概要
マスターとは聖杯戦争において召喚されたサーヴァントと契約を結んだ魔術師である。
その殆どが己の意志で聖杯戦争に参戦する為に自分でサーヴァントを召喚して契約する者だが、中にはマスターの死亡後に遺されたサーヴァントと他の魔術師が新たに契約するケースや、他のマスターから令呪やマスター権を強奪・簒奪してサーヴァントを得るマスター、果てや事故や偶然、聖杯に選ばれる等して当人の意志とは関係なく聖杯戦争や魔術と無縁の一般人がサーヴァントを呼んでしまうケースも確認されている。
サーヴァントはマスターの存在を、現界を維持するための楔として必要とするため、聖杯戦争ではマスターとサーヴァントは基本的には一蓮托生の関係となる。
マスターとサーヴァントは、現代の人間と過去に生きた英雄であるため、価値観の違い故の反発や齟齬が出ることもあるが、違う時代を生き抜いてきた英雄との交流は良くも悪くもマスターの人生に影響を与える事になるケースが多い。
マスターとサーヴァントの関係性は双方ともに千差万別であり、対等な相棒として扱う者やあくまで使い魔として使役する者、マスターの方がサーヴァントを主人や師として仰ぐ者。
中にはサーヴァントと親密な関係となり恋人同士になるといった変わり種もいる。
その一方で、サーヴァントと良好な人間関係や信頼関係を最後まで築けなかったマスターも存在する。
かなりの例外として既に召喚済みのサーヴァントが別のサーヴァントのマスターになるということもあるが、本来これは通常の聖杯戦争においてはルール違反となるほどの例外的なもの。
また、令呪の存在もあり、いつどこでどのようにどの場面で使うか、サーヴァントとの意思の合わせ方なども問われる。
サーヴァントとマスターが契約を結び共に戦うにあたっての理想的な関係性や注意事項などはFGOのエミヤの幕間の物語『マスターの条件』のシナリオにおいてさらっと語られている。
各作品ごとのマスター
『Fate/stay night』、『Fate/hollow ataraxia』
- 衛宮士郎
- 遠坂凛
- イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
- 間桐桜→間桐慎二(HFのみ桜にマスター権が戻る)
- アトラム・ガリアスタ→葛木宗一郎
- キャスター→間桐臓硯(HFのみ)
- バゼット・フラガ・マクレミッツ→言峰綺礼
- アーネスト・グレイヴヒル(没設定の為、本編には未登場)
『Fate/Zero』
『Fate/EXTRA』シリーズ
- 岸波白野
- 遠坂凛
- ラニ=Ⅷ
- 間桐シンジ
- レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイ
- ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ
- ダン・ブラックモア
- ありす
- 臥藤門司
- ランルーくん
- トワイス・H・ピースマン
- ジナコ=カリギリ
- 殺生院キアラ
- 坂神一人
- 紀伊イザヤ
- レイラ=ライドウ
- 岸浪ハクノ
- 尼里ミサオ
- パパルパム・ミュートリン
『Fate/Apocrypha』
- 黒陣営
- 赤陣営
- その他
『Fate/Prototype』
『Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ』
『Fate/strange Fake』
- ティーネ・チェルク
- 銀狼の合成獣
- 繰丘椿
- オーランド・リーヴ
- フラット・エスカルドス
- ジェスター・カルトゥーレ
- カーシュラ
- アヤカ・サジョウ
- ファルデウス・ディオランド
- バズディロット・コーデリオン
- シグマ
- フランチェスカ
- ハルリ・ボルザーク
- ドリス・ルセンドラ
『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』
『Fate/Grand Order』
カワグチタケシ版コミカライズ
『帝都聖杯奇譚』
『Fate/Requiem』
- 宇津見エリセ
- カリン
- コハル・F・ライデンフロース
- 真鶴チトセ
- マッキ
- 瑠璃姫
- 朽目
『帝都聖杯奇譚 Fate/type Redline』
『Fate:Lost Einherjar 極光のアスラウグ』
- レミナ・エルトフロム・ユグドミレニア
- ガガム・イストーレ
- ジョアン・メレスレ
- マルトハイム