「よりよい旅には、万全の準備が不可欠です。丁寧に、着実にこなして参りましょう」
プロフィール
キャッチコピー | 微笑み湛え夢を旅往く 瞳の奥は覗くべからず |
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誕生日 | 2月24日 |
身長 | 144cm |
体重 | 不明 |
スリーサイズ | B66・W48・H69 |
靴のサイズ | 左右ともに22.5cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | お悩み相談、パッキング |
苦手なこと | コバエ |
耳のこと | 触るべからず |
尻尾のこと | 触るべからず |
家族のこと | 思わない日はない |
マイルール | - |
スマホ壁紙 | - |
出走前は… | - |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①実は、■■■■■■■■■■。 |
自己紹介 | - |
CV | 吉岡茉祐 |
物腰柔らかな優等生で、オルフェーヴルの姉。
幼い頃に出会った“アネゴ”に強い影響を受けており、彼女の語る“旅の果て”を見るためにレースを走っている。
誰に対しても丁寧に接するその柔和な微笑みは、気遣いに満ちているように見えるのだが……?
(公式ポータルサイトより)
概要
ドリームジャーニーは、クロスメディアコンテンツ『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。実在の競走馬・種牡馬「ドリームジャーニー」号をモチーフとしている。
2024年6月24日のぱかライブにて、カルストンライトオ・ビリーヴ・デュランダル・ブエナビスタと共に発表。
先んじて担当声優のみが公表され、発表と同時に育成実装のアナウンスという前例のない衝撃的な登場を果たした。半年前に発表されながら未実装の妹のオルフェーヴルより先という好待遇である。
発表の衝撃は大きかったようで、ドリームジャーニーと略称のドリジャがそれぞれX(Twitter)の日本トレンドの3位と2位にランクインした。(出典)(ちなみに1位のデュランダルもウマ娘化された競走馬であり、当該馬と同じく池添謙一騎手とともにGⅠを勝利している。つまりチーム池添で日本のトレンドトップ3を独占していたこととなる)
全兄弟揃ってのウマ娘化はヴィルシーナ・ヴィブロス姉妹に続いて2組目となり、牡馬の全兄弟は初となる。
愛称は「ジャーニー」。平常時の性格は基本的に至って温厚な思慮深い人物。トレセン学園でももっぱら「優等生」として扱われることが多く、メジロマックイーンやゴールドシップなど知人も多い。反面、その小柄な体格も相まって横柄な人物には侮られることもしばしば。
ステイゴールドを「アネゴ」と呼び慕っているが、ある世紀の一戦で大敗を喫していたにも拘らずどの参加したウマ娘よりも高らかに笑っていたステイゴールドを見かけた際に彼女の思想が全く理解ができず、理解できなかったが故にステゴに畏れ、憧れたという経歴を持つ。
やがてステイゴールドが旅の果てに辿り着いたという“一筋の黄金”を自身も確かめるべく、アネゴと同じ旅の果てを見たいという希望の元でクラシックレースを志した。
また、シナリオを通して香水愛好家であることも判明しており、トレーナーやオルフェーヴルを含め多くの人間に香水好きは認知されている。彼女の使っている香水はスモーキーな匂いらしく、重厚な香りが特徴とのこと。この香水はとあるフレグランスショップでのオーダーメイド品らしく、定期的に同じ店で購入しているとか。
ちなみにアルタモーダという香水メーカーから、「STAYGOLD」という名で販売されている香水が存在する。
趣味はSNS。閲覧やメモ帳代わりの活用が専らだが、中毒の気がありウマッターがメンテナンスで使えなくなると露骨に気分を悪くする一面も。
また、自己評価が低い所があり、自身は「地味なウマ娘」「ファンが多く付くタイプではない」と評価していた(ファンレターや想定以上に多くのファンに喜ばれたことに内心驚く程だった)。どうやら本人は「アネゴのフォロワー」としてのウマ娘評価が先に来ているのだろうという認識だった様である。
妹のオルフェーヴルとは仲が良く寮でも同室で、「姉上」「オル」と呼び合い、固い絆で結ばれている。好みも似ており、姉妹揃ってお茶漬けが大好物(父親がお茶漬けを好んで食べていた影響でよく食べていたらしく、オルフェと美味しい食べ方を研究している)。
ご飯は柔らかめが好みで、硬めのご飯はやる気を下げるほど苦手。
妹を始め「家族は何よりも大切な物」と称しており、両親も含め家族が皆いつでも幸せで快適でいてほしいという家族思いな一面も持っている。両親からは愛情深く育てられたと語っており、実家にいた頃は紅茶やコーヒー豆をもらっては家族で茶会を開いて談笑していたそうな。
本人曰く父親は金細工師、母親はイラストレーターを務めているらしく、勝負服のデザインも両親の影響を受けている。家族の中でも特にオルフェに対しては何かと彼女に気にかけており、劇中ではよく彼女の手助けをする場面も見られる。
両親の夫婦仲は大変良好な模様で、これはモデル馬の父ステイゴールドと母オリエンタルアートが、繁殖成績だけでなく「オリエンタルアートはステイゴールドの正妻」とまで呼ばれる程に、種牡馬と繁殖牝馬の中では異例なほど相性が良かったことを踏まえてのことだと思われる。
史実のオリエンタルアートの墓にはステイゴールドのたてがみも一緒に埋葬されている。彼らが遺した産駒たちだけではない、数々の運命的なエピソードとともに。その詳細はオリエンタルアートの項を参照のこと。
「コバエはね、早めに駆除するのが大切なんですよ。妹の周りに…もう2度と、たからないでくださいね。」
「悪意にはニオイがあるもの。…ああ本当に、困ったものですね。コバエはすぐに群がるのだから。」
一方、「家族や大切な者に対する異常な程の愛情」も抱えており、彼女の家族達に手を出そうものなら普段と一変した高圧的な態度であらゆる手を用いて対処する容赦のない姿を現す。ちなみに、史実においてもリヤンドファミユ(フランス語で「家族の絆」の意味)という全弟が居たりする。
劇中ではオルフェにやっかみを持ってきたウマ娘やトレーナーの財布を盗んだスリに対し「コバエ」と蔑み、モブウマ娘には"けじめ"と称してレース対決で挑戦を申し込み末脚で圧勝して心を折りながら妹に手を出せない様警告、スリに対しては一度トレーナーが帰った後に直接スリの元に再度訪れ財布を奪還…とそれぞれオルフェやトレーナーが直接いない場面で事件を解決している(財布に関しては「路地裏の近くで拾った」と嘘をついて返している)。
その様から、育成実装後のネット上では彼女を「インテリヤクザ」扱いする声もしばしば。スモーキーな香水を好むというのも、何かを誤魔化すためでは?との説も……
(ゴルシにはどうやら気づかれてる模様)
普段の優等生としての姿と怒りを露わにした姿という異なる二面性、根底にある異常に深い愛情こそが彼女のウマ娘として特筆すべき点と言えるだろう。
そもそもトレーナーとの出会いからして「本来トレーナーが見るはずだったウマ娘を遠ざけ、自分は『偶然出会った』と言う名目で接近して契約を結ぶ」と言う根回しを行っているほど。
ただ、この際には「本来トレーナーが見るはずだったウマ娘と、自分を担当予定だった有名トレーナーの交換を申し出る」と言う(トレーナーに秘密裏に行ったことを除けば)極めて穏当な手段を取っている。
なお、このことは「当のウマ娘がトレーナーに伝える」と言う形で露呈したのだが、おそらくこの際もジャーニー自身がわざとバラした節がある。育成シナリオ中ではトレーナーが「ジャーニーがその気なら、企みの痕跡も残さないだろう」といったことを述べているが、敢えて秘密がバレる様仕向けた上でトレーナーに選択権を渡している。
ドリームジャーニーの育成シナリオは基本的に「多くを語らず、プレイヤーに考えさせる」といった書き方になっており、彼女の心の声も基本的に描写されない。
そのため受け取り方はプレイヤーによって違うものの、基本的には「極めて分かりにくいが、愛情深く誠実なウマ娘」であると思われる。
なお、ヒミツの内容が伏せられているのは公式、それも原文ママ。
その内容については公表を憚られるような恐るべき代物なのか、それとも実は乙女チックで可愛らしい事柄なのか、はたまた斜め上にカッ飛んだトンチキなのか、ファンの間でも様々な憶測や解釈が語られている。
何はともあれ、総じて彼女が「色々な意味で情報の取り扱いに長けている」ということだけは間違いなさそうである。
遠征支援委員会
ジャーニーが委員長を務める、トレセン学園の委員会の一つ。名前の通りウマ娘の遠征のサポートが目的であり、交通やホテルの手配、旅程の提案、遠征先や休息地、遠征にまつわる相談を承る重要な組織でもある。
要はこれまで日本国内・海外問わずトレセン学園のウマ娘達の遠征が描写されていたがその内には少なからずジャーニー達支援委員会のバックアップも行われているのだ。
ただ、広報不足などの原因により相談者はあまり多くないとされ、生徒会とも予算交渉を度々行っている様子。
部室には都道府県地図や香港、中東のドバイ、アメリカ、フランス、イギリス、オーストラリアと各地にマークが貼られており、活動規模は相応に広い模様(ちなみにこれらのマークの貼られた国々は、いずれも史実では競馬の国際競走の開催国という共通点がある)。部屋にはアジアやオセアニアのレース関連のパンフレットが置かれている。
部室の出入りは比較的自由らしく、劇中ではオルフェーヴルなどがよく昼寝や茶会の場にしている。
容姿・デザイン
チェーン付きの眼鏡を掛けている。耳はふさふさしていて内側が黄色く、右耳には菱形のピアスなどシルバーアクセサリーをつけている。髪は暗めの鹿毛で、前髪には菱形状の流星、インナーカラーやメッシュにグレーが、毛先には黄色が使われている。瞳は妹とよく似ているが、ピンク(紫)からブルーへのグラデーションの上下が逆転しており、よく見ると妹と同じ光輪がうっすら見える。全体的に彩度の低い暗い色が使われており妹とは対照的なデザインになっている。目は他のステゴ産駒ウマ娘同様タレ目気味。
そして、一番の特徴は大人びた顔つきとは対照的なその小柄さ。身長はウマ娘全体で6番目に小さい数値であり、スリーサイズに至っては今まで最小の座に君臨していたニシノフラワーの記録を下回り最小を独占(ウエストのみ同率)という凄まじさ。妹のオルフェーヴル(165cm)とは21cmもの身長差がある。これは元馬が牡馬の最軽量GⅠ勝利記録を持つほど小柄な馬体であったことが由来。一応、カップ換算だとあの二人より僅かに上。
なお、本人もその身長にはコンプレックスが皆無な訳ではないらしく、劇中では「着こなせる服はそう多くない」とも語る場面がある(そのためか、便利に使える制服は結構気に入っているらしい)。几帳面な彼女らしく制服は毎日手入れを欠かさず行っているとか。
アプリゲーム版でのユニット名は「夢路のよすが」。トレーナー(プレイヤー)曰く「学生らしさとはギャップがあるがかなりかっちりしている」衣装。黒と金のカラーリングは金細工師の父からインスピレーションを受け、イラストレーターの母の影響かアート感も落とし込んだファッションとされている。大人っぽさも意識しており、ロングスカートには大きくスリットが入っている。黒を基調としたのは本人の決意による物らしい。史実の馬主であるサンデーレーシングの代名詞の赤十字襷(赤バッテン)はスカートとベルトに施されている。また小柄なのを意識してか、靴はかなりの厚底ブーツを履いている。
- 私服(アプリゲーム版)
アプリゲーム版に登場するジャーニーの私服姿。下半身にはコルセットのハイウエストパンツらしきものを着ており、全体的に大人びた印象を感じさせる。
- 3.5周年記念衣装
アプリゲーム版の3.5周年の記念に公開された。何気に彼女には珍しい白を基調とした服である。
花束から赤い薔薇を一輪選り分けているのだが、薔薇は色だけでなく本数でも花言葉が変わるという特徴があり、赤い薔薇一輪の意味は「一目惚れ・私にはあなただけ」。果たして彼女の真意は如何に…?
ゲーム版
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
「そして、無垢なものほど、染まりやすく、ニオイもつきやすい。そうなってしまっては見るに堪えない。心が……痛むでしょう?」
2024年6月26日、新育成シナリオ「収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭」の公開と共に育成ウマ娘として実装されることで初登場。それまで最速であったトランセンドの「19日」という記録を大幅に更新した。
彼女の担当トレーナーとなるプレイヤーは以前あるウマ娘の観戦で出会ったことがある模様。トレーナーの方は再会してしばらくするまで忘れていたがドリームジャーニーの方は記憶力の良さでずっと覚えていたらしい。不穏な態度をにじませるジャーニー相手に引かずに担当を取るなど精神力は強い。
固有スキルでは地図に金色のインクで線を引き、スーツケースを持ちながら門の前に向かう姿が映し出され、彼女が定期的に口に出す「旅」を端的に表したムービーとなっている。
実名登場以前には、ゲーム版メインストーリー第1部 第3章のダービーウマ娘紹介ムービーのウオッカ編において、ドリームジャーニーと思しき小柄なウマ娘のシルエットが登場している。ただし髪型がツインテールで、現デザインとは著しく異なっている。
また、トーセンジョーダンの育成ストーリーの有馬記念では、「夢への旅路」の名で追い込み持ちのメジロマックイーンが代理で出走している。
育成ウマ娘
- ☆3[夢路のよすが]ドリームジャーニー
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
86 | 94 | 102 | 72 | 96 |
+0% | +10% | +10% | +0% | +10% |
バ場適性 | 芝 | A | ダート | G |
距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
F | C | A | A | |
脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
G | G | A | A |
育成内容は、アネゴことステイゴールドの道筋を追っていくために彼女が対峙してきた「嵐」となる者を追いかけていくストーリー。
ここで問題になるのは序盤のメイクデビューと朝日杯フューチュリティステークス。
どちらもマイル1600mなのだが肝心のドリームジャーニーのマイル適性はC。成長次第ではいきなり躓きかねないため、マイル適性を上げておくことを強く進める。
クラシック戦線では、クラシック三冠を目標レースとして進む王道だが、ここに立ちはだかるのは史実での日本ダービー覇者のウオッカ。全能力C以上でパワーに至ってはB+、金スキルは中距離スキルが3つもある有様。これに追込で対抗することになるであろうため、生半可な育成ではたちまち返り討ちにされてしまう。(一応目標は5着以内だが)
このあまりのウオッカの強さに、「嵐」に太刀打ち出来なくなることを想定してしまうが、そこに、メジロマックイーンが現れ、一通の封筒を差し出される。その中身は…
シニアでは、アネゴも辿ったと言う春シニア三冠路線を突っ切ることになる。
長距離のキツさは、ステイヤー育成で何度も言われているが、同時に実装された最新育成では、スタミナが盛りにくいので、うっかり天皇賞春を落とさないように注意が必要。
最後に有馬記念に出るが、ライバルとしてブエナビスタが勝負を仕掛けてくる。
関連人物
史実における全弟にして、『ウマ娘』の世界における妹。トレセン学園でも同室の間柄であり、幼少の頃から生活を共にしていた仲良し姉妹。「オル」「姉上」と呼び合う仲。
「誇るべき美しい妹」と呼んで大事にしており、常に人の羨望を引き付けるが故に「コバエ」にやっかみを持たれやすい彼女を心配している。寝る前にはオルフェーヴル好みの甘いカモミールティを淹れてやり、朝には寝顔を見守るなど普段から溺愛しているようだ。また、ホーム画面での会話などから、オルフェの遠征時などもジャーニーがバックアップしている。
その思い入れは、「光そのもの」であるオルフェーヴルと並んだ時にその光を支えられるようと、勝負服の色に漆黒を選ぶほどである。
オルフェも口数は少ないながらも姉には尊敬の念を持っており、シナリオ内ではトレーナー(プレイヤー)に対して姉上の実力に見合うかを見定めることもあった。プライベートでは定期的に彼女と行動を共にしているらしく、家族内の関係は良好。
史実における父親であり、『ウマ娘』の世界における「アネゴ」。彼女の走りやレースに対する姿勢は、ジャーニーの競走人生に極めて大きな影響を与えた。なお、ステゴがよく遠征や旅へ行く都合かあまり学園で会う機会は少ないらしく、「アネゴにはお会いしたい時に限って会えない」とか。
尤も、会う機会が少ないだけで両者の関係は良好らしく、ステゴは度々自身を慕う後輩のジャーニーを心配してかつての盟友であるマックイーンに彼女のサポートを頼んでいたことが判明する。
史実におけるステイゴールド産駒繋がりの破天荒ハジケウマ娘。運命的な何かを感じているのか意外と仲の良い気安い関係を築いており、ゴルシからは「俺たちのゴッドママー」と呼ばれる場面も。ジャーニー的にはオルの話相手にもよくなってくれる彼女にはいつも感謝しているらしい。
こちらも同じステイゴールド産駒モチーフのギャンブラーウマ娘。ゴルシ同様、波長が合うのかプライベートでも付き合いのある友達。ナカヤマの地元のお茶漬けはオルフェとジャーニーの好みだったらしく、定期的に引き取りに来ている様子。
ドリームジャーニーの母方の祖父(いわゆる「母父」とされる)。自身が遠方で直接ジャーニーにサポートできないステゴに代わって彼女のレースを見守っていた。ジャーニーの活躍する時代にはメジロ家はバ場の高速化や長距離レースの権威の低下により衰退しているらしく、メジロの総力を持って彼女に助力する。クラシック期以降は心強い協力者としてジャーニーを鍛え上げた。なお、プライベート内でも結構仲が良い様で、ゴルシとナカヤマが来た際には身体を張ってジャーニーを守ろうとする場面もあった。
史実では対戦経験のある相手。彼女の応援してくれる人達に忘れられない“絶景”を見せようという目標には理解を示しており、彼女がスペシャルウィークに憧れたているのも察している模様。
ジャーニーから見たブエナは「眩さに目が潰されそう」とのこと。
同期のウマ娘ではあるが、一応ジャーニーの方が先輩に当たる。彼女の素直な性格はジャーニーには好ましく思われており、タニノギムレットの美学を継ぐ者としてウオッカのティアラ路線からダービーへと果敢に挑戦していく姿勢は「アネゴ」を追う者としてシンパシーを感じていた様子。
史実での主戦騎手である池添謙一氏繋がり。
育成シナリオではカレンとはライブパフォーマンスについて師事、スイープとは魔法(心理掌握術)の師匠になるという間柄。
競走馬『ドリームジャーニー』
「ジャーニーだ!ジャーニーだ!夢への旅路だ!ドリームジャーニー先頭に立った!ドリームジャーニー1着!!」第54回有馬記念(2009年)
2004年生まれの鹿毛の牡馬。父ステイゴールド、母オリエンタルアート(母父メジロマックイーン)という血統で、全弟(父と母が同じ)に7頭目の牡馬三冠馬にして凱旋門賞2年連続2着などの優れた実績を挙げた「金色の暴君」オルフェーヴルがいる。
父のステイゴールドは2001年の香港ヴァーズ勝ち馬。GⅠこそその1勝のみだが、長きに渡るシルバーコレクターっぷりや数々のエピソードなどから、没後10年以上が経つ今なお多くのファンがいる名馬。種牡馬としても当初期待されていなかったものの、ドリームジャーニーを皮切りに多くの活躍馬を輩出し、関係者に「奇跡に近い」とまで言わしめるほどの成功を収めた。
母父のメジロマックイーンはウマ娘でもお馴染み、メジロ冠名を代表する名ステイヤー。しかし種牡馬としては重賞馬をぽつぽつ出す程度で、成功したとは言い難かった。そのため、残念ながらその父系こそ存続が非常に厳しい状況ではあるが、母父としての有用性を一躍世に知らしめたのがこのドリームジャーニーである。
この「父ステイゴールド・母父メジロマックイーン」という配合の馬は俗にステマ配合と呼ばれており、ドリームジャーニーはその先駆けとも称されている。ただ当時、ステイゴールドも種牡馬入りしてまだ日が経っておらずその実力は未知数であり、メジロマックイーンは先述したように種牡馬としては成功したとは言い難かった。
加えて母のオリエンタルアートに至っては現役時代に特筆すべき実績を挙げたとはいえず、血統的にも魅力があったとは必ずしも言えなかったので、初仔(つまりドリームジャーニー)の成績如何によってはセールに出される予定だったという。
ドリームジャーニー(「夢への旅路」)という名前は父の馬名の香港表記「黄金旅程」が由来。実はこの名前の「旅程」部分を引き継いだステイゴールド産駒は割と少ない(皆「黄金」の方を引き継ぎがちで、事実オルフェーヴルやゴールドシップも「黄金」の方を引き継いでいる)。ちなみに主戦騎手の池添謙一は母の主戦騎手でもあり、ドリジャ経由で弟のオルフェーヴルにまで縁が繋がっている。
管理調教師は後に弟のオルフェーヴルや、ウマ娘関連ではサトノダイヤモンドなどを手掛けることとなる池江泰寿(栗東トレセン所属)。ちなみに池江師は調教助手時代、父の厩舎で管理されていたステイゴールドの担当でもあり、こちらでも縁が繋がっている。なお、池江師は当時厩舎を開業したばかりの新人で、ドリームジャーニーはその開業祝いとして預けられた。
騎手は、蛯名正義、武豊と移り変わり、武豊の騎乗停止に伴い急遽乗り代わった池添謙一に定着した。
同期はウオッカ、ダイワスカーレット、アストンマーチャンなどの07世代。上記3頭の通り牝馬豊作のイメージが強い世代だが、ドリームジャーニーは8億4千万円余りを稼ぎ、ダートの雄フリオーソとほぼ並んでこの世代の牡馬ではトップ格の稼ぎを残している。
父ステイゴールドは種牡馬入りが8歳とかなり遅く、その上「小柄」「晩成」「ステイヤー」と種牡馬としての不安要素を多く抱えていた。
そんな中産駒二世代目として生を受けたドリームジャーニーは、父譲りの小柄な馬体を持ちながらも、1600mの2歳GⅠ朝日杯フューチュリティステークスを勝利するという大金星を挙げる。
この2歳マイルGⅠの勝利によって、父に種牡馬として初のGⅠタイトルを捧げるとともに、父へのレッテルを有無を言わさず吹き飛ばしてみせたのである。
また、この時の馬体重416kgは、現在に至るまで日本でのグレード制導入以降の牡馬の最軽量GⅠ勝利記録である。7歳で引退するまで馬体はさして大きくならず、小柄さからくるピッチ走法がトレードマーク、またそこからくるコーナリングの上手さは大きな武器であった。全ウマ娘でも屈指の小柄な体格はこの軽量記録に由来するものだろう。
3歳以降もクラシック三冠にこそ届かなかったものの、神戸新聞杯(GⅡ)、小倉記念(GⅢ)、朝日チャレンジカップ(GⅢ)、産経大阪杯(GⅡ)とコンスタントに重賞勝ちを挙げ、極めつけに5歳で宝塚記念、有馬記念の両グランプリを勝利。「ステイゴールド産駒は晩成」という下馬評を早々に覆し、その上グランプリ適性の高さをも見せつけた彼の旅路は、後のステイゴールド産駒達の辿る道筋となった。
なお、オルフェーヴルとの兄弟対決は残念ながら実現しなかった。
しかし、最大の特徴はそのあまりの気性の悪さ。
父ステイゴールドとその産駒ドリームジャーニーの両方を知る池江泰寿調教師は、その気性について「基本的に激しい性格だった。ステイゴールドより、ドリームジャーニーの方が激しかったんじゃないかな」と語っている。
先祖伝来の、ギョロリと白目を剥いて睨みつけるいわゆるディクタスアイを見せることもしょっちゅうだったが、ウマ娘でも三白眼気味の瞳が小さめの眼にデザインされている。
一方で非常に賢い馬とも認識されていたようで、「管理する人間が突然居なくなっても、コイツなら生きていける」と評されていた。
ちなみに、レース中の逸走、調教拒否、わかりやすい奇行……といったエピソードは無かったため、一部のファンを除いて現役中には気性難というイメージはそこまで持たれていなかった。
が、後のステイゴールド産駒たちのアレコレが飛び出すたびに、関係者から「本当にヤバいのはコイツだ」の声が次々と上がり、その素行が語られるうちに気性難として認知されていったという経緯がある。
ウマ娘における「瞳の奥は覗くべからず」というキャッチフレーズやキャラ付けも、その辺の経緯を踏まえているのかもしれない。
引退後は種牡馬として名門・社台スタリオンステーション(社台SS)入り。
その小柄な馬体故に種付けに苦労する事も多く、「ガチャ」と揶揄される弟以上に難儀している模様。
しかし、産駒からは東海三冠を制したドリームズラインを皮切りに、中央でもミライヘノツバサ、ヴェルトライゼンデらが重賞を制覇。昨今ではスルーセブンシーズが2023年の宝塚記念で10番人気ながら当時の世界最強馬・イクイノックスにクビ差の2着にまで迫った他、同年の凱旋門賞で4着に入り込んだ事は記憶に新しいだろう。
現在も種牡馬として登録されており引き続き社台SSで過ごしてはいるものの、種付けは2019年が最後であり、実質的には功労馬として扱われている。
詳細は「ドリームジャーニー」の項を参照。
関連イラスト
余談
ウマ娘化前の本項目の記述
『もしもゲーム「ウマ娘プリティーダービー」に、実在の競走馬・ドリームジャーニーを元にしたウマ娘が存在したら…?』をコンセプトに、pixivユーザーの有志により制作・投稿されている二次創作のウマ娘のタグとして機能していた。
「父ステイゴールド母父メジロマックイーン(通称ステマ配合)の元祖にして先駆け」
「オルフェーヴルとは全兄弟(母オリエンタルアート)」
「牡馬GⅠ最軽量馬体重勝利記録を保持(2006年朝日杯フューチュリティS:416kg)」
「関係者が『殺しに来る』とまで評し、引退後でさえ『命の危険がある』として池添謙一騎手との面会を拒否されるほどの気性難」
これらのモデル馬の特徴を踏まえ、「小柄な暴れん坊ながら、面倒見の良い姉貴分」的なキャラ付けが為されることが多い。
姉妹の食の嗜好について
先述の通り、妹のオルフェーヴルともどもお茶漬けを好んでいるが、ここにも元ネタがある。
史実のドリームジャーニーとオルフェーヴルは乾いた牧草を水につけてふやかしてから食べるという癖があり、関係者からは「お茶漬け」と呼ばれていた。→【密着!池江厩舎】(9)オルフェ食事中に発見!父&兄との共通点
というか、この癖については同じくステイゴールド産駒のゴールドシップやオジュウチョウサンも同様であり、なんなら父ステイゴールドもこの癖があったため、ステイゴールド由来の癖である模様。
なお、この食べ方については自分で水に浸ける行為を含めて気に入った食べ方のようで、最初から水に浸してあると怒っていたという。
さらに細かく食べ方にも好みがあるようで、ドリームジャーニーやオルフェーヴルは一旦牧草を口に含んでから水を飲むという食べ方をしていたが、ステイゴールドやゴールドシップは水桶に草を入れてそれを食べていたとのことであり、このことはウマ娘でもオルフェーヴルは汁と米の交互食いも好んでいるのに対してゴルシの方は最初から米を汁に浸して食べる方が好みとなっている。
ちなみにこの癖はナカヤマフェスタには遺伝していない(功労馬牧場関係者らの発言より)。ウマ娘でも、ジャーニー・オルフェ・ゴルシが楽しそうにお茶漬け談義をしているのを不思議そうに眺めているだけである。
(↓のイラスト3枚目がお茶漬けエピソード)
ぱかライブ内での予想
先述の通り衝撃的すぎるデビューを果たしついにウマ娘の世界へと参戦したドリームジャーニーだが、ぱかライブ内で発表されたのは番組開始から1時間半ほど経過してのこと。
同馬役の吉岡茉祐はそれまでは「新ウマ娘役」として出演しており、その際の風貌を元に発表までの時間、一体彼女が何役なのかの予想が行われていた。
- 外が黒、内が黄色のウマ耳(モチーフ元が黄色と黒の勝負服を身につけている)
- 耳飾りを右耳につけている(ウマ娘では耳飾りをつけている耳の位置によって史実で牡馬だったか牝馬だったかが分かる)
といった外見的特徴があったものの、ここからジャーニーの参戦を予想するのは難しく、コメント欄ではジャーニーの名前はほとんど上がっていなかった(一応ごくごく僅かに的中者も存在はしていたが、それも確信に至っていた訳ではなかった)。
牡馬で黄色と黒の勝負服という特徴から49戦もの数の競走に参加し ラストランとなる50戦目の香港で悲願のGⅠ制覇を達成した気性難一家の大黒柱や4歳冬の有馬記念で最強の英雄を打ち破り、その後海外でも強さを証明して世界トップクラスの実力者となった覚醒の名馬を予想した人が多かった模様。
また、キャスト欄のキャラ名部分が「?????」となっていたため、名前が5文字のサラブレッドがウマ娘になるのではないかとも言われた。
さらに、番組内では発表直前ぐらいまでに
- 舞台が「新潟千直」となるリーグオブヒーローズ開催の告知
- それに合わせた仕様変更の告知
- 吉岡氏本人の「今回参戦のウマ娘に合わせたウマ耳とアクセサリー」という言葉と黄色いウマ耳
- そして何より史実の新潟千直のレコードホルダーであるカルストンライトオが黄色いメンコで知られている
といった具合にあまりにも露骨にカルストンライトオの参戦を匂わせており、吉岡氏はカルストンライトオ役なのではないか?というミスリードまで行われていたため、ドリームジャーニーのウマ娘参戦の驚きに加え、これまでの情報がミスリードだったことに対する驚きがユーザー間をかけめぐった
そして、それはそれとしてカルストンライトオの追加が発表されるというオチが付いた。
担当声優のエピソード
なお、吉岡氏は実馬のドリームジャーニーについてネット検索をしたが、サジェストが「ドリームジャーニー やばい」「ドリームジャーニー 殺しにかかる」「ドリームジャーニー 殺意」などとても酷いものだったという。
しかし、だからこそ愛着が湧き「この子を演じたい」「この子じゃ無ければ嫌」という気持ちでオーディションに臨んだとのこと。「ぱかライブTV」では性格や言動について不明な点が多かったのだが、吉岡氏の口から「(サジェスト通り)気性は荒いです」と告知されていた。
関連項目
ウオッカ(ウマ娘):共に2歳GⅠを勝利(こちらは阪神JF)。対戦成績はダービーを含めジャーニーの4戦0勝。
ダイワスカーレット(ウマ娘):二冠牝馬。ジャーニーの前年に有馬記念を勝利。ジャーニーの2戦0勝。
アストンマーチャン(ウマ娘):対戦なし。全妹との間に産駒がいる(トゥラヴェスーラ、トオヤリトセイト)。
フリオーソ(ウマ娘):対戦なし。
対戦のあるウマ娘
カワカミプリンセス(ウマ娘):史実では1つ上の二冠牝馬。ジャーニーの2戦2勝。
ブエナビスタ(ウマ娘):史実では2つ下の二冠牝馬。ジャーニーの4戦1勝。
トーセンジョーダン(ウマ娘):史実では2つ下、ジャーニーの2戦0勝。
エイシンフラッシュ(ウマ娘):史実では3つ下のダービー馬。ジャーニーの2戦0勝。
デュランダル(ウマ娘):同時発表
オルフェーヴル(ウマ娘):妹にしてルームメイト。史実では全弟であり、同じ池江泰寿厩舎の管理馬。
ちなみに発表時には池添包囲網がトレンド入りした。
ナカヤマフェスタ(ウマ娘)同父でもある
リバーライト:マリアライト(競走馬)がモデル
エアシャカール(ウマ娘):3戦(うち産経大阪杯2着)騎乗
デュランダル(ウマ娘):同時発表、2戦(1勝)騎乗
グラスワンダー(ウマ娘):1戦(宝塚記念)のみ
ルー(ウマ娘):オウケンブルースリがモデル。1戦(ジャパンカップ)のみ
武豊騎手ではGⅡ神戸新聞杯を制している。
※競馬界のレジェンドである彼が騎乗した競走馬をモチーフにしたウマ娘を記載すると非常に膨大な数となってしまうため割愛させて頂く。(例を挙げるなら、同時発表されたデュランダル(ウマ娘)とビリーヴ(ウマ娘)にも騎乗経験がある。)
オルフェーヴル(ウマ娘):全弟
ゴールドシップ(ウマ娘):同父、同母父
ナカヤマフェスタ(ウマ娘):同父。史実では2つ下、ジャーニーの1戦0勝。
池江泰寿厩舎繋がり
※オルフェーヴルも該当する。
その他
ビワハヤヒデ(ウマ娘):「三冠馬の姉(史実では半兄弟と全兄弟)」繋がり。ついでに、どちらも眼鏡をかけており、史実ではGⅠを3勝、そのうちの一つは宝塚記念である。