路線データ
本線
ラインカラー | スカイブルー |
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区間 |
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路線距離 | 162.6km |
軌間 | 1,067mm |
駅数 | 35駅 |
最高速度 |
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電化区間 | 全線(直流1,500V) |
複線区間 | 全線 |
閉塞方式 | 複線自動閉塞式 |
保安装置 |
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運転指令所 |
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大都市近郊区間 |
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ICカード乗車券エリア |
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第1種鉄道事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
第2種鉄道事業者 | 日本貨物鉄道(JR貨物) |
ガーラ湯沢支線
区間 | 越後湯沢 - ガーラ湯沢 |
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路線距離 | 1.8km |
軌間 | 1,435mm |
駅数 | 2駅 |
最高速度 | 70km/h |
電化区間 | 全線(交流25,000V) |
複線区間 | 全線 |
閉塞方式 | 車内信号式 |
保安装置 | DS-ATC |
運転指令所 | 新幹線総合指令所 |
第1種鉄道事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
概要
東日本旅客鉄道(JR東日本)及び日本貨物鉄道(JR貨物)が運営する鉄道路線の1つ。
以下の2路線から構成される。
- 高崎駅(群馬県高崎市)と宮内駅)新潟県長岡市)を結ぶ「本線」。宮内を経由する定期列車は全て信越本線長岡(長岡市)に乗入れるため、運行系統上の区間は高崎駅〜長岡駅間。
- 上越新幹線越後湯沢駅(南魚沼郡湯沢町)から分岐してガーラ湯沢駅(同町)までを結ぶ「ガーラ湯沢支線」。新幹線車両で運行されるが、法律上は在来線である上越線支線となっている。
以下、運行系統上の本線区間について記載する。
支線区間については「上越新幹線」を参照。
新幹線開通前
途中で清水トンネルによって谷川岳も擁する広大な三国山脈を越える。
この区間は長いトンネルや勾配があるため、水上駅 - 石打駅間は1931年(昭和6年)の開通当時より電化されていた。
その後1947年(昭和22年)の全線電化と1967年(昭和47年)の新清水トンネル開通・全線複線化により、首都圏と北陸地方や東北地方の日本海側とを結ぶ大動脈としての役割を担うこととなった。
なお、「清水トンネル」は川端康成の代表作『雪国』の冒頭「国境の長いトンネルを抜けると雪国であつた」の一説で知られている。川端が執筆した当時は上下線共用であったが、現在は上り専用のため、作品と同じ体験はできない(現在の下り線は戦後に出来た「新清水トンネル」を経由)。
新幹線開通後
1982年(昭和57年)の上越新幹線開通後は首都圏から群馬県内の観光地への近距離特急を始め、地域内ローカル列車・冬季スキー客向け臨時列車・長距離夜行列車や貨物列車が主に運行されて来た。
定期長距離旅客列車は後に廃止されたものの、貨物列車にとっては首都圏 - 新潟県を結ぶ重要路線であることは変わらず、定期・不定期問わず多くの貨物列車が運行されている。
民営化後に高崎 - 水上間が大都市近郊区間の東京近郊区間、小千谷 - 長岡間が新潟近郊区間に指定されている。また、交通系ICカード乗車券「Suica」が一部区間で利用可能であり、東京近郊区間が「Suica」首都圏エリア、新潟近郊区間が新潟エリアに設定されている。ただし、新潟エリアのうち、利用可能な駅は小千谷・宮内 - 長岡間のみである。そのうち、小千谷はSF残額を利用した乗降のみ可能な一部対応駅で、小千谷 - 宮内間は通過利用のみ可能で途中下車は出来ない。
運行形態
旅客列車は高崎・新前橋 - 水上間と同駅・越後湯沢 - 長岡間に運行系統が分かれている。かつては前述の通り優等列車が多数設定されていたが、現在は群馬県区間及び新潟県区間ローカル輸送がメインである。
高崎・新前橋 - 水上間
定期列車では高崎線上野 - 吾妻線長野原草津口間を結ぶ「草津・四万」が運行されている。繁忙期には上野以外の駅から臨時列車が設定されることもある。
また、2010年(平成22年)12月4日ダイヤ改正で臨時化された「水上」が冬季に上野 - 水上間で運行されている。一部臨時列車は水上から先、越後湯沢方面まで直通する。
両毛線方面には2021年(令和3年)3月13日ダイヤ改正で「あかぎ」前橋乗入が廃止されて以降定期特急列車設定はないが、臨時特急が繁忙期に運行されている。
高崎 - 新前橋間で両毛線、高崎 - 渋川間で吾妻線列車が乗入れている。高崎 - 新前橋間は上越・吾妻線よりも両毛線の方が本数が多い。
2017年(平成29年)3月14日ダイヤ改正で高崎発着上越・吾妻線の一部が新前橋発着に変更された。以降同駅で同駅発着上越・吾妻線と高崎方面発着両毛線接続を取る運行形態となっている。
また、朝・夜には新前橋・両毛線前橋発着で高崎線直通上野東京ライン及び湘南新宿ライン経由東海道本線直通列車が設定されている。
上野東京ライン列車の一部はJR東海管内沼津まで乗入れている。
湘南新宿ラインについては種別は快速であるが、上越・高崎線内は全駅に停車する。
なお。2024年(令和6年)3月16日ダイヤ改正まで高崎線快速「アーバン」の一部が上越・両毛線に乗入れていた。
新前橋 - 渋川間は日中は上越・吾妻線合わせて毎時2本、渋川 - 水上間は毎時1本程度運行されている。
- 臨時列車
主に夏季に運行される。代表的な列車は高崎 - 水上間で運行される快速「SLぐんまみなかみ」及び派生列車である。
また、谷川岳山開き時に上野 - 土合間で臨時特急「谷川岳山開き」、冬季以外に大宮 - 越後湯沢間に臨時特急「谷川岳もぐら」・「谷川岳ループ」がそれぞれ
水上・越後湯沢 - 長岡間
この区間の定期列車は後述の北越急行ほくほく線直通を除き、全て長岡に乗入れる。
- 普通
水上 - 越後湯沢間県境区間は前述の通り山間部を経由するため、利用者が少なく、定期列車は平日5往復・土休日6往復しかなく、最大3 - 4時間程度列車間隔が開く時間帯が存在する。繁忙期や冬季は越後中里駅・越後湯沢駅発着列車を延長する形で増発され、最大8往復程度運行される。
越後中里からは9往復、越後湯沢からは15往復に増加する他、同駅 - 六日町間は北越急行ほくほく線直通列車が加わる。ただし、直通列車は上越線内に通過駅が存在する(後述)。
なお、石打発上り始発列車は唯一長岡より先、信越本線新潟まで乗入れる。
- ほくほく線直通
開通時より越後湯沢 - 六日町間で直通運行を行なっている。上越新幹線と共に首都圏 - 北陸地方連絡路線として機能していたが、2015年(平成27年)3月14日ダイヤ改正で北陸新幹線長野 - 金沢間が延伸された際に特急「はくたか」が廃止され、以降は新潟県魚沼地方と上越地方ローカル輸送に特化している。
2023年(令和5年)3月18日ダイヤ改正で速達列車である超快速「スノーラビット」及び快速が廃止。現在は普通列車のみ運行されている。
上越線内においては途中塩沢に一部列車が停車する他、冬季は上越国際スキー場前にも一部停車する。
臨時列車
えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン上越妙高 - 飯山線十日町間に快速「越乃Shu*kura」、上越妙高 - 越後湯沢間に「ゆざわShu*kura」が運行されている。
貨物
首都圏 - 新潟県を結ぶ大動脈として多数の貨物列車が運行されている他、総合車両製作所(J-TREC)新津事業所からの甲種輸送も行われている。
駅一覧
※湘南新宿ライン快速は上越線内各駅に停車するため省略。
※特急停車駅は「吾妻線」を参照。
高崎 - 水上間
水上 - 長岡間
●:停車 ○:一部停車 △:冬季のみ一部停車
※:上越線としては通過・信越本線として停車 レ:通過
駅名 | 快速 | ほくほく線 | 乗換路線 | 備考 |
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水上 | 高崎方面 | |||
湯檜曽 | ||||
土合 | ||||
↑群馬県/↓新潟県 | ||||
土樽 | ||||
越後中里 | 当駅発着あり | |||
岩原スキー場前 | ||||
越後湯沢 | ● | ● |
| 当駅発着あり |
石打 | レ | レ | 当駅始発あり | |
大沢 | レ | レ | ||
上越国際スキー場前 | レ | △ | 普通一部通過駅 | |
塩沢 | ● | ○ | ||
六日町 | ● | ● | 北越急行ほくほく線 | - |
↓北越急行ほくほく線経由信越本線直江津まで直通 | - | |||
五日町 | レ | |||
浦佐 | ● | 上越新幹線 | ||
八色 | レ | |||
小出 | ● | 只見線 | ||
越後堀之内 | レ | |||
北堀之内 | レ | |||
↑飯山線十日町まで直通 | - | |||
越後川口 | ● | 飯山線 | ||
小千谷 | ● | 「Suica」新潟エリア南限 | ||
越後滝谷 | レ | |||
宮内 | ※ | 信越本線直江津方面 | - | |
長岡 | ● |
| - | |
- | - | ↓信越本線新潟まで直通 | - |
現在の使用車両
自社車両(電車)
- E257系2500・5500番台
大宮総合車両センター東大宮センター所属。定期列車では特急「草津・四万」として高崎 - 渋川間で使用。
通常は5500番台が運用されるが、「踊り子」用2500番台が充当される場合もある。
- 185系200番台
大宮総合車両センター東大宮センター所属。現在は定期運用は無く臨時列車で使用される。
定期運用が存在した頃は特急「草津(現「草津・四万」)」「あかぎ」「新特急谷川」及び「水上」で使用された。
- E653系1000番台
勝田車両センター所属。波動用車両で、臨時列車や団体列車として上越線で運用される。
- 211系3000番台
高崎車両センター所属。高崎 - 水上間で運用。かつては高崎線直通列車でも使用された。
小山車両センター・国府津車両センター所属。高崎 - 新前橋間で使用。高崎線直通列車と両毛線高崎 - 前橋間の一部列車で運用される。
- E129系0番台
新潟車両センター所属。水上 - 長岡間で使用。試運転では渋川まで入線したことがある。
自社車両(気動車)
- キハ40系「越乃Shu*kura」
新潟車両センター新津派出所所属。運用区間は越後湯沢 - 長岡間。
同名の臨時快速及び派生列車で使用。
- キハ110系200番台
長野総合車両センター所属。越後川口 - 長岡間で飯山線直通列車として運用される。
自社車両(機関車・客車)
ぐんま車両センター所属。臨時快速「SLぐんまみなかみ」及び派生列車を牽引する蒸気機関車。
- EF64形1000番台
ぐんま車両センター所属。臨時快速「ELぐんまみなかみ」及び派生列車を牽引する電気機関車。
かつては長岡車両センターに配置されていた車両が寝台特急「北陸」「鳥海」「出羽」「あけぼの」を牽引した。
ぐんま車両センター所属。臨時快速「EL/SLぐんまみなかみ」及び派生列車で運用される客車。旧型客車使用時は列車名が「SLレトロぐんま水上」に変化する。
JR貨物所属
高崎機関区所属。全線で運用。定期貨物列車牽引機。
北越急行所属
六日町車両基地所属。越後湯沢 - 六日町間ほくほく線直通列車で運用される。過去には臨時列車として水上まで入線した。
過去の使用車両
国鉄民営化後の車両のみ記載。
自社車両(電車)
- 183系1000番台(メイン画像)
大宮総合車両センター東大宮センター・幕張車両センター所属。どちらも臨時列車や団体列車等で使用された。
定期運用された編成は新潟車両センター所属。民営化後は特急「はくたか」・快速「ムーンライトえちご」・臨時化後の急行「能登」等で運用された。
その他ジョイフルトレイン「彩」「華」「リゾートやまどり」等に改造された車両が臨時列車として運用されていた。
- 651系1000番台
高崎車両センター所属。定期運用区間は高崎 - 渋川間。
特急「草津」「スワローあかぎ」や臨時列車として運用された。
- 107系1000番台
高崎車両センター所属。高崎 - 水上間で運用されていたが、最末期は両毛線直通列車のみで使用された。
高崎車両センター・新潟車両センター所属。高崎車は高崎 - 水上間及び高崎線直通、新潟車は水上 - 長岡駅間で使用された。
- E127系0番台
新潟車両センター所属。2022年(令和4年)3月11日ダイヤ改正で新潟地区運用から離脱するまで上越線内での定期運用は存在しなかったが、同年6月27日に発生した落雷に伴い、E129系の一部が使用出来なくなったため、同月29日より暫くの間、越後中里 - 長岡間で運用された。現在は帯色を変更の上、南武線南武支線に転属して運行中。
自社車両(気動車)
114544010
長野運転所(現・長野総合車両センター)所属。飯山線直通列車で使用され、運用時は専用塗装が施されていた。
自社車両(電気機関車・客車)
長岡車両センター所属。かつて寝台特急「あけぼの」を全区間で牽引していたが、上越線内での空転に伴う車両故障が多発したため、上野 - 長岡間はEF64形0・1000番台に牽引機が変更された。
- 14系寝台車
尾久車両センター所属。寝台特急「北陸」の客車。
青森車両センター(現・盛岡車両センター青森派出所)所属。24形は寝台特急「あけぼの」「出羽」、25形は「あけぼの」「鳥海」で使用された。
JR西日本所属
金沢総合車両所(現・金沢車両区)所属。越後湯沢 - 六日町間で特急「はくたか」として使用された。
JR西日本683系は代走時のみ運用された。
金沢総合車両所所属。定期列車では急行「能登」として運用されていたが、681系代走で特急「はくたか」として運用されたこともあった。
JR貨物所属
- EF64形1000番台
高崎機関区所属。定期貨物列車を牽引していたが、EH200形に置換えられた。
北越急行所属
- 681系2000番台・683系8000番台
金沢総合車両所に委託管理されていた北越急行所属車両。運用はJR西日本所属車両と共通。現在はJR西日本に売却されている、