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2020-01-09 08:57:32 バージョン

Over_Quartzer

おーゔぁーくぉーつぁー

特撮番組『仮面ライダージオウ』の劇場版タイトルである。

平成仮面ライダー、最終章。


時代を壊せ、未来を変えろ。


概要

2019年7月26日に公開された『仮面ライダージオウ』の劇場映画。DVD/BDが1月8日(なんと平成元年の始まりの日)に発売された。

これまでのライダー映画でも度々描かれてきた「本当の最終回」、及び「平成仮面ライダーの最終回」を描く。


そして、本作は『仮面ライダードライブ』からレジェンドが登場し、TV本編で正式に継承されなかったドライブライドウォッチの継承経緯についても描かれており、実質的な「仮面ライダージオウ ドライブ編」でもある。ドライブが選出された理由は本編でのライドウォッチの扱いに加えて、放映開始から5周年の記念、『仮面ライダーブレン』の宣伝つながりも兼ねていたと思われる。


「平成とは」「平成ライダーとは」という、冬映画の「FOREVER」とはまた異なったベクトルでメタ的なテーマを主題に掲げた作風となっており、全編を通してメタ要素とギャグ色が強いのが特徴。

また非常に断片的ではあるが、「オーマの日」の真相についても触れられている。


ストーリー

残されたドライブライドウォッチの謎。その鍵は戦国時代に隠されていた。


魔王・織田信長と出会い、歴史上の戦いに身を投じるソウゴたち。

そこにあらわれたのは歴史の管理者を名乗る“クォーツァー”。仲間だったはずのウォズも、その一員として立ちはだかった。


やがて明かされる、ソウゴたちのこれまでの戦いに隠された衝撃の事実。


常磐ソウゴ=仮面ライダージオウ、その存在に隠された大いなる陰謀とは?


時空を超えた冒険のはてに、ついに誕生する王は最善か?最悪か?


ついに「仮面ライダージオウ」、真の最終回へ――


登場人物

主要キャスト

常磐ソウゴ/仮面ライダージオウ…演:奥野壮

明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツ…演:押田岳

ツクヨミ…演:大幡しえり

ウォズ/仮面ライダーウォズ…演:渡邊圭祐

オーマジオウ…CV:小山力也

常磐順一郎…演:生瀬勝久


クォーツァー

常磐SOUGO/仮面ライダーバールクス…演:ISSA

カゲン/仮面ライダーゾンジス…演:パパイヤ鈴木

ジョウゲン/仮面ライダーザモナス…演:斉藤秀翼

その他構成員…演:DAPUMP


その他

織田信長…演:前野朋哉

牛三…演:若林時英

クララ・スタインベルト…演:蒼葉える


仮面ライダードライブ』より

詩島剛/仮面ライダーマッハ…演:稲葉友

クリム・スタインベルト…演:クリス・ペプラー


仮面ライダーゼロワン』より

仮面ライダーゼロワン…声:高橋文哉


サプライズゲスト

木梨猛…演:木梨憲武(仮面ノリダー)

仮面ライダーブレン

仮面ライダー斬月 カチドキアームズ

仮面戦隊ゴライダー

仮面ライダーG

仮面ライダークウガ(HEROES)


劇場版限定フォーム

オーマフォーム

Over Quartzer

ソウゴがオーマジオウライドウォッチで変身した姿。


余談

前作同様、主題歌がそのままタイトルになっている(ただし表記が若干違う)。


本編で登場したタイムマジーンダイマジーンカッシーンなどのメカも参戦。タイムマジーンは、ジオウ達以外にもクォーツァー側のザモナスが操縦している。カッシーンは、クォーツァー側の戦力として複数体が登場、ジオウと戦闘を行っているのが確認できる。


今作初登場のライダーであるバールクス、ザモナス、ゾンジスは、放映、公開された時代は平成ではあるが、平成ライダーとはカウントされていない作品の仮面ライダーたちがモチーフとなっており、そのライダーたちのライドウォッチをそれぞれ所持している。また、そのライダー達はいずれも昭和ライダーシリーズにルーツを持つライダーばかりである。詳しくは各ライダーの項目を参照。


10月に公開された「仮面ライダージオウ ファイナルステージ」は本作の後日談であり、意外な敵の再登場に加え「平成に生まれた昭和ライダー」「令和を生きる平成ライダー」にもスポットを当てた作品となっている。


メインビジュアルについて

メインビジュアルには今回の劇場版ライダーの他に、平成時代に活躍したライダーがガラス片に映っている。


(太字は劇場版限定ライダー、斜字は劇場版先行登場ライダー)


殆どが劇場作品に登場したライダーである。


主題歌

DAPUMPP.A.R.T.Y.~ユニバース・フェスティバル~


DAPUMPの31枚目となるシングルの表題曲。サビでは「バイーンダンス」と名付けられた振り付けが登場するなど立派なダンスミュージックで、オーズの夏映画の主題歌に負けず劣らずの明るい曲である


披露された当初はファンの間で「これが主題歌だとは思わなかった」「予告編から感じた映画の雰囲気とかなりギャップがある」という声が上がるなど賛否両論だった。

しかし公開された映画がサプライズと情熱に溢れた「平成仮面ライダーの最終回」と呼ぶに相応しいお祭り映画であったこと、穿った見方をすれば歌詞及び曲調が真の大魔王となる常磐ソウゴと新時代のライダーの最初の活躍を祝うともとれることから、この曲こそが相応しいという声も増えている。


リリース前後にはミュージックステーションや音楽の日で本楽曲が披露される機会があり、特にMステでの2度目の楽曲パフォーマンスの際はジオウとダンスに関わりのある電王鎧武が登場し、DAPUMP一同と共に「バイーンダンス」を披露した。


時系列について(ネタバレ注意)

ドライブ以外のライドウォッチが正式に継承されている状態で始まり、EP47ではゲイツがクリムと剛を知っていた事、特に剛については公式サイトに本作で出会ったことが明言されていることから、EP40~47の間のどこか(タイミング的に最も可能性が高いのはアナザーディケイド登場直前のEP43・44の間)に起こった出来事と思われる。

劇中におけるゲイツの説得を受けて真にクォーツァーを裏切るウォズ(→ジオウトリニティが「3人の絆による力」と説明され、後にオーマジオウとの対決に挑む)や、タイムパラドックスによるゲイツとツクヨミの消滅と復活(→湊ミハルの「2人がソウゴに関わることでオーマジオウの未来が生まれる」という発言)は、終盤の展開を意識して描かれていたとも見れる。

この他にもゼロワンの活躍するプロローグとエピローグ(→世界の融合)、仲間達3人の復活劇(→歴史の再構成)など、最終回への伏線とも受け取れるシーンが存在している。


しかし最終回時点では逢魔降臨暦が破られていない、ソウゴがオーマジオウライドウォッチを所持しておらずグランドジオウライドウォッチが破損したためにジオウトリニティとして戦う展開が訪れるなど、本編中に起こった出来事と考えにくい要素も目立っており、平成一期の劇場版で多く見られた分岐したパラレルエピソード、あるいは何度目かのループのラストに当たる話とも考えられる(本作で明かされた謎と繋がらなくなるという意見もあるがある)。

また、FOREVERでは劇中でクウガ・Wのライドウォッチを入手したが、本編でもいつの間にか継承したことになっている。これについて白倉Pは「本編でも劇場版と似たような事件があり、ライドウォッチを継承した」と本編とはパラレルである旨を回答している。ドライブ関連についても同様に、「TVの世界観でもクォーツァーが攻めてきたがそれに際して逢魔降臨暦は破られておらずオーマフォームが出るまでもなく勝利出来た」と解釈すれば矛盾はなくなる。

もっとも今回は白倉Pからの説明がないため断定もしにくい状態にあり、上記の疑問点も「ウォズと一緒に逢魔降臨暦も元に戻った」「クォーツァーによる本来のオーマジオウ誕生の歴史が消えたことでオーマジオウライドウォッチも消滅した」と考えれば説明出来なくもない。


一方で新たな世界でもソウゴがオーマジオウになりうる可能性を示唆したセリフや「真の最終回」とのフレーズから(「平成ライダーの終わりがテーマ」と考えれば一応おかしくはないが)、正真正銘『ジオウ』の一番最後の物語であり、本編最終回から再び4人が戦い抜いた後の出来事ととらえる意見もある。

しかしこの場合ゼロワンの出自(本編最終回で融合した世界は元に戻されている)と仮面ライダーツクヨミが登場しない理由(本作の後の物語かは分からないものの続編への参戦が決まっている)の説明が困難になってしまう。


このようにファンの間では非常に混乱を生んでおり、テーマの近さから「FOREVERと同じ世界にしてその後日談」であるという説も生まれるなど、憶測が憶測を呼んでいる状態にある。


関連動画

予告編

0:33より。クォーツァーの行動、信長との接触、ウォズの思惑など多くの情報がわずか1分にぶっこまれている。

同時上映の「騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE」の情報が半分ほどの33秒なので長く多いと感じる。


特別映像2

タイムトラベル先の戦国時代で信長側として戦うソウゴとゲイツの姿が確認されている。

仮面ライダーゲイツが旗を掲げて指示を飛ばしている場面はややシュール。


特別映像3

ドライブライドウォッチを探し巡る面々と、仮面ライダーマッハとの邂逅が描かれている。


関連タグ

仮面ライダージオウ


Over"Quartzer":こちらはジオウ本編のOPテーマ。


Be The One→本作→???

同時上映:騎士竜戦隊リュウソウジャータイムスリップ!恐竜パニック!!


仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション:時系列では次の作品。

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