海面上昇により 地上の生物は息絶え
誰もいなくなった大地に イカの始祖は その10本足を踏み入れる
こうして 軟体世紀は幕を開ける
(スプラトゥーン ミステリーファイル10)
概要
ゲーム『スプラトゥーン』シリーズの舞台となる世界。人類と哺乳類が海面上昇などで滅亡した約1万2000年後、進化したイカなどの海洋生物たちが地上進出して文明を築いた、現代から遙か先の未来の地球である。
「軟体世紀」の名称が軟体動物から取られているように、イカの進化したインクリングとタコの進化したオクトリング等の軟体動物が最大の影響力を誇っている。この他にも魚類、甲殻類、刺胞動物など、多様な海洋生物たちが地上環境に適応して生活している。
歴史
詳細な歴史は次の記事を参照
軟体世紀は人類滅亡1万年後、突如として高度な知能を獲得したイカ達(=インクリング)が出現し、地上進出して文明を築いたことで始まった。イカ以外にも多種多様な海洋生物たちが地上進出しており、軟体世紀の始まりから2000年後の現在、海洋生物たちは独自の言語や建築を発展させ、都市圏まで形成するほどの高度な文明を築いている。
暦法として「軟体世紀〇〇〇〇年」という表記が用いられており、例えば設定画集『イカすアートブック3』の86ページでは、『スプラトゥーン2』におけるファイナルフェスが開催された年月を軟体世紀2019年7月と表記している(現実世界では西暦2019年7月開催)。開発者に訊きましたでは軟体世紀ではなく「イカ暦」とも記している。
メタ的な話になるが、ゲーム内では現実世界と同じだけの時間が経過する。例えば現実世界で2015年に発売の『スプラトゥーン』は作中世界の軟体世紀2015年が舞台で、2017年発売の『スプラトゥーン2』は軟体世紀2017年、2022年発売の『スプラトゥーン3』は軟体世紀2022年、といった風に現実世界と同じ時が経つ。その分、作中のキャラクターが成長したり、街や文化も発展する。
種族
人類と哺乳類が滅亡した代わりに、軟体世紀には多種多様な海洋生物たちが地上進出している。軟体世紀を生きる種族には次の種類が確認されている。
- インクリング:イカの種族。軟体世紀では最大の影響力を持つ種族である。
- オクタリアン:タコの種族。イカと同等の影響力を持っていたが、100年前の大戦でイカに敗北して以来、荒れた土地での生活を余儀なくされている。
- オクトリング:オクタリアンのうちヒト型に変化できる種族。インクリング達と共存する者も多い。
- クラゲ:クラゲの種族。インクリングと共存しており、数だけならインクリング以上の個体数が存在するとみられる。
- シャケ:鮭の種族。海上で生活しており、「そ上」のために度々インクリングの生活圏近くまで襲来する。オクタリアンと通商条約を結んでいる。
- デンチナマズ:ナマズ(?)の種族。発電力を持ち、インクリング達の電力供給源として重宝されている。中にはオオデンチナマズのようにかなり巨大な個体も存在する。
- イソギンチャク:イソギンチャクの種族。アネモやパル子等のキャラがいる。
- 甲殻類:カニやエビなどの種族。ロブ、シガニー、ヤシガニさん等のキャラがいる。
- 鋏角類:ブキチ等のキャラがいる。
- その他の海洋生物:作中に登場しないBGM担当のアーティストには、タカサゴやニシンなどの魚類や、ウニ、ホタテ、もずくなどが設定上存在している。
- 哺乳類:約1万2000年前、人類とともに大部分が滅亡した種族。事実上、種として滅亡しているが、少なくとも“公式には”ジャッジくんとコジャッジくんの僅か2体のみ生存が確認されている。
この他にもハイカラシティや各ステージではスズメ、カモメ、ハト、カモなどの鳥類の姿を見ることが出来る。作中随所に卵料理が見られたり、『2』で「どっちが先?ニワトリVSタマゴ」というフェスが行われたことから鶏もいるのだろう。
鳥類以外にも、蝶、蝉、コオロギ等の虫の存在が各ステージで確認できる。さらにヒカリバエという新種の虫まで現れている(生きてはいないが、デボン海洋博物館には虫の標本が展示されており、かなりの種類が確認できる)。
オヒョウ海運で確認できるトビウオ、シェケナダムの岸壁に張り付いているフジツボのように、キャラクターではなく動物として登場する海洋性物も存在する。
ただし、海洋生物でもクジラやイルカ等の海棲の哺乳類は滅亡したらしく、公式SNSで「海に棲む哺乳類を目撃した者がいない」と言及されたり、サーモンランでイルカショーに似た攻撃を行うオオモノシャケのダイバーが「太古の昔に繁栄したとされる生物」に憧れていると説明されていたり、ザトウマーケットのステージ紹介ではテンタクルズが「ザトウ」の意味を「“大昔にいた”ホニュウ類の名前」だと発言している。
地域
現状、ゲーム内では次の地域の存在が確認されている。なお、ファミ通によるインタビューでは作中世界の地図が公開されたが、この地図は我々の世界の関東近辺に酷似しており、ハイカラシティ/スクエアは東京か千葉、バンカラ街は静岡の、マサバ海峡大橋はアクアラインのような橋(正確には横須賀半島まで続いているため別物。本来のアクアラインは浮島まで)に相当するようである。
イカ世界
主にインクリング達が生活する世界。作中世界の地図では「いい土地」とも表記されている。
ハイカラ地方
主に『スプラトゥーン』『スプラトゥーン2』の舞台となる地域。ハイカラシティやハイカラスクエアなどの都会が存在する大都市圏で、多数の高層ビルや広大な市街地が立ち並ぶ。インタビューで公開された地図では、「首都圏環状線」という鉄道路線が確認できることから、首都及び首都圏として機能している可能性がある。
バンカラ地方
主に『スプラトゥーン3』からの舞台となる地域。ハイカラ地方の西に湾を隔てて位置し、砂漠や荒野が広がっている。焼けつくような日差しと厳しい自然環境が特徴で、夜になっても中々気温が下がらず、ハイカラ地方と異なる文化が形成されている。ハイカラ地方からはマサバ海峡大橋を通る高速道路を通じてアクセスできる。地方都市であるバンカラ街が存在し、『アートブック3』によるとハイカラ地方に次ぐ都市圏と経済圏を有するとされる。しかし再開発が始まったばかりで、ハイカラ地方と比べると市街地が限られる。
シオカラ地方
ハイカラ地方から見て、バンカラ地方と反対方向にある地方。作中で登場したことは無いが、シオカラーズなどの出身地であることが語られている。ハイカラ地方から列車で三時間半の位置にあるが、連載シオカラ小説第五話によると何もない土地らしく、田舎なのかもしれない。民謡で有名であり、シオカラ節の元になった伝統民謡「元祖正調塩辛節」の発祥地である。
タコ世界
主にオクタリアン達が生活する世界。『イカすアートブック2』では「オクタリアンセカイ」とも記述される。イカ世界に近いタコツボバレーとタコツボキャニオンの2つの地域にオクタリアン達が生活する。ファミ通のインタビューで公開された地図では「荒れた土地」という表記もあり、実際に岩肌の渓谷などが広範囲に渡って広がる。
元はインクリングとオクタリアンの間で100年前に起きた決戦、大ナワバリバトルで荒廃した地域だが、オクタリアン達は過去の廃棄物を再利用して高度な文明を築いている。
はるか昔に滅びた文明の遺跡とされる巨大な地下ドームが無数に存在しており、オクタリアンはこれを再利用して居住区・基地化し、各ドームを転送装置で繋いで往来できるようにしている。
環境
自然環境は人類滅亡前とほぼ同じであり、郊外のモンガラキャンプ場などには草木も生い茂っている。バンカラ地方では砂漠が広がっていたり、遠く離れた海域には流氷もみられたりと、多様な自然環境が広がる。しかし哺乳類が滅亡しているため、自然動物は鳥類を除いてほとんど確認できない。
気候は基本的に日中の晴れ空しか確認できないが、フェス期間中は晴れの夜空、サーモンランでは空に赤み掛かった曇り空も確認できる。『3』のミステリーファイル02には雨が降る様子を描いた絵がある他、登場人物がスノーボードや雪に関する発言をすることから、雪も降ると思われる。遠い海域を航行中とされるオヒョウ海運の運搬船上では、フェス期間中の夜空にオーロラが現れる。
シャケの棲息する隔離地域では奇妙な自然現象が多発しており、海の潮位が短時間で激しく上下したり、いきなり濃い霧が発生したり、空が一瞬で夜間のように真っ暗になることがある(一部ステージでは暗くなっても太陽が見えるので、本当に夜になっているわけではない様子)。
また、作中で原因は語られていないが、深刻な海面上昇が起きているとされる。『3』ではシャケ達の大量遡上「ビッグラン」により、街中で洪水が起きることもある。また、上記のミステリーファイル02では、大昔に巨大な鉄塔が押し流されるほどの大洪水が起きたことも記されている。
文明
軟体世紀では、海洋生物たちが独自の言語や建築を築き、都市圏まで形成するほど文明を発展させ、現代の人類の文明のように高度に発達している。
技術
巨大な高層ビルが乱立する大都市圏を形成していたり、ジャンボジェット級の大型旅客機やヘリコプターが街の上空を通過するのが作中で確認できるため、高層建築技術や航空技術といった高度な技術があるらしい。
通信IT技術に至ってはインターネットやイカ型のスマートフォン(イカホ)、動画や画像の投稿サイトにSNSまで普及させているほど。テレビ放送も行われており、ハイカラニュースやバンカラジオといった番組がある。
それどころか初代『スプラトゥーン』のミステリーファイル22に宇宙開発をしていることを示唆するような記述が載っていたりする。『3』のヒーローモード終盤の展開や『イカすアートブック3』の86ページの説明から宇宙服も存在するようなので、宇宙開発をするだけの技術もあるのだろう。
さらには、地形を破壊せずに指向性のインクや音波を貫通させる技術(ハイパープレッサー、メガホンレーザー等)だったり、スポーツ競技に使用できるミサイル(トルネード、マルチミサイル等)、変形できる多脚戦車(カニタンク)、ぬいぐるみ型発電機(デンチナマズのぬいぐるみ)など、人類に無い技術すらも開発されている。
中でもオクタリアンの技術は特に発達していて、ガラクタを材料にしてロボット兵器、転送装置、光学迷彩、物体の浮遊化技術などを実用化しており、その技術力は世界平均の15年先を行くとされる。
交通網
作中では自動車、電車、ヘリコプター、旅客機、運搬船などが確認できる他、高速道路や鉄道路線なども見られるため、交通網も発達しているようである。マサバ海峡大橋のように交通のため造られた巨大建造物も存在する。
ライフライン
電力供給については、イカ世界ではオオデンチナマズやデンチナマズが電力源となっている。これ以外の発電手段もあり、元発電所のムニ・エール海洋発電所では潮流発電(人類はまだ実用化していない技術)が行われていたらしい。アロワナモールのステージ外にソーラーパネルがあることから太陽光発電もされていることが分かる。
また、石油掘削施設のシオノメ油田、炭鉱跡のネギトロ炭鉱といったステージが存在することから、人類と同じく石油や石炭で火力発電をしている可能性もある。
経済
通貨として「G(ゲソ)」が存在する。また、クマサン商会やイカテン急便などの企業が作中に登場している。
行政
デボン海洋博物館やユノハナ大渓谷といったステージは、前者は国立博物館、後者は国立公園に指定されており、軟体世紀にも「国家」の概念があることが分かる。設定資料『ハイカラウォーカー』の245ページの「年間20ヵ国以上を渡り歩き~」というとあるアーティストの説明より、少なくとも20ヶ国以上の国家が存在する。
国際組織もあるらしく、『イカすアートブック3』の163ページには国際ナワバリ連盟というナワバリバトル関連の国際組織(筆頭スポンサーはバトロイカ)の名が記されている。
他にも『ハイカラウォーカー』ではフォーリマ系のギアのいくつかが「軍放出品」「軍使用品」と紹介されているので、何らかの軍隊も存在するらしい。『2』のマンタマリア号のステージ外に保安船が居ることから、警察組織も存在するようである。バイトマニュアルによれば、隔離地域のシャケとの許可なき接触を禁じる法律があるとのことで、法律も整備されている模様。
とはいえ、これらの国家の概念が作中に表立って登場することはなく(強いて言えば『2』でイカ世界のJAMSTECが登場したが、これは現実のJAMSTECとのコラボフェスのため)、作中の舞台がどこの何という国かすら明かされることはない。
自治体の存在も語られており、例えばバンカラ街の自治体は急激な再開発による経済難に苦しんでいたりする。『3』のミステリーファイル24では「南エラ省オビレ市」「シャトーフナ市」といった自治体名が僅かに記されている。
タコ世界にも行政機関は存在しており、初代のミステリーファイル06によると、少なくとも「エネルギー省」という省庁が存在する。
文化
文化面も発展している。特にイカ達の文化は抜きんでており、縄張り争いをナワバリバトルとしてスポーツ・レジャー・ファッションに昇華させたり、ファッションやダンス、音楽や演奏など「イカしたこと」に夢中で、果てはイカ文化を牽引するアイドルまで出現している。
最近では若者のイカの間でSNSや自撮りがブームになっており、イカした写真を撮る為にイカホを使っている光景がそこかしこで見られる。
ファッション
イカ世界には「ギア」という名称で衣服が出回っており、バトロイカを筆頭に多数のギアブランドが存在する。
創作
創作文化は盛んなようで、美術館や美術大学が存在したり、ハイカラニュースでの会話内容から映画、ドラマ、特撮、有名なマスコットキャラクターが存在し、『3』のオキモノに漫画、文庫小説などがある。
ゲーム文化も盛況であり、アンチョビットゲームズなどのゲーム制作会社が存在し、イカラジオ等のアーケードゲームやナワバトラーなどのカードゲームが流行っている。さらに『3』では多数のゲーム機がオキモノとして登場する。
スポーツ
ナワバリバトルやそれを発展させたガチマッチ等、軟体世紀ならではのスポーツが存在し、インクリングやオクトリングの若者たちの間で流行している。
それ以外にもサッカー、野球、バスケットボール、スノーボード、BMX等の存在が各種ギアやステージの存在などから示唆されている。各競技にはプロチームも存在するようである。
言語
少なくともインクリング達の間には『イカ語』という独自の言語がある。プレイヤーである人間にはパッと聞いて何を言ってるのかわからない言語であり、イメージはおべとも学園やピングー語に近い。文字も存在しているが、なんとなく漢字や仮名、アルファベットをくだいたような文字列が並ぶだけで、我々が見ても読むことは出来ない。
また、イカ語と別にオクタリアン特有の言語(タコ語?)も存在しており、こちらはインクリングも読み聞き出来ない。
「カミ様」
軟体世紀では「カミ様」と呼ばれる偶像的存在が居り、カミ様は定期的にお告げを出し、そのお告げは我々のよく知るFAXのような機械から紙で出力される。ちなみに「神様」ではなく「紙様」である。初代ではシオカラーズが、『2』ではテンタクルズが、『3』ではすりみ連合が、カミ様からのお告げが出力された事をニュースとして報じている。
そのカミ様からのお告げの内容はというと、『朝食はどっち派?「ごはん」VS「パン」』や『おにぎりの具といえば? 対決「ツナマヨネーズ」VS「紅しゃけ」』など、日常での話のネタにするような2択問題である。その質問に対し、インクリング達は「聞かれたからにはなんとなく答えておこう」という事で、テーマの二陣営に分かれたバトルを行うイベント「フェス」が開催されることになる。
実はカミ様のお告げは1万2000年前に滅びた人類文明が発した電波で、FAXがこの電波を受信することでフェスが始まる。この電波が具体的にどのように発せられているかは不明だが、ファミ通のインタビューによると、地球から6000光年先の惑星の表面で反射してきた電波、あるいはボイジャーのような宇宙機に積まれた発信機が、宇宙空間から電波を発しているのでは…… と説明されている。
ちなみに初代の第6回フェスのお告げ内容は「イカvsタコ(くら寿司とのコラボ企画)」であり、イカとタコどちらが美味いかをシオカラーズが語り合うというシュールな光景が見られた。
世界地図(以降ネタバレ注意)
※イカ、『スプラトゥーン3』のヒーローモード『Return_of_the_Mammalians』に関わるネタバレを含みます。
『3』のヒーローモード終盤、宇宙空間でバトルするシーンがあるが、このとき軟体世紀の地球を宇宙から見下ろすことが出来る。このときアフリカ大陸や南アメリカ大陸といった地形が地球上に確認できる。
しかし、どうやら1万2000年間に地形が大きく変化したらしく、ヒーローモードで確認できる地球は地形が現在とかなり異なっている。地球を観察した次の動画によると、地形の変化は大雑把に次の通りになる(一ユーザーが確認できた範囲に限られること、公式情報ではないことを留意されたし)。
(ヒーローモード中での地球の観察は2:10~)
・北アメリカ大陸(4:23~)
ロッキー山脈以西の西海岸の大部分が海没。逆に東海岸側の海が隆起して陸地になったらしく、大陸全体が東へ移動した。グリーンランド島は健在。
・南アメリカ大陸(12:49~)
原型は留めているものの、海面上昇のせいか、アマゾン川流域の周辺が海没。そのまま太平洋側まで海没しており、アマゾン川は太平洋と大西洋を繋ぐ海峡へと変貌している。
・ヨーロッパ(3:07~)
原型を留めておらず、海岸線の位置が大きく変化し、グレートブリテン島などの島々や地中海は消滅。代わりに近海の大西洋上にイカの形をした大きな島が出現した。
・アフリカ大陸(11:30~)
原型は留めており、マダガスカル島も健在。しかしサハラ砂漠の位置が緑化したらしく、砂漠が南に移動したかのようになっている。このことから、地球の地軸が移動した可能性がある。
・オーストラリア大陸(5:57~)
東西に真っ二つに分割され、大陸というより数個の大きな島々へと変化。
・東南アジア(5:14~)
南シナ海やタイランド湾といった海が干上がって陸地になっている。インドシナ半島・フィリピン・インドネシア一帯がひと塊の陸地になり、ユーラシア大陸に続く巨大な半島と化した。隣の南アジアは原型を留めており、インド亜大陸も確認できる。
・東アジア(4:53~)
一応は原型を留めている。しかし日本列島は大きく変形しており、日本沈没…… はしていないようだが、形が変わり過ぎて原型を留めていない。どこが本州、九州、四国、北海道だったのか、まるで分らなくなっている。
ここまで地形が変化した理由だが、例えば上記の動画では、オルタナログに記述されている火山噴火が原因ではないかと推測している(地形が大きく変化した地域には阿蘇山、イエローストーン火山、トバ火山といった超巨大火山があり、それらが破局噴火級の大噴火災害を一斉に引き起こしたのでは ……とのこと)
しかしこうして見ると、海面上昇で沈んだ地域はあまり多くなさそうである。むしろ、オルタナログに記されている火山噴火や戦争で発生した地上汚染の影響で滅んだ生物の方が多そうだ。
また、これらのどこにハイカラ地方などがあるのかは不明。ハイカラ地方周辺を描いた作中世界の地図が関東近辺に似ているので、旧日本列島にあるかもしれないが、詳細不明。