※一般的な説明としてはジェネレーションギャップ参考。
概要
ゲーム『ポケットモンスター』シリーズ、及びその派生作品(アニメ・コミカライズ作品等)において、世代毎に文化・価値観・思想などの違いが生ずる現象…いわゆるポケモン版ジェネレーションギャップのことである。
現在はゲーム機本体からの赤外線通信のみ、またはオンラインで通信を行えるが、初代(ゲームボーイ)からしばらくは通信ケーブルがなければ通信すらできなかった。第4世代以降のDS世代と第1世代・第2世代のゲームボーイ世代では、お互いに「通信におけるケーブルの有無」という点で概念に違いが生まれ、現在でも公式ポケモン設定に大きく影響を与えている。
「ポケモン」シリーズにおける影響
ゲーム『ポケットモンスター』シリーズ
シリーズ全般
- 現在のポケモンの総数。第1世代ではポケモンの数が150+1種だったが大人気になった為、第2世代以降次々と増えていき、現在は800種を越える
- 後の世代経験者が特定のポケモンが旧作で進化できない事を知る。(例:ベロリンガやゴルバット)
- ポケモン廃人と廃人ロード
- 一般トレーナーとの再戦機能(一部例外あり)
- ケンタロスなど一時期猛威を振るっていた種族の現在
- ガルーラなど当時はそうでもなかったが、現在進行形で猛威を振るっている種族
- マリルリやカイリュー、パルシェンなど昔と今とで戦法がまったく異なる種族
- ふぶきなど一部わざの仕様変更。ミサイルばり・はたきおとす・きゅうけつに至っては最早別物
- かみつくやあまえるなど一部のわざのわざタイプ
- わざマシンの番号とわざ
- イーブイの進化形のバリエーション(3種→8種)
- 配布限定ポケモンの受け取り方(かつては家電量販店や映画館での直接配布だったが、現在ではネット環境とシリアルコードさえ入手出来れば自宅でも受け取ることが出来る)。
第1世代
- 海のスキンヘッズ
- ボックスは手動切り替え式で、ボックスを変える度にレポートが必要(第2世代まで)
- 道具をパソコンで預けるという概念(第3世代まで)、更にこの世代では道具が分別されていなかった上に持てる種類に上限があった
- エスパー天下
- ドラゴンタイプのわざがダメージ固定の「りゅうのいかり」のみ。実質攻撃相性が無いに等しかった
- ゴーストタイプのわざがで相性の影響を受けるのは「したでなめる」のみ。さらに本来ばつぐんなはずが不具合でエスパータイプにこうかがなかった
- ほのおタイプがこおりタイプのわざを半減できなかった
- むしタイプとどくタイプがお互いにこうかがばつぐん
- ダメージ固定わざは相性無効の影響を受けない
- くさタイプの主力わざが「はっぱカッター」(きゅうしょにあたりやすいわざの急所率はすばやさ種族値64以上ならほぼ確実(255/256)に急所に当たるため)
- ジムリーダーバッジにポケモンの能力を上昇させる効果がある(第3世代まで)
- 命中率100、必中のわざでも普通に外れる
- 捕まりづらいポケモンにボールを投げる→ポケモンにうまく当たらなかった!
- 現在は戦う相手は「あいてのポケモン」表記だが、当時は「てきのポケモン」になっていた(第2世代まで)
- どく状態で歩くとポケモンのHPが減り力尽きる(第3世代まで)
- 公式大会などにおいて相手を複数匹ねむらせることは反則行為(第3世代まで)
- ピカチュウ版以前のポケモンのグラフィック
第2世代
- 画面がフルカラー
- 性別
- 時間によって出現が変わるポケモン、進化するポケモン
- きのみ
- ポケルス
- 持ち物を持たせられる
- きのみの種類(第3世代以降とは名前が異なる)
- あくタイプとはがねタイプ追加
- ポケモンのタマゴ
- タマゴわざ、個体値の遺伝
- ベイビィポケモン
- なつき進化
- 色違い
- コイルとレアコイルにはがねタイプ追加
- 「こんらん状態」をくすりやきのみで解除できる
- サファリゾーン以外で逃げるポケモンの登場
- サワムラーとエビワラーは同じポケモンから進化する
- 「とくしゅ」が「とくこう」「とくぼう」に分離
- メガドレインにさらなる上位種「ギガドレイン」が登場している
- 進化の石が売られなくなる
- わざわすれオヤジのおかげでひでんわざも忘れられる
- モバイルアダプタGBを利用したコンテンツ(タマゴ配布、セレビィイベント解禁、公式大会も開かれた)
- NNの文字候補にァィゥェォや♂♀が追加
- イーブイの進化がこのシリーズから石以外の方法に変わる(一応、体験版では石を使って進化する予定だった)
- キックボード導入!と思いきや自転車続投(開発期間延長による影響)
第3世代
- 能力の仕様そのものが変わりパラメータが全く違う
- 特性、性格
- ゲンガーやマタドガスにじしんが当たらない
- ナナシマ
- キトサン
- 主人公がシューズの効果でBダッシュ出来るようになる
- 「かえんほうしゃ」のわざマシン化
- 「ほのおのからだ」「マグマのよろい」による孵化歩数半減(『エメラルド』から)
- ダブルバトル実装および一部のトレーナーの強制ダブル/マルチバトル戦闘
- 各種幻のポケモン専用の島々
- 自転車が2種類ある
- すてられぶね
- マボロシじま※マボロシのばしょの一部とは全くの別物
- ダークポケモン
- NNの文字候補に数字や記号が追加
- ポケモンにフォルムチェンジの概念が導入。
第4世代
- ついに完全に無線でのポケモン交換と対戦が可能に
- ピカチュウの尻尾の形を始めとする性別による外見の相違
- 個性
- 育成の手間が省けるパワー系アイテム
- フラッシュのわざマシン降格
- 一部わざの物理・特殊化
- ジャッジ(機能自体は前世代からあったが非常に不便だった)
- 「めざめるパワー」判定人
- こだわり系アイテム(ハチマキのみ第3世代からあった)、きあいのタスキ
- 新たなきのみ(特にタイプ相性半減きのみ)
- どく状態でも力尽きなくなった(HP1になった時に状態異常が回復する)
- 公式大会などにおいて相手を複数匹ねむらせてもよくなった
第5世代
- 隠れ特性
- トレーナー戦で「どろぼう」で道具を盗めなくなった
- サファリゾーン、ゲームコーナーの事実上の廃止
- きんのたまにまさかの上位種でかいきんのたまが登場
- ひでんマシン同様無制限に使い放題となったわざマシン
- どく状態でも歩いてダメージを受けなくなった
- クリティカッターがクリティカットに名称変更
- アイテム名の後ろに数字が付くミラクルシューターとの兼ね合い。当初イッシュ地方独自の言い方という設定だったが、結局リメイク作品も含めこちらに統一された
- ブラックさをより増していくポケモンの世界
- 四季初導入にして最後の導入
- 一部ポケモンの進化方法その1
第6世代
- グラフィックの完全3D化
- 一部ポケモン(主にこいつ)の鳴き声変更
- フェアリータイプの登場で、一部種族のタイプがまったく別のものに変更されている
- はがねタイプのポケモンがゴーストタイプ、あくタイプのわざを半減できなくなった
- 主人公の着せ替えが実装
- 主人公を斜めに動かせる
- 「あかいいと」「パワー系アイテム」による能力遺伝
- パラレルワールドの公式名言
- ポケモンの名前が最大6文字になった
- ポケモンがバトル中に変身!メガシンカ
- 一部ポケモンの進化方法その2
- ローラースケート
第7世代
『サン・ムーン』・『ウルトラサン・ウルトラムーン』
- 初のジムおよびジムリーダーなしのストーリー
- ひでんマシンおよびじてんしゃの廃止→ポケモンライド(じてんしゃは第8世代で復活)
- つりは特定のスポットのみ
- ボックスにジャッジ機能追加
- 育て屋が預かり屋に
- スパトレ廃止
- 同じ種族だけど、生息しているところもタイプも違う亜種リージョンフォーム
- 初の進化する伝説ポケモン
- トリプルバトル及びローテーションバトルが廃止
『Let's Go! ピカチュウ・Let's Go! イーブイ』
- 初の据え置きゲーム機の作品。
イーブイの鳴き声変更。
- 野生ポケモンがシンボルエンカウント。
- ポケモン捕獲画面は『ポケモンGO』のシステムに近く、手持ちポケモンとの戦闘はせずに(場合によってはポケモンの餌を与えつつ)モンスターボールを投げつける(一部例外あり)。
- どこからでもボックスを利用可能。
- 初代にはなかったのちの世代で追加されたタイプを導入。エスパー天下で無くなる。
- メガシンカ最後の導入作品。
第8世代
- 過去作から連れてこれるポケモンに大幅な制限。登場ポケモンがガラル図鑑に登録されるポケモンのみ(一部例外あり)。
- なみのりにポケモンではなく、自転車を利用。
- メガシンカとZワザ廃止。
- クワガノン、リーフィア、グレイシアの進化条件変更。
- 初のDLCの採用。
外伝・派生シリーズ
- 本編と連動しているポケモンレンジャーと言うシリーズがあった。(世代によってはそちらに登場するポケモンレンジャーを指すこともあれば、ポケモントレーナーとしてのポケモンレンジャーを指すだろう。)
アニメ・コミカライズ作品
TVアニメ「ポケットモンスター」
- 歴代のヒロイン。男性レギュラーの方は若い世代でもタケシなら辛うじて知ってるかもしれない。
- かつて高頻度で再登場していたロケット団のヤマトとコサブロウや、サトシのライバルの登場率激減。特にシゲルはDP以降全く登場しない。シゲルが離脱した世代はシゲルを指してグリーンと言う。
- 一時期ロケット団がシリアス化。
- 放送時間(初期は火曜夜6時半→20年以上木曜ゴールデンタイム→2018年10月より日曜夜6時→2020年10月より金曜ゴールデンタイム)
- ポケモン映画のゲスト:全世代は大抵山ちゃんを連想するが、ダイヤモンド・パール世代だった人はそれに加えて、しょこたんも連想する。
- 昔は結構多かった先行登場ポケモン。今は映画が公開されて数ヶ月後の作品から先行登場するケースが多いが、新作発売の2年や1年も前から先行登場するパターンは珍しくなかった。先行登場の中には御三家の最終進化もあったりした。
- ポケモンカードの裏面デザイン(赤緑時代と金銀以降のデザインは異なる。)
- テレビ東京で放映されているいつものTVアニメシリーズ以外にもゲームの純粋なアニメ化作品がある。
- サトシ優勝
ポケモン関連楽曲・バラエティー番組
- ポケモン言えるかな?の歌手や内容(30代から40代はイマクニ?、20代から30代はKABA.ちゃん、10代後半ならつるの剛士や片桐はいり、具志堅用高など)
- 情報番組(週刊ポケモン放送局→ポケモン☆サンデー→ポケモンスマッシュ!→ポケモンゲット☆TV→ポケモンの家あつまる?→ポケモンとどこいく!?)
ポケモンコミカライズ作品
- 「ポケットモンスターSPECIAL」の作画担当交代(真斗→山本サトシ)
- 今じゃすっかり見かけないポケモンの公式アンソロジー(向水遙など)。昔はあのソフトバンクからも出ていた。
その他
- ポケモンを全く取り上げていなかった集英社の雑誌で取り上げられる。(Vジャンプや最強ジャンプ)
- リアルイベントの多様化。かつては次世代ワールドホビーフェア等がメインだったが、単独イベントの開催が増えてきている。
- 地域密着型プロジェクトの一種である「ポケホール」(ポケモンの絵柄のマンホール)の種類。