「まずやってみよう!やってみなきゃ何も始まらないもん!」
プロフィール
キャッチコピー | みんなの心を照らす!明朗快活お祭り娘! |
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誕生日 | 3月10日 |
身長 | 162cm |
体重 | もりもり成長中! |
スリーサイズ | B85・W56・H88 |
靴のサイズ | 左右ともに23.0cm |
学年 | 中等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | マッサージ |
苦手なこと | 見て見ぬふり |
耳のこと | 音感に優れている |
尻尾のこと | 尻尾でも重たいものが持てる |
家族のこと | 父の弟子たちも同居の、30人家族 |
マイルール | - |
スマホ壁紙 | - |
出走前は… | - |
得意科目 | ボイストレーニング、基礎トレーニング |
密かな自慢 | 骨の多い魚も箸で綺麗に食べられる |
よく買う物 | こんぺいとう、提灯 |
ヒミツ | ①好きなものはたいていひと目惚れ / ②砂糖菓子を食べだすと止まらなくなってしまう |
自己紹介 | あたしはキタサンブラック!お祭りみたいにみんなが盛り上がる最高のレースを目指して、全力で駆けるよ! |
CV | 矢野妃菜喜 |
お祭り大好き!元気で明るい人情派ウマ娘。
困っている人を見れば助け、悩んでいる人には話を聞き……
たくさんの人に慕われる優しい子だが、たまにべらんめぇ口調が飛び出す。
そんな彼女は夢をまだ知らない。だからまっさらなまま笑顔で走る。
眩い光に溢れる未来に向かって!
(ウマ娘ポータルサイトより)
ソロ曲
なりたい自分はちゃんといるはず それでも足りないんだよ
『 ロストシャイン 』
作詞:真崎エリカ 作曲:本多友紀(Arte Refact)編曲:水野谷怜(Arte Refact)
夢ならまだまだ枯れてないね 駆け抜けていたいよ
『 空のほほえみ方 』
作詞:柿沼雅美 作曲・編曲:佐藤厚仁(Dream Monster)
概要
キタサンブラックは、クロスメディアコンテンツ『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。実在の競走馬「キタサンブラック」号をモチーフとする。
2021年1月、アニメ『Season2』にてトウカイテイオーに憧れるトレセン学園入学前のウマ娘として初登場。
2021年3月、アプリゲーム版でトレセン学園に入学後の成長した姿で登場、2022年2月に育成ウマ娘として実装された。
2023年10月から放送のアニメ『Season3』では主人公を務める。
サトノダイヤモンドは幼馴染で大親友。
父親は多人数の弟子と一緒に暮らす人情家の演歌歌手で、そんな環境で育った彼女も父親のように困った人たちがいたら助けてあげたり、周りの人たちを笑顔にしたいと思っている。
歌を歌う時はジャンルを問わずこぶしを効かせて歌うクセがある模様。
なお、弟がいることがアプリゲーム版のイベントやホーム会話で明かされている。
同じくトレセン学園に通うコパノリッキーとはサトノダイヤモンドと出会う前からの幼馴染。一緒に同じ公園で遊び、失くしたオモチャ等を良く見つけてもらっていたという。
容姿・デザイン
黒みの強い鹿毛のエアリーボブを、花菱のアクセサリーでツーサイドアップにしたガーリーな髪型。モチーフ馬の牝牡を示す耳飾りは右側の花菱と和紐のリボンが兼ねている。
前髪に走る流星は案外角度が付いており、髪先は左こめかみの方へ流れる。頭頂部には後ろ向きにハネたアホ毛、瞳は鮮やかな赤色。
快活な元気娘のイメージが強い一方、色白の和風美人という側面も。
キタサンブラック号の事実上のオーナーである北島三郎(馬主名義は北島のマネジメント会社である有限会社大野商事)の人柄そのままの人情家で、実際に有馬記念で騎手を務めた武豊と共に法被を着て持ち歌の『まつり』を披露したエピソードから法被風の勝負服。衣装名は[錦上・大判御輿]。
大野商事の勝負服「黒・茶三本輪」のデザインはノースリーブの法被として再現されており、茶色はいくらか明るくアレンジされた黄土色に近い色合い。
慶事でお馴染みの紅白の意匠も織り込まれた事で華のある装いとなっており、レースで隊列を引っ張る姿はお祭り娘の二つ名を体現している。
ストーリーイベント第21弾『Happy new future 〜朝焼けの絆〜』に伴って実装された純白の晴れ着。縁起物の鶴をイメージして、羽根飾りがふんだんにあしらわれている。
アニメ版Season3にて登場した新しい勝負服。トゥインクル・シリーズのラストランを走るに当たってチームスピカの面々が考案した物であり、青と黄色のタスキはゴルシ、左肩の肩章やマントはテイオーが提案した(本当はスペがニンジンの意匠を盛り込むアイデアも提案していたのだが敢え無く却下された)。耳飾りは王冠、首元には宝石も付けており、明確な言及こそないが恐らく親友の彼女を意識した物と思われる(アプリゲーム版のホーム画面では永遠の絆が刻まれていると本人が語っている)。
一応これでキタサンはゲーム版では6人目の勝負服を3着持つウマ娘となる。
- 本格化前
アニメ版Season2で登場した小学生くらいの姿。髪色は若干明るめで、ゲーム版よりも実際の鹿毛に近い色合い。髪型は後ろにまとめたハーフアップで、花菱と和紐リボンも右耳の飾りとポニーテールの結紐の2箇所。
ジャケットのデザインは黒をベースに両肩から赤と黄二色のラインが走っているのが特徴。
学園への入学時には20センチ以上も成長し、身長では憧れのトウカイテイオーも追い越しているが、キタサンブラック号も競走馬としての育成を始めた途端にぐんぐん大きくなり、最終的には馬体重540kgに達した大型馬である。
例を挙げると史実、ウマ娘共に散々デカいと言われるヒシアケボノがデビュー戦時で馬体重552kg、スプリンターズステークス勝利時が馬体重560kgであり、このことから相当大柄なことが分かる。そのためウマ娘の方でも「高等部に進学する頃には170(180)cm以上に育つのではないか?」という声も。
- ハロウィン衣装
アニメ版Season2の11話で登場した魔女の格好。下記のウマ話によると小学校の授業で作ったらしい。
- 私服(アプリゲーム版)
グレーのシャツに黄色のフレアキュロット、上着はシンプルなジャンパー。足元はハイソックスとスニーカー。他の描き下ろしでも大抵はショートパンツやスニーカーといった活動的なスタイル。
ゲーム版のリリース1周年に際して公開されたキービジュアルでは最前列に描かれる等活躍の機会も多く、コラボレーション企画での抜擢も多め。
- 私服(Season3)
アニメ版Season3に登場する私服。デザイナーは辻智子氏で、ゲームの方の私服と2期幼少期の私服を混ぜた感じにすることをコンセプトにデザインされた。劇中ではダイヤとの二人旅に出かけているため、リュックサックを背負っている場面が多い。
- 私服(ローソンコラボ)
ローソンコラボに登場した赤茶色の服。このコラボは冬に開催されたものなのでいつもよりも厚着となっている(短パンだからどのみち寒そうではあるが)。
- 私服(エンスカイ版)
エンスカイとのコラボ商品のために書き起こされた衣装。勝負服と同様、キタサンの私服では割と珍しい肩出し服。チェックスカートやロングブーツを履いているのも特徴。このエンスカイコラボの特別デザインでは茶色いバッグも持っている(バッグを持っているのはこのエンスカイコラボでは皆共通)。
- 私服(サンリオコラボ)
サンリオコラボでにて公開された私服の一つ。今回の相方はマイメロディということで、キタサンにしては珍しくピンクがメインの私服となる。なお、耳にはマイメロディをイメージした青色のリボンが付けられている。
- 私服(ケンタッキーコラボ)
- お菓子作り衣装
アニメイトフェアのために描き起こされた、お菓子作りがテーマの衣装。キタサンらしく赤と黒のチェック柄の服の上に赤いエプロンを着た姿となる。
- 着物姿
アニメ版Season3に登場する衣装。劇中では主に寝間着として使用されており、寮室が頻繁に描かれる都合上意外と出番が多かったりもする。
- チアガール衣装
アニメ版Season3のエンディングにて着ているチアガール衣装。キタサンらしくカラーは黒。胸には「SPICA」の文字が刻まれている。
マンガ版
うまむすめし
第30話にて初登場。第3巻の表紙役としても抜擢されている。キタサンが漫画に登場するのは今回が初。本作でも相変わらずお助け大将であり、トラックがパンクして積荷を運べなくなった和菓子屋をダイヤと共に助けている。店主にはお礼として栗入りのどら焼きを渡され、テイオー達へ美味しいお土産ができたと喜んでいた。
アニメ版
Season2
「私、トウカイテイオーさんの大大大ファンなんですっ!!」
プロフィール
明朗快活で元気いっぱいな女の子。
無邪気でどんなことにも積極的にチャレンジする行動力も魅力のひとつ。
トウカイテイオーに憧れの感情を抱いている。
サトノダイヤモンドとは幼馴染とも言える仲。
(アニメ公式サイトより)
サトノダイヤモンドの事はもっぱら「ダイヤちゃん」と呼び慕っており、小学校の席も隣である事が明かされている。
第1話でテイオー本人と会って以来、彼女にも「キタちゃん」呼びされたりと良好な関係を築いている。
以下2期の終盤のネタバレが含まれます
第10話では3度目の骨折を発症したテイオーの復帰を願って本人に手作りのお守りを渡そうとしたが、この時既に引退を決断していたテイオーには受けとる事が出来なかった。
キタサンブラック「あ…あの、あたし、テイオーさんみたいになりたくって…夢なんです!」
テイオー「…ごめんね、それ諦めて、他の子を目標にした方がいいよ」
憧れの存在に「諦めて」と言われ、キタサンブラックもその場ですすり泣く事しかできなかった(その後の経緯は下記のウマ話でわかる)。
しかし、テイオーの引退を発表する意味でも開かれたファン感謝祭には当然の如く最前列に駆けつけ、彼女へ涙を堪えながら自分の最後の思いを伝える。
その姿は、シンボリルドルフに憧れを抱いていたかつてのテイオーそのものだった。
「テイオーさん!あたし、待ってます!…ずっと待ってます!また走ってくれる日を!」
この言葉が切っ掛けとなりトレーナーや観客の引き止め、そしてチームカノープスらの一大作戦がテイオーの引退発言より先に決行できた事を考慮すると、テイオーの復活を最後迄諦めずに信じ抜いた彼女やツインターボの活躍は、見た目以上に重要な役割だったと言えるだろう(結果論ではあるが、純粋にテイオーの復活を一貫して信じていたのはキタサンブラックとターボだけである)。
その後は引退を撤回したテイオーにも無事お守りを受け取られ、ちゃっかりステージの壇上にも足を踏み入れていた。
第11話ではなかなかマックイーンにありがとうを言えないテイオーがキタサンになら普通に言えるので「……あ、そうだ。試しにダイヤちゃんに言ってみてよ。いつもの感謝の気持ち、みたいな」と言われたので気持ちを伝えようとするも、テイオー同様恥ずかしくなりあまり言葉が出てこなくなり、ダイヤからは「なんだか告白みたい」だと言われてしまった。そしてダイヤに「ライバルで、1番の友達で、すっごく大事な子だよ」と伝える。(あまりの恥ずかしさに二人とも赤面したが)
第13話では1年ぶりの復帰を果たしたテイオーをサトノダイヤモンドたちと共に応援、ビワハヤヒデに追い縋るテイオーに必死の声援を送る。テイオー奇跡の復活を目の当たりにした際には歓喜のあまり若干首を絞めかける形でサトノダイヤモンドに抱きついていた。(惜しくもダイヤも3話でキタサンに同じことをしている。)
そしてテイオー達のウイニングライブを見届けたキタサンブラックは、決意を新たに誓いを立てる。
「いつか、私も…」
そして…
「だから言ったじゃない、大事な日の前は早く寝なさいって」
「だってだって、緊張して中々眠れなくってぇ…」
「…いよいよだね、ダイヤちゃん」
「うん、一緒に頑張ろう、キタちゃん!」
小説『ウマ話~キタサンブラック・サトノダイヤモンド編~』
「うう、ダイヤちゃん……ダイヤちゃ〜ん!」
アニメ Season2のBlu-rayBOX『ウマ箱2』の第4コーナー特典『ウマ本2』に収録されたストーリーの裏側を描くオリジナル小説。
本作ではSeason2の10話、11話、13話の裏側の話が展開される。
テイオーに諦めてと言われた後、泣きながらダイヤの家に行ってことの経緯を説明したのち、テイオーのためにダイヤと一緒に手紙を書いていたことが判明。最初は伝えたいことをなかなか書けず、お父さんからのアドバイスは、『一番大切なのは技術ではない、心だ!』とのこと。ダイヤと一緒のお泊まり会でなんとか書いたがウマ娘雑誌の記事を参考にしてしまい手紙っぽくなかった。そうしているうちにダイヤと気持ちをぶつけ合う中で父のアドバイスの意味を理解し、テイオーへの手紙をようやく書けた。テイオーがミニライブをやるニュースを聞いた時、テイオーがレースから引退してしまうと察知しまって心の中でモヤモヤを感じていた。そしてミニライブ当日、上記の出来事を起こし、テイオーの引退を阻止した。そしてステージへとよじ登りテイオーに抱きつき、テイオーは謝罪と感謝の言葉を口にし、キタサンの頭を、暖かな手で優しく撫でてあげた。手紙はテイオーのミニライブ後に渡せた模様。テイオー曰く「キタちゃんの言葉が詰まっているんだよね。なら、欲しい。また弱気になりそうなとき、何度も読み返してこの日のことを思い出すから」とのこと。また、マックイーンの故障で悲しんでいたダイヤを河川敷に連れて行き、神様に対して「ばっきゃろ〜!」とダイヤと共に大きな声で叫んだ。
うまゆる
本人は登場しないが、第20話で麻雀の牌のキャラとして登場した。
1st Anniversary SpecialAnimation・Season3
サトノダイヤモンドと共に主役に抜擢。トウカイテイオーと同じチームスピカに所属する(サトノダイヤモンドもスピカに体験入部していたものの、最終的にはサトノ家が運営するチームカペラに所属する事に)。
とはいえ寮でも同室で互いのぬいぐるみを枕元に置いているなど仲の良さは変わらず。部屋にはテイオーのポスターが飾られているが、就寝時に大量に吊るした提灯を灯しているため、ダイヤは変なアイマスクを着用して就寝している。その明るさは外から見ても部屋の明るさが視認できるレベルである。
……2人部屋で提灯を大量にぶら下げて煌々と明るくして寝るという光景。端から見れば相部屋のダイヤが眩しそうであるが、なぜこんな状態で寝るのか本人からは語られていない。なお、有名な航空戦を題材にした作品にとある理由で寝る時に電気を消さない軍人が登場するのだが、恐らくキタサンブラックも似たような理由から夜な夜な提灯を輝かせている可能性がある。
第1話の冒頭、皐月賞で「これほどまでに強いのか!?(フジテレビ・吉田伸男アナウンサー)」とばかりに外から強襲してきたドゥラメンテに差される形で敗れ、同話で再戦となった日本ダービーでも最終直線で抜き去られるばかりか、後方へ沈み惨敗を喫してしまう。
第2話、ドゥラメンテの故障離脱により本命不在の菊花賞に挑むことになるが、GⅠでの敗北が続いたことやドゥラメンテのいない菊花賞なら勝てるかもと考えた自分自身に失望し精神的に追い詰められてしまう。
しかしテイオー不在の菊花賞を走ったナイスネイチャの励ましにより立ち直ると、菊花賞では狭いスペースから抜け出してゲンジツスチール(リアルスティール/福永祐一)の追撃を振り切り見事に勝利。GⅠウマ娘の仲間入りを果たした。
第3話ではドリームトロフィーリーグに移籍するゴールドシップと共に有馬記念に出走。3着(この年の1着はゴールドアクター(吉田隼人))に入りゴルシのラストランを見届けた後、ゴルシが愛用していたルービックキューブを1面だけ揃った状態で託された(揃った面=GⅠ勝利数の暗喩と思われ、キービジュアルのゴルシが持つルービックキューブは6面揃っている=ゴルシの通算GⅠ勝利数)。これを受けてゴルシの勝利数を超えて見せると宣言した。
第4話、惜敗が続いていた現状を変えるべく頑丈な体という自身の強みを活かしてミホノブルボンとライスシャワーの協力のもと、福島県いわき市(現実世界で競走馬リハビリテーションセンターがある場所)で過酷なトレーニングに打ち込む。トレーニング終盤に中山レース場まで130kmを半日走り続け、皐月賞に出走したサトノダイヤモンドの走りを見届けた。エンディングでは天皇賞(春)を勝利し、部屋の机の上には2面揃ったルービックキューブと天皇盾が置かれていた。
第5話ではダービーで落鉄し勝利を逃したサトノダイヤモンドを心配しながらも、ドゥラメンテの復帰戦でもある宝塚記念に向けて準備を進める。
そしてとある雨の日、傘を忘れ学園内で立ち往生していた際、同じ状況に陥っていたドゥラメンテに出会う。ドゥラメンテから自身の信念、そして菊花賞馬である自分に勝つために宝塚記念を選んだことを聞かされ、奮起する。
「そう簡単に勝てると思わないでくださいね!」
「……君は誰だ?」
「……はい?」
「(同期の)菊花賞ウマ娘に勝つ」と宣言するドゥラメンテであったが、当のキタサンブラックの顔も知らなかったのである。このことに憤慨し、彼女に自分のことを覚えさせるべくトレーニングを積んで宝塚記念に臨む。
終盤で差してくるドゥラメンテを振り切ろうとするが、伏兵リバーライト(マリアライト/蛯名正義)に追い抜かれ、続いて飛び込んできたドゥラメンテにも差し切られて3着。ゴール後、2着のドゥラメンテが辛そうに膝を着くのを見て慌てて手を貸そうとするも断られるが、立ち上がった彼女からライバルとして認められ固い握手を交わした。ここからドゥラメンテに親しみを込めて「ドゥラちゃん」と呼ぶようになった。
第6話ではダービーと同じくサトノクラウンやサトノのトレーナーと共に京都レース場でサトノダイヤモンドを応援し、彼女の菊花賞制覇を見届けた。
第7話。宝塚の激闘後、京都大賞典、ジャパンカップと連勝を重ね勢いに乗るキタサンの次に狙うタイトルはかつてテイオーも勝利した有馬記念。そこにはこちらもGⅠタイトルを手に入れ波に乗るダイヤも参戦を表明しており、遂に親友でありライバルの2人がレースで相対した。
しかし、実力の差か友達感覚が抜けているか否かの差か、もしくは目標を持つ目的意識の差か、ダイヤの切れ味抜群の末脚により差し切られ惜敗。キタサンはダイヤと自分の間に何の差があるか課題を残す黒星となった。
第8話。ダイヤとの差に苦しむ中、リハビリに励むドゥラメンテに改めて自分の目標がなんなのかを問い正される。眼の前のGⅠには当然全力を尽くしてはいたし、以前は尊敬するテイオーの様なウマ娘になりたいと励んでいたが、既に「無敗」でも「三冠」でもない自分では最早彼女の様なウマ娘にはなれないと内心諦めており、目標を持てない状態であった。
悩み抜いた末にテイオーへ以前三冠や無敗の称号を失くした後でも前へ進めたのか相談するも、テイオーには自分だけではなく数々の仲間や友人の応援があってこそ今の自分があることを教えられる。
そして、自分を助け常に応援してくれている商店街の人達に改めて恩義を感じたキタサンは改めてテイオーの様になれなくとももう一度自分なりの道を突き進むことを誓った。
続く第9話では「皆を笑顔にしたい」と決めたキタサンは休みの日にダイヤと2人旅に誘う中、かつてダイヤに言われた挑戦の言葉を意趣返しする。
「春の天皇賞であなたに勝つ。サトノダイヤモンド」
二人旅から暫く経ち、天皇賞(春)でダイヤやシュヴァルと再戦するキタサン。自分の前で大逃げを仕掛けるテューダーガーデン(ヤマカツライデン/松山弘平)にも気を取られず、以前とは比べ物にならない程の気迫でシュヴァルとダイヤを寄せ付けずゴールイン。春の天皇賞を連覇し、なんとレコードタイムをも更新するという快挙を達成するのだった。
第10話。誰もが認める快勝劇を見せたキタサンは、次に凱旋門をダイヤと出走して「お祭りウェーブ」を起こし世界中を熱狂させようという目標を立て、宝塚記念のレース後に凱旋門に行くことを決めた…が、別件でトレセン学園の開催する地域合同イベントの実行委員として働いていた反動か軽く風邪を引いてしまう。
当然それを直した後すぐにトレーニングを再開するも、どこか身体がいつもと違う感覚になり始めていた。かつてドゥラメンテと戦った最後のレースでもある宝塚記念に再び出走するキタサンだが、何故か身体が重く脚がいつもより動かない。2ヶ月前の天皇賞とは打って変わって、なんと9着の大惨敗を喫してしまった。
第11話。宝塚を制したクラウンに「調整不足だったのでは」と指摘を受けた彼女は、不安になりながらも体調を整えればいつもの自分に戻れるとトレーニングを重ねていたが…。
以下3期終盤のネタバレ
ゴルシ「いつ頃からか、捲りきれなくなってきた。感情を上手く抑えられなくなってきたし、ゲートを出るのもヘタになった。キタサンブラック……"ピークを過ぎた"んだよ、オマエは」
競走ウマ娘なら誰しもが通る道、「肉体の衰え」が待ち受けていたのだ(これ以外にもバクシンオーとぶつかったとき1話では弾き返していたのが11話では両者吹き飛ぶなどバクシンオーも疑問に思う点があった)。
もちろん、ピークアウトしたウマ娘すべてが急激に能力が落ちるわけではない。ピークを過ぎた後途端に突然能力が落ちてしまう者もいれば、全盛期を過ぎても長く長く走り続ける者、ピークを過ぎても生まれ変わり勝利を掴んだ者もいる。
かつてのテイオーも幾度となく故障を経験しつつも有馬を制した。
だが、宝塚の不調に加え馬場の相性や長距離の輸送などの負担など不安要素が多すぎることから、トレーナーは本当に凱旋門に行くべきかどうかを彼女に問いかけた。キタサンはフランスの大地を走るか国内で走るか迷い続ける中、いつも通る商店街の人達がキタサンの話で賑わっている所を偶然見かける。
「けどよぉ…フランスで走るキタちゃんもきっとカッコいいと思うぜ?けどよ…やっぱりキタちゃんには府中が一番似合う気がすんだよな…」
「そうですねぇ…スタンドで応援したかったですよね…秋のGⅠを走る所」
「皆で見たかったぜ…キタちゃんの天皇賞・春秋連覇の瞬間…」
「オレ達の毎日にはいつもキタちゃんがいたんだよな…」
いつも応援してくれている人達、自分の走りを見たいと言ってくれている人達の姿を見たキタサンは、フランスには行かないことをトレーナーに告げる。
「私、フランスには行きません。もし残ってる時間が限られているなら、全部のレース、応援してくれてる皆の前で走りたいんです!」
ピークアウトで残った時間が限られているならば、これまで応援してくれた人達の前でたくさんレースで走りたい。それがキタサンの決断だった。次に彼女が選んだ道は天皇賞(秋)、ジャパンカップ、有馬記念の秋シニア三冠だった。
以前通りとはいかない体調の中、懸命にキタサンはトレーニングを続けた。そして、台風襲来による不良馬場の中、天皇賞(秋)ではスタート時にゲートにぶつかって出遅れるミスを犯しながらも、重馬場を得意とするサトノクラウンとの激戦を制し1着。前回の宝塚のリベンジを成し遂げた。
だが、重馬場による激走は想像以上の負担であり、最早勝利を喜ぶ力も残っていない。泥だらけの中で膝を付いたまま、ひたすら荒い呼吸を繰り返しながらピークアウトを実感していた…。
そっか…そっか……そっかあ……。
第12話ではジャパンカップに出走し、今回は順調にスタートを決め必死に逃げ切りを狙ったが、後ろに控えていたシュヴァルの気迫の走りに追い抜かれてしまい3着。遂にリベンジに加えてGⅠレース初勝利を飾ったシュヴァルに祝福の言葉を送り、とうとう残ったレースは有馬記念ただ一つだけとなった。
シュヴァルとの敗戦後もめげずにトゥインクル・シリーズ最後のレースに向けトレーニングを続けるキタサンのため、スピカの面々は一丸となって最後に彼女へ新しい勝負服をプレゼントした。赤い衣装に身を包んだキタサンは、三度目の有馬記念へと挑む。
相変わらずの好スタートで先頭を駆け抜けるキタサン。順調なペースで走るが、仮に一瞬でも遅れるか気を抜けば走りは崩れてしまう。それでも一瞬見たトレーナーやテイオー含むチームスピカのメンバー達、かつて特訓を課してくれたブルボンやライス、相談に乗ってくれたネイチャ、凱旋門を敗北した身で有馬を見守るダイヤ、応援してくれている商店街や観客の人達。たくさんの人達の声援を聞き、「勝ちたい」という思いを胸に限界を超えて走り続ける。
トレーナー「走れぇ!!」
テイオー「行けえーっ!!」
ライス「凄い…凄いよ頑張れキタさん!」
ブルボン「そのままです!あなたのゴールはもうすぐ…!」
黒沼「行け…!」
皆の応援の元、加速するキタサンはシュヴァル達を置いてゴールへと一直線に走り抜けていく。そして…。
実況「これがスターの引き際だ!キタサンブラック!大歓声の中山レース場!全ての人が祝福を送ります!強い!強かったキタサンブラック!」
キタサンブラック、有馬記念制覇。GⅠレース7勝目という快挙を成し遂げ、有終の美を飾った。ある者は彼女の勝利に泣き、ある者は彼女の勝利を喜びながら笑う。その様はまさに「お祭り」であった。観衆の「キタサンコール」が鳴り響く中、笑顔と感謝のウイニングライブを届けた。
テイオー「GⅠ7勝…ボクよりスゴいウマ娘になっちゃったね…」
マックイーン「流石です…!予見通りですわね…!」
トレーナー「本当に、大したモンだ…!!」
その後、かつてキタサンとダイヤが訪れたように、トレセン学園のオープンキャンパスが開かれた。春の新入生も続々と入学し、学園へ新たなるウマ娘達が現れていく。そこにはチームスピカの看板を持ちながら、ダイヤ達と学園を案内に出かけるキタサンの姿もあった…。
ちなみに、作中よくバナナをよく食べており、上記のトレーニング前日にも大量のバナナを持って行ったが、バナナが大好物という訳ではなく、後の新時代の扉でのオッチャホイみたいな感じである(史実のキタサンブラックはにんじんが好物で、今のところバナナについての有名なエピソードは無い)。
また、小学生の頃に木の上にいる子猫を助けようとして学校の3階から落ちてしまうが、擦り傷程度で済むという丈夫さを発揮している。(なお落ちた時に地面にできた倒れた後のポーズが完全にアレである)
競走結果
話数 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離 | 枠番/馬番 | 着順 | 1着ウマ娘(2着ウマ娘) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10話 | ? | ? | ? | 芝?m | ? | 1着 | (?) |
10話 | 中山 | スプリングS? | GⅡ? | 芝1800?m | ? | 1着 | (ゲンジツスチール) |
1話 | 中山 | 皐月賞 | GⅠ | 芝2000m | 4/7 | 3着 | ドゥラメンテ(ゲンジツスチール) |
1話 | 東京 | 東京優駿 | GⅠ | 芝2400m | 8/17 | 14着 | ドゥラメンテ(?) |
2話 | 京都 | 菊花賞 | GⅠ | 芝3000m | 2/4 | 1着 | (ゲンジツスチール) |
3話 | 中山 | 有馬記念 | GⅠ | 芝2500m | 6/11 | 3着 | オールハイユウ(サウンズオブアース) |
4話 | 阪神 | 大阪杯 | GⅠ | 芝2000m | 6/7 | 2着 | ? |
4話 | 京都 | 天皇賞(春) | GⅠ | 芝3200m | 1/1 | 1着 | (カノンミルフィーユ?) |
5話 | 阪神 | 宝塚記念 | GⅠ | 芝2200m | 2/3 | 3着 | リバーライト(ドゥラメンテ) |
7話 | 東京 | ジャパンC | GⅠ | 芝2400m | 1/1 | 1着 | (サウンズオブアース) |
7話 | 中山 | 有馬記念 | GⅠ | 芝2500m | 1/1 | 2着 | サトノダイヤモンド |
9話 | 阪神 | 大阪杯 | GⅠ | 芝2000m | 4/5 | 1着 | (?) |
9話 | 京都 | 天皇賞(春) | GⅠ | 芝3200m | 2/3 | 1着 | (シュヴァルグラン) |
10話 | 阪神 | 宝塚記念 | GⅠ | 芝2200m | 8/10 | 9着 | サトノクラウン(オールハイユウ) |
11話 | 東京 | 天皇賞(秋) | GⅠ | 芝2000m | 4/7 | 1着 | (サトノクラウン) |
12話 | 東京 | ジャパンC | GⅠ | 芝2400m | 2/4 | 3着 | シュヴァルグラン(アイタンリ) |
13話 | 中山 | 有馬記念 | GⅠ | 芝2500m | 1/2 | 1着 | (イッツコーリング) |
全競走成績:17戦9勝(2着②3着③着外②)
※着順の太字はレコード勝ち
新時代の扉
セリフはないが、ポッケ達が夏合宿のために合宿所へと向かうバスの車中でカメオ出演。
ゲーム版
『熱血ハチャメチャ大感謝祭!』
「勝負とあらば手抜きは厳禁!本番同様の気持ちで、全力でお相手しますよ!」
ストーリーモードではチームフリージア、チームリリィのイベントに登場。一応特定のチームに参加していないが相変わらずダイヤとは仲良しであり、大食い競技ではイーター(食事)担当の彼女のサポートで料理を運ぶサーバー役として参戦していた。
なお、劇中ではセイウンスカイやサイレンススズカと言った逃げウマ娘とも対決しており、お互いにサーバー同士でも激突する場面も。一応プレイアブルとしては、チームリリィのストーリーをクリアするとスカウトが可能になる。
チームリリィのストーリーでは「お助けキタさん相談室」として人と全力で走り合うのに忌避感を抱いてしまうスティルインラブをお助けしようとスイープ達の頼みで障害走の相手となる場面もあった。
スイープ経由かハチャメチャGPには未参加ながらもリリィとは部室をたまに訪れる親交があり、マーチャンにはマーチャン人形・リリィバージョンを託されたりリリィ総出の魔法の詠唱にちゃっかり参加している。一応本作ではどのチームにも所属していないゲストキャラクター枠ではあるが、それなりに対戦相手の1人として出番は結構多く中々の優遇である。
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
2021年3月30日よりサポートカードとしてゲームに登場。
2022年2月22日の「ぱかライブTV Vol.14 1st Anniversary Special!」にて、2月24日にゲーム一周年の節目に、満を持して実装が発表された。レアリティは☆3。
新キービジュアルでは最前列を飾り、来る24日にはスペシャルウィークと共に一周年記念曲のダブルセンターを務める等、「ウマ娘二年目の顔」と言っても過言ではない扱いをされている。
TVアニメ2期放映終了後に開催されたストーリーイベント「Brand-new Friend」は入学直後のキタサンブラックとサトノダイヤモンドが主役になっている。
TVアニメ3期では主役を務め、最終回終了後にはストーリーイベント「ワタシモミンナノ」が開催されるなど再び活躍の機会を得た。
育成ウマ娘
- ☆3[錦上・大判御輿]キタサンブラック
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
97 | 100 | 79 | 86 | 88 |
+20% | +10% | +0% | +0% | +0% |
バ場適性 | 芝 | A | ダート | G |
距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
E | C | A | A | |
脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
A | B | C | G |
- 勝ち鬨ワッショイ!
前方にいる時、レース後半の第3コーナーで速度を少し上げる、または終盤の向正面で力強く前に踏み込む。
- 「1位か2位」で、「終盤がコーナー前の直線開始のコースでは、終盤開始時に速度と加速力をアップ」「それ以外のコースでは、第3コーナーに入った時に速度アップ」するスキル。
- 純粋な加速スキルではないが、前者、つまり長距離コース(と一部のダート中距離コース)では実質的な終盤最速加速である。
進化スキル
- 祭りだワッショイ!(「先手必勝」進化)
スタート時に加速力がすごく上がる <作戦・逃げ>
- 爆風一閃!(「烈風一閃」進化)
直線で速度がすごく上がる<長距離>
史実の活躍を反映した逃げウマ娘。通称「黒キタ」。所持スキルの関係で、長距離での採用が多い。
特に注目なのは、長距離コースなどで実質的に終盤最速加速となる固有スキル。指定の条件ではセイウンスカイの固有を使えず逃げの加速が無かったため、非常に画期的であった。のちに登場したダンスウンスも同様の条件での複合固有だが、効果量はこちらが勝る。
継承スキルも、純加速でないものの貴重な加速効果を持つことから逃げではほぼ必須パーツであり、ダンスウンス固有と併せて用いられるのが通例である。
覚醒・進化スキルも率直に言って強く、特にスタート時のすごく加速を自前で持つのが大きい。「烈風一閃」は「長距離直線◯」の上位スキルなので、必要なスキルptが高くなる点には注意したい。
ちなみに、成長率補正は通常衣装版のトウカイテイオーと同じ値だったりする。
- ☆3[真打・慶鶴之志]キタサンブラック
ストーリーイベント「Happy new future 〜朝焼けの絆〜」で登場した☆3育成ウマ娘。通称「白キタ」。
通常版と違い、中距離特化の性能。中距離逃げとしては現状最強格を保っている。
- ☆3[結願のしまい華]キタサンブラック
TVアニメ3期最終話、及びストーリーイベント「ワタシモミンナノ」で登場した☆3育成ウマ娘。通称「赤キタ」。
通常版継承固有に頼らない、新たな長距離の逃げウマ娘。
隠しイベント
- 菊花賞の後に・喝采!三冠祭り!
名前の通り、クラシック三冠を達成すると発生。
レースに応じたステータス上昇に加え、全ステータス+10、やるき+1、スキル「リードキープ」Lv+2を一挙獲得可能。
なお、三冠のうち皐月賞と日本ダービーは目標外なので、忘れずに出走しよう。
- 有馬記念の後に・憧れを超えて
上記イベントを発生させる=クラシック三冠を達成すると、最終目標であるシニア級有馬記念に、隠しライバルとしてトウカイテイオーが参戦。この状態で勝利すると発生するイベント。
追加でスキル「ポジションセンス」Lv+2を獲得可能。
- Step with you!
大阪杯・天皇賞(春)・宝塚記念(シニア級)の春シニア三冠達成で発生。こちらもテイオーが登場するが、ライバルとしてではなく達成を祝福してくれる。効果はスキル「春ウマ娘◯」及び「軽やかステップ」ぞれぞれLv+2。
ちなみに対象レースは全て目標に含まれるのでご安心を。
- 緊急開店!キタちゃんマッサージ
ランダム発生。疲れたトレーナーをキタサンブラックがマッサージをしてくれる。
選択肢と効果は以下の通り。
- 足:スピード+20
- 腰:体力+10、根性+10
- 肩;スキル「コーナー回復◯」Lv+2
その他
- 育成ストーリーにはエアグルーヴの教えを受けているライバルウマ娘ブリュスクマンが登場する(グラフィックはモブウマ娘と同じ)。任意出走の皐月賞・ダービーと目標の宝塚記念でぶつかるが、ネームドウマ娘よりも高ステータスで、金スキルの複数持ちというかなりの強敵。モチーフは史実で幾度もキタサンブラックに立ちはだかった同期の二冠馬ドゥラメンテと推測されている(どちらも言語の違いこそあれど音楽用語で「荒々しく、はっきりと」という意味。また、エアグルーヴの孫に当たる)。
- モブが名前付きで登場しシナリオにもガッツリ絡むのは初の事態。「青鹿毛のウマ娘」「4番ちゃん」等の様に名前がぼかされず、かつ史実では血縁関係のあるウマ娘が代理を務める訳でも無い為、ブロワイエの様に「実名実装に向けて差し替え可能な形で登場させたのでは?」という説もあるが果たして…?
- 2023年のアニメ3期にて遂にドゥラメンテが実名での登場となった。
サポートカード
- SSR[迫る熱に押されて]キタサンブラック
TVアニメ2期コラボのストーリーイベント「Brand-new Friend」に関連して追加されたサポートSSR。タイプはスピード。
ちなみに、このガチャはサービス開始以来初のダブルピックアップであり、もう片方はサトノダイヤモンド。
このサポートだが、全てにおいてサービス開始1ヶ月後に実装されたカードとは思えないほど、化け物じみた高い性能を持つ。具体的には、
・完凸で得意率80、固有で更に上昇するため、友情トレーニングの光りやすさは全サポート中トップレベル
・トレーニング効果が実質15%あり、スピードだけでなく他のトレーニングにいても仕事をする
・連続イベント1・2回目でやる気アップ、また共通イベント片方と2回目連続イベントで体力回復が可能であり、序盤の動きがかなり安定する
・順位・脚質・距離の条件が無い汎用レアスキル「孤線のプロフェッサー」のヒントを連続イベント3回目で確定取得できる。下位スキルの「コーナー巧者◯」もヒントイベントで拾える
・ヒントも一部は長距離用だが汎用スキルが多く、ヒントLv3で取得できる
・レースボーナスも最低限の5%はある
といった具合である。
これらに加えて、実装後長らくこれに並ぶスピードサポートが登場しなかったこともあり(フクキタルやトプロはそもそも使い道が限定的だった)、およそ1年半もの間環境トップに居座り続けた。
ちなみに、このカードの初ピックアップ時には、次回以降のダブルピックアップが2枚共に排出率0.75%であるのに対し、初のダブルピックアップだった為かサトノダイヤモンドと共に0.5%=普段の2/3に設定されていた。完凸(5枚)のための期待値はおよそ18万円。この圧倒的な性能と低い排出率に多くのプレイヤーが挑み、お財布を散らす阿鼻叫喚の様子は今でも動画サイト等に残されている。
これに加え、リリース初期でまだサポートの研究が進んでいなかったこと、そもそもこの時期から始めていたユーザー数が少なかったこともあり、「キタサン完凸」を所持するプレイヤーは羨望の的となった。その後11月に復刻された際には、ゲームを最初からやり直してでもリセマラしようとするユーザーさえ現れたほどであった。
実際、登場から9か月が経った後の新イベント「トレーナー技能試験」でサポートランキングが発表されたのだが(当時はアオハル杯が対象)、短距離やダートを含む全ての分野で1位であった。以降も所持率が高さが影響しているのか、ほぼ全てのシナリオでこのカードが環境トップクラスに収まっている。
1年半経ってようやく、高いトレ効果かつ逃げ汎用のスピマルゼンやシナリオリンクのスピタキオンなど対抗バが現れた。しかし前者は得意率が低く、後者は中距離先行が主でレスボ0など一長一短で、何よりスピードサポートを複数編成するのが主流な時代にキタサンが編成から外れることは珍しかった。
そもそもグランドライブ以降のシナリオは友情トレーニングがシナリオ特有のギミック発動に大きく関与するシステムであり、得意率が高いというだけで十分な採用理由になった。特にラーク環境ではスピード3枚編成の一翼としてやはり活躍した。
こうして所持ユーザーにとってはリリース初期から常に編成入りする、いわばオーパーツ的な立ち位置を確保してきたキタサンだが、
・中距離・長距離では育成ウマ娘のキタサンブラック(黒キタ・白キタ)が強力すぎて、それらの育成では同名である本サポートを編成できない
・距離脚質別を含む中盤速度スキルの充実により、「弧線のプロフェッサー」自体が優位性を失った(代表的なのは逃げの「トップランナー」、先行の「アンストッパブル」、マイル中距離の「優位形成」など。脚質距離不問のスキルは他に「ハヤテ一文字」「ネバーギブアップ」などがあるが、いずれも弧線より効果値が高い)
・ラークのシナリオリンクであるスピードSSRエルコンドルパサーは連続イベントで2つのレアスキルのヒントを選択でき、片方がキタサンと同じ「弧線のプロフェッサー」である(もう片方は2400mコースでのみ有効となる「王手」であり、それ以外での大半のコースでは弧線が選択される)
・汎用のレアスキルを持った強力なSSRスピードサポートとして、エルの他にゴールドシップやドゥラメンテが登場した(特にドゥラメンテは得意率120を誇り、実質的にキタサンと同等の頻度で得意練習が可能である)
などの理由で、やはり影響力は次第に落ちてきているのが現状である。
特に史実のクラシック期で辛酸を舐めさせられ続けたドゥラメンテに取って代わられるというのは、何らかの因果を感じるところである。
- SR[お助け大将と小さな魔女]キタサンブラック
2023年8月31日に実装されたSRサポート。タイプはスタミナ。
連続イベントでは、史実で産駒が産まれているスイープトウショウとの微笑ましいやりとりが見られる。
- SSR[2人のバウンス・シャッセ]キタサンブラック
アニメ『ウマ娘 プリティーダービー Season3』のBlu-rayBOX、『ウマ箱3』の第1コーナー(第1巻)特典として登場したSSRサポート。タイプは根性。
競走馬『キタサンブラック』
父ブラックタイド、母シュガーハート、母父サクラバクシンオー。
馬主である有限会社大野商事は「サブちゃん」こと演歌歌手の北島三郎が設立した芸能事務所「北島音楽事務所」の法人名義であり、当馬の実質的なオーナーは北島三郎であると言える(馬主活動の初期は戸籍上の本名である「大野穣」名義だったが、個人事務所設立に伴い現在の法人名義に移行している)。
所属は栗東トレーニングセンターの清水久詞厩舎、主戦騎手は3歳時は北村宏司、4歳時(2016年)以降は武豊(それ以外は、後藤浩輝・浜中俊・横山典弘が各1回ずつ騎乗)。
詳細は『キタサンブラック』を参照。
余談
アニメ Season1のキタサンブラック?
WDTが終わりウイニングライブが行われている会場でキラキラ目を輝かせながら見入っているウマ娘。その名称は公式には明かされていない(公式からこのウマ娘が「キタサンブラックだとは明言されていない)。
右耳にリボン、髪色、流星、服のカラー等の特徴からファンの間ではキタサンブラックが最有力候補と目されており、pixivでは放送当時からこのウマ娘のイラストに「キタサンブラック(ウマ娘)」タグが付けられている(そもそもファンの間で広がった憶測からpixiv百科事典にこの記事が出来てしまったので…)。
尚、このウマ娘はキタサンブラックではなく、同じ馬主のキタサンミカヅキという説もある。
この馬は中央から地方の船橋競馬に移籍して活躍した馬で、父がキングヘイローで母父がキタサンブラックと同じサクラバクシンオー。毛色も、ブラックと同じ顔に白斑の入る鹿毛で、このウマ娘の特徴に重ならない事もない。
現在は優駿スタリオンステーションで種牡馬として供用されている。
新たな同期
2022年2月22日に放送されたぱかライブで、キタサンブラックと同世代の競走馬がモチーフと思われる、二名の名称不明のウマ娘が登場。
前者については同放送で流れたショートアニメでサトノダイヤモンドに「サトノグループの『クラちゃん』」と呼ばれていた事からサトノクラウンが確実視された。
後者については情報が少なかったものの、栗毛に近い髪色に縦長の流星、馬主で元プロ野球選手・元メジャーリーガーの佐々木主浩が所属していた横浜ベイスターズとシアトル・マリナーズから連想された、勝負服の白・水色・青と一致する水兵帽に投手の様なポーズ等の判断材料からシュヴァルグラン説が有力となる。
同年11月5日に開催された「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! EXTRA STAGE」Day1にて、サトノクラウン(ウマ娘)とシュヴァルグラン(ウマ娘)である事が発表された。
お助けキタちゃん
ゲーム内でも自称している「お助けキタちゃん」だが、育成ウマ娘ガチャ☆3[錦上・大判御輿]、☆3[真打・慶鶴之志]どちらもキャンペーンで無料10連を引き連れて登場している。
名実ともに有名なキャラクターの登場によって新規ユーザーを引き連れて来るのはもちろんの事、無課金トレーナー、課金に疲れたトレーナーにとっては(引けたか引けなかったかは置いといて)新たな育成ウマ娘を増やす絶好の機会となった。
その他小ネタ
- Season3第4話にてカブトムシを捕まえるシーンがあるが、よく見ると日本産のカブトムシではなく世界最大のカブトムシであるヘラクレスオオカブト(原産地は中南米である)になっている。
関連イラスト
ゲーム版・Season3
Season1
Season2
その他イラスト
所謂、中の人ネタで「ヒトリダケナンテエラベナイヨー!!!」的なイラスト
関連項目
- サトノダイヤモンド(ウマ娘)
- 栗東寮の同室。トレセン学園に入る前から付き合いのある大親友で、媒体を問わず共演が多い。
- サトノクラウン(ウマ娘)
- シュヴァルグラン(ウマ娘)
- ドゥラメンテ(ウマ娘)
- トウカイテイオー(ウマ娘)
- 憧れの先輩ウマ娘。キタサンブラック号が勝てなかった皐月賞・日本ダービーの二冠を達成しながらも故障によって菊花賞出走が叶わなかったエピソードは、キタサンブラック号の同期である二冠馬ドゥラメンテ号にも当てはまり、アニメ版ではウマ娘キタサンブラックの葛藤として描かれた。
- サクラバクシンオー(ウマ娘)
- 史実では母父(母方の祖父)に当たる短距離戦の王者。この血筋からキタサンブラック号も菊花賞、あるいは1度目の天皇賞(春)の辺りまでは短距離血統と見られていた。1stアニバーサリーのスペシャルアニメでも絡みがあり、「何となく親近感を感じた」らしい。
- コパノリッキー(ウマ娘)
- ゴールドシップ(ウマ娘)
- カツラギエース(ウマ娘) / タップダンスシチー(ウマ娘)
- ジャパンカップ逃げ切り勝ち繋がり(2023年現在、レース史上この3頭のみ)。
- みなみとますお
- サトノダイヤモンドと共に、アニメSeason2で仲良くなったウマ娘ファンの青年2人組。アプリ版ではストーリーイベントでもそれらしいモブが登場しており、後にアニメSeason3でもサブキャラクターに昇格して観客席から声援を送っている。
- 弥次喜多
- 『東海道中膝栗毛』の主人公コンビ。後援会はキタサンブラックを「ちーやじさん」と呼ぶのだが、その由来だと思われる(きたさん繋がり)。「おやじ」と慕われた北島三郎への愛称をもじったという説も。
- ナリタトップロード(ウマ娘)
- 2023年のウマ娘コンテンツにおける主人公と菊花賞勝ち繋がり。
喜多郁代:『ぼっち・ざ・ろっく!』のメインキャラクターで「きたちゃん」の愛称繋がり。
郁代の中の人はウマ娘では別のウマ娘を演じており、TVアニメではモブキャラとして登場する郁代の友人をキタちゃんの中の人が演じている。
又、2022年12月25日にはTVアニメ最終話が放映され、劇中での活躍から「喜多ちゃん」が深夜にトレンド入りし、この日の午後に行われた有馬記念にて、キタサンブラックの初年度産駒である競走馬イクイノックス号が勝利し、父子での秋天・有馬制覇も相まって「キタちゃん」も話題になり、1日で2つの「きたちゃん」がトレンド入りするという現象が発生した。