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ブレーザー怪獣の編集履歴

2024-02-06 10:17:58 バージョン

ブレーザー怪獣

ぶれーざーかいじゅう

『ウルトラマンブレーザー』に登場する怪獣・宇宙人の一覧記事。

怪獣達が海を割り、大地を砕き現れる。

その奇々怪々の姿はどうだ?

今まで見た事もないような大怪獣達が次々と迫り来るのだ……!!


(『ウルトラマンブレーザー直前スペシャル』ナレーションより)


概要

ウルトラ怪獣の内、2023年7月8日~2024年1月20日にかけて放送された『ウルトラマンブレーザー』に登場する怪獣や宇宙人達。


『ウルトラマンブレーザー』プレミア発表会での情報にて、本作は(派生型やリメイク、合体怪獣などではない)完全オリジナルの新規怪獣がかなり多く登場することが判明する。

その数は劇場版を含めて17種にも及んでおり、これは新世代ヒーローズ以降の作品で新怪獣が多めだった『ウルトラマンタイガ』を圧倒的に上回る多さである。

さらに第1~5話まで新規怪獣が一気に連続で登場しており、このような展開はウルトラシリーズ全体で見ても『ULTRASEVENX』以来であり、新世代ヒーローズ以降及び令和シリーズでは初となる。


本作の主人公であるウルトラマンブレーザーが、歴代のウルトラ戦士と比較して生々しい特徴的なデザインであるように、本作の新規怪獣もまた現実に存在する生物の要素を取り入れつつも、既存のウルトラ怪獣に比べてクリーチャー要素の強い奇怪なデザインが多い(各怪獣のデザインは、登場回を担当する各回の監督達が各々信頼していたり、一緒に仕事した事のあるデザイナーやイラストレーターに依頼して良いという形式が取られている)。

また、角が可動したり触手や腕が伸縮・変形したりと、劇中で何らかの形態変化をする者の割合も高い。

そちらは下記の「ウルトラ怪獣アドバンス」というギミック付きソフビをリリースする事情もあり、どの怪獣がアドバンス枠で商品化されても良いように各怪獣にギミックが取り入れられたとの事。


この異例とも言える新怪獣率の高さは、今作のメイン監督である田口清隆氏が企画会議の際にタイプチェンジをやらない代わりに新怪獣を沢山出したら?」と提案した事から始まった(更に「『ブレーザー』では野生の怪獣をたくさん出していきたいと思った」)とも発言している。

また、円谷プロダクションには「使える怪獣リスト」と呼ばれるものがあり、これまではそのリストがずっと同じという大人の事情も含まれていた為、その反動もあっての事だと思われる。

事実、田口監督とメインライターの小柳啓伍氏のインタビュー記事によれば、近年の作品は同じ怪獣がたびたび出るようになっており、『ウルトラマンメビウス』の頃は基本的に新怪獣が登場し、時々スター怪獣が出るからゲスト感が出ると田口は考えていたが、最近ではスター怪獣に「またコイツか」と言われるようになっていたという。

それに加え、『ブレーザー』の企画が立ち上がった2年前の夏と同時期に前作『ウルトラマンデッカー』の企画が立ち上がっており、『ブレーザー』と同時進行で『デッカー』メイン監督の武居正能監督が話を作っている最中にある問題が起き、怪獣リストは例年半年毎に更新されているが、例年より制作が早く始まったため『デッカー』と『ブレーザー』で使える怪獣リストが被ってしまうというトラブルが起きてしまった。

実際に田口監督は、過去にとあるインタビューで最近、皆さんに「使いすぎだ!」と怒られたと語っていた事もあった。その為、先に放送する『デッカー』は新規怪獣としてスフィア合成獣スフィアザウルスに加え、常連枠でアリブンタといった怪獣達が先に登場する為、差別化という意味も兼ねて新規造形の怪獣達を増やした事が語られている。


ちなみに、近年ほぼレギュラーと化していたゴモラは、『ウルトラマンマックス』以降は亜種を含めて全ての作品に登場していたが、今作では未登場に終わった。

その為、ゴモラが登場しなかったTVシリーズは『ウルトラマンネクサス』以来となった。

また、昭和ウルトラマン第2期シリーズの怪獣や宇宙人がメイン怪獣として登場しなかったのは『マックス』以来であり、『タイガ』から『デッカー』までの令和シリーズ全てに登場していたパゴスも今作では登場しなかった。


ブレーザー怪獣は、ウルトラシリーズとしては珍しく、劇中での言及や公式Twitterでの新聞ツイートなどにより、それぞれの怪獣が現出した詳しい日程が判明している。


放映リストと登場した怪獣・宇宙人

No.サブタイトル登場怪獣・宇宙人デザイン劇中での現出日程
1ファースト・ウェイブバザンガ楠健吾5月10日
2SKaRDを作った男ゲードスキセン5月11日
3その名はアースガロンタガヌラー楠健吾4月29日~5月13日
4エミ、かく戦えりレヴィーラ百武朋3月16日~6月22日
5山が吠えるドルゴ百武朋6月28日
6侵略のオーロラカナン星人・ハービーカナン星人・ロビー成田亨7月10日
7虹が出た・前編ニジカガチ武藤聖馬7月21日
8虹が出た・後編7月22日
9オトノホシガラモンセミ人間成田亨8月6日
10親と子デマーガベビーデマーガ 三ノ輪さりと(原案:田口清隆)8月13日
11エスケープゲバルガ川石テツヤ8月18日
12いくぞブレーザー!8月19日
13スカードノクターン8月23日
14月下の記憶デルタンダル楠健吾8月23~25日
15朝と夜の間にガヴァドン成田亨9月15~16日
16恐怖は地底よりモグージョン辻本貴則9月20~21日
17さすらいのザンギルザンギル、ニジカガチ(怨霊態)辻本貴則(ザンギル)、武藤聖馬(ニジカガチ)10月10日
18そびえ立つ恐怖イルーゴ川石テツヤ10月4~11日
19光と炎イルーゴ、ブルードゲバルガファードラン川石テツヤ(イルーゴ、ブルードゲバルガ)、後藤正行(ファードラン)10月12日
20虫の音の夜ズグガン後藤正行9月頃~10月19日
21天空の激戦デルタンダルB楠健吾12月4日
22ソンポヒーローレッドキング(二代目)、ギガス、ファードラン成田亨(レッドキング、ギガス)、後藤正行(ファードラン)12月11~13日
23ヴィジター99タガヌラー、デルタンダル、ヴァラロン楠健吾12月20~21日
24第3波接近襲来ヴァラロン楠健吾1月18日
25地球を抱くものたちヴァラロン、デマーガ、ベビーデマーガ、ズグガン(幼体)、デルタンダル、ファードラン楠健吾(ヴァラロン、デルタンダル)、三ノ輪さりと(デマーガ、ベビーデマーガ)、後藤正行(ズグガン、ファードラン)1月20日

太字は新規怪獣、斜字は派生種。


第6話では、回想シーンでレヴィーラ、ドルゴの姿が少しだけ登場している。

第16話では、モグージョンの見せた幻覚としてライバッサーM1号バラバ(尻尾のみ)、タッコング(胴体のみ)、タガヌラー、カナン星人が登場している。

第17話では、怪獣の幽霊としてバザンガ、ゲードス、タガヌラー、レヴィーラ、デルタンダルが、回想シーンではザムシャーらしき宇宙人が登場している。

第22話では、田口監督が以前より若手の特撮監督育成を目的に主催している、自主映画選手権に出展された作品の一つに登場する怪獣・ガンキリュウが劇中のCMに登場した。


プレミア発表会では、本作初出枠としてバザンガ、ゲードス、タガヌラー、レヴィーラ、ドルゴ、ニジカガチ、デルタンダル、モグージョン、ザンギル、ズグガン(成体)の、計10体もの新規怪獣の姿が御披露目されており、この内の第1~4話までの登場怪獣の名前と身長・体重が先行発表された。

さらにこの時点で過去作からの再登場枠も、ガラモンやガヴァドン(A)、カナン星人といったこれまで再登場の機会に恵まれなかった3体に加え、デマーガの亜種となるベビーデマーガも登場が確定(通常のデマーガの方も、後に直前スペシャルにおいて登場する事が判明した)。

なお、ゲバルガに関してはイベントと直前スペシャルのどちらでも登場せず、本編放送開始後(容姿だけならばOPの1シーン)に初めて存在が明かされた。

また、前半ダイジェスト動画の初出し映像の中ではイルーゴが初公開され、玩具情報ではブルードゲバルガ、ヴァラロンの存在が明かされている。

12月の情報解禁では、レッドキング(二代目)とギガスの登場も発表された。


ちなみに、新撮の回想シーンや第17話の幽体、総集編の「ブレーザー電脳絵巻」シリーズ内のキャラクターや劇場版も含めると、ザンギル以外の(派生種・改造ではない)新規怪獣全てが二回以上登場している。


名前のみの登場怪獣

ガラモンやカナン星人などの面々から解るとおり、本作の世界にもM78ワールドを含めた過去作の世界初出の怪獣達が生息している模様。

第2話ではSKaRDの隊員達の過去の勤務記録に、SKaRD設立前に現出した怪獣の名前が、各隊員が殲滅作戦に参加した年月と共に記載されている

その面子を見てみると、どうやらM78ワールド出身以外にも、ネオフロンティアスペースを始めとする多種多様なマルチバース出身の怪獣が幅広く生息している事が分かる(従来作品で言えば、『ウルトラマンX』や『ウルトラマンZ』、『新世代TD』の世界に近いものと思われる)。


なお、この世界における宇宙怪獣は、表向きは第1話に登場したバザンガが初めてとなっていたのだが、第4話のレヴィーラの一件ゲバルガの騒ぎの後の会話を見る限り、実はそうではないのではないかという疑惑の声が視聴者の間で広がっていた


殲滅作戦日程現出した怪獣
2016年12月ガクマ
2017年3月アントラー
2017年12月ムカデンダー
2018年4月シルバゴン
2018年8月キングザウルス三世
2019年5月ザンボラー
2019年5月ゴルドン
2019年8月ゲスラ
2020年2月レイロンス
2020年8月シーゴラス
2021年10月ゾンネル
2021年12月ラゴラス
2022年1月ゴキネズラ
2022年2月マジャバ
2022年3月クレッセント
2022年9月コスモリキッド
2023年1月ペスター
2023年5月ペギラ

上記の面子の中には、しれっと従来作品ではウルトラマンですら苦戦するような強豪怪獣の名前も混ざっており、こんな連中を人類の力だけでどうにかできたGGF怪獣撃退能力の高さを評価する声も多い(しかもハルノ・レツ参謀長によれば、SKaRD設立までGGFは怪獣対策に関して「散々後手に回ってきた」らしいが、それでいてこの実績である)。


なお、現在判明している中で最古に現れた怪獣は、ヒルマ・ゲントの勤務記録に記載されているガクマとなっているが、それ以前に現出した怪獣や、SKaRDのメンバーが殲滅作戦に参加しなかった怪獣の存在については不明。

ただし、(正確な時期は不明だが)過去には小笠原諸島多々利島(多々良島のオマージュ)に初代レッドキングを始めとした複数の怪獣が出現した事が第22話で語られている。

他に可能性があるのは、横峯万象の著書やXでの新聞に名前が記載されているマグラーなど。


特別総集編のみ登場の怪獣

ブレーザー電脳絵巻』に登場した怪獣(というより電子生命体)。

太字は新規キャラクター。


劇場版登場の怪獣・宇宙人

ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突』に登場予定の怪獣・宇宙人。

太字は新規怪獣。


コミカライズ版登場の怪獣

てれびくんSUPER HERO COMICS』にて連載されているコミカライズ版に登場する怪獣。


第1話はTV版の純粋なコミカライズとなっているが、それ以降のエピソードはTV版にない完全オリジナルのストーリーが展開されており、オリジナル怪獣やアースガロンの新装備も登場。


話数登場怪獣
予告編タイラント
1バザンガ
2(前編)ニジカガチ、ジャランガ
3(後編)ジャランガ
大決戦!!キング怪獣軍団(特別編)キングゲスラキングシルバゴンキングザウルス三世キングジョー

太字は新規怪獣。


玩具関連

本作から、ソフビ人形の新シリーズ「ウルトラ怪獣アドバンス」が始動。

ウルトラ怪獣の特徴や個性を変形&可動ギミックで再現し、全高約155ミリ級の大型サイズで立体化される。

現時点でのラインナップは、バザンガ、タガヌラー、ニジカガチ、ヴァラロンの発売が決定している。


一方、ゲードス、レヴィーラ、ドルゴ、カナン星人、ガラモン、ベビーデマーガ、デルタンダル、ガヴァドン、モグージョン、ザンギル、ズグガン(幼体&成体)は通常のウルトラ怪獣シリーズで、ゲバルガはウルトラ怪獣DXでそれぞれ発売が決定しており、それらの商品展開も続行となる。

また、ブルードゲバルガ(&イルーゴ)はチルソナイトソード装備の500サイズのブレーザーとセットとなった「ウルトラマンブレーザー大決戦セット」として発売される。

劇場版の怪獣であるゴンギルガンも、通常のウルトラ怪獣シリーズでの発売が決定した。


なお、セミ人間は本作の登場怪獣の中では、現時点で唯一ソフビ化されていない。


特別企画

YouTubeウルトラマン公式チャンネルにて、『テルアキ先生の「ブレーザーかいじゅうアカデミー」』が配信中。

毎週日曜日12時に更新。

怪獣に詳しいナグラ・テルアキ先生(演:伊藤祐輝)が、これまでに出会った怪獣達やその生態を、子供でも分かるように優しく教えてくれる。

テルアキ先生による怪獣のステータスの独特な例え方や、先生自ら熱演する怪獣の生態模写は一見の価値アリ。


配信リスト

No.解説①解説②解説③配信日
1バザンガゲードス11月5日
2タガヌラーレヴィーラ11月12日
3ドルゴデマーガ&ベビーデマーガ11月19日
4カナン星人ニジカガチ11月26日
5ガラモン&セミ人間ガヴァドン12月3日
6デルタンダルモグージョンザンギル12月10日
7ゲバルガ&イルーゴ&ブルードゲバルガズグガン12月17日
8(終)レッドキング&ギガス謎の怪獣(ヴァラロン)12月24日

関連タグ

ウルトラマンブレーザー ウルトラ怪獣


アースガロン防衛チームライドメカだが、こちらもある意味この枠と言えるかもしれない。


ブレーザー怪獣???

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