ヒノアラシ
ひのあらし
基礎データ
概要
『金・銀・クリスタル』と『HGSS』ではウツギ博士から、『LEGENDSアルセウス』ではラベン博士から最初にもらえるほのおタイプのポケモン。通称ジョウト御三家およびヒスイ御三家の1匹。
背中に4つのオレンジ色の斑点があり、そこから炎を出すことが出来る。
臆病な性格をしており、いつも背中を丸めている。
しかし敵に襲われたり、怒ったり驚いたりしたときは背中から炎を噴き出す。
怒った際に噴き出す炎の勢いは強いが、弱っていると不完全燃焼になってしまう。
種族名にもある通り、モデルは火鼠とヤマアラシだと思われるが、尖った顔つきはどちらかといえば、トガリネズミに近く、進化して初めてヤマアラシらしい外見になる。
余談だが、2020年に見つかった開発中のポケモン金銀の没ドット絵の中にヒノアラシとよく似たポケモンが発見された。
ヒノアラシとの違いは背中の炎の代わりにトゲが生えており、一旦没になってホノオグマと入れ替わる形で炎御三家になった模様。
ゲームにおける特徴
『金・銀・クリスタル』と『HGSS』では序盤に手に入るほぼ唯一のほのおタイプであり、キキョウジムのハヤト相手にはタイプの良し悪しが無く、ヒワダジムのツクシに至ってはむしタイプの使い手なので、ヒノアラシを選ぶと序盤を突破するのは容易い。
さらに、その後もほのおを弱点とするジムが多いので、何かと楽を出来る場面が多い。ただしコガネジムのミルタンクだけは何らかの対策を立てないと詰むので注意。
Lv.14でマグマラシに進化するため、同じジョウト御三家のワニノコとチコリータより、若干早い段階で第二段階へと進化させることが出来る。
ただ基本的にほのお技とノーマル技しか覚えず技範囲が狭い。
『金・銀・クリスタル』では進化させられれば「かみなりパンチ」を覚えられるが、『HGSS』ではそれすらないので苦労するだろう。
第3世代では入手が厳しく、『エメラルド』でホウエン図鑑を完成させたご褒美として貰うか、また『ポケモンコロシアム』でスナッチしたマグマラシをGBAソフトに送ってタマゴを作って手に入れるか、『ポケモンXD』でバトル山を特別な縛りをもってクリアするかの3択になる。
第7世代『サン・ムーン』の島スキャンで初めて野生のヒノアラシが登場した。
『LEGENDSアルセウス』では、後にシンオウ地方と呼ばれる遥か昔の時代のヒスイ地方に別の土地から連れてこられたという設定で、モクロー、ミジュマルと共に御三家として登場する。
また、同作ではマグマラシへの進化レベルが17に変更されている。おそらく他の御三家との兼ね合いであろうが、現時点で進化レベルが変更されたのはヒノアラシのみである。
使用トレーナー
ゲーム版
- ゴールド:金銀男主人公※1
- ヒビキ:HGSS男主人公※1※2
- クリス:クリスタル女主人公※1
- コトネ:HGSS女主人公※1
- シルバー:金銀クHGSSライバル※3
- テル:LEGENDSアルセウス男主※4
- ショウ:LEGENDSアルセウス女主人公※4
※1 チコリータ・ワニノコと3択
※2 ポケモンマスターズではバディー
※3 金銀クHGSS主人公がチコリータを選んだ場合
※4 モクロー・ミジュマルの3択
アニメ版
漫画版
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
〈レギュラーの手持ち〉
〈ゲスト+α〉
- 無印117話
- ワカバタウンのウツギ博士が初心者に渡す3匹のうちの1匹で、ウツギ博士がサトシ達にジョウト地方の初心者向けポケモンの説明をした時に登場。おなかをくすぐると喜ぶのでとてもかわいらしい。
- ケンタのヒノアラシ
- 『ポケットモンスタークリスタル ライコウ雷の伝説』の主人公ケンタが選んだポケモンもヒノアラシであったが、すぐに進化したためヒノアラシとしての出番は少ない。
- アザミのヒノアラシ
- アニメにおけるアザミは糸目フェチという一面があり、自宅にヒノアラシがいた。
- クリオのヒノアラシ
- 劇場版『アルセウス 超克の時空へ』
その他
SM | 34話・133話 |
---|---|
新無印 | 46話(冒頭) |
劇場版 | みんなの物語 |
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- 1話:リコの面談時と新入生の手持ちで登場。
漫画版
『ゴールデン・ボーイズ』
- 冒険家を目指すトレーナー・クリスの手持ちとして登場。
『PiPiPiアドベンチャー』
- キャラウェイのアラシ:こちらのヒノアラシは作品の都合上「人語を話す」が、その際の口調は何故か関西弁。シャイな性格でいつもぼんやりしているが、実はキャラウェイのポケモンの中では一番強い。