基礎データ
進化
タッツー → シードラ (Lv.32)→ キングドラ(「りゅうのウロコ」を持たせて通信交換)
概要
タッツーの進化系で、全身のヒレが身を守る鋭い毒針に変化し、角ばった口や鋭い目つきなど攻撃的な外見となった。
子育てはオスが行う珍しいポケモン。主に珊瑚礁に巣を作って子供のタッツーたちと暮らしており、寝るときはサンゴの枝のすき間に潜って眠る。
しかしそれ故に縄張り意識が強く、シードラの巣周辺で珊瑚を採ろうとしたダイバーが刺される事故が後を絶たないらしい。
全身の針先から分泌する毒は、相手に痺れをもたらし、時には気絶することもある程。特に子育ての期間中は子供を守るべく、毒素はより強く濃くなるのだという。
一方で毒針となったヒレの骨は、漢方薬の原料としても珍重されている模様。
タッツー同様に泳ぎは得意であり、前進のみならず後ろへ泳ぐことも可能で、眠るときは流されないよう尻尾を珊瑚に巻きつける習性も相変わらず。
一方進化した事でより力は強くなっており、体を回転させて漁船も飲み込まれる程な激流の渦巻きを作り、獲物を弱らせてから丸呑みで捕食する。口は細くも吸引力が強く、口より大きなエサも一瞬で吸いこみ食べてしまう。
体からタッツーの時にはなかった遺伝子が発見されたらしいが、おそらくはキングドラに進化する為のドラゴンの遺伝子のようなものが発現したのだろう。
なお毒針を持っているのはこの時期のみで、進化してドラゴンパワーを得ると必要なくなるのか、特性もどくのトゲからすいすいに戻る特徴がある。
ゲーム上の特徴
分類上はドラゴンポケモンだが、この時点ではタイプはみず単体なので注意。
上記の設定を漉し取ってか、ORASに新たにNPCトレーナーとして登場するダイバーはこいつを頻繁に使用してくる。
進化後が未登場かつ「ジムリーダー以上のNPCによる同一ポケモンの複数使用禁止」のルールが確立された後の作品であるLPLEでは、タマゴグループが「ドラゴン」に属するという理由から、あのワタル様の手持ちに大抜擢・しかも先頭のポジションを与えられるという好待遇となった。
使用トレーナー
ゲーム版
- カスミ:ジムリーダー(カントー)※1
- ワタル:四天王(カントー)
- ケイ:シードラマスター
※1:ポケモンスタジアム2
アニメ版
- コーム(無印75話)
- アツミ(無印85話)
- ウミオ(ミュウツーの逆襲)
- アダン(AG110話)
漫画版
アニメ版
- コームのシードラ
- 無印75話にてポケモンリーグ第1回戦のサトシの対戦相手・コームの2体目で登場し、1体目のナッシーを倒した事で進化したサトシのキングラーと対決。「こうそくいどう」で水上を目にも止まらない速さで動き回り動きの鈍いキングラーを翻弄するが、これまでキングラーが吐いた「あわ」が水上に溜まっていた為に水上で高速で動いていたシードラが当たって滑って空中に跳ねあがってしまい、キングラーの『クラブハンマー』でを叩きつけられて戦闘不能。
- アツミのシードラ
- 無印85話でナツカンジムリーダー・アツミのポケモンで登場。ナツカンジムにおけるジム戦はバトルではなく、みずでっぽうによる射撃対決やポケモンに乗って競う海上レースといったものであり、シードラは射撃担当。サトシのゼニガメと対決するが全て互角であった為、引き分けとなった。
- ウミオのシードラ
- 劇場版「ミュウツーの逆襲」でウミオのポケモンで登場。水面にいた為にミュウツーにすぐ捕まってしまうが、サトシのおかげでミュウツーのモンスターボールから脱出した。なお、「EVOLUTION」では陸上での行動やバトルシーンが追加されている。
- アダンのシードラ
- AG110話でルネシティのショーで使用している。
- 新無印88話
- 「野生のキングドラを捕まえる」というトライアルミッションで訪れた海底にあった古代の潜水艇にいた野生の個体(CV.浪川大輔)。サメハダーに追いかけられた所を偶然ゴウが咄嗟に構えたモンスターボールにサメハダーの鼻が当たって捕獲された事で助かる。その後、ゴウが見つけた「りゅうのウロコ」を貰いキングドラの居場所を教えた。ゴウがキングドラを捕獲した後は海流に巻き込まれ何処かに流れていく古代の潜水艇と共に窓からゴウに挨拶して去っていった。
その他
無印 | 168話 |
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SM | 42話 |
新無印 | 2話・20話(映像)・88話・136話 |
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 第1章では野生の個体がトキワのもりでマサキに襲いかかったが、イエローの釣竿につけたモンスターボールで捕獲され、大人しくされた。
- また、フスベシティのジムトレーナーでエリートトレーナーのリュウの手持ちとしても登場。
シルバーのシードラ
ブルーとシルバーが仮面の男から脱走し、それぞれカントー・ジョウトに別れる前に「他人のポケモンだと成長が早くなる」という性質を生かす為に第1章と第2章ではシルバーからブルーへ貸し出されていたが、第3章では返されており、シードラに進化していた。ゴールドのニョたろう(ニョロゾ)を進化させる際の通信交換を利用し、キングドラへと進化した。
余談
子育てをオスが行うという習性は、元ネタのタツノオトシゴやヨウジウオの仲間のメスが、オスのお腹にタマゴを産み付けて、孵るまで守らせるという習性から来ている。