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四神の編集履歴2020/08/08 09:49:22 版
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四神

しじん

四神は中国の神話において、天の四方の方角を司る4体の霊獣。四獣(しじゅう)、四象(ししょう)、四霊(しれい)ともいう

概要

青龍青竜蒼龍)・朱雀白虎玄武の事。

それぞれ、西を守護する。

全ての名前を冠しており(玄は)、これは方角に対応する五行の色となっている。

方角とモデルの動物との関係は、星座の形から来てるとされる(二十八宿を七宿毎で合体させたもの)。

別名に四獣(しじゅう)、四象(ししょう)、四霊(しれい)が存在。

創作物中では四聖獣四神獣と呼ばれる事が多いが、Wikipediaによれば、日本のフィクションにおける造語との事。

「四霊」と言った場合には通常、応龍鳳凰麒麟霊亀の事を指し、逆に四神がこれらを意味する事もある。

四神と四霊の詳しい関係は不明だが、という組み合わせが共通しており、「五虫」という考えにおいては、四霊と五行との対応が四神と整合する形で示されている。

五行との対応のため、中央を守護する神として黄龍や麒麟(黄麟)を加えて五神五獣)とされる事もある。

また、五行思想の異説によっては、方角に対応した色と同色・同属性の龍に置き換わる事もある。南は赤龍、西は白龍、北は黒龍といった感じである(五龍)。更に福建省では4色の虎に置き換わっているという。

後世の道教においては擬人化と再構築がなされ、青龍は「孟章神君」、朱雀は「陵光神君」、玄武は「玄天上帝」、白虎は「監兵神君」という独立した神となっている。

陰陽道においては全て十二天将に挙げられており、九字の陰陽道版においても読み上げられる。

風水においては、それぞれが守護するに適した地形が存在するとされ、土地選びの目安にされた。

例えば、玄武ならが適しているため、北に山があると良いという具合であり、全ての四神において良い条件である土地の状態は四神相応と呼ばれる。

方角と動物が対応する中国の伝承としては十二支も存在しており、四神と同様、龍と虎を含んでいるが、龍にあたるは東の少し南で、五行は土、虎にあたるは(白虎とはほぼ真逆の)東の少し北で、五行は木となっており、特に関連性は見られない。

また、朱雀と鳥類繋がりでが、玄武と爬虫類繋がりでがあるが、酉は真西で金、巳は南の少し東で火となっており、こちらも関連性は見られない。

各要素との関係

四神方角季節五行地形
青龍/河川・流水
朱雀湖・海・平地
(黄龍/麒麟/黄麟)中央土用(平野)
白虎西街道・大道
玄武山岳・丘陵

四神をモチーフとしたキャラクターの登場する作品

ゲーム

漫画

アニメ

特撮

大河ドラマ

その他

キャラクターのモチーフとしての扱い

四神が全面に出た作品では玄武以外が良いポジションに選ばれる傾向が強い。

また四神なのに朱雀モチーフではなく鳳凰モチーフと言っている作品も結構多い。

西洋の四大元素と対応させられる事もあり、この場合、玄武が土属性、青龍が水属性、白虎が風属性のようにされる事が多め。

余談

週刊少年ジャンプ始め少年誌では、四神をモチーフにしたキャラを出すと打ち切られるというジンクスがある。

まぁこれは「あまりに設定として使い古されすぎていて目新しさがないから」という問題であり、「四神を出すと打ち切られる」というより「四神を出さなければいけないほど発想が貧困では遅かれ早かれ打ち切られる」と言った方が妥当だろう。四天王なども同じような扱いである。

逆に言えばそれだけ多くの作品で使われてきた魅力的なモチーフであることも事実であり、今までにない斬新な形で四神を取り上げることも決して不可能ではないだろう。

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