長崎本線
ながさきほんせん
路線データ
本線
路線名 | 長崎本線 |
---|---|
路線区間 | 鳥栖〜長崎 |
路線記号 | JH:鳥栖〜佐賀 |
ラインカラー | 黄 |
路線距離 | 125.3km |
軌間 | 1,067mm |
駅数 | 35駅 |
信号場数 | 3箇所 |
最高速度 | 130km/h※ |
電化区間 | 鳥栖〜肥前浜:交流20,000V・60Hz |
非電化区間 | 肥前浜〜長崎 |
複線区間 | 鳥栖〜江北/諫早〜喜々津 |
単線区間 | 江北〜諫早/喜々津〜長崎 |
閉塞方式 |
|
保安装置 | ATS-DK・ATS-SK |
運転指令所 | 博多総合指令センター |
ICカード乗車券エリア |
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第一種鉄道事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州):鳥栖〜江北/諫早〜長崎 |
第二種鉄道事業者 |
|
第三種鉄道事業者 | 佐賀・長崎鉄道管理センター:江北〜諫早 |
※設計上の最高速度であり実際に出してはいない。
旧線(長与支線)
路線名 | 長崎本線(長与支線) |
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路線区間 | 喜々津〜長与〜浦上 |
ラインカラー | 黄 |
路線距離 | 23.5km |
軌間 | 1,067mm |
駅数 | 9駅 |
最高速度 | 95km/h |
非電化区間 | 全線 |
単線区間 | 全線 |
閉塞方式 | 単線自動閉塞式 |
保安装置 | ATS-DK・ATS-SK |
運転指令所 | 博多総合指令センター |
ICカード乗車券エリア | SUGOCA長崎エリア:全線 |
第一種鉄道事業者 | 九州旅客鉄道(JR九州) |
概要
鳥栖駅(佐賀県鳥栖市)〜長崎駅(長崎県長崎市)間の本線と、喜々津駅(長崎県諫早市)〜浦上駅(長崎市)間を結ぶ長与支線から構成される九州旅客鉄道(JR九州)の鉄道路線で幹線。
2022年(令和4年)9月23日の西九州新幹線開業までは全線JR九州が第一種鉄道事業者だった。開業後は並行在来線となる江北駅(佐賀県杵島郡江北町)〜諫早駅(長崎県諫早市)間を上下分離方式に変更し、JR九州が第二種鉄道事業者、佐賀県と長崎県を母体とする(一社)佐賀・長崎鉄道管理センターが第三者鉄道事業者となっている。
また貨物列車を運行している日本貨物鉄道(JR貨物)が鳥栖駅〜鍋島駅(佐賀県佐賀市)間の第二種鉄道事業者となっている。
なお、長与支線は長崎本線開通当時の本線であり、現在の市布駅経由のルートは後年に建設された新線である。
国鉄時代には長崎駅より先に貨物駅の長崎港駅(ながさきみなとえき)が存在し、長崎本線の終点となっていた。この駅は戦前に中華民国・上海行き航路利用客を輸送するボート・トレインの駅として開業。航路利用者と駅周辺の工場勤務客のみ客扱いを行っていたが、上海航路廃止後に貨物駅化。鹿児島本線貨物支線の福岡市場駅同様にレサ10000系列による高速鮮魚貨物列車の起点駅となった。しかし1982年(昭和57年)11月14日付で長崎港駅に乗り入れる貨物列車の運行終了と共に休止、国鉄民営化前日の1987年(昭和62年)3月31日付で廃止された。
同駅廃止後正式に終点となった長崎駅は長崎港駅へ伸びていた線路を塞いで頭端式ホームとなったが、駅前の再開発や西九州新幹線開業工事に伴う高架化等により面影は残っていない。
国鉄時代は昼夜問わず東京駅・新大阪駅・大阪駅・門司港駅・小倉駅・博多駅から長崎駅に至る優等列車が多く運行され、熊本駅や別府駅さらには島原鉄道加津佐駅発着の列車も存在した。しかし、国鉄分割民営化頃になると昼行夜行問わず急行は全滅し、昼行特急は「かもめ」の天下になり、夜行特急は東京駅発着の「さくら」・「みずほ」、京都駅発着の「あかつき」といったブルートレインが健在だったものの2000年代で消滅した。
詳細は後述するが、西九州新幹線開業まで本線は全線が交流電化され一部列車を除き電車で運行していたが、開業と共に肥前浜駅〜長崎駅間の電化設備の使用を停止し、同区間は全て気動車での運行に変更された。また電化設備についても撤去工事が行われている。
交通系ICカード乗車券「SUGOCA」が利用可能であり、鳥栖駅〜江北駅間は「福岡・佐賀・大分・熊本エリア」、諫早駅〜長崎駅間は長与支線を含め「長崎エリア」にそれぞれ指定されている。
西九州新幹線開通に伴う変化
並行在来線問題
西九州新幹線開通にあたり、当初肥前鹿島駅〜諫早駅間は他の並行在来線同様にJR九州から切り離し第三セクターへの転換が予定されていた。しかし佐賀県や長崎県等の沿線自治体がこれに反発。結局両県が立ち上げた一般社団法人が第三種鉄道事業者として23年間施設を管理し、JR九州は第二種鉄道事業者として列車を運行する上下分離方式に切り替える事で決着した。但し期限切れ後はどのような管理形態になるかは未定である。
非電化工事
肥前浜駅〜長崎駅間は定期特急列車の運行が終了し、かつ既に貨物列車も運行されていなかった為、電化設備を使用を終了した。
江北駅〜諫早駅間は特急「かもめ」が運行されていた頃から普通列車の本数が少ない区間であり、佐賀県鹿島市にある肥前鹿島駅以南は県境区間の為特に利用者数の少ない区間でもあった。また諫早駅〜長崎駅間は殆どの区間が非電化の大村線に直通し佐世保線佐世保駅へ向かう列車がメインだった。
その為折り返し設備のある肥前浜駅までは電化設備が維持されたものの、その先の区間については順次設備が撤去された。
整備新幹線の並行在来線で電車による定期列車を気動車化した事例は、鹿児島本線の一部を転換した肥薩おれんじ鉄道肥薩おれんじ鉄道線と、JR西日本北陸本線の一部を転換したえちごトキめき鉄道日本海ひすいラインがある。
但し両線とも貨物列車が多数運行されている為電化設備は維持されており、電車による臨時列車が運行される事もある(後者は一部区間であいの風とやま鉄道所属の電車による定期列車が設定されている)。
その為電化設備を完全に撤去したのは今回が初である。
沿革
1891年(明治24年)8月20日に九州鉄道の佐賀線として鳥栖駅〜佐賀駅間が開通した事が始まり。その後延伸を繰り返し、現在の佐世保線・大村線ルートで1905年(明治38年)4月5日に現在の長崎駅まで開通した。
1907年(明治40年)7月1日に鉄道国有法に基づき九州鉄道が買収され国有化。1909年(明治42年)10月12日に国有鉄道線路名称制定により、長崎本線となった。
1930年(昭和5年)3月9日には有明線が肥前山口駅から分岐して肥前竜王駅まで開通。
10日後の3月19日に長崎駅〜長崎港駅間が延伸され、長崎港駅が長崎本線の終点となった。
1934年(昭和9年)3月24日に有明西線として諫早駅〜湯江駅間が開通。同日有明線は有明東線に改称された。なお両線は同年12月1日に多良駅〜湯江駅間が延伸された事で全線開通し、同日長崎本線に編入された。またこれに伴い現在の佐世保線・大村線が長崎本線から分離された。
第二次世界大戦末期の1945年(昭和20年)8月9日、長崎市に二発目の原子爆弾「ファットマン」が投下され、長崎本線も市内区間で大きな被害を受けた。なお長与支線の道ノ尾駅は爆心地からやや離れていた為被害が比較的軽微であり、投下直後から臨時の救護所として使用された。また救援列車が道ノ尾駅まで運行され、客車内も臨時救護所として活用された。
現在駅前にモニュメントが設置されている。
1972年(昭和47年)10月2日に市布駅経由の新線が開通し、特急・急行列車を新線経由に変更。旧本線は支線化され長与支線と通称されるようになった。
1976年(昭和51年)6月6日に本線区間が全線交流電化された。
1982年11月14日に長崎港駅発着の貨物列車が廃止され、長崎駅〜長崎港駅間が休止。そのまま再開される事なく国鉄民営化前日の1987年3月31日に廃止された。
1987年4月1日に国鉄が分割民営化され、JR九州が第一種鉄道事業者、JR貨物が第二種鉄道事業者となった。
2012年(平成24年)12月1日には「SUGOCA」が長崎本線でも導入され、鳥栖駅〜佐賀駅間及び諫早駅〜長崎駅間で利用出来るようになった。
2021年(令和3年)4月1日に(一社)佐賀・長崎鉄道管理センターが設立。翌2022年1月31日に第三者鉄道事業者として事業許可がおりた。
同年9月23日に西九州新幹線が開業した為、肥前山口駅改め江北駅〜諫早駅間が上下分離方式に移行。同区間のJR九州の第一種鉄道事業を廃止し、同社は第二種鉄道事業者、佐賀・長崎鉄道管理センターが第三者鉄道事業者となった。また肥前浜駅〜長崎駅間の電化設備の使用を停止し、同区間における電車の運行が終了した。
更に鍋島駅〜長崎駅間は既に貨物列車の運行が終了していた為同日付でJR貨物の同区間における第二種鉄道事業が廃止された。
2024年10月3日に佐賀駅〜江北駅間で「SUGOCA」が利用可能になる予定。
運行形態
特急
詳細は各列車の記事を参照。
西九州新幹線開業前は博多駅〜佐賀駅・長崎駅間の「かもめ」と、博多駅〜佐世保線佐世保駅間の「みどり及び博多駅〜大村線ハウステンボス駅間の「ハウステンボス」の2系統が運行されていた。なお「ハウステンボス」は必ず「みどり」と併結する。かつては「かもめ」と「みどり」が併結される事もあった為、「かもめ・みどり・ハウステンボス」の3階建て列車も運行されていた。
開業後は佐世保線系統の2列車と鹿児島本線門司港駅・博多駅〜佐世保線武雄温泉駅間の「リレーかもめ」、門司港駅・小倉駅・博多駅〜佐賀駅・肥前鹿島駅間の「かささぎ」が運行されている。
なお「みどり」「ハウステンボス」のうち西九州新幹線に連絡する列車については列車愛称の後に副愛称として「(リレーかもめ)」と追記される。
快速・区間快速シーサイドライナー
詳細は当該記事を参照。
長崎駅〜佐世保駅間を新線・大村線経由で結ぶ列車。
日中時間帯は区間快速、その他の時間帯は快速として概ね毎時1本運行されている。なお快速は2022年9月23日ダイヤ改正で長崎本線内は各駅に停車するようになったが、区間快速は引き続き通過駅が存在する。大村線内では区間快速が新大村駅以北で各駅に停車するのに対し快速は通過駅が存在する為、逆転現象が起きている。
一時期快速停車駅をさらに絞った特急「シーボルト」が同区間で運行されていたが、短期間で廃止されている。
普通
一部を除き江北駅及び肥前浜駅・諫早駅で運行系統が分離されている。肥前浜駅以南の電化設備撤去後は全線を通しで運行される列車は存在しない。
- 鳥栖駅〜江北駅・肥前浜駅
福岡市及び佐賀市近郊の輸送需要や、新鳥栖駅での九州新幹線連絡利用がある為比較的本数の多い区間。
鳥栖駅〜江北駅間は概ね毎時1〜2本運行される。一部列車は鹿児島本線や佐世保線と直通運転を行い、最長で鹿児島本線側は門司港駅、佐世保線側は早岐駅まで運行される。また佐賀駅〜久保田駅間では唐津線の列車が乗り入れる為、その分の本数が増える。
一部列車は鹿児島本線を区間快速として運行するが、長崎本線内は全駅に停車する。
江北駅〜肥前浜駅間は概ね毎時1本の運行。
鳥栖駅発着の列車が大半だが区間内列車も存在する。一部は肥前鹿島駅発着。
この区間は気動車による列車も運行され、最長長崎駅まで運行されるものもある。
- 肥前浜駅〜諫早駅
佐賀県・長崎県の県境区間の為本数が少なく、最長5時間程度列車間隔が開く時間帯が存在する。
基本的には江北駅・肥前浜駅〜諫早駅間の運行だが、多良駅、肥前大浦駅発着の区間列車や長崎駅まで直通する列車も存在する。なお江北駅から先鳥栖駅方面へ運行される列車は存在しない。
- 諫早駅〜長崎駅
長崎市近郊区間の為本数が増加し、概ね毎時1本運行される。日中は新線経由の諫早駅発着区間列車と、旧線(長与支線)経由の大村線直通列車が交互に運行されている。但し長与支線には長与駅〜長崎駅間の区間列車が存在し、また新線も区間快速は通過列車が存在する為、通過駅及び喜々津駅〜長与駅間は2時間に1本程度となる。
日中以外は前述の快速シーサイドライナーが新線経由で普通列車の代替機能を果たしている。
臨時列車
クルーズトレインである「ななつ星in九州」や、D&S列車の「ふたつ星4047」「36ぷらす3」等が特定日に運行される。
「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」開催時には、会場近くに臨時駅のバルーンさが駅が設置され、特急を含む列車の臨時停車が行われる。
また佐世保線上有田駅・有田駅が最寄りの「有田陶器市」開催期間中は特急「みどり」の増発(列車愛称は「有田陶器市みどり」)、臨時快速「有田陶器市号」が運行される。「みどり」は繁忙期にも増発され、その際の列車愛称は「九十九島みどり」となる。
貨物列車
定期列車は鳥栖駅〜鍋島駅間でコンテナ車で組成された高速貨物列車が2往復運行され、「鍋島貨物」と通称される。下りは2本とも鹿児島本線福岡貨物ターミナル駅発、上りは1本は東海道本線東京貨物ターミナル駅、1本は関西本線百済貨物ターミナル駅まで運行される。
民営化後も暫くは長崎駅方面へ列車が運行されていたが、トラックによる輸送に切り替えられた。
佐賀県は国内第三位のタマネギの産地であり、収穫時期には「タマネギ貨物」と呼ばれる臨時貨物列車が運行され、EF81形交直流両用電気機関車が牽引する。
駅一覧
本線
●:停車
○:一部「リレーかもめ」と「36ぷらす3」佐世保行は通過
▲:一部「みどり」のみ停車
◼︎:「かささぎ」のみ停車 ◽︎:一部臨時停車
レ:通過 ‖:非経由
特:特急 快:快速 区:区間快速
駅番号 | 駅名 | 特 | 快 | 区 | 乗換路線 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
↑鹿児島本線門司港まで直通運転 | ||||||
JH01 | 鳥栖 | ● | ● | ● | 鹿児島本線 | |
JH02 | 新鳥栖 | ● | ● | ● | 九州新幹線 | |
JH03 | 肥前麓 | レ | レ | ● | ||
JH04 | 中原 | レ | レ | ● | ||
JH05 | 吉野ヶ里公園 | ▲ | レ | ● | ||
JH06 | 神埼 | レ | レ | ● | ||
JH07 | 伊賀屋 | レ | レ | ● | ||
JH08 | 佐賀 | ● | ● | ● | 唐津線 | 当駅発着あり |
↑SUGOCA福岡・佐賀・大分・熊本エリア | ||||||
鍋島 | レ | レ | ● | |||
(臨)バルーンさが | ◽︎ | レ | ◽︎ | |||
久保田 | レ | レ | ● | 唐津線 | ||
牛津 | レ | レ | ● | |||
江北 | ○ | ● | ● | 佐世保線 | 当駅発着あり | |
↓佐世保線早岐まで直通運転 | ||||||
肥前白石 | レ | |||||
肥前竜王 | レ | |||||
肥前鹿島 | ◾︎ | 当駅発着あり | ||||
肥前浜 | ● | 運行系統上の境界 | ||||
↑交流電化/↓非電化 | ||||||
肥前七浦 | レ | |||||
肥前飯田 | レ | |||||
多良 | ● | 当駅発着あり | ||||
里信号場 | レ | |||||
肥前大浦 | レ | 当駅発着あり | ||||
↑佐賀県/↓長崎県 | ||||||
土井崎信号場 | レ | |||||
小長井 | ● | |||||
長里 | レ | |||||
湯江 | レ | |||||
小江 | レ | |||||
肥前長田 | レ | |||||
東諫早 | レ | |||||
↑大村線経由佐世保線佐世保まで直通運転 | ||||||
諫早 | ● | ● | ● | 運行系統上の境界 | ||
西諫早 | レ | ● | レ | |||
喜々津 | レ | ● | ● | 長与支線 | ||
↓長与支線長与方面直通運転 | ||||||
市布 | ‖ | ● | レ | |||
肥前古賀 | ‖ | ● | レ | |||
現川 | ‖ | ● | レ | |||
肥前三川信号場 | ‖ | レ | レ | 長崎トンネル内 | ||
↑長与支線長与方面直通運転 | ||||||
浦上 | レ | ● | ● |
| ||
長崎 | ● | ● | ● |
|
旧線(長与支線)
●:停車 ○:特別停車(乗降不可) レ:通過
※便宜上本線区間も記載
現在の使用車両
自社車両
南福岡車両区所属の交流特急形電車。
電車特急列車で運用中(「ハウステンボス」は783系のみ)。また787系は専用車両が「36ぷらす3」としても運用されている。
西九州新幹線開業前は特急「かもめ」でも運用されていた。
- 415系1500番台
大分車両センター所属の交直流両用近郊形電車。
鳥栖駅〜佐賀駅間で運用されているが、西九州新幹線開業前は大分車は肥前山口駅まで、南福岡車(全車大分に転属)は本線全線で運用されていた。
交流近郊形電車。電化区間で運用されている(813系は江北駅まで)。
811系・813系は南福岡車両区所属。過去には811系は肥前大浦駅、813系は本線全線で運用されていた。
817系は佐世保車両センター所属で西九州新幹線開業まで本線全線で運用されていた。
佐世保車両センター・唐津車両センター所属の一般形気動車。
佐世保車は江北駅〜長崎駅間で、唐津車は唐津線列車として佐賀駅〜久保田駅間で運用中。
佐世保車両センター所属の気動車。D&S列車「ふたつ星4047」専用車両。元「はやとの風」及び「いさぶろう・しんぺい」編成を再改造した車両。
- キハ47形キロシ47-9176・3515
佐世保車両センター所属の気動車。D&S列車「或る列車」専用車両。
元JR四国徳島運転所のキハ47形で、同名団体列車の「長崎コース」運行時に入線する。
佐世保車両センター所属の電気式気動車。
小長井駅〜長崎駅間で運用中。
唐津車両センター所属の気動車。
唐津線列車として佐賀駅〜久保田駅間で運用中。
大分車両センター所属のディーゼル機関車(DF200形)・客車(77系)。
豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」専用車両。
過去の使用車両
国鉄民営化後の車両のみ記載
自社車両
南福岡電車区(現・南福岡車両区)所属の交直流両用特急形電車。
特急「かもめ」「みどり」「ハウステンボス」で運用されていた。
南福岡車両区・大分車両センター(415系のみ)所属の交直流両用近郊形電車。鋼鉄車。
電化時から引退まで全線で運用されていた。
南福岡電車区所属の交流近郊形電車。国鉄民営化直前に運用を開始した。
713系は1996年(平成8年)までに全車宮崎地区に転属した。イラストは転属後の現在の塗装だが、長崎本線での運用時はJR九州色だった。
715系は581系寝台車を改造した電車で、813系に置き換えられるまで運用されていた。
- キハ183系1000番台
長崎車両センター所属の特急形気動車。
最初は臨時特急「オランダ村特急」として鳥栖駅〜肥前山口駅間で、その後は特急「シーボルト」として諫早駅〜長崎駅間で運用された。
長崎運転所(現・長崎車両センター)所属の急行形気動車。民営化時点では主に大村線系統で運用。
松浦線の松浦鉄道転換まで急行「平戸」として、「平戸」廃止後も快速「シーサイドライナー」や普通列車で運用された。
長崎運転所所属の気動車。諫早駅〜長崎駅間で運用されていた。
佐世保車両センター所属の一般形気動車。
諫早駅〜長崎駅間及び大村線系統で運用されていたがキハ200系は2021年(令和3年)3月11日をもって転属、キハ66系は同年6月30日をもって引退した。
- ED76形・14系
寝台特急を牽引した交流電気機関車と客車(寝台車)。
EF76形は大分車両センター所属で、「さくら」「みずほ」「あかつき」を牽引した。
14系は長崎運輸センター(現・佐世保車両センター)所属で、「さくら」「みずほ」で運用されていた。