曖昧さ回避
概要
物事が河のように流布することから「流行」(りゅうこう)という。少なくとも一時期に大多数の人に広まれば種類は問わない。物理的な事象や商品でなくとも時事ネタや名言/迷言・人物(時の人)なども流行となりうる。
流行がそのまま定着したり長く愛される場合もあるが、あっという間に陳腐化するケースも多く見られる。このためあえて流行の言葉や要素を取り入れないようにしている作品もあり、現にこういった作品は時代の波にも耐えられているのである。
逆に流行のパロディを積極的に作品に導入する例もあるが、後年においては若者が理解できずジェネレーションギャップが発生する場合もある。
またいったん廃れたブームがリバイバルすることも多い。例えばヨーヨーは江戸時代(当時は手車、釣り独楽と呼ばれた)、昭和初期にそれぞれ流行した後、1970年代にコカ・コーラの販促品をきっかけにした第三次ブーム、1980年代にドラマ『スケバン刑事』シリーズによる第四次ブーム、1990年代にバンダイのハイパーヨーヨーによる第五次ブームが到来している。
インターネットミームなど、特にSNSやネット上で広く伝搬し流行するものもあるが、実際には加工や言っていないパターンを含むものも多いため注意が必要。
主な流行のまとめ
1970年代中盤〜後期
1980年代初頭〜中盤
1980年代後期〜1990年代初頭
1992年〜2000年頃
- RV車
- サッカー(Jリーグ発足による)
- モツ鍋
- ナタデココ
- パンナコッタ
- 茶髪
- たまごっち
- チーマー
- マウンテンバイク
- バスケットボール
- コギャル
- ルーズソックス
- PlayStation
- Windows95
- 音ゲー
- 小室ファミリー
- 渋谷系
- セカイ系(『新世紀エヴァンゲリオン』とその亜流作品)
- エロゲー(葉鍵など。2000年代まで)
- 携帯電話・PHS
- インターネット(ナローバンド)
2001年〜2005年頃
2006年〜2010年頃
2011年〜2015年頃
2016年〜2019年頃
- AI・機械学習
- VR・AR
- インスタ映え
- タピオカミルクティー
- 高級食パン
- LINE
- スマートスピーカー
- Nintendo Switch
- YouTuber・バーチャルYouTuber
- K-POP・韓国アイドル
- 量産型女子
- 2.5次元の舞台化
2020年以降
関連タグ
ジェネレーションギャップ 時代遅れ:流行が過ぎると発生しがちなもの
一発屋:一時的に大ヒットを当てるもその後が振るわず消えていった芸人など。
meme:インターネットミームとも。
パンデミック:伝染病などが流行すること。