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流星のロックマンの編集履歴

2024-07-19 01:15:26 バージョン

流星のロックマン

りゅうせいのろっくまん

カプコンより発売されたニンテンドーDS向けRPG。ロックマンシリーズ20周年記念作品。

概要

ロックマンエグゼに次ぐ新たなロックマンシリーズ作品。2006年にニンテンドーDS向けRPGとして発売された後、アニメ、漫画等のメディアミックス展開が開始され、2007年に『流星のロックマン2』、2008年に完結編『流星のロックマン3』が発売された。

電波人間という設定に当初は賛否が出たが、発売後は問題なく受け入れられた。


ゲームそのもののクオリティは非常に高く、新規層獲得のためにエグゼ6までに複雑化を極めたシステムをシンプルに刷新し、3Dモデルまで導入した新たなスタイルは賛否を分けつつも多くのプレイヤーに受け入れられ、バージョンを重ねるごとに好評を得ていたが、マーケティング不足やメディアミックスの不発等、諸々の要因が重なり、本シリーズの売り上げは不調に終わった。

その影響もあり、ロックマンシリーズ全体の不調の遠因を作ることになってしまい、本シリーズが事実上の最終作となっている。


世界観はエグゼの200年後という設定であり、ゲーム版ではそれを示すイベントなどが見られ、2009年発売の『オペレートシューティングスター』にて正式にコラボが行われた。

ただし世界観の繋がりが明確に描かれたのは実質『OSS』のみで、他メディアはおろか原作でもエグゼの要素が描かれる事は極めて少ないため、エグゼとは区別するか、そもそも気にしていないプレイヤーも少なくない。やはり200年の時の壁は厚い。


エグゼがインターネット社会を予見していたかのように、本作はSNS社会を思わせる要素が見られる(作中で該当するのは「ブラザーバンド」システム)。


作風

シリーズに共通して登場するモチーフは『星座』や『天体』、『2』では『オカルト』、『3』では『トランプ』が題材になっていたりと妙にマニアックである。


電気文明を支える一大要素である電波と、人間を人間たらしめる重要な概念であり、どこまでも届き繋がる電波の性質に通じるものがあるが一貫したテーマに据えられており、それを断ち切ろうとする社会問題や、ままならないすれ違いなど、様々な困難を乗り越えて強く逞しくなっていく少年少女の成長劇が大きな見所。シナリオを構成する各エピソードも起承転結がはっきりしていて非常に完成度が高い。


また、子供達だけでなく大人サイドにもドラマがあり、大人ならではの葛藤や大人として問われる責任と覚悟の他、子供達と関わる中で変わっていく過程が丁寧に描かれている。

以上を踏まえ、「大人になって改めて心を掴まれた」「むしろ大人だからこそ響く」といったコメントが後を絶たず、今なお多くのプレイヤーを魅了し続けている。


その社会問題についてだが、どれもこれも全年齢にしては重すぎるものばかり。

無印では引きこもり不登校児が主人公というかなりギアの入った滑り出しに始まり、ヒトが個々に抱える闇をクローズアップしている。もう一度言うがこれで全年齢向けである。

『流星2』では行動範囲がワールドワイドになったのに伴い、権謀術数が日常茶飯事の大人の世界に踏み込んだ、より社会派な要素が扱われている。もう一度言う。これは全年齢ゲームである。(表現が比較的マイルドなのが救いである。)


『3』ではそうした要素は薄く、エグゼシリーズに立ち返ったような作風になっている……ように見えるが決して油断してはならない。爆弾を連続投下されて情緒を焼け野原にされるので要注意である。


それに比例するかのごとく、主人公は内気で消極的、逆に相棒はガサツで粗暴と言った具合に、ヒーローものとしては逆張りもいいところのキャラ付けがされているが、エピソードを経るごとに前者は明るい性格を取り戻し、後者は他者を慮る心得を身につけていく。

大切な人たちを守るため、何より自分の居場所を守るためにヒーローとして覚醒していく主人公2人の成長過程は胸の奥と目元が熱くなる事必至である。


あらすじ

流星のロックマン

22XX年、電波通信技術の急速な発達により、文明が遥かに発展した時代。

その技術の粋を集め、遥か遠い星の知的生命体とコンタクトを試み、友好を結ぶ計画が進められていた。

しかし、その最前線であった宇宙ステーションは、目当ての星を感知した矢先に謎の失踪を遂げてしまう。これを受けた宇宙開発局NAXAは事件の詳細を明らかにしないまま、計画を永久に凍結した。


事件から3年後、11歳の少年・星河スバルは、宇宙飛行士であり、計画の責任者でもあった父の失踪を機に、心を閉ざし不登校になってしまっていた。

ある夜、いつものように展望台で星を眺めていると、トランサーが宇宙からの謎の信号を受信する。信号の発生源は流星のように接近し、避ける間もなくスバルに直撃。

目を覚ますと、目前には「ウォーロック」と名乗る、電波の体を持つ幽霊のような宇宙人がいた。


ウォーロックが言うには、地球は今、彼と同じ電波宇宙人「FM星人」に狙われており、ウォーロックは彼らを裏切って逃げてきた口らしい。

わけもわからずトランサーに居座られ、彼と合体して電波人間になって電波ウィルスと戦わされ、と散々な目に遭ったスバルだったが、父の事を知っている可能性を飲み込み、渋々居候を許す事になる。


その日を境に、自分を学校に連れ出そうとする同級生を始め多くの人と関わりながら、「ロックマン」として電波ウィルスや続々と地球にやってくるFM星人と戦う、スバルの忙しない二重生活が始まった。


流星のロックマン2

FM星人との戦いから2ヶ月。

前を向いて生き始めたスバルと過去にケリをつけたウォーロックは、仲良くなったクラスメイト達と都会へ遊びに行き、最新技術「マテリアルウェーブ」を堪能していた。


だが突如、電波ウイルスをけしかける謎の怪人が現れ、大規模な騒動を起こし始める。

そしてこの事件は、太古の遺産「オーパーツ」を求める新たな敵、そして絆を否定する少年「ソロ」との戦いの始まりに過ぎなかった。


流星のロックマン3

電波技術の発展はさらに進み、ウォーロックら電波体も気軽に現実空間に干渉できるようになった。

しかしそんな栄華は謎の巨大流星「メテオG」の地球衝突が観測された事で崩れ去る。膨大な「ノイズ」の固まりであるその余波によって、地球では電波ウイルスの凶暴化、ノイズ率上昇によるシステムの暴走が続発するようになった。


スバルとウォーロックはロックマンの正体を突き止めたサテラポリスにスカウトされ、メテオGを利用し世界征服を目論む組織「ディーラー」と戦いつつ、崩壊を始めた電波世界を救うために奔走する。


ゲームシステム

バトルでは、下画面に「バトルカード」を選択する「カスタム画面」、上画面に実際にバトルを行う「アクション画面」が表示される。

バトルは縦5マス×横3マスの奥行きのあるフィールドで行われ、移動や攻撃の命中判定は、全てマス目単位で行われる。キャラクターやフィールドは全てポリゴンで描かれ、プレイヤーはロックマンの背後からの視点でバトルを行う。

フォルダからランダムで選出された「バトルカード」(計30枚)が、横3×縦2の並びで6枚表示される。

なお、バトルカードの選択中、アクション画面の時間は完全に停止している。

上下、同名カードは2枚以上選択でき、ホワイトカードは無制限で選択できる。「3」ではシステムが調整され、黒みがかったカードを選択する事で、エリアイーターなどのカードとして使用できる「サポートユーズ」、そのカード単独で1ターンを戦う「シングルユーズ」の2通りの使用法が可能である。


ロックマンは基本武器「ロックバスター」と、ブレイク性能を持たない攻撃を防御できる「シールド」、そしてカスタム画面で選んだバトルカードを使って戦うことになる。


対戦限定カードとして「エリアイーター」があり、これでフィールドを狭めるという戦術を取る事が出来、「3」では『エグゼ』の「エリアスチール」と同じノリで通常プレイでも使用が可能になった(2列削る「ダブルイーター」も登場した)。


今のソシャゲでいう「フレンド機能」に相当する『ブラザーバンド』というシステムがあり、ブラザーバンドを結ぶ事で装備スロットを増やす事ができたり、ランダムで「フェイバリットカード」を使用できる他、2以降では合体変身も行えるようになった。このシステムはソロプレイを専門とする方々には不遇に映る面もあるが、NPCと結べたり、2以降ではブラザーに依存しない形態が登場するなど救済措置はきちんと用意されている。近くにプレイヤーがいないという場合にはwi-fi通信を利用する事もできたが、現在では利用不可能となっている。


パネル

バトル中には「エグゼ」同様にパネルを塗り替えられるシステムがあり、それは次のようなものである。


  • 草むらパネル

効果はエグゼのものと同様。乗っている間は炎属性が弱点となり、木属性のキャラが乗っている間はそのキャラのHPが回復し続ける。


  • 氷パネル

水属性攻撃を当てると敵が凍り、ブレイク属性で追撃すると2倍ダメージになる。

この効果はフロートでも無効化できない。


  • 毒沼パネル

立っているとHPが削られていく。オヒュカス・クイーン系を使う事でこのパネルに塗り替える事が可能。


  • ゼツエンパネル

乗っている間、ガードできなくなる。


  • ホーリーパネル

食らうダメージが半減される。


  • アタックパネル

パネル上に乗った上でバトルカードを使うと威力が+10される消費タイプのパネル。


  • パラライズパネル

『2』のみ登場。バトルカードでの攻撃を喰らうと相手が麻痺する。


  • バスターパネル

『2』のみ登場。この上でバスターを使うと攻撃力が2倍になる。


  • フクヘイパネル

『2』のみ登場。『エグゼ』シリーズのカーネルアーミーに相当し、暗転しないバトルカードの攻撃時に対インビジ効果のバスターで援護してくれる。


  • ワナパネル

対戦限定。特定のバトルカードを使用すると効果が発動する。


  • ヒビパネル/穴パネル

『3』から登場。エグゼシリーズからまさかの復活。

効果はエグゼとほぼ同じで、フロートを持たないキャラクターの動きを制限する他、バトルカードによっては、穴パネルから攻撃を出現させたり、メテオ系の出現位置を限定できる戦略性に富むパネル。

「ディバイドライン」使用時では形状が異なるが、効果自体は一緒。


  • ジャミングパネル

『3』から登場。ロックマンはこのパネルの上に立つ事は出来ず、パネルの手前でウォーロックアタックが発動してしまう。

「パネルフォーマット」などのパネルを塗り替える手段で対応する必要がある。



シリーズ

ナンバリングタイトル

流星のロックマン
流星のロックマン2
  • ベルセルク×ダイナソー
  • ベルセルク×シノビ
    • 2バージョンを1パッケージに同梱し発売。
流星のロックマン3
  • ブラックエース
  • レッドジョーカー
    • 2バージョンで発売。

番外作品

  • 流星のロックマン 電波変換! オン・エア!

タカラトミーの体感ゲームシリーズ『テレビで遊び隊』のひとつ。


  • ロックマンエグゼ オペレートシューティングスター

『バトルネットワーク ロックマンエグゼ』のリメイクで、『流星のロックマン』とクロスオーバーするシナリオが追加された作品。メニュー内のロックマン画面では従来のロックマン.EXEと区別するため、「S.S.(シューティングスター)ロックマン」と表記される。


登場人物

下記の主要人物以外は「流星のロックマンの登場キャラクター一覧」を参照。


流星まとめ

CV:大浦冬華

主人公。宇宙と機械いじりが好きな小学生。FM星人ウォーロックと合体し、電波人間「ロックマン」に変身する。

父の失踪により塞ぎ込んでいたが、ウォーロックとの出会いをきっかけに本来の明るさを取り戻し、数多の戦いを経てヒーローとして成長していく。


ウォーロック

CV:伊藤健太郎

もう一人の主人公。遥か宇宙のFM星からやってきて、スバルのトランサーに住み着いた宇宙人。

荒っぽい性格で何かと面倒事を起こすが、スバルをはじめ地球人の生活と心に触れて徐々に変わっていく。


響ミソラ、オン・エア!

CV:福圓美里

ヒロインの一人

弱冠11歳にして国民的アイドルとして活躍するシンガーソングライター。スバルが初めてブラザーバンドを結んだ相手でもある。

FM星人ハープと合体し、電波人間「ハープ・ノート」に変身する。


  • ハープ

響ミソラ&ハープ

CV:氷上恭子

こと座のFM星人。ミソラに取り憑いて人々を襲うが、ロックマンに敗れたのを機に任務を放棄し、地球に留まる事を選ぶ。


白金ルナ

CV:植田佳奈

ヒロインの一人

コダマ小学校5年A組の学級委員長。不登校のスバルをあの手この手で学校に連れ出そうとする。

自分を何度も助けてくれたロックマンに惚れ込んでおり、「ロックマン様」と呼び慕う。


牛島ゴン太

CV:大畑伸太郎

スバルのクラスメイト。委員長の取り巻きその1。食いしん坊で力自慢な最終兵器。勉強は苦手。


最小院キザマロ

CV:儀武ゆう子

スバルのクラスメイト。委員長の取り巻きその2。博識で情報通なご意見板。低身長がコンプレックス。


ソロ

CV:泰勇気

2より登場。古代ムー文明の末裔である少年。人との繋がりを極端に嫌う。

電波体と合体せず、電波人間「ブライ」へと自力で変身する。


Shidou's Day 2022

CV:柿原徹也

3より登場。サテラポリスに所属する青年。2度も世界を救ったスバルとウォーロックに目を掛け、度々接触を図る。

人工ウィザードのアシッドを相棒に持つ。


  • アシッド

アシッド

CV:相馬幸人

サテラポリスが開発した人工電波体であり、シドウの専属ウィザード。

礼儀正しく職務に忠実で、正反対のウォーロックとは反りが合わない。




用語

  • ウェーブトランサー/スターキャリアー/ハンターVG

本作の携帯端末。共通してブラザーバンドシステムを備えている。

詳しくはPET(ロックマンエグゼ)を参照してほしい。


  • マテリアルウェーブ

2で登場。電波を道具の形に実体化させるシステム。無機物かつ身の回りの道具に限定されるが、雨傘からエアカーまでバリエーションは実に豊富。

ちなみに、マテリアルウェーブで作り出した乗り物は免許がなくても運転できる模様。

また、実体化させた器物は自我を有しており、警備員やガイド、コンシェルジュ等にも利用されている。


3で更なる発展を遂げて、実物と遜色ない外観と質感を実現した「リアルウェーブ」が登場し、撮影所やライブステージで利用されている。


エグゼでいうバトルチップのこと。アニメではこれをウォーロックに飲み込ませる事で発動する。


  • ビジライザー

スバルが装着している緑色のアイバイザー。電波体やウェーブロードを視認できる。父・大吾が開発した置き土産であり、物語開始時点で天地からスバルに手渡される。当初は掛けても何も起こらなかったが、ウォーロックとの接触によって本来の機能が復活し、電波を視認できるようになった。

サテラポリスではレンズがオレンジ色のものが使われている。


  • 電波変換

人間と電波体が合体し、電波人間へと変身する事。「電波変換・(人間側の名前)・オン・エア」というキーワードを合図に合体・変身のシークエンスが行われる。ムー人であるソロは単独で電波変換が可能。

スバルの場合は空のフォースカードにウォーロックがエネルギーを送り込むことで電波変換が可能となったが、『2』以降はこの設定には触れられていない。

電波変換することを「ウェーブイン」、解除は「ウェーブアウト」という。

3では「トランスコード」をサテラポリスに送信・認証する事で変身する仕組みになっており、登録済みのオペレーターは「トランスコード・(電波変換後の名前)」をキーワードに合体シークエンスを行う。作中で判明しているトランスコードは以下の通り。


  • 電波体

電波そのもので構成された、実体を持たない生命体。特定の条件下で人間などの実体を持つ生物と融合する事で物質に干渉する事ができる。

多くはゆらめく炎のような素体に鎧のようなパーツを装着した見た目をしている。

FM星人のような天然の存在もいれば、ラ・ムーが生み出すムーの電波体や、アシッドや一般ウィザードのような人工電波体もいる。

なお、過去に電波変換した事がある人間の体には「残留電波」が残る事もあるようで、オリジナルの電波体が死亡しても再構築される事があるらしい。

ウィザードを除き、ビジライザーを使うか、電波変換しないと姿を見る事はできないが、可視領域「ビジブルゾーン」内に入ると肉眼でも見えるようになる。

ちなみに、ボスとして登場する電波体はデザインや設定の節々にエグゼに登場したネットナビのオマージュのようなものが見受けられる。


なお、電波文明ではない『ロックマンエグゼ』の時代でも問題なく生存でき、プラグイン端子のある物体やインターネット回線に入り込む事も可能である。


  • デンパくん

エグゼの「プログラムくん」に相当。電波プログラムを擬人化した存在で、水色の地蔵のような姿をした個体が一般的だが、二本角の個体、トラック型の個体(6本足のデンパくん)、女の子の「デンパちゃん」、太っているピンク色の「大容量デンパ君」、流星2ではスカイウェーブに生息する天使型の「スカイデンパ君」、流星3では巨大な「キング・ルーツ」、コスモウェーブに生息する人工衛星型の宇宙服を着た「コスモデンパ君」が登場しており、通常種と形状が同じ個体でも地域によって色が違う事がある。

なお、ナンスカでは「ムーの子供」と伝えられており、下手をすればプログラムくんよりも起源が古い存在なのではないかと思われる。

ちなみに、『1』では一般ナビがウェーブロードを行き来している。


  • ウェーブロード

空中に展開した電波が組み合わさる事で作り上げられた道の事。

人間には触れるどころか視認すら出来ないが、電波体や電波ウィルスはこの道を歩く事が出来る。また、高空には「スカイウェーブ」、宇宙空間には「コスモウェーブ」が広がっていて、ここを利用することで外国や他の星に急行する事も可能だが、後者はサテラポリスが管理している以上、サテラポリスに許可された者以外は立入禁止となっている。


また、ロックマンエグゼシリーズと同様に電脳空間に入り込む事もできるが、2のみ物体の発する電波空間に入り込むという形式を取っている。

そもそも2では地上でも電波体の姿でいられるようになったという関係上、ウェーブロードや電脳空間外でストーリーが展開される事が多くなっている。

3でも陸上で活動可能だが、基本的にウェーブステーションを伝ってウェーブロードに移動しないと敵がエンカウントしない。


電波体の暴走や通信障害など、電波環境に悪影響を与えるバグのような現象。電波技術の発達の弊害として発生した負の側面そのものであり、流星3の鍵となる要素である。

時として大量のノイズが寄り集まり、「クリムゾン」と呼ばれる高密度のノイズの塊を生み出す事があり、通常より危険な電波ウイルスを誘引する原因になりうる。

また、ドロップアイテムとして「バグのかけら」に相当する「ノイズのかけら」が存在し、アイテムと交換できる。


  • ノイズウェーブ

ノイズで構成された空間。

空間そのものはあまり広いものではなく、一応は電脳の一つに区分されている。しかし内部はノイズが嵐のごとく吹き荒れ、生身の人間や耐性の無い電波体が迷い込めば命の保証はできない超危険な領域である。

現実世界の物品を調べた際、ハンターVGが反応して勝手にノイズウェーブへの入り口が開くようになっている。

異常なノイズが発生している為ウェーブアウトは出来ず、直接出口から出る以外に脱出方法はない。しかし、一部ウェーブアウトができるノイズウェーブが存在し、これらのノイズウェーブはケタ違いの規模を持ち、幾つかのノイズウェーブを跨いで別のノイズウェーブに移動することもできる。そして入り口が複数存在しそれでいてこのノイズウェーブは一本なので、これを利用して電車を使わなくても別の地点に移動することができる。


  • ノイズム

ノイズウェーブにのみ確認されている、意志を持ったノイズの塊。デンパくん等の電波体とは異なり、ほとんどの個体が言語が不自由でセリフになっていない場合が多い(良くて片言)が、ごくまれにちゃんと喋れる個体がおり、それらは一応会話が成り立つ貴重な情報源である。


  • メテオG

地球に接近する赤い流星。これ自体が一つのノイズの塊であり、人工的なものではなく一種の自然現象

これ一つが「流星サーバー」と呼ばれる巨大なデータサーバーでもあり、「エース」「ジョーカー」の2つのアクセスポイントからのみ到達しうる

地球に衝突すれば電波文明は崩壊し、少なく見積もっても8割もの人口が失われるとされ、最悪の終末シナリオを回避するべくスバル達は奔走する事になる。


  • ブラックホールサーバー

外宇宙に存在する、シリウスが管理する全宇宙最大の容量を持つサーバー。

その名の通りブラックホールそのものがサーバーとなっており、ブラックホールサーバーに比べれば前述のメテオGは一つのフォルダの様な物に過ぎない(ただしサーバー内にアクセスしたスバルとウォーロックによると、サーバー内の雰囲気とデータの流れ自体はメテオGと似ているとの事)。

目標の電波体のいる星を飲み込み、電波体の心を抜き取りシリウスのコレクションに変えてしまう。

また、作中では明言されていないが並行世界への干渉も可能な模様で、2でデリートされたアポロン・フレイムのデータもこのサーバーに保存されている。

実はSSロックマン以外では100年前にこのサーバーに来た人物が存在している模様(この人物と言う説が有力)。


  • NAXA・WAXA

ニホンの宇宙開発を担当するセクションと、それが国際化した組織。

3によるとニホンの他にアメロッパ、シャーロ、アッフリク等に支部がある様だが、作中ではニホン支部以外は全てメテオGにより壊滅し機能停止している。

各地に点在する電波管理システム「ウェーブステーション」もWAXAが管理しており、ニュースなどの情報提供の他、電波体をウェーブロードに転送するなどの機能がある。

フジ山頂に基地があるが、フジ山は「ロックマンエグゼ5」にてネビュラの本部があった場所である(ココロネットワークが後のキズナ理論として具現化された事を考えると意味深な繋がりである)。

公式サイトと書籍「カプコンオフィシャルブックス 流星のロックマン3データブック シークレットサテライトサーバー」ではこの組織に属するクラークというウィザードが案内役を務める。


「カプコンオフィシャルブックス 流星のロックマン3データブック シークレットサテライトサーバー」(株式会社カプコン刊・2008年)によれば、AM三賢者が地球を去って以降は、フジ山頂にある基地内の「サテライトサーバー」を通して電波社会の管理を行っているとされ、ここには全32階層の歴代ボスをイメージした「バトルカードデータベース」や流星サーバーから得られたデータをコピーして限定的にノイズチェンジを行使できる「変身アーカイブ」システムが格納されていると語られている(同書籍で利用できるバトルシステムはこの設定を基にしている)。

また、「バトルカードデータベース」のレベル25「エース」、レベル30「ジョーカー」から「流星サーバー」へのアクセスが可能となっている(内容はファイナライズ時のフォルダの一部が使用できるというもの)。


  • カードトレーダー

特定の数のバトルカードを入れると別のカードに交換してくれるマシン。エグゼでいう「チップトレーダー」に相当する。

1ではトレードマンというナビが管理していたが、2では「トレ〇〇郎」という電波体が管理している。


  • コダマタウン

主人公たちが暮らす街。主人公たちが在籍するコダマ小学校や南国ケンが経営するカードショップ「BIGWAVE」がある。

1から2ではバスが開通していたが、3では電車型の乗り物「ウェーブライナー」に置き換わっているなどエグゼほどではないが、シリーズを追う毎に街の景観が変わる。


  • 天地研究所

天地守が所長を務める研究所でロケットや携帯端末といった最新技術を研究している。

プラネタリウムのある科学館が併設されている。


  • ヤシブタウン

103デパートといった娯楽施設や、回転するモアイ像、忠犬バチ公といったオブジェがある都会。

屋上にある「亜熱帯の館」では世界中の蛇を集めたイベントが開催されている。

この街では「モワイもん」というキャラクターが人気らしい。

モデルは渋谷


  • ドリームアイランド

ゴミ集積所がある埋立地で、付近に公園がある。

ツカサはここで捨てられていた所を分別ロボットに拾われた

モデルは夢の島。


  • 宇宙ステーション「きずな」

スバルの父、大吾たちが勤務していた宇宙ステーションで、FM星人の襲撃で現在は無人になっている。

システムが故障しているが、来訪したスバルが問題なく動けていた事から、空調は問題なく稼働している模様。


  • サテラポリス

電波を悪用した犯罪を取り締まる、警察や前作のオフィシャルに相当する組織

本部はWAXA日本支部にあり、隊員はオレンジ色のビジライザーを装備している。

五陽田や暁はこの組織の所属である。


  • ロッポンドーヒルズ

超高層ビルが連なる大都会で、最新の電波技術が集まる。

映画館やショッピングプラザやニホンの全ての電波を管理する巨大な電波塔「TKタワー」がある。

モデルは六本木ヒルズ東京タワー


  • ヤエバリゾート

天才スキーヤー滑田アイの父イサムが経営するホテルが併設されたスキー場。

スキー場近くにグルメタウンというグルメスポットがある。モデルは苗場スキー場。


  • ドンブラー村

アメロッパにある村で、ドンブラー湖という湖の上にマテリアルウェーブを応用して村を浮き上がらせている

ドッシー伝説で賑わっており、出店が軒を連ねている。モデルは言うまでもなくスコットランド。ドンブラー湖のモデルはネス湖


  • ナンスカ

アメロッパ南部にある小さな村で、ムー大陸に纏わる巨大な地上絵や壁画が残っている

他の地域と比べて発展が遅れていたが、ゴン太のアドバイスで骨付きカルビを名物にする観光地に生まれ変わる。挨拶としても使用される「ナンスカ!」が合言葉。

それに倣うかのように人名も「〇〇・〇〇スカ」となっている。

モデルはペルーナスカ


ナンスカのスカイウェーブから行ける電波空間で、飛行機事故が多発する謎のスポット

案内人もなしに入れば脱出は不可能である。オリヒメのアジトやムー大陸に通じている。

実際に案内人の情報を注意深く聞いておかないと攻略は困難である。

ロックマンエグゼから続くRPGシリーズの地名では珍しくモデルそのままである。

ただし、ムー大陸があったとされるのは太平洋、バミューダがあるのは大西洋である。

(大西洋にあった伝説上の大陸はムーではなく、アトランティス大陸である)


  • スピカモール

駄菓子屋の他、歯医者も存在するショッピングモール。

バトルウィザードのバトル大会が開かれるはずだったが、ノイズドウィザードの出現でやむなく中断する羽目に。


  • オクダマスタジオ

ドラマの撮影やミソラのライブ会場としても利用されるスタジオ。

モデルは奥多摩


  • シーサーアイランド

『エグゼ』シリーズに名前だけ登場した、ニホン最南端の島

「シーサー城」という古城があり、ここに置かれた環境システムにより、島の気象を制御している。

モデルは言うまでもなく沖縄県で、シーサー城も首里城が元ネタ。

ただし現実の日本の最南端は沖ノ鳥島である。


  • FM星人

外宇宙にあるFMプラネットに住む電波体の事。

非常に好戦的で、過去には友好条約を結ぼうとしたAMプラネットを滅ぼし地球人の交信を敵対行動と見なして地球に攻め入ろうとしていた

また、彼らは素体では本領を発揮できない為、地球人の心の弱さに漬け込み、電波変換して乗っ取る。

しかしながら、根っからの悪人だらけというわけでもないらしく、地球に残留したFM星人はウィザードになるなどして地球人と共に生活しているようだ。

また、死んだ個体は残留電波を残すようで、これが実体化して再び電波変換するといったケースも確認されている。

なお、体で電波が構成されている為、地球の電波端末のプログラムの書き換えの影響を受けてしまう事が3で判明している。これはAM星人も同様。

ちなみに、『1』で登場する電波ウイルスはFMプラネットから送り込まれた存在となっている。


モチーフは星座であり、モデルとなった星座は次の通り。


  • AM星人

FMプラネットの兄弟星であるAMプラネットに生息していた電波体。

FM星人によって母星が滅ぼされ、残った生き残りの『AM三賢者』が地球の電波文明の発展を助けた。この三賢者が管理する人工衛星が「サテライトペガサス/レオ/ドラゴン」である。

FM星人とは異なり、AM三賢者は電波人間にならずとも高い戦闘力を発揮できる


モチーフは星座であり、モデルとなった星座は次の通り。


おおかみ座の説が最有力だが、同じく犬科モチーフの星座としてりょうけん座おおいぬ座の可能性も考えられ、鋭い爪を使った技を得意とする点からこじし座おおぐま座の可能性もある。


宇宙から飛来したラ・ムーの恩恵で超古代(おそらくエグゼよりも古代)に栄えた電波文明で、浮遊大陸に存在した。ここで生み出された電波体は各地の未確認生命体の伝承の元になった。

また、「エランド」と呼ばれる様々な属性を有した衛兵を従えており、単体でも戦える他、ムーの電波体と電波変換する事で強化する事が可能。詰まる所、2で新規に登場したボスは量産型というわけである。


電波体のモチーフはUMAや古代文明関連。モデルは次の通り。


  • ムー人

流星2でのキーとなる古代の民族。電波を視認する事ができる能力を持っていた。見えず聞こえないものを見聞きでき、あまつさえ触れることさえできた彼らは、その力を恐れた他民族からの迫害に遭い、追われた先でラ・ムーを発見。ラ・ムーから言葉を与えられ、高度な電波文明を築いたという

当初は平和な暮らしを送っていた彼らだが、ある日、ムー人の国を侵略しようとする蛮族の襲来に遭う。

やがてムー人は穏健派と過激派に分かれ、過激派はラ・ムーの力でムー大陸を空に浮かぶ要塞に変え、自分達に仇なす民族を次々に滅ぼし、地上の支配者に君臨した。

力に溺れたムー人は「キズナ」を失い、同士討ちによって滅び世界各地に散らばっていた穏健派は、二度と悲劇が繰り返されないようにムー大陸を海に沈めた

ブライを表すマークは、元はムー人を象徴するマークである*


  • トライブ

古の時代に栄えた「ベルセルク」「シノビ」「ダイナソー」の3つの部族。それぞれが異なる時代に存在していた。

それぞれが何らかの形で「絆」を失った末に滅んだとされ、その人知を超えた秘法の結晶である器物がオーパーツとして遺され、22XX年代においてロックマンに新たな力「トライブオン」を授けるカギとなる。


中世を生きた戦士の一族。原義は北欧神話狂戦士を指すのだが、どうも本作では騎士の一族という事になっている。おそらくは北欧のヴァイキングに相当する民族に起源があるものと思われる。

血気盛んかつ好戦的な気風で、伝説の金属オリハルコンを用いた武器で戦いに明け暮れていたとされ、そのオリハルコン製の剣「イナズマケン」がオーパーツとして現代まで遺された。

「ベルセ・ルーク」「アクノ・キーシ」という人物がいたとされる。


多彩な秘法と武器を駆使し、戦国時代に暗躍した忍者の一族。

排他的なまでの結束力と徹底的な秘密主義により歴史の闇に姿を消したとされ、その秘儀の結晶がオーパーツ「フウマシュリケン」として現代まで遺されている。

ハトリゼンゾウ」「カザマコジロウ」という人物が存在していたらしい。

エグゼシリーズに登場したダーク・ミヤビと関係があるかは謎である。


太古に栄えた恐竜の一族。ただし、魚竜などの古生物も一纏めにされている他、炎の息を吐くとも伝えられており、恐竜の中でも飛び抜けて強力な異能を持っていた存在であった可能性がある。栄えた時期と滅びた要因は現実の恐竜とそう変わらない模様。彼らの力はオーパーツ「キョウリュウセキ」に宿り、数億年の時を経た2200年代まで眠り続けてきた。

該当する種は魚型の「アジノヒラキウス」(4000km/h=2159.827ノットで海中を泳ぐらしい)、雷竜型の「クビナガスギリュウ」、獣脚類型の「マジカミツイタロサウルス」が確認されている。


ソロが連れている浮遊する目玉型のオブジェクト。ドクター・オリヒメがムーのテクノロジーを用いて作り上げた代物。

時空間に穴を開け、人間や物体を別の場所へ転送する。


電波技術やノイズを悪用する犯罪組織。アジトにある工場でクリムゾンを生成している。

構成員や手駒にした電波体の名前は全てトランプスート(絵柄)に由来し、「ノイズドカード」と呼ばれるカードを使用して電波体を暴走させている。

組織名の由来はトランプなどカードゲームの親(カードの配り手)、転じてカジノでゲームでの配り手、進行役、チップ管理などに従事するスタッフからで、アジト内部もカジノを彷彿とさせる雰囲気となっている。

モデルとなったトランプのスートは次の通り。


  • ベストコンボ

「1」と「2」で登場。

ボス戦の際に1ターンの間にスタンダードカードで3枚連続でコンボを決めると手に入るバトルカード。

「2」ではメガクラスとスターカードも対象となった。組み合わせ次第であっさりボスを倒せる壊れシステムである。


  • スターカード

「2」で登場。Gウィルスを倒すと手に入る。

特定の枚数だけ入れる事が出来、星の数に応じて同名カードの威力が上がる。


  • イリーガルゲットデータ

「3」で登場。ノイズ率100%以上の状態で敵を撃破することで手に入るデータ。

「ノイズのかけら」や通常のリザルトでは入手不可能なバトルカードが手に入る。


  • ホワイトカード

「3」で登場。登録する事でフォルダに4枚のカードが反映されるシステムのカード。

登録方法はウェーブステーションからのダウンロード、ノイズ改造ギアによるコマンド入力の2つ。


  • ギャラクシーアドバンス

「3」で登場。詳しくはプログラムアドバンスにて。


  • ウェーブコマンドカード(2)/シークレットサテライトサーバー(3)/ノイズ改造ギア(3)

ニンテンドーDSの下画面に一定の手順でコマンドを入力すると強力な恩恵を受けられるGBA世代の「改造カード」に相当するリアルアイテム。もちろん公式ライセンス品なのでご安心を。

ただし「ノイズドカード」を複数装備する為には同じスートを揃えるか、ポーカーの役を作らなければならず、この用法を守らない場合、ロックマンに悪影響が出てしまう


ウェーブコマンドカードは「カプコンオフィシャルブックス 流星のロックマン2 ウェーブコマンドカードパーフェクトファイル」、シークレットサテライトサーバーは「カプコンオフィシャルブックス 流星のロックマン3データブック シークレットサテライトサーバー」という書籍に纏められている。





イメージソング

どれもCMに使用されたのみだが評価は高く、アニメ等で使用されなかった事が強く惜しまれている。一聴の価値はあるのでぜひお試しあれ。

流星のロックマン2

  • ウツセミ

作詞:硯真也/作曲・歌:SOUTH BLOW

CM限定ソング。

軽快なロックに乗せ、セミ羽化になぞらえて「弱い自分からの脱却」「自分自身の変革」を歌い上げたを感じさせる一曲。

CDジャケットもヒマワリ青空と、ザ・夏といった感じの仕上がりである。




流星のロックマン3

  • stellar

作詞:DAIKI/作曲:JAEHEE/歌:KCB

CM限定ソング。「」と「宇宙」をメインテーマとする流星シリーズの集大成を飾る一曲。

」「ノイズ」といった本作に通じるワードを散りばめ、「変わらない自分のまま強くなれる」「大切な誰かがそれを望んでいる」というメッセージを織り込んだ歌詞はまさに集大成に相応しい仕上がりである。





テレビアニメ

テレビ東京の『おはコロシアム』の前半アニメ枠にて前作『ロックマンエグゼBEAST+』に続き10分の短編アニメとして放送された(そのため、各シリーズそれぞれ1期が通常の30分アニメでいう約2クール、トライブが約1クールアニメとなっている)。

2作品とも国内では映像ソフト化はされていないが、あにてれやAmazonプライムにて現在配信中であるため、公式に視聴することは可能となっている。


  • 第1期『流星のロックマン』

2006年10月から2007年10月にかけて全55話が放送された。OPは「ハートウェーブ」。

流星1を元にしているが、終盤にて流星2の要素も出てくる。

絆をテーマにした重厚な人間ドラマがウリのゲームとは打って変わって「宇宙人と少年の日常&冒険活劇」といったテイストの比較的ライトな作風になっている。

登場人物と基本設定意外のほぼ全ての要素がアニメオリジナルで、ゲームではチョイ役だったFM星人達にも出番が多く用意されていたり、ゲームでは見られない独自の演出が取り入れられたりと、かなり挑戦的な内容だが、ファンからは概ね好意的に受け入れられている。回ごとに作画が安定しないのはご愛嬌。


  • 第2期『流星のロックマン トライブ』

2007年11月より放送開始。

しかし2008年3月の21話をもって終了し、以降、ロックマン関連のテレビアニメは制作されていない。

OPは「絆ウェーブ」。


ゲームと比べてコメディ色が強く、前作以上に原作から逸脱した内容な為、人によっては好みが分かれる内容となっている。

アニメの制作チームが、あのToLoveる』アニメ1期のチームとほぼ同じである。

最終回の超速展開は、あの漫画を彷彿させるとか。


主題歌

第1期

  • ハートウェーブ

作詞:marf/作曲・編曲:鳴瀬シュウヘイ/歌:響ミソラ


第2期

  • 絆ウェーブ

作詞:marf/作曲・編曲:鳴瀬シュウヘイ/歌:響ミソラ




漫画

月刊コロコロコミックにて2006年11月号から2008年1月号まで連載されていた。作者は板垣雅也。

作品全体のストーリー展開やキャラクターの性格及びその他の設定が、原作のゲームとは大きく異なっている。


キャラクターの性格変更は多くは改悪レベルで、本来はボスなのに出オチ要員にされたキャラもいる。

ストーリーもあまり褒められたものではなく、特にクライマックスの展開はあまりにもお粗末なものだった。作者の作風と流星の作風があまりにも違いすぎており、作者の選定の時点で間違っていたとしか言えない。

ただ一部オリジナルの設定や展開面で評価する声もあり、一定のファンも存在する。


次作の『TRIBE 流星のロックマン 武闘外伝』では完全に別世界観設定での物語(前作とのつながりはない)となっている。


そんな理由で、ファンからは事実上ゼロの漫画版同様黒歴史として扱われている


流星のロックマン3のコミカライズは、エグゼの漫画版を担当した鷹岬諒が担当している。


余談

概要欄にある通り今作はロックマンエグゼシリーズの200年後にあたる世界観なのだが、ロックマンエグゼの時系列は20XX年、つまり200年後の今作は22XX年という事になり、これはロックマンシリーズを起点とするパラレルワールドにおいては【ロックマンゼロ】シリーズと同じ年代である。

ロックマンゼロの世界観はこちらと同年代と思えぬ程荒廃した世界となっており、両方の作品をプレイしてみると「とても同じ時代とは思えない」と驚く事だろう。


関連イラスト

ぼくらのヒーロー!流星のロックマンココロでつながる【流星1・ネタバレ注意】【C83ゲスト】R-GENERATION25

この命、まだ、燃やし尽くしてない・・・!秋のシーサーアイランド流星のロックマン 10周年

関連タグ

ロックマン ロックマンシリーズ ロックマンエグゼ 変身ヒーロー

ロックマンDASH:同じく評価に比べて売り上げが芳しくなかったシリーズ。どちらも「それぞれの時系列で最も新しいロックマン」である。


聖闘士星矢宇宙戦隊キュウレンジャー仮面ライダーフォーゼ超星神グランセイザー:キャラクターのモチーフが星座という共通点がある。特にグランセイザーはヒーローのデザインを始め多くの要素が似通っている。


大乱闘スマッシュブラザーズ:3DS・Wii Uで、ロックマンの最後のきりふだ「ロックマンスペシャル」発動時にエグゼと共に演出で参加する。ちなみに3とそれ以前でバスターの形が違うが、ここでは1・2の「ウォーロックの頭が付いている腕」で登場。


ロックマンXDive:Xシリーズを中心に様々なシリーズが登場するアプリ。ロックマンとハープ・ノート、ブライが参戦した


電波人間のRPG電波人間タックル:電波人間違い。


ボクらの太陽DS:流星1と『クロス・ブラザーバンド』を結ぶことが出来る


笹沼晃:流星1のCMナレーション。


外部リンク

公式サイト

テレビアニメ公式サイト

流星のロックマン - Wikipedia

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