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概要
ネットスラングの一つ。戦うヒロインなどのキャラクターが戦闘で劣勢になったり(ヒロピン)、拷問を受けるなどして苦痛を味わうシチュエーションを愉しむフェティシズム。所謂、サディズムの一種だが、その一方でやられる側に感情移入するマゾヒズムにも通じている。
格闘ゲームの普及により、海外のオタクの間でも"ryona"という用語が定着しており、今や国内以上に海外のほうが嗜好者が多いほど。Pixivに留まらず、YouTubeなどの動画投稿サイトにはリョナ関連の動画が多数投稿されている。
嗜虐の対象が成年男性キャラクターの場合、逆リョナや男リョナというタグが用いられることがある。少年キャラを対象としたショタリョナ、ケモノを対象としたケモリョナという言葉もある。
語源
語源は、2ちゃんねるの 「【きゃあっ】萌える悲鳴のゲーム【あんっ】」というゲーム系のスレッド。
そこの>>652にて「バイオやRPGなどで喘ぎ声をあげながら死んでいく光景で自慰する行為を猟奇オナニーと命名する」
という発言があり、それを略して「リョナニー」、さらに縮めて「リョナ」となった。
間違っても「陵辱オナニー」の略ではない
この単語成立以前は「ヒロピン」「やられ」などのカテゴライズが一般的であった。
また設立時のこの言葉における「猟奇」は【きゃあっ】萌える悲鳴のゲーム 9【あんっ】の議論などからも「異常」の意味が強く、ある種の自虐も含んだニュアンスが当時のスレではあった。(当時のスレでは「猟奇」という言葉ではグロよりすぎないか?という意見も良く見られる)単に「猟奇的な物を見てオナニーする」という文字通りの意味合いだけでは無いので注意すべし
「【きゃあっ】萌える悲鳴のゲーム 6【あんっ】」などのテンプレには
「やられ(非レイープw)にハァハァする人のためのスレです。」
とある様に直接的な性描写は含まないのが一般的である(ただしリョナの後のレイプなど組み合わせて使われているケースは非常に多い)
「猟奇」という言葉から、グロテスクなものを前提としているとも思われるが、ゲーム系のスレッドが発祥であるため、ゲーム一般での女性が傷めつけられる様を楽しむものという解釈でも受け入れられ、その後も範囲を広げていったという経緯がある。
そのため、嗜好の細分化が激しく、定義も曖昧なため、単純にスプラッタ系を指すとは限らず、必ずしもR-18・R-18Gばかりではない点に注意が必要。「徹底的な破壊衝動」から「苦痛をこらえている女の子に対する萌え」「欠損趣味」「やられている女の子に直接感情移入するマゾヒズム」「その逆に(フレーム外含めた)攻め側に感情移入してやられている女の子を見るサディズム」「内臓描写の可/不可」「ダメージ後の回復可/不可(ロストからの復活も含む)」など、千差万別である。
リョナ2板のトップには"住民の数だけいろんな好みがあるのが特徴です"と書かれている。
このような嗜好の目覚めとしては、
- 格闘ゲームにおける女性キャラクターのやられ演出
- アニメや特撮ヒーロー番組におけるヒロインのピンチシーン(ヒロピン)
- 時代劇やスパイ映画における拷問の描写
- ロボットものでの破壊・損傷表現(改造・分解も含む)
- 神、天使、妖精等の精霊系キャラクターの封印
- 蛆等の寄生虫にじわじわと身体を喰い荒らされたり、臓器や骨格等が露出状態のゾンビ
- ホラーゲームにおけるヒロインや女性キャラクターの死亡シーン
といった例が話題にのぼる。
pixivでは
pixivでは上記を直接描写またはそれを連想させる描写を含むイラスト、マンガ、小説などにこのタグがつけられる。
※ただし人によっては不快感を感じるジャンルの為、著者本人以外がこのタグをつけることは好ましくない
※上記の様に直接的な性描写は含まないが過度な暴力・グロテスクな表現が使われている場合や陰部などを描写している場合はR-18・R-18Gは必須である
※男性キャラを扱った腐向けにも「リョナ」タグが付いている作品は多いが、同ジャンル内でも好みが大きくわかれるため「ソフトリョナ」「男リョナ」「ケモリョナ」その他のタグをつけることが推奨される。