八雲紫
やくもゆかり
「幻想郷は全てを受け入れるのよ。それはそれは残酷な話ですわ。」
概要
種族 | 妖怪 |
---|---|
二つ名 | 神隠しの主犯(妖)・割と困ったちゃん(妖スコアアタック) |
境界の妖怪(永、求、地)・境目に潜む妖怪(永、儚) | |
幻想の境界(萃、緋)・幻想の狐の嫁入り(緋)・神出鬼没の妖怪(茨) | |
幻想郷のゲートキーパー(鈴)・神出鬼没で裏表のある妖怪(憑) | |
能力 | 境界を操る程度の能力 |
危険度 | 不明 |
人間友好度 | 普通 |
主な活動場所 | 如何なる場所でも |
登場作品 | 妖々夢 Phボス・萃夢想 自機、ステージ『Border Line』ボス・永夜抄 自機 |
文花帖 LEVEL EX・緋想天 自機・地霊殿 霊夢サポート・非想天則 自機 | |
弾アマ 最終日・憑依華 自機・ナイトメアダイアリー悪夢土曜ボス | |
テーマ曲 | ネクロファンタジア(妖)・夜が降りてくる 〜 Evening Star(萃、緋、憑) |
憑坐は夢と現の間に ~ Necro-Fantasia(憑)※2 |
※1:ただし危険度や人間友好度等の評価は作中登場人物の稗田阿求により、考察や予想も混じっている。
※2:この他「二つの世界」(三)の楽曲イメージの中には「 紫のイメージ 」も込められている。『三月精』の関係曲ながら、ZUN曰く「 ビックリするほど三妖精の入る隙がない 」曲である。
八雲紫は、幻想郷最古参の妖怪で幻想郷の境界を操る能力を持つ実力者。賢者の異名も持つ。式として八雲藍を従えている。
東方界隈において「スキマ妖怪」という通称で呼ばれることもあるが、実際は種族名はない。
人物
幻想郷にて古参中の古参と言われる妖怪。基本的に胡散臭く、心が読めないため信用されない。
能力は危険で禍々しくその笑顔は不吉で気味が悪い。
幻想郷の妖怪のなかでも避けられやすく、できる限り会いたくないと思われる人物。しかし本人は意外と話したがり屋であり冷静で色々と教えてくれるが、真偽のほどは確かめようがなくやはり信用し難い。
幻想郷の境にある屋敷に住み、本人によると幻想郷の艮(うしとら、今で言う東北)の方角にあるらしい。しかし誰もその屋敷を見たことがなく、幻想郷と外の世界を隔てる境界を自由に行き来できるため、外の世界に屋敷があるのではないか、外の妖怪ではないか、とも言われる。
だが幻想郷への愛情は限りなく深い。
『萃夢想』のキャラテキストでは「彼女ほど幻想郷と真摯に接し、幻想郷を愛している者もいない。」とまで書かれている。
『緋想天』では、はた迷惑な異変を起こした上、博麗神社と自分の家系の神社を結びつける改造を施した比那名居天子に、普段の口調が消えてしまうほどの怒りをあらわにした。
「美しく残酷にこの大地から往(い)ね!」
妖怪らしい妖怪なのだが人間を襲うことは少ない。
『東方求聞史紀』では、少なくとも幻想郷ではその姿があまり見られないため、幻想郷の外で襲っているのではないかと推察されている。
なお、この『東方求聞史紀』における「幻想郷縁起」巻末の参考文献には、八雲紫名義の著作物のタイトルが三冊分並んでいる。
幻想郷との関わり
現行の幻想郷を創った賢者の一人と言われる。他にも賢者は複数人存在するらしい。
幻想郷は幻と実体の境界、博麗大結界の二つの結界により外の世界と遮断されている。
どちらも境界の妖怪である紫の提案により行われたことで、幻想郷の成り立ちと関わりがある。
霊夢曰く、「 仕事がかぶってる 」(結界管理について。『外來韋編』)。
紫自身は「 幻想郷は全てを受け入れる 」の言葉通りに外からの来訪者には基本的に寛容、かつ固定した幻想郷ではなく変化のある幻想郷の姿を期待している様子で、幻想郷以外の世界とのつながりも条件付きで肯定している。
「 幻想入り 」ではない形での西洋タンポポの侵入&繁殖という明らかにルール外のケースには厳しい態度をとり、在来種を守るべく色々頑張っていた模様。
また、時には許容範囲内であればイレギュラーな両者のつながりであってもそれを肯定し、あるいは維持するために手を回すこともある。
例えば、ホフゴブリンの幻想郷への導入、都市伝説の具現化、宇佐見菫子の処置……といったケースにこの一端を見ることができる。
他に、座敷わらしなど、幻想郷の利益のために外の世界に向けて活用することもある。
さらに「幻想郷の賢者」として「こっち側」の道を共に往くことのできそうな者を勧誘したりもしている。
幻想郷や幻想郷に住まう内部の存在に対しても必要とあればその関係者や発生する異変にも関与している。
例えば本居小鈴に個別に接触したり、依神女苑・依神紫苑らによる完全憑依への対策を見出すべく奔走したり……といった様子が見られている。
紫の視線は地上の幻想郷のみにとどまらず、冥界、地獄などの地底世界、天界、月世界、外の世界、夢の世界などあらゆる方向に傾けられている。
またこれらの世界の住人達と何らかの結びつきや因縁がある(後述の「作中登場キャラとの関係」も参照)。
天子のように作中の物語を通して新しく縁が結ばれることもあれば、西行寺幽々子や摩多羅隠岐奈のような古くからの縁が作中で新しく語られることもある。
幻想郷と同様に「結界の裏側」の世界である月の都とも因縁をもち、二度の月面戦争にも関わった。
『地霊殿』では鬼を相手に、地上と地底の妖怪に関する契約を交わしたことが描かれる。
紫の他者関係は非常に広く、奥深い。
幻想郷に新たに根を下ろすことを決めた人々や訪問者たちを歓迎するなど、幻想郷の代表者として振舞う一面も見ることが出来る。
例えば外の世界から引っ越ししてきた東風谷早苗、月から幻想郷への定住を決めた鈴仙・優曇華院・イナバ(月の兎を語っていた『永夜抄』から『鈴奈庵』と『憑依華』にて心の変化が見られる)、リアルタイムで幻想郷と外の世界を夢を介して行き来する宇佐見菫子に、それぞれ幻想郷への歓迎の言葉を贈っている。
「幻想郷へようこそ」(紫、それぞれの来訪者に対して)
能力
境界を操る程度の能力
『永夜抄』のテキストによると、「境界(結界)を操る事がどれだけ危険で強大な力なのかは計り知れなく、紫の様なちょっと変わった妖怪か、力の重圧に耐えられる者で無いとその力は扱えない」とされる能力。
具体的に東方作品内で行った境界能力としては以下のものがある。
- 幻と実体の境界を引き、外で幻想となったものを引き込む
- 萃香が疎の力で広がっていたのを強制的に戻す
- 昼と夜の境界を弄り、夜を留める
- 顕界と冥界の間に境界を敷き、幽冥の結界となせる
- 博麗大結界=幻想郷に危険がないように穴を開けられる(霊夢が緩めるのは大変危険行為で飛び出てきて大説教)
- 天蓋の絵の月と湖に浮かぶ幻の月の境界を弄り、月の海へ繋げられる(満月限定)
- 夢の世界にある人や物を強制的に現に取り出す
- 上記の夢の世界への干渉にも関連して、相手側の完全憑依の境界を操作する
このうち顕界と冥界の間の境界に関しては、『非想天則』においても修繕せず放置。
因みに上記以外にも、妖々夢Phを魔理沙でクリアすると、あと二つほど出来ることがあると本人が言っているのを見ることができる。
これは全ての事象を根底から覆す能力であるらしい。物事の存在には境界が存在し、全てのものに境界が存在しなければ、それは一つの大きなものであることになる。即ち論理的創造と破壊の能力である。論理的に新しい存在を創造し、論理的に存在を否定する。対策も防御法も一切存在しない、神に匹敵する力とされる。もし「心の壁」の境界をいじろうものなら…他作品の某計画そのものである。
「結界」という境界、水と空気の境界である水面、天と地の境界である地平線すらも操る。「自分とそれ以外を分ける境界」を消すことで存在を保てなくさせる等、あらゆる物事に存在する境界を自在に操ることができる。
また博麗大結界の項目に関連して、上記のものほど圧倒的な能力の使用例ではないものの、とある理由から外の世界に座敷わらしを次々と連れ出したり、逆にその穴埋めとして大量のホフゴブリンを幻想郷に連れてくるなど、その応用範囲は広い。
スキマ
主に移動に際して使われる能力の俗称。または能力で空間に開けた穴のことを指す。
空間の境界を操って裂け目を作ることで離れた場所同士を繋げることができ、これによって神出鬼没に移動を繰り返している。その範囲は物理的空間のみならず、絵や夢・物語の中にも及ぶという。
(なので、自身が物語の登場人物である、と第四の壁を認識することも不可能ではないという意味も込められているのではないかとされる。)
切れ目の両端はリボンで縛られている。中は一種の亜空間のようになっており、多数の目が見える。これは外の世界の「欲望が渦巻いている様子」と言うイメージの表れ。
また道路標識などの漂流物が漂っている事もあるが、これも「外の世界の役に立たない物」としてのイメージから。
『萃夢想』や『緋想天』ではスキマから墓石を降らせる、標識を突き出す、果てには電車を突撃させる……などの攻撃バリエーションがみられる。
『憑依華』では標識や電車のほかに、卒塔婆を飛ばし、境界を介して通常なら届かない場所にいる相手を手にした傘で攻撃、自身の上半身と下半身を分割して相手に襲い掛かるなど、能力の応用範囲には紫自身の身体も含まれる。
境界を介して橙とねこじゃらしで遊ぶといったお茶目な応用も(憑依華の勝利時モーション)。
頭脳、身体能力
超人的頭脳を持ち、長生きであるために知識や経験も豊富。
特に数字に極めて強く、無間の底や北斗七星が北極星を食うまでの時間を一瞬で求められる演算能力を持つ。その高い計算能力は強大な式を憑けることができる程。
『幻想郷縁起』によれば身体能力は妖怪並みだが、体術は人間と異なる動きをする。
本人曰く「自分には何も効かず弱点はない」らしい。彼女の体には不可解なところが多々あり、例として『香霖堂』にて霖之助がゲーム機を壊すため全力で振るった木槌を手で受け止めても、傷一つつかずに平然としており、その際に霖之助は『フカフカの布団を叩いたような不思議な手ごたえ』を感じている。
また、『非想天則』では武術に長けた美鈴も紫からの手ごたえにおかしさを感じている。
その他にもルナチャイルドが周囲の音を消しているにもかかわらず声が聞こえてくる(心に聞こえる声)など、超越した存在としての不思議な能力を持っている。
幻想郷縁起によれば足も速いらしいが、ゲーム作品での移動速度はどちらかと言えば遅い方に設定されている。(スキマを使った瞬間移動は別。)
容姿
※東方妖々夢等(左上)、東方永夜抄等(右上)、東方香霖堂(左下)にて使用。
姿は人間の少女と特に変わりはない。
髪は金髪ロング。毛先をいくつか束にしてリボンで結んでいる。
作品によって、瞳の色は紫や金色になっている。
設定および作中において他者(森近霖之助)が見ても「少女」と言われる姿。手は霖之助の主観で「か細い女の子の手」。
こういった人間以外の生き物は、永い命と引き換えに成長する事を放棄している。
逆にいえば、成長しないから何時までも生きられるとも言う。
(永夜抄Manual)
『憑依華』では上記右上イラスト同様の道士服風前掛けとフリルドレスによる服装であるが、袖に本作独自の黒と白から成る意匠があるなど道士服風のデザインにおいても登場する作品によってはアレンジが加わることがある。
『鈴奈庵』では浴衣姿でも登場しており、回想場面では就寝時の様子も描かれている(「鈴奈庵紫」記事も参照)。
身長
東方キャラの身長の基準は10代前半の少女だという(ファンの質問メールに対するZUNの返信から)。
その中で八雲紫は「身長高」に分類されている。他に「身長高」は紅美鈴、十六夜咲夜の二人がいる。
なお、八雲藍は「身長やや高」。意外にも紫の方が身長が高い。
変化する服装
「幻想郷縁起」によるとその時代時代にあった服を着ているらしい。
作品内では服装は紫にフリルのついたドレスや、八卦の萃と太極図を描いた中華風の服など。リボンの巻かれたZUN帽着用。そのほか、アイテムとして大きな日傘と扇子を持ち、ドレス時には白い手袋を着用している。
服装に加えて髪型にも様々なアレンジがあり、例えば『妖々夢』でのデザインのような長い髪をそのままおろして先をリボンで結ぶスタイルや、『萃夢想』でのデザインのようなまとめたものを後頭部にアップにするものなどの髪型が登場している。『鈴奈庵』や『憑依華』時のように、『萃夢想』デザインと同種の中華風の服と『妖々夢』デザインのような下ろした髪型といった、組み合わせのパターンも様々。
<注意>
『萃夢想』における中華風の衣装自体は、ZUN氏本人のデザイン。そのデザインが気に入ったため、同時期に製作していた『永夜抄』での紫の衣装を中華風に変更したという経緯がある。
長い間、ファンの間では萃香の直筆イラストのみ公開されていたが、過日放送された某番組において、紫の中華風ver.の直筆イラストが映された。
立ち絵の横には
- ちょっとボスらしく戦闘モードに。(式神使役モード)
- 藍が中華風なのは 紫が中華風だからです。
- 髪は長髪だが 戦闘モードではキャップの中に詰めてあります
- ちょっと複雑すぎるかもしれないです
などと直筆で書かれていた。
出演作品
ゲーム作品
作品番号 | 作品名 | 概要 |
---|---|---|
7 | 東方妖々夢 | ステージ『Phantasm』ボス |
7.5 | 東方萃夢想 | 自機。ステージ『Border Line』ボス(萃香ストーリーモード以外) |
8 | 東方永夜抄 | 自機『幻想の結界チーム(結界組)』 |
9.5 | 東方文花帖 | Lv.Exターゲット |
10.5 | 東方緋想天 | 自機。 ストーリーモード 妖夢(STAGE 4)、レミリア(FINAL STAGE)、鈴仙(STAGE 3)、衣玖(STAGE 5) |
11 | 東方地霊殿 | 博麗霊夢サポート妖怪 |
12.3 | 東方非想天則 | 自機(ストーリーモードなし、東方緋想天をインストール済みで使用可能) |
14.3 | 弾幕アマノジャク | 最終日ボス |
15.5 | 東方憑依華 | 自機(ストーリースレイブ:霊夢)、『博麗神社』ボス(霊夢&華扇ストーリー)、『太陽のステージ・開演間近』ボス(複数のキャラクターのストーリー)、『異変の神社』(菫子&ドレミーストーリー)ボス |
16.5 | 秘封ナイトメアダイアリー | 悪夢土曜ボス |
書籍
書籍名 | 概要 |
---|---|
東方紫香花 | 『六十年ぶりに紫に香る花』(紫一人称の小説。「東方花映塚」Exステージ前の話) とらのあな発行同人書籍 |
東方香霖堂 | 第11話『紫色を超える光』 第12話『神々の道具』 第14話『無々色の桜』 ほか各話の話題で登場 |
東方求聞史紀 | 『記憶する幻想郷』(ComicREX2007年12月号掲載。書籍化していない) |
東方儚月抄 | 漫画、小説(第五話、最終話) |
東方三月精 | |
第一部 | 単行本収録小説『月の妖精』 |
第二部 | 第23話~25話『二つの世界 前中後編』(第3巻収録) 第7話『春の幻 前編』にも回想で登場(第1巻収録) |
第三部 | 第10話『忘れ物の果て』(第2巻収録) |
東方茨歌仙 | 第14話『人間に好かれる妖怪』 第15話『見える御神体』(第3巻収録) 第33話『足元で蔓延る西洋の悪魔』 第35話『茨華仙の信じる道』(第7巻収録) |
東方鈴奈庵 | 第4話『私家版 百鬼夜行絵巻』前編(第1巻収録)(ただし台詞はなく就寝中)、第43話『人妖百物語』後編(第6巻収録)、第48話・第49話『本居小鈴の葛藤』前後編、第50話・第51話『博麗霊夢の誤算』前後編、第52話・最終話『八雲紫の安寧』前後編(第7巻収録) |
東方文果真報 | 文々春新報によるインタビューやコラムに登場 |
スペルカード
スペルカード名 | E | N | H | L | EX | Ph | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
結界「夢と現の呪」 | ○ | ||||||
結界「動と静の均衡」 | ○ | ||||||
結界「光と闇の網目」 | ○ | ||||||
罔両「ストレートとカーブの夢郷」 | ○ | ||||||
罔両「八雲紫の神隠し」 | ○ | ||||||
罔両「禅寺に棲む妖蝶」 | ○ | ||||||
魍魎「二重黒死蝶」 | ○ | ||||||
式神「八雲藍」 | ○ | ||||||
「人間と妖怪の境界」 | ○ | ||||||
結界「生と死の境界」 | ○ | ||||||
紫奥義「弾幕結界」 | ○ |
壱符
スペルカード名 | 備考 |
---|---|
境符「四重結界」 | |
式神「八雲藍」 | |
境符「二次元と三次元の境界」 |
弐符
スペルカード名 | 備考 |
---|---|
結界「魅力的な四重結界」 | |
式神「八雲藍+」 | |
結界「客観結界」 |
東方萃夢想ストーリーモード
スペルカード名 | 備考 |
---|---|
符の壱「四重結界」 | |
符の弐「八雲卍傘」 | |
符の参「八雲藍」 | |
外力「無限の超高速飛行体」 | |
幻想「第一種永久機関」 |
スペルカード名 | 備考 |
---|---|
境符「四重結界」 | 自機時スペルカード |
境界「永夜四重結界」 | ラストスペル |
「深弾幕結界 -夢幻泡影-」 | ラストワード |
スペルカード名 | ステージ | 備考 |
---|---|---|
境符「色と空の境界」 | LEVEL EX SCENE3 | |
境符「波と粒の境界」 | LEVEL EX SCENE4 |
デッキ
スペルカード名 | cost | 備考 |
---|---|---|
境符「二次元と三次元の境界」 | cost1 | |
式神「橙」 | cost1 | |
空餌「中毒性のあるエサ」 | cost2 | |
境符「四重結界」 | cost3 | |
式神「八雲藍」 | cost3 | |
結界「客観結界」 | cost3 | |
幻巣「飛光虫ネスト」 | cost3 | |
結界「魅力的な四重結界」 | cost4 | |
廃線「ぶらり廃駅下車の旅」 | cost5 |
CPU専用
スペルカード名 | 備考 |
---|---|
光弾「ドップラーエフェクト」 | |
捌器「全てを二つに別ける物」 | |
幻巣「飛光虫ネスト」 | |
空餌「狂躁高速飛行物体」 | |
「八雲の巣」 |
東方非想天則
スペルカード名 | cost | 備考 |
---|---|---|
境符「二次元と三次元の境界」 | cost1 | |
式神「橙」 | cost1 | |
空餌「中毒性のあるエサ」 | cost2 | |
境符「四重結界」 | cost3 | |
式神「八雲藍」 | cost3 | |
結界「客観結界」 | cost3 | |
幻巣「飛光虫ネスト」 | cost3 | |
結界「魅力的な四重結界」 | cost4 | |
魔眼「ラプラスの魔」 | cost4 | |
廃線「ぶらり廃駅下車の旅」 | cost5 |
弾幕アマノジャク
スペルカード名 | 備考 |
---|---|
「不可能弾幕結界」 | |
「運鈍根の捕物帖」 |
東方憑依華
スペルカード名 | cost | 備考 |
---|---|---|
「無人廃線車両爆弾」 | 1500 | |
式神「八雲藍&橙」 | 1000 | |
境界「溢れ出る漂流物」 | 800 | |
*その綺麗な足をくれ!* | 怪ラストワード | |
「憑坐の憂鬱」 | CPU専用、「憑坐」には「 マスター 」のルビ | |
「完全憑依と夢想封印」 | CPU専用、霊夢との完全憑依ペア時 | |
「憑坐と神霊の境界」 | CPU専用、それぞれ「憑坐」には「 マスター 」、「神霊」には「 スレイブ 」のルビ |
作中登場キャラとの関係
『永夜抄』、『地霊殿』、『憑依華』などで異変解決のためにコンビを組んでおり、二人の掛け合いなどが多く見られる。
誰からも胡散臭がられる紫は、普段は霊夢くらいしかまともに相手をしてくれない。
『地霊殿』において、霊夢から信用されていると明らかになり、異変解決中も霊夢は紫に任せきりになることが多い。
また『香霖堂』や『三月精』の様子から、霊夢が幻想郷に対し考えもなく行動を起こしたときは、叱ったり勉強に修行、お仕置きをしたりする姿も見られる。
そもそも紫のキャラクターは霊夢に合わせて造型されており、その能力・性格もまた霊夢との対比によって製作されている。
『永夜抄』体験版テキストによると、もともと『紅魔郷』『妖々夢』『永夜抄』は三部作で作ることがあらかじめ決められており、『永夜抄』では自機を人間と妖怪のチームとすることも決めて製作されていた。
ただその際、突然新キャラと霊夢を自機として組ませても唐突すぎるため、『妖々夢』において前もって紫をPhantasmステージボスとして出演させたという経緯がある。
『あと紫は、霊夢と能力を被らせて、性格も浮世離れしている所を似させました。
霊夢と釣り合いが取れる様にこんな形に。胡散臭いのはその為。』
紫は霊夢に修行を課して成長を促すこともあり、本格的な神降ろし、(苦手だった)スレイブ側での完全憑依 にも慣れるよう努力している。
一方、霊夢に自身を敢えて懲らしめさせ、表での事態を収めつつ裏で策を実行したり、自分も密かに行動しながら、霊夢の行動パターンを理解して霊夢に異変解決を促す……など、
表の霊夢と裏の紫という対比関係は様々な作品を通しても垣間見られている。
式として操っている妖獣。紫は普段は自ら動くことが少なく雑用は藍に任せている。
紫は彼女に、式は命じられたことしかできないことを分かっていながら、命令された式以上のものになってほしいと思っている。『儚月抄』によると、千年前の月面戦争を知らないことから、紫との付き合いは幽々子よりも短いと推察される。
旧知の仲。公式で友人と珍しく公言されている。
彼女の生前と亡霊になった経緯を知り、当然彼女の身体が西行妖に封印されている事も知っているが、幽々子には生前の記憶が無い。
『儚月抄』によると亡霊となった直後の千年前に月面に共に赴いており、生前~亡霊化を通して二人の交友関係にブランクはほとんど見えない。
『儚月抄』にて、ほとんど直接会話していないのに紫の計画を把握して行動する幽々子、というとんでもない阿吽の呼吸を見せた。
その長さは不明だが、古くからの友人。歯に着せぬ物言いの間柄で、『緋想天』・『儚月抄』・『地霊殿』・『非想天則』を見るに事あるときは頼みごとをしたりされたりする間柄でもある。因みに同じ友人の幽々子と、萃香はそんなに親しく見えない。
萃香からは「存在自体がインチキ」呼ばわりされている。
『緋想天』ではピリピリしていたこともあって、本題そっちのけで容疑者ごっこのような行動をするレミリアに「貴方は何をしている」と真っ当なツッコミを入れ、問答の末に、逆に彼女からは「(そんなに長々説明するなら)じゃあお前が(首謀者の所へ)行けよ(意訳)」と返されるなど、割と珍妙なやり取りをしている。
『儚月抄』において、レミリアの性格を見切ったうえで月の都に対する囮要員に位置づけ、レミリアらが自作のロケットで月に行こうとした計画について「外の世界の魔法など頼らずとも幻想郷だけですべて完結するというのに」と独白。
一方で、レミリアらに実際の月までの行程を含めた計画の過程における「苦労」を厭わず、むしろそれを「楽しもうとする余裕の心」があるとし、外の人間や藍、自分自身と比較しつつ「あの吸血鬼は私が忘れた心を持っている」としている。
一連の事件の後、紫は藍や幽々子らと紅魔館図書館のプールサイドを訪れ、レミリアらとともに宴会を楽しんでいた。
ちなみに暗躍したがる紫とガンガン暴れて前に出たがるレミリアなので皮肉にも相性は良かったりする。
「六十年ぶりに紫に香る花」において、四季映姫・ヤマザナドゥが苦手であるという描写がある。理由は不明。
この苦手という理由を、映姫の「白黒はっきりつける程度の能力」だと紫の「境界を操る程度の能力」が効かず、相性が悪いから、と解釈する二次創作もある。
『緋想天』での博麗神社を巡る経緯で天子は紫を激怒させ、天子は紫によって目論みをご破算にされる。この一件は紫にとっても天子にとっても忘れられないものとなり、その再戦の機会は『憑依華』で巡ることに。
『憑依華』で、天子は紫との再戦の機会に喜ぶ一方、紫は当時状況が切羽詰まっていたことも手伝って、作中でも多くの他者に飄々とした余裕ある態度を見せることの多い紫が珍しく、天子に対しては一貫して純粋な嫌悪感を示している。逆に言えば紫が容赦なく気持ちをぶつけられる数少ない相手ともとれる。
『緋想天』では、天子にとって新しい神社の落成式当日式典中にして群衆の目前という悪いタイミングでの出会い、『憑依華』では紫にとって異変首謀者との決戦直前という悪いタイミングでの再会となるなど、その出会い以降も二人のすれ違いや因縁は続いている。
因縁のある月の都の創設に関わったとされる賢者で、天才。
第一次月面戦争では、月を去る前に張っておいた罠によって紫率いる妖怪達の退路を絶った。
そもそも紫が月に出入りするためには地上から見た月が満月でなければならなかったのだが、
永琳は月の公転軌道を変えることで周期を捻じ曲げ満月を閉じ、出入りの条件を達成できなくした。
『儚月抄』では月の都との繋がりがあるため要はスパイのような存在であったが、作中で紫の策略により、月の都との繋がりを絶たせ幻想郷側の人物に引き込んだ。
それ以降も人間の里で明確な社会の繋がりなどは作らないものの、幻想郷側の住人として動いている模様。
『儚月抄』における第二次月面戦争の折には綿月姉妹は月の都のリーダーであったため、幻想郷から月の都に侵入しようとした紫とは対立関係となる。
特に姉の綿月豊姫とは直接対峙することになり、その際には緊迫したやりとりを行った末、彼女に拘束された上に頭を下げ、界隈を震撼させた。しかし後に、これらの一連の行動全てが紫の巧みな策略の一つだとわかるのだが。
また、豊姫の能力は紫の発展版として見受けられることが多い。服装や容姿、立ち振る舞いも似ており、妹の依姫も霊夢の強化版として見られやすく、姉妹で紫と霊夢の対になっている。
初対面は博麗神社での小鈴企画の百物語での同席。その後紫は人間の里の鈴奈庵を訪れ、小鈴と個別に対話した。小鈴にとってはこの紫との再会が自らのその後を大きく変えることとなる。
『鈴奈庵』主人公の小鈴と、作品の最終話前後編タイトルにその名を飾る紫という対比は、
『鈴奈庵』第一話からの小鈴の歩みと、鈴奈庵を通して小鈴が至る紫という存在といった対比、
東方Projectにおける「人間と妖怪」という関係性にも通じる象徴的なものでもある。
「幻想郷縁起」を通して歴代の御阿礼の子とは関わりがあるようで、九代目の阿求の元へも彼女の書いた最新の縁起の内容を改めるべく会いに行く。阿求自身とはその時が初対面。
なお、阿求は紫を「紫様」「妖怪の賢者様」と呼んでいる。
「幻想郷の真実は私とともにある。記憶も真実に沿わなければならない。」
「今回の幻想郷縁起も内容を改めさせていただくわ」
『香霖堂』にて、霊夢が大結界を緩めたせいで外の世界に投げ出されかけたところを助けられる。
その縁で、定期的にストーブの燃料の提供することに。もちろんタダではなく、月毎に対価を香霖堂から頂いている。
他に霖之助に外の道具(水煙草)の使い方や、1000年前の月面戦争について語ったり、香霖堂から危険な外の道具が持ち出されないか監視したり……と、ビジネスな交流をしている。
『深秘録』以後幻想郷へとやってくるようになった菫子についても紫は感知していた様子で、来訪に伴って起こる変異についても対応策を見出していた。
紫が華扇に語ったところによれば紫は菫子の来訪を否定しておらず、むしろそれが円滑に行われるよう裏で手配している。
紫と菫子の対比は、夢を見る妖怪と夢で幻想郷に来れる人間で、現在は状況の交錯ともいえる状態。
『東方憑依華』でとうとう対面を果たす。
作中では紫は夢の世界に閉ざされた菫子をその場所から引きずり出し、彼女を救うと言っておきながら、当時現側で暴れていた夢側の菫子もろとも追い出そうともした。
文々春新報が菫子について尋ねた際には紫は一女学生の菫子など幻想郷ではどれほどのものでもないとの趣旨の回答をした。(とか言いつつ結局裏で手配してるわけだが)
まだ考察の域を出ないが、秘封倶楽部という接点でも気になる二人。
以下に挙げる理由から、八雲紫はマエリベリー・ハーン(メリー)との関係が考察されており、それを用いた二次創作も多数ある。
- 外見が類似している。
- 類似する固有能力(八雲紫は「境界を操る程度の能力」。メリーは「境界を見る程度の能力」)
- 「八雲」と「ハーン」という名前(明治期に実在した日本研究家パトリック・ラフカディオ・ハーン。日本国籍名は小泉八雲。)
- 「マエリベリー」という名前(マルベリー=桑の実。成熟すると紫色になる。私の幻想を表現しているという解釈もある)
……が公式でははっきりとした関係が述べられていないため、様々な解釈が存在しているのが現在の状態。
イラスト・小説ともに、紫の方が大人っぽく、メリーの方が幼い容姿に描かれる傾向があるのは、恐らく性格の違いによるものだと思われる。
華扇は紫と同じ幻想郷の賢者ではないか?と疑われている。
紫と似たような立場である華扇のやり方については基本的に傍観。紫の方針に引っかかるものであれば訪ねて苦言を呈するが、華扇の事自体はとても気に入っており、いまでも身内として抱き込みたいようで積極的にアプローチをかけている。
座敷わらしに纏わる一件で、紫は人里に座敷わらし(またはそれにあたる存在)を置いておく理由について人間や仙人には分からなくていいとしつつ、華扇には密かにその意味するところを教えている。
また別の機会では華扇に共に道を歩まないかと誘っており、この際は拒絶されたものの、引き続き華扇の気が変わるのを待つ様子も見せている。
幻想郷を創った賢者同士、という共通点がある。
幻想郷の管理についてはお互い対極のスタンスを取っており、
必要なら自ら異変を起こす等、幻想郷を混乱させる事も厭わないバリバリの過激派である隠岐奈に対し、どちらかと言えば穏健派で事なかれ主義を貫き、変化なども受け入れ見守るスタンスを取る(勿論、幻想郷の安全や発展のためなら異変解決のために率先して介入する事もある)紫、で見事に真逆。
『東方天空璋』で隠岐奈は紫のことを古い知り合い等と言及し、更に『秘封ナイトメアダイアリー』ではコンビの「秘神結界」を使用するなど交流が見られる。
そして『グリモワールオブウサミ』にて、二人の会話などがあまりにもファンの理想通りであり、文字通りおきゆかのバイブルと化した。
二次創作では攻めにあたるカップリングの多い紫が、このカップリングでは受けにまわっているイラストが多い。
非公式人気投票
キャラ | ネクロファンタジア | 夜が降りてくる | |
---|---|---|---|
第二回 | 14位 | 5位 | - |
第三回 | 11位 | 4位 | - |
第四回 | 6位 | 4位 | 17位 |
第五回 | 7位 | 3位 | 51位 |
第六回 | 6位 | 4位 | 72位 |
第七回 | 12位 | 6位 | 82位 |
第八回 | 14位 | 7位 | 82位 |
第九回 | 15位 | 7位 | 86位 |
その他
第二回
弾幕部門において紫奥義「弾幕結界」が1位。
第三回
スペカ系統部門で紫奥義「弾幕結界」が2位、「深弾幕結界 -夢幻泡影-」が5位。
また、紫はZUN本人が人気投票において投票した数少ないキャラクターの内の一人。
二次創作
先述にもあった様にメタ的なレベルな能力でもあるが故か、物語を強引に進めるデウス・エクス・マキナとして扱われることもあり、原作同様に狂言回しな役回りを取る例も多い。
外の世界と幻想郷を結ぶ懸け橋となっており、幻想入りでは大体主犯や来た背景を伝える役として挙がる。
紫、藍、橙を一つの一家と捕らえる名称。またpixiv内でこの三人の絵に付けられるタグ。
実際は橙は二人と一緒に住んでは居らず、八雲の名を持ってもいないが、一つの家族として描かれる。
色彩で言うと橙+藍=紫。格ゲーでは紫が藍を呼ぶとき一緒に橙も呼んでたりする。
詳しくは八雲一家の項を参照のこと。
- 秘封倶楽部との関係
秘封倶楽部が絡んだ作品にもよく登場する。
秘封倶楽部のマエリベリー・ハーンとは何らかの関連があるのではないか、と言われているが公式では言及されていない。せいぜい小泉八雲を匂わした程度。答えは神主のみぞ知る。
ちなみに紫=メリー説を採用した二次創作は大抵シリアスかつバッドエンドで終わる事が多い。
- ポンコツ(?)
一日12時間以上も寝ている設定もあってか私生活はだらしなかったり、超越した頭脳を持つ一方で、身近なことが意外と抜けているという万能ゆえに無能といった解釈から、意外とうっかりして何かをやらかすなど些細な事がダメな残念な美人化されることも少なくない。
また、保護者という役回りから家庭的でしっかり者扱いになった藍と対比される様に、逆に普段では彼女の方が頭が上がらないという関係逆転になることもしばしば。
ちなみに原作でも、割といい加減で周りにツッコミを入れられていることが多々ある。
- 黒幕(?)
かつてはその胡散臭さゆえにすべての元凶、何を考えているか余人はわからず、あらゆる事象は掌の上な黒幕キャラ、悪人寄りだったが、『儚月抄』などを経てなんだか苦労性で出不精な管理人さんという親しみやすいポジションに変化しつつある。
現在の幻想郷は以前とは違い、月や地獄といった幻想郷の外からの来訪者、そして今は神霊や宗教も台頭してきたため状況は混迷を極め一筋縄ではいかず、むしろ幻想郷の安寧の為にかなり苦労している節がある。
とはいえ東方二次創作屈指の便利キャラは健在で、スキマは某青狸の腹のポケット。何処にでも現れるし、大体なんでもできるキャラ。
しかし近年では二次設定の紫以上に胡散臭くて黒幕気質で幻想郷のためなら異変上等な同僚が登場したため、黒幕キャラはそっちに回される事が多い。
しかも必要とあらば自ら異変を起こして幻想郷を掻き乱す事も厭わないバリバリの過激派。
なのでむしろ紫はやさしいほう。
カップリングは霊夢、幽々子、藍、天子、隠岐奈など、やはり作中で絡みがあるキャラが多く、多くの交友関係を持つため幅広い。詳しくは各々のカップリングタグを参照。
関連イラスト
関連タグ
二次創作設定
ゆかりん ゆかぱい ふとまゆかりん 眼鏡ゆかりん ゆか狸(たぬきん) 少女臭 幼女臭 ロリゆかりん
前掛けだけ紫 スキマの有効活用 スキマフラー スキマ様が見てる ふとまゆかりん 紫オタード 紫ババア 茨歌仙紫 鈴奈庵紫 東方Project(二次創作)
カップリング
ゆかれいむ(ゆかれいむ/ゆかれいむが俺のロード) ゆかゆゆ(ゆゆゆか) ゆからん(らんゆか)おきゆか(ゆかおき)ゆかちぇん ゆかチル ゆかさく ゆかレティ ゆかてん ゆかアリ ゆかけーね ゆかえー(えーゆか) ゆかゆうか ゆかかな こがゆか ゆかきょうこ ゆかとよ ゆかかせ ゆかゆか ゆかすみ ゆかメリ ゆかれんこ 紫霖
二次創作作品
EXボスの系譜
フランドール・スカーレット←八雲藍/八雲紫→藤原妹紅