基礎データ
全国図鑑 | No.0279 |
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ホウエン図鑑 | No.028 |
シンオウ図鑑 | No.120 |
イッシュ図鑑 | No.213 |
コーストカロス図鑑 | No.018 |
アローラ図鑑(SM) | No.041 (メレメレ図鑑:No.041 アーカラ図鑑:No.020 ウラウラ図鑑:No.022 ポニ図鑑:No.012) |
アローラ図鑑(USUM) | No.048 (メレメレ図鑑:No.048 アーカラ図鑑:No.020 ウラウラ図鑑:No.022 ポニ図鑑:No.019) |
ガラル図鑑 | No.063 (ヨロイ島図鑑:No.049) |
パルデア図鑑 | No.143 |
英語名 | Pelipper |
ぶんるい | みずどりポケモン |
タイプ | みず / ひこう |
たかさ | 1.2m |
おもさ | 28.0kg |
とくせい | するどいめ/あめふらし(第7世代〜)/あめうけざら(隠れ特性) |
タマゴグループ | すいちゅう1/ひこう |
進化
キャモメ → ペリッパー(レベル25)
概要
名前の由来はおそらくペリカン+フリッパー(ヒレ足)。
ペリカンはペリカン目、カモメはチドリ目のため、動物学的につながりは薄い。
これは少数説だが、水辺に生息する鳥という緩やかなくくりの中で、かもメールがカモメをモチーフにした暑中見舞用葉書であり、ペリカン便がペリカンがデザインの軽貨物であったことから、鉄砲が戦車になった点と同じように、文化的観点をイメージした進化像ではないかと思われる。
(余談だが、ペリカン便を扱っていた日本通運のルーツは東京の飛脚屋にある。)
水鳥らしく「なみのり」と「そらをとぶ」の両方を使えるナイス鳥。「たきのぼり」と「ダイビング」が使えないのが惜しい所。この組み合わせは同タイプの後輩も使える。
尚、序盤鳥に数えられるスバメより早く出てくるキャモメの進化形の筈だが、基本的に序盤鳥に含まれることはない。
生態
海岸近くの崖に巣を作り、海面スレスレに飛行し、疲れると海に浮かんで休憩する。餌の調達は若いオスの仕事で、嘴はひとすくいでヨワシ30匹を平らげたり、幼稚園児一人を入れられるほどに大きい。また、嘴は子供を保護するのに使われるほか、他のポケモンやタマゴを安全な場所へ運んだりするなど、口に入るものなら何でも襲う現実のペリカンよりかはマイルドな性格になっている。
ただし、どこへ連れて行くかは不明と記載されているポケモン図鑑もあるのでやっぱりマイルドになっているかどうかはわからない。
「NEWポケモンスナップ」では岩場の上に巣を作っており、卵も確認できる。卵の模様は原作ゲームの汎用タイプの模様ではなく、アニポケのような固有デザインであり、入道雲と青空のような模様が描かれている。
休憩する際は水上に浮かんでいるが、魚ポケモン達に引けを取らないスピードで水中で狩りを行う様子も観察できる。
ゲーム上の特徴
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
キャモメ | 40 | 30 | 30 | 55 | 30 | 85 | 270 |
ぺリッパー | 60 | 50 | 100 | 95 | 70 | 65 | 440 |
比較 | +20 | +20 | +70 | +40 | +40 | -20 | +170 |
防御が大きく伸びるが素早さが大きく下がってしまう。まぁ実際ペリカンは飛行する鳥の中でも屈指の重さを持つ鳥なので仕方あるまい。むしろステータスだけなら後輩のスワンナの方がキャモメの進化系っぽい。オオスバメに素早さが全然足りていないが…
物理耐久寄りの種族値だが見た目によらずHPはそうでもないためあまり硬くはない。ついでに特防も序盤の草むらに登場するポケモンらしく低めなため、使い手によっては四倍弱点の「チャージビーム」や「でんげきは」でもあっさり落ちる。
自慢の物理耐久も高いHPと特性「いかく」を持つ同タイプのギャラドスにあっさり上回られてしまうのが辛い。
幸い、特攻はそこそこあるため相手の物理攻撃を受けつつ特殊技で反撃することなら出来る。ギャラドスは特攻が低いので十分な差別化になる。
「ハイドロポンプ」、BWから追加された「ぼうふう」と地味にタイプ一致技には恵まれている。みずタイプお家芸の「れいとうビーム」はもちろんのこと、なぜか「でんげきは」など変わった技を覚えたりする。「ぼうふう」を覚える以前はキャモメの時しか覚えられない「エアスラッシュ」が使われていた。
非常に強力な特性「あめふらし」を持つ。
雨状態の恩恵を受けやすいみず技と「ぼうふう」を共にタイプ一致で撃てるペリッパーとのシナジーは高く、天候のターン制限はありながらもボールから出して間もなくは1.5倍に強化されたみず技と必中の威力165のひこう技を両方撃てるようになった。これはニョロトノやカイオーガには出来ない芸当である。
またやや不安気味だった特殊攻撃も95に上方修正され、高い防御を生かした耐久型から一転し強力な雨パの特殊アタッカーとしてレートで数を増やしてきている。
ただしもちろん欠点もあり、上述通り雨状態にした事であちらの「かみなり」も必中になる事は注意が必要である。これに関してはダブルバトルであればライチュウやアズマオウを横に置いておけば防ぐ事はできる。
また天候始動役としては悪い意味で絶妙な素早さも欠点であり、晴れパのキュウコンには確実に天候を上書き出来るが、砂パのバンギラスや霰パのユキノオーにはギリギリ素早さが勝ってしまっている分タイマンだと逆に天候を上書きされかねない。
アマルルガやカバルドン、ギガイアス、コータスも言うまでもなくこいつらが最鈍に設定されていると確実に天候を上書きされるので注意。
夢特性は「あめうけざら」。雨パに組み込んで物理耐久と「はねやすめ」を駆使すればそれなりに活躍出来そうである。ただし雨状態は第六世代からターン制限がかかった事や、あちらの「かみなり」も必中になる点に注意。
ちなみに第四世代から教え技で「ダストシュート」を覚えられる。こいつが使う光景を想像すると実に嫌な予感しかしない(ちなみにはきだすも覚える)。
※画像はイメージです
ORASからは野生の個体がしあわせタマゴを所持するようになった。ペリッパー自体がなみのりすれば比較的安易に出会える種族な上、図鑑ナビの高性能っぷりも相まってポケモン廃人からはラブカスに次ぐ乱獲対象と化してしまっている。いくら数が多いとはいえ絶滅してしまわないか心配である。
第9世代では唯一のあめふらし枠として内定。
雨天候自体は特別大きな弱体化や強化こそ無かったが、今作はパラドックスポケモンが晴れ天候またはエレキフィールドで強化される特性を持つ。
コータスとバチンウニも内定しており、パラドックスポケモンを採用するパーティにはそれなりの確率で組み込まれると推定される。(コータスは晴れパ以外でも強いのだが)
パラドックスポケモンを強化する過程で、雨とのコンボをコータス後出しで妨害される、エレキフィールド+電気技で地面タイプ以外ゴリ押されるといった場面も過去作より増えると思われ、今までの雨パと同じ立ち回りでは苦戦するかもしれない。相対的にはやや逆風気味か。
一応テラスタルで電気4倍を誤魔化す事も出来るので、どうしてもペリッパーで打開が必要な相手と対面した時に備え厳選(草、電気、地面あたりが候補)しておくのが吉。単純に一致テラスタルで自身のメインウエポンを強化するという手もある。
新たな相方としてはイルカマンを獲得しており、ペリッパーの「あめふらし」の乗ったイルカマンの「こだわりハチマキ」+テラスタイプみず+「ジェットパンチ」で全抜きを狙う構築が組める。その場合、A252振りならA無補正でもH4振りガブリアスが確定1発なので、アタッカー振り主体でみず耐性を持たない選出なら本当に3タテも夢ではない。
ランクバトルシングルバトルシーズン1ではイルカマンとのコンビを採用したプレイヤーが最終1桁を記録している。
同シーズンダブルバトルではハラバリーと組ませた「雨トリパ」が最終20位を記録。「でんきにかえる」で増強した「かみなり」を「あめふらし」で必中化するという寸法であった。
シリーズ4ダブルバトルではイダイトウ♂をサポート先となるエースとして獲得し、環境に復帰。
使用トレーナー
ゲーム版
- ナギ:ジムリーダー(ホウエン)
- ユウキ:RSE・ORASライバル
- ハルカ:RSE・ORASライバル
- ハヤト:ジムリーダー(ジョウト)
- マキシ:ジムリーダー(シンオウ)
- ルリナ:ジムリーダー(ガラル)
- オリヒメ:ジムチャレンジャー
- トウガン:ジムリーダー(シンオウ)
- デンジ:ジムリーダー(シンオウ)
- ハイダイ:ジムリーダー(パルデア)
- カムリ:ポケモンレンジャー※
※厳密には手持ちではなく、パートナーポケモン。
アニメ版
漫画版
- ハギ老人(ポケスペ)
- シズク(ポケスペ)
- ユキ(ポケスペ)
番外作品
『ポケモン不思議のダンジョン』
- 第1作ではペリッパーれんらくじょの運営を行っており、新しい依頼があると手紙を郵便受けに「スコン!」と入れては飛び去るという役割で登場している。口調は独特というかかなり個性的で、第1作にはダンジョンに敵キャラとして登場しないという特徴がある(普通の敬語で話す個体もいる)。
- 「時・闇・空の探検隊」では、他のプレイヤーを救助する時に行く「ペリッパーの島」が登場。ペリッパーいわく「最後の楽園・究極のリゾート」との事で、救助・通信・冒険が行える。
『ポケパークWii』
- ビーチゾーンのアトラクションで「ペリッパーのはばたきスカイレース」を担当している。
- このアトラクションではひこうタイプのポケモンを操作して、コース上にあるリング(3種類あり、黄色・赤色・虹色の順に点数が高くなる)を潜ってゴールまでの合計得点を競うもの。ポケモンによってスピードが異なる。
『ポケモンマスターズ』
- なんとナギのバディで登場。おそらく、チルタリスをパートナーにしているルチアの存在(というか、チルタリス自体を手持ちにしてるトレーナーが多すぎるうえにこの人もエースにしてる)からだと思うが、そのルチア実装時に開催されたイベントのサブエピソードにて、「誰よりも高く飛ぼうとしていた」とぺリッパーをバディに選んだ理由が明かされた。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
- 無印274話
- 群れで登場。
- アントニーのペリッパー
- ナギのペリッパー
- AG85話でナギがジム戦の2番手で繰り出したポケモン。相性の悪いピカチュウの電気技をはがねのつばさを使って地面に受け流すという戦法で苦しめ、結果相討ちとなった。
- AG110話
- アダンのと思われるペリッパーが登場。
- XY&Z34話
- ルイの手持ちが登場。
- ロケット団のペリッパー
- 新無印編では、ムコニャの秘密兵器「ロケット・ガチャット」の運搬役として登場。2人の「ガッチャ、カモーン!!」の掛け声で現地に駆け付けて、口からガチャを落として去っていくのがお約束である。
- しかし、従来のロケット団の運搬役だったデリバードでないというのは、どういうことなの・・・
- ちなみにデリバード同様、戦闘も可能であり、第49話では「ガチャが詰まって出てこなかった」事の責任として初めてバトルに投入された。
- 覚えている技は「つばさでうつ」「ハイドロポンプ」。
その他
DP | 78話 |
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SM | 5話・11話・18話・90話・135話(イメージ)・144話(回想) |
新無印 | 76話 |
劇場版 | 七夜の願い星(バルーン)・裂空の訪問者・ディアルガVSパルキアVSダークライ・氷空の花束 |
『アニポケ・リコとロイの旅シリーズ』
- 第7話:ランドウの釣竿に掛かるが、そのまま引きちぎってった。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 4章にてアクア団SSSの一人・シズクの飛行要員で登場し、126番水道では「たくわえる」「のみこむ」「はきだす」でテッセンのライボルトを圧倒している。
- また、こちらのハギ老人のピーコちゃんはペリッパーに進化している。
- 11章ではヒオウギシティのポケモントレーナーズスクール・E組に通う女子3人組の一人・ユキのキャモメが進化した姿で登場
関連イラスト
何故かネタ絵の比率が高い。
関連タグ
0278.キャモメ→0279.ペリッパー→0280.ラルトス