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デカヌチャンの編集履歴

2023-11-26 10:16:04 バージョン

デカヌチャン

でかぬちゃん

『ポケットモンスター』シリーズに登場するポケモン(キャラクター)の一種。

基礎データ

全国図鑑No.0959
パルデア図鑑No.281
タイプフェアリー / はがね
分類ハンマーポケモン
高さ0.7m
体重112.8kg
特性1かたやぶり:相手の特性の効果を無視して攻撃する
特性2マイペース:こんらん状態にならない。第8世代から「いかく」を無効化する
隠れ特性わるいてぐせ:自分に直接攻撃を行った相手が持つ道具を奪う。
タマゴグループようせい

進化

デカヌチャン一家

カヌチャンナカヌチャン(Lv.24) → デカヌチャン(Lv.38)


概要

カヌチャンの最終進化形。本体は髪の量が大幅に増え、むっちりした肌質も相まって、さながら桃色の原始人である。


自慢のハンマーナカヌチャン時代からさらに大きく立派なものになり、重さも100kgを超えた。ハンマーを含めた重さを112.8kgとするなら、ハンマーは本体の10倍前後の重量があるといえる。

そんな重たいハンマーを軽々振り回すほどのパワーを得ただけでなく、知能も高くなり性格も豪快になった。野生下の生態は非常に物騒で、ブリザポスよろしく欲しいものは力ずくで奪い取って住処に持ち帰るという。


寝る時はハンマーを倒して、その上で足を組んで眠る。主となったトレーナーにすらハンマーは触られたくないようで、ウォッシュしようとするとやめろと言わんばかりに手を前に出して嫌がる素振りを見せる。


パルデアのちょっと怖い話[アニポケSV?]

ガラルでは空の王者であったアーマーガアはパルデアではめっきり姿を見せないのだが、それはデカヌチャンが地上から岩をハンマーで殴り飛ばしてアーマーガアを撃ち落とそうとしてくるため。結果としてパルデアではそらとぶタクシーの仕事ができず、イキリンコに代わってもらう羽目になっている(実際、ココガラアオガラスは見かけるのに、アーマーガアに関してはカヌチャンナカヌチャンがいないパルデアの大穴内部、外では北2番道路のかくとうテラスタル個体のみしか見当たらない)。


色違いはハンマーと金属製の腰蓑が赤茶けて、まるで錆びたような色合いになる。デカヌチャン本体の色が全く変わらないので、系統としては枕木の色だけが変わるネッコアラに近い。


英名はTinkaton。おそらくTinker(修理屋あるいは困ったさん)+t(重さの単位)に鍛冶屋が鉄を打つイメージを重ね合わせたものと思われる。なお、Tinkerはティンカー・ベルの由来になった単語であり、デカヌチャンの持つフェアリータイプにも引っ掛けているのかもしれない。


ゲームでの特徴

  • その可愛いらしい外見に加え、フェアリー・はがねによる優秀な耐性、デカハンマーの火力とその攻撃性を高める特性、そしてフェアリー対策ができるフェアリータイプという貴重なポジションが影響し、旅パのお供として非常に優秀で人気が高い。一方、ハンマーがあまりにデカすぎるため、イベントバトルでは多くの相手がハンマーに隠れてしまい、演出面で少々味気なくなってしまうのが玉に瑕。


  • ストーリーにおいては、四天王・ポピーのエースとして登場する。

性能

HP攻撃防御特攻特防素早さ合計
8575777010594506

  • クチートクレッフィマギアナザシアンと同じ強耐性同士の複合タイプを持つポケモン。いかにも鈍足パワーファイターといった見た目に反して、実は素早さと特防が高めという外見詐欺のような性能。この為、守りに関しては盤石と言える。素早さは準速で「こだわりスカーフ」を巻けば最速ドラパルト+6の219に達する。後述から「こだわりスカーフ」型はメジャーとは言えないが、覚えておいて損はない。


  • 通常特性はどちらも攻撃性能が高く、かたやぶりはミミッキュのばけのかわを無視(SV未登場のドリュウズの後釜ともいえる)し、マイペースはいかくを無効化する上に、味方の「いばる」を受けて混乱せずに低めの攻撃種族値を底上げできるというダブルバトル向きの性能をしており、どちらも優秀である。用途に応じて使い分けるといいだろう。逆にわるいてぐせは上記2つと比べるとイマイチ使いどころに乏しい。素直に通常特性2つのどちらかで運用していくのがベターだろう。

  • 最大の特徴は何といってもはがねタイプの専用技デカハンマー威力160・命中100というギガインパクトすら超える性能でありながら、デメリットは「『この技』は連続では使用できない」という些細なものである。具体的に言うと攻撃特化させて放った場合、持ち物補正なしでグラードンのA特化「じしん」に匹敵する破壊力がある。これにはがねテラスタルが乗った日には、はがね弱点はひとたまりもないだろう。
    • この為、『対他フェアリータイプ用のフェアリータイプ』として使われる事が多い。

  • ただし、この性能が大前提なのか、設定・外見に反してデカヌチャンの基礎攻撃力はクレッフィ以下とかなり低い。
    • アイアンヘッド」を習得できず、他のはがね物理技が「メタルクロー」と「ヘビーボンバー」の二択。体重が100kg以上あるので対フェアリータイプとしては「ヘビーボンバー」を扱えるが、基本的にはデカハンマーを徹底的にぶち込む立ち回りになりやすい。

  • もうひとつの一致技であるフェアリー技に関してはしっかり「じゃれつく」を覚えるが、上記の通り攻撃力がそこまで高くないのでデカハンマーほどの火力は出せない点には注意。A特化の「ねこだまし」+テラスタイプフェアリー状態のじゃれつくでH4振りカイリューがやっと確定1発なくらい。


  • 意外と高いすばやさも活きてくるうえ、「はたきおとす」「ねこだまし」「がんせきふうじ」といった攻撃ついでに補助がついているような技も多く覚えるのでとつげきチョッキを持たせるのも面白い。
    • 前述の通り地面ぐらいしか弱点が無く相手の選択肢を狭める事が出来るメリットの方が大きい。しかし、地面技はサブウェポンとして搭載されている事が多くその点には注意。

  • 特攻もほぼ誤差の範囲であるため特殊技も候補に挙がるほか、攻撃後の隙を埋められる「まもる」や積み技の「つるぎのまい」なども習得できるため、立ち回りで困ることはないだろう。

  • 思い切って攻めはデカハンマー一本、他の技はサポート要員にするのも面白いかもしれない。攻撃をする場合でも割と高めな素早さもあり、先手を取れそうならそのまま一発、交代されたなら先手で一発入れてデカハンマーという動きができる点も利点といえるだろう。

  • テラスタイプは「デカハンマー」のさらなる火力を追求したはがね、微妙な「じゃれつく」の火力を補強したフェアリー、一致技範囲を補完できるほのおが主流。他にも、相手のじめんウエポン対策のひこう、ほのおウエポン対策のみず、起点作り技の「じならし」とシナジーを形成するじめんが目ぼしいところ。やや極端だが「じゃれつく」と異なり命中率が100%であるという理由からテラバースト(フェアリー)を選ぶケースもある。とは言っても元のタイプが非常に優秀でありあえてテラスタルを切らないのも手である(これはクレッフィにも言える)。

  • 西1番エリアにデザイナーズコンボ的に配置されたあくテラスタル野生個体も狙い目(進化前のナカヌチャンの状態)。「はたきおとす」の火力を底上げしつつ「いたずらごころ」対策もできる。隠れ特性が基本不要な種族なので、通常特性固定であることもデメリットになりづらい。

  • ランクバトルでは通常火力を「デカハンマー」一本に絞った上述の「かたやぶり」サポート型が主流で、シリーズ1ではHPととくぼうに特化し「はたきおとす」「でんじは」「ステルスロック」等を入れたタイプが有名。「かたやぶり」で体が黄金だろうが清められていようがお構いなく状態異常技や設置技を使えるポケモンとしてその地位を確立した。


  • しかしシリーズ3になるとテツノドクガイーユイといった苦手が居並ぶ環境となったため、シーズン5では使用率が40位台まで低迷。それでも、シーズン6辺りになると上位層の間で一周回ってはがねテラスタルでようきHSベースの「デカハンマー」「でんじは」「アンコール」「ステルスロック」起点作り型がよく使われるようになっている。最終日やその近くにはいじっぱりHAベースの「とつげきチョッキ」みずテラスタル型が上位層で使われていた。この型は裏から投げることで受け出しがしづらいという利点がある。

  • 性格はいじっぱりやようきが主流で、「殴れる起点型」としてASベースで育てることが多い。

  • なお、しんかのきせき持ちかつ耐久特化で考えた場合、物理耐久は10%程度、特殊耐久は25%程度しか勝らないため、ナカヌチャンのまま耐久振りサポーターとして使う型はおすすめできない。どうしてもやりたいのなら使い勝手は割り切ろう。

テラレイドバトルでは

  • テラレイドバトルでもその性能は遺憾無く発揮されており、「リフレクター」「ひかりのかべ」で耐久を高めた上で「つるぎのまい」やなどを積み、下地が整ったところで代名詞の「デカハンマー」でぶん殴るという、初心者でも非常に分かりやすい立ち回りのポケモンとして好まれている。

  • 特性「マイペース」により、「いかく」が効かず、火力を積んでも「こんらん」で自傷しにくいこと、鋼タイプを複合しているため、積みキラーの「クリアスモッグ」が無効になることから積むのも容易であるため、レイド用に一体は育成しておいても損はない。

  • ソロでレイドを周回する場合、★4くらいのレイドだったら積まずに初手でデカハンマーをぶち込むだけで一瞬で終わり、★5〜★6でも相手によっては鋼等倍くらいの相性だったら立ち回り次第で割となんとかなるため、頼れる存在となるだろう。

使用トレーナー

デカヌチャン&ポピーチャン

※:ちなみにアーマーガアも手持ちにしている。


番外作品

ポケモンユナイト

  • 7月21日~8月1日で開催されたクイックバトルイベント『防衛パニックパレード』で登場。
  • イベント内容は「3方向から攻めてくる相手のポケモンから本陣にいるデカヌチャンを守り切ろう」というもので、デカヌチャンのHPが0になるとゲームオーバー。
  • ……この告知を見た人々はデカヌチャンの生態などからもう全部あいつ一人でいいんじゃないかな」と思う人々はいただろうが、このイベントのデカヌチャンは野生ポケモンに対し攻撃はするものの、ダメージはかなり低くデカヌチャンだけで倒しきることはまずない。
  • 因みに、どうしてデカヌチャンが野生ポケモン達に襲われているのかというと、デカヌチャンが彼らを挑発したからという自業自得なものである。伝説のポケモンもいるのに無謀すぎる。

ようこそ!ポケモンカフェ〜まぜまぜパズル〜

  • 8月21日からスペシャルデリバリーに登場。ちなみにカフェの帽子とスカーフはデカヌチャンが手に持っているハンマーに付けている

アニメ版

放課後のブレス

  • 第1話「息をふく」にて、生徒の手持ち個体が登場。コレクレーのコインを取った野生のアーマーガアを見つけて襲いかかる

余談

出て行け!彼女だ!デカヌチャン!!!

  • 上記のとおり、前作の有名ポケモンであったアーマーガアを積極的に襲うという設定は大きな話題を呼んだ。正確には図鑑上で彼らの天敵が誰かの明言はないのだが、デカヌチャンの図鑑説明と照らし合わせてもまずデカヌチャンで間違いはないだろう。


  • もっとも、タイプ相性としてはデカヌチャンはアーマーガアに一方的に不利であるうえ、実は「うちおとす」を覚えない(←後にDLC碧の仮面で技マシンとして実装された際に覚えられるようになった)。相性に関わらない天敵関係があるのはポケモンではよくあることだが、「ストーンエッジ」なら使えるので、ゲーム内で再現したいなら狙ってみるのもいいだろう。あるいは純粋なポケモンバトルではないからタイプ相性やステータスは関係ないという考察もある。

  • なおパルデア地方ではアーマーガアだけでなくキリキザン系統もナカヌチャンの被害にあっているが、「そうした逆境が一族のさらなる進化を促したのでは?」とも考えられている。

出禁


  • 仮にそらとぶタクシー文化が根強いガラルに彼女らが外来種として侵入してきた場合、そらをとぶタクシーで運行しているアーマーガアが襲われ、客と乗務員が被害に遭い、墜落した場所によっては二次被害が出る恐れがあるため、ポケモン界の侵略的外来種特定外来生物になっていたのかもしれない。このことから「『剣盾』のリメイクが将来的に出ても、デカヌチャンは出禁になるのでは?」という冗談めいた意見もある。https://twitter.com/Pokemon/status/1643327700839325698

  • 海外のポケモン公式Twitterでは、デカヌチャンの短編動画が公開(Tinkaton=デカヌチャンの海外表記)されており、そこには地上から岩(動画内の描写から50㎝より小さいサイズ)をハンマーで殴り飛ばし、空を飛んで移動しているアーマーガアを一撃で撃墜)する様子が映し出されている。

  • 上述した「放課後のブレス」でも手持ち個体が野生のアーマーガアを見た瞬間に襲い掛かっており、扱いが難しいのかもしれない(逆に考えるといかに幼いポピーの実力が凄いとも考えられる)。

関連イラスト

【ポケモン】デカ!ぶんぶんデカヌチャン

デカヌチャンでかぬちゃん!


関連タグ

ポケットモンスター ポケモン ポケモンSV

ポケモン一覧 フェアリータイプ はがねタイプ

カヌチャン ナカヌチャン


0958.ナカヌチャン0959.デカヌチャン→0960.ウミディグダ


同複合タイプ


関連ポケモン等




その他


  • 100tハンマー:ギャグ漫画などによく出てくる超重量級のハンマー。





人気の理由


  • 凍空こなゆき:外観が似ている。ちなみにキャラクターデザインを手がけた竹氏は、ポケモン関係でもデザインを兼任している。

凍空こなゆき&デカヌチャン


  • デッカチャン:語呂が似ているお笑い芸人。2022年12月頃まで『デカヌチャン』と検索エンジンで入力すると「もしかして:デッカチャン」と表示されてしまう現象が発生していたほか、エゴサーチしていた本人も同様の反応を示している。(参考ツイート


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