概要
『週刊少年ジャンプ』にて1990年51号から1994年32号まで全175話が連載された。
既刊は単行本JC版全19巻、完全版全15巻、SHUEISHA JUMP REMIX版全9巻、コミック文庫版全12巻。
『ドラゴンボール』『スラムダンク』と並び、当時のジャンプ黄金時代の三大人気作の一角だった。
当初はオカルトの要素を取り入れたコメディとしてスタートしたが、やがて格闘異能力バトルに路線変更し、大ヒットとなった。だが、魔界統一トーナメント編にて途中から大幅に内容を省略してエピソードが終了し、その後初期のオカルトコメディ路線に戻り、数回の掲載を経て連載が終了した。
アニメ・舞台・実写ドラマについては後述。
ストーリー
試練編
中学生の浦飯幽助は、手の付けられない不良であったが、ある日、交通事故から子供を庇って死亡してしまう。
このことは閻魔大王でさえ予測していなかった事態であり、天国にも地獄にも受け入れ先がないという理由で、生き返るためのチャンスを与えられる。その条件は、様々な迷いを抱えている人間や、成仏できない魂を陰ながら手助けしてやるというものだった。
霊界探偵編
試練を経て生き返った幽助は、霊界から、人間界で悪事を働く妖怪を取り締まる「霊界探偵」として活動することを依頼される。生来の義侠心から依頼を引き受け、幽助は名だたる妖怪と戦い、これを撃破していく。
暗黒武術会編
幽助の前に、かつて倒したはずの妖怪・戸愚呂が現れる。実はやられたフリをしていただけであり、本来の実力が幽助をはるかに上回るものであることを見せつけた戸愚呂は、幽助を闇の格闘技大会「暗黒武術会」に招待する。
魔界の扉編
強敵・戸愚呂を倒して天狗になっていた幽助だったが、霊界から驚くべき情報がもたらされた。魔界と人間界をつなぐ亜空間トンネルが開きかけており、完全に開いてしまえば、戸愚呂クラスの強さを持つ妖怪が人間界を自由に往来するようになってしまうというのである。本来、数百年は先のはずだった時空の歪みが急激に進んだ理由は、かつて幽助と同じ霊界探偵でありながら、人間に絶望して逐電した男・仙水忍の暗躍にあった。魔界の扉を開けさせないために仙水の阻止に乗り出す幽助たち。しかし彼らの前に、魔界の穴の影響で特殊能力を持ち始めた人間たちが立ち塞がる。
魔界統一トーナメント編
仙水一派との戦いは、最後の仙水戦で仙水との一騎打ちを望んだ幽助に対し、幽助の先祖にあたる妖怪の横やりが入り仙水が倒されてしまうというすっきりしない結末を迎えた。魔界に行き、先祖と決着をつけるべきか。平和になった日常を大切にし、人間界に留まるべきか。迷っていた幽助の元へ、魔界からの使者がやってくる。幽助の先祖に当たる妖怪は、魔界三大巨頭の一角であるが、さる事情から死に瀕しているというのである。周囲からの勧めもあり、魔界に赴くことを決意する幽助。しかし、それと時を同じくして、蔵馬、飛影の下にも、他の魔界三大巨頭からの使者が来ていたのだった。苦楽を共にしてきた戦友二人と、心ならずも敵味方に分かれてしまうことになった幽助の胸中は…
世界観
人間界
霊界
魔界
妖怪の住むところ。妖怪は上から順にS、A、B、C、Dの5ランクに区分されている。全体に強力な瘴気が漂っており、常人なら一息吸えば死に至る。
霊気
人間の持つ生体エネルギー、オーラのこと。
妖怪であれば「妖気」と呼ぶ。
主な登場人物
メイン人物
CV:佐々木望
「許せねー…誰より自分自身を許せねーよ……」
CV:千葉繁
「キタネェ奴らにも筋通して勝つからかっこいいんじゃねーか?大将」
「お前は『死』にすら値しない」
CV:檜山修之
「見えるか!?貴様の火遊びとは一味違う魔を秘めた本当の炎術…4人を取り巻く関係者
「幽助…人は…みな…時間と闘わなきゃならない…」
CV:田中真弓
「……もし万が一ワシが戦う機会がまわってきたら……いつでも逃げる準備はできてるからな」
CV:天野由梨
「幽助、負けたら承知しないからね!バン」
CV:深雪さなえ
「あたしは霊界から事件の指令をあんたに伝える霊界伝言番、探偵助手のぼたんよよろしくね」
CV:白鳥由里
「大丈夫…!私…人間のこと好きです」
CV:折笠愛
「あとはヤローどもにまかせとこ、あいつらやられちゃったらあたしが代わりにぶっ殺してやるから」
CV:沢海陽子
演者:角島美緒
「な 何!?あいつらが今度の敵?」
CV:西村知道
演者:中河内雅貴、田上真里奈
「ナレーションです」
霊界探偵編
幻海師範 門下生大選考会
CV:井上瑤
演者:荒木健太朗
「特に人間の肉が好物なんですよ」
四聖獣
CV:飛田展男
演者:木津つばさ
「今 その現実から開放してあげよう」
暗黒武術会編
CV:玄田哲章
「おまえもしかしてまだ自分が死なないとでも思ってるんじゃないかね?」
CV:堀川りょう
演者:清水尋也
トリートメントはしているか?」
「少々髪がいたんでいる、CV:金尾哲夫
魔界の扉編
蟲寄市住人
CV:子安武人
「浦飯さん、オレの“領域”にようこそ…」
CV:真殿光昭
「一人で死にやがれ」
CV:二又一成
「負けたことないからわかんないな」
CV:福田信昭
仙水ファミリー
「次こそ魔族に生まれますように…」
CV:辻谷耕史
「時限爆弾と恋人をいっぺんに手に入れたような気分だったよ」
ライバル達
CV:近藤玲子
「つかのまの優越感楽しんだかい?」
CV:若本規夫
「戦う前に……ひとつ!!貴様に言っておく!!オレが弱いのはジャンケンだけだ!!ケンカは強え!!本当に強えぜ!!」
CV:松本保典
「ここは出発点にすぎない、いずれはオレ達自身が光となりこの世をおおってやる」
CV:山口勝平
「あいつはあいつオレはオレだ、ギスギスした気持ちのまんまやりあっても楽しくねーべ?せっかく体はってんのによ」
CV:森川智之
「一瞬で決めてやろう、その顔長くみるには耐えにくい」
CV:曽我部和恭
「私のことを人にしゃべるとき名前の前に“美しい”という言葉をつけるのを忘れるな」
CV:江原正士
「やはりオレもバカのままだ」
CV:高山みなみ
CV:菅生隆之
「よぉ…息子」
アニメ
1992年10月10日から1995年1月7日までフジテレビ系列の基幹局と一部系列局にて全112話が放映された。ただし放送枠がいわゆるローカルセールス枠であったため放送日時を差し替えた上で放送したフジテレビ系列局も少なくなかったが、結果的にはフジテレビ系列局全26局と山形テレビにて何らかの形で放送されたほか、青森放送、山梨放送、四国放送、高知放送、テレビ山口でも放送されている。
2度映画化もなされている。「幽☆遊☆白書」が1993年7月10日に東映系の映画館を中心に、「幽☆遊☆白書 冥界死闘篇 炎の絆」が1994年4月9日に東宝系の映画館を中心に、それぞれ公開された。
平均視聴率は17.6%をマーク。「平成教育委員会」の前座番組の責任を見事に果たしたと言える。
アニメーション制作はスタジオぴえろ。
主題歌
オープニングテーマ
- 「微笑みの爆弾」
作詞:リーシャウロン、作曲・編曲:馬渡松子/歌:馬渡松子
エンディングテーマ
- 「ホームワークが終わらない」
作詞:リーシャウロン、作曲・編曲:馬渡松子/歌:馬渡松子
- 「さよならbyebye」
作詞:リーシャウロン、作曲・編曲:馬渡松子/歌:馬渡松子
- 「アンバランスなKissをして」
作詞:山田ひろし、作曲・編曲:高橋ひろ/歌:高橋ひろ
- 「太陽がまた輝くとき」
作詞・作曲・編曲:高橋ひろ/歌:高橋ひろ
- 「デイドリームジェネレーション」
作詞:リーシャウロン、作曲・編曲:馬渡松子/歌:馬渡松子
ゲーム
原作連載当時・アニメ版放映当時、家庭用ゲーム機ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイ、メガドライブ他で展開。原作連載終了・アニメ版放映終了後も単独作に「THE BATTLE OF 幽☆遊☆白書 ~死闘!暗黒武術会~」があり、他に外部出演にて作品キャラが参加している。
ソーシャルゲームはモバゲー、GREEより配信開始・サービス終了。
スマホアプリはAndroid/iOSアプリとして「バトたま」「幽遊白書100%本気バトル」がリリースするも「バトたま」が2022年12月20日をもってサービス終了、「幽遊白書100%本気バトル」が、2023年2月21日をもってサービス終了。
外部出演
「コトダマン」「パズドラ」「グランドサマナーズ」「ラングリッサーモバイル」「ジャンプアルティメットスターズ」「ジャンプフォース」「モンスターストライク」「ジャンプチヒーローズ」他にて外部出演。
「ジャンプチヒーローズ」では、同一作者による『HUNTER×HUNTER』も参戦し「浦飯幽助×ゴン=フリークス」「幻海×ビスケット=クルーガー」「酎×レオリオ=パラディナイト」「桑原和真×モラウ=マッカーナーシ」「武威×レイザー」「時雨×クラピカ」「飛影×キルア=ゾルディック」「仙水忍×クロロ=ルシルフル」といったイベントも組まれ、両作品の関係が、作品単位で相対し合うものを持つ別物であることが示唆された。
「モンスターストライク」について詳細を後述する。
モンスターストライク
その高い人気ぶりは根強く、2016年11/17から12/2までコラボが実現した。
ガチャキャラとして浦飯幽助、蔵馬、飛影、桑原和真、幻海の5人が、敵として戸愚呂弟、鴉、陣、死々若丸、酎の5人が登場することとなった。
毎回コラボの度に原作ファンを唸らせる凝った演出をする事に定評のあるアプリであるが、期間中アプリのOPやボスのHPが減った時にアニメのOP曲「微笑みの爆弾」が流れる。またボス戦にはアニメのカットインが入る等の細やかな演出もある。
また、新しく"超究極降臨"という難易度で戸愚呂弟100%が降臨するという試みがなされたが、原作再現どころか原作より強いのではないかと言われるほど、歴代最高峰の難易度となり賛否両論の話題となった。
そして、2017年5/2から5/13の間、第2弾が催された。前回の人物は続投して、今回新たにガチャキャラとして"雷禅、黄泉、軀、コエンマ、プー"が、敵として"仙水忍、樹、刃霧要、天沼月人、巻原定男"が登場することとなった。また、前回の人物である幽助と飛影には新たなる進化形態が追加された。
演出面においても前回同様、アニメのカットインはもちろんありHPの低下では今回「アンバランスなKissをして」が流れる。
舞台
劇中で「原作準拠」をアピールするも、舞台版独自シナリオの加味や、舞台としての演出・表現結果から結果的に別物になり、原作/アニメの新約やリブートといえるオリジナルストーリーに仕上がっている。
幻海は覆面から老女までをエリザベス・マリーが演じた。
アニメ版で主題歌だった馬渡松子が歌うオリジナル「微笑みの爆弾」がOP・EDとして物語の前後に使用されている。
詳細は有志レポを参照
第一弾
2019年8月28日から2019年9月22日の日程で舞台が披露された。2019年9月22日の千秋楽を内容とする本編他特典付きのDVD/Blu-rayが2020年2月27日発売。
主要人物以外にも螢子の友達、夏子や岩本、マサル、沢村、大久保等が登場する。BLに絡ませた「アンバランスなKissをして」といったメタ発言もある。
八つ手、反吐鬼は、CGと舞台セットで再現。
コエンマを突き放す格好で四人に絡まない覆面は最後まで正体を明かさずカーテンコールでのみ正体を明かし、世代読者に対する半ば内輪ネタとしての公開となった。
其の弐
開演前
2020年9月20日、第二弾「其の弐」公演予定が発表された。2020年12月4日から2020年12月30日の期間で公演。舞台内容を収録したBlu-ray/DVDが2021年5月26日発売。
公演は、新型コロナウイルス感染症に伴う国内外往来に関する規制事情を鑑み中止が発生した。12月30日千秋楽ではキャンセル待ちが発生するも無事当日千秋楽公演は開催された。
11月24日、出演者田邊が家族に陽性反応が出た事に伴う濃厚接触者として翌11月25日、検査を受けて陽性が判明、本人の療養や舞台開催の事情から12月4日初日公演を中止した。
12月17日、出演者1名が体調不良をきたし、後の検査で陰性が発覚するも舞台開催を考慮して18日から19日の間公演予定の内3公演を中止した。
出演者の下には作者不明のイラストが贈られた。垂金役の中村、朱雀役の木津、戸愚呂弟役の片山が自身のTwitterで贈られたイラストを提示した。
開演後
本編では、ぼたんとコエンマが鑑賞前の前説でコロナに伴う鑑賞における注意喚起を行った。出演者は、隠魔鬼といった原作で元々口元を覆っていた登場人物以外のほぼ全員が口元のみをフェイスシールドで覆う厳戒態勢の下、舞台は開催された。
暗転で役者が立ち去るとコエンマが登場し「消毒」と書かれたスプレーを舞台内、役者がいた周辺に吹き付ける措置を施す一幕があった。
前回に引き続き螢子に問い詰められた幽助が「ゴンがいる。キルアとクラピカも」と『HUNTER×HUNTER』を、振り切る際の口実として使用した。
玄武、白虎はセットの組み合わせで再現、結果的に四聖獣は全員登場した。桑原vs白虎戦は桑原がピン芸人紛いに情景の一切を語る形で対戦内容が語られた。蛭江は桑原同様、変身前の蛭江が「蛸の妖怪」の一人芝居をもって分からせた。ヘレンはCGで再現。
カーテンコールでは崎山が指名したアンサンブル所属の戸舘に続き、田邉、隠魔鬼役、高間、安藤、秋山、中村、田上、榎木、木津、マリー、平田、未来、荒木、片山、中河内、橋本、鈴木、郷本、崎山の順で挨拶が行われた。ラストでコエンマが語った第三弾報については、蔵馬役の鈴木、桑原役の郷本、幽助役の崎山が受け止める形で第三弾公演が示唆された。
あらすじ
第一弾
暗黒武術会編を基点とし、コエンマに正体を知られている覆面がコエンマに忠言する。
コエンマは他の四人を、幽助は序盤の交通事故から門下生選考会までのエピソードを、桑原は大久保のアルバイトを庇うエピソードと、永吉を救うエピソードを、飛影、蔵馬は、「TWO SHOTS」での出会いから三盗賊結成までのエピソードを、出会った四人は、迷宮城での合流・突入までのエピソードを部屋のモニターで振り返る。
第二弾
コエンマは前回に続き四聖獣戦を振り返ろうとする。一方、幻海は視聴者視点に立ち、幽助、桑原が四聖獣に及ぶ程人間離れした能力を得た理由を求めた。幻海の希望でコエンマは幽助と桑原の幻海との出会いのきっかけである門下生選考会、並びに決勝戦の乱童戦を振り返る。
引き続きコエンマと幻海は、四聖獣戦、戸愚呂兄弟戦、暗黒武術会予選前、幽助・覆面と他三人が再会するまでを振り返る。
キャスト
浦飯幽助:崎山つばさ
桑原和真:郷本直也
蔵馬:鈴木拡樹
飛影:橋本祥平
雪村螢子:未来
浦飯温子:角島美緒
岩本:秋山皓郎
剛鬼:新田健太
幻海:エリザベス・マリー
ぼたん:平田裕香
コエンマ:荒木宏文
其の弐
第一弾踏襲を除く
青龍:榎木智一
朱雀:木津つばさ
雪菜:田上真里奈
乱童:荒木健太朗
蛭江:橋本祥平
戸愚呂兄:中河内雅貴
戸愚呂弟:片山浩憲
魅由鬼:木津つばさ
B・B・C:エリザベス・マリー、榎木智一、荒木宏文
雪菜を救おうとした男:鈴木拡樹
垂金:中村哲人
坂下:高間淳平
左京:荒木健太朗
ジョルジュ早乙女:中河内雅貴、田上真里奈
実写ドラマ
2020年12月16日、NetflixよりNetflixオリジナルのシリーズとして実写ドラマ化が発表された。制作はROBOT。
2021年上半期、複数社による一部報道として収録現場の目撃と幽助役北村匠海、蔵馬役志尊淳などが取り沙汰されていた。後、公式発表。憶測が確定した。
下記配信予定確定後の2021年12月、同じく一部報道として飛影役本郷奏多、雪村螢子役白石聖、戸愚呂兄役滝藤賢一、戸愚呂弟役綾野剛が続報されたが真相不明。
2021年11月9日、Netflixのイベントで2023年12月配信開始予定が告知される。
2022年7月、かねてより一部報道憶測として取り沙汰されていた幽助役北村匠海、蔵馬役志尊淳、飛影役本郷奏多報と、桑原和真役上杉柊平が公式アナウンス。事前情報が確定した。
2023年11月11日、主要4人に加え、かねてより一部報道憶測として取り沙汰されていた配役も併せて、雪村螢子役白石聖、ぼたん役古川琴音、雪菜役見上愛、コエンマ役町田啓太、幻海役梶芽衣子、鴉役清水尋也、戸愚呂兄役滝藤賢一、戸愚呂弟役綾野剛、左京役稲垣吾郎、ティーザー動画が公開、12月14日開始が発表された。
戸愚呂チームでは、武威を押し退けてチームオーナーの左京が先に発表される形となった。
他メディア版における相違点
原作とアニメ
- タイトルロゴの「幽」は、原作では「幺」の部分が人魂のような形になっているが、アニメでは「幺」が省略されずに描かれている。
- 幽助と和真のみ他の皿屋敷中学の生徒とは制服の色が異なり、幽助は緑、桑原は明るい青になっている。
- オリジナルキャラクターとしてコエンマの部下「ジョルジュ早乙女」が登場。
- ジョルジュの登場により、上司のコエンマの登場も増えた。
- 低年齢層の視聴に配慮し、幽助のタバコはことごとくガムに差し替えられている。
- 原作では温子が武術会編以降に行った役目を静流やぼたん、ジョルジュが代理。
- 原作では霊体編で初登場した静流は、アニメ版では雪菜編で初登場。
- 原作の雪菜編では指令時のみで魔界トーナメント編には登場しなかったぼたんがアニメの雪菜編では同行し、トーナメントではコエンマとジョルジュと一緒に観戦。魔界の扉編では事件には関わらなかった螢子、一度も登場しなかった静流がアニメでは事件のことを知り、幽助たちと同行するなど、女性陣の出演が増えた。
- 魔界統一トーナメント編は、アニメ版では幽助を始めとするメインキャラの戦闘シーンなどが大幅に追加されたが、大会後半の模様が決勝戦を含め、省略された点は原作と同じ。ただし原作では、幽助と黄泉との戦いの途中から省略されたが、アニメ版では幽助が黄泉との戦いに敗れた後意識不明となりしばらく寝込んだ後、目が覚めたらトーナメントが終了していたという流れになっている。大会結果も幽助が付き添っていた蔵馬から聞くという形になった。原作ではトーナメントを経ての統一後の幽助たちの日常を描いた短編を何回か描いて最終回を迎えたが、アニメ版ではトーナメント終了の次の回で最終回とし、原作での統一後の短編の一部を描き、幽助が人間界に帰還して螢子たちと再会するシーンを描いて大団円を迎えた。
- 放送時間や低年齢層への配慮から残虐な描写・発言が規制および変更された。その中でも軀は大幅な設定変更が行われた。
- 原作初回および終盤の短編が削除されている一方で、魔界統一トーナメント戦を中心とした戦闘シーンやキャラクターの発言・描写が大幅に追加された。また最終回は原作とほぼ近づけているが、幻海が死んでおらず生前に遺言を残すなどの細かい違いが見られる。
- 原作では飛ばされぎみであった心理状況や戦闘描写をアニメではより分かりやすくするために、桑原やぼたんらが解説役も担っていた。
「伊達にあの世は見てねぇぜ!」
原作/アニメと舞台
第一弾
- 竹中、ジョルジュ早乙女は不登場。この為、岩本に対し教師の立場で諭せる存在が不在になり、岩本の不正は竹中を介さない不自然な形で終結する。ジョルジュ早乙女は後述の代役が担った。
- 幽助エピソードは、性差別規制の厳格化から幽助が桑原に憑依して螢子の疑念を晴らす際、螢子に自分が幽助だと知らせる「サイン」が冒頭で行った悪戯と同一のスカートめくりに変更された。螢子のスカートめくりは螢子が正面を向き幽助が背後からめくる構図となった。
- 剛鬼が魂を奪った子供は幽助が交通事故から救ったマサルと同一人物とされた。救出後のあやしでは大人の事情を強調して声を出す事を制しつつも『幽☆遊☆白書』『HUNTER×HUNTER』各JC版第一巻、本舞台版のパンフレットが提示された。
- 剛鬼が飛影、蔵馬と出会い、結成に至る経緯は明かされなかった一方、幽助に倒された剛鬼はその後、ジョルジュ早乙女代役に就き、コエンマを補佐した。邪鬼と共に原作終盤にエンマ大王の不正発覚で明るみにされた粛清された下等妖怪の一人であるかは明かされなかった。
- 桑原エピソードは、明石不登場の為、明石役を岩本が兼任する。アニメでは明石を唆した黒幕として暗躍した岩本は自らが実行犯を兼ねる格好になった。桑原の点数改竄に対する名誉回復は、桑原が殴り掛かるまでの一部始終を見ていたぼたんが立ち去った後、何らかの事情により岩本の不正が糾弾された事によるものとされた。
- 永吉救出のエピソードでは永吉は終始同じ姿勢をとりつづけ累ヶ淵中学の不良達の放り投げや救出後の幽助にも反応を示さなかった。
- 蔵馬、飛影エピソードは、原作終盤の回想としてではなく「TWO SHOTS」の内容として振り返る。同時に「TWO SHOTS」の時期が幽助の死後から復活までとされ原作/アニメを補完した。
- これにより蔵馬は幽助と初対面時高校生なので制服の違いから「TWO SHOTS」当時は中学高学年とされた。髪の伸びも、幽助が生還、三盗賊討伐の指令を受けるまでの僅か一年足らずとされた。
- 蔵馬をからかう田坂が消しゴムを投げる際、原作で伏字表示、アニメでカットされたセリフは「ファック」と明言する。
第二弾
- 四聖獣編
- 養殖人間の群れから一人幽助を向かわせる流れは、他三人による三段組みのジャンプから三人が養殖人間の相手になり追っ手を振り切る形に、桑原への貸しは「ジャンプ」に変更された。
- ムルグは不登場。代わりに審判の門を担当した一つ目妖怪が朱雀への伝令を兼任した。原作/アニメにおける朱雀との掛け合いは幽助登場前、幽助vs朱雀戦時共に削除され、これにより朱雀の台詞も舞台ならではの朱雀一人による一人芝居となった。朱雀が敗退以降、一つ目妖怪は、原作の一つ目、ムルグ同様消息不明となった。
- 戸愚呂兄弟編
- 雪菜の出生を知る人物は、当時桑原宅に居合わせていた人物中では幽助とぼたん二人のみとなった
- B・B・Cは、読みを「ブラック・ブック・クラブ」とした。同様に幽助vs戸愚呂弟戦における左京が提示した賭けの額も66兆2,000億と原作を踏襲した。メンバーの顔触れは全員老年男性から若い男性と女性が一人に変更された。
- 魅由鬼戦は最後の幽助の捨て台詞が削除、魅由鬼が幽助に告白する形に変更された。
- 前作で螢子も行った宙返りは隠魔鬼のみしか行わなかった。
- 幽助/桑原vs戸愚呂兄弟戦は、武器となった戸愚呂兄を抑える桑原と生身になった戸愚呂弟と幽助の体といった形で、戸愚呂兄が戸愚呂弟補助の役割で戦闘に参加した。
- 戸愚呂弟への止めは、幽助の霊丸を背中で受け止め加速した桑原が戸愚呂弟を刺す流れから桑原が霊剣を戸愚呂弟に刺して動きを止め、幽助が霊丸、桑原が止めの一太刀を戸愚呂弟に斬り付ける展開に変更された。
- 飛影が垂金に行った制裁は拳一発のみで原作を踏襲した。
- 戸愚呂弟は一度もコートを脱がず筋肉操作の描写は行われず、ただ能力が上昇するという結果に留まった。
- 一同が垂金邸退去後の戸愚呂弟と左京のやり取りは、一台のみ付いたモニター越しではなく左京が現場に駆け付け兄弟二人を労う形に変更された。垂金の末路も手刀で一太刀に斬りつけられる形に変更され、その具体的な状況は暗転の演出も相成り不明となった。
関連動画
- テレビアニメ版本編1話
- 微笑みの爆弾
- さよならbyebye
- アンバランスなKissをして
- デイドリームジェネレーション
- 舞台
- 実写ドラマ
- CM
関連タグ
作者 | 冨樫義博 |
---|---|
ジャンル | 少年漫画 異能バトルもの オカルトコメディ 不良漫画 |
作品 | 幽☆遊☆白書 幽遊白書 幽白 |
グループ | 幽白メイン4人 浦飯チーム 六遊怪チーム Dr.イチガキチーム 魔性使いチーム 裏御伽チーム 戸愚呂チーム 魔界狂戦士チーム 五連邪チーム 仙水ファミリー |
カップリング | 幽遊白書のカップリング一覧 |
用語 | 霊界探偵 闇の三大秘宝 闇アイテム 忌呪帯法 暗黒武術会 |
必殺技 | 邪王炎殺黒龍波 邪王炎殺拳 薔薇棘鞭刃 |
アニメスタッフ | 阿部記之 北山真理 新房昭之 西尾鉄也 尾石達也 |
関連漫画 | HUNTER×HUNTER 聖闘士星矢 美少女戦士セーラームーン |
関連アニメ | アニブリ アニナル 烈火の炎 |
アニメ制作会社 | スタジオぴえろ |
関連ゲーム | くにおくん 格ゲー |
評価タグ | 幽白100users入り→幽白500users入り→幽白1000users入り→幽白5000users入り→幽白10000users入り |
個別タグ | 初恋ハンター 蔵馬様マジ美人 蔵馬様マジ素敵 流血担当 |
放送枠 | フジテレビ系土曜日夕方6時台アニメ・特撮枠 |
その他 | 週刊少年ジャンプ連載終了作品の一覧 ジャンプ黄金期 |