概要
デジモンを題材にしたカードゲームは複数あるがその中でも知名度が高いと考えられるのがアニメを始めとした様々な展開が行われ全盛期と言うファンもいる時期の『デジタルモンスターカードゲーム』と同じく複数の展開が行われ各社の決算説明会などで好調や人気の再燃だと言う『デジモンカードゲーム』と思われる。
デジモンが関係したカードゲームでは公式非公式どちらでも「デジカ」の略称が使われているが、前者が「旧デジカ」、後者が「新デジカ」とファンから呼ばれていることからもそう考えられる。
『デジモンカードゲーム』は2020年4月24日からバンダイより商品展開された現行作。単に『デジモンカードゲーム』というとこの作品だけを指す。
デジモンリブートプロジェクトの発足、『デジモンアドベンチャー:』の制作決定により新たなカードゲームとして始動。
元々海外人気があると言われていたデジモンだが、『デジモンストーリーサイバースルゥースハッカーズメモリー』がワールドワイドで累計100万本以上販売したという実績もあり、海外向け(資料やインタビューから主に北米向け)にもプロモーションを行い販売された。
初めて販売されたのは『デジモンカードゲーム スタートデッキ ガイアレッド【ST-1】』、『デジモンカードゲーム スタートデッキ コキュートスブルー【ST-2】』、『デジモンカードゲーム スタートデッキ ヘブンズイエロー【ST-3】』の三種の構築デッキ。いずれも『デジモンアドベンチャー:』に合わせた内容であり、ブースターは『デジモンカードゲーム ブースター NEW EVOLUTION【BT-01】』と題して2020年5月15日に販売された。
これまでのTCGでは後述のように旧デジカのルールを下敷きにしたものが多かったがカードゲームとしての面白さのためにルールが丸ごと一新されている。これにより新規層もコア層も幅広く遊べるようになったと言える。
デジモンには登場コストというものが存在し、これさえ支払えばどんな世代のデジモンも召喚できる。
「そもそも、デジモンは、進化先が固定として決まっていない」という設定に戻り、ルールで指定されている条件を満たしていれば自由に進化が可能で戦術の幅を広げている。この際に必要となるのは特定の色の特定の世代のデジモンと進化用コスト。
ただし、幼年期デジモンに登場コストはなく、成長期デジモンにも進化コストは基本的には存在しない。
また、『デジモンカードゲーム公式番組「FUN!デジカ」 #48』では基本的なルールをそのままに、どのような色の組み合わせでも進化できるようにした簡易版ルール『Freedom Evolution』が登場している。
また、デジモンのみならずこれまでのカードではあまり取り上げられなかった歴代の人間キャラクターがテイマーカードとして参戦している。
旧デジカも取り扱う幅が広かったが、現在出ただけあり、カバー範囲もアニメ、漫画やゲーム版、果ては『デジモンクロニクル』シリーズまで網羅。
X抗体はもちろん、キングホエーモンなどの事実上のアニオリデジモンや、デスジェネラルのような近年、世代が設定されたデジモンも参戦しており、設定は現在の公式設定に準じている(デジモン図鑑に掲載されていないデジモンの場合はここが設定の初公開という事になる)。
なお、狭義的にはデジモンではないが、デジモンから誕生するデクスモンはデジモンとしての参戦となっている。
進化や効果もアニメ等の再現が見られアーマー進化やスピリットエボリューションもできる。
X-進化、スライドエボリューションやモードチェンジなどは同レベル内で低コストで進化できるなどの形で再現。
ゲーム作品などでは一緒にされやすいジョグレス進化とデジクロスが別のものとして導入されているのも貴重な点だろう。
特定のデジモンから進化できるカードがあったり、ファンからはイラストに描かれている別のデジモンや同弾に収録された同属性のデジモンが進化系統と見なされる事が多い(例えばBT-05収録の紫属性デジモンの場合はギギモン→ギルモン→ムシャモン→ヴァジラモン→ザンバモンorタクティモンと言った具合)。
つまり、事実上、進化ルートが明確でなかったデジモン達にも進化ルート例が示唆されているのである。これもまたこのゲームの楽しみだと言えよう。
旧デジカファンにとっても見るべきところとしては「緻密な戦術」やアニメにも出た各種プラグインのようなかつてのオプションカードと同名のオプションカードが存在する点。
『テーマブースター クラシックコレクション【EX-01】』ではパラレル版が旧デジカ風デザインになったりと旧シリーズファンを取り入れる試みもなされている。
イラスト
いくつかはpixiv上でも各イラストレーターが担当した仕事絵がアップされており、ほのぼの系からカッコイイ系まで力作を堪能できる。
これまでのデジモンのカードゲームと異なり背景の存在感が増しているのも特徴。
背景にほかのデジモンが登場したり同じ舞台と思われる場所にいたりと世界観を広げるのに一役買っている。
登場するデジモンは前述のような進化ルートや同勢力、アニメを始めとした各作品のデジモンに限らず、
後にバイタルブレスでも進化ルートとして絡んだコカブテリモンとブリッツモン
初めて設定通りに使われるアルファモンのデジタライズ・オブ・ソウル
のように本作初の描写も多い。
2枚のカードを並べると対峙や共闘になるカードも。
例えばBT5-081のカオスデュークモンはあまり拾われないメギドラモンと同一設定が見られるもの(ほかにはBT5-106)、オメガモン(BT5-086)やオメガモンズワルト(BT5-087)と戦っている。
ダークナイトモンがナイトモンやチェスモンシリーズと戦っている様子が複数のカードで見れたり、ウェンディモンに取りついていると思われるシェイドモン(BT5-065)、自分の進化系を教えるヴァンデモン先生(BT8-108)、「しょうりつ60%」(ex1-071)のパラレルイラストには歴代主人公のパートナーが描かれている…と一例あげるだけでも様々な組み合わせがある。
世代
レベル表記 | 世代 |
---|---|
Lv.2 | 幼年期Ⅱ |
Lv.3 | 成長期、ハイブリッド体(フレイモンとストラビモン) |
Lv.4 | 成熟期、アーマー体、ハイブリッド体(ヒューマン形態、ビースト形態) |
Lv.5 | 完全体、ハイブリッド体(融合形態) |
Lv.6 | 究極体、ハイブリッド体(超越形態) |
Lv.7 | 究極体(本作では採用されていないが一部作品では超究極体とも) |
Lv.- | デ・リーパー |
この世代からレベル2(幼年期Ⅱに相当)が参戦、ハイブリッド体の世代もヒューマン・ビーストがレベル4、融合形態がレベル5、超越形態がレベル6と再定義された。幼年期Ⅰはイラストで登場している。
カードの色の傾向
バンダイのTCGバトルスピリッツと同様に属性に相当する概念は色で表されている。
色によって所属するデジモンの傾向が別れている(徹底されているわけではないので注意)。基本的にはそのデジモンの姿形や属性で決まる事が多いが、中には体色で決まっているという例もある。
複数の色を持っているデジモン(公式では混色と呼ばれる)もおり、ジョグレス体、アーマー体、デジクロス体に多い。同じ種類のデジモンでも弾によって色が異なるというケースも往々にしてある。
テイマーは基本的には自身のパートナーデジモンが所属する色と同色になっている。
多くの他TCG同様混色も可能。
色 | 全体の傾向 | 勢力の傾向 | の傾向 |
---|---|---|---|
赤 | ドラゴン系や鳥系など | DR、WG、VB | DPやセキュリティアタック増加による高火力 |
青 | 水棲系、獣系、ブイモン系など | DS、WG、NSp、VB | バウンスや進化元破棄 |
黄 | 聖獣系、天使系など | VB、WG、NSp、三大天使 | DP減少やセキュリティ関連効果 |
緑 | 植物系、昆虫系、鳥系、獣系 | JT、WG、NSp、DR | 吸収進化、進化のしやすさ(初期) |
黒 | ウィルス種やメカ系、プロトタイプデジモンなど | ME、UK、NSp、DR、D-ブリガード | ブロッカーや退化 |
紫 | 堕天使型や魔人型など | NSo、NSp、DR、七大魔王 | 消滅時やトラッシュに関連するディスアドの利用 |
白 | 特別なデジモン、デジモン外の存在、超究極体 | - | サポートやLv.7デジモン |
白主体のデッキは2022年5月現在、所属デジモンの関係でエオスモンやデ・リーパーの専用デッキのみとなる。
カードの種類
- デジモンカード・・・デジモンが該当。これらを育成(進化)させ、バトルエリアに出して相手を守るセキュリティカードを突破し、セキュリティをゼロにした状態でダイレクトアタックを宣言した方が勝利となる。
- 極端な話デジモンカードだけでデッキは作ることができる。
- 登場コスト、進化コストがそれぞれ決められており、これをメモリーから支払っていく。
- また、カードに記載されている所属の中には「クロスハート」などのアニメ限定の所属もある。
- バトルの際には互いのDPを比較して低い方が敗れる。同世代のデジモンであってもDPの差は激しい。
デジタマカード・・・Lv.2デジモンが該当。デッキとは別に用意する。育成エリアに出すことができる。バトルエリアに出すことはできず仮にLv.2に戻されても存在できない。
- 基本的に効果が及ばない育成エリアで守りながらここから進化させたデジモンを出していく。しかし、進化時効果などが発揮できないことから自身への恩恵も少ないのでデッキや戦い方と相談。
- もし採用しなくても後述するがオプションカードの安定した発動には貢献できる。
- マザー デ・リーパーのみLvがなく例外。
- テイマーカード・・・デジモンのパートナーが該当。主にデジモンのサポート役。アニメ版の登場人物の他、堂本コータやVテイマー01版の太一など他媒体で活躍したキャラクターも収録されている。
- 第4弾ブースターパックから『デジモンフロンティア』に登場したハイブリッド体のデジモンカードが追加されたことで、『成熟期相当のハイブリッド体に進化させる時にテイマーを成長期相当のデジモンとして扱える』効果が登場。これにより、『フロンティア』以外の子供たちもスピリットエボリューション出来るという、色々な意味で恐ろしい展開が公式で発生した。つまりマサルダイモンがアグニモンになっちゃったり太一がシューツモンになったりできるのだ。タケルがフェアリモンに進化するのは環境クラスでも見れたりする。
- ただし、初代デジモンアドベンチャーシリーズ時代の太一たちは登場せず、代わりにアドコロ版やラスエボ時代の太一たちがその座に収まっている。
- オプションカード・・・必殺技や『テイマーズ』に登場した『プラグイン』シリーズ等が該当。色条件を指定する。
- 色条件は「同じ色の自分のデジモンまたはテイマーがバトルエリアか育成エリアに一体以上いること」。効果がほとんど及ばない育成エリアにメモリーを消費せず出せるデジタマカードと同色にされることが多い。
- 進化条件を考えると2022年5月現在デッキは1色か2色が現実的なため、それ以外の色を使いたい場合は「混色カードを使う」「色が違くても指定したデジモンから進化できるデジモン(Xデジモンなど)を使う」といった工夫が必要になる。
- カードイラストにはアニメの名場面をそのまま使用しているものもある。ネタ的なネーミングのものもあれば、「空舞う勇者!」や「不死身の王者」のような楽曲タイトルを引用したオマージュ系までバラエティ豊かなカード群である。
参戦キャラ
アニメ
名前 | 参戦作品 |
---|---|
本宮大輔 | 『デジモンアドベンチャー02』(2000) |
一乗寺賢 | " |
デジモンカイザー | " |
井ノ上京 | " |
火田伊織 | " |
高石タケル | " |
八神ヒカリ | " |
及川悠紀夫 | " |
ウォレス | 『デジモンアドベンチャー02 前編・デジモンハリケーン上陸‼︎/後編・超絶進化‼︎黄金のデジメンタル』 |
松田啓人 | 『デジモンテイマーズ』(2001) |
李健良 | " |
牧野留姫 | " |
秋山遼 | " |
加藤樹莉 | " |
塩田博和 | " |
北川健太 | " |
李小春 | " |
アイ&マコト | " |
アリス・マッコイ | " |
神原拓也 | 『デジモンフロンティア』(2002) |
源輝二 | " |
織本泉 | " |
柴山純平 | " |
氷見友樹 | " |
木村輝一 | " |
大門大 | 『デジモンセイバーズ』(2006) |
トーマ・H・ノルシュタイン | " |
藤枝淑乃 | " |
工藤タイキ | 『デジモンクロスウォーズ』(2010) |
蒼沼キリハ | " |
陽ノ本アカリ | " |
剣ゼンジロウ | " |
天野ネネ | " |
天野ユウ | " |
八神太一 | 『デジモンアドベンチャー tri.』(2015) |
石田ヤマト | " |
武之内空 | " |
泉光子郎 | " |
太刀川ミミ | " |
城戸丈 | " |
高石タケル | " |
八神ヒカリ | " |
望月芽心 | " |
西島大吾 | " |
姫川マキ | " |
八神太一 | 『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』(2020) |
石田ヤマト | " |
武之内空 | " |
泉光子郎 | " |
太刀川ミミ | " |
城戸丈 | " |
高石タケル | " |
八神ヒカリ | " |
メノア・ベルッチ | " |
八神太一 | 『デジモンアドベンチャー:』(2020) |
石田ヤマト | " |
武之内空 | " |
泉光子郎 | " |
太刀川ミミ | " |
城戸丈 | " |
高石タケル | " |
八神ヒカリ | " |
天ノ河宙 | 『デジモンゴーストゲーム』(2021) |
月夜野瑠璃 | " |
東御手洗清司郎 | " |
ゲーム
名前 | 参戦作品 |
---|---|
アナログの少年 | 『デジモンワールド』(1999) |
タイガ | 『デジモンワールド リ:デジタイズ』(2012) |
四ノ宮リナ | 『デジモンワールド リ:デジタイズ デコード』(2013) |
相羽タクミ | 『デジモンストーリーサイバースルゥース』(2015) |
白峰ノキア | " |
真田アラタ | " |
漫画
名前 | 参戦作品 |
---|---|
八神太一(Vテイマー01) | 『デジモンアドベンチャーVテイマー01』(1999) |
その他
名前 | 参戦作品 |
---|---|
堂本コータ | 『デジモンクロニクル』(2003) |
武者ユージ | " |
クールボーイ | " |
関連リンク
- 公式サイト
- 公式Youtubeチャンネル
- 毎週木曜20時には対戦番組「デジモンカードバトル」が配信されており、司会はハライチの岩井勇気氏と「sherbet」のメンバーである青山ひかる氏が担当している。バトルはこゝろやモシモシといった芸人や夏乃さやか氏などのe-sportsプレイヤーなどのゲストが行う。
- 岩井氏はデジモン公式番組の『デジナビ』やバトスピ公式番組の『バトスピエクストリームゲーム』にも出演している。
- 『デジモンカードゲーム』プロデューサーインタビュー
『デジタルモンスターカードゲーム』
『デジタルモンスターカードゲーム』と題して1999年6月から展開された。
デジモン四部作と同時期に展開しており、育成ゲームやアニメと並んでデジモンというコンテンツを支えた主力商品の一つ。
進化元がデジモン毎に(厳密には同じデジモンでもカードによって違う)細かく設定されているのが特徴で、デジモン達の進化ルートやデジモン図鑑に記載されていない得意技を知るための貴重な資料という側面も持っていた。
カードプールの都合か特に初期は色違いデジモンも見られ、進化ルートも本作独自のものが見られる。今見ると進化元に違和感あるというケースも往往にして見られる(当時から大分苦しいルートもある)。
アニメと同様にワープ進化、アーマー進化、スピリットエボリューションも可能で、当初はアイテムを使って進化する所まで再現されていたが、途中から行程の簡略化の為にオミットされた。
また、通常のデジモンの枠は青いが、赤い枠のデジモンもいる。その多くがXデジモンなのでXデジモンと思われるのだが現設定ではX抗体を持たないデジモンも多く、ウィッチェルニーやダークエリア出身のデジモンがいることから通常のデジモンやデジタルワールドと違う存在で一括りなのかもしれない。
アニメ作品でも登場し、現実世界に極めて近い世界観で構築されたデジモンテイマーズでは子供達の趣味として登場するだけでなく、劇中ではディーアークに読み込ませてデジモン達のサポートをするという秀逸な販促方法が成された。また、『デジモンフロンティア』放送時にはバーコードが記載されたが、これは玩具版のディースキャナで読み取るためのもの。
ゲームでもこのカードゲームをテーマにした『デジタルカードバトル』や『デジタルカードアリーナ』が展開されていた。
完全体と究極体以外のレベルの表記が本家とは異なっており、幼年期は存在しない。また、フリー種に属していたデジモンは三属性のどれかに割り振られ、バリアブル種はそのままの表記かフリー種と同様の扱いになっている。
デジモンの人気やテイマーズでの扱いもありルールや遊び方を知らないまま集めていたというファンもいたらしい(というよりゲームデザインを引き継いだ『デジタルモンスターカードゲームα』や『デジモンユニバース アプリモンスターズ カードゲーム』での評価も合わせて複雑と評価されることもある)。
2006年に『デジモンカードゲームα』が展開されるに伴い、シリーズは終了するが、アニメ『デジモンクロスウォーズ』の放送終了後にシリーズ生誕15周年記念で『デジモン15thアニバーサリーボックス』がプレミアムバンダイ限定で販売されるという形でまさかの復活。以降、デジタルモンスターカードゲームリターンズやメモリアルセットとしてバンチョーやオリンポス十二神族、歴代主人公のパートナー、ロイヤルナイツといった当時いなかったデジモンが次々と収録されたり、劇場版の特典として配布されるなど往年のファン向きの展開がなされた。
この復活したシリーズは『LASTEVOLUTION絆』の頃まで続いた。
テイマーズのアイテムとしても登場したため『ディーアーク ver. 15th』や『SuperCompleteSelectionAnimationディーアーク』ではディーアークのカードスラッシュ機能に対応したカードが登場している(15thは付属以外にも『ディーアーク ver. 15th Edition』で劇中で使ったカード以外の関連デジモンや新規、SCMでは劇中で使用したカードが個別認識のためのNFCタグ内蔵のPET製)
(※)といっても、旧作にいなかったデジモン全てをカバーし切れているわけではないので、オリンポス十二神族の進化元はチグハグである他、クロスウォーズ登場デジモンの世代が定まる前であった為、彼らの世代も現在の設定とは噛み合わない。
レベルの表記
レベル表記 | 備考 |
---|---|
レベルⅢ | 成長期に相当。共通の初期状態でデジモンボックスに置かれる。 |
レベルⅣ | 成熟期やアーマー体に相当。アーマー体ベースのバイオデジモンもこの世代 |
完全体 | 本家と同じ |
究極体 | 本家と同じ |
ハイブリッド体 | この世代自体は本家にも存在する(※) |
(※)ただし、他のカードとは違ってデジモンによってどの世代に相当するかが決まっている。例えばストラビモンやフレイモンはレベルⅢ相当、ヒューマン形態がレベルⅣ相当、ビースト形態が完全体相当となっている。
『デジタルモンスターカードゲームα』
アニメ『デジモンセイバーズ』開始に伴い、2006年4月に展開された新シリーズ。
2008年1月下旬に最後のブースターである『デジタルモンスター カードゲームα 四聖獣君臨編』を最後にシリーズは終了、連動していたデータカードダス『究極対戦!!デジモンバトルターミナル』も同年4月に稼働終了した。
基本ルールは旧作に倣っているが、デック(デッキ)が32枚など異なる点もあり混ぜるのは不可能。カードの裏面が異なっているので、デッキに組み込むこと自体あまり現実的ではない。
この裏面は『D-αコード』と呼ばれ、DCD『究極対戦!!デジモンバトルターミナル』で読み込ませて遊ぶためのもの。また、『究極対戦!!デジモンバトルターミナル』から排出されるカードは読み取り用のバーコードが記載されている事以外は本シリーズと同一規格で作られている為にデッキに組み込む事が可能。
『デジモンセイバーズ』を推していた時期という事もあって、アグモン系の亜種の殆どはセイバーズ版と同様に腕にベルトを付けているが、特に新規設定は設けていない。
『デジモンクロスウォーズ 超デジカ大戦』
アニメ『デジモンクロスウォーズ』に合わせて2010年8月5日より稼働したデータカードダス。
『デジモンクロスアリーナ』や『デジモンクロスローダー』と連動もしていた。
2011年8月の7弾を最後に展開が終了。
デジカを含んでいるが同じDCDの『究極対戦!!デジモンバトルターミナル』と異なり独自のもの。
筐体にはドンドコモンがついており実況も担当。
ブラックシャウトモンX7や巨大なデジモン(メガダークナイトモンのように「メガ」がつく)がオリジナルとして登場した。
歴代テイマーなども出たが終了時期の関係で『デジモンクロスウォーズ~時を駆ける少年ハンターたち~』は出ていない。
『デジモンジントリックス』
2011年02月25日よりサービス開始。カード書かれたシリアルナンバーを登録しオンライン対戦を行うネットカードダスの一つ。
カードは04まで発売。2012年9月28日にサービス終了。短命だが本作だけの問題というよりはネットカードダスのいくつかも長続きせずに終わっておりネットカードダス自体が苦戦したと言える。
ゲーム内容はオートバトルのデジモン陣取りバトル。
データ内だけのカードも存在した。
短命ながら当時の最新作の『時を駆ける少年ハンターたち』のアニメデジモンまで登場、Vテイマー01を扱うなど参戦作品は意外と多い。
オメガモンズワルト、ピーターパンや西遊記モチーフのデジモンたち、オリンポス十二神族のメンバーなど新規デジモンも参加している。
ネットカードダスの強みを利用したカードデザインで情報が裏面に集中しており、表全面は最低限の情報のみでイラストを強調したデザイン。
このことからイラストアドの高さを評価される一方、外注ゆえかデザインミスが目立つ(データ内のイラストを含め一人で多くのカードを担当する方式だったようだがブログでデジモンについてあまり詳しくない発言をしたイラストレーターが描いたのが特にミスが目立った)。もっとも、イラストレーターだけの責任ではなく誤植もあったため、監修があまり機能していなかったのではないかという意見もある。
ゲーム性よりもこのイラスト面の評価が当時から大きく、特に女性型デジモンがやたらと色っぽい。初弾のリリスモンがレアリティもあって当時から高レートで取引されるなど高い評価を受けたことからもそれが窺える。現在では希少性もあって一部女性型デジモンは同レアリティよりも高い値段がつけられ、オメガモン等根強い人気のあるデジモンと同価格あるいはそれ以上で取引されているケースもあるほど。
この辺りはエロを求めていない、過剰すぎるなど賛否両論。
フォールダウンモード初登場、リリスモン似の素顔をさらす、豚の着ぐるみとスク水を女性型デジモンに着せるデザインセンスなどオファニモンのネタが妙に豊富。
『デジモンユニバース アプリモンスターズ カードゲーム』
2016年10月より展開したTCG。2017年4月の第3弾の「デジモン参戦!究極バトル!」にデジモンも参戦。この弾を最後に展開が終了した。
終了時期の関係で最終進化系である神アプモンは出ていない。
『デジタルモンスターカードゲーム』を強く意識しており、公式では「アプカ」の略称以外にもデジカをTwitterの公式アカウントがハッシュタグとして利用していた。
『デジタルモンスターカードゲーム』や『デジタルモンスターカードゲームα』とはルールやデザインが異なるので同様に混ぜるのは不可能。
参戦したデジモンはアグモン、ガブモン、ウォーグレイモン、メタルガルルモン、オメガモン、アルファモン。その他にデジヴァイス。
より旧デジカを意識した「懐かしのフレーム風」デザインになったものもあった。
『データカードダス アプリモンスターズ』
2016年11月10日に稼働したDCD。3DS版『デジモンユニバース アプリモンスターズ』との連動もあった。
2017年3月16日の3弾から20周年記念のコラボ参戦としてデジモンが参戦、4弾にも追加された。
最終弾となる2017年7月27日の第4弾Ver.神には追加されず終了。
こちらには神アプモンが登場した。
参戦デジモンはアグモン、ガブモン、ウォーグレイモン、メタルガルルモン、オメガモン、、パタモン、テイルモン、ホーリーエンジェモン、エンジェウーモン、アグモン(黒)、ガブモン(黒)、ブラックウォーグレイモン、メタルガルルモン(黒)、オメガモンズワルト。
黒いデジモンたちはブラックデジモンと呼称されている。
『バトルスピリッツ』
コラボブースター第5弾の『デジモン超進化!』から参戦。
デジアド、02、テイマーズ、コラボ当時の現行作品だったデジモンアドベンチャーtri.、LASTEVOLUTION絆が参加。フロンティア以降の作品のコラボ展開はない(カードゲームではアニメ参戦の流れになるとフロンティア以降の参加率は基本的に悪くない)。
『デジモン~LAST EVOLUTION~』の2か月後に新デジカが始まったことの影響と考えられるが理由は不明。
ネクサスには『デジタルモンスターカードゲーム』というものがあり、『デジタルモンスターカードゲーム』を疑似的に再現している。
系統として「完全体」や「究極体」が作られたが後の仮面ライダーコラボでグリードとズ・ゴオマ・グがそれぞれ持つことになった。
そのため超進化させることができたりする。