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路線データ編集

路線名両毛線
ラインカラー
路線区間
  • 小山〜新前橋(正式区間)
  • 小山〜高崎(運行系統上)
路線延長84.4km
軌間1067mm
駅数
  • 19駅(正式区間)
  • 22駅(運行系統上)
信号場数1箇所
電化区間全線(直流1,500V)
最高速度95km/h
複線区間
  • 岩舟~佐野
  • 前橋大島~前橋
単線区間
  • 小山〜岩舟
  • 佐野〜前橋大島
  • 前橋〜新前橋
閉塞方式
  • 複線自動閉塞式(複線区間)
  • 単線自動閉塞式(単線区間)
保安装置ATS-P
最高速度95km/h
運転指令所高崎総合指令室(CTC)
大都市近郊区間東京近郊区間:全線
ICカード乗車券エリアSuica首都圏エリア:全線
第一種鉄道事業者東日本旅客鉄道(JR東日本)

概要編集

小山駅(栃木県小山市)と新前橋駅(群馬県前橋市)を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)鉄道路線。

歴史的経緯から高崎線上越線との繋がりが深く、新前橋駅を経由する全列車が上越線高崎駅(高崎市)まで乗り入れる為、運行系統上は小山駅〜高崎駅の路線として扱われる。また減便傾向ではあるものの高崎線との直通運転も行っている。なお新前橋駅〜高崎駅間は上越線と両毛線の二重戸籍だった時期がある。


路線名の由来は群馬県・栃木県の古代の名称「毛野」及び、それぞれの律令制導入後の旧国名を由来とする地域名の「両毛」である。


かつては日本貨物鉄道(JR貨物)貨物列車(「安中貨物」)を運行していたが、両毛線における第二種鉄道事業廃止と共に安中貨物は経由路線が変更された。


一部区間で東武伊勢崎線上毛電気鉄道上毛線と並走する。前者とは伊勢崎駅で乗り換えが可能だが、後者は同一駅舎で直接乗り換える事は出来ない。但しJR桐生駅と上毛線西桐生駅は徒歩移動が可能な距離であり、バスを利用すればJR前橋駅と上毛線中央前橋駅の連絡も可能。


車両基地編集

高崎車両センターが新前橋駅に近接し、両毛線で使用される車両のうち高崎線の車両以外は同所の所属。


直通運転編集

上越線を経由し、以下の区間まで直通する。


・高崎線・上野東京ライン:高崎駅〜東京駅

湘南新宿ライン大宮駅大船駅

東海道線:東京駅〜熱海駅

JR東海東海道本線※1


この他にも過去には以下の区間まで直通運転を行なっていた。

宇都宮線:小山駅〜黒磯駅※2


※1:JR東海区間への乗り入れは2017年(平成29年)3月4日ダイヤ改正で一度廃止となったが、2024年(令和6年)3月16日ダイヤ改正で復活。


※2:宇都宮駅〜黒磯駅間は2017年3月3日まで、小山駅〜宇都宮駅間は2019年(平成31年)3月15日まで。


これらの列車の4・5号車にはダブルデッカーグリーン車が連結されている。


沿革編集

開業〜国有化まで編集


国有化後〜国鉄民営化まで編集


国鉄分割民営化以降編集

  • 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴いJR東日本が第一種鉄道事業者、JR貨物が第二種鉄道事業者として継承。
  • 2001年(平成13年)11月18日交通系ICカード乗車券「Suica」導入。
  • 2004年(平成16年)4月1日:JR貨物の第二種鉄道事業廃止。
  • 2004年10月16日:高崎線からの直通区間が前橋駅までに短縮。
  • 2011年(平成23年)3月11日東日本大震災及びその影響による東京電力計画停電実施の為、小山駅〜伊勢崎駅間が運休となる。
  • 2011年3月31日:運休区間の営業を再開。
  • 2015年(平成27年)3月14日:上野東京ライン開業に伴い東海道線及びJR東海管内への直通運転開始。
  • 2017年(平成29年)3月4日:宇都宮線への直通区間を宇都宮駅まで短縮。JR東海管内への直通運転終了。
  • 2019年(平成31年)3月16日:宇都宮線への直通運転終了。
  • 2019年(令和元年)10月13日:前日の台風19号による被災が確認され、小山駅〜桐生駅間運休。
  • 2019年10月14日:運休区間を小山駅〜足利駅間に短縮。
  • 2019年10月16日:小山駅〜栃木駅間運転再開。
  • 2019年10月20日岩舟駅〜足利駅間運転再開。
  • 2019年11月11日:全線で運転再開。
  • 2021年(令和3年)3月13日:定期特急列車の乗り入れ終了。
  • 2024年3月16日:JR東海管内への直通を再開。

現在の運行形態編集

小山駅が起点だが、上越線に合わせて高崎駅方面から小山駅方面へ向かう列車を下りとしている。沿線はそれなりに人口がある地域だが、関東平野の北辺を通り、際立った人口集積がなく各地に分散しているため、本数は1時間に1~2本程度。


2021年3月13日ダイヤ改正で特急「あかぎスワローあかぎ」が両毛線への乗り入れを終了した為、現在は快速普通のみの運行。快速は両毛線内は各駅に停車する。


小山駅〜高崎駅間の全線通しの運行を基本とし、日中は全線通しの列車と伊勢崎駅〜高崎駅間の区間列車が交互に設定されている。

朝や夜間には桐生駅折り返しや前橋駅〜高崎駅間に高崎線〜上野東京ライン・湘南新宿ライン直通列車が存在する。高崎線直通列車の一部は快速「アーバン」として、湘南新宿ライン直通列車は全て快速として運行される。


なお新前橋駅で上越線・吾妻線の同駅始発・終着列車と接続する。


駅一覧編集

快速は各駅に停車する為省略。

上越線新前橋駅〜高崎駅間も記載。



※:徒歩連絡


駅の設備編集

設備設置されている
自動改札機
  • 小山、栃木、佐野、足利(北口のみ)、桐生、伊勢崎、駒形、前橋〜高崎間の全駅
  • 上記以外の駅には簡易Suica改札機を設置。
みどりの窓口小山、前橋、高崎問屋町、高崎
指定席券売機小山、栃木、佐野、足利、桐生、伊勢崎、前橋、新前橋、高崎
エレベーター小山、栃木、佐野、足利、桐生、伊勢崎〜高崎間のほぼ全駅(井野を除く)
エスカレーター小山(両毛線ホームには無し)、栃木、佐野、桐生、伊勢崎、前橋大島、前橋、新前橋、高崎問屋町、高崎
売店NewDaysなど)小山、栃木(改札外)、伊勢崎(改札外)、前橋(改札外)、新前橋(改札外)、高崎

使用車両編集

現在の使用車両編集

ロングシートで混雑緩和、上野口のパンダ顔!211系3000番台!

高崎車両センター所属。普通列車で使用。

高崎線や湘南新宿ラインで運用されていた頃は、高崎線からの直通列車としても使用された。


伝統は関東を駆け抜ける

小山車両センター・国府津車両センター所属。

高崎線直通列車及び間合い運用で前橋駅〜高崎駅間の区間列車で使用される。


【鉄道開業150周年記念】185系C1編成ポスター

大宮総合車両センター東大宮センター所属の特急形車両。

かつては特急「あかぎ」や間合い運用の普通列車で使用していたが、定期運用離脱後は臨時列車や団体列車として乗り入れる。


特急草津・四万

大宮総合車両センター東大宮センター所属の特急形車両。

臨時列車や団体列車として乗り入れる。


E491系擬人化ナースさん

勝田車両センター所属の検測車。不定期に入線する。


仙台車両センター所属の建築限界測定車。E491系と共に不定期に入線する。


過去の使用車両編集

国鉄民営化後の車両のみ記載。

ありがとう651系1000番台

大宮総合車両センター東大宮センター所属の特急形車両。

特急「あかぎ・スワローあかぎ」で使用されていたが、同列車の前橋駅乗り入れ中止と共に両毛線への直通運転を終了した。


鉄面画 JR東日本107系100番台

高崎車両センター所属。普通列車として使用された。


直流区間はカボチャが制す!115系!

高崎車両センター・小山車両センター所属。

高崎車は107系と共に普通列車で、小山車は高崎線直通運用で使用された。


関連タグ編集

JR東日本 高崎線 上越線 JR宇都宮線東北本線 水戸線 東武鉄道

群馬県 栃木県

日常(あらゐけいいち)東雲研究所の立地が、伊勢崎駅近くの高架橋をモデルにしている。

秒速5センチメートル…本路線と岩舟駅が登場。


外部リンク編集

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