概要
『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』(以下「スマブラ」)には主人公だけでなく、悪役(ヴィラン)やライバル達も多く出演している。
主人公より力が上に設定されることがほとんどなので、多くがパワーファイターに割り振られている。
公式でこれに近い扱いがなされているのが、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』にて2019年8月9日および2021年11月26日から行われているオンライントーナメントの「決戦! ヒーロー VS ヴィラン」であり、この枠組みからはダークサムス、クッパ、ガノンドロフ、メタナイト、ブラックピット、ワリオ、デデデ、ウルフ、クッパJr.、リドリー、キングクルール、セフィロスが選出されている(ワリオは素質としてはヴィラン側だが、作品によっては自己中心的な動機の冒険するついでにいつの間にか誰かを救助していたことがあるためヒーロー側の可能性も高い。セフィロスは2021年のもののみ)。
ファイナルファンタジーシリーズからセフィロスが参戦したことで(カラーバリエーションを除いた単独での)初めての他社出身のヴィランファイターが登場した。ただしカラーバリエーションを含めるとMinecraftシリーズのゾンビ、エンダーマンが初である。
また該当するファイターは人外キャラが結構多く、人間体型のキャラでも最後のきりふだで異形の存在となりうるものもある。
なお、意外にもファイヤーエムブレムシリーズからは未選出だったりする。
近年だと彼らは(スマブラ以外のお祭りゲーム含めストーリーの展開上利害が一致した時など)主人公サイドと共闘したり、主役に抜擢されるケースもある(ただしストーリー上説明がなかったり、和解や改心をもって共闘したわけではないことがほとんど。主役となっているワリオやカズヤも金銭欲や怨恨といった自己中心的な考えや悪意で行動している)。
カラーバリエーションのゾンビ、エンダーマンを除くとダークサムス、リドリー以外は全員このケースが当てはまる。
尤もスマブラでは全員「亜空の使者」「灯火の星」では(最終的には)共闘しているし、大乱闘のチーム戦で味方になれば共闘する(もちろんこの場合はいくら原典で敵対関係だったとしてもチームアタックなしの設定なら仲間割れなんて起こさない)。
該当キャラクター
※:主役作品となった経験があるファイターは太字で記載。
No | 名前 | 作品 | 初参戦 |
---|---|---|---|
04' | ダークサムス | メトロイドシリーズ | SP |
14 | クッパ(※1) | スーパーマリオシリーズ | DX |
23 | ガノンドロフ | ゼルダの伝説シリーズ | DX |
24 | ミュウツー(※2) | ポケットモンスターシリーズ | DX |
27 | メタナイト(※3) | 星のカービィシリーズ | X |
28' | ブラックピット | 光神話 パルテナの鏡シリーズ | for |
30 | ワリオ(※4) | ワリオシリーズ | X |
39 | デデデ(※5) | 星のカービィシリーズ | X |
44 | ウルフ | スターフォックスシリーズ | X |
50 | ゲッコウガ(※6) | ポケットモンスターシリーズ | for |
58 | クッパJr. | スーパーマリオシリーズ | for |
63 | ベヨネッタ | BAYONETTAシリーズ | for(DLC) |
65 | リドリー | メトロイドシリーズ | SP |
67 | キングクルール | ドンキーコングシリーズ | SP |
69 | ガオガエン(※6) | ポケットモンスターシリーズ | SP |
70 | パックンフラワー | スーパーマリオシリーズ | SP(DLCs) |
78 | セフィロス | ファイナルファンタジーシリーズ | SP(DLC2) |
81 | カズヤ | 鉄拳シリーズ | SP(DLC2) |
この他にもカラーバリエーションとして登場するヴィランズもおり、ダークリンク、ブラッド・ファルコン、ギャラクティックナイト・ダークメタナイト、クッパ7人衆(コクッパ)、ゾンビ・エンダーマンなどがそれに該当する
※1:『スーパーマリオRPG』、『ペーパーマリオオリガミキング』などRPG系列では共闘することも多いが、本編アクションシリーズで共闘したことはない。
※2:劇場版『ミュウツーの逆襲』やDXイベント戦「ホントの最終決戦」などから。ただしミュウツー自体は「狂暴な心を持つ」と設定されてはいるものの征服や殺戮等の明確な悪意を持って活動しているわけではない。したがって、この括りに含めないとする人もいる。
※4マリオパーティシリーズなどで味方扱いを受けることも多いがクッパほどではないにしろあくまで本人はマリオと敵対している。
※6あくタイプである為。ただしアニメでは、主人公の手持ちポケモンになっている。
スマブラシリーズオンリーのヴィランズ
上記のファイターとは別にスマブラの舞台である「この世界」における悪役
「亜空の使者」に登場する悪役達で「この世界」を亜空に引き込もうとする軍団。オリジナルキャラクターだけでなく上記の一部ファイターもこれに所属していた。
以下はファイターを除く主要なオリジナルメンバー(一部リンク先ネタバレ注意)。
「灯火の星」に登場する黒幕。こちらも「この世界」やファイター・スピリット達を掌握しようとしている。リンク先ネタバレ注意。
準メンバー
以下は本来であればヒーロー役であるものの、洗脳による敵対や多媒体でのみ悪役であるキャラクター。
基本的に誰もが認めるヒーローだが、『ドンキーコングJr.』では、ドンキーコングをさらった悪役として登場する。
2代目が悪役を務めることは『マリオvs.ドンキーコングシリーズ』のみ。また、『スーパードンキーコング3』では、ディディーコング共々、カオスの機内にて、それを動かす為に脳髄を利用され、ボス『カオス』として立ちはだかっていたと言う裏設定がある。
ピカチュウ・プリン・ピチュー・ゼニガメ・フシギソウ・リザードン・ルカリオが該当。上記のミュウツーやゲッコウガ、ガオガエン以外も、野生やトレーナーバトルで戦うことがある。クローンポケモンも該当する。
『スーパーペーパーマリオ』で洗脳されミスターLとして、ひいては同作のラスボスとして登場している。
またその他にも漫画作品などの別媒体作品で度々マリオを裏切る行為などをすることがある。
『ペーパーマリオRPG』において、洗脳され同作のラスボスとして立ちはだかったことがあるほか、『ペーパーマリオオリガミキング』でも洗脳され敵側に回ったことがある。
リンク先ネタバレ注意!!
『スターフォックス64』以降の設定では過去に宇宙暴走族「FREE AS A BIRD(フリー・アズ・ア・バード)」のヘッドを務めたことがある。
- ポケモントレーナー(男)(ポケットモンスターシリーズ)
ポケモントレーナーの中でも主にポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーンの主人公のレッドを指す。ハートゴールド・ソウルシルバーでは、裏ボスとしてシロガネ山の山頂にてプレイヤーを待ち受ける。
リンク先ネタバレ注意!!(ただし、彼自身や豹変させた張本人は悪意からやったわけではない)
リンク先ネタバレ注意!!
- パックマン(パックマンシリーズ)
映画二作では、悪役として登場しており、前者に関しては、恐ろしい顔をした敵個体も存在する。
というかこの手の映像作品では基本的にヴィラン扱い(しかもラスボス格)である事が多い。
リンク先ネタバレ注意!!
対戦格闘ゲームというシステム上、プレイヤーが選ばなければ対戦相手として戦う事がある。
作品によってはボス仕様バージョンも登場するが、どちらも本人の意思ではない。
クロスオーバー作品『DdFF』ではカオス陣営として参戦している。
ちなみに本編でも、セフィロスに操られて利敵行為を働く場面がある。
『血の輪廻』主人公としてデビューするも、続編の『月下の夜想曲』では一転、悪魔城の城主として登場した。実際は洗脳によるものだったが、心の隙があった事自体は本人も自覚している。
『ギャラリーオブラビリンス』でも戦うが、こちらは同作主人公が妖鞭バンパイアキラーを使うための試練としての登場であり本人ではない(「ムチのきおく」名義)。
リュウ達と同様、プレイヤーが選ばなければ対戦相手として登場する。
彼ら以外にもカービィが『ゼルダの伝説 夢をみる島』で敵キャラとして登場している。また、定義を広めればリンク(人の家の物を壊したり、ファントムに装備したゼルダに対して攻撃したり、泥棒をしたり等)やオリマー、むらびと(網やピコピコハンマーで住民を叩く)、スティーブ/アレックス(村人の監禁や殺傷、村の民家や洋館等への不法侵入、果ては他人の建造物の破壊等)も操作次第で悪事を働く場合がある。
また、アシストフィギュアも含めるとナイトメアウィザードやスタルキッド(準メンバー、ムジュラの仮面の力を抑さえきれず、その仮面にいいように利用されていただけだった)など、スピリッツも含めるとゲラコビッツや三魔官(準メンバー、立場上敵対していただけで、フレンズハートを浴びて主のハイネス共々改心し、三魔官はドリームフレンズとなった)など、他社のアシストフィギュアやスピリッツも含めるとアルバート・W・ワイリー、グランチルダ、グレイグ(準メンバー、三魔官同様立場上敵対していただけで、主君デルカダール王もウルノーガに憑依されていだけだった、そもそも彼や王に邪心はない。グレイグは後に仲間になる。)などかなりの数になる。
関連イラスト
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