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ペルシアンの編集履歴

2024-03-18 23:52:16 バージョン

ペルシアン

ぺるしあん

『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種。

曖昧回避

  1. 英語で「ペルシアの」という意味の形容詞(ペルシアペルシアンドレス異国風エスニック中東風アラビアン東洋風/アジアン和風中華風西洋風アメリカン)。
  2. の品種のひとつ。日本では「ペルシャ」と呼ばれる。 → ペルシャ猫
  3. ゲーム『ポケットモンスター』におけるポケモンの一種。本項では原種について説明。

  →アローラの姿はアローラペルシアン


基礎データ

全国図鑑No.0053
カントー図鑑No.053
ジョウト図鑑No.137
アローラ図鑑No.053
ガラル図鑑No.184
パルデア図鑑No.142
ローマ字表記Persian
ぶんるいシャムネコポケモン
タイプノーマル
たかさ1.0m
おもさ32.0kg
せいべつ50%♂・50%♀
特性じゅうなん/テクニシャン(第4世代から)/きんちょうかん(隠れ特性)
おとしものニャースのけ
タマゴグループりくじょう

各言語版での名称と由来

言語名称由来
日本語ペルシアンPersian(英語でペルシャネコ)
英語・スペイン語・フランス語・イタリア語Persian日本語名に同じ
ドイツ語SnobilikatSnob(俗物)+nobilis(ラテン語で高貴な)+Katze(ネコ)
韓国語페르시온日本語名の音写
中国語(簡体字)猫老大猫(māo)+老大(lǎodà、年をとる、総領)
中国語(繁体字)貓老大貓(māo、猫)+老大(lǎodà、年をとる、総領)
中国語(広東語)高竇貓高竇(高傲[gāo’ào]、高慢)+貓(māo、猫)
タイ語เปอร์เซียน日本語名の音写
ロシア語Персиан・Перс英語名の音写・英語名に類似
リトアニア語Persijanas英語名より
デンマーク語Persianer英語名に類似
フィンランド語Persialainen英語名に類似
スウェーデン語Persen英語名に類似
ヒンズー語पर्शियन英語名の音写

進化

ニャースペルシアン(レベル28)

ニャースとペルシアン


リージョンフォーム

のーまるペルシアンとあくペルシアン

タイプあく
たかさ1.1m
おもさ33.0kg
特性ファーコート/テクニシャン/びびり(隠れ特性)

サン・ムーンから登場する、アローラ地方の環境で姿を変化させたペルシアンのアローラのすがた

アローラペルシアン


なおガラルニャースはペルシアンに進化せず、異なる進化を遂げる。


概要

第1世代『ポケットモンスター 赤・緑』から登場。

進化前のニャースとは打って変わり、スマートな体型に進化した型のポケモン。頭の小判は赤く丸い宝石のようなものに置き換わる。


ペルシアン

綺麗な毛並みが故に上流階級のペットとして人気が高く、アニメではロケット団のボスであるサカキ愛玩動物として飼っている(ちゃんと戦闘能力もあるようだが)。

一方で、額の宝石は希少価値のある物として扱われているらしく、ハンター等からはその宝石を目当てに乱獲の対象となってもいる模様。この為か、アローラ地方では地域種を問わずペルシアンを保護動物として扱っているようである。


一見すると気品があるように見えるが、獲物を引き裂いて遊ぶ残虐性や目が合うと襲ってきたり、機嫌が悪いとすぐ引っ掻こうとしたりといった凶暴性を持っている。尻尾を立てた時が臨戦態勢である。肝心の戦闘能力はというと、柔軟な筋肉のおかげで気配を消し、一瞬で獲物を狩るという(確かに素早さのステータスは高い)。


弱点はセンサーとなる髭でここを掴まれると大人しくなってしまう。意外にも背中は頑丈であり、ピカブイ主人公ぐらいの少年少女であれば、背に乗せて地上を駆け抜けることもできる。

見るからに蛮族といった雰囲気のニャイキングとはとても相性が悪いが、凶暴性でいえばタネボーの背比べである。


ペルシアンという名前だが、その姿は長毛種であるペルシャ猫ではなく、ネコ亜科最大の種であるピューマに近い。そもそもぶんるいが「シャムネコポケモン」である時点で名前と矛盾しているのだが。


名前が「ペルシアン」かつ分類に「シャム(タイの古名)を含む。初代ポケモン(RGBP)では、インドぞうなど実在の地名・国名が他にも登場していたが、シリーズを経る毎に無くなっていった。「ポケモンの世界は現実世界と完全な別物」という設定が定着しきっているため、こういった現実世界を彷彿とさせるネーミングは今後ほとんど追加されないだろうことを考えると、味わい深い名前と言える。


ゲームでの特徴

初代FRLGピカブイ

  • 初代では『緑・青』にのみ登場するニャースから進化させる必要がある。『FRLG』ではナナシマで出現するようになった。
    • 『ピカブイ』では『Let's Go!イーブイ』のみニャースが出現しないが、『Let's Go!ピカチュウ』ではガーディ5匹を見せるとペルシアンが貰える。本作ではじてんしゃがないうえに乗れるポケモンでも素早い部類に入る為、ウインディと共に重宝するだろう。

  • 後述するアニメで有名になった為、ストーリーにおいて『ピカチュウ』『ピカブイ』ではサカキの手持ちで登場する。


金銀クリスタルHGSS

  • 『銀』『クリスタル』では7ばんどうろ『ソウルシルバー』ではハナダの洞窟にも出現する。ちなみにロケット団のアジットではペルシアンの石像が置いてある。

RSEORAS

  • 『エメラルド』エネコを持っていればニャースを交換で入手可能。ペルシアンはバトルアリーナ攻略用にも利用価値があり、「ねこだまし」「まもる」「あなをほる」「かみつく」型で効率良く判定勝ちが狙える。特性「じゅうなん」のおかげで「まひ」を防げる分だけ事故死も少なくなる。

  • 『ORAS』ではマボロシのばしょに出現するが、ニャースは出現しないのでタマゴを生ませよう。

DPtBDSP


BWBW2

  • 『BW2』では男主人公の場合のみ、ルリとのポケモン交換でニャースを入手する事ができる。それ以外は過去作から連れてくる必要がある。

XY

  • 過去作から連れてくる必要がある。

SMUSUM


ソード・シールド


LEGENDSアルセウス

  • 未登場。

スカーレット・バイオレット


性能

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
第1世代65706065115375
第2世代から6570606565115440
アローラ6560607565115440

※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。


  • 素早さが飛び抜けて高いが、それ以外は平均をやや下回る。原種・リージョンフォーム共に、マニューラに次ぐ速さの「ねこのて」使いでもある。


  • ちなみに、こちらのペルシアンは「ほしがる」や「スピードスター」を、アローラペルシアンは「どろぼう」や「だましうち」や「おいうち」や「バークアウト」を主力技として採用できる珍しい存在でもある。

  • とくこうのステータス自体は『65』とさほどでもないが、わるだくみを積んでからのテクニシャン補正がかかった攻撃は意外なほどのダメージを叩き出す。

  • 補助技の方も多くのトレーナーを苦しめてきた「さいみんじゅつ」や「ちょうはつ」、強力な積み技「わるだくみ」を筆頭に、なかなかレパートリーは広い。こごえるかぜは「テクニシャン」「じゅうなん」のどちらとも相性が良く、「さいみんじゅつ」は「きんちょうかん」との相性が良い。

  • BWでは教え技が存在しなかったため、第四世代のROMを利用しなければ特殊型の構成が不可能となっていたが、BW2では教え技復活とスピードスターの自力習得により、特殊型が構成可能に。また教え技で「ハイパーボイス」を覚えるようになったため、テクニシャン以外でもタイプ一致の強力な特殊攻撃技を撃てるようになった。とは言え、エテボースチラチーノなど、テクニシャン持ちで、より攻撃力が高く、攻撃技の豊富なポケモンが他におり、現状あえてペルシアンで殴り合いをやらせる意義は薄い。

  • どちらかというとシングルバトルで真正面から戦うよりも、特性「きんちょうかん」と「こごえるかぜ」や「ねこだまし」、「よこどり」、「さいみんじゅつ」等を活かしてダブルバトルやトリプルバトルで相手を引っ掻き回す戦い方に向いているだろう。

  • おそらく「ほしがる」を主力技として使えるだろう唯一の存在。これは、「バークアウト」が主力技になりうるアローラの姿とどこか似ている。

  1. 急所率が素早さ依存の「きりさく」をタイプ一致且つノーマル最速で繰り出せたからである。その威力はユンゲラーを確1、その他大多数のポケモンを2発以内で仕留める程であった。
  2. ノーマル技無効ゴーストを用意する、「きりさく」に合わせて「カウンター」でダメージ倍返しが有効な対策とされており、後者はほぼノーマークだったが決勝戦で実際に使われた。
  3. 優勝者の個体は「いやなおと」と「はかいこうせん」で防御に自身のあるヤドランを崩すことを狙った型であったが、ポケモンスタジアム2の仕様上反動が無効化されない「はかいこうせん」と当時あまり有用性に気付かれていなかった「いやなおと」に目を付ける辺りに優勝者の見る目の良さが窺える。

  • 第3世代では「ねこだまし」を使えるノーマル枠という点でそれなりの活躍をした。
  • ポケモンリーグ2004広島大会2位のパーティに入っていたペルシアンは、リザードンやピクシーで「はらだいこ」を積み、そこに「じこあんじ」を使う型であった。当時「じこあんじ」を使えるポケモンは限られていたため、俊足で弱点僅少の「じこあんじ」使いという点でも利用価値があった。

使用トレーナー

ゲーム版

※1:ポケモンスタジアム金銀


アニメ版

  • サカキ
  • レイシ(無印44話)
  • マンダリン島の青年(無印99話)
  • マダムなおばさん(AG115話)
  • ユリコ(AG126話)

漫画版

  • アキヒト(ポケスペ)
  • シャム(ポケスペ)
  • Saque/サキ(ポケスペ)

番外作品

ポケモンGO

  • 第1世代のポケモンなのでサービス開始当初から実装されている。野生の個体も存在するものの、非常に出現率が低いため、基本的にはニャースから進化させて入手することになる。ニャースの出現率はそこそこで、天候ブーストのかかる「ときどき曇り」であれば結構な頻度で出現するようになるので、入手難易度は相対的に低め。

  • 性能はというと、通常技で「ひっかく」「だましうち」、ゲージ技で「イカサマ」「じゃれつく」「パワージェム」「つじぎり」(レガシー技)となっている。割と器用に色々な技を覚えられるが、ゲージ技でタイプ一致のノーマル技を覚えられないのが難点か。ステータス面ではそこまで突出して高いものを持っているわけでもなく、基本的にバトルでの出番はない。典型的なコレクション用のキャラと言えるだろう。

  • サカキのシャドウペルシアン
    • 本作に登場する悪の組織GOロケット団」の首領であるサカキの手持ちとしても登場。サカキの手持ちは月毎に変更が加えられるのだが、ペルシアンのみは例外で、常に手持ちに加えており、必ず先鋒として繰り出してくる
    • 元がそこまで強力なポケモンではないので大したことないだろうと思っているとこれが大間違いで、シャドウ化による強化の影響で恐ろしい攻撃力を持たされており、たとえガチガチにフル強化した伝説ポケモンであろうと舐めてかかると普通に返り討ちにされる
    • 特に通常技が「ひっかく」であった場合、攻撃力の高さにタイプ一致補正が上乗せされるため、洒落にならない威力の攻撃がバシバシ降ってくることになる。ここまでの高さになると、最早相手の攻撃を「いまひとつ(0.75倍)」で受けたとしても大ダメージを受けてしまうことに変わりはなく、耐久が低いポケモンの場合、たとえ相性で有利であっても数発で倒されてしまうことがザラである。
    • なお、ペルシアンはノーマルタイプなのでかくとうタイプで攻めていきたいところであるが、生憎かくとうタイプは耐久の低いものが多く、ルカリオカイリキー等の耐久が低いポケモンの場合、倒し切る前にこちらがやられる危険性が高い(特に通常技が「ひっかく」であった場合)。
    • 場合によっては、ニョロボンハリテヤマギラティナ:アナザーフォルム等の耐久性に優れたポケモンを投入して守りに徹しながらチクチク攻めた方が良い場合もある。ただし、その場合でも「じゃれつく」や「イカサマ」等こちらの弱点を突けるゲージ技で攻撃してくるので油断は禁物。
    • 相応に手強い相手であるが、こいつを倒しつつ相手にシールドを使い切らせないことには勝利は見えてこない。ペルシアンをどれだけ手早く処理できるかが、まずはサカキ攻略の大きな一歩になると言えるだろう。

ポケモン不思議のダンジョン

  • 青・赤の救助隊では進化前がネコにこばんを使っていた縁からか、銀行を経営している。性別はおそらく♀で、性格はお淑やかである。

ポケモンマスターズ

  • サカキ&ペルシアン
    • 2022年8月15日に、サカキ(アナザー)のバディで実装。AC・急所バフを全体に撒ける攻撃面バッファーのサポート。

  • 主人公&ペルシアン
    • イベント報酬で貰えるタマゴから孵化するニャースを主人公のバディにでき、ペルシアンに進化できる。

アニメ版

  • アニメではいずれもノンクレジットだが様々な声優が声をあてている。鳴き声は『ベルニャー』『ペルニャー』『ニャー』など。

アニポケサトシの旅シリーズ

  • サカキのペルシアン
    • CV.松本梨香
    • サカキから寵愛を受けており、ロケット団のニャースから(SMからアローラニャースからも)ライバル視されている。BWで初めてバトルで使用しサトシらと対峙。額から発射される「パワージェム」でピカチュウを襲い、彼らを捕獲した。また、この回で唯一モンスターボールに戻されるシーンがある。
    • サカキのペルシアンは元々アニメが初出で、各ゲーム作品に逆輸入する形で登場している。

  • レイシのペルシアン
    • 無印44話でキミヨの祖母・レイシが拾ってきたペルシアン。ニャースはケガを治療してくれたキミヨに恩を着せて漢方屋で飼ってもらおうと目論んでいたが、これによりニャースの恋は儚く終わった。

  • ホリウッドのペルシアン
    • CV.石塚運昇
    • 無印70話に登場したホリウッドの野良ニャース達のボス。ロケット団のニャースも一時期彼の下で人間の食べ物を盗んだりしていた。ニャースがロケット団に入ってから初めてホリウッドに戻った時はニャースの初恋相手だったマドンニャを自分のものにしており、ニャースがマドンニャを取り返そうと決闘し戦いの末ニャースに敗れる。しかしマドンニャは結局ロケット団のニャースより長い間一緒に暮らしたペルシアンを選んでしまった。

  • 無印99話
    • サトシとバトルしたマンダリン島の青年の手持ちで、10まんボルト覚えている。

  • AG115話
    • コンテストに出場しに来たマダム風のおばさんが引き連れており、ニャースはこのペルシアンの不敵な笑みを見てボスのペルシアンに対するライバル心を思い出し、ムサシと一緒にコンテストに出場する事を決意している。

  • ユリコのペルシアン
    • AG126のポケモンリーグサイユウ大会予備選でテツヤの長靴を履いたニャースと対決し敗北。なお、この長靴を履いたニャースもペルシアンに因縁があった為、試合が終わったのに襲われそうになるがテツヤがボールに戻したため事なきを得る。

  • 新無印20話
    • ポケモンオリエンテーリングで子供達を連れていたサトシの前に野生のニャース達と現れ、ラッタと縄張り争いでバトル。サトシはバトルを見て興奮してたが、ジュンサーのガーディによりバトルは止められた(サトシは叱られた)。

その他

無印169話
AG13話・126話(回想)
SM7話(図鑑画面)・99話
劇場版神速のゲノセクト_ミュウツー覚醒

漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

  • 第2章ではイエローと戦った理科系の男・アキヒトの手持ちで登場し、いやなおとを繰り出してイエローの感知力を妨害した。
  • 第3章では「マスクド・チルドレン」の一員にして新生ロケット団の幹部であるシャムのポケモンとして登場し、仮面の男とパートナーであるカーツのデルビルと同じく、「ほえる」によって相手の動きを封じる事ができる。
  • 第5章ではロケット団三獣士・サキの傍らにおり、サキの指示がくだされればすぐさま忠実に行動する。

余談

  • 競走馬にはペルシアンナイト(由来は「ペルシャの騎士」であり、英語の綴りは「Persian knight」。1に由来するのでポケモンのそれとは無関係である)という馬が実在するのだが、ペルシアンナイトがマイルチャンピオンシップを勝利して時々トレンドにあがるようになった結果、次世代で(ポケモンの)ペルシアンがメガシンカすると勘違いするプレイヤーが見られるようになった(ポケモンを知らない方々に説明しておくと、メガシンカに必要なアイテム(メガストーン)の名前が「〇〇(ポケモン名)ナイト」なのだ)。ただし、此方の「ナイト」は「石」を意味する「-nite」の事であり、「騎士」の「knight」ではない。

ちなみにオリジナルウマ娘のペルシアンナイトはペルシアンを元とした衣装である。

  • 果たして『ポケモン』のゲーム中に「ペルシアンナイト(Persianite)」が登場する日が来るのかは定かではない…。

穴久保ポケモンの初期の回に出てきたペルシアンはまさかの三つ目である。公式イラストがまだ無い頃なので仕方がない訳だが…


関連イラスト

053ニャア

ペルシアン(企画絵)Twigs & Styx


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン RGBP FRLG LPLE

ポケモン一覧 ノーマルタイプ ニャース ニャイキング

猫ポケモン


0052.ニャース(キョダイマックスニャース/アローラニャース/ガラルニャース)→0053.ペルシアン(アローラペルシアン)→0054.コダック


関連ポケモン等



その他

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