路線データ
路線名 | 両毛線 |
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ラインカラー | 黄 |
路線区間 |
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路線延長 | 84.4km |
軌間 | 1067mm |
駅数 |
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信号場数 | 1箇所 |
電化区間 | 全線(直流1,500V) |
最高速度 | 95km/h |
複線区間 |
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単線区間 |
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閉塞方式 |
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保安装置 | ATS-P |
最高速度 | 95km/h |
運転指令所 | 高崎総合指令室(CTC) |
大都市近郊区間 | 東京近郊区間:全線 |
ICカード乗車券エリア | Suica首都圏エリア:全線 |
第一種鉄道事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
概要
小山駅(栃木県小山市)と新前橋駅(群馬県前橋市)を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線。
歴史的経緯から高崎線・上越線との繋がりが深く、新前橋駅を経由する全列車が上越線高崎駅(高崎市)まで乗り入れる為、運行系統上は小山駅〜高崎駅の路線として扱われる。また減便傾向ではあるものの高崎線との直通運転も行っている。なお新前橋駅〜高崎駅間は上越線と両毛線の二重戸籍だった時期がある。
路線名の由来は群馬県・栃木県の古代の名称「毛野」及び、それぞれの律令制導入後の旧国名を由来とする地域名の「両毛」である。
かつては日本貨物鉄道(JR貨物)が貨物列車(「安中貨物」)を運行していたが、両毛線における第二種鉄道事業廃止と共に安中貨物は経由路線が変更された。
一部区間で東武伊勢崎線や上毛電気鉄道上毛線と並走する。前者とは伊勢崎駅で乗り換えが可能だが、後者は同一駅舎で直接乗り換える事は出来ない。但しJR桐生駅と上毛線西桐生駅は徒歩移動が可能な距離であり、バスを利用すればJR前橋駅と上毛線中央前橋駅の連絡も可能。
車両基地
高崎車両センターが新前橋駅に近接し、両毛線で使用される車両のうち高崎線の車両以外は同所の所属。
直通運転
上越線を経由し、以下の区間まで直通する。
この他にも過去には以下の区間まで直通運転を行なっていた。
※1:JR東海区間への乗り入れは2017年(平成29年)3月4日ダイヤ改正で一度廃止となったが、2024年(令和6年)3月16日ダイヤ改正で復活。
※2:宇都宮駅〜黒磯駅間は2017年3月3日まで、小山駅〜宇都宮駅間は2019年(平成31年)3月15日まで。
これらの列車の4・5号車にはダブルデッカーのグリーン車が連結されている。
沿革
開業〜国有化まで
- 1884年(明治17年)8月20日:日本鉄道の路線として高崎駅〜前橋駅(廃止)間開業。
- 1888年(明治21年)5月22日:両毛鉄道の路線として小山駅〜足利駅間開業。
- 1888年11月15日:両毛鉄道足利駅〜桐生駅間延伸。
- 1889年(明治22年)11月20日:両毛鉄道桐生駅〜前橋駅間延伸。
- 1889年12月26日:日本鉄道前橋駅〜両毛鉄道前橋駅間延伸。日本鉄道前橋駅廃止。
- 1897年(明治30年)1月1日:日本鉄道が両毛鉄道を吸収合併。全線が日本鉄道の路線となる。
国有化後〜国鉄民営化まで
- 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道国有化。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定により、現在の運行区間が両毛線となる。
- 1911年(明治44年)4月15日:足尾鉄道(現・わたらせ渓谷鐵道わたらせ渓谷線)開業に伴い、桐生駅〜下新田連絡所(現・下新田信号場)間を同線と共用。
- 1921年(大正10年7月1日):上越南線(現・上越線)新前橋駅〜渋川駅間開業及び、高崎駅〜新前橋駅間で単線並列による運行開始。
- 1931年(昭和6年)9月1日:上越線全通に伴い、高崎駅〜新前橋駅間二重線籍化。
- 1947年(昭和22年)4月1日:高崎駅〜新前橋駅間直流電化。
- 1957年(昭和32年)11月27日:前橋駅〜新前橋駅間直流電化。
- 1957年12月20日:両毛線の終点を高崎駅から新前橋駅に変更し、二重線籍改称。
- 1958年(昭和33年)4月14日:東北本線との直通運転開始。
- 1968年(昭和43年)9月1日:小山駅〜前橋駅間直流電化により全線電化。
国鉄分割民営化以降
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴いJR東日本が第一種鉄道事業者、JR貨物が第二種鉄道事業者として継承。
- 2001年(平成13年)11月18日:交通系ICカード乗車券「Suica」導入。
- 2004年(平成16年)4月1日:JR貨物の第二種鉄道事業廃止。
- 2004年10月16日:高崎線からの直通区間が前橋駅までに短縮。
- 2011年(平成23年)3月11日:東日本大震災及びその影響による東京電力の計画停電実施の為、小山駅〜伊勢崎駅間が運休となる。
- 2011年3月31日:運休区間の営業を再開。
- 2015年(平成27年)3月14日:上野東京ライン開業に伴い東海道線及びJR東海管内への直通運転開始。
- 2017年(平成29年)3月4日:宇都宮線への直通区間を宇都宮駅まで短縮。JR東海管内への直通運転終了。
- 2019年(平成31年)3月16日:宇都宮線への直通運転終了。
- 2019年(令和元年)10月13日:前日の台風19号による被災が確認され、小山駅〜桐生駅間運休。
- 2019年10月14日:運休区間を小山駅〜足利駅間に短縮。
- 2019年10月16日:小山駅〜栃木駅間運転再開。
- 2019年10月20日:岩舟駅〜足利駅間運転再開。
- 2019年11月11日:全線で運転再開。
- 2021年(令和3年)3月13日:定期特急列車の乗り入れ終了。
- 2024年3月16日:JR東海管内への直通を再開。
現在の運行形態
小山駅が起点だが、上越線に合わせて高崎駅方面から小山駅方面へ向かう列車を下りとしている。沿線はそれなりに人口がある地域だが、関東平野の北辺を通り、際立った人口集積がなく各地に分散しているため、本数は1時間に1~2本程度。
2021年3月13日ダイヤ改正で特急「あかぎ・スワローあかぎ」が両毛線への乗り入れを終了した為、現在は快速・普通のみの運行。快速は両毛線内は各駅に停車する。
小山駅〜高崎駅間の全線通しの運行を基本とし、日中は全線通しの列車と伊勢崎駅〜高崎駅間の区間列車が交互に設定されている。
朝や夜間には桐生駅折り返しや前橋駅〜高崎駅間に高崎線〜上野東京ライン・湘南新宿ライン直通列車が存在する。高崎線直通列車の一部は快速「アーバン」として、湘南新宿ライン直通列車は全て快速として運行される。
なお新前橋駅で上越線・吾妻線の同駅始発・終着列車と接続する。
駅一覧
快速は各駅に停車する為省略。
上越線新前橋駅〜高崎駅間も記載。
駅名 | 乗換路線 | 備考 |
---|---|---|
小山 | ||
思川 | ||
栃木 | 東武日光線(TN11) | |
大平下 | ||
岩舟 | ||
佐野 | 東武佐野線(TI34) | |
富田 | ||
あしかがフラワーパーク | ||
足利 | ||
山前 | ||
小俣 | ||
↑栃木県/↓群馬県 | ||
桐生 |
| 当駅発着あり |
下新田信号場 | わたらせ渓谷鐵道分岐点 | |
岩宿 | ||
国定 | ||
伊勢崎 | 東武伊勢崎線(TI25) | 当駅発着あり |
駒形 | ||
前橋大島 | ||
前橋 | 当駅発着あり | |
新前橋 | ||
井野 | ||
高崎問屋町 | ||
高崎 | ||
※:徒歩連絡
駅の設備
設備 | 設置されている駅 |
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自動改札機 |
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みどりの窓口 | 小山、前橋、高崎問屋町、高崎 |
指定席券売機 | 小山、栃木、佐野、足利、桐生、伊勢崎、前橋、新前橋、高崎 |
エレベーター | 小山、栃木、佐野、足利、桐生、伊勢崎〜高崎間のほぼ全駅(井野を除く) |
エスカレーター | 小山(両毛線ホームには無し)、栃木、佐野、桐生、伊勢崎、前橋大島、前橋、新前橋、高崎問屋町、高崎 |
売店(NewDaysなど) | 小山、栃木(改札外)、伊勢崎(改札外)、前橋(改札外)、新前橋(改札外)、高崎 |
使用車両
現在の使用車両
- 211系3000番台
高崎車両センター所属。普通列車で使用。
高崎線や湘南新宿ラインで運用されていた頃は、高崎線からの直通列車としても使用された。
小山車両センター・国府津車両センター所属。
高崎線直通列車及び間合い運用で前橋駅〜高崎駅間の区間列車で使用される。
- 185系200番台
大宮総合車両センター東大宮センター所属の特急形車両。
かつては特急「あかぎ」や間合い運用の普通列車で使用していたが、定期運用離脱後は臨時列車や団体列車として乗り入れる。
- E257系5500番台
大宮総合車両センター東大宮センター所属の特急形車両。
臨時列車や団体列車として乗り入れる。
勝田車両センター所属の検測車。不定期に入線する。
仙台車両センター所属の建築限界測定車。E491系と共に不定期に入線する。
過去の使用車両
国鉄民営化後の車両のみ記載。
- 651系1000番台
大宮総合車両センター東大宮センター所属の特急形車両。
特急「あかぎ・スワローあかぎ」で使用されていたが、同列車の前橋駅乗り入れ中止と共に両毛線への直通運転を終了した。
- 107系100番台
高崎車両センター所属。普通列車として使用された。
高崎車両センター・小山車両センター所属。
高崎車は107系と共に普通列車で、小山車は高崎線直通運用で使用された。
関連タグ
JR東日本 高崎線 上越線 JR宇都宮線・東北本線 水戸線 東武鉄道
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