基礎データ
他言語版での名称
英語 | Rayquaza |
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イタリア語 | Rayquaza |
スペイン語 | Rayquaza |
フランス語 | Rayquaza |
ドイツ語 | Rayquaza |
容姿
前足はあるが、後ろ足はなく、羽らしきものは見当たらず、とぐろを巻きながら飛んでいる。
また、全身にカイオーガやグラードンのような独特の黄色い模様がある。
ドラゴンらしいオーソドックスなデザインに加えて、色違いがリザードンなどと同じ黒色なことからかなり人気の高いポケモンである。
ドット絵はとぐろを巻いているしポケダンでもとぐろを巻いたまま移動する。若干シュールな絵面だがそうなった理由は単純にまっすぐになると画面に入りきらないからだろう。レックウザに限らず体の長い蛇系のポケモン自体が何かしらのポーズで収めなくてはいけないのだが。
全身を無理に画面に収めなくて良いポケモンカードやアニメではウネリはあるがまっすぐ飛ぶ。
今でも過去の名残でレックウザはとぐろを巻いているが、3D作品になりサイズの制限も無くなったメガレックウザはとぐろを巻かなくなった。
概要
語源は恐らく、「裂空(レックウ)+斬もしくは座(ザ)」。
もしくはサンスクリット語で『宝』を意味するKozaと掛けているのかもしれない。
オゾン層の中を飛びながら空気中の塵と水分を食べて生きているという、フォルムに似つかわしくないエコでストイックな生態を持つ。
『エメラルド』では、パッケージを飾りストーリーの鍵となっているポケモンで、カイオーガ・グラードンの暴走を抑える役割を果たした。この時のムービーはGBAと侮るなかれ、一見の価値ありの名映像。ちなみに『エメラルド』この一連のイベント終了後から捕獲にチャレンジできる。Lv.70なので、成功すれば相当心強い。
同格であったカイオーガ・グラードンがORASにてそれぞれゲンシカイキと呼ばれる新たな力を手に入れた一方、レックウザはメガシンカを入手する事となった。
さらに、「メガシンカの謎に関係している」と言う新たな設定が追加された。
体内にミカド器官という内臓を持っている。
成層圏に住むレックウザは本能的に宇宙から飛来する隕石を食べ続けており、ミカド器官は体内に溜まった隕石とレックウザのエネルギーを融合させ、メガストーンと同じ力を生み出すという。
ミカド器官によって自らメガシンカしたレックウザはゲンシカイキした超古代ポケモンをも退ける力を発揮し、古代から2匹の争いを鎮めてきた。
この姿を見た古代の人々が進めた研究は、現在のメガシンカの理論に繋がる。
ちなみに、レックウザの図鑑の説明も、古代人たちの伝承を元に編集されたものらしい。
ORASでは「エピソードデルタ」のなかで強制捕獲となる。
そのため、任意だったHGSS以前とは異なり、捕獲率係数に上方修正が掛かっている(BWのレシゼク及びXYのゼルネアス・イベルタルと同程度)。
オゾン層や宇宙空間に棲息して地上に降下することも珍しくないので、重力・電磁波・電気・熱・冷気などには耐性があるはずなのだが実際は…。
初の禁止級伝説の3体目であり、オーソドックスながらもカッコいい外見から人気は高く、2016年のポケモン総選挙720では7位、更に2020年の「ポケモン・オブ・ザ・イヤー」では8位とどちらも禁止級伝説ではトップを記録(特に後者は準伝説・禁止級・幻のポケモンを含めても伝説ポケモントップをマークしている)しており、未だに高い人気を誇る。
ゲーム中での性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
105 | 150 | 90 | 150 | 90 | 95 | 680 |
グラードンと同等の「こうげき」とカイオーガと同等の「とくこう」を持つ。
技はりゅうせいぐん・げきりん・じしん・オーバーヒート等の高火力技を習得出来る。積み技に恵まれない禁止級ドラゴンの中では珍しくりゅうのまい・つるぎのまいを覚えることが出来る。
また、禁止伝説としては珍しく先制技であるしんそくも習得できる。
その為、アタッカーとしてはとても優秀なポケモンである。
攻撃・特攻の高さから物理型・特殊型・両刀どれでもこなす事ができる。
しかし、双方の攻撃面だけをいいとこ取りした種族値配分をした結果、防御面は伝説のポケモンにしてはやや低めな数値になってしまった。
(それでもH105・BD90であり、あくまでも伝説のポケモンの中では低い程度である)
ただ、ドラゴン・ひこうと言うタイプの組み合わせ故にこおりタイプが4倍弱点と言う無視できない弱点が存在するのが痛く、数値以下の耐久で見られがちである。
補助技の習得も少ないので、サポーターにはとても向かない。
素早さは95と多くの伝説ポケモンの素早さである90を上回るが、ドラゴンタイプの中では中途半端でボーマンダやガブリアスなどより遅く、これらにあっさり抜かれてしまう。
そしてただでさえ禁止級はドラゴンの数が多く、
- 同じ特攻でありながら素早さ100と禁伝龍最速の空間龍・パルキア
- ドラゴン/はがねと言う優秀な耐久面を持つ時間龍・ディアルガ
- 防御面に優れており、ゴースト故の耐性や補助技も優れた次元龍・ギラティナ
- 数少ない氷・妖等倍龍であり、ほぼ全てのポケモンに一致等倍以上が取れる炎龍・レシラム
- 禁止級唯一(創造神除く)の麻痺無効と超火力の電気物理技で(一応)独自性を持つ雷龍・ゼクロム
- レックウザと同速の上、圧倒的特攻を持ち炎も操れる氷龍・ホワイトキュレム
…と、これだけ特徴のあるドラゴンがいる為、ただ力に特化したレックウザでは目立ちづらいのである。
…ふつうのキュレムとブラックキュレムは忘れてやって下さい。
また、特性「エアロック(自分が出ている間、全ての天候による効果を打ち消す)」も名前こそは固有だが、効果はコダック系統などが持っている特性「ノーてんき」と全く同じという始末。名前だけの専用特性という稀に見る可哀想な状態……かと思いきや、ご丁寧にも後継者がいた。
グラードンとカイオーガを抑える役目を持つポケモン故にこの特性が付くのは仕方ないのだが、何せレックウザが場にいないと機能しない上いる間だけ無効にしているだけと言うのが問題。
実際はグラードンのストーンエッジで乱数1発・カイオーガのれいとうビームで確定1発で、サブウェポンあっさり片付けられてしまう。
この特性で問題なのは相手の技だけでは無い。
レックウザのせいで自分も天候に頼れないのである。なんということでしょう。
実の所、天候をより対策したいのなら無効化するよりも自分側も有利な天候を1つ持って戦った方が結果的に安定することが多いので、天候封じ目的でレックウザが使われることは少ない。相性の良さそうなヌケニンも第6世代で相性の良い道具を手に入れる始末。
ちなみにレックウザはにほんばれ・あまごい・すなあらしを覚える。何故だ。
このように、高い火力を持ちながらレックウザは不遇の時を過ごし続けてきた……
そして...
そしてそのメガシンカがまさか今までの不遇を完全に打ち破るとんでもないものになっていたとは誰が予測できただろうか。
詳細はメガレックウザのページが詳しいので、該当記事を参照のこと。
関連ゲームでの登場
ポケモン不思議のダンジョン
『救助隊』シリーズにおいてラスボスを務めた。
だが道中の敵の方がわざの関係上強いためイマイチパッとしない。しかも続編である探検隊シリーズラスボスのディアルガがそれに相応しい強さや器の広さを見せ付けたおかげで、より影が薄くなってしまっている。
だが味方になった際にはスリップダメージを受ける厄介な天候を無効化できる「エアロック」が非常に優秀……と思いきや、大きさが☆4なのでパーティに制限がかかる。
これなら大きさ制限のかからず二重弱点もないゴルダックでいいとなりがち。
伝説ポケモンとは一体……
続く『探検隊』ではラスボスではなく隠しダンジョンのボスとして登場。
性能面では前作とほとんど変わらないが、「スカイジェム」などレックウザとの相性がいい持ち物を持たせると途端に最強クラスのポケモンへと早変わりする。かしこさもわなふまずやしりょくじまんなどの優秀なものを持つため非常に使いやすい。普段は100%の命中率でも割と外すこのゲームで命中率を上げられるしゅうちゅうも役に立つ。
こおりタイプ相手にはドーピングするかかえんほうしゃなどで対処したいところ。
スマブラシリーズ
大乱闘スマッシュブラザーズX
アドベンチャーモード「亜空の使者」及びボスバトルでのボスとして登場する。
が、大幅に設定無視されるという非道な仕打ちを受けてしまった。尤も主人公出身なのにハズレキャラ的な扱いのアシストよりかはマシだが……
具体的には、
- 天空ポケモンなのにジャングルの湖からいきなり登場(一応「ダイビング」を覚えるが…)。
- 天空ポケモンなのに基本的に地上で戦闘を行う。
- 天空ポケモンなのに穴を掘って地面の中に潜り飛び出してくる(因みにレックウザは「あなをほる」は覚えない)。
コブラか何かだと思ったのか。
ただスマブラの登場キャラクターはそのキャラクターを模したフィギュアという設定がある為、一概に非難できるかと言うとそうでもなかったりする。
そもそも格闘術を持っているかどうか分からないキャラもいるし。
スマブラ3DS/WiiU
大乱闘スマッシュブラザーズforWiiUでは「カロスポケモンリーグ」の「竜章の間」に低確率で出現。画面外から突進攻撃を仕掛け、当たったファイターをふっとばす。前作に比べれば天空ポケモンっぽい扱いである。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL
前作に引き続きステージギミックとして登場する他、スピリットとしても登場。ランクはACE。無属性で全ての相手に対応でき、ジャンプ強化持ち、更にスロット3つなど戦力としては申し分ない性能を持つ。メガレックウザは登場していない。ゲンシカイキの二体はいるのに…。
また、ボスキャラクターの中でもランクはかなり上の方。
ポケモン+ノブナガの野望
前座のゼクロムを退けてラスボスであるノブナガのポケモン(色違い)として登場するが、その時は事前に高性能を誇るアルセウスを味方につけられるためにそこまで脅威になっていない。
その後、厳しい条件をクリアすることでやっと仲間にすることができるが、本作でも屈指の性能を誇っている。
- 飛行性能を持ち、地形を無視できて移動力が高い。
- 直接&間接・複数攻撃可能の本作でも屈指の性能を持つ「りゅうのはどう」で攻撃。
- 当時はフェアリータイプが無いため、無効化できない。
- 本作独自の特性は移動した分だけ威力がアップするという能力。
さらに、ノブナガのランク2のブショーパワーが「2回行動できて、ひるませる」というモノである。それの効果がレックウザに付けば、移動力も相まって縦横無尽に暴れまくる。
トドメに、背水のお札を発動させれば攻撃・防御数段階アップに移動が5、更に2回行動という、魔王どころか、どこぞの狂王のような雰囲気を味わえるだろう。
共通する恐ろしさは、一撃でも食らえば大ダメージなのに地形を無視して飛んでくることである。
問題は使える場面(=ノブナガがシナリオに参加できる場面)がやや少ないことか。
ポケモンGO
グラードン、カイオーガに続き、第3世代の伝説枠として2018年2月10日~3月16日までの期間限定でレイドボスとして登場。その後「レイドウィークエンド」の対象ポケモンとして2019年3月16日~18日に復活し、2019年8月1日~9月2日にかけて、今度は色違いを引っ提げて3度目の登場を果たした。
手持ちに加えたい場合は、ボスとしてジムに襲来してきた個体を倒してゲットする必要がある。
性能
原作同様、高い攻撃力を持つ反面、耐久性能は低めというステータスになっているため、他の伝説ポケモンと比べるとかなり打たれ弱く、耐久面ではカイリューに劣る。また、その関係からか、総合CPもおおよそ3800台と禁止級の中では割と控えめな数値に落ち着いている。
習得できる技は通常技で「エアスラッシュ」と「ドラゴンテール」、ゲージ技で「つばめがえし」「げんしのちから」「げきりん」。
「ドラゴンテール」「げきりん」はカイリューでお馴染みの組み合わせなので、レックウザでも当然この組み合わせが推奨される。
また、何気に鳥ポケモン以外で通常・ゲージ技の両方をひこう技で固められる数少ないポケモンの1つでもある。
火力はお墨付きで、カイリューの一回り上の打点を叩き出すことができるため、問答無用のゴリ押しには非常に適している一方、防御力では大きく劣るためにカイリューとは一長一短といったところ。
ちなみにボーマンダとは種族値がほとんど同じ。一応習得できる技が異なり、レックウザは「げきりん」、ボーマンダは「りゅうせいぐん」となっているので使い分けは可能である…と言われていたが、後にボーマンダはコミュニティ・デイ限定技として「げきりん」を習得できるようになったので、この差別点は殆どあってないようなものになってしまった。
決して弱くはないのだが、禁止伝説級であるために捕獲や強化が困難で頭数を揃えるのが難しく(レックウザをフル強化した上で使用するには期間限定のレイドバトルに勝利し、なおかつ困難な捕獲を何度も乗り越えて高個体を厳選し、その上で貴重なふしぎなアメを使わなければならない)、能力もカイリューやボーマンダと大差ないにも関わらず伝説級なのでジムに置くことができない。
また、上記のように複合しているタイプや覚える技がカイリューやボーマンダと被ってしまいがちというのも痛い。
ぶっちゃけそこまでするくらいならカイリューやボーマンダを育成した方がよっぽど楽であり(カイリューやボーマンダの入手・強化難易度も決して低くはないのだが、コミュニティ・デイの開催などもあり現在は環境が随分緩和されているため)、レックウザはそこまで無理に使うこともないポケモンになってしまっている。そのため、グラードンやカイオーガと比べると少々不遇な感は否めなかった。
ただ、トレーナーバトルの実装後は、「げんしのちから」に攻撃・防御アップ効果が付与されたため、この点でカイリュー・ボーマンダとは性能面で多少の差別化が図れるようになった(ただし、効果が発動する確率は原作同様10%と低く、そもそもトレーナーバトル以外では効果そのものが発動しない点には注意)。また、上記「つばめがえし」もタイプ一致でかつ小出しにしやすいため、相手にシールド展開を要求させて揺さぶりをかけやすいという点で有能である。
レイドボス
種族値の関係からか、グラードンやカイオーガよりかはCP値が低く、耐久性も低いことから4~5人程度の少人数PTでも頑張れば倒すことはできる。
ゲージ技が「げきりん」を除けばいずれも低威力で、手持ちのポケモンをきちんと育成しておけば、グラードンやカイオーガのように一撃死の心配があまりないのも攻略しやすいポイントの1つ。
基本的には二重弱点を突けるこおりタイプのポケモンで攻めていけば事足りるのだが、ゲージ技が「げんしのちから」であった場合はこちらも効果ばつぐんを取られて大ダメージを負ってしまう(じめん複合のマンムーは等倍まで軽減できる)。一応、「げんしのちから」は一発当たりの威力が低いため、しっかり育成しておけばこおりタイプであってもさすがに即死することはない(そもそもこおりタイプのポケモンは一部の例外を除き耐久力に優れている傾向があるので、そこまで心配することは無かったりするが)のが救いか。ただし、2重弱点を取られてしまうフリーザーは話が別なので、この技が来る可能性が高いと判断したのなら、念のため出すのは控えた方が良いだろう。
こおり以外では、ひこうタイプにばつぐんを取れるいわタイプのポケモン(バンギラス、ドサイドン、ボスゴドラ、ラムパルドなど)や、ドラゴンタイプにばつぐんを取れるフェアリータイプのポケモン(サーナイトやトゲキッスなど)がおススメ。特に、いわタイプはこおりタイプと比べると火力は幾分落ちるものの、すべてのゲージ技を等倍以下に軽減して戦え、かつ耐久性そのものもかなり高い種族が多いので、安定性の面では優位に立つことができる。
いずれにせよ、対策の取れるポケモンが多いことから、グラードンやカイオーガより戦いやすい。
また、レックウザの実装期間中、レイドボスは対抗策となるポケモンを用意できるようにという配慮からかこおりタイプ(ないしこおり技を覚えられるポケモン)が多かったので、対策ポケモンを先にそちらで手に入れて育成してから挑むという手も可能。
また、レイドウィークエンドの出現時は、ディアルガと実装期間が重複していたため、ドラゴン技を軽減できるディアルガを育成して戦わせるという選択肢もあるだろう。
なお、ゲットチャレンジの難易度が非常に高い点は他の伝説ポケモンと同様。
ただ、ターゲットサークル自体は比較的大きめで判定も広く、さらに他のひこうタイプのポケモンと同様縦方向の移動はするものの、デカい図体を画面内に納めなければならない事情からか移動距離自体はそこまで気にならないレベルに落ち着いている。そのため、動きに慣れてくれば結構な頻度でグレートやエクセレントを狙うことができるだろう。少なくとも直前まで実装されていたカイオーガよりかは明らかに楽といえる。
レックウザVSグラードン+カイオーガ
2018年2月24日~3月5日まで、レックウザVSグラードン+カイオーガのレイド対決が行われた。
内容は、期間内に「レックウザ」と「グラードン+カイオーガ」のどちらの方が多く討伐されたかというもので、集計後、レックウザであれば「強風」、グラードン+カイオーガであれば「晴天」「雨天」に強化されるタイプのポケモンが卵から孵りやすくなる。
トレーナー達の奮闘の結果レックウザの勝利となった。
このため、3月6日から15日まで強風の天候時に強化されるポケモンがタマゴから孵りやすくなり、更にレイドボスにも追加された。
……のだが、このイベント、冷静に考えれば初登場のはずのレイドボスが既存のレイドボスに横槍を入れられる図であり、この手の横槍を幾度となく繰り返しており最早恒例行事と化してしまっているのはいかんともしがたいところ。
ポケモンマスターズ
2020年1月30日から行われたイベント「天空を統べる竜」にてヒガナの相棒ポケモンとして登場。
しかし、エピソードデルタ本編にてヒガナ本人の力ではメガシンカ出来なかった(主人公の持つ隕石によってメガシンカした)事もあり「ガリョウテンセイ」を覚えておらず、バディーズわざは「みんなを守る祈りのりゅうせいぐん」となっている。
そしてガリョウテンセイを覚えていないため当然メガレックウザにはならない。
アニメ
映画『裂空の訪問者』
CV:小西克幸
満を持して映画『裂空の訪問者デオキシス』に登場。
…なのだが、その役回りは端的に言ってしまえばストーカー。
自身の住処であったオゾン層を横切ったデオキシスを憎み、激しくバトル。その後、なんと4年越しにデオキシスを追跡し、ハイテク都市<ラルースシティ>を大混乱に陥れる。
これまでの伝説ポケモンは高度な知性を有している、圧倒的な強さを見せるなどある種の『格』があったのに対し、お世辞にもあまりいい役回りと言えなかった。
この作品もあってかアニメ作品において、以降登場する緑色のレックウザは基本的に凶暴性をむき出しにして敵を攻撃する傾向が強い。
「史上最悪のトゲピー」
CV:小西克幸
アニメ『ポケットモンスター』3期目『ダイヤモンド&パール』142話「史上最悪のトゲピー!」に登場。まさかのテレビアニメ本編での初登場がまさかのギャグ回である。それでいいのか。やったことはロケットで宇宙進出しかけたサトシとロケット団を攻撃してきた。以上。
『最強メガシンカ』
Ⅱでは、メガシンカエネルギーを放つ伝説の巨石の復活に際し、伝説の巨石の元に飛来。その巨石と呼応してかメガレックウザにメガシンカし、巨石を復活させたアラン達を攻撃、周囲を一方的に破壊するが、巨石がどこかに消失したために姿を消した。
Ⅲでは、再びホウエン沖に出現した巨石の元にメガシンカして来襲。同じように巨石の力を狙っていたゲンシグラードン・ゲンシカイオーガの二体と交戦。
激戦の末、ガリョウテンセイで二体をゲンシカイキ解除までに追い込み勝利するが、狙っていた巨石はフラダリの潜水艦に奪われてしまい、仕方なくメガシンカを解除して空へ帰っていった。
映画『光輪の超魔神フーパ』
色違いの黒いレックウザが登場。
暴れん坊な緑色の固体と違い、フーパに呼び出された際にはフーパの影の危険性を瞬時に理解してラティアス・ラティオスと共にサトシ達に協力。
サトシの指示に従い、サトシ達のポケモン編隊の主力として、フーパの影に操られる伝説ポケモン達を相手にメガシンカして激闘を繰り広げる。 フーパの影が狙うデセルタワーを守るため、サトシの指示で竜巻を起こしてデセルタワーを覆い、ラティアス達のサイコキネシスで竜巻を強化することで数度は伝説ポケモンの攻撃をしのぐ芸当も見せた。
余談
レックウザは2012年に行われた「歴代ゲーム ポケモン総選挙」で見事1位に輝いたことがあり、
その時にもらえるレックウザの覚えているわざは……まさかの「Vジェネレート」であった。
なんとビクティニしか覚えられなかったはずのあの強力技「Vジェネレート」を覚えてしまったのである。因みに相性の悪いこおりタイプや技の通りが悪いはがねタイプに対して有効なので相性は良い。その直後、今度はポケナガ発売記念で色違いのレックウザ(ノブナガの黒いレックウザ)配信まであった。…またレックウザか!
そして2015年…「次世代ワールドホビーフェア '15 Winter」においてまたもや黒いレックウザの配信が決定した。今度はカロスマークと色違いを両立するので意味はある。…のだが2015年3月には月刊コロコロコミックのタイアップでも黒いレックウザ。
…またまたレックウザか!
さらに2016年、7月の東京スカイツリータウンへのポケセンオープンでまたもや黒いレックウザの配信。なんと第6世代3度目。…ただしガリョウテンセイ持ちなのでORAS限定。