を自身で頭を打つことで克服するという割と凄まじい方法で圧倒したが、サトシとカイリューの型破りな攻撃の前に敗れた。試合後はかつてのキバゴのような人懐っこい様子も見せている。
  • マスターズトーナメントの1回戦では、シロナガブリアスと激突している。キバゴ時代に野試合で対戦した際は全く歯が立っていなかったが、今回はさらにメガシンカまで可能になったガブリアスと互角のバトルを繰り広げ、最終的に敗れこそしたものの、大きな成長を見せつけた。

 


関連イラスト

オノノクス「がおっ」

オノノクスのげきりん!オノノクス


関連タグ

ポケモンBW ポケモンBW2 ポケモン一覧 ドラゴンタイプ


0611.オノンド0612.オノノクス→0613.クマシュン


クリムガン:オノノクス同様、第5世代で登場した単ドラゴンタイプのポケモン。


バサギリ:オノノクス同様、斧モチーフのポケモン。



ダナジン ゴルドラス(外見の雰囲気が似ている)

ギガノトサウルス(牙は噛み砕くのではなく切り裂く点が似ている)

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