バルキー
ばるきー
『ポケットモンスター』シリーズに登場するキャラクター。
基礎データ
概要
『ポケットモンスター金・銀』(第2世代。GSC)に登場したポケモン。当時、分岐進化ができるポケモンとしてはイーブイに次いで登場した。進化後共々オスしかいない。
薄紫色の肌をした人間の子供のような姿で、頭に3本の突起を持ち、手首と腹部には包帯のようなものを巻きつけている。分岐進化前のポケモンゆえに、個性を若干抑えたデザインである。
元気盛んなやんちゃ者。「喧嘩ポケモン」という分類通り喧嘩っ早い事で有名で、手ごろな相手を見つけるとすぐに殴りかかってくるので、小さくても油断ならない。
これは己の格闘センスを磨き強くなる為であり、どんなに自分より大きく強い相手にも臆せず果敢に立ち向かう。
当然負けてしまう事も多く、その身体には生傷が絶えないが、非常に強い負けん気で何度負けても諦めず相手に立ち向かう不屈の心を持っている。
このように向上心の塊である為、毎日トレーニングせずにいるとストレスが溜まってしまうらしく、バルキーを育てるトレーナーはスケジュール管理に工夫が必要とされている。
名前の由来は「馬力」と「やる気」からか。ルーキー(新人)という説も。ちなみにバルキー単体だと「かさばった」という英語になる。
ゲーム上における特徴
進化条件
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
バルキー | 35 | 35 | 35 | 35 | 35 | 35 | 210 |
カポエラー | 50 | 95 | 95 | 35 | 110 | 70 | 455 |
サワムラー | 50 | 120 | 53 | 35 | 110 | 87 | 455 |
エビワラー | 50 | 105 | 79 | 35 | 110 | 76 | 455 |
番外作品
『ポケモンGO』
- 金銀組の登場に伴い実装。それに伴い、これまでサワムラーとエビワラーとで分かれていたアメが「バルキーのアメ」に統一され、一本化されて扱われるようになった。
- 攻撃値が高いとサワムラー、防御値が高いとエビワラーに進化するのは原典と同様だが、カポエラーに進化させたい場合はHP値が優れた個体を用意する必要がある。複数の能力が高い値を示した場合には進化先がランダムになる模様。
- タマゴ、野生の個体のいずれも入手確率が低いため、中々お目当ての個体に巡り合えず、難儀しているプレイヤーは多い。当初は5kmタマゴから孵化していたが、第4世代実装と前後する形で7kmタマゴから孵化するよう変更された。7kmタマゴはフレンドから送られてくるギフトからしか手に入らないので、ソロプレイヤーにとってはこれまで以上に手に入れづらくなってしまったと言える。
『ポケモンマスターズ』
- タマゴイベント「バルキーを育てよう!」のバトルやミッションの報酬等で入手したタマゴから孵ったバルキーをバディにできる。本作はパラメーターでなく「ロールの種類」で進化先が決まり、アタッカー型だとサワムラー、サポート型だとエビワラー、テクニカル型だとカポエラーに進化する。
アニメ版
漫画版
穴久保幸作『ポケットモンスター』
- 穴久保幸作が描く、コロコロコミック長寿漫画である今作に金銀編中期から、まさかのレギュラーキャラとして登場。ボケとツッコミの両刀使いであるが、最近は彼のトレーナーであるレッドと共にギエピーのツッコミ担当であった。
- ギャグがメインの今作であっても、けんかポケモンらしく大きな格闘技大会に出場経験がある。何故か最近では、電車や自転車に対して異様に物知りになった。
- そして、月刊コロコロコミック2010年10月号にて、自身の進化形達(サワムラー、エビワラー、カポエラー)に一人前と認められ、9年6ヶ月の冒険に終止符を打ち故郷へ帰って行った。
- なお、バルキーと直接関係する訳ではないが、第一世代時代に登場したサカキ兄弟の所有するサワムラーとエビワラーは兄弟という設定があり、これはバルキーの存在があって初めて辻褄が合う設定である(兄弟になるには親が同じでなければならないため、進化前は同種族である必要がある)。
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 3章でシバの手持ちで登場しらレッドを援護しようと岩盤を砕く際に使用。
- 7章ではベルリッツ家の警備を行う3匹が登場している。
『ゴールデン・ボーイズ』
『めざせ!!バトル王』
- この漫画ではかなりレベルの高いダブルバトルにおいて進化系ではなく何故かこいつが使われていたりする。(ねこだまし、てだすけ要員)。作者のお気に入りだったのだろうか…?