ディグダ
でぃぐだ
基礎データ
全国図鑑 | No.0050 |
---|---|
カントー図鑑 | No.050 |
ジョウト図鑑(GSC) | No.132 |
マウンテンカロス図鑑 | No.001 |
ジョウト図鑑(HGSS) | No.134 |
アローラ図鑑(SM) | No.071 |
メレメレ図鑑(SM) | No.071 |
アーカラ図鑑(SM) | No.029 |
ウラウラ図鑑(SM) | No.038 |
ポニ図鑑(SM) | No.022 |
アローラ図鑑(USUM) | No.085 |
メレメレ図鑑(USUM) | No.085 |
アーカラ図鑑(USUM) | No.029 |
ウラウラ図鑑(USUM) | No.038 |
ポニ図鑑(USUM) | No.031 |
ガラル図鑑 | No.164 |
パルデア図鑑 | No.148 |
ローマ字表記 | Digda |
分類 | もぐらポケモン |
タイプ | じめん |
高さ | 0.2m |
重さ | 0.8kg |
せいべつ | 50%♂・50%♀ |
特性1 | すながくれ:天候が「すなあらし」の時、このポケモンに対する技の命中率が0.8倍になる。手持ちの先頭に置くと、砂嵐の吹いている場所では野生のポケモンが出現しにくくなる |
特性2 | ありじごく:相手は逃走や交代ができなくなる。地面から離れているポケモンには効果がない。手持ちの先頭にすると、フィールド上で野生ポケモンが出現しやすくなる。 |
隠れ特性 | すなのちから:天候がすなあらし状態のときいわ・じめん・はがねタイプの技の威力が1.3倍になる。また、この3つ以外のタイプのポケモンでもすなあらしのダメージを受けなくなる。 |
おとしもの | ディグダのつち |
タマゴグループ | りくじょう |
各言語版での名称
ドイツ語 | Digda |
---|---|
英語 | Diglet |
スペイン語・イタリア語 | Diglett |
フランス語 | Taupiqueur |
韓国語 | 디그다 |
中国語 | 地鼠 |
概要
初代『ポケットモンスター赤・緑』から登場しているポケモンで、色々な意味でじめんタイプを代表する存在。名前の由来は恐らくナムコの『ディグダグ』だと思われる。
円柱状の濃い茶色の体に丸い鼻を持つ、まるでモグラ叩きに出てくる的のように非常にデフォルメチックな姿が特徴的。
同じ分類ながらもリアル寄りの姿を持つモグリュー系統とは、ある意味対照的。
ただし姿を見せているのは上半身だけで、下半身は常に地面に埋まっているため手足は見えず、その真の姿を見た者は誰もいない。ただ「ひっかく」「きりさく」といった技を覚えることから、手や爪はあるものと思われる。
「もぐらポケモン」と銘打っている通り地面を掘り進む能力に長け、「あなをほる」と言ったらこのポケモンを連想する者は多いだろう。
普段は地表から一メートル程度の浅い地中を棲み処にしており、掘り進んだ跡は地面が盛り上がっているのですぐに分かる。そうして移動しながら、主食となる木の根を求めかじっている。
掘り進む過程で耕された土は非常に良質で、そのフンも良質な肥料になることで質の良い野菜が作れるため、農家はディグダを飼育していたり、野生のものを誘致するため好物の樹を植える等して、畑仕事を手伝って貰っているとの事。
とは言うものの、元が植物の根っこを食すポケモンなので、ディグダが好み食べてしまう品種の作物を育てている農家からは害獣扱いされる事もしばしば。
地中暮らしのため光への耐性には乏しく、眩しい環境は苦手。特に太陽光は皮膚が薄いために血液が温められて体調を崩してしまうらしく、洞窟や夜間といった光の弱い環境を好んで顔を出している。
彼らが通った後にはトンネル状の空間が形成されるのだが、その数や深さによっては大型ポケモンも余裕で通行できるほどのトンネルを作り上げることもあり、クチバシティ近郊とニビシティ近郊を結ぶ「ディグダの穴」もその一つ。
ゲーム上での特徴
- クチバシティ東の「ディグダの穴」にのみ出現し、クチバジムのタイプがでんきである事もありお世話になった人は多いだろう。と言うか、下手するとあなをほるを覚えたディグダ(覚えていない低レベル個体も出現する)一匹でリーダーのマチスどころか所属ジムトレーナーを全滅させられてしまうバランスブレイカーとして猛威を奮った過去を持つ。
- なお、第3世代まで・またはLPLEは「ディグダの穴」にしか出現しない。
- 第5世代では過去作などから連れてこなければ入手できない。2014年まではポケモンドリームワールドで仲間にできた。
- 第6世代、『ポケモンXY』では野生で出現しないのでダグトリオを13ばんどうろで捕獲してタマゴを産ませた方が良い。第3世代リメイク『ORAS』ではグラードン/カイオーガ戦後に「ほのおのぬけみち」で土煙上げてるところで忍び歩きして接触すると出現。
- 第7世代ではリージョンフォーム(アローラディグダ)が登場。原種は過去作から連れてくる必要がある。
- 『LPLE』ではセキチクシティの民家にある石に「ヒジュツ・オシダシ(かいりき)」を使うと穴にディグダがおり、1日1回「きんのたま」が貰える。「あんなー」「ともろー(tomorrow)」…喋ってるよねこれ
- 第8世代『ポケモン剣盾』では4ばんどうろ・ガラルこうざん・ワイルドエリアに出現する。
- 『BDSP』にも4世代同様に登場する他、地下大洞窟で現れるディグダを見つけて40匹触れるとボーナスタイムが発生し、色違いとレアな石像が手に入りやすくなる(とはいえ、色違いはポケトレ連鎖した方が効率が良い)
- なお、『LEGENDSアルセウス』には野生で出現しない。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
第1世代 | 10 | 55 | 25 | ※ | 45 | 95 | 230 |
第2世代から | 10 | 55 | 25 | 35 | 45 | 95 | 265 |
アローラディグダ | 10 | 55 | 30 | 35 | 45 | 90 | 265 |
※第2世代以前の「とくこう」・「とくぼう」は「とくしゅ」に纏められていた。
- 地面なのに素早いのが仇となったか、ディグダのHPは異常に低い。どれくらい低いかというとLv50での最低値が70である。これはオワタ式の脱け殻を除くと全ポケモン中最下位である。
番外作品
『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズ
『ポケモンスタジアム2』
- 『アーボでわなげ』という輪投げのミニゲームで、的で登場。時々現れる金のディグダをゲットすると2点。
アニメ版
『アニポケ・サトシの旅シリーズ』
鳴き声はそのまんま「ディグダ」あるいは「ディグダグ」であり、現れる時はモグラ叩きよろしく体を上下に動かすのが特徴。これにダグトリオが加わると「ディグダ♪ディグダ♪ダグダグダグ…」と小気味良いリズムが印象的な歌のような物に変化する。
〈レギュラーの手持ち〉
- ゴウのディグダ
- 新無印52話にて、ロケット団が原因でエンドウの農園を荒らしていたディグダのうちの一体で、地面から出たところをゲットされた。
- 残りのディグダは群れのリーダーのダグトリオがゲットされたため逃げ出したが、事件解決後に良質な作物が育つ土を生成できることを悟ったゴウがエンドウにダグトリオを渡した為ら共に農園で働く形で別れた。
- 第107話では仲良くなったケロマツに住処を渡した事でサクラギパークの滝の裏に居着いてしまったベトベターの新しい住処を作るために、ケロマツ・バタフリー・スピアー・カラカラ・アリアドス・ナックラー・ガントル・ナットレイ・アイアント・ナゲツケサルと共に作業する。
〈ゲストなど〉
- 無印31話
- アニメ版初登場。森でのダム工事をダグトリオと共に邪魔していたが、その理由はダム工事によって破壊された森を元に戻そうとした為。理由を察したトレーナーのポケモンはボールから出る事を拒否していた。
- どこからともなく苗木を持って来てそれを仲間達と共に巧みに植えていくチームワークは見事なものであり、その様をタケシは『木の畑』に喩えた(ディグダも木の根を主食にする為、この表現は的確だと言える)。その仕上げとしてはディグダとダグトリオはムコニャを乗せた土砂を押し出しながら、ダムの骨組みを破壊。これには現場監督も反省し、ダムの開発を中止した。
- ちなみにこの回がムサシのアーボとコジロウのドガースの初進化回でもある。
- ジャンゴーのディグダ
- 無印114話にて、大量発生したマルマイン達を安全な場所へ移す依頼を受けてやってきたディグダ使いジャンゴーの手持ちとして登場。ダグトリオと共に地下道を掘り、マルマイン達を傷つける事なく広場へと移動させた。
その他
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- レッドのディグ
- 性別:♂・特性:すながくれ
- 性格:すなお・個性:ものをよくちらかす
- 第1章にて、タマムシシティ郊外にいたところをレッドがグリーンと手持ちが入れ替わった時に捕獲。イーブイ(後のブイ)とのバトルで使用したが、シャワーズとなったイーブイのみず攻撃であっさりとやられてしまった。
余談
ディグダと地面
- 上述の通り、ディグダ及び進化系ダグトリオは決してその下半身を地面から出す事はない。BW以降の登場エフェクトでも、一貫して"着地"せず地面に埋まった状態で出てくる程。
では、相手ポケモンを宙に浮かす様なわざを使うとどうなるか。
- 勘違いされやすいが相手を空中に連れていき落下させるひこうタイプの技「フリーフォール」は効くし、「ふうせん」で浮くこともできる。種族値・努力値を除くとこのゲームのシステムに関与する唯一の完全なる隠しステータスの持ち主だった。
- そしてポケスロンのハードル走ではまさかのハードルの下をくぐるという荒技をやってのけ、そのため風を切るエフェクトがこいつらだけ無い。
ゲーフリは意地でもコイツらの下を見せるつもりはないらしい。
- 第七世代では同特徴を持ったスナバァが登場した。また、つばめがえしをZワザ化しファイナルダイブクラッシュを発動すると、足元付近の地面ごと飛ぶ。ただし、この地面の大きさは地上に出ているディグダより小さいため、遂に大まかな大きさが判明したと言える。