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海老の編集履歴

2024-09-30 17:48:57 バージョン

海老

えび

十脚目の甲殻類のうち、カニやヤドカリなど以外の種類のこと。

🦐概要

軟甲綱十脚目に属する甲殻類のうち、カニ(短尾類)とヤドカリなど(異尾類)を除いた分類群の総称。「」「蛯」とも表記する。古くは前述したグループと並んで学術的に「長尾類」とも呼ばれていた。


食用の魚介類として重要な種類を多く含まれるグループであり、海鮮料理から加工食品まで食材として幅広く利用される。


異尾類のコシオリエビや、十脚類以外の甲殻類であるカブトエビホウネンエビなど、フォルムがエビを思わせる為に「エビ」の名を冠した甲殻類が多数いる。ただし、エビに酷似したアミやオキアミを含めて、直接的な関係性はない。


🦐特徴

陸生の種が存在する異尾類やカニとは異なり、一生を水中の中で過ごすものがほとんど。(ザリガニは湿った泥がある環境では一定時間陸で動くことが出来る。)そのうち多くが海洋生物であり、腰の折れ曲がった姿から「」の「老」人、即ち「海老」と表記するが、ヌマエビテナガエビ、ザリガニのような淡水で過ごす種類も知られている。


他の十脚類と同様、体を硬い外骨格甲殻)で覆っており、可動の眼柄に付いた複眼、10本の、そして1枚の甲羅に癒合した頭胸部と6節に分かれた腹部を持つ(俗に言う「エビの頭と尻尾」)。

なお旧称「長尾類」の通り、異尾類やカニより腹部が長くてみたいな尻が目立ち、腹部の発達した遊泳脚で水中を泳げるものも多い(異尾類とカニでは退化的)。


ロブスターやザリガニのように巨大なハサミを持っている種もいるが、異尾類やカニと異なり(全てがハサミを前脚に持つ)、全くハサミを持たない種類もいる(イセエビセミエビなど)。

一般的に「エビ」が図像化される場合も、カニとの差別化を図るために大きなハサミを持たない種類(イセエビや上記のプローンやシュリンプと呼ばれるタイプ)の姿で表わされることが多い。


危機を感じると先端が扇のようになった長い腹部を使って大きく後退する為、これが「エビはジャンプが得意な生き物」という認識の元になっている。(一応脚があるので、砂泥や岩礁の上を歩くこともある。)


食性は死骸類を食べる雑食性(クルマエビヌマエビ)や貝類を砕く大顎を持つイセエビなどは肉食性であるなど様々。


基本的にから孵化すると「ノープリウス幼生」という成体と全く異なる姿で生まれてくるが、ザリガニなど一部の種類は親とほぼ同じ姿で生まれてくる。


🦐英語名

英語圏ではエビを全て総称する単語はなく、大きさや分類によって次に分かれている。

  • lobster(ロブスター):狭義では日本語でのロブスター(ウミザリガニ)などアカザエビ科の種類、広義では大型の海棲エビ類全般を指し、イセエビセミエビなどまで含まれる。淡水性でアカザエビ科と同じザリガニ下目であるザリガニを含む場合もある。
  • crayfish(クレイフィッシュ):ザリガニを指す。
  • prawn(プラウン):主にクルマエビ類を指す。中型種が多い。
  • shrimp(シュリンプ):残り全てのエビ類を指す。小型種が多い。言葉自体は「エビ」と同じ感覚でたまにエビでない甲殻類の名前に付けられる(例えばカブトエビの「tadpole shrimp」)。

🦐人間との関わり

殆どの種類が食用として極めて重要で、日本料理では天ぷら酢の物刺身寿司など様々なものに用いられる。ただし、痛風患者はプリン体が多く摂取を控えた方が無難である。

有名なものではクルマエビ(近似種のブラックタイガー)、アマエビシバエビサクラエビ、エビ焼売やエビカツ(海老寄せフライ)といった加工食品に使われるバナメイエビが知られている。


剥き身等でエビの頭や殻が残るが、これらも実は無駄にできないものであって炒めた上で砕いたりそのままの形で出汁を取ると中々良い出汁が出る。特にフードプロセッサーで粉々にすると無駄なく使える。


またペットとしては、ヤマトヌマエビやビーシュリンプなどは水槽に放つとコケや食べ残しの餌などを掃除してくれるタンクメイトとして人気があるほか、アメリカザリガニの突然変異個体も観賞用として珍重される。


🦐種類



🦐料理


🦐海老の名前があるもの

プロレス

その他


🦐海老をモチーフとしたキャラクター

ポケモン

特撮

漫画・アニメ

ゲーム

ネタ


🦐関連イラスト

川の王ザ・ワールド

ウチワエビ海への旅立ち


🦐関連タグ

エビ えび 

動物 節足動物 甲殻類 十脚目

海洋生物 魚介類

【ぴくえび】

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