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ブラストワンピース(ウマ娘)

うまむすめのぶらすとわんぴーす

メディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するキャラクター「ウマ娘」の一人。モチーフは2010年代後半に活躍し、現在も馬術競技馬として活躍する元競走馬『ブラストワンピース』号。
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「人間だーい好きだ!もっともっと仲良くしてほしいぞ!」

プロフィール編集

キャッチコピー固い絆でヒトと繋がるフレンドリーウマ娘
誕生日4月2日
身長174cm
体重どっかん!
スリーサイズB93・W63・H90
靴のサイズ-
学年中等部
所属寮美浦寮
得意なこと-
苦手なこと-
耳のこと-
尻尾のこと-
家族のこと-
マイルール-
スマホ壁紙-
出走前は…-
得意科目-
密かな自慢-
よく買う物-
ヒミツ-
自己紹介あたし、ブラストワンピースだぞ!ヒトって優しいから、大大大好きなんだ!もっと触れ合って、仲良くなりたいぞー!!
CV紫月杏朱彩

人懐っこさ全開の天真爛漫ウマ娘。 ヒトの姿を見つけると、嬉しさいっぱいにワフワフと駆け寄ってくる。

小さい頃、脚のケアをしてもらったため、ウマ娘と繋がりのあるヒトがとくに大好き。

ヒトの文化、歴史などなどに興味津々!

公式ポータルサイトより)


概要編集

ブラストワンピースは、メディアミックスプロジェクト『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。実在の競走馬馬術競技馬「ブラストワンピース」号をモチーフとする。18世代ハービンジャー産駒をモチーフとした初のウマ娘である。


2024年11月27日の「ぱかライブTV」内で正式発表。CVの紫月杏朱彩氏が出演者として先行発表され、同様の発表形態をとったドリームジャーニーのように様々な競走馬の追加が予想されていた。

メディア展開の節目でもないタイミングでの単身発表であったが、同月29日には引退競走馬による馬術大会"RRC FINAL"にて実馬の出走が予定されていたためそちらに合わせた形だろう。パリオリンピック馬術競技で活躍した"初老ジャパン"の選手も出場するとして注目されていた大会である。


シルクレーシング所有馬では初のウマ娘となる。実馬ブラストワンピースの同期には日本のGⅠ最多勝利の名牝が居るが、こちらもシルクレーシング所属であることから追加を期待する声がある。


元気いっぱいの性格であり、その元気にトレーナーが負けないように接して欲しいと紹介されている。2018年有馬記念での池添謙一騎手を蹴った疑惑(史実にて解説)など、有り余る元気で暴走気味なウマ娘なのでは?と訝しむ声もあるが……?実際、イベントではいいレースをしたウマ娘たちに体当たりのようなハグをしに行き、そのたびに驚かれたり呻き声を上げられたりしている。


一人称は「ブー」と「あたし」。周囲からはブーちゃんと呼ばれている。

上記の紹介文から読み解けるように「ヒト」と「ウマ娘」とを明確に線引きした思考をしており、今まで以上に「ウマ娘から見たヒト」のイメージを直接的に語るウマ娘となっている。

これはレースを走れないにもかかわらず幼少期に脚のケアなど沢山世話された好意的な経験によるものらしく、アドバイスなどをメモした『ヒトにっき』なるメモ帳も持ち歩いている。

……ヒトたちの願いを叶えるために凱旋門賞に意欲を示すなどポジティブな側面が強い一方、怪我させたかもしれないトレーナーの無事を確認するために万歳させて「かわいいなー!」と発言するなど若干愛玩動物に向けるような感情をヒトに抱いている可能性も否定できなかったりする。


また、ウマ娘の父親は人間という設定がある(父親がウマ娘の子を世話するのが大変という描写もある)のだが、ブラストワンピースは人間の常識を失念しがちである。尻尾がないことを忘れるなど人間社会と接していれば常識であろうことも定着していないため、何らかの理由で父親を含むヒトが居ない環境で生まれ育ったのかもしれない。


「なーなー!」「だぞー!」「だな!」といった元気な言動から能天気な印象も受けがちだが、一方で落ち着いて思慮を巡らせることもできるようで、サポートカードのエピソードなどで内面を知ることができる。


容姿・デザイン編集

ブラストワンピース!

実馬のイメージに合わせて巨躯を誇るウマ娘。身長はタイキシャトルらの172㎝を超える174㎝。発表時点の育成ウマ娘内でヒシアケボノに次ぐ身長第2位となる。目を離すと道草を食い放牧から帰る度に太っていたため「ブーちゃん」呼ばわりされていた実馬を反映して体重は「どっかん!」で、ウエストも太めである。

この大きさで中等部だが、これは最近の馬だからとも、三歳で有馬記念を制した史実からとも言われている。


鹿毛のもじゃもじゃとしたツインテールを緑色のふわふわした髪留めで留めている。これは実馬が着用していたシャドーロール由来。トリビアとして、実馬は影を怖がったため装着していた訳ではなく、大柄な体躯の見栄えを良くするため……転じて小顔効果を狙ったもので要するにおしゃれだったりする。

前髪の左側には三つ編みを垂らし、色とりどりのラインが入ったヘアゴムでまとめている。

耳毛の毛量が多めで個性的。右耳に付けた耳飾りは、ヘアゴムと同じデザインの輪っか状の大小二つ。


最初に公開された制服立ち絵では判り辛いものの、カラーネイルを付けている。親指は緑色、人差し指は橙色、中指は空色、薬指は黄色、小指は赤色……といった調子でやはりカラフルである。

おしゃれに気を使っている様子がうかがえるが、これは実馬が所属した大竹正博厩舎の馬着が元ネタと思われる。プロデザイナー監修の派手なもので、競馬に詳しくない人にも親しんでもらう意図があった。ブラストワンピースは大竹厩舎初のGⅠ馬であり、色濃く反映されたものと思われる。


2024年12月10日実装のSSRサポートカード[Blast Off!]で部分的に勝負服のデザインが確認できる。史実のシルクレーシング勝負服「水色、赤玉霰、袖赤一本輪」は、腰に巻いた服の袖に反映されている。



ゲーム版編集

アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』編集

2024年12月10日よりR・SSRのサポートカードとして初登場。

史実で凱旋門賞出走経験があるため、育成シナリオ「プロジェクトL'Arc」のシナリオリンクキャラクターになっている。

実馬は差しのイメージが強いが、NPCのブラストワンピースは先行脚質で出走してくる。


  • SSR[Blast Off!]ブラストワンピース

2024年12月10日にバブルガムフェロー(SRサポートカード)、ウインバリアシオン(☆3育成ウマ娘)とともに実装されたSSRサポートカード。タイプは根性。

有馬記念での口取り式をイメージした画像であり、例の事件を解釈したものと思しい。エピソードでは普段能天気な言動をとる彼女の内面が記載されている。



競走馬「ブラストワンピース編集

2015年4月2日生まれの鹿毛牡馬18世代)。父ハービンジャー、母ツルマルワンピース、母父キングカメハメハという血統。


父ハービンジャーはイギリスの競走馬であり2010年のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス11馬身差で圧勝、国際競馬統括機関連盟によるワールド・サラブレッド・ランキングで2010年度の1位となった名馬。引退後に日本の社台グループへ売却され社台スタリオンステーションで種牡馬入りし、2017年の秋華賞を制したディアドラや同年のマイルチャンピオンシップを制したペルシアンナイトをはじめ本馬を含めた多くのGⅠ馬を輩出、近年では2023年のマイルチャンピオンシップを制したナミュールや2024年のオークス優駿牝馬)と秋華賞の牝馬二冠を制したチェルヴィニア、ウマ娘にも登場しているニシノフラワーの曾孫にあたり2022・2024年の中山大障害を制したニシノデイジー等が知られる。

母ツルマルワンピースは中央3勝の他阪神ジュベナイルフィリーズレーヴディソールの5着に入っている。

祖母ツルマルグラマーはフジキセキ産駒で中央1勝の他ファンタジーステークスで2着に入っている。

他の近親の活躍馬としては半妹(父オルフェーヴル)にフローラステークス2着のホウオウピースフルが、大叔父(祖母の半弟、父アドマイヤベガ)に日経賞勝ちの他天皇賞(春)2着があるアルナスラインがいる。

なお、本馬は出走時平均馬体重が530kg台の大柄な馬だが、母・祖母も馬体重500kg台での出走がある大柄な馬であった。


2017年に美浦大竹正博厩舎より池添謙一騎手を鞍上にデビュー。新馬戦とゆりかもめ賞を連勝し、2018年毎日杯でデビューから3連勝で重賞初制覇を飾る。

その後皐月賞へは向かわず日本ダービーへ直行しワグネリアンの5着、その後新潟記念1着、菊花賞フィエールマンの4着でクラシック三冠レースを終える。

その後年末の有馬記念にて同期のクラシックホースが軒並み回避した中唯一の3歳馬として出走。GⅠ未勝利ながら最終オッズでは3番人気に支持された。ゲートが開くと道中は6~7番手の外を追走。4角地点から一気に仕掛けられ、直線で逃げ粘るキセキを残り100mで交わすと、最後は外から追い込んできた1番人気の前年ダービー馬レイデオロの追撃をクビ差退けて優勝。3度目の挑戦でGⅠ初制覇を果たした。クラシックに出走していて連対経験のない3歳馬の有馬記念制覇は1983年のリードホーユー以来35年ぶり、クラシックに出走していてクラシックを勝っていない内国産3歳馬の有馬記念制覇は1997年のシルクジャスティス以来21年ぶり。また、このレースでは中山大障害を蹴って平地挑戦してきた障害競走の絶対王者オジュウチョウサンとも競っている。実装済みのウマ娘ではシュヴァルグランサトノダイヤモンドサウンズオブアースらが出走している。


池添騎手はドリームジャーニー1勝・オルフェーヴル2勝の兄弟に続き有馬記念最多の4勝目を記録した。ちなみにこのときの口取りでは興奮のあまり池添騎手を蹴り飛ばしている……ような写真を撮られている

実態は新潟記念の口取りでも見せていた前掻き癖で、密集していた故に起こった事象なのだが、このせいで「池添に回される位だから気性難なのだろう」と言われてしまった。


その後は勝利から遠ざかるようになり、翌2019年の大阪杯6着、目黒記念8着。

8月の札幌記念で1着となり有馬記念以来の勝利を飾る。川田将雅騎手を鞍上に迎えたこの札幌記念は欧州挑戦へのステップレースであり、洋芝に対応できたことからプラン通り遠征を決行する。

目標の凱旋門賞へと出走するも無念の11着。


翌2020年AJCC1着となり重賞5勝目。これが現役最後の勝利となった。


大阪杯7着を経てファン投票10位の票数を集めた宝塚記念に出走。4番人気の支持を得たが、結果は16着と大敗。川田騎手はレース後、馬場状態を敗因に挙げた。


天皇賞(秋)11着の後出走した有馬記念では先行策を取ったが2周目の3コーナー付近で一気に後退し最後の直線で競走中止となった。レース後の診察で、心房細動を発症していたことが判明。


翌2021年も現役を続行するも鳴尾記念3着、札幌記念5着の後、右前球節に痛みが出て放牧された。復帰を目指していたが患部の状態の改善が芳しくなく2022年1月19日、シルクホースクラブより競走馬を引退し乗馬となる事が発表。当初は治療と並行して種牡馬入りも模索されていたが、父ハービンジャーが未だ第一線の種牡馬であることや、中長距離種牡馬が過当競争気味という状況から実現しなかった。そもそもハービンジャーに求められていた大役は日本国内の主流血統が煮詰まった牝馬の相手、いわゆる「薄め液」であり、正にそのような配合相手の母からサンデーサイレンスキングカメハメハという二大主流血統を受け継いだ本馬には務まらなかったという側面が大きい(それ故にブラストワンピースに限らずハービンジャー産駒の牡馬に種牡馬としての需要が見込めないことからハービンジャーは後継種牡馬に恵まれていない。2024年時点で種牡馬入りした牡馬産駒は1頭のみでそれも4年ほどで用途変更となっている)。

有馬記念優勝牡馬が種牡馬入りしなかった事例は現役中に亡くなったテンポイントに次いで2例目、現役生活を全うした馬では初の事例であった。これに関し池添騎手は「(種牡馬にさせてあげられなかったことに)騎手としての責任を感じている」とコメントを残したところ、馬主のシルクレーシングの米本昌史代表に「乗馬という道もこの馬にとっては幸せかもしれないよ」と励まされたという。


現在は去勢され、ノーザンホースパークにて乗馬となっている。また馬術の競技馬としても活動しており、馬術大会でも何度か優勝している。

また、ノーザンホースパークでは実際に触れ合える馬の一頭となっており、人懐っこい性格とにんじんクッキーを差し出したらすぐに食いつく食いしん坊さに微笑ましい表情を浮かべる人も多かった。

(なお、あまりにも食欲旺盛でパクパクと食べに行くため、太ってしまってクッキーを禁止されてしまったんだとか…)

多くの人に愛されている姿からもわかる通り、上記の米本代表の言葉は間違いではなかったと言えるだろう。




余談編集

正式ウマ娘化前の本タグ編集

ブラストワンピース太いね…太くねぇって!

元は二次創作オリジナルウマ娘につけられていたタグのため、現在のデザインと異なるイラストもある。


予想可能?編集

2024年12月に開催される有馬記念条件のチャンピオンズミーティング

中山2500は毎年のように選出されているものの、この年の開催条件は「曇り・稍重」であった。史実でこの条件下で行われた例は少なく、近年では2002年(シンボリクリスエス)と2018年のブラストワンピースの勝ちレースが該当する。このことから本馬を想起する人もいた。似たようなケースとしてリーグオブヒーローズにてアイビスサマーダッシュ条件が開催され、濃厚に新潟千直番長の頭チョクシン娘が匂わされていたことから、シンボリクリスエスの新衣装や本馬の追加の伏線ではないかと言われることもあった。


勝ち鞍の条件ということで、チャンミ直前に特効キャラとして実装される可能性も噂されていたが、実際に登場したのは有馬記念勝ち馬であるグラスワンダーの新衣装だった


実は既に出演済み…?編集

実装に際してCVの紫月杏朱彩氏が「実は前から居た」と言っていたが、これはゲーム版3周年記念のぱかライブTVにて本物のブラストワンピース号が出演していたという事からだろう。

なお、レポーターのラインクラフト小島菜々恵氏とデアリングハート希水しお氏が手に持っていたにんじんクッキーを見るや「ちょうだい!」とでも言いたげに前掻きをしていた。

また、同放送には当時存命であったエルコンドルパサー産駒のヴァーミリアン号も登場しており、こちらも後に登場するのではないか?と今回の実装で話題となっているようだ。


シルクレーシング初のウマ娘編集

上述の通りシルクレーシング所属の競走馬として最初に登場したウマ娘であるが、それを記念してネット上の会報誌特別記事が公開されていた。その中に、

「ブラストワンピースのほかにも、競馬場を駆け抜けたシルクホースクラブの競走馬たちがウマ娘として出走する日もきっとそう遠くはないでしょう」という匂わせの一文があり注目された。

メインシナリオ第二部で濃厚に描かれている「伝説のレース」の勝ち馬にして日本随一の名牝アーモンドアイ、同レースにも出走したメジロラモーヌの血を受け継ぐグローリーヴェイズ、同レースで二着になった無敗三冠馬のライバルであるサリオスなどは登場の可能性が増したと言えよう。

また、エアグルーヴが苦手意識を持つとされるシルク生地の名や、キタサンブラックが応援する後輩の天才などに期待する声もある。


関連イラスト編集

ブラストワンピースどっかんボディーブラストワンピース!ブラストワンピース✌️


関連項目編集

ウマ娘プリティーダービー

ウマ娘 ブラストワンピース

18世代(ウマ娘) チーム凱旋門賞


対戦経験のあるウマ娘

いずれも2018年有馬記念にて対戦。


主戦池添謙一(チーム池添)


その他鞍上繋がり

※上記のカレンチャン、サトノダイヤモンドを除く

川田将雅・岩田康誠両騎手が騎乗編集

岩田康誠騎手が騎乗編集


血統繋がり


Danzig系繋がり


シャドーロール繋がり


3歳で有馬記念制覇

※☆は後に連覇。◎は隔年で2勝。

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親記事

18世代(ウマ娘) うまむすめのじゅうはちせだい

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