「私は生まれながらの変人……らしい。自覚は無いが周りからそう呼ばれる」
「要するに私が言いたいのは、“空想の力はたとえ金が無くても、日々の生活を豊かにしてくれる”と言う事だ」
「“侘び寂び”とは人々に平和をもたらす偉大なる思想であり、美学!」
概要
サルブラザーに変身する青年。2001年3月6日生まれの21歳(チームリーダーの桃井タロウと同い年)。
マッシブな見た目のサルブラザーとは対照的な長身痩躯。服装は青色の作務衣に長いマフラー。外出時にはチューリップハットを被る場合もある。
博学な頭脳派であり、近隣の人々からは「教授」と呼ばれて頼りにされている一方、「風流人」とも呼ばれる程の変わり者(所謂「数寄者」)で、何かにつけては上記の様な俳句を詠んでいる。ちなみにドン2話予告で鬼頭はるかから「俳句」と紹介されていた。
ちなみに、本当に教授職にある人は「先生」と呼ばれるのが一般的であるが、ドンブラザーズのメンバーの1人である鬼頭はるかは、メンバーに選ばれた直後まで漫画家として「先生」と呼ばれていたりする。
また、この頭の切れのよさは下記のタロウとの勝負シミュレーションやドンブラスターの裏技(?)の「チェンジオフ」や「チェンジ拒否」の考案と別の意味でドンブラスターを使いこなすなど、若干変な方向に向くこともある(才能の無駄遣いとか言ってはいけない)。
概ね善人、しかし変人
「私は今まで一度も働いた事は無い。敢えて言えば生きる事が仕事だ」と何ら恥じずに公言して憚らない無職。はるかのようにサングラスを手に入れたのが切っ掛けで職を失った訳でも、社会人として挫折した訳でも無く、自らの意思で働かない、渾名が「教授」で頭脳明晰なだけ(最終学歴も中卒)の堂々たる無職である。
暮らしぶりからすると現代的には○ートのそれだが……正確には明治から昭和初期に存在した「高等遊民」の生き方に近い。
「働いたら負けでござる」と開き直っている風では無く、取り敢えず衣食住には不自由していないので、世俗のしがらみに縛られないマイペースな生き方を選択している模様。後述の人物像から「金銭を得る行為を忌避している」可能性もある。
2階建ての古びた和風一軒家で独り暮らしをしており(家族については、ドン30話におけるアノーニの調査で「いない」と結論づけられている)、その衣食住については、相談に訪れる近隣の人からの大量のお裾分けや、下記にある“空想の食事”によって賄っている。服についても種類を持っている訳でも無く、貰い物か親族が遺した物の可能性が高い。
前述の通り無職で、後述の様に貨幣経済に背を向ける様な生き様なのだが、家の電気は点いており、もらい物や物々交換ではどうにもならない光熱費や固定資産税をどう賄っているかは不明。……もらい物の自家発電機を使ったり、親族が物凄い資産家か利権の持ち主かも知れないが、典型的な井上キャラなので、細かいツッコミは野暮……なだけか。
ちなみに、真一自身もそこについて細かく聞かれるのは良しと思っていないのか、ドン7話で実際に日々の生活について質問されると、俳句を読んで誤魔化していた。
他にもドン2話の「金には人間の醜い欲望が詰まっている(要約)」発言に加え、幼少の頃から硬貨に触れて火傷(?)するという特殊体質にまで至っていることから、「金銭……即ち我欲、あるいは消費社会を毛嫌い」しており、厭世家の側面を持つ様にも見える。
その為か、近隣住民からの相談も金銭を受け取らないのに加え、一般的な売買行為を行う場合は自らの俳句を代価として支払おうと試みる等、変な所で非常識になる場面も。
ドン7話では、ガチで一日教師となった事で短期間ながらも職付きの身分になった。
もっとも、肝心の教導内容は冒頭3段目の台詞の通り、有り体には「仕事が無くても、空想に走れば、それなりに充実した生活を送れる」と、学生向け且つ世間一般の授業には不適切極まりない内容であった。(まあ、今の時代思う様な仕事に就けなかったり、就職浪人になってしまう人も多い以上「世の中仕事が全てじゃない」とする考え方も、必要な人には必要なのだが。第4の壁を越えた我々が直面している事態での時間の使い方にもなるっちゃなるし)
底しれぬ“空想”の力
実際に彼の持つ『空想の力』というものは様々な面において常人離れしたものであり、顔見知りの料理屋などで空想の料理(つまり中身のない空っぽの食器を提供されるだけ)をあたかも本物がそこにあるかのようにしっかり味わい、それでいて腹もしっかり満たしていたり(恐らくはプラシーボ効果によるものと思われるが、栄養面とかは大丈夫なのか?)、更には他人のツボを突く事でその人物を空想の中に引き込んでしまうという、最早「空想」の域を越えた一種の超能力、催眠術の様な技までも使用できる。
真一の謎
また、ドンブラザーズのメンバーに選ばれた者は「重要な物を失う」とされ、はるかが「漫画家としての名誉」、翼が「恋人」をそれぞれ冤罪によって奪われ、つよしが「他のメンバーと違って失う物が無い」とされている現状から、真一もまた、何か「大切な物」を失っているものと思われるが、今の所真一が何か「失った物」があると示唆させる描写は描かれていないと、本編では現時点であまり触れられていないが、結構彼もまた謎を含んだ一面も覗かせる。
物語での立ち位置
実は、ドンブラザーズにおけるまとめ役・サブリーダー的ポジションとして活躍する一方で、物語における一番の部外者とも言える立ち位置にある。
と言うのも、ドンブラザーズが終盤に入ったドン34話の段階で、全体的なストーリーの縦軸として、獣人とは何者で、どう決着をつけるか?に焦点が当たり始めたのだが、獣人となった恋人を巡る三角関係である翼とつよし、かつて獣人を作り出したドン家の末裔であるタロウ、そして叔母が獣人関連の捜査を担当しているはるかと、初期メンバーが何かしらの形で獣人と関わっている中、彼だけが未だにそう言う繋がりが無い。
また、ドンムラサメを含む獣人対策に当たっている脳人のメンバーも、彼以外のメンバーと関わり合う事がほとんどで、メインストーリーに絡む大きなきっかけが物語後半に至っても未だに描写され無い人物である。
逆に言えば、そのような立ち位置のキャラクターであったからこそ別の未来にて何かあった未来の鬼頭はるかを支える人物になりえたのかもしれない…。
人物像
俳句を愛する温厚な自由人
タロウやジロウと同年齢ながら実年齢以上に達観しており、常に泰然自若とした態度を貫く。
それでいて、些細な情報から目の前の人物の素性に勘付く等、驚異的な観察眼と推察力の持ち主である。
「空想の酒」と称して酒を飲む仕草をする等、少々エキセントリックな挙動(なおその挙動は地味に噺家レベルだったりする)を見せもするが、相談者への助言は突飛ながらも適切である為に、周囲からの信頼はとても篤い。
バイクに撥ねられそうになった親子を助けたり、果ては子供が橋下に落としたボールを取ってあげるためだけにアバターチェンジする(変身するとドア型のワープホールをくぐれるためそれを利用した)等、人助けを進んで行う善性にも溢れる人物である。
ドン11話では犬塚翼の看病で適切な指示を出し、ドン12話では吉良きららの足の怪我を即座に嘘だと看破するなど戦隊ブルーらしく冷静な判断力を持っている。
また、サングラスを手に入れたのを切っ掛けに(何故か自宅だけが地震に見舞われる、家の照明を盗まれる等、少々奇怪な内容の)不幸な出来事が続き、図らずも戦いに身を投じる事態となっても、特に動じず不運を「運命」と称し、あるがままに目の前の現実を受け入れている。
自分なりに「手に入れた力を活かそう」と考えるだけの柔軟な思考や器量や、ドン3話及び4話においてドンモモタロウが見せた、一見「癇癪による八つ当たり」にしか見えない暴挙を冷静な態度で「戦闘に関して素人である自分達を鍛えようとしているのではないか?」と前向きな解釈をする(後にその推理が正解だと判明する)程の器の広さを持ち合わせている。
反面、時々自分に酔い痴れている一面を披露する場面もあり、ドン5話では指名手配犯の逮捕に躍起になる警察に率先して協力しようとするも、結局は「説得」とかこつけて自作の俳句を詠もうとしただけであり、その場に居合わせたタロウから「自分の言葉に酔い痴れているだけだ」とハッキリと突き付けられた。また、その他にも格言めいた言葉を芝居がかった素振りで語り聞かせるが、その実態は然程中身がない言葉だったりするのも少なくなく、ドン7話でははるかからも「あくまで良い話風」と、半ば呆れられながら評されている。
これは上述の『欲』に対するネガティブさから地頭は良くても知的好奇心が薄く、聞いた一から察した十までで全てを判ったつもりになって百までを知ろうとしない結果、上っ面でしか物を語れていないとも推察できる。まさに猿知恵。
風流人の裏に秘めた正反対な性分
基本的に風流人らしく寛大さや自由奔放ながら温和な物腰を見せる反面、自分の思想、アイデンティティーに対して絶対的な自信を持っており、それ故にプライドや負けん気が高く、自らの生き様や趣味趣向を頭から否定されたり、タロウ、ジロウの様な自分以上にマイペースな奇人変人を前にすると、温厚な風流人としての振る舞いが崩れ、短気かつ偏狭な言動や態度をとってしまう風流さに反した俗っぽい本質を秘めている。
劇中ではドン4話でタロウやはるかの素性を知り、彼等と本格的に交流し始めたのを皮切りにそうした一面を覗かせる様になり、ドン5話ではその場に集った全員が「自分の事しか考えていない」と指摘するタロウに対して「そう言う君はどうなんだ?」と問い返したり、ドン6話で自分やはるかの質問に対して、目的意識に満ちるが曖昧な答えしか返さないタロウに対して「禅問答」と評した上で「君と違って、僕達は凡人なんだ」「君はもっと人間を理解した方が良い」等と、やや冷淡な態度で皮肉を投げ掛けている。
上記の発言については前述した人物像にもある通り、実際は真一が言えた立場では無いと思われるかも知れないが、それについては2段目のセリフの通り、真一自身も自分が周囲から変人扱いされているのも(一応は)承知している。
また、温厚かつ達観的な物腰に反して思いの外煽り耐性が低く、根に持ちやすいタイプでもある様で、ドン7話でタロウと津野角高校の特別授業に居合わせた際に、タロウの発言を聞くうちドン5話で彼から受けた上述の指摘を思い出し、タロウが現れる前にはるか達に語っていた「私は、大空を漂う雲の様に生きて行きたい」発言を翻すかのように「君の傲慢さには許しがたい物がある」と静かに怒りと対抗心を燃やし、生徒達に便乗する形で彼に勝負を挑もうとしたのではるかから内心「おいおい、“大空を流れる雲”はどうした?」と呆れられていた。
ドン24話でも、自身の詠んだ俳句にケチをつけられた上に自らの生き様を「怠け者」とはっきり否定された事に憤慨し、自身が提案した作戦を自ら放棄した上に、忍者鬼との戦闘の際にもそれを引きずっておりジロウに「今日の私は機嫌が悪い」と言って八つ当たりしていた。
こうした俗物ぶりに加え、ドン10話では前田真利菜から「真一さんは1人では何も出来ない」と称される程の生活能力の底辺ぶり等も見せており、真一もまた本質的には(当人が自称する通り)“1人の凡人”たる未熟さも顕にしつつある。
他にも本物の幽霊や(実際は違っていたが)道を極める人達を見た際には人並みに慄くなど、平均的な感性を披露する事も偶にある。
また、上述したように金銭に対しては無頓着であるものの、名誉欲や承認欲求に関してははるかやつよし達と同じくらいに持ち合わせているようで、ドン20話では、賞を授与されるまでに名が上がった自分達にすっかり慢心しきって(フィジカル的に)鼻を伸ばしまくっていた。
また、ドン37話では、タロウがソノイとはるかがソノザと友好関係を築いている事に味を占め、「脳人を知る為」という口実で下心丸出しに、ソノニと関係を持とう彼女に近づいた。(最もソノニは既に翼と友好関係を築いており後の展開では彼女の片想いにまで発展しているので、真一には最初から興味が無く、この時も案の定、拒絶された。)
こう言った点から彼自身の「欲」に対する考え方も結局は物欲を否定する事で自分が無欲になったと、勘違いしているだけだと思われる。
ドンブラザーズの一員として…
登場当初は良くも悪くも浮世離れした一面はともかく、未熟な面が目立つはるかやつよし、他者に共感することのできないタロウ、自分本位な態度が散見される翼等の他のメンバーに比べ、その善性や人間として成熟した言動・性格・行動から、ドンブラザーズのメンバーで誰よりも「ヒーローに相応しい人物」とも評価する声が多く上がっていたが、ドン5話以降は上述の通りドンブラザーズのメンバーの中で1番タロウに対して反抗的且つ、挑戦的な態度を示す様になった事を始め、自身の〝愛すべき器量のなさ〟(※東映公式談)が次々に露呈した事もあってか、はるかが「猿原と同等かそれ以上にヒーローの素質がある」と評される事が増えている)。
とはいえ、反抗的といえども、彼の力量が自分の及ぶものではない事は素直に認めており、タロウと対決しようとした際には、上記の観察眼を自身にも用いる事でフィジカル的な勝負では到底勝ち目が無い(何故か、その想定はつよしと同様に相撲→腕相撲→指相撲と規模が縮小している)と絶望していた。ちなみに、その想定の中の三勝負においてはねこだましや引っかけ等、やたらとセコい戦法を使っていた。
また、ドン9話においてタロウが弱体化していると知ると、上述の3勝負においてドン7話の時とは反対にタロウを一方的に負かすイメージを思い浮かべながら悦に入り、はるかから窘められている(この時は流石に真一自身も、風流人らしからぬ卑小な思考を抱いた己を恥じていた)。
会話の上ではタロウに噛みつく様な態度を示す事が多いものの、ドン10話においてタロウの体調を回復させる為に、はるかと共に大量の黍団子を作って食べさせる様に尽力するなど、基本的に私情だけで公私混合はしようとせずに『お供』としての務めはきちんと果たそうとする。
ドン11話では、はるかと共に雉野の家で犬塚翼の看病をすることになるが、翼の看病をしながら戦いの為に雉野の家を離れては看病に戻ることを繰り返しており、そのやり取りの中で雉野の頭の上に山盛りの盛り塩を載せていたことでキジブラザーの正体を知る事になる。
ドン12話では、犬塚の快復祝いを兼ねて雉野、はるかと共に喫茶どんふらに集まるも、そこを訪れた刑事たちにタロウが犬塚のことを正直に話してしまった事でタロウが嘘をつくと一時的に死んでしまう体質である事を知る。
ドン13話では、キジブラザーの正体が分かった事で、喫茶どんぶらにはるか、つよしを集めて、ドンブラザーズとして初めて四人が集まり、タロウの嘘を付けない性格を改善させようと、メンバーを褒める様に勧めるも、 メンバーを褒めようとした事でぶっ倒れたタロウを見て憤慨。タロウの体質が改善するまではドンブラザーズとしての活動をはるかとつよしとともにボイコットする。
目の前にドンブラスターが現れてもチェンジ拒否をした後に、ソノニ、ソノザ、そして獣電鬼を相手に劣勢に追いやられるドンモモタロウを遠巻きに眺めていたが、追い詰められるタロウを目の前にして、遂に自分が真っ先にボイコットを止めて、戦線に参加。その後、全ての敵を倒したかに思えたが……。
ドン14話ではタロウ消滅の一因は、自分がはるかやつよしを巻き込んでボイコットして、参戦が遅れた事も一因であったのではという自責の念もあって、はるかと共にタロウを復活させるために奔走する一方、突然戦いに乱入して『新しいリーダー』を名乗るジロウに対し、はるかと共に猛反発。
続くドン15話ではまたも戦いに乱入して、結果的に足手まといになるような事しかしなかった(その上、自分の顔面に岩をぶつけてきた)ジロウに対し「いい加減にしろぉ!」とマジギレしながら彼の襟首を掴んで乱暴に引き立てるという柄にもない行動に及び、尚も悪びれずに自分を「真のヒーロー」であるといけしゃあしゃあと宣い続けるジロウに対して「私の内なる声は『君が偽物(のヒーロー)だ』と言っている!」と怒鳴りつける程に激昂した。
そして、タロウが異空間からの帰還を果たした際には、素直に喜びの句を詠んでおり、その俳句の中には「友」という言葉も入っていた。
そして、自身が主役となったドン21話では、「やはり、縁があるな」とタロウのお決まりの挨拶文句を流用したり、力の誘惑に負けて、戦士になれなかった先代から「何故、戦える? 怖くないのか?」と尋ねられた際に、「何故、答えを求める?」と自身がかつてタロウから返された言葉を受け売りで返す等、少なからず彼の影響を受けている一面も垣間見せていた。
反発する事もあれど、何度もドンブラザーズとしての活動や素面での交流を重ねる中で、心の中ではタロウがリーダーであることを認め、彼との確かな”絆”を築いているようだ。
一方、ドン14、15話の騒動を経て、戦士の力を手に入れたジロウに対しては、その常識や倫理観に欠けた言動・態度やもうひとつの危ない人格を危惧して、はるか、つよし以上に彼をドンブラザーズの新メンバーとして認めていないものの、ジロウのそうした不穏な面を「面白い」と良くも悪くも肯定的に受け入れようとするタロウから聞き入れてもらえない。
猿原真一(未来)
並行世界の未来から現れた、もう1人の真一。
詳しくは当該記事参照。
余談
- ドン2話の次回予告にて「私は生まれながらの変人 狂人 風流人」と一気に紹介を並べ立てている。何処の超テンション社長のそっくりの精霊の迷台詞だ。
- 演じる別府氏はメンバー内唯一の90年代生まれであり、平成生まれのキャストに限れば最年長である。
- 別府氏とその他4人の初期キャストがドンオニタイジンの開封する動画の際に、当の本人がうっかり『ゴリラ』と呼んでしまった。
- 脚本担当の井上敏樹氏によれば、当初、真一の趣味は『骨董品の収集』という設定だったが、そうなると井上氏の趣味である骨董コレクションを撮影用に貸し出さなくてはならなくなり、「万一に撮影の際に壊されるような事があったら嫌だから」という理由から、最終的に『俳句が趣味』という設定に変更したのだという。
- ドン2話で登場してからドン6話までの間、真一が名前を名乗ったり、他者から名前で呼ばれる場面が見られなかった為、「何か重要な伏線か?」と期待する視聴者もいたが、ドン7話冒頭において、はるかからアッサリと名前で呼ばれた上に、自身も普通に自己紹介した様から、別に大きな意味はなかった。
- 例の働いていない件については、ドン7話の公式のあとがきでも、 無職ヒモ風流先生と弄られている。
- また、上述のドン7話で生徒に説いたことだが、極々一部視聴者からは「第4の壁を越えた我々が直面している事態での時間の使い方にもなるっちゃなるのでは?」といった声もあったりする。
- 最終学歴はドン25話の履歴書で判明。当初の原稿では高卒設定だったが、「そもそもアイツが受験とかしているところ想像つかん」という理由で中卒に変更されたことが公式サイトで明かされた。……と同時に、16歳の頃から現在の生き方をしていた見解が示されている。徹底的にも程がある。
関連タグ
ブルーン←猿原真一:どちらも知性派ではあるが、無欲な泰然自若を心掛ける真一に対して、ブルーンの方はむしろなりふり構わない知識欲の暴走ダンプカーと言う対極のベクトルを持つ。
他作品の類似キャラクター
スーパー戦隊シリーズ
結城凱/ブラックコンドル:メインライターが同じ戦隊に登場した、定職を持たない戦隊メンバー。メンバーの中で一番レッドに対して反抗的なのも共通。
剣将ブドー:敵組織の幹部だが和風テイスト&俳句を詠む点が共通。
ゴーブルー/巽ナガレ:同じく頭脳派なパワーファイターの青い戦士。
大神月麿、空蝉丸:(産まれた年代等を理由に)定職に就けているか不明瞭な戦隊ヒーロー。
ゴセイナイト:人外故に定職に就こうにも就けられない戦隊ヒーロー。
ドン・ドッゴイヤー/ゴーカイグリーン:こっちは周囲からの通称が「ハカセ」。真一とは変身後の演者が同一の共通点もある。
トッキュウジャーの初期メンバー5人:想像力で戦う先輩戦士達。彼等も職に就いている描写がなかったが……(ネタバレ注意!)
ラッキー/シシレッド:戦隊メンバーの1人と相対する時に限り、同族嫌悪な感情から元来の性格を喪失し、苛立ち紛れに反発していた点が共通している。
仮面ライダーシリーズ
天道総司/仮面ライダーカブト:「マルチな才能に満ちる」「定職に就いていない」「普段着として作務衣を好んで着用」等、似通ったポジションの仮面ライダー。
紅音也/仮面ライダーイクサ/仮面ライダーダークキバ:メインライターが同じ特撮作品に登場した風来坊気質なヒーロー。猿原同様に「自身の特技を代価に支払いを踏み倒す」シーンがある。尚、演者は後に猿で始まる姓の人物を演じている。
不破諫/仮面ライダーバルカン:青い狼がメインのライダー変身者、の筈だがマッシブな霊長類で一世を風靡。そして定職を失った人物でもある(後日談で簡易的にニート扱いされた場面も)。
プリキュアシリーズ
芙羽ここね/キュアスパイシー:ニチアサ同期のブルーの戦士。ともに頭が良いキャラだが、少し難点があるのが共通点。また、金銭を持たない真一に対してこちらはお嬢様と対局的である。
一之瀬みのり/キュアパパイア:昨年のプリキュアの黄キュア。頭が良いが変わり者の共通点がある。まあ、珈琲の対価を俳句で支払った彼と比べると彼女は可愛い方だろう。
その他の作品
キョウジュ:この愛称で定着している人物。本名は「才媛マナブ」。
立喰師:初登場時にやってた行為がコレ。
橘右京:俳句を嗜む風流人にして、髪や袴が青色である等の共通点が見出だせるキャラクター。こちらは病弱ながら居合いの達人である。
野原しんのすけ:平時はそのマイペースな言動で周囲を振り回す自由人だが、自分以上の奇人変人に対してはツッコミ役や常識人役に回る点が共通するキャラクター。
さくら友蔵:有名な国民的アニメの俳句を嗜む風流人的なキャラ故、真っ先に思い浮かべた視聴者も少なくないだろう。
メフィラス星人:ウルトラシリーズに登場する悪の宇宙人、本人は暴力嫌いを標榜し、表面上の立ち振る舞いは知的かつ紳士的ではあるものの、煽り耐性は思いの外低く、激昂すれば感情的かつ粗暴な面を露わにし、暴力嫌いも撤回して実力行使に及ぶ等、タロウに対して見せる真一の悪癖をより露骨かつ悪辣にしたような面を持つ。奇しくも彼の二代目はタロウと名のつくウルトラマンと対戦した際、とんでもない迷言を残している。