概要
正式タイトルは『JUMP FORCE』。
集英社の『週刊少年ジャンプ』における人気漫画作品のキャラクター達が、夢の共演を果たす3D対戦アクションゲーム。週刊少年ジャンプ創刊50周年記念作品を銘打っている。
発売元はバンダイナムコゲームス、対応機種はプレイステーション4(PS4)、XBOXOne。
『Jスターズビクトリーバーサス』の後継作品であり、前作からは5年ぶりの発売となる。
3体のキャラクターでチームを組んで、操作キャラを自由に入れ替えながら相手チームと戦う。オンライン対戦で1チームの3キャラクターを別々のプレイヤーが操作するCO-OPの形式には発売時点では対応しておらず、対人戦ではあくまで1人のプレイヤーVS1人のプレイヤーという形である。
ゲームエンジンにはUNREAL ENGINE(アンリアル・エンジン)が使用されているため、ジャンプ系ゲームとしては同エンジンが使われた『ドラゴンボールファイターズ』寄りなところもある。
初報がE3(Electronic Entertainment Expo) 2018で行われたことからわかるようにグローバルタイトルとして制作されており、参戦作品は海外でも人気の高いものが優先的に選ばれている。
版権の問題で難しいとされていた『遊☆戯☆王』や『シティーハンター』 など『ビクトリーVS』では参戦出来なかった作品も多く登場する。
懐かしの名作だけでなく、『ブラッククローバー』や『僕のヒーローアカデミア』など発売日時点で絶賛連載中のジャンプの看板作品ももちろん登場している。
更に著作権の関係上、最も参戦が厳しかったDRAGON QUESTダイの大冒険よりダイが参戦する。週刊少年ジャンプのクロスオーバー作品のゲームは初登場になり、また、今作品が初のゲーム化に出演した作品である。
2018年10月12日には、PSストアよりβテストが開催されている。
特徴
本作の最大の特徴となるのが、我々の住む実際の世界が舞台となっており、ジャンプヒーローやヴィランたちは異世界から召喚されたという設定となっている。
そのため本作ではアメリカ合衆国のニューヨークや、アルプス山脈のマッターホルン、日本では姫路城周辺と思わしき場所など、世界各地における実際の土地がステージとなる。
更にそうした地域には、ヒーローたちの元いた世界から同様に召喚された建物などが存在し、大変に混沌とした状況となっている。
また、こうした複数の世界が混ざり合う事象の元凶と、その元凶の企みを阻止しようとしているとされる本作のオリジナルキャラクターが存在しており、鳥山明先生がデザインを担当している。
ストーリーモードを通してプレイヤーのアバターを製作することもできる。
ステージ
現実世界
- ニューヨーク…NARUTOの世界から遙か昔より崇められていた“神樹”が出現。
- サンフランシスコ…NARUTOの世界からうちはマダラと千手柱間が闘った終末の谷が出現。
- マッターホルン…ドラゴンボールの世界からフリーザ軍の宇宙船が出現。
- 香港…ONEPIECEの世界から二年前の黒ひげ海賊団が乗っていた丸太船が出現。
- パリ…聖闘士星矢の世界から黄金聖闘士達が守護する黄金十二宮が出現。
- 日本…北斗の拳の世界から南斗六聖拳の聖帝サウザーが建てさせた聖帝十字陵が出現。
- メキシコ…BLEACHの世界から見えざる帝国の本拠地であり最終章千年血戦篇の最後の舞台でもある“真世界城”が出現。
- ニュージーランド…HUNTER×HUNTERの世界から曲者たちが乗り込んだ暗黒大陸へと向かうB・W1号が出現。
架空世界
- ナメック星…ドラゴンボールの世界。ナメック星人の住処でありフリーザ編の舞台でもある。現実世界より自由の女神が出現。
- マリンフォード…ONEPIECEの世界。旧海軍本部が置かれていた頂上戦争の舞台である。現実世界より東京タワーが出現。
- 木ノ葉隠れの里…NARUTOの世界。忍びの隠れ里の一つ。うちはマダラによって名付けられた。現実世界よりビッグ・ベンが出現。
参戦キャラクター
※海外を意識していることもあり、人気が既にワールドワイド化しているドラゴンボール、NARUTO、ONE PIECEの3作品は登場キャラクターが多めの6人となっており、それぞれの主人公である孫悟空、モンキー・D・ルフィ、うずまきナルトの三人は各チームのリーダーとなっている。また三人が目印のパッケージではルフィが中央に立っているがゲームではやはり色んな面でベテランの悟空が中央に立つことが多い。女性キャラはオリジナルを含め4人とかなり少なめ。
その内サボ、クラピカ、ダイ、アスタ、うずまきボルト、緑谷出久は据え置きゲーム機でジャンプのオールスター出演のゲームの共演は初めて。
※基本的にはアニメ版のオリジナルキャストだが、一部作品は後にリメイクされた作品のキャストが担当しているケースもある。例としてペガサス星矢が初代・古谷徹ではなく2代目・森田成一、ケンシロウが神谷明ではなく小西克幸となっている点など。
尚、神谷明は同作では冴羽獠を続投している。
なおDLCにより今後9人が追加される予定。
※1:当時オリジナルキャストである藤田淑子は2014年頃から病気療養中であり復帰叶わず2018年末に逝去しているため代役が演じると思われた。だがスタッフロールの欄に彼女の名前が記載されていた為、彼女が担当している事が判明した。
※2:プレイアブルキャラクターではなくストーリーモードのみ登場。
※3:DLCキャラクターとして配信
PV
関連タグ
Re:CREATORS:漫画等の作品のキャラが現実世界へ転移、メインの舞台は現実世界と言った共通点がある。
過去のジャンプコラボテレビゲーム作品