ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
編集者:Miki Senbokuya
編集内容:タグを加筆

エンブオー

えんぶおー

エンブオー(Emboar)とは、『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター(モンスター)の一種である。

基礎データ

全国図鑑No.0500
イッシュ図鑑No.006
ブルーベリー図鑑No.205
ローマ字表記Enbuoh
ぶんるいおおひぶたポケモン
タイプほのお / かくとう
高さ1.6m
重さ150.0kg
せいべつ87.5%♂・12.5%♀
特性もうか/すてみ(隠れ特性)
タマゴグループりくじょう

各言語版での名称と由来

言語名称由来
日本語エンブオー炎+武+王
英語・スペイン語・イタリア語Emboarember(残り火)+Boar(イノシシ)
ドイツ語Flambirexflambieren(フランベする)+Rex(英語で君主)
フランス語Roitiflamroi(王)+rôti(ローストした)+flamme(炎)
韓国語염무왕염(yeom、炎)+무(mu、武)+왕(wang、王)
中国語炎武王炎(yán)+武(wǔ)+王(wáng)
ロシア語Эмбор英語名の音写
タイ語เอ็นบูโอ日本語名の音写

進化

ポカブ(Lv.17) → チャオブー(Lv.36) → エンブオー

概要

第5世代『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』から登場した、ポカブの最終進化系。図鑑ナンバーの記念すべきNo.0500はこのポケモンである。

チャオブーから更に逞しい体つきに成長し、容貌も耳の代わりに太い眉毛が逆立っている等、厳めしい親分じみたものになった。この外見に反し仲間思いというギャップ萌え要素も。

ピンチになるほど楽しくなる性質らしく、見た目通りに好戦的。

ただし、進化前から仲間思いな性質は引き継がれている。

首回りは常時燃え盛っているが、実はこの炎は襟巻ではなく顎髭である。この顎髭で腕を着火し、パンチを食らわせるという設定で、進化前よろしく、気合が入るとより強く燃え上がるらしい。

この炎が燃え上がる時にパワーとスピードが上がるとの事だが、後者はニトロチャージで説明が付く。

この顎髭は胸の奥で燃え盛った炎が顎から吹き出したものらしく、これで腕を燃やしてほのおのパンチを放つという。扱いとしてはヒノアラシ族やバシャーモが体や腕から吹き出す炎のようなものなのだろうか?

体格通りのパワーと体系に見合わぬスピードを兼ね備えた格闘技の達人で、数多くの技を使いこなす。事実アニメでは結構身軽に動いているが、残念なことにゲームでは全く発揮されない。一応、後述する通り「ふいうち」を覚えるので、それでスピード自体の再現は可能だが。

どうやら「中華」がコンセプトのデザインのようで、思わずゴウカザルの隣に並べてあげたくなる。イメージとしては三国志の武将をイメージしてデザインされたのだとか。

名前の由来は「演武+豚+閻魔大王」と推測されるが、単に「炎の豚王」を縮めているだけかもしれない。

英語名のEmboarEmbar(燃えさし)とBoar(イノシシ)、ドイツ語のFlambirexはフランベ+rex(王)、フランス語名のRoitiflamはroi(フランス語で王)あるいはroti(フランス語でロースト)にflamme(炎)を合わせたものと推測される。

色違いでは鮮やかな水色となる。

進化前の頃と比べてガラっと配色が変わるが、これはこれでカッコいいと評判である。

ゲームでの特徴

  • 入手に関してはポカブの記事も参照。
  • ブラック・ホワイトでは、主人公が最初にツタージャを選ぶとチェレンの、ミジュマルを選ぶとベルの手持ちとなるポカブが最終進化する形で登場する。
  • BW2では最初にツタージャを選ぶとヒュウの手持ちとなるポカブが最終進化する形で登場。
    • イッシュ地方ではほのおタイプが少ないこともあり、ストーリーにおいて重要な存在である。第5世代の旅パでは攻撃範囲の広さがイッシュ御三家の中でズバ抜けて高く、1匹だけレベルを上げて進めるタイプのプレイヤーに向いている性能。その単騎性能の高さはBWのRTAでも使われる程。
  • 第8世代では未登場。

性能

種族値

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
110123651006565528

同複合では珍しい重火力アタッカー型のポケモン。

攻撃・特攻の両方が高く、両刀型に向いているという点でゴウカザルバシャーモと似通っているが、素早さの低さが懸念点。

もっとも、バシャーモが隠れ特性かそく」を獲得した事で、このタイプにおける素早さ優劣は余り意味をなさなくなった感はあるが。

また、HPは高いものの防御・特防が低いので努力値無振りだと耐久面は並み。バシャーモやゴウカザルより少し硬い程度である。反動技も多いということもあって倒れやすい。

攻撃技に関しては多彩かつ器用。

フレアドライブ」「ばかぢから」「もろはのずつき」などの高威力技を習得する。

第6世代ではタマゴ技で先制技の「ふいうち」を習得し、他の2匹との更なる差別化に成功した。

さらに隠れ特性の「すてみ」が解禁され、「もろはのずつき」や「フレアドライブ」などを高火力で扱えるポケモンになった。

鈍足低耐久ゆえ使いにくいポケモンであるが、ロマンある性能と言える。

第7世代以降、長いリストラ期間もあったがSVで復活。

待望の「インファイト」や「はたきおとす」等、色々欲しい技も獲得して攻撃面は大きく強化された。

具体的には「くさわけ」や「ドレインパンチ」「10まんばりき」」がある。

意外な事に技マシンでみずタイプの「ねっとう」を覚えられ、エンブオーはセキタンザンが出るまでは対戦で使用できる唯一の「みずタイプの攻撃技を覚えられるほのおタイプ」だった(禁止級を含めるとボルケニオンも存在する。ちなみにみずタイプ技を覚えるほのおタイプのポケモンはエンブオーよりも前に存在しており、あまごいを覚えるブースターファイヤーなどの一部のポケモン、第四世代からからにこもるを覚えるコータスフォルムチェンジでほのおタイプに変化できるポワルンアルセウスがいる)。

…が、元々の攻撃範囲自前のタイプや補完の物理攻撃だけで事足りるため、エンブオーにとってみずタイプの攻撃は珍しいだけで、そこまで打ちたい相手が居るということはない。

使用トレーナー

ゲーム版

※1 最初のポカブを進化させた場合

※2 ポケモンマスターズのバディー

※3 主人公がツタージャを選んだ場合

※4 主人公がミジュマルを選んだ場合

アニメ版

漫画版

番外作品

ポケモンGO

  • 2019年のウルトラボーナスとして実装された第5世代に初登場。バシャーモが使いやすいのに対し、ゴウカザルはイマイチすぎる性能になってしまったこともあり、エンブオーはどうなるのかと期待と不安がされていた。
  • そして、いざ蓋を開けてみると、なんとゴウカザルよりも使いづらくなってしまった。
  • 技構成は通常技で「ひのこ」、「けたぐり」。どちらも威力・チャージ共にイマイチで使用率はそんなに高くなく、エース級の実力を発揮できるとは言いにくい(何気にアップデートでひのこの威力が6→7に上がっているが)。
  • ゲージ技は相性補完として有用な「いわなだれ」、タイプ一致のかくとう技である「きあいだま」、ここまでは問題ないのだが、ほのお技はなんとフルゲージで威力95の「ねっぷう」。ほのおタイプとしての運用は今のところできないに等しいといってもよい。かくとうタイプとしてもやはりバシャーモに後れを取ってしまう。原作でも使用率が低いというのに、まさかこちらでも不遇の一途をたどってしまうとは…。
  • そして、2021年7月3日にポカブのコミュニティ・デイが開催され、遂に御三家専用のほのお技である「ブラストバーン」を修得し、長い不遇から遂に脱却した。メガシンカポケモンを除けば、ブラストバーン持ちのポケモンとしてはバシャーモに次ぐ第2位の火力を出せるので、バシャーモを持っていない人は育成してはいかがだろうか。

ポケモンマスターズ

  • トウコ&エンブオー
    • 2019年9月30日に実装。当初はポカブで、条件を満たせば進化させる事が可能。
    • ニトロチャージで素早さを上げ、素早さバフの2倍分攻撃バフをかけるトレーナー技を発動、そこからメインウエポンのフレアドライブで攻め、反動ダメージをキズぐすりで回復という一通り自己完結した技構成。
    • とはいえ、すべて1人で賄うのは無理があるので、ある程度のサポートは必須。あるいは自身がキズぐすりによるヒーラーに徹するのも面白い。
    • バディストーンボードには反動ダメージ軽減のパネルが3つもあるため、ポケマスの仕様により本家以上に反動ダメージが痛いフレアドライブのリスクを大幅に減らせる。HPを大幅に削る必要があるが、自身で急所率を最大まで上げることも可能で、そこからピンチ時HP回復によるリカバリーも可能。
    • 更に素早さ上昇分バディーズ技威力上昇もあり、バディーズ技の火力は物理炎バディーズで最強の位置にいる。EX強化との相性も良好。
    • トウヤ&ダイケンキはトウコが必要なバフをすべて揃えることができ、チームスキルも5つの内3つも発動できる最良サポート。

ポケパーク2

  • ポケパークのロックエリアのエリアマスター。一人称は「オレ」。操作キャラであるポカブを昔の自分に重ね、陰ながら見守ってくれている。

アニメ版

アニポケサトシの旅シリーズ

  • ベルのエンブオー
    • 初登場時(BW13話)からの手持ちであったチャオブーがBW71話で進化して登場。
    • ドンナマイトの初戦でシューティーローブシンと対決。初めは相手に押されるものの、ベルの励ましに応え、ローブシンがとどめに放った「ストーンエッジ」を全て受け止めてしまう。そこからの「なげつける」で形勢は逆転。最終的にはローブシンの持つ柱を奪って投げつけ勝利する。
    • 次の試合ではラングレーキリキザンと対決するが相性差もあってすんなり勝利する。しかし準決勝ではケニヤンダゲキのフットワークに決定打となり得る攻撃を悉く避けられ、最終的に敗北してしまう。
    • シーズン2に入ってからはイッシュリーグで再登場。しかしとんでもないわざ構成になっていた…。
    • 関連タグとしてはエンブベルが存在する。
  • スワマのエンブオー
    • サトシポカブを捨てた非道トレーナー「スワマ」の手持ちとしてパートナーの「クイタラン」と共にサトシとダブルバトルを繰り広げる。
    • 最初はクイタランとのコンビネーション技「超フレアドライブ」でサトシを圧倒するが、サトシのツタージャのメロメロで怯んだ挙句ツタージャたちの激励を受けて復活したサトシのポカブがチャオブーに進化し一気に形勢逆転され「ほのおのちかい」と「ニトロチャージ」でクイタラン共々倒された。
    • 前述の通りツタージャのメロメロが通用したことから性別は♂であることが判明している。

アニポケ・リコとロイの旅シリーズ

  • 36話
    • 豚ポケモン達が多く暮らす町・ピグトンタウンのポケモンで登場。

BW2紹介SPムービー

  • キョウヘイの手持ちとしてライモンジムで登場している。

漫画版

ポケットモンスターSPECIAL

  • ブラックのブオウ
    • 性別♂・特性:もうか
    • 性格:ゆうかん・個性:ちょっとおこりっぽい
    • アララギ博士の元でブラック達に図鑑と共に託される予定だったが、ブラックが勝手に箱を開けたことにより起きたアクシデントや、研究所に居た時から仲の悪かったチェレンのツタージャとのケンカの際ベルのミジュマルに水を差されたことに腹を立てその場から去ってしまうが、それを察知したブラックに気に入られ、また自分も「おや」として認める。
    • ヒノアラシに背中が爆発してるから「バクたろう」と名付けたりするゴールドチコリータにメガトン級だから「メガぴょん」と名付けたりするクリスタルと異なり、進化後の種族名を取ってニックネームをつけるタイプのブラックがポカブの進化系については知らなかった事や「そのうち進化して強くなるなら進化前っぽい名前で呼ばれるのってイヤだろ?」という言葉を聞いて拒んで逃げ、コロモリを撃退した後に「ポカ」と名付けられた。
    • ホワイトが社長を務めるBWエージェンシーの看板女優・ぶぶちゃん(ポカブ♀)に一目惚れしてアプローチを掛けた結果すぐに仲良くなったのがきっかけで、ブラックとホワイトが共に行動することになる。
    • ヒウンシティのジム戦前にチャオブーに進化しそうになるものの、人気が乗って来たポカプのペアの仕事が減ることを恐れたホワイトに進化を拒まれたが、ジム戦に集中するために結局進化。一方でホワイトはすでに進化してからの売り出しを考えていたため、事無きを得た。
    • チャオブーに進化した後は『チャオ』と改名、格闘タイプが追加した事により軽いフットワークとパワフルな攻撃を持ち合わせるようになった。
    • ダークストーンの攻防によるランドロス戦でエンブオーに進化し、『ブオウ』と改名。「武の王」とも訳せるその名にちなみ、最終進化後はかくとうタイプとしての戦闘能力向上も目指しており、ブラックの手持ちで頼れるアタッカーとなった。
    • 11章では墜落するプラズマフリゲートの激突で炎上するNの城にいるポケモン達を守るためにホワイトのあまんだ・チェレンのジャノビー・ヒュウのツタージャ・バンジロウのチャオブー・N(代理ファイツ)のぶぶちゃん・アララギ博士(父)のダイケンキ・ラクツのフタチマル・ベルのミジュマルによる「ちかい」の9体合体技で鎮火を行った。
    • 進化ごとにニックネームが変わったのはブオウが初。
〈ブラックの手持ち〉
ムシャ (ムンナムシャーナ♂️)
ウォー (ワシボンウォーグル♂️)
ポカ/チャオ/ブオウ(ポカブチャオブー→エンブオー♂️)
チュラ (デンチュラ♂️)
ゴーラ (プロトーガアバゴーラ♂️)
(レシラム)

ポケットモンスター 炎雷の英雄

  • シンのエンブオー
    • シンのパートナー。新米トレーナーになった際に貰ったらしいが、この漫画にはアララギ博士が登場しない為、どうやって貰ったのかは不明。
    • ポカブ時はすばしっこく、相性の悪いメグロコやガマゲロゲを翻弄する程。プラズマ団のトガリとの戦いで、ミルホッグワルビルの連携攻撃を乗り切ってチャオブーに、ガマゲロゲの「マッドショット」によって泥で固められるも躊躇い無く、「かえんほうしゃ」を自分に浴びせて泥を砕き、エンブオーに進化する。
    • しかしその直後にNの新しいトモダチに瞬殺され、プラズマ団に便乗して木の実窃盗を目論む暴走族相手に実践練習を強いられる。キリキザンやアギルダーと言った相性で有利な相手なのに、仕掛けられたカラクリによって足止めされ、そのまま集中攻撃を喰らってしまう。不利だと判断したエンブオーはシンを担いで路地裏へ逃走し、アデクに助けられた後大切ですごいものを尻尾に付けられる。
    • シンは偶然見つけた大切ですごいものを遠慮なく使い、エンブオーを回復させた後、からくりを見破ることに成功する。そして地中に向かって「だいもんじ」を放ち、暴走族を一掃した。

余談

エンブオーの隠れ特性は上記の通りすてみなのだが、進化の隠れ特性はあついしぼうである。御三家の中で進化して隠れ特性が変わるのはこの系統のみである。

関連タグ

0499.チャオブー0500.エンブオー→0501.ミジュマル

関連記事

親記事

編集者:Miki Senbokuya
編集内容:タグを加筆