概要
DVD第23弾に収録。
(放送当時の企画名は『対決列島~the battle of sweets~』)
『魔神』こと藤村忠寿と『ミスター生き地獄』こと鈴井貴之が各自1名のパートナーを従えてチームを結成し、因縁の氷菓子『白くま』で雌雄を決するべく鹿児島県を目指す日本列島縦断の旅中で繰り広げる熾烈な甘味早食い頂上決戦。全10回(レギュラー放送中最長放映企画)。
構成
同番組における名物企画『サイコロの旅シリーズ』『原付シリーズ』などで鈴井や大泉洋を相手に一方的に開催される早食い対決で無類の強さを発揮し、遂には魔神の称号で怖れられた藤村だったが、2001年2月21日放送分の『一致団結!リヤカーで喜界島一周』第3回で行われた「白くま500ml早食い対決」において鈴井にまさかの惜敗を喫してしまった。
これまで強烈な甘味を苦手とする鈴井に無茶振りしてはその痛々しい努力を眺めて面白がっていた格下相手に大金星を許し、『魔神・藤村』から『挑戦者・ふじむら』へ降格した一件を機に「僕は実は、甘いモノがそんなに強くはないんではないか?」と疑問を抱き、それならばと藤村が甘味早食い王座に君臨した新王者たる鈴井に正式に挑戦状を叩き付けた。
なお、内容の都合上で今まで企画会議に参加していた鈴井にも一切の説明を差し止めたため、鈴井は同番組内で初めての本格的ドッキリに引っ掛かる事となり、安田顕による口上で知らされた企画発表時に思わず「(何も知らされない)大泉君の気持ちがよく分かった」と複雑な心境を吐露した。
後に、藤村は再編集を経て発売されたDVDの副音声中で「『北海道から九州まで車で縦断する』を実現させるための案」「対決の要素やキャスティングは後から構築された」「夜に各地の逗留先となる宿で温泉に入る事が企画の本当の趣旨」と告白し、恒例の成り行き任せだった事実を明かしている。事実、詰めの甘さや調査不足を含めた杜撰な計画性については事ある毎に大泉の口から理路整然とした指摘が示されたが、藤村当人はいつもの調子で「意見の良いとこ取り」をしつつ怒り心頭の大泉を煙に巻いて撮影を完遂した。
参加者
ミスターチーム
鈴井貴之
企画発表当日までダイエット、企画序盤で虫歯再発のため対戦そのものに難あり。ただし、最も得意とする酸味では「梅干しはもう…一壺いけるよ」とまで豪語する自信を持つ。
大泉洋
階級 | 副将 |
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得意 | 特になし |
苦手 | 特になし |
備考 | 過去の対戦で藤村と接戦を演じた経験あり |
これと言った得手不得手の無いオールラウンダーであり、意外と大食いの一面を持つが、自身の好まない味であった場合には歯に衣着せぬ悪態が飛び出して極端にペースダウンする。むしろ、視聴者からすれば「食べるよりお見舞いするイメージ」が強い。
魔神チーム(チームびっくり人間)
藤村忠寿
階級 | 大将 |
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得意 | 甘味全般、餅 |
苦手 | 酸味、氷菓 |
備考 | 餅の絶対王者 |
ご存知ヒゲこと藤村D。鈴井曰く「魔神」、大泉曰く「天上人」と言わしめ、事ある毎に猛威を振るった怪物。特に、餅については「『飲む』っていう感覚」と平然と言い切る常人離れの技を持つ。
安田顕
階級 | 副将 |
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得意 | 牛乳 |
苦手 | 不明 |
備考 | 空回りさえしなければ藤村に次ぐ実力者 |
「牛乳早飲みの達人」という噂を聞き付けた藤村にスカウトされた実力未知数の存在。安田をよく知る大泉をして「あいつの早食いはすごい」と太鼓判を押す反面、頑張るほどペース配分を見失いやすく自滅に陥る危険性を孕んでいる。
その他
嬉野雅道
役職 | カメラ担当・記録員 |
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ご存知嬉野D。どうでしょうのカメラ担当ディレクター。今回は傍観者という中立な形の立ち位置として対決を記録していくが、時折ツッコミを入れたり、魔神側に肩入れすることも。
なお、食の嗜好は不明だが、大泉と共に食い意地を張らせたお陰で野宿する羽目になったり、2回目のお遍路で大泉がパンを盗み食いした際にブチ切れるなど、食に関するエピソードのインパクトは他のメンバーに引けを取らない。
対決ルール
基本規約
- 勝負の舞台となる地点の名物を使ってシングルマッチ、あるいはリレー方式のタッグマッチで早食い競争に挑む。
- 参加者全員が審判員の権限を持ち、競争者の口中が完全に空になっているかを判定する(主に大泉が裁定担当)。
- 複数の名物で対決する場合、事前の協議で定められた順番と規定量に従って1種類ずつ食べ進めなければならない。
- 勝利を収めた地点の総面積(1km²=1ポイント)が点数として加算され、決戦終了時点の総得点で勝敗を決する。
- 諸々の事情で勝負を見送る地域については「積み残し」と称し、鹿児島最終決戦の勝利チームが総取りする。
- 総面積計算は決戦地点の合計値の100の位を四捨五入し、端数を切り捨てた数値を点数として扱う。
追加規約
- 所によっては「地方大会」を開催し、勝利チームが対決開始までに通過した都府県の点数を総取りする。
- 時間外対決「奇襲」を認め、奇襲を受けた側は寝起き直後であっても速やかに対戦に応じなければならない。
- 常時中立の立場にある嬉野Dは、寝込みの奇襲参加要請を受ければそのチームに随行して淡々と撮影を行う。
勝利特典
- 魔神チームの場合:藤村主導の次回企画『ユーコン川下りキャンプ生活』が確定し、藤村の称号が『魔神→大魔神』に昇格する。
- ミスターチームの場合:鈴井主導の次回企画『ハワイでバカンス』が確定し、鈴井の称号が『ミスター→エンペラー』に昇格する。
戦歴
1日目
第1回戦 北海道対決
会場 | 北海道函館市湯川町『コーヒールームきくち』近所の河原 |
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種目 | ソフトクリーム3種(バニラ、モカ、ミックス) |
形式 | リレー競争(大泉vs安田)&シングルマッチ(鈴井vs藤村) |
条件 | 副将に3種のうち1本を注文して配達を頼み、相手より先に全3種を完食する |
点数 | 83000pt |
最初からクライマックスと言わんばかりに、都道府県最大面積の83000ptを賭けた対決。
なお、魔神は当初、五勝手屋羊羹で勝負を挑もうとしたが、それではミスターのモチベーションが上がらないということで、ミスターの得意分野であるソフトクリームで勝負を挑んだ。
また、ソフトクリームは必ず各1種類計3種全て食べきらないとカウントには入らず、もし「モカ」「モカ」「ミックス」となった場合はバニラを買わなければならず、1本分ロスとなる。
ちなみにここで、安田がやらかしそうと期待がかけられたが・・・。
なお、道中には嬉野D考案の無人カメラ(道端にカメラを置いただけ)が設置されているのみで、ロクに姿が映らない状況下でダッシュでソフトクリームを届けるというタレントにとっては只々うっとうしいだけの作業となった。
対決の火蓋が切られ大泉と安田が猛ダッシュ。ほぼ同時に店に到着したが店員は一人しかおらず、先に来たのはミスターチームの商品だったため、ミスターチーム優勢でスタート。だがその差を埋めんとばかりに魔神が猛追。2本目もほぼ同時にスタートとデッドヒートを繰り広げた。
ところが、2本目を届ける最中、案の定安田がソフトクリームを落っことしてしまう。落としたソフトクリームをのっけようとしたが、砂利がついていたため誤魔化すことができず再度買いなおす羽目となり、これが決定的な差となる。
3本目で魔神が食べきる前にミスターが3本目を完食。北海道はミスターチームのものとなった。
この大量失点を取り返すべく、魔神は小汚い策を練ることとなる・・・。
ちなみに、ここから青森までは列車で青函トンネルを通ったのだが、サイコロの旅同様の大泉の衝撃的な寝相が映し出された。
戦績
勝者 | ミスターチーム |
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ミスター | 魔神 |
83,000 | 0 |
第2回戦 青森対決
青森名産のリンゴにちなみ、リンゴを使ったスイーツでの対決。
しかし2つともかなりの重量を誇り、大泉曰く「漬物石」と形容されるほどのヘビー級の対決となった。
ミスターはフルーツが好物のはずだが、いざ対決が始まると、その重量級のボリュームと食感にやられてしまい、ペースが上がることはなかった。
大泉「ギブアップ?」
ミスター「ギブアップ」
大泉「ギブアップノォウ!」
そんなミスターを尻目に、魔神は重量級のモンスターを制し勝利。しかし、10000ポイント。
名シーン『大好きなフルーツです!』
「口からなんか泡が…。」
戦績
勝者 | 魔神チーム |
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ミスター | 魔神 |
83,000 | 10,000 |
第3回戦 秋田対決
1日目最後の対決。歯痛に痛むミスターに配慮し、甘味を外しての勝負となった。
ミスターのみ給水のハンデがあり、多少有利になるかと思いきや、勝負開始と同時に、
①きりたんぽを串からぶち抜き、
②すかさず丸呑みして瞬殺する
というハンデをものともしない魔神の一瞬の荒業になすすべもなく敗北。
残念ながらその食いっぷりが映ることはなかったが、その光景を目撃した副将は戦慄し、特に大泉は『中国の鉄の球を飲むおじさん』と形容するほどだった。
戦績
勝者 | 魔神チーム |
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ミスター | 魔神 |
83,000 | 22,000 |
波乱の1日目が終了。
1日目の宿泊地は『岩手県繋温泉 四季亭』
この時宿泊した宿で、企画を緩くしようなどと魔神が気の抜けたことを言ったり「魔神が勝ったら北海道は男はパンツ一丁女は裸」などと話を咲かせてたり、相撲を取ったりと夜が更けていくのであった。
2日目
第4回戦 岩手対決
会場 | 岩手県岩手郡雫石町『小岩井農場 まきば園』 |
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種目 | 小岩井まきば牛乳7本(200ml瓶入り) |
形式 | タッグマッチ・ハンデ戦 |
条件 | 藤村:牛乳まんじゅう2個+牛乳1本→安田:牛乳6本、鈴井・大泉:交代自由 |
勝者 | ミスターチーム(安田の反則負け) |
2日目開幕。
小岩井牧場までの道中、「牛乳1本を2秒で飲む」という桁外れの荒業を持つ安田の得意分野が大泉の口から語られ、改めて魔神チームの恐ろしさに戦慄。安田の特技と魔神の奇人ぶりから、『チーム奇人変人』『チームびっくり人間』と揶揄され、以降魔神チーム改め「チームびっくり人間」と呼ばれることとなる。
だが、肝心の対決はというと、安田の得意分野でありながら、それも放送的に極めて見苦しいハプニングで呆気ない幕切れとなった顛末に魔神チームが泣きの一回を申し込み、間を置かずに異例の再戦が開催された。
名シーン『安田さんリバース』
「大変…大変見苦しいところを見した。悪いけど、悪いけどもう一回やらしてくんないか?!」
会場 | 岩手県岩手郡雫石町『小岩井農場 まきば園』 |
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種目 | 小岩井まきば牛乳6本(200ml瓶入り) |
形式 | タッグマッチ・ハンデ戦 |
条件 | 藤村:牛乳まんじゅう3個+牛乳1本→安田:牛乳5本、鈴井・大泉:交代自由 |
点数 | 15000pt |
前の無効試合で6本飲み干したダメージを抱えたままの満身創痍で勝てるはずもなく、決着後に合計11本(2.2L)分の牛乳の大半を滝のように吐瀉する大惨事(吐→凄吐→超吐)となったが、これが2年後の同社別枠番組『ハナタレナックス』屈指の名言『安田を経て、大地に還る』に繋がる布石となった。
名シーン『安田さん再び散る!』
「安田くん、すごい出てる…。」
戦績
勝者 | ミスターチーム |
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ミスター | びっくり |
98,000 | 22,000 |
第5回戦 宮城対決
魔神が『宮城でいちばん強いやつ』と豪語する、宮城名物ずんだ餅での対決。当初は1皿3個入りの計2皿ずつの対決であったが、大泉が1個を「試食」。その後入れ知恵で安田と嬉野Dに1つずつ試食させ、ミスター1皿vs魔神2皿の対決となった。
だが、それでも地力の差は覆らず、ミスターが餅2つに悪戦苦闘してる傍ら、魔神は余裕で6個を下し、それだけでは飽き足らず残ったミスターの餅を食す傍若無人ぶりを見せつけた。
その後、移動中の車内で「腹ごなしにさくらんぼ狩りでもしよう」と魔神の爆弾発言が飛び出し、嬉野Dが「腹ごなしに・・・食うって言うか!?」と思わず戦慄した。
戦績
勝者 | チームびっくり人間 |
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ミスター | びっくり |
98,000 | 29,000 |
第6回戦 山形対決
会場 | 山形県東置賜郡高畠町『よねおりかんこうセンター』 |
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種目 | ゼリー2種(ラ・フランス、ラ・フランス&チーズケーキ)、ラ・フランス羊羹5個 |
形式 | タッグマッチ・ハンデ戦 |
条件 | 副将・大将でゼリー各1個(交代自由)、鈴井:玉羊羹4個、藤村:玉羊羹6個 |
点数 | 9000pt |
さくらんぼ狩りに向かったものの、まだシーズンではなかったため、急遽ゼリー2種とまりも羊羹タイプのラ・フランス羊羹で対決となった。
だが、このゼリーは冷えていなかったため、あまりにも不味く大泉は「マズイ」と連呼するなど旅番組にあるまじき事故発言が飛び出す始末で、悪戦苦闘するミスターチーム。(冷えていれば無論美味である。)
一方のチームびっくり人間は、着実にゼリーを攻略し、(途中ミスターの妨害に遭うも)魔神は羊羹を「ポンッ!」と平らげていき、ミスターがゼリーを食べきったと同時に完食、勝利。挙句死体蹴りと言わんばかりに、ミスターチームの羊羹を平らげる暴挙を働いた。
戦績
勝者 | チームびっくり人間 |
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ミスター | びっくり |
98,000 | 38,000 |
第7回戦 栃木対決
宿での夕食後、次の日をどうするかの会議が行われていた。というのも、最低でも面積の小さい7県を通過するためその都度対決を行わなけらばならず、大幅なタイムロスとペース低下が危惧されていた。
しかし、ここで安田により、「面積の小さい都府県を一纏めにする「地方大会」形式の対決」が考案される。この提案はすぐに採用され、翌日通過予定の埼玉県、群馬県、東京都、神奈川県、山梨県を「関東大会」として一纏めに開催し、そのコミッショナーをミスターチームに一任することが決定。
ただ、宿に来る前に2つ懸念事項が発生していた。
1つ目は寝過ごして通過した福島県の対決。これについては最終決戦の鹿児島対決に持ち越すこととなった。2つ目は宿のある栃木対決。これを関東大会に持ち越すかどうかを持ち掛けたが・・・。
魔神「今やっとくか?」
ミスター「えっ?い、今?」
なんと夕食のデザートを持ち出され強引に開催された。
突然の事態に大泉は「栃木は捨ててもいい」とミスターに助言する中、ミスターは挑まれた勝負を堂々と受けて立つこととなった。
そして、フェイントをかけて魔神の意表を突くも焼け石に水、魔神が圧倒した。
戦績
勝者 | チームびっくり人間 |
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ミスター | びっくり |
98,000 | 44,000 |
こうして安田さんリバースで始まった混乱の2日目が終了。明日の関東大会に向け一行は眠りについた・・・だがこの後、ミスターチームにとんでもない災難が降りかかる。
3日目
第8回戦 福島県奇襲
安田「やぁやぁ鈴井貴之!昨日すっ飛ばしてしまった福島対決!鹿児島に積み残すわけにはいかーん!今ここでー、対決を申しこーむ!」
会場 | 栃木県日光市川治温泉『長生閣 明月苑』 |
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種目 | ゆべし4個 |
形式 | シングルマッチ(挑戦者:藤村) |
条件 | 特になし |
点数 | 14000pt |
なんと魔神は早朝5時に寝込みを襲うという「奇襲」という形で襲撃。きたない流石魔神きたない。
当然ミスターはなすすべもなく蹂躙されぼろ負け。「ますますわかんなくなってきた。今回のこの企画・・・」とぼやいた。
突然の奇襲により、3日目の火蓋が切って落とされた。この出来事にミスターは「毒盛るしかない」と言ったが、ミスターチームは幸運にもこの後の関東大会のコミッショナーに任命されていたため、ある意味魔神に「毒を盛る」チャンスが到来していた・・・。
あと、前日のずんだが原因で、ミスターのお通じが若草色に染まっていたとか。
戦績
勝者 | チームびっくり人間 |
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ミスター | びっくり |
98,000 | 58,000 |
第9回戦 関東大会
会場 | 埼玉県川越市元町『菓子屋横丁』 |
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種目 | 駄菓子4種(日本一長い麩菓子1本、ビンラムネ1個、花丸せんべい1袋、梅ジャム5袋)、梅干し約30個 |
形式 | 変則タッグマッチ |
条件 | 4つの競技で構成。順番にクリアしていき、先に完食したチームが勝ち。なお、給水用のお茶は各人1つのみ。
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点数 | 18000pt(埼玉県4000+群馬県6000+東京都2000+神奈川県2000+山梨県4000) |
埼玉県に向かう道中、魔神は「すっぱいものがダメ」とつい漏らしてしまう。
前日に関東大会のコミッショナーに任命されていたミスターチームは、無論この貴重な情報を聞き逃すはずがなく、チームびっくり人間に内緒で「競技」を選定することとなった。その結果、買ってきたものは
- 日本一長い麩菓子:口中の水分を吸い尽くされるいきなりの難敵。
- ビンラムネ:ビン型最中にストローを刺し、顆粒状のラムネを吸い上げる。すっぱいわけ。
- 花丸せんべい+梅ジャム:大泉曰く「メインは梅ジャム」。すっぱいわけ。
- 梅干し:試食した大泉曰く「遊びのないすっぱさ」。その顔はやめなさい。
と見事なまでに魔神に対する「毒」ばかり。このあまりにも不利な条件に魔神はハンデを要求するが、前日の自信に満ちた大言に加えて早朝に決行した奇襲の一件もあり、ミスターの代弁者たる大泉はただ一言「ノーだ」と即時却下し、酸味対決の様相を呈した関東大会の火蓋が切って落とされた。
麩菓子対決はほぼ互角に終わり、続くビンラムネ対決は魔神がむせた隙にミスターチームがリード。大きく差をつけた状態で入ったせんべい&梅ジャム戦では、安田が麩菓子戦でお茶を使い果たしてしまっていた上、魔神が梅ジャムを安田に押し付ける一方、ミスターチームは大泉が梅ジャム1袋に苦戦する傍らで、ミスターが梅ジャムを4袋瞬殺するという大混戦を見せた。ミスターチーム優勢のまま入った梅干し対決では、淡々と梅干しを平らげる中、魔神も味覚を殺しつつも梅干しを平らげていく。だが、ミスターの梅干しが残り1個となったところで魔神の味覚が戻ってしまい大悶絶。余裕で梅干しを食し、関東大会はミスターチームの手に堕ちた。得意分野が違うだけでミスターも化け物である。
なお、ここでもしくじってしまった安田は魔神から戦力外通告を言い渡されてしまった。
関東大会で見事藤村に「毒」を盛り返したミスターだが、次の長野対決で魔神が更なる「毒」を盛ってくるとはこの時誰も知る由もなかった・・・・
戦績
勝者 | ミスターチーム |
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ミスター | びっくり |
116,000 | 58,000 |
第10回戦 長野対決
長野県においておやきは米の代用品として作られており、あんこ以外にも野沢菜などのおかずが入ったものも販売されている。
ここでの競技は「中身を空けてみないとわからない、あんこ入り、野沢菜入り各2個の4つ用意されたおやきから2つを選んで食べる」所謂こしあんルーレット形式である。そのため、場合によっては不利になり、有利にもなりえる運試しの勝負ともいえる・・・。
競技開始ともに両者がかぶりつくも、不運にもミスターはあんこ入りを当ててしまい、奇遇なのか魔神もあんこ入りを引き当てる。となると残った2つは野沢菜!しかし、悶絶するミスターをよそに余裕で1つ平らげる魔神は何故か2つ目に手を付けずそのままミスターを待つという不可解な行動に出る。
野沢菜でも勝てるというのか、それともフェアプレーとしてミスターを待っているのか・・・。何とか1つ目を完食したミスターは苦しみながらも、隙をつき2つ目にがっついた!
だが次の瞬間、甘い甘いあんこの味に更に悶絶するミスターの姿が!
何と、用意されたおやきは全てあんこだったのである。
大泉「あんこです! 藤村君またもや汚い攻撃に出た! 用意されていたのは4つともあんこだ!汚いぞ藤村!卑怯だぞ藤村! 野沢菜なんかなかったんだ!」
即ち、魔神は安田にも内緒で「勝負に用いる盆上のおやきを全てあんこにすり替える」という不正を行っていた。しかし、本来は抗議するべき立場にある大泉はすでにこのからくりに薄々勘付いており、「ミスターがあんこ入りのおやきにかぶりついて狼狽する姿を見たくて仕方なかった」と進んで不正の片棒を担いでいたため魔神の反則は不問に付され、最初から勝ち目の無い出来勝負に挑んだ上にとんだぬか喜びを味わったミスターはただただ落胆するしかなかった。
こうして、フェアプレーもくそもない魔神のラフプレーにより、長野は魔神の手に渡った。
戦績
勝者 | チームびっくり人間 |
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ミスター | びっくり |
116,000 | 72,000 |
こうして各陣営の陰謀が渦巻いた3日目が終了。
そして岐阜県をどうするか、またしても「アレ」をやるのか、と思ったら案の定・・・。
4日目
魔神「二度とあの手は使わないだろうとは言ってましたが、同じ手を使って明日の朝行きますから。」
第11回戦 岐阜県奇襲
4日目開幕。
やっぱり強行されてしまった奇襲。なんと前日より早い4時半に開催された。
ミスターは羊羹ではなくリモコンに齧り付く小ボケをかましつつ挑むものの、早朝から食えるわけがなく、半分もいかずに撃沈。
一方魔神は、「積み木がなくなるかの如く」と比喩されるほどのペースで圧倒した。
(詳細:スタート時、ナイフで切り込みを入れた後、手掴みで一つずつ口にしている。但し、それは明らかに"噛み潰さなければ喉に詰まる大きさ"なのだが、魔神は噛まずに"飲んでいる"。)
ミスターは「朝っぱらからこんなもの食えるやつおかしいよ・・・」とぼやき、安田も「親の顔が見てみたい」と思わずつぶやいた。
だが、安田の発言がまさかフラグとなろうとはこの時(約一名以外)誰も思っていなかったであろう・・・。
戦績
勝者 | チームびっくり人間 |
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ミスター | びっくり |
116,000 | 83,000 |
第12回戦 愛知対決
会場 | 愛知県名古屋市中区『ラディッシュ』(2014年1月31日閉店) |
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種目 | 小倉トースト半枚、特製小倉クリームサンド2個、ミックスジュース1杯 |
形式 | シングルマッチ・(ある意味)ハンデ戦(鈴井vs藤村) |
条件 | 完食後に「美味しかったよ母さん」を宣言する |
点数 | 5000pt |
愛知決戦は魔神の実家にして両親が経営する喫茶店で開催され、魔神にしてみれば本当の意味でのホーム戦となった。しかし、色々と番組構成を考えた上で敢えて試合会場を実家に定めた事こそがこの企画における魔神最大の足枷となり、ここぞとばかりにミスターから「美味しかったよ母さん」の宣言を勝利条件とするこの上無いハンデを課せられて心理的風下に追いやられてしまう。試合ではミスターを大きく引き離し王手をかけたものの気恥ずかしさから勝利宣言に詰まっていしまい、その間に「あんこ好きの藤村vsあんこ嫌いの鈴井」という絶対的アドバンテージをも覆す勢いで猛追するミスターが肩を並べたため、どうにかタッチの差で言葉をひねり出して辛くも勝ちを収めた。
ところが、移動車中で母親から「たーくん」と呼ばれている事、母親の好意で見せてもらった藤村夫妻の結婚写真の内容などをミスターチームにネタにされて絶大な精神的ダメージを負う羽目となり、まさしく「試合に勝って勝負に負けた」苦々しい一幕となった。
名シーン『かぁちゃんおいしかったよ』
「早く…、早く帰りたい…。」
ちなみに、オンエア後にPTAでネタになったらしく、たーくんは藤村夫人に叱られた模様。
戦績
勝者 | チームびっくり人間 |
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ミスター | びっくり |
116,000 | 88,000 |
第13回戦 近畿大会
会場 | 兵庫県三木市加佐『三木サービスエリア・下り』 |
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種目 | 明石焼き6個、牛乳2本(200ml瓶入り) |
形式 | シングルマッチ(大泉vs安田) |
条件 | 牛乳は明石焼きを完食した時点で1本ずつフタを開けて飲み干す |
点数 | 19000pt(兵庫県8000+滋賀県4000+大阪府2000+京都府5000) |
2回目の地方大会。前回の対決から間が開いておらず、互いの大将共に(負ったダメージが癒えていないのと)満腹状態であったことから、出番がなかった副将同士が登板することとなった。
熱々の出汁が張られた汁物仕立ての明石焼きに意外な苦戦を強いられて箸の進みが遅い大泉をあざ笑うかの如く、ここぞとばかりに安田が奮起して明石焼きを軽々と平らげ、特技である牛乳早飲みを見せ付けながら堂々の勝利を飾り、一時は戦力外通告まで受けた安田の面目躍如と言うべき価値ある勝利となった。
ところが、ここまでの無理が祟ったのか調子に乗って大泉の牛乳まで飲み干してしまった一件で四国へ向かう道すがら強烈な下痢に襲われ、さらに大泉が強引に提案した「面白いダジャレが言えたらサービスエリアに立ち寄る」という壮絶な試練に立ち向かう羽目になった。
頼まれてもいないのにスラスラとお題に即したダジャレを言ってみせる絶好調のミスターに対し、下り腹という状況を抱えた上にダジャレを苦手とする安田の苦しい回答には審査員の誰もが低評価を付けざるを得ず、結局は我慢の限界を迎えるまで30分以上もサービスエリアへの寄り道を許されなかった。さすがにまずいと感じた3人もうっかり入ってしまったサービスエリアでようやく安田を降ろしたが、ガニマタ気味の早歩きでトイレへ急ぐ安田の姿を見た魔神は爆笑しながら「競歩だ」と評し、お蔵入りとなったカットシーンでは魔神の発言に続いて大泉が「あの歩き方はねぇ ちょっと出たねぇ」と分析している。
戦績
勝者 | チームびっくり人間 |
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ミスター | びっくり |
116,000 | 107,000 |
5日目
第14回戦 岡山県奇襲
途中のSAで大泉が買ってきた小林旭の「自動車ショー歌」を流しつつも瀬戸大橋を渡り、四国へ到着。ちなみに、アレやコレやソレとは違い、四国に呼ばれずに来た瞬間でもある。
ここで、罰ゲームの川下りについての恐るべき内容について魔神より語られる。
で、岡山を通り過ぎていたため、案の定やると魔神が言うと、「私も策を練っております」とミスターの口から飛び出し、まさかの奇襲合戦が行われることが宣言され、4日目が終了。
そして5日目が開幕。先手を取ったのは、今まで(甘味という名の)苦汁をなめさせられてたミスターチーム。
まさかの日付が変わった後の深夜12時半にサンフルーツ片手に魔神チームに押し掛けた。
やる人とやられる人と食材の味の種類が変わっただけで、前日と前々日の構図が展開された。
勝利後、魔神の枕元にあったきび団子を発見し、没収。向こうはこれで奇襲をかけるつもりだったらしい。
大泉「玄関にウンコして帰ってやりましょう!」
戦績
勝者 | ミスターチーム |
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ミスター | びっくり |
123,000 | 107,000 |
第15回戦 四国大会
会場 | 香川県綾歌郡綾川町『山越うどん』 |
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種目 | 釜玉うどん2杯 |
形式 | タッグマッチ |
条件 | 副将→大将の順で1杯ずつ食べ、各完食時に「うまい!」を宣言する |
点数 | 19000pt(香川県2000+徳島県4000+愛媛県6000+高知県7000) |
どうでしょう班が「キング・オブ・讃岐うどん」と絶賛するほどのうどん屋、山越えうどんでの対決。
安田が順調にうどんをかきこみ「うまい!」と宣言。遅れて大泉も「うまい!」と宣言するも、ミスターが食べきる前に魔神が完食しあっさりと決着。残されたミスターはうどんを味わっていた。
戦績
勝者 | チームびっくり人間 |
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ミスター | びっくり |
123,000 | 126,000 |
とうとう点差が逆転。北海道の痛手を漸くカバーできた。
この後、九州へと移動するのだが、過酷な長旅で精神は摩耗しており、ついには大泉と魔神による口喧嘩にヒートアップ。
途中、通りかかった佐賀にて、安田に猪木のモノマネで佐賀の紹介をするという無茶ぶりをふられるが、当然解説できるわけがなく、『有田焼は燃やしますか?』という珍言が飛び出した。
第16回戦 九州大会
会場 | 熊本県熊本市北区『北熊本サービスエリア・下り』 |
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種目 | くし切りスイカ4枚 |
形式 | じゃんけん対決(大泉vs安田)→シングルマッチ(鈴井vs藤村) |
条件 | 副将が1回ずつじゃんけんをし、勝者が有利と思われる大きさのスイカを選ぶ |
点数 | 19000pt(熊本県7000+大分県6000+福岡県5000+佐賀県2000+宮崎県8000) |
最後の地方大会。魔神はスイカを一玉半喰らうほど好物と語り、片や大泉も「不機嫌な時に出されるとたちまちご機嫌になるほどミスターはスイカが大好物」と語り、接戦が予想される対決となった。
このスイカ、SAのおばちゃんが8つに切ってくれたが、不均等に切られていたため、これを副将同士でジャンケンしてスイカを奪いあい、用意された4つのスイカで大将が戦うルールとなった。
ジャンケン1戦目は安田が勝つものの、なぜか微妙な大きさのものを選んでしまい(3番目に小さい)、それ以降は大泉が勝ち小さいものを全て掻っ攫ったため、「小さめのスイカばかりのミスター」vs「大きめのスイカばかりの魔神」となってしまった。
当然ながら、いくら大食いの魔神でも崩し切ることができず、惨敗。一方ミスターは、1枚目を食べきると、薄さが幸いし、残りのスイカを束ねて食べる荒業を披露。勝利を収めた。
戦績
勝者 | ミスターチーム |
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ミスター | びっくり |
151,000 | 126,000 |
チームびっくり人間、短い間の逆転であった。
この後宮崎県の宿泊地まで進み、一触即発の5日目が終了。
宿泊地は『酒泉の杜 綾陽亭』。
原付西日本制覇で一度宿泊したことがあり、魔神が同企画で一番の宿とオススメした旅館である。
ここで明日に備えて英気を養うのであった。
最終日
鹿児島県最終決戦
会場 | 鹿児島県霧島市溝辺町『西郷公園』 |
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種目 | 白くま750ml1個 |
形式 | シングルマッチ(鈴井vs藤村) |
条件 | 特になし |
点数 | 97000pt(鹿児島県9000+沖縄県を除く積み残し15県(茨城県(6000)、千葉県(5000)、新潟県(13000)、静岡県(8000)、富山県(4000)、石川県(4000)、福井県(4000)、三重県(6000)、奈良県(4000)、和歌山県(5000)、長崎県(4000)、鳥取県(4000)、島根県(7000)、広島県(8000)、山口県(6000)が該当)88000) |
出発~鹿児島空港まで
深夜、大泉が「さぁいよいよ九州大会、宮崎決勝戦、レディーゴー!」と大声で寝言を発していた。
ちなみにあまりの声の大きさに、周囲はおろか、大泉でさえもはっきりと覚えていたという。また、安田曰く、レディーゴーの手ぶりもしていたらしい。
企画の趣旨上、チームびっくり人間優勢かと思われたが、数々のトラブルとミラクルによってまさかのミスターチーム優勢のまま、次の鹿児島で決着がつくことになった。
12時発の新千歳行きまでに間に合わせるため、鹿児島空港で白熊を買い、空港近くの西郷公園にて決戦を執り行うこととなった。
以下は行程である。
1 | 綾温泉を出発し、鹿児島空港に向かう |
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2 | 鹿児島空港で白熊750mlを調達 |
3 | 西郷公園へ向かう |
4 | 最終決戦 |
5 | 鹿児島空港へ戻る |
6 | レンタカー返却の手続きをとる |
7 | 搭乗、新千歳空港へ |
少し道に迷ったものの、車を順調進ませ、渋滞に巻き込まれることもなく鹿児島空港に到着。
ここで、白熊750mlを調達しに売店へ。しかし・・・
緊急事態発生
なんと750mlは夏季しか売っておらず、ロケ当時は空港にないことが判明。急遽販売店を調べるが、鹿児島空港から離れた鹿児島市内のアーケードにある『天文館むじゃき』にあることが判明し、急いで車を走らせることとなった。
このロクに下調べもしていない魔神に大泉が激怒したのは言うまでもない。
店の場所を必死に探す中、不運にも渋滞に巻き込まれてしまう。
何とか店の近くまでたどり着き、白熊を調達。この緊急事態に両チームが一丸となって団結するという馬鹿馬鹿しくも感動的な絵面が展開された。
最終決戦
急いで西郷公園へたどりつき、本当に早食いしなければ飛行機に間に合わないというスリリングな状況の中、最終決戦の火蓋が切られた。
互いに苦しい状況の中、(途中大泉が余計なことを解説したものの、)工夫を凝らし白熊を崩していく両者。終盤でミスターがキンキンを連発するが、それをこらえていた魔神もキンキンしてしまう泥仕合が展開された。
そしてこのデッドヒート、改め長く苦しい6日間の決戦を制したのは・・・
みんなで川下りに行こう!!
と高らかに宣言し、残りを飲み干した大魔神、藤村忠寿であった。
大魔神誕生を祝福するかのように、噴水を吹き上げる西郷隆盛像。
かくして、6日間におよぶ馬鹿馬鹿しい戦いは幕を閉じたのであった。
この後難なくレンタカーを返却し、無事に飛行機に搭乗。
一週間後、大魔神と共に車に乗せられ新千歳空港へ向かう敗者、ミスターチーム。地獄のユーコン川下りで2人を待ち受けるものとは・・・。
決戦略歴
全行程
一日目 | 北海道→青森→秋田→岩手(宿泊) |
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二日目 | 岩手→宮城→山形→栃木(宿泊) |
三日目 | 栃木(奇襲)→埼玉→岐阜(宿泊・奇襲) |
四日目 | 岐阜(奇襲)→愛知→兵庫→香川(宿泊) |
五日目 | 香川(奇襲)→香川→熊本→宮崎(宿泊) |
最終日 | 鹿児島 |
総合成績
チーム名 | 勝敗数 | 最終獲得ポイント |
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ミスターチーム | 5勝12敗 | 151,000 |
魔神チーム | 12勝5敗 | 223,000 |
余談
魔神チームの勝利条件に従って鈴井、大泉の両名は藤村の憧れを実現する企画『ユーコン川160キロ 地獄の6日間』に駆り出され、それぞれ散々な目に遭う事となったが、鈴井はこの企画を通じてアウトドア、もっと言えば大自然の中で苦難と向き合いながら生活する魅力に開眼し、後に北海道赤平市で森の開拓を始めるきっかけとなった。
また、大逆転勝利で幕を下ろした藤村も5泊6日、昼夜を問わず甘味を摂り続けた反動からしばらく甘味に飽きてしまう体となり、図らずも企画序盤で大泉の口から出た「彼も気づかない甘いものの恐さってのが後半オレ出てくると思うよ」の予言が的中する結果となった。
もしも、この勝敗が逆であったなら現在の2人はどのような価値観を以って人生を歩んだか。今となっては知る由も無い。
閉店した藤村Dの実家の喫茶店があった場所は現在カフェらしい店になっていることが藤村Dと嬉野DのYouTubeチャンネルの『どうでしょうの聖地をストリートビューで見てみよう』という企画で発覚した。