基礎データ
全国図鑑 | No.0567 |
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イッシュ図鑑 | No.129 |
アローラ図鑑 | No.240 |
カンムリ雪原図鑑 | No.150 |
ローマ字表記 | Archeos |
ぶんるい | さいこどりポケモン |
タイプ | いわ / ひこう |
たかさ | 1.4m |
おもさ | 32.0kg |
せいべつ | 87.5%♂・12.5%♀ |
とくせい | よわき |
タマゴグループ | ひこう/すいちゅう3 |
他言語版の名称
ドイツ語 | Aeropteryx |
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英語・スペイン語・イタリア語 | Archeops |
フランス語 | Aéroptéryx |
韓国語 | 아케오스 |
中国語(簡体字) | 始祖大鸟 |
中国語(繁体字) | 始祖大鳥 |
進化
初期 | 最終 | |
---|---|---|
アーケン | → | アーケオス(Lv.37) |
概要
『ポケットモンスターブラック・ホワイト』(以下ポケモンBW)で初登場。
恒例の化石から復活させるポケモンのうちの一体。アバゴーラの対に位置する。
名前は始祖鳥の学名Archaeopteryx (アーケオプテリクス)からだが、
脚にも翼があるデザインはミクロラプトルに近い。
まだ大分トカゲに近い骨格で、翼の筋肉も未発達であるため、飛ぶときも鳥のように華麗にとはならず、4キロほど助走を付けてからせわしなく翼を羽ばたかせて飛ぶ。え?BWのグラフィックでは割と軽々飛んでいただって?知らんな。
羽毛が非常に細かいため、熟練の職人でなければ不完全な復元に終わるという誠にデリケートなヤツ。
その割に素早さが高いのは、走るのは得意そうだからだろうか。そのスピードは実に40キロ。狩りは仲間と協力して陸上で行なっていた。といっても折角の飛行能力を活かさなかったわけではなく、もう一方は空から飛びかかって獲物を仕留めていたようである。実際に『NEWポケモンスナップ』でも飛行よりも走りが主な移動手段となっている。
タマゴグループは飛行と水中3。アバゴーラと対とはいえ、水中…?
『ポケットモンスター』シリーズが始まった当初からのアーボに替わり、五十音順の読みで最初に来ることとなったポケモンでもあり、これが原因と思われるとある現象が発生した(後述)。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
75 | 140 | 65 | 112 | 65 | 110 | 567 |
相方のアバゴーラが積んだりと鈍足アタッカーであるのに対し、此方は速攻性に長けた性能をしている。
進化前は飛べない(≒そらをとぶ要員に出来ない)が、
進化して空を飛べるようになった。
ステータスは攻撃140・素早さ110という脅威の高種族値を誇り、
この速さで同等以上の攻撃力を備えているのは伝説であるデオキシスのみである。
覚える物理技にも優秀なものが多く、高ステータスから繰り出される物理技は種族一致でなくとも強力。
そんなアーケオスの合計種族値は567。
伝説のポケモンを除けば555のウインディを抜き、ケッキング、600族に次ぐ高さを誇る。
ちなみに図鑑ナンバーも合計種族値と同じ567である。
とはいえ、圧倒的な攻撃性能の代わりに大きなハンデも存在し、防御性能が低めである点や、特性の「よわき」(HPが半分以下になると攻撃ステータスが半減する)がネック。
特によわきをどうカバーするかがこのポケモンを使う上での大きな課題となってくる。これについては後述。
遺伝経由で「もろはのずつき」を覚えることができ、タイプ一致ということもあり特筆ものの超火力となる。
しかし反動ダメージがネックで、これによって「よわき」が発動してしまい目も当てられない状態になってしまうことも。
同じ「もろはのずつき」ならば始祖のラムパルドの方が攻撃力が高く、「こだわりスカーフ」によってアーケオスより速くすることも可能である。
しかし、アーケオスはsが十分にあるため、「こだわりハチマキ」を巻いて「もろはのずつき」を打つこともできる。その場合H振りバンギラスが乱1という超火力となり、よわきが発動しても尚ようきガブリアスの「じしん」を超える火力を叩き出す。
バレットパンチで狩りにきたハッサムはH振りでは交代際のもろはのずつきで確1である。
凄まじい火力を持つ一方で、如何せん小回りが効かなくなるうえ岩技は半減が多いので通しづらいのが欠点。無振りガブリアス程度ならば上からもろはのずつきを2発で押し切れるが、半減かつ先制技を持つメタグロス相手では一溜まりもない。
他のメインウェポンとしては「ひこうのジュエル」+「アクロバット」のコンボがあるが、反動も無く安定しているもののこちらは一発限り。なにかと難儀なポケモンである。
とは言えこのコンボを使うポケモンの中で最強の破壊力を誇る。ジュエルの使用後でも威力は高いままなので中々厄介。
実は攻撃だけでなく特攻も並の特殊アタッカーと比較しても高水準である。
比較レベルに伝説級の名前が多く連なる点を鑑みても攻撃性の高さがうかがえるだろう。
パワージェムとぼうふうを覚えないのは少し残念ではあるが、メテオビームとエアスラッシュは覚えられるので、メテオビームで特攻を上昇させつつ攻撃したり、高い素早さを活かしてエアスラッシュで相手を怯ませることができる。
いわ、ひこうを両方半減にできるはがねタイプにも強く出られるきあいだま、だいちのちから、ねっぷうもある。
とはいえ、このポケモンの攻撃力を活かすための最大の障害は技のレパートリーではなくハンデ特性である「よわき」である。
弱点タイプに先制技が3種(「バレットパンチ」「こおりのつぶて」「アクアジェット」)と多いのも苦しい。
いかにして攻撃を食らわずダメージを与えていくかが鍵になってくるだろう。
いえきやかがくへんかガスで消す、シンプルビームやミイラ、なかまづくりで書き換えるほか、オボンのみやはねやすめで回復するなどの対策法もある。積み技で火力を補うという方法もあるが、自力で使えるのはつめとぎしかない。
そんな高能力ながら使いづらさが目立つアーケオスだが、近年はむしろ火力を捨ててサポート特化させた方が良いのではないかと考えられるようになり、サポート特化型が主流だったりする。
サポートに目を向けるとS110からのステルスロック・がむしゃら等、ウルガモス、リザードンを上から叩ける一致いわ技持ち(特にS操作のがんせきふうじ)・ちょうはつ・とんぼがえり・はたきおとす・おいかぜ・すりかえと光るものが多く、意外とよわきが発動しても起点にされにくかったりする。
サポート型でも覚える技が大きく異なるのでプテラとの差別化は容易である。
まあ先制弱点攻撃に弱いのは痛かったりするが。
因みに性格は物理技に分類される起点作り技の火力を損なわず、尚且つ最速を意識したようきがベストだが、どの道ダメージを受けた時点で「よわき」が発動されるも同然という意味でデメリットが機能しない上に「きあいのタスキ」で耐えれば耐久の薄さは関係ないため、せっかちやむじゃきといった性格で妥協される場合も多い。それらの性格についてはUSUM期には「ねっぷう」や「めざめるパワー」といった特殊技との兼ね合いもあった。
使用トレーナー
ゲーム版
- N(トレーナー):ポケモントレーナー
- クダリ:サブウェイマスター
- トウヤ:ポケモントレーナー
- トウコ:ポケモントレーナー
- キョウヘイ:ポケモントレーナー
- メイ:ポケモントレーナー
- アイリス:イッシュチャンピオン
- フウロ:ジムリーダー(イッシュ)
- ヒョウタ:ジムリーダー(シンオウ)(PWT)
- ダイゴ:ホウエンチャンピオン
漫画版
- N(ポケスペ)
番外作品
『ポケモンGO』
- ポケモンGOにおけるの種族値は、原作の種族値を基にして設定されているが、特性は基本的に種族値には反映されない。そのため、こうげきの非常に高いアーケオスは「伝説ポケモン級の火力を持った強力なポケモンになるのでは?」と予想されていた。
- だが、現実はそんなに甘くはなかった。
- なんと技のタイプを揃えられない。
- ジムバトルやレイドバトルにおいては、相手の弱点となる技を2つ持ったポケモンを後出しするのが基本戦術。どちらか一方の技でしか弱点を突けないと、相手ポケモンを倒すのに時間がかかってしまい好ましくない。もっとも、「バークアウト」や「ロックオン」等ゲージ回収能力の高い技でゲージ技でしか弱点を突けないという欠点を強引に克服してしまっているポケモン(例えば「バークアウト」を覚えたザシアン)もいるが、アーケオスにはそれすらもない。高い攻撃種族値を持っていても台無しである。
- ジム防衛での奇襲にはなるが、そもそもアーケオスは耐久力が低いためジム防衛にも向かない。タイプは優秀なのに勿体ない話である。
- 一応、通常技は気にせず、げんしのちから頼みのいわタイプアタッカーとしての運用はできないこともない。
- コミュニティ・デイ限定技を覚えたドサイドンやバンギラスには幾分も劣るが、ほのおタイプ・ひこうタイプ・むしタイプ辺りの相手なら十分こなせるだろう。
- トレーナー対戦においては、対戦において重視される耐久力が低すぎるため、お呼びがかかることはまずない。
- 特性「よわき」が本家とは別の意味で再現されているのか総じて残念すぎる性能となっており、技方面で改善されない限り出番は貰えないと思っていい。まあノーマルアタックが「あくび」固定のケッキングよりはマシだが。
『ポケモンカードゲーム』
- ポケモンSVシリーズ発売時点で4種類登場しており、1枚は禁止カードとなっている。
- BW時代のレッドコレクションに封入されたアーケオスは「このポケモンがいる限り、お互いのプレイヤーは、手札からポケモンを出して進化させられない」というポケモンシリーズの人気の一因である進化を出来なくするという極悪な特性を持ち、多くのプレイヤーの構築の幅を狭めてしまった。更に当時はサポートも先攻で使えていたためマツブサの隠し玉との組み合わせで先攻1ターン目から進化を封印するという凶悪な制圧盤面を作り出せる事により禁止となった。
アニメ版
- BW36話
- シッポウ博物館から提供してもらった「はねのカセキ」を、アララギ博士とマコモ博士が共同開発した「化石復元装置」を用いて現代に復活した♀のアーケンが中盤でアーケオスに進化。進化した事でサトシのハトーボーと共に自由に空を飛べるようになる。
- ロケット団に襲撃されるが、普段イッシュのどこかでひっそりと現代に生きているというアーケオスの群れが飛来してきて助けられる。その後、アララギ博士の言葉を受け、ハトーボーに笑顔で挨拶を交わして群れと共に旅立って行った。
その他
BW | 64話(回想)・75話(回想)・76話 |
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XY | 87話 |
劇場版 | ビクティニと白き英雄レシラム |
余談
- 2016年にアニポケ映画『ボルケニオンと機巧のマギアナ』上映に際して実施された投票企画『ポケモン総選挙720』にて、アーケオスは中間発表15位、最終順位32位というかなりの高順位になり、周りが伝説や幻といったいわゆる「特別なポケモン」、元々登場機会の多い定番ポケモン、そしてあのコイルと錚々たる顔ぶれが並ぶ中唐突に名前が出てきたことで話題を呼んだ。
- もちろんこれらの面々とアーケオスが(コイルとはともかく)同等以上の人気かというとだいぶ疑問がある。
- むしろこの企画の形式とセットで語られることのほうが多く、投票方法がアニメ放送中のテレビのデータ放送機能やインターネット上といった「選択肢から選ぶ」ものがメインだったため、決定連打や誤入力により選択肢の並びで50音順の一番上になったアーケオスに票が集中したという説が主流である。
- なお2020年の『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』や2021年の『キミにきめた』ではまた異なる形式の投票が行われた。どちらも結果発表は総合順位と地方別順位があったが、アーケオスは総合どころかイッシュ地方部門ですら圏外となっており、投票形式による順位の変動が如実に表れることとなった。
- 上記の例に由来して、同様に「主にサブカルチャーでのアンケートや投票の選択肢において見えやすい・選びやすい位置にある項目が選ばれやすい」という現象、およびそれが実際に発生したように見える結果を指して俗に「アーケオス効果」「アーケオス現象」などと称されることがある。
- もともと心理学やマーケティングの分野で「初頭効果」、またこれと逆の現象を表す「親近効果」という言葉があり、それらの有効性に関する論文も少なからず存在する。
- これを受けてか昨今のオンライン回答形式の中には、初期ソートがランダムになっており押しやすい位置の連打による偏りを防いだものも増えてきている。
関連イラスト
関連タグ
0566.アーケン→0567.アーケオス→0568.ヤブクロン
同複合タイプ
関連ポケモン
化石ポケモン一覧
No. | 初期 | No. | 最終 | 強化 |
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0138 | オムナイト | 0139 | オムスター | - |
0140 | カブト | 0141 | カブトプス | - |
0142 | プテラ | - | - | メガプテラ |
0345 | リリーラ | 0346 | ユレイドル | - |
0347 | アノプス | 0348 | アーマルド | - |
0408 | ズガイドス | 0409 | ラムパルド | - |
0410 | タテトプス | 0411 | トリデプス | - |
0564 | プロトーガ | 0565 | アバゴーラ | - |
0566 | アーケン | 0567 | アーケオス | - |
0696 | チゴラス | 0697 | ガチゴラス | - |
0698 | アマルス | 0699 | アマルルガ | - |
0880 | パッチラゴン | - | - | - |
0881 | パッチルドン | - | - | - |
0882 | ウオノラゴン | - | - | - |
0883 | ウオチルドン | - | - | - |