ダークファンタジー
だーくふぁんたじー
ダークファンタジーとは、ファンタジーのジャンルの1つ。異世界が舞台の「ファンタジーもの」の一種で、重苦しい雰囲気や人間の暗黒面などに重きを置く。また、ゴシックホラーなどを題材にした作品なども含む事もある。
概要
略してダクファンとも呼ばれる。ファンタジー作品の中でも特に重苦しい表現や、大人向けの要素を強調して描かれた作品群。『アダルト・ファンタジー』と呼ぶ場合もある。
すなわち
- 「暴力」や「死」の匂いに満ちた作品世界
- 吸血鬼や悪魔などの邪悪なキャラクター
- 性的に過激な表現や残酷な戦闘シーン
- バッドエンドを予感させる悲劇的なストーリー
- 差別や迫害、人体実験など、人間の負の側面を強調する設定
などを盛り込んだ作品の事である。特に『ベルセルク』は狭義のファンタジーかつダークファンタジーの定義に忠実に当てはまっているため、日本では「ベルセルクみたいな作品」と表現される事もある。
昨今では舞台が中世ヨーロッパ風ではない作品や、ギャグ、アクション、SFなど他の要素が入っており、更には救いのある結末やハッピーエンドになる作品も多くなってきている。
サブジャンルとして、『吸血鬼ドラキュラ』のようなゴシックホラー作品もここに含める事がある。なお、『ドラキュラ』の時代設定は19世紀末頃であり、輸血や蝋管蓄音機といった当時の最新技術や発明品が登場している。
主な作品(五十音順)
※記事の肥大化を考慮し、ここに表記するのは百科事典内に記事のあるものに限定させて頂きます。
ア行
- 『アウルハウス』
- 『青の祓魔師』
- 『アカメが斬る!』
- 『悪魔くん(貸本版)』
- 『悪魔くん(令和版)』
- 『悪魔城ドラキュラシリーズ』
- 『アダムス・ファミリー』
- 『妖しのセレス』
- 『アンデッドアンラック』
- 『犬夜叉』
- 『Vassalord.』
- 『ヴァンパイア騎士』
- 『うしおととら』
- 『裏切りは僕の名前を知っている』
- 『X』
- 『エルフェンリート』
- 『オーバーロード』
- 『終わりのセラフ』
- 『オールスターズメモリーズ』
カ行
サ行
タ行
ハ行
- 『BASTARD!!』
- 『BIRDMEN』
- 『鋼の錬金術師』
- 『はめつのおうこく』
- 『HUNTER×HUNTER』
- 『パンズ・ラビリンス』
- 『PandoraHearts』
- 『半妖の夜叉姫』
- 『棺担ぎのクロ。』
- 『ふしぎ駄菓子屋_銭天堂』
- 『不思議な商品シリーズ』
- 『暴食の街』
- 『フランケンウィニー』
- 『ブラックアリス』
- 『BLOOD』
- 『BLOOD+』
- 『BLOOD-C』
- 『プランダラ』
- 『BLEACH』
- 『碧海のAiON』
- 『HELLSING』
- 『ベルセルク』
- 『Hollow Knight』
- 『ホーンテッドマンション』
マ行
- 『MAO』
- 『魔女の守人』
- 『魔女は復讐の夜に』
- 『魔石商ラピス・ラズリ』
- 『魔法少女・オブ・ジ・エンド』
- 『魔法少女サイト』
- 『魔法少女特殊戦あすか』
- 『魔法少女まどか☆マギカ』
- 『三日月よ、怪物と踊れ』
- 『未来日記』
- 『無能なナナ』
- 『メイドインアビス』
- 『MELTYBLOOD』
- 『モービウス』
- 『物語シリーズ』
- 『モンスター・ホテル』
ラ行
ダークファンタジーには含まれない作品(※要加筆)
舞台が現実にある場所だったり、実際にあった時代などが舞台となっている場合、ダークファンタジーの定義から除外される。
- 『鬼滅の刃』…舞台が日本の大正時代と明記されており、それが明確に再現されている。
- 『桜姫華伝』…舞台が日本の平安時代と明記されており、それが明確に再現されている。