概要
最高のプロデューサーランク「アイドルマスター」を目指してアイドルと共にアイドル界の頂点を目指す、『アイドルマスター』シリーズの主人公(プレイヤー)。
『アイドルマスター』シリーズのアーケード版・360版、『アイドルマスターSP』 『アイドルマスター2』、アニメ版、『シンデレラガールズ』 『ミリオンライブ!』『SideM』 『シャイニーカラーズ』に登場し、『LIVE FOR YOU!』 『DearlyStars』では存在のみ確認される。
シリーズに登場する他のプロデューサーや、近い職業のキャラクターも合わせて解説する。
プロデューサー(765プロ)
ゲーム内では「(プレイヤー名)P」と表示される。デフォルト表記のままだと「アイマスP」。
芸能事務所の職員で、主な仕事は事務所に所属するアイドルのスケジュールの段取り、レッスン、営業など。現実の芸能プロデューサーと言うよりもマネージャーの立場に近い (「MASTER BOOK」に掲載された中村繪里子へのインタビューによると実際、アーケード版のボイスレコーディング初期段階では「マネージャー」表記だったという)。ではなぜプロデューサーになったのかというと、マネージャーに楽曲の選定権がなかったためである。ゆえに「アイマス世界における『本来の意味での』プロデューサー」は数えるほどしか存在していない。
プロデュースとマネジメントを兼任しているためか多忙である描写が多い一方で、暇を見つけてはアイドルと遊ぶ器の広い一面もある。
人物像は、10代後半から20代前半の青年、若手職員であることが多い。
一人称は「俺」であり、亜美真美からは「兄ちゃん」と呼ばれ、雪歩や真も「男の人」と言う場面があるため、俺っ娘ということもなく、後述の『SideM』Pを除けば青年(男性)なのは確定している。
社長に対しても一人称を改める様子はなく、アイドラでは電話の向こうにいる社長を「あのオッサン」呼ばわりした事もあるなど、些か無礼(社長自身のキャラクターによるところもあるが)。とはいえ、「~ッス」のような砕けた敬語は一切使わず、ですます調を貫いている。
考えて行動する派だが、時々ヘタレ。
20~21歳のあずさに対し「あずささん」呼びに丁寧語で接し(あずさ自身は年下に対して女性語を使い、プロデューサーには敬語で接している)、18歳の律子に対しては「律子」呼びかつタメ口であることから、 シリーズ初期には19歳説が多く唱えられていた。
プロデューサー自身がよく喋る『ミリオンライブ!』では、20代のアイドルに対しては年齢に関係なく敬語で接している事も判明した。(一部例外あり)
開発スタッフからは「ご自身(プレイヤー)の想像におまかせします。」「大体22くらい」というコメントも出されている。作中では運転免許を所持しており、酒の席に付き合わされる事から成人(20代)であることは確定であるとされる。
学歴などは不明だが、イケメンだというのが定説。
ただし美希シナリオで描かれる10月のお仕事「アイドル大運動会」の最中、借り物競争で「カッコイイ男性」に自薦すると、美希に渋られた上、周囲の冷たい視線を浴びる。真シナリオの終盤(ランクB以降のある日の風景)には、Pの顔をじっと見ていた彼女からようやく「プロデューサーの顔、カッコイイですね」と気付いてもらえる場面もあるため、「一見ぱっとしないが、よく見るとイケメン」説も有力である。普段はスーツなどの正装で描かれる事が多く、私服でいる場面はあまり見られない。夏になれば半袖シャツになったりもするが……。
プレイヤーの操作次第では、「変態」 「口先の魔術師」になってしまう恐れもある。
ちなみに、ゲーム内の名刺に所属部署は「アイドルプロデュース部 第1課」と書かれている。(音無小鳥と同じ)
『アイドルマスター2』をベースにしたアニメ版ではキャラクターデザインが描き下ろされ、担当声優にちなんで赤羽根P、または作品の略称からアニマスPと呼ばれる。
765系の担当声優
- 原作ゲーム版 / なし。台詞は「ポポポポ」という独特な効果音で表現されている。
- ドラマCD(アニメイト・フロンティアワークス版)シリーズ / 泰勇気。通称 : 泰勇気P。
- アイドルマスターrelations(限定単行本付属ドラマCD) / 水島大宙。
- TVアニメ版 / 赤羽根健治。通称 : 赤羽根P。
- ぷちます!(アニメ版) / 間島淳司。作中ではPヘッドという特徴的……というか強烈かつきわめて汎用性の高い容姿をしている。通称 : 間島P。
容姿類型
正当型:イケメン。創作Pに分類されるか。 | |
顔P型:自らの顔は「P」の字で隠す。公式ホームページなどで多々使われる。 | |
アニマスP・赤羽根P:悔しいけど……イケメン。CV:赤羽根健治 | |
P型:もはや人ですらない。二次創作においてはなぜか主流。最近は別のゲームにおいてT型という亜種も見られるが、おそらく中の人はほぼ一緒。 | |
!?:どこかでみたことある。『ぷちます!』のプロデューサーはこれの顔無し。 |
恐らくだが、顔を"P"で済ますのはより細かな顔パーツの設定がたった文字の立方体だけで済むからと思われる。
その点は星新一がショートショートで彼の作品の登場人物が「エム氏」などと表記されているのと同じとも思われる
(※一々登場人物の名前を考えている時間があれば他の作品に時間を回せると言われる説もある。また、それによって“特定のイメージを沸かせない”とも)
……ただ、それが祟ったのかPヘッドは他の作品を見ている人からすればとても異質らしく、(頭部がPになっている男と普通の女の子がイチャイチャしている風景)
『頭がPの形をした化け物』と不名誉なあだ名を付けられる。良いのか…
プロデューサーを描こうとしている人へ
「 もうアニメで容姿が解ったからこう描けばいいんだな! 」と思っているそこの君!
そ ん な こ と は あ り ま せ ん 。
プロデューサー = プレイヤーの分身なので想うままに描くのが吉。老若男女だれでもPになり得るのが『アイドルマスター』。人であるかどうかもここでは瑣末な問題だろう。Pの字だってプロデューサーやってるんだもの。
アニメ以前から自分固有のPを描いてた絵師さんもおられるし、アニメ放送後でもP型・顔P型も大歓迎なのだ。
Q&A
Q. なんでイケメンなの?
A. 俺だから
Q. なんでアイドルの女の子はおっぱいとかお尻を触っても本気で怒らないの?
A. 俺だから
Q. なんでマトモな職に就いてなかったの?
A. 俺だかr....あれ?
二次創作の女性P
二次創作では女性Pが描かれることも少なくない。シリーズ初期から一定数(あるいは相当数)の女性プレイヤーが存在するばかりか、キャスト自身がP業を兼任しているのだから描かれないほうが不思議ではあるのだが。
『アイドルマスター2』の発表前には、こうであってほしいという願望込みで「プロデューサーの性別が選択できるようになるのでは」という予想も多かったそうだ。そうだとしたら男性が苦手な雪歩のテンション管理もかなり楽になったかも?
男性Pとは違ったアイドルとの距離感を描けるのは大きな魅力であり、女性Pに様々な思いを仮託しながら、アイドルが持つ可能性を押し拡げようと試みる描き手も多い。
もっとも、アイドルの「一番目のファン」であるプロデューサーである以上、アイドルに首っ丈な彼女ら女性Pも大抵は立派な「淑女」である。
これまでアイドルマスターシリーズでは長らく女性Pが描かれてこなかったが、後述の「ミリシタ」に実装予定の「アイグラ」においてプロデューサーの性別を選択することができるようであり、初めての女性Pが登場するかもしれない。
ここでは765プロの概要だが、下記『SideM』のプロデューサーが女性ではないかと言われることが多く、創作Pも女性が多い。
そもそもプロデューサーとは?
アイドルマスターシリーズが社会現象になり、ブームメントになってから、パロディないにしろアイドルの女の子とプレイヤーの交流モノが増えてきた。しかし、このアイマスPは基本マネージャー的な立ち位置であり、本業の『プロデューサー』とは何処か違う部分もある。
元々AC・XBOXで展開された初代『THE IDOLM@STER』では765プロはアイドル事務員と言えないほど低資金の最弱小事務所であり、何から何まで自分でしないといけない立場だった。
(当然楽曲は作れないからそこは作曲家の先生にお願いしに行く)
なのでマネージメント業をしながら、「どのアイドルを担当し、誰と組ませ、どの楽曲で、どの衣装で、どの番組のオーディションに出るか」を全て任されるため、その若者が彼女たちの方針を決めるアイドルプロデュースをするプロデューサーであるのだ。
エイプリルフールネタやパロディで他社のアイマスパロの時にそういった方針なしにプロデューサーと呼ばせていた作品があったため留意。ただ、すべてがそうではなく(アイマス以外にもアイドルプロデュースするゲームは有り)、プロデュースなしならマネージャー呼びのゲームも存在する。(ここ最近では『IDOLY PRIDE』など)
『ミリオンライブ!シアターデイズ』も765プロでゲームシステムのプロデュースは実質不可になったが、プロデューサー自身が「新しい公演のユニットを俺にやらせて下さい!」と申し出る場面や社長自らも「このユニットの方針は全て君に任せよう」「自由にやりたまえ」とプロデューサーを買っている部分あるため、彼がプロデュースしている事はこの方針で受け継がれている。
ファン代表プロデューサー(L4U)
『LIVE FOR YOU!』におけるプレイヤーは事務所の職員ではなく、「ファン代表特別プロデューサー」としてアイドルを応援する事になる。要はファンの一人である。
事務所のプロデューサーとの違いは下記の通り。
- 一人称が「僕」
- 腰が低い
- 偵察力がない(ほぼ一般人)
あの亜美真美を相手に敬語を使う程度のレベル。しかし、高槻やよいの目の前で桃を捨て踏みつける(?)など、事務所Pよりも鬼畜面は多い。さすが一般人。
律子からは「FDP」、亜美真美からは「ファンの兄ちゃん」と呼ばれた。イベントなどではファンの女性プレイヤー(プロデューサー)に対して「姉ちゃん」呼びも。
ボイスは無く、台詞は無印版や360版と同様に効果音で表現されている。
ミリオンライブ! / シアターデイズ
長らくシリーズの基点として描かれていた765プロが経営する劇場(ステージ)を舞台とする『ミリオンライブ!』にももちろんプロデューサーが登場。従来の『アイドルマスター』シリーズを踏まえた設定になっており、頻繁に会話することでアイドルと「コミュニケーション」を取る。
従来の765PやアニマスPと比べてもおおまかな性格面はほぼほぼ変わらないが、『ミリオン』のPは至って真面目で頭の回る切れ者。担当アイドルのためならわざと下手に出たり、かと思えば大御所に刃向ってみせるなど、これまでの765Pと比べれば断然、行動力は高い。
ただ、志保に小学生メイドを演じさせた上、「ごしゅPさま」と呼ばせる辺り、これまでのプロデューサーとはアレな部分でどこか繋がっている部分も見られる。また、妙にツッコミスキルも高い。余談だが茜ちゃんちゃんの扱いに優れている。
これまでの765P同様一人称は「俺」。(後述の他媒体でも特記のない限り同様)
ただし、コミュ内でテレビ局関係者には『私』と名乗っていたので20代アイドルや社長や事務員など765プロ関係者には「俺」を使用している。…ただ、黒井社長にも「俺」を使用していたため高木社長黒井社長の始めたアイドルプロジェクト関係者のみ目上でも「俺」を使うのだと予測できる。
なお、伊織のメールによりシアターデイズ版Pは“52人全員を一人で担当している”事が判明した。
ちなみに、『ミリオンライブ!』にあまり触れていない人から勘違いされやすく、疑問にもされやすいミリオンPの口調についてだが、基本的に765系のプロデューサーは20代のアイドルは「(名前)さん」呼び+敬語である。青羽美咲(20)に対しては音無小鳥同様、(名字)さん+敬語である(つまるところ「青羽さん」呼び)。馬場このみ(24)は最年長としてもちろん、桜守歌織(23)や二階堂千鶴(21)に対してもそのスタンスは変わらない。(千鶴に対しては「お嬢様の威厳がある」として、いくらか下手に出ているところもある)
ただ例外として、「敬語は使わず、呼び捨てで構わない」と直々に申し出た百瀬莉緒(23)・豊川風花(22)・北上麗花(20)に対してはそのように接しており(なお、『シアターデイズ』では出会い頭の風花に対しては敬語で接していたため、本人の申し出以前に突然タメ口を利き始めたPの姿にあっけらかんとしたプレイヤーも多いはず)、また、年齢は不明ながら成人女性であることが確定している玲音も、彼女自身が敬語が苦手であるのもあって対等で接している事が描かれている。
なお、「LIVE THE@TER PERFORMANCE」シリーズなどのブランド初期におけるCD媒体のドラマパートに登場するプロデューサーは、上記ゲームのプロデューサーと大きく異なり、LTP11でコンプライアンスに反する行動を許可するなど、人間性に問題のある描写が見られることがあった。
アニメ版『ミリオンライブ!』
従来の爽やかなイメージを継承した青年男性だが、先述の赤羽根Pが先輩としてついていることもあり、新人感の強いキャラクターとなっている。
2023年2月27日、「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10th Anniversary SP生配信!」にてキャラクタービジュアルが公開された。
アイドルマスターミリオンライブ!(ゲッサン版)
第4話(1巻)で初登場。以降、姿は出るものの顔は口元しか映らないままだったが、最終回1つ手前の第23話(5巻)にてとうとう顔が登場した。
基本的には他媒体のPと変わらず、実直で仕事熱心な人柄の若い男性。
本作では特に「仕事のできる人間」「やり手」という面が目立っており、第5~6話(1~2巻)ではライブで出演者の最上静香が高熱で出演をキャンセルするというアクシデントに対しても、病院で静香の傍にいながら音無小鳥や秋月律子らに的確な指示を出し、無事ライブを成功させている。
また、第23話(5巻)では、3人で一緒に歌いたいという春日未来の希望を叶えるべく、他組織所属のプロデューサーである灰島に手を回した上で、武道館で歌っている静香と劇場で歌っている未来・翼の映像を両会場で同時中継するというなかなかの荒業を成功させている。技術的な面もさることながら、この時武道館では多数の事務所のアイドルによるパフォーマンスが行われており、このような無茶を通すには何らかの特別な理由が必要なはずなのだが(実際、他事務所所属アイドルの角倉はこの演出に不満を示し灰島に抗議している)、Pがどういった手段を使ったのかは直後にストーリーが完結したため不明である。灰島もPについて「思ったよりもくせ者かもね。」と、底の知れなさを畏れている。
とはいえ765プロ内ではアイドルに振り回されることも多く、第11話(3巻)で公演で一緒に歌うように勧めた伊吹翼・ジュリア・真壁瑞希が色々あって最終的に完全新曲を歌い出すという展開になった際には、流石に目論見通りではなかったことを第14話(3巻)で認めている。
Blooming Clover
こちらでもオリジナルデザインのプロデューサーが登場。ゲッサン版と異なり、第1話(1巻)から顔を出している。
寝ぼけ眼のような半月眼やボサボサの黒髪に無精ひげと、他のPとは異なり爽やかとは言い難い野暮ったいルックスが特徴的な男性。
ミリオンスターズのメンバー全員のプロデュースを担当している一方、ALLSTARSのメンバーとも気心が知れたような話し方をしている(第3話(1巻)など)。また、第36話(10巻)でまだASが現在ほど忙しくなかった頃の回想に登場していることから、以前からASのプロデュースも担当していたことはほぼ確実である。
一見すると胡散臭い印象で、「じゃあ『ダブルエース』のリーダーは奈緒で」などといい加減な物言いをすることもあるが、体調不良で倒れた北沢志保のデビューを一旦延期する(第4話(1巻))、劇場に現れる不審者に警戒する(第11.5話(3巻))、大型台風接近時に公演の中止を決断する(第29~30話(8巻))などちゃんとした倫理観は持ち合わせている。
そしてプロデューサーとしての一番の役目を「アイドルの願いを叶える(手助けをする)こと」と考えており(第6話(2巻))、徳川まつりらがその日出演予定の無かった矢吹可奈を出演させてあげたいと頼み込んだ時には、(不服そうな表情をしつつも)それを呑んでスタッフらに頭を下げ(第6話;その後社長にも謝罪していた)、前述の公演中止時にも、自分で中止時の対応案を用意していたにもかかわらずアイドルらの提案を尊重して代替となる動画の作成・公開に踏み切っている(第30話)。
以下のように、確固たる信念をもってアイドルをプロデュースしている姿も描かれる。
- 最終審査で「歌うことでその場の人間を笑顔にした」という理由で歌唱審査10点満点中0.5点の矢吹可奈のアイドルの素質を見抜いて、審査で揉めてでもミリオンスターズに選び、そしてアイドルの本質に気付かせるために志保を可奈の指導係に任命する(第1,4話(1巻))
- 夏休みに「夜想令嬢」による演劇公演を企画。素人による1ヶ月程度の練習期間の出来ではその道のプロに遠く及ばないことを承知の上で、それでも一瞬の煌めきのために青春の日々を費やすアイドル達だからこそできるステージがあるという信念を持つ(第33話(9巻))
- (個人の意見という前置きの上で、)人間は「変われない生き物」であるとし、その上で変われない生き物だとしても明るい未来や今を手に入れることができる、という考え方を支持している(第51話(13巻))
- 「人生はままならないけど 捨てたもんじゃない」(第51話(13巻))
また、芸能界にはASを育て上げた経歴もあってそこそこ長い期間いるようであり、「芸能界において深い経験・知見がある」という、新米であることがとかく強調されがちなPのイメージとは異なる側面も持つ。例として、第28話(8巻)では天空橋朋花のような独特のオーラ・カリスマ性を持った人間について「オレもこの業界にいるから何人か会ったことある」と語った上でそのような人間の胸中について言い当てたり、第46話では子供時代から芸能活動をしている芸能人に多い後悔が「学校行事に参加できなかったこと」であるという知見を述べた上で、可奈達の学校行事の参加をサポートする意向を示したりしている。
一人称は片仮名の「オレ」(フォーマルな場面では「私」も使う(第25話など))。
既婚/未婚は不明だが、少なくとも子どもはいない(第25話)。大神環らの調査によれば、牛丼屋のバターチキンカレーがお気に入りらしい(第46話)。
Brand New Song
やはりオリジナルのPが登場(但し、シアターデイズにおけるPの人格を踏襲している可能性は高い)。口元まで見えているシーンは多々あったが、顔がはっきりと映ったことは遂に最終話までなかった。
例に漏れず勤勉で実直な若年男性であり、ライブ前にはステージに向かうアイドルを力強い言葉で激励する。
欠点があるとすれば、自身も「情けない話だけど」「迷ってるんだ」(第12話(3巻))と語る通り、やや優柔不断な面が見られることだろうか。
しかしそれも、アイドル一人一人の人生・幸福を真剣に考えている裏返しであり、第15.5話(3巻)では、自分の仕事はアイドルを輝かせることと言えば聞こえは良いが、それは同時に「普通の女の子として過ごせたはずの時間を…青春時代を奪うことでもある」と、アイドル達をお仕事やライブに送り出していることに対して少し罪悪感を感じていることを吐露している。
故に、できる限りアイドル達の望む形でアイドル活動を送らせたいという信念も持っており、七尾百合子が上記のことで「時間が全然足りないの…」と悩んでいた様子を目撃した際には、百合子の「劇場で歌いたい」という希望を叶える意味を込めて、元々予定になかった「アーリークリスマスライブ」という公演の開催を決断している(第14話(3巻))。
なお、上述の2名に劣らず敏腕な面も見せる。第21話では、最上静香にソロ曲(※本作固有の設定)として「Dreaming!」を与えた際、静香の言動からこの曲をソロで歌うことに違和感を感じていることに勘付き、後々静香が「曲を変えてほしい」と言い出すことを事前に予測し、作詞家・作曲家に新たなソロ曲の制作を依頼しておくというあまりの手際の良さを見せている。(一応、そうならなかったら静香の2曲目以降に使えばいいと考えていたらしい)
天色のアステリズム
第1話から登場しているが、多くの他作品と同様に姿が映るのみで顔は確認されていない。
第5話における周防桃子と候補生らの衝突における仲裁の対応には配慮が不十分との指摘もあるが、それ以外はややコミカルな立ち回りをしつつも桃子・中谷育・大神環らに様々な仕事を持ってきている、プロデューサーとしては普通寄りの人間である。
アイドルマスターシンデレラガールズ
本家ゲーム(モバマス)版
プレイヤー自身がプロデューサーとしてアイドルたちを導いていくという図式自体は、無印版や『ミリオンライブ!』同様であるものの、『シンデレラガールズ』では765プロのような特定の所属プロダクションがストーリー上の設定として用意されておらず、所謂ギルドやクランのようにプレイヤー達が独自にプロダクションを設立し、そこに所属するという「ゲームシステム上の集団」となっている。ソーシャルゲームの性質として、協力プレイの要素が強いと言えるだろうか。
こちらのプロデューサーについては、容姿や性別、台詞、性格はゲーム上では明確に設定されていないため、二次創作では765P以上に自由奔放な二次設定がファンの間で為されており、その人物像は千差万別である。なにぶんアイドルの数が数なので、Pのキャラクターも多様化するのが道理といえよう。
アイドル達の反応から容姿に関する情報を集めてみると、
等々のヒントは提示されているが、「プレイヤーがそれぞれ自由にアイドルプロダクションを作る」というゲームコンセプト的にも、これを参考にするかしないかは個人の自由で善いだろう。『シンデレラ』の二次創作においても、190人のアイドルたちをプロデュースする複数人のP、複数の部署ないしは事務所が描かれることがあり、描き手独自の世界観を醸し出す作品も少なくない。
なお、以下に見られるように『シンデレラ』の公式メディアミックスにおいては、ビジュアル、キャラクターともにアイドルに負けず劣らず個性の強いプロデューサーが続出している。
アニメ版シンデレラガールズ
アニメ版『シンデレラガールズ』では、上記のモバマスPの特徴を兼ね備えた強面のプロデューサーが登場。
老舗の大手芸能事務所「346プロダクション」に新設されたアイドル部門に勤務しているプロデューサーの一人で、物語の主役を務める「シンデレラプロジェクト」の14人のアイドル達を選出・担当することになる。
それまでは「柔和で溌剌とした優男」という印象を与える人物が多かった公式P達に比べ、大柄で無骨な見た目と寡黙で堅物な性格という、対照的かつゲーム版で示唆されていた要素を統合したような造形、そして今作がメインキャラデビュー作であった中の人の諸々のインパクトから、第1話で登場するやいなやネット上で話題となった。
といっても、アニメが放送されたからと言ってゴツくて無表情で年下にも敬語でなくても全然OK!シンデレラPが従来の765Pの様に爽やか青年で、学生アイドルに対して呼び捨てタメ口でも全然問題ありません!
何故なら、スタッフが示すとおり、「プロデューサーとはあなた自身が作るものだから」。あなただけのプロデューサーを作り上げてください。あなたの大切なアイドルをプロデュースするのは、他ならぬあなた自身なのです。
スターライトステージ
アニメ版に準拠する形で、プロダクションに所属するプロデューサーという形で登場するが、言動は「○○と伝えた」や「挨拶した」等の地の文で表されることが多く、本家ゲーム版同様、基本的なキャラクター性は極めて希薄。アイドル達の反応から原則的にはアニメ版のPに似て朴訥とした人物であることが見て取れるが、コミュ等では妙な行動力を発揮したり、Pにあるまじき言動に走ったり、話術で巧みにスカウトを行う等と、本家に近い特性も併せ持っている。しかしその勢いで常識・倫理的に問題のある言動が飛び出す事例もあり、特に古いうえにバリエーションが多岐にわたる出会いのコミュに顕著。
コミュの主役となるアイドルの特徴に合わせた個性が現出することもしばしばあり(飛鳥や蘭子相手なら中二病が濃くなる、心には夫婦漫才のような塩対応を取る、幸子相手ならスパルタか極甘の2極対応を取る等)、時には別人のように様変わりする(「Virgin Love」や「炎の華」、「LOVE☆ハズカム」等ノーティギャルズがメインのコミュがほぼ後述の内匠Pだったり、「ドレミファクトリー!」イベントコミュが後述の米内Pに近くなっていたり)。
普通の台詞を喋ることが完全に制限されているわけではなく、特に近年のコミュでは適宜普通に喋るケースもしばしば見られる。
「画面にタッチして台詞を出す」という操作が存在するためか、ホーム・ルーム画面でのそれに対応する台詞ではπタッチとまではいかずとも身体的接触を図ったと思しき描写が多々見られる。
2020年10月29日に新機能「プロデュース方針」が実装されるというアナウンスが公開され(当該アナウンスのツイート)、プロデューサーのシルエットが男女別と思わしき画像も写っており「もしや性別設定まであるのでは」と囁かれた…が、実際にはファン獲得数アップや営業にかかる時間の短縮などのボーナス付与機能に留まった。
それでも、プロデューサーのイメージとして男女別のシルエットが用意されたという事は、性別の認識は受け入れられているのだろう。
そして2022年1月30日開始の「CoCo夏夏夏 Holiday」イベントコミュでは、プレイヤーPの後輩Pとして女性Pが初登場した。別のライブの興行のために日本を離れられないプレイヤーに代わって、心・愛梨・鈴帆のオーストラリアライブに付き添うことになる。
WILD WIND GIRL
『月刊少年チャンピオン』連載のコミカライズ版でも独自のデザイン、キャラ設定のプロデューサーが登場。本作で主役に抜擢された向井拓海をスカウトし、彼女のプロデュースを務める。
『シンデレラガールズ』の公式メディアミックスでは2人目の顔出しのプロデューサーであり、掲載予告時から銀髪グラサンピアスに煙草と、およそPとは思えないチンピラルックで注目を集めた。中身もだいたい見たまんまで、人格的にはシリーズ屈指のろくでなし。
いい加減に見えて担当アイドルの人間性をよく理解しており、どんな仕事でもその気にさせるなど案外器用。素行の悪さからしばしばド突かれている一方、見た目に違わない喧嘩の腕を封じてなお荒っぽい事態に対応するなど、武闘派ぶりに関しても他のPに比べて突出している。
前述の通り『スターライトステージ』でも、WWG出楽曲のコミュやノーティギャルズの営業コミュに出てくるプロデューサーが彼のような言動をしている。
U149
『サイコミ』連載のコミカライズ版とそれを原案としたアニメーション版における3人目の顔出しプロデューサー。
第3芸能課に配属されたばかりの新人という設定で、タイトル通り身長149cm以下の小学生アイドルたちをプロデュースすることとなる。彼自身も童顔低身長で、12歳組相手に大人気なく張り合ったり、成人アイドルに目を輝かせたりと、先述の2人よりも新人感が強調された造形となっている。
ただ、担当アイドルを対等な仕事仲間として扱いながらも、目線を合わせ真摯に寄り添う姿は十二分に「大人」のそれであり、読者からは小学校の先生のようだとの声も。時に踏み込んで背中を押し、時に一歩引いて彼女たちの気持ちを引き出すコミュニケーション能力は、Pとしてのひとつの理想像と言えるかもしれない。
一方でアニメ版では上司にあたるさらに大人のPや姉が登場した事で頼りなく未熟な描写が強調されている。それでも担当アイドルの前では弱音や愚痴を吐く事はなく、それが一部のアイドルにはろくに仕事もしていないと思われる原因になっていたが、終盤では上司に直談判しているところを見られたり、未熟さを痛感して泣いてしまったりしたことで第3芸能課を結束させたり、大人観に束縛されていたありすの心を開かせる事になった。
アイドルマスターSideM
本家ゲーム版
作中に実装されている「雑誌」の所々において、プロデューサーにあたる人物がセリフ持ちで描かれている。目元こそ描かれていないものの長い髪を一つに束ねた映えの綺麗な容姿で、従来同様にスーツ姿である。主に敬語口調だが、小学生のもふもふえんを相手している時などでは時折「~だよ」と砕けた調子になることもある。ただし『GROWING STARS』ではそういった様子は見られず(独白等から根っからの敬語キャラではない事が分かる)、アイマス史上最年少タイである姫野かのん相手でも敬語で話すという描写も見られる。
作中では性別がはっきりしておらず、テキストでは性別を裏付けたり一方の性別に限るような表現も存在しない。そのため男性女性どちらとも取れるようになっており、上述のとおり創作Pも女性が多い。
アニメ版SideM
アニメ版『SideM』ではこれまでのアニメシリーズに漏れず、オリジナルのプロデューサーが登場。本家ゲーム版での髪型等を踏襲したデザインになっており、中性的な顔立ちながられっきとした男性である。
男性アイドルがメインとなる今作においては、特に齋藤孝司社長や事務員・山村賢との差別化を図ってか、物腰の柔らかな落ち着いた雰囲気の人物となっている。平均年齢の高いアイドル達の自主性を尊重するように、彼自身はやや控えめに、サポートに徹する場面が多く見られ、プロデューサー自身の成長物語も織り込まれてきたアイマスアニメにおいては頭ひとつ抜けた成熟度が目立つ。
アイドルマスターシャイニーカラーズ
プレイヤーの分身として283プロダクション所属のプロデューサーが登場。
入社してから数ヶ月の新人であり、街でスカウト、或いは事務所の書類審査やオーディションで選出したアイドル達をプロデュースしていくことになる。
容姿は設定されておらず(ただし、顔が映らない範疇で何度かイラスト中に登場している)、担当アイドルとコミュニケーションを取りながら二人三脚でゲームを進めていく点では765プロシリーズと同様である。
一人称は「俺」で、アイドル達に対しては名前を呼び捨て、口調も対等。アイドルの台詞を見ても明確に男性として設定されている。(再三になるが二次創作においてはその限りではない)
アイドル達にプロとしての心構えを説いたり、未成年にもかかわらず一人で夜の街を彷徨いていた田中摩美々を窘めたりと、かなり良識的で大人な性格。
……にもかかわらず本作にはπタッチ機能が存在するが、劇中の描写から考えれば(否定されるにせよ、受け入れられるにせよ)万が一にもやりそうにないため、解釈上では見なかったことにされがちである。
選択肢こそあるがそれで奇抜な行動を取ることなどは稀で、ゲーム本編のPとしては765P以上にハッキリとした人物像が存在しており、一人のキャラクター同然であると評されることも多い。
(実際に制作スタッフのインタビューで『(プレイヤーから見て)アイドルのプロデュースを任せられるような人物』という個性付けをされた青年であることが示唆された。)
ここまで見ると765Pと代わらないように見えるが、桑山千雪(23)に対して早い時点でタメ口を使ってたので驚いたPも多い。
『コミックNewtype』で連載されたコミカライズでは、さわやかな好青年といった容姿の、原作Pとはまた若干異なったキャラクターとなっている。
シャニPも参照。
アニメ版『シャイニーカラーズ』
個性的な原作Pと比べて突出した個性付けはないが、アイドルの呼び方などは原作に準じている。
アイドル自身の意思を尊重し、それを引き出させるような言動が目立っており、裏方のサポートに徹するスタンスを取っている。
ポップリンクス
ポップリンクスも一応プレイヤーというプロデューサーがいるがどのような人物で何をしているのか、誰に雇われているのか、『LiveForYou!』のような一般人なのか、不明である。
しかし、各アイドルはプレイヤーなるその人の事を「プロデューサー」「プロデューサーさん」などと呼ぶ。そして、最近発言が多くなった『シンデレラガールズ』や『SideM』以上に喋らない。基本は聞き手で「○○が××しているようだ」と感想を述べるのみである。
ちなみに、コンシューマ作品『ミリオンライブ!』『シャイニーカラーズ』と違い上記通り感想を頭で思うだけなので一人称がない。ただ、亜美真美が「兄ちゃん」呼びをしているので男性ではあるようだ。
アイドルマスタースターリットシーズン
基本的な設定は765プロのプロデューサーと同じだが、大きな違いとしては765プロ13人のアイドルを人気アイドルとして導いた手腕を認められ、アメリカで1年間プロデュース研修をして日本に帰ってきたという設定がある。(研修期間含めアイドルをプロデュースして1年以上経っているのにアイドル達の年齢は据え置きなのはツッコんではいけない)
その為、765ASとは最初から信頼関係が高く、アイドル達からも「敏腕プロデューサー」と高い評価を得ている。
さらに日本に帰ってきてすぐに社長からの仕事でスターリットシーズン参加の為に他事務所のアイドルも含めた29人を約1年プロデュースする大役を任せられるなど、社長からの信頼も非常に高い。
961プロ社長の黒井社長やアイドルの玲音と詩花とはアメリカに研修に行く前から面識があるようで、アメリカ研修に行く前はOFAやステラステージの時のようにアイドル達と渡り合っていたのかもしれない。
アメリカに研修に行っていた為、ある程度英語は喋れるようだが、英語を喋れる伊織からすれば全然ダメなようで、基本的に身振り手振りで何とかしてきたらしい。
度々アイドル達から「休日にちゃんと休んでる?」や「29人もプロデュースして大変じゃないですか?」と心配される程よく働いており、双葉杏からも「少しは休んだ方がいいよ」と言われる程。
敏腕と評されているだけあって稼ぎも良いのか、財布のひもが非常に緩く、亜美真美がコンビニでアイスやお菓子をおねだりすると必ず買ってあげ、買い物の際にアイドル達が気に入ったものを見つけるとすべて自腹で買ってあげる等かなりの太っ腹である。
また、コミュで度々アイドル達と喫茶店や飲食店に行くことがあるが、必ずと言っていいほどコーヒーを飲んでいる。自宅にコーヒーメーカーを置くほど好きなようで、アイドルからは「コーヒーを飲みすぎると健康に悪い」と注意される程飲んでいるようである。
学園アイドルマスター
本作最大の特徴として、アイドルやプロデューサーは芸能事務所所属ではなく初星学園という学校の生徒であることが挙げられる。プロデューサーは同校専門大・プロデューサー科の生徒であり、高等部・アイドル科の生徒をスカウト・プロデュースしアリーナライブを目指すのが目標である。
従来ゲームでのプロデューサーは年下のアイドルに対してため口なことが多かったが、本作ではどのアイドルとも常に敬語で話す。
学マスPも参照。
GOLD RUSH
「週刊少年チャンピオン」連載のコミカライズではオリジナルPが犬束静紅という名前で登場。
これまでの公式メディアミックスのお約束を覆し、女性プロデューサーである上に氏名まで明かされるという異例尽くしの人物。
初登場時から「アイドルプロデュースの天才」と称されるほど評価が高く、当初赤点常連だった藤田ことねをスカウトして程なくしてA判定まで押し上げる手腕を発揮。将来的には彼女を100プロの注目ユニット「GOLD RUSH」のメンバーとしてデビューさせ、自身もアイドルとしてメンバー入りする姿が描かれている。
最初のファン
ファン数の概念が存在するゲームではプロデューサーが「アイドルの最初のファン」でもある。
無印でのアイドルのファン数は最初「1人」からスタートするのだが、この1人が他ならぬプロデューサー自身ということになる。この点は『スターライトステージ』や『シアターデイズ』、『シャイニーカラーズ』でも踏襲されている(外部リンク)。
(特に『デレステ』ではアイドルが所属したことが無いとファン数が「0人」になるため分かりやすい)
アイドルからの呼ばれ方
- 天海春香・三浦あずさ・星井美希(ノーマル) (※1) : 「プロデューサーさん」
- 双海亜美・双海真美(亜美真美) : 「兄ちゃん」
- 星井美希(覚醒) : 「ハニー」
- 我那覇響 : 「765プロ」 (※2)
- 四条貴音 : 「あなた様」 (※3)
- 如月千早・萩原雪歩・高槻やよい・秋月律子(※4)・水瀬伊織(※5)・菊地真 : 「プロデューサー」
765AS以外。アプリ組で特筆する程の呼称だと、
- 小日向美穂 : 「プロデューサー(さん)」 (※6)
- 櫻井桃華 : 「プロデューサーちゃま」
- 小早川紗枝・難波笑美 : 「プロデューサーはん」
- 大和亜季・脇山珠美・浜口あやめ : 「プロデューサー殿」
- 大沼くるみ : 「ぷろりゅーしゃー」 (※7)
- 神崎蘭子 : 「我が友」「瞳を持つ者」 (※8)
- 龍崎薫 : 「せんせぇ」
- 久川凪 : 「P」(発音は「ピー」であり砂塚あきらまで同様)
- 諸星きらり・久川颯・前川みく : 「Pちゃん(Pチャン)」
- 城ヶ崎莉嘉 : 「Pくん」 (※9)
- 夢見りあむ : 「Pサマ」
- 砂塚あきら : 「Pサン」(※10)
- 依田芳乃 : 「そなた」
- 上田鈴帆 : 「○○しゃん」
- 松永涼・喜多見柚 : 「○○サン」(※10)
- 黒埼ちとせ : 「魔法使いさん」
- 白雪千夜・桐生つかさ : 「お前」
- 池袋晶葉 : 「助手」
- エミリー・スチュアート : 「仕掛け人さま」
- 大神環 : 「おやぶん」
- 百瀬莉緒・姫崎莉波 : 「プロデューサーくん」 (※11)
- 野々原茜 : 「プロちゃん」
- 周防桃子 : 「お兄ちゃん」
- アスラン=BBII世 : 「主」 (※12)
- 円城寺道流 : 「師匠」
- 兜大吾 : 「ボス」
- 蒼井享介・蒼井悠介 : 「監督」
- 黒野玄武 : 「番長さん」
- 花園百々人 : 「ぴぃちゃん」
- 紫雲清夏 : 「Pっち」
- 葛城リーリヤ : 「先輩」
- 倉本千奈 : 「先生」
一定の条件でのみ変わるパターン
名前 | 所属 | 呼び方 | 普段の呼び方 | 備考 |
---|---|---|---|---|
ジュリア | ミリオン | バカP | プロデューサー | 怒ってる時、最大照れの時。他に「バカネ」「バカ昴」も |
北上麗花 | ミリオン | ○○デューサーさん | プロデューサーさん | 暇デューサーさん、猫デューサーさんなどパターンは多数 |
三峰結華 | シャイニー | Pたん | プロデューサー | 当記事では真面目や真剣な時にP呼びになると書かれているが、嬉しい時ハイテンションの時にPたんになると思われる |
[※1] 親密さの度合いにより敬称を外した「プロデューサー」に変わる。また「そこの人」「目の前の人」というよそよそしい呼び方も確認されている。美希の覚醒要素がオミットされた『2』以降の作品や『ミリオンライブ!』では「プロデューサー」呼びがデフォルト。
[※2] 響が競合事務所961プロに所属していた時代の呼称。『SP』のイベント内(またはクリア後)、アイドラ、モバイル、『2』のコミュで「プロデューサー」呼びを確認。響が765プロのアイドルになってからは「プロデューサー」呼びがデフォルトの模様。
[※3] 『2』のコミュ、アイステ(ラジオ)のドラマパートで「プロデューサー」呼びも確認。
[※4] 時々「プロデューサー殿」と呼ぶことがある。お別れコンサート後では「ダーリン」 「ボス」といった呼称も。
[※5] 大概「あんた」呼ばわり。
[※6] 発音が標準語のそれではなく訛っている(プロ→デュー↑サー→)
[※7] 本人が舌っ足らずであることの表現。
[※8] 当初は「下僕」扱いだったがグレードアップし、さらに親愛度を高めることで「プロデューサー」呼びに。その過程で「プロヴァンスの風」等の呼び名も。なお、副音声では常に「プロデューサー」呼び。
[※9] 初期には「プロデューサー」呼びも確認。
[※10] 誤字表記ではなく意図的にカタカナで呼ぶ。
[※11] 『シンデレラ』の成人アイドルの一部にも時々見られる(ただし表記は「(名前)くん」の場合がほとんど)。なので「プロデューサーくん」で呼ぶとしてこちらでカテゴライズ(ただし『シアターデイズ』でも音声では「プロデューサーくん」だが、テキストは「(名前)P」くん)。
ちなみに小日向美穂の私物であるくまのぬいぐるみのプロデューサーくんは無関係。美穂自身は「プロデューサーさん」呼びである。
[※12] サタン状態の時のみ。サタン解除時は「プロデューサーさん」
その他、プロデューサー職にある人物
秋月律子
プロデューサー志望だったが、ひょんな事からアイドル候補生に抜擢されたという経緯がある。『アイドルマスター2』及びアニメ版では、トリオユニット「竜宮小町」を率いて晴れてプロデューサーデビューする。CVは若林直美。
東豪寺麗華
コミカライズ作品『アイドルマスターrelations』に登場したアイドルユニット「魔王エンジェル」のリーダー。アイドルであると同時に、自らプロデューサーとして魔王エンジェルをセルフプロデュースしている。
伊織の幼馴染だが、芸能界のダークサイドに堕ちてしまい、765プロのプロデューサーやアイドル達と死闘を繰り広げることになる。そのダークヒロインとしての魅力的なキャラ造形から、現在でも何らかの形で再登場が望まれている人気キャラ。ドラマCDにおけるCVは今野宏美。
尾崎玲子
「 私は尾崎。フリーのプロデューサーさ 」
『アイドルマスター DearlyStars』に登場。水谷絵理シナリオにおけるキーパーソンの一人であり、自らスカウトした絵理のプロデューサーとなって、彼女を公私ともにサポートしていく。
原作ゲームではハードの仕様により台詞が効果音で表現される、ドラマCD版のCVは浅川悠。
岡本まなみ
正確にはマネージャー。『アイドルマスターDS』に登場した876プロのスタッフ。主に秋月涼の担当(?)にして、日高家のオモチャ。
CVは尾崎と同様、効果音で表現されている。ドラマCDへの出演はなし。
武田蒼一
『アイドルマスターDS』に登場する、トップレベルの音楽プロデューサー。秋月涼シナリオのキーパーソンの一人であり、本来の意味でのプロデューサーを務める。基本的にダメな大人達が目立つアイマス作品群では極めて珍しい立派な人。
CVは尾崎・まなみと同じく効果音でry。ドラマCD版のCVは鈴木達央。
高木順二朗 / 黒井崇男
現プロダクションの社長だが、彼らの過去を描いたコミカライズ『朝焼けは黄金色』ではプロデューサーをしていた頃の姿が描かれる。
原作ゲームでは黒塗りのシルエット、アニメでは顔のみ隠されていた状態だったが、当コミカライズでは顔がはっきりと描かれている。
天井努
『アイドルマスターシャイニーカラーズ』に登場する現プロダクション社長で、元プロデューサー。
当コミカライズ『事務的光空記録』では、その過去が詳細に描かれ、顔もはっきりと描かれている。
ゲーム本編でもプロデューサー時代の後悔を教訓にPに忠告する場面がある他、かつてプロデュースしていたアイドルの影響が現所属アイドルにまで及んでいる描写がある。
課長(U149アニメ)
米内Pの上司にあたり、第3芸能課も彼にお鉢が回ってきそうになったものの米内Pに半ば押し付ける形である。作中の描写から佐藤心(安部菜々も?)や桐生つかさを担当していると思われる。CVは河本啓佑。
次長(U149アニメ)
米内Pや課長の上司にあたり、いい人だけど面倒は避けるタイプで八方美人な中間管理職。娘が第3芸能課の下の子と同世代だがこの設定は本編のエピソードには絡まなかった。CVは武虎。
部長(U149アニメ)
アイドル部門の責任者。会長の思い付きに振り回されている。小学生をアイドルにする第3芸能課には否定的であり、作中では邪魔者として描写される事が多かったが、芸能界や社会の諸々から子供を守りたいという立場でもあり、その気持ちは米内Pにも伝わっていた。大型LIVE『Twinkle Summer Night』では全体をプロデュースする立場として米内Pや次長課長をまとめた。CVは稲葉実。
会長(U149アニメ)
事務所のトップ(だと思われる)。第3芸能課の立ち上げを指示した。子供を子供として殻に閉じ込めずに可能性を信じてチャレンジさせるタイプ。
第3芸能課には楽曲提供やユニット名『U149』の決定など関与しており、挙句の果てに小学生のU149が参加できるように『Twinkle Summer Night』の開催時間を前倒しさせた。ある意味で灰かぶりに魔法をかけて舞踏会に行けるようにした魔法使いである。
原作のシンデレラガールズのプロダクションはプレイヤーギルドであり、事務所トップも社員と同じ立場でイベントを戦うプロデューサーなので、彼がプロデュースに関与してくるのは彼もまたプロデューサーという現れなのかもしれない。CVは西村知道。
本当の最後に
ピピー!アイマス警察だ!君が作っているプロデューサーはどこの情報だ?公式では○○だぞ!
…と言った茶番は置いておいて、何度も何度も言っているが、性格から容姿から性別までプロデューサーはプレイヤー(あなた)が作るものまた、あなたを投影するものであり、正しい設定はない。『ない』が正解。あまり公式にこだわり過ぎると官名詐称罪になるぞ!
なので、アイドルのユニットごとにPがいる。また、一人一PなんてのもOKだ。特にシンデレラガールズのPがアニメ化に伴い、名字+さんでこれが真実か議論された時期もあった。(現状、シンデレラガールズの二次創作はPヘッドで名前呼び捨てが多い)
結局の所、アイドルマスター開発スタッフは『プロデューサーはあなた自身であり好きに作るもの』と釘を打っている。
なので、あまりにもアイドルマスターの設定からかけ離れてない限りは、誰が何を言おうと,誰に何を言われようと「自身で作った容姿と設定」が正解なのである。