基礎データ
全国図鑑 | No.0437 |
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シンオウ図鑑 | No.089 |
イッシュ図鑑 | No.251 |
ガラル図鑑 | No.119 |
ヒスイ図鑑 | No.181 |
パルデア図鑑 | No.154 |
ローマ字表記 | Dohtakun |
ぶんるい | どうたくポケモン |
タイプ | はがね / エスパー |
たかさ | 1.3m |
おもさ | 187.0kg |
せいべつ | 不明 |
特性 | ふゆう/たいねつ/ヘヴィメタル(隠れ特性) |
おとしもの | ドーミラーのかけら |
タマゴグループ | こうぶつ |
各言語版での名称と由来
言語 | 名称 | 由来 |
---|---|---|
日本語 | ドータクン | 銅鐸 |
英語・ドイツ語・スペイン語・イタリア語 | Bronzong | bronze(青銅)+gong(ゴング)+dong(擬音語、鐘の音、ゴーン) |
フランス語 | Archéodong | archéo-(接頭辞、古代の)+dong(擬音語、鐘の音、ゴーン) |
韓国語 | 탁군 | 동탁(銅鐸)+군(~君) |
中国語(簡体字) | 青铜钟 | 青+青銅+鐘 |
中国語(繁体字) | 青銅鐘 | 青+青銅+鐘 |
ヒンズー語 | ब्रोंज़ोंग | 英語名の音写 |
進化
ドーミラー → ドータクン(レベル33)
概要
第4世代『ダイヤモンド・パール』で初登場したポケモンで、ドーミラーの進化系。
RSE(第三世代)のダンバル系に続くはがね・エスパーポケモンだが、今回は1進化で600族でもない(こいつの種族値は500丁度。600族の座はフカマル系がゲット)。
吊り鐘のような姿だが、ドーミラー(=銅鏡)の進化形ということでモチーフと名前の由来は銅鐸。青銅色なのはそのためだろう。
顔は下の模様の部分にあり、BW以降では眠らされると赤い目の部分が白くなる。
はがねらしく全身硬そうに見えるが、実は左右の「ヒレ」の部分は腕のようによく動く。
別世界への穴を開け、そこから雨を降らせる能力を持っており、豊作の神様として崇められていたという設定からか、自力で覚える技に「あまごい」と「にほんばれ」がある。また豊作に関係するイッシュ地方の「ほうじょうの社」にも野生で出現する。
図鑑説明によれば2000年以上も埋まって休眠していたのが工事現場から掘り出されてニュースになった事例もあるとか。
はがねタイプのコイツにとってじめんは弱点のはずだが、ポケモンのじめん技でダメージを受けるのと普通に地中に埋まるのとでは別物ということだろうか?
それでピンピンしている辺りよほど長命なのかもしれない。
底面は空洞になっており、アニメ版ではラスターカノンをそこから放っていた事から砲台としても機能するらしい。
実際に銅鐸のような機構が体に備わっているようで、怒らせると銅鐸のような音で威嚇するとか。
第7世代、ウルトラホールについて研究している「空間研究所」にて、別世界に関わるポケモンの研究材料としてドータクンが取り上げられている。上記「別世界への穴を開ける」部分が対象になったのだが、残りの対象ポケモンが伝説のポケモンパルキアとギラティナであり、1匹だけ妙に浮いている。
シンプルながら印象的な名前は「ドータくん」とか、響きが似ているためかどーもくんだのこれ(18禁)とネタにされた。
しかしコイツは性別がないポケモンである。
色違いは、通常色と比べるとやや錆びたような色合いとなっている。
ゲームでの特徴
DPt・BDSP
HGSS
- ジョウト地方のサファリゾーンで、いわばブロックを56個、もりブロックを35個設置するともりエリアに出現。
ブラック・ホワイト・BW2
- 『BW』でほうじょうの社に出現するが、『BW2』ではドーミラーも通常出現するようになった代わりにドータクンは濃い草むらでのみ出現に変更されている。
XY
- フレンドサファリ(はがね)に出現するのみである。
ORAS
- おくりび山でドーミラーがシンボルエンカウントする。
サンムーン・ウルトラサンムーン
- 過去作から連れてくる必要がある。
ソード・シールド
LEGENDSアルセウス
- 天冠の山麓、純白の凍土にあるキッサキ神殿、大大大発生では紅蓮の湿地にも出現する。
スカーレット・バイオレット
『スカーレット』版ではカルボウからグレンアルマに進化できる道具「イワイノヨロイ」入手におとしもの「ドーミラーのかけら」が必要になるのだが、「ドーミラーのかけら」はドータクンも落とす。
性能
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
67 | 89 | 116 | 79 | 116 | 33 | 500 |
第5世代までは弱点が1つ(ほのお)しかなく、それでいて多くの耐性を持っていたため、シンオウ四天王のゴヨウが繰り出してくるコイツに苦しめられたプレイヤーは多かったようだ。
実はステータス上は防御・特防116はともかくHPは67と、決して高い数値ではないのだが、はがねタイプゆえの異常な耐性の多さが強みとなっている。
しかも弱点であるほのおタイプを軽減する「たいねつ」、またはじめんタイプを無効化する「ふゆう」の特性を所持しているため、どちらの特性なのか分かりにくく弱点技による対策が非常に立てづらい。
とりあえずほのお技なら等倍にはなるので、迷ったらほのお技をぶつけるべき。
ちなみに同じ四天王でもゴヨウ、カトレアは「ふゆう」だがイツキは「たいねつ」だったりする。
弱点をまるっと消せる「ふゆう」も「じゅうりょく」下・かたやぶり相手では無効になってしまうので、最初からほのお読みで「たいねつ」も悪くはない。仮想敵や編成で使い分けよう。
どちらの特性であれ、低い「すばやさ」を逆手に取っての「トリル役」は定番で、登場当初から使われている。
展開した後は「さいみんじゅつ」や「ふういん」などによる妨害が主だが、いざとなれば「だいばくはつ」で自主退場もできる。
攻撃が89とそこそこあり、相手次第では「ジャイロボール」でかなりの打点が見込める。鋼キラーとして「じしん」を仕込む例もあり、様々な動きが可能。
ダブルバトルでは、「サイドチェンジ」で、無理矢理技を受けに行くこともできる。
耐性を多さを生かして「めいそう」を軸にした積み型もできるが、特殊型はエスパー・はがね以外の攻撃手段に乏しいため相手を選ぶ。
だが第6世代ではがねタイプ弱体化措置によりゴースト・あくの弱点が増えてしまった。
確実に弱点を突ける手段ができたことで安定性を一気に失った一方でじゃくてんほけんを発生させやすくなり、伝説戦(GSルール)では上述の「トリックルーム」の他「スキルスワップ」でゲンシグラードンに「ふゆう」を受け渡す役目を負うなど、何だかんだでしぶとく生き残っている。メガレックウザに強いのも追い風。
現時点で最遅でこの技を使えるのはこいつだけなので、トリックルームの代わりとして使える。
SVでは「ふゆう」持ちのはがねタイプという事で、セグレイブ対策として独特の需要がある。そちらの一致メインウエポン両方と「じしん」を半減以下に抑えられるためである。
何気に本作の数少ない「じゅうりょく」使いの1匹でもあり、はがねタイプでは唯一。
「ものまねハーブ」の実装によって性別不明にもタマゴ技が設定されるようになり(それまでにも没タマゴ技として設定されることはあった)、「じゅうりょく」と「リサイクル」がドータクンのタマゴ技として設定されている。
ダブルバトルではシリーズ3辺りから「こだわりハチマキ」ディンルーをエースに据えたトリパの始動役として使われるように。シーズン6辺りにはユキノオーとテツノツツミの雪パコンビとそのトリパコンビが組み合わせられるケースが目立つように。
シーズン12には浮いているはがね枠ということでアカツキガチグマ対策として一定数使われるように。受けとして刺さる相手がいなくともアーマーガアと異なり「ステルスロック」や「トリックルーム」で起点作りができるのも大きい。
藍の円盤で「じこあんじ」を再習得。自身でサポートできるトリパエースであるテツノカイナの「はらだいこ」をコピーする動きが取れるように。
「ふゆう」持ちの癖に何故か隠れ特性を所持しており、それはまさかの「ヘヴィメタル」。元々の体重が重い上にこの特性のおかげで体重が増えるせいで「けたぐり」が威力120になってしまう。
代わりに「ヘビーボンバー」の威力を引き出しやすくなっており、74.8kg以下の相手に威力120、93.5kg以下の相手に威力100をお見舞いできる。ドータクンの体重だと高威力を出せる相手が特性の有無で大幅に変化するのだ。
ドータクンはサポーターや瞑想型のイメージがあり、特性で弱点技を牽制できるので物理型による奇襲の選択肢として一考の余地はあるかもしれない。攻撃種族値はナットレイより5低いだけなので奇襲性も充分。
尤も、通常特性が非常に優秀なので手放しで採用するのも考えものだが…
同じ特性・技を持ち、更に重いボスゴドラがいるが、基本的な型の役割対象が全く異なる(=呼ぶポケモンが異なる)、特殊耐久に差がある(=フェアリーを相手にしやすいか)等の要因で単純に比較はできない。
使用トレーナー
ゲーム版
- ゴヨウ:四天王(シンオウ)
- バク:ポケモントレーナー
- マーズ:ギンガ団幹部
- ジュピター:ギンガ団幹部
- ネジキ:ファクトリーヘッド
- ミカン:ジムリーダー(ジョウト)
- イツキ:四天王(ジョウト)
- カトレア:四天王(イッシュ)
- フウとラン:ジムリーダー(ホウエン)
- トウガン:ジムリーダー(シンオウ)
- シルディ:ポケモントレーナー
- ピオニー:ポケモントレーナー
- テーミン:ジムチャレンジャー
- ヒナツ:キャプテン(ヒスイ)
- ポピー:四天王(パルデア)
- アキト:テラレイドバトルサポートトレーナー
アニメ版
漫画版
- トウガン(ポケスペ)
- シルディ(ポケスペ)
- ソロ(トライアドベンチャー)
番外作品
ポケモン不思議のダンジョン
探検隊では両方の特性を掛け持ちできるため、実質弱点がない。
耐久型のステータスのポケモンである上に無弱点10耐性、しかも行動封じ技を3種も持つという正に悪夢のような性能を誇る。
出現するのは「じげんのとう さいじょうぶ」「ゼロのしま なんぶ」「うんめいのとう」など高難度ダンジョンの深層というから余計に性質が悪い。
ただし後者2箇所については、攻撃と特攻が深層の敵とは思えないほど低い上に賢さ「みがまえる」により更に弱体化している他、攻撃技が3つしかなく下手をすれば4つ全て補助技で固めている場合も珍しくはなく、序盤に登場し、攻撃技・補助技共にバランス良く備えており充分な火力もあるドーミラーと比較すると危険性は大きく下がる。
なお、同ゲームでドーミラー・ドータクンにほのお技を振った場合1倍ではなく実質今一つ扱いになる。
これは抜群の倍率が2倍ではなく1.4倍であるためで、1.4×0.5で0.7倍(同ゲームの今一つがこれ)になる。これで「こうかはばつぐんだ!」という表示が出るものだから初見殺しもいいとこである。
超不思議のダンジョンにおいては原作同様ゴースト・あくタイプの技が抜群になった上に特性が片方だけになったことに加えて、最も危険な技だったふういんが大幅に弱体化したためさいみんじゅつにさえ気を付ければ大したことのないポケモンとなっている。
とはいえねむり状態はどんなゲームにおいても脅威であることには変わりはなく、それどころかさいみんじゅつの仕様変更により油断すると足元すくわれるので注意は怠らないように。
特にローグライクではまどうしや大根様などで眠りの恐怖は最早説明不要だろう。
そんなわけで弱体化こそ受けども、今日も銅鐸は危険な敵としての地位は保ち続けている。
同作の持ち込み不可99Fレベルリセットダンジョン「ニャンダフルな人生」においても探検隊のトラウマと同じ階層に配置されているが(お仲間共々)あまり強くはなく、むしろ遠くにいるとやたらにほんばれやあまごいを連打して近づいてこない(探検隊ではあまごいを習得しない)別の意味で面倒なポケモンとなっている。
ポケモンGO
2018年末に実装。2019年5月には色違いが実装。ドーミラーにドーミラーのアメ50個で進化できる。
覚えることの出来る一致技は、通常技で「ねんりき」。ゲージ技で「ラスターカノン」、「サイコキネシス」、「ヘビーボンバー」、「サイコショック」。
耐久型の種族値なのでトレーナーバトル向け…と言いたいところだがあくタイプに対する打点が弱すぎる影響でそれほど使用されていない。
但し、エスパータイプのみ出場可能なエスパーカップでは必ず等倍以上になる「だましうち」と「しっぺがえし」を搭載した悪型ドータクンが環境入りした。
ネジキのパートナーとして登場。
アニメ版
アニポケ・サトシの旅シリーズ
- ゴヨウのドータクン
- ギシンのドータクン
- 劇場版『アルセウス 超克の時空へ』で古代ミチーナでギシンの側にいる魔獣(ポケモン)で登場。実はダモスがアルセウスを裏切った真相はギシンによってこのドータクンの「さいみんじゅつ」で裏切るように仕向けられたというものだった。他のポケモン達と同様に「魔獣装具」によって操られていた為、最終的にはヒードランと共にサトシ達の味方についた。
その他
劇場版 | 氷空の花束 |
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アニポケ・リコとロイの旅シリーズ
- テペンのドータクン
- 28話で登場。テペンがロイからタマゲタケとすり替えて盗んだいにしえのモンスターボールを持たされた同じ手持ちのランプラーと共に逃走。同じ手持ちであるドーミラーと異なり、ぴょんぴょんと跳ねながら移動していた為、特性は「ふゆう」ではなく「たいねつ」か「ヘヴィメタル」と思われる。
- テペンや他の手持ち達との連携は高く、ロイのホゲータを自身の中に閉じこめた上でヒトツキに叩かせる事で大きな音を出したり、「あまごい」でほのお技の威力を弱らせたり、モンスターボールを自身の体に隠したりしてリコとロイを苦しめたが、駆けつけたキャプテンピカチュウによって一網打尽にされた。
- 元々はテペンがまだ冒険者だった頃に出会ったポケモンである模様。
- 39話
- テツロンタウンにいるポケモンで登場。
関連イラスト
関連タグ
0436.ドーミラー→0437.ドータクン→0438.ウソハチ
同複合タイプ
その他
指原莉乃:一番好きなポケモンとしてドータクンを挙げている。