すべての冒険は見果てぬ夢“ポケモンマスター”になるため―。
サトシとピカチュウの物語、最終章。
曖昧さ回避
- 松本梨香の楽曲かつ、無印アニポケの初代オープニングテーマ。→めざせポケモンマスター
- アニメ版「ポケットモンスター」のシリーズ名→本項で解説。
概要
公式から明確に告げられたサトシの旅シリーズ最終章。全11話をかけて、2023年1月~3月の1クール放送。
公式発表では「ポケモンマスターとは何か」を題材にしており、その答えを見つける物である。
2023年4月放送の新『ポケットモンスター』で新主人公リコとロイにバトンタッチする事で、サトシとピカチュウの物語に一区切りがつくことになった。
原作ゲームのレッドのように新シリーズで違った形で再登場する可能性もあるが、現状世界観が継続されるかは判明していない。
無印時代のレイアウトを踏襲したキービジュアルも公開され、初代の面子で旅をしながら懐かしのキャラ達に出会っていくという、徹底して懐古向けに振り切ったノスタルジックな内容となっている。
『ポケットモンスター』部分のロゴやサトシのキャラクターデザインは第7シリーズを踏襲しており、位置づけとしては第7シリーズの第2期(『ベストウイッシュ シーズン2』『XY&Z』と同様)のような扱いとなっている。
なお、Wikipediaでは当初、第7シリーズから独立したシリーズとして扱われた結果、記事も独立して作られたが、本シリーズ開始後に第7シリーズの記事に統合された。
また、サブタイトルも無印アニポケの初代オープニングテーマから取られる等、始まりと終わりを飾る事となった。
登場キャラクター
主要キャラ
ロケット団
かつての旅の仲間
サブキャラ
登場ポケモン
サトシのポケモン達
今作はサトシの物語の締めくくりということで、歴代の全仲間を手持ちとして連れ歩いているのが特徴(バリちゃんは実家に残留)。
一話完結型ゆえ、ピカチュウ以外の面子は毎話大きく変わっており、世代もバラバラにミックスされている。
1話 | ドンファン、ジュカイン、ブイゼル、オンバーン |
---|---|
2話 | ワニノコ、ヘイガニ、ハハコモリ、モクロー |
4話 | カビゴン、ミジュマル、ファイアロー、ガオガエン |
5話 | フシギダネ、リザードン、ゼニガメ |
6話 | ツタージャ |
7話 | キングラー、ラプラス、ベイリーフ、ヘラクロス、ドダイトス、ネギガナイト |
8話 | ゲンガー、カイリュー |
9話 | ゴウカザル、ルチャブル |
10話 | オオスバメ |
11話 | ピジョット、ベトベトン、ケンタロス、マグマラシ、オニゴーリ、ムクホーク、チャオブー、ケンホロウ♀、ズルッグ、ガントル、ガマガル、ワルビアル |
ゲストのポケモン達
ロケット団は勿論、歴代の旅仲間も登場し、その手持ちは懐かしい顔ぶれが揃っている。
カスミ | コダック、ヒトデマン、スターミー、ギャラドス、ニョロトノ、ルリリ、ウデッポウ |
---|---|
タケシ | ハガネール、フォレトス、ヌマクロー、ルンパッパ、グレッグル |
デント | ヤナップ |
ムサシ | ハブネーク、メガヤンマ、コロモリ、プルリル♀、パンプジン |
コジロウ | マネネ、マスキッパ、デスマス、モロバレル、マーイーカ、モルペコ |
ケンジ | モルフォン、ストライク、マリル |
シゲル | ブラッキー |
スタッフ
基本第7シリーズを踏襲しているが、クリエイティブスーパーバイザーとして監修役にまわっていた湯山邦彦が総監督に復帰、シリーズコンストラクションが米村正二から冨岡淳広になるなど、一部変更もある。
主題歌
OP
『めざせポケモンマスター -with my friends-』
ED
『ひゃくごじゅういち』(1~2,4~6,8,10話)
『タケシのパラダイス』(3話)
『ラプラスにのって』(7話)
『前向きロケット団!』(9話)
『タイプ:ワイルド』(第11話)
※奇しくも、ED曲は全て無印時代(カントー編~ジョウト編)に使われたものである。
各話サブタイトル一覧
公的な話数としては、第7シリーズの第137話からという位置づけである。本章は専用記事として存在するため、暫定的にこちらへ記載。
※()内は新無印から通算した話数。
第1話(第137話)「はじまりのかぜ!むげんのみち」 | |
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サトシは「ポケモンマスター」という見果てぬ夢を追い、風の吹くまま、気の向くまま、相棒のピカチュウと共に冒険を続ける。道行く先で出会う野生のポケモンとの触れ合い、変わらぬ冒険の日々を過ごす彼らだったが、とある森の中で傷ついた伝説のポケモン・ラティアスと遭遇し……!? | |
第2話(第138話)「サトシVSカスミ!うみべのいっきうち!!」 | |
海辺で息抜きとしてポケモン達と遊んでいたサトシは一匹のウデッポウと遭遇する。ウデッポウの強さに一目惚れしたサトシはゲットを試みるが、そこでかつて共に旅をしていた仲間のカスミと再会し、彼女もウデッポウを狙っていることを知る。こうしてウデッポウ争奪戦が始まるのだった。 | |
第3話(第139話)「タケシとデントともりのまじょ!」 | |
前回のことがきっかけでカスミが旅に同行することになり、とある町で食事をしていた二人はそこでアルバイトをしていたタケシとも再会をする。再会早々失恋したタケシはかなり落ち込んでおり、負の感情を気に入ったブリムオンに連れ去られてしまう。突然消えたタケシを捜索するため、再会したかつての仲間デントと共に怪しい森の中に入る。 | |
第4話(第140話)「ツンベアーのためいき!」 | |
「コイキングの滝登り」を見るために山奥まで来た一行だったが、そこでは滝やその周辺、更にはポケモン達も凍ってしまっていた。どうやら山に住むツンベアーが力のコントロールに失敗して凍らせてしまったらしく、サトシは共に訓練を行おうとする。 | |
第5話(第141話)「もえよ!ゼニガメしょうぼうだん!」 | |
かつて共に旅をしたゼニガメが率いる「ゼニガメしょうぼうだん」が近くにいることを知ったサトシ達は早速会いに行くために「ゼニガメしょうぼうだんショー」を見ることに。ショーの後、ゼニガメを探すサトシ達だが……? | |
第6話(第142話)「そして、おなじ月をみている!」 | |
相変わらずピカチュウゲットを諦めていないロケット団。何時ものように敗北し捕獲ロボも爆散するが、退避し損ねたピカチュウが何とロケット団と同じ方向に吹っ飛んでしまう。離れ離れになったサトシとピカチュウは再会すべく走り出した。 | |
第7話(第143話)「ラプラスにのって♪」 | |
海辺でホエルコを見つけたサトシ達はホエルコウォッチングをしていた。そんな時、かつて共に旅をしていたオレンジ諸島のラプラスが現れる。慌てた様子のラプラスはサトシ達に助けを求め、彼らを乗せて岩場に向かっていく。そこで待っていたものは、岩場にはまって動けなくなっていたホエルコだった。 | |
第8話(第144話)「ジュペッタのさがしもの!」 | |
ある街にやってきたサトシ一行は、あちこちの家で「ハートの形」をしたものが物色されている現象を目の当たりにする。その犯人の正体は、1匹のジュペッタだった。彼の目的とは一体…? | |
第9話(第145話)「逆襲のロケット団!」 | |
ムサシ・コジロウ・ニャース・ソーナンスの元に、ロケット団本部からデリバードがやってくる。デリバードが届けに来たのは、ロケット団が各地方でゲットしたポケモンたちだった!懐かしい仲間達との再会を喜ぶロケット団。そして、ロケット団のこれまでの全てを懸けたピカチュウゲット作戦が、今、始まる! | |
第10話(第146話)「サトシとラティオス!」 | |
サトシとピカチュウの前に、再びラティアスが姿を現す。ラティアスの「ゆめうつし」でサトシたちが見たのは、ラティオスに襲いかかるポケモンハンター!ラティオスを救うため、ラティアスとともに向かうサトシとピカチュウたち。果たしてラティオスを救い出すことはできるのか!? | |
第11話(最終回)「虹とポケモンマスター!」 | |
「チャンピオンになったキミは、どこまでポケモンマスターに近づけたのかな?」マサラタウンに帰ってきたサトシとピカチュウは、再会したシゲルに問いかけられる。ピカチュウと旅に出た時から、ずっとめざしてきた夢、ポケモンマスター。その答えを、サトシは見つけることができるのか……!? |
反響
1997年の初代無印版が開始されてから、物語の舞台、作風、旅仲間のメンツが変わろうとも、一貫して主人公を務めており、実に四半世紀以上にわたって主役として活躍し続けて来た。そんな1人と1匹の最後の物語という事実は、発表直後から国内外を問わず、TwitterなどをはじめとしたSNS、掲示板などで大きな反響、話題を呼ぶこととなり、ニュースサイトなどでも大きく報じられる程となった。
物心ついた時から視聴し続けてきたため、アニポケ=サトシ以外の構図など考えられない人は非常に多く、当然ながらこれに惜しむ声も多く見受けられた。
サトシの中の人である松本梨香氏は視聴者たちに感謝のメッセージを送っており、長らくアニポケに関わってきた中川翔子氏もサトシへの思いと感謝を綴った。同時に「新シリーズの主人公(特にリコ)はどういう存在なのだろう」という興味やその予想も多く見られている。
関連動画
関連サイト
アニメ『ポケモン』来年4月から新シリーズで主人公交代 1月から最終章でサトシとピカチュウの物語終了
関連タグ
サトピカ感謝祭:彼らの冒険の終わりを労う有志達の作品集。
時代(ルパン三世):アニメルパン三世PART6第0話のサブタイトル。同じく「世代交代」を主軸とした必聴もののエピソードで、当時SNSの話題になった。
デュエル・マスターズ:人気カードゲームの1つであり、雑誌では同じコロコロコミックで紹介や掲載がされている。こっちは主人公こそ何度か交代しているが「世代」としては20年続いた事や声優も20年主人公を演じ続けた事、サトシの旅の終了と近い時期に新しい世代が始まった等、話題に挙げられる事が多い。
アイカツプラネット!:同時期に終了するマルチメディア作品(こちらは原作に当たるゲーム版の終了が同時期)。テレビシリーズはアニポケと同じテレビ東京。
妖怪ウォッチ:同時期に終了するマルチメディア作品。アニメはアニポケと同じテレビ東京。
アニボル:同時期に終了するアニメ作品で、同じくテレビ東京で放送。ただし、あちらは第1期であり、1クール越して第2期として放送再開予定。また、原作漫画もアニメ休止から1か月後、休載に入る。
デジモンゴーストゲーム:同時期に終了するモンスター物のアニメ作品。ただし、放送局はアニポケと違い、フジテレビ。
にじよんアニメーション:同時期に放送されていた1クール式のアニメであり、最終回に虹が絡んでいる点、最終回の放送日が同じである点が共通している(因みに第1回放送日は、にじよんが先である)
ポケモンバンク:最終回の翌週の28日にこのDLソフトを含めた新規ダウンロード及び「ニンテンドーeショップ」は終了する。ポケモンバンクをダウンロード済みのトレーナーは、無償として引き続き利用可能(サービス終了は未定)。
エンディングまで、泣くんじゃない:別の任天堂ゲームのキャッチコピー。多くの視聴者はこの気持ちになるであろう。
NEXT TIME…
A NEW BEGINNING!