儚くも美しく戦う、少女たちの物語。
概要
『アサルトリリィ Last Bullet』とは、『アサルトリリィプロジェクト』を原作としたスマートフォン向けアプリケーションゲームである。略称は「ラスバレ」。
2021年1月20日にサービス開始。スマートフォン版はAndroid、iOS向けアプリケーションとしてそれぞれ配信が開始されたほか、PC版はDMMGAMES(DMM GAMES PLAYER)をプラットフォームとして同日にリリースされた。
これらに加え、2023年1月10日にはダウンロード不要のブラウザ版がリリースされた。
アクションドールシリーズ『アサルトリリィ』を原作とし、2019年秋より舞台やテレビアニメを中心に多方面でメディアミックスが展開された『アサルトリリィプロジェクト』の中で生まれたアプリゲーム作品。
直接的には2020年秋放送のテレビアニメ『アサルトリリィBOUQUET』からストーリー的に繋がる続編作品に当たる。とは言っても、「ラスバレ」から新規に登場するキャラクター・学校も多いため、本作品を中心に捉えても十分楽しめるゲームとなっている。
また、設定などの一部異なる舞台シリーズ発のキャラクターが出演するなど、メディアミックスプロジェクトの一環としてさまざまなメディアを取り込んだクロスオーバー的作品でもある。
詳しくはホームページにて。外部リンク
公式ツイッター @assaultlily_lb
スピンオフ展開として、2022年6月30日より、リリィたちの日常を描くスピンオフ漫画『アサルトリリィLast Bullet しーくれっとがーでん』シリーズが公開されている。
世界観
近未来の地球――
人類は「ヒュージ」と呼ばれる
謎の生命体の出現で破滅の危機に瀕していた
全世界が対ヒュージという一事に団結し、科学とマギの力を結集した「CHARM(チャーム)」と呼ばれる決戦兵器の開発に成功する。CHARMは10代の女性に高いシンクロを示すことが多く、CHARMを扱う女性は「リリィ」と呼ばれ英雄視されていく。
ヒュージに対抗するためリリィ養成機関「ガーデン」が世界各地に設立され拠点として人々を守り、導く存在となっていった。
これはそんなガーデンでの、立派なリリィを目指して戦う少女たちの物語である。
(公式サイトより)
ゲーム概略
ジャンルは「バトルRPG」。
タップだけの簡単操作。協力プレイあり。アニメ『アサルトリリィBOUQUET』にリンクしたオリジナル書き下ろしストーリー。動く立ち絵とモーション付きイラストなどが特徴。
他のアサルトリリィの作品群と同じくシナリオ・演出面では「百合」要素に重点が置かれており、登場キャラクター同士の関係性が強く打ち出され、プレイヤーをシナリオに介在させない手法が取られている(参考記事)。
CEDEC2021における開発陣の講演では、「女の子同士の関係性を描く作品であることから、プレイヤーはいわゆる神視点でのプレイとなり、ゲーム内には存在しない」という旨の説明がされている(参考記事)。
開発・運営はポケラボ、アプリ内アニメーション制作はシャフトが担当。
ストーリーシステム
ストーリーには以下の五つの種類が存在。
基本的にはテレビアニメ『アサルトリリィBOUQUET』最終話以降の時系列で物語が展開されている。
メインシナリオと自己紹介ストーリーのみフルボイス。
イベントシナリオは重要な台詞にのみボイスがつく場合がある。
- メインストーリー
テレビアニメで主役を務めた鎌倉・百合ヶ丘女学院の「一柳隊」に加え、新たにエレンスゲ女学園のレギオン「ヘルヴォル」、および神庭女子藝術高校のレギオン「グラン・エプレ」のリリィたちが登場。ヒュージとの闘いの中で、3校の面々がレギオンの壁を越えて成長していくメインシナリオ。
第1章『レギオン、集結』編では、東京都内で繰り広げられる特型ヒュージとの戦いを通じて一柳隊、ヘルヴォル、グラン・エプレの交流を描く。
第2章『戦火の結束』編では、3校に加えて御台場女学校、ルドビコ女学院のリリィたちも加わり、新たな脅威に立ち向かっていく。
2023年2月現在、上記に続く新章『運命のトリニティ』が展開されている。
- イベントストーリー
期間限定イベントのシナリオ。メインストーリーとは直接関わらず単体で完結するストーリー(「ソロイベント」)や、サブキャラクターにスポットを当てたスピンオフ的ストーリー、他作品とのコラボなどが含まれる。
コメディチックな季節ごとのイベントから重苦しくシリアスな外伝的ストーリーまでその作風は幅広く、「イベント」と銘打っているものの、アニメ版で回収されなかった設定を補完するシナリオなど、アサルトリリィの世界観の根底に関わる重要な情報が提示される内容となっていることも多い。基本的に3~5話構成となっている。
- メモリアストーリー
特定の☆5メモリアカードを入手することで開放。
入手直後はシナリオ前半部のみ試読可能だが、該当メモリアを進化させることで最後まで読むことができる。
イベントストーリーと連動するメモリアも存在しており、その際はイベントの核心に触れる旨の注意を表記した後でシナリオが始まる。
- レギオンストーリー
各レギオンに関するストーリー。
「一柳隊」のレギオンストーリーは全6話。アニメ版のストーリーをスマホアプリ形式に再編したもので、アニメシーンの止め絵が多く使われている(いわゆる紙芝居形式)。
「ヘルヴォル」と「グラン・エプレ」のレギオンストーリーは、それぞれのレギオンの結成を主題としたイベントストーリー『叛逆のスキャルドメール』(全5話)および『カラフル・ダイアリー』(全5話)がレギオンストーリーとして追加されている。
- 自己紹介ストーリー
インタビュー形式による登場キャラクターの自己紹介が行われるストーリー。
チュートリアルにて最初に選択したキャラクターの自己紹介ストーリーが視聴できるほか、ゲーム内のリリィプロフィールの項目から、全キャラ分のストーリーを視聴可能。
単なる自己紹介のみならず、ストーリー内でカップリング相手となるキャラクターが登場する場合もある(例:梨璃の動画に登場する夢結と楓、双方の自己紹介ストーリーに互いに登場する神琳と雨嘉、叶星と高嶺など)。
登場人物
プレイアブルキャラクター
- 【百合ヶ丘女学院】
レギオン:一柳隊
・一柳結梨 CV:伊藤美来 -イベントストーリー「守護天使の誓い」にて初登場。2021年11月30日にイベント「ユリの花咲く場所」に伴ってプレイアブル化
レギオン:2代目アールヴヘイム
レギオン:無所属
レギオン:レギンレイヴ
レギオン:秦祀隊
レギオン:シュバルツグレイル
レギオン:ローエングリン
- 【エレンスゲ女学園】
レギオン:ヘルヴォル
エレンスゲ女学園のトップレギオン。隊長は相澤一葉。
レギオン:クエレブレ
メインストーリー外伝イベント「龍楯のコンフリクト」より登場。
ルドビコ女学院へ転校した後に、エレンスゲ女学園に復学した「クエレブレ」のリリィ。
レアスキル:円環の御手
1年生。
- 【神庭女子藝術高校】
レギオン:グラン・エプレ
神庭女子藝術高校のトップレギオン。隊長は今叶星。
レギオン:生徒会防衛隊
神庭の生徒会役員で構成されるレギオン。メインストーリー新章『カラフル・デイズ・エンド』にてグランエプレと合流し、『新生グラン・エプレ』が誕生した。
メインストーリー外伝イベント「すれ違いのティーガーデン」より登場。
「生徒会防衛隊」の所属の一年生で、ボストンから帰国した高嶺の従姉妹。
「生徒会防衛隊」隊長兼生徒会長。建築学科2年。
イベント「すれ違いのティーガーデン」で名前のみ登場し、イベント「カラフルデイズ・エンド」より本登場。
神庭女子藝術高校の生徒会役員および「生徒会防衛隊」メンバー。新章より登場。
神庭女子藝術高校の生徒会役員および「生徒会防衛隊」メンバー。新章より登場。
- 【御台場女学校】
舞台『アサルトリリィ・御台場女学校編』で主役を務めるガーデン。本作参戦ガーデンの中では現時点では唯一、二年生のみのメンバー構成となっている。
レギオン:ロネスネス
レギオン:ヘオロットセインツ
舞台『アサルトリリィ×私立ルドビコ女学院』シリーズで主役を務めるガーデン。ラスバレの1周年に合わせて、御台場女学校と同時にゲームへの登場を果たした。
レギオン:アイアンサイド
・福山・ジャンヌ・幸恵 CV:中村裕香里
・黒木・フランシスカ・百合亜 CV:梅原サエリ
・天宮・ソフィア・聖恋 CV:星守紗凪
・松永・ブリジッタ・佳世 CV:大滝紗緒里
- 【ヘイムスクリングラトレードゴード】
・王莉芬 CV:篠原侑 -イベント「凛然のリトル・シスター」で登場。
「憂い晴らすは姉妹の絆」開催と同時にプレイアブル化。
NPC・その他
・安孫子比呂美
イベント「アイドルリリィ★ステージ」で登場。
神庭女子藝術高校に所属するリリィ。音楽学科3年生
・道川深顯
イベント「罪なき少女達のスティグマ」より登場。
シエルリント女学薗マディック部隊「黒十字マディック隊」の隊長。
・片平七海
イベント「約束の魔法」で登場。
ヒュージによって家族を失い塞ぎ込む女子学生。
イベント「慟哭のクリューサーオール」より登場。
エレンスゲ女学園所属レギオン「クエレブレ」の隊長。序列第2位。
・西村乃恵美
イベント「慟哭のクリューサーオール」より登場。
ヘルヴォルを支持するエレンスゲ女学園の新任教頭。
・高島八雲
メインストーリー2章 戦火の結束 完結編「灼炎のエニグマ」より登場。
クエレブレを支持するエレンスゲ女学園の校長。
・中原・メアリィ・倫夜
メインストーリー2章 戦火の結束 完結編「灼炎のエニグマ」より登場。
御台場女学校の元常駐学校医。
・インタビュア
取材形式で行われる各キャラクター自己紹介ストーリーにおける聞き手。
立ち絵及び台詞はないが、「彼女」「可愛い女の子」と呼ばれていることや諸々の描写から登場キャラクターと同年代の少女であると窺える(二水のような学生新聞の記者か)。
自己紹介ストーリー以外には一切登場・言及はない。
以上の他にも、テレビアニメ版を前提とするシナリオのため、川添美鈴、高松咬月理事長代行らアニメ版登場人物が立ち絵は無いものの台詞のみ登場したり、ボイス等で言及されたりしている。
また、上述の私立ルドビコ女学院・御台場女学校のようなアニメ版未登場のガーデンについても物語に組み込まれており、そうした学校の立ち絵未実装の登場人物についても、シナリオ中で言及されることがある。
メモリアカード
本作におけるメインシステムとなるのが「メモリア」カードである。
キャラクターの日常や戦闘の場面が描かれたカード。バトル時は手札となり、敵への攻撃や様々なスキルを発動する他、ホーム画面の背景として設定ができる。
主な入手手段としてはガチャの他、イベント報酬やキャンペーンでも入手可能。
初期レアリティは☆3~☆5に分かれ、☆3、☆4はテレビアニメやゲームPVのアニメーションシーンの止め絵及びメインシナリオのスチル、☆5以上はモーション付イラストのカードとなっている。
☆5メモリアの一部はキャラクターの衣装(プレイアブルユニット)やストーリー付き。
ゲーム内のガチャ詳細欄などでは以下の名称で区分されている。
- 衣装解放メモリア
カードに描かれているプレイアブルユニットが入手可能な☆5メモリア。
メモリアストーリーがあるカードとないカードが存在しているため、ストーリーを読みたい場合は要確認。
ガチャでこのメモリアが登場する際、初回に限り確定演出としてその衣装(プレイアブルユニット)になるリリィが所属するガーデンのレギオンによるノインヴェルト戦術のアニメーションと、そのリリィ個人のルーン文字が出現する演出が挿入される。(ルーン文字がないコラボキャラなどは、そのままコラボキャラにまつわる紋章が出現する演出になる)。
- ストーリー解放メモリア
カードイラストに基づくストーリーが読める☆5メモリア。
初期段階ではストーリー前半しか読めず、最後まで読み通すにはメモリアを進化させなければならない。
衣装(プレイアブルユニット)は入手できないため、ユニットを増やしたい場合は要確認。
- カップリングメモリア
描かれているキャラクター同士の交流ストーリーが読めるメモリア。ある意味で本作の目玉。
衣装は入手出来ないため、システム的には上記のストーリー解放☆5メモリアと同じだが、公式用語として「カップリングメモリア」という特別な名前で区別されている。
初期実装カップリングメモリアは一柳隊から「郭神琳と王雨嘉」、ヘルヴォルから「相澤一葉と佐々木藍」、グラン・エプレから「今叶星と宮川高嶺」の計3種類。
また、後発でイベントシナリオ内で用いられたイラストが使用されたカップリングメモリアも登場しており、こちらはメモリアストーリーが附属していない代わりに、ステータスが比較的高めとなっている。
- エモーショナルメモリア
一周年を記念して追加された新規メモリア。
ASMRを採用し、また進めていくことでイラストが変わるという仕組みをもつ。
「エモーショナル」と冠されているように、いずれも看病(雨嘉のエモーショナルメモリア『大切なあなたを想い』)や入浴(千香瑠のエモーショナルメモリア『癒しの露天風呂』)の一コマといった結構センシティブな内容のものとなっている。進化と覚醒にはレジェンダリーメモリア同様、専用のアイテムが必要となる(しかもレジェンダリーメモリアとは別の意味で難易度が高く、楓のメモリアで11連ガチャ二回分という最短の早さで入手出来るように設定されるほど)。限界突破はメモリアムーンでも可能。
1周年を迎えた後に登場したメモリアであるのだが、その内容のセンシティブさにまつわる部分などで賛否があったのか、楓のエモーショナルメモリア『晴れときどきサンオイル』以後、長らく実装されないままとなった。
後述するクリエーターズコラボと比べると、ストーリー付きであるという点はエモーショナルメモリアの持つ利点である。また、限界突破はメモリアムーンでも可能となっているのは、後述するアルティメットメモリアにはない利点となっている。このほか、ガチャの期間も他のガチャよりも長めに開催される(開催日の翌月いっぱい)ことがある。
2周年を迎えた2023年1月28日、楓のエモーショナルメモリア以来の久しぶりの新規エモーショナルメモリアである、叶星のエモーショナルメモリア『吐息の距離』が追加された。これは初のグラン・エプレからのエモーショナルメモリアとなっている。
2024年2月現在、エモーショナルメモリアは以下の11枚が存在している
リリィ | メモリア名 |
---|---|
王雨嘉 | 大切なあなたを想い |
芹沢千香瑠 | 癒しの露天風呂 |
白井夢結 | お姉様の水難 |
楓・J・ヌーベル | 晴れときどきサンオイル |
今叶星 | 吐息の距離 |
飯島恋花 | 朝寝坊のススメ |
宮川高嶺 | 伝わる鼓動 |
一柳結梨 | 楽しいを探して |
塩崎鈴夢 | ねこさんこちら |
郭神琳 | 箱入り神琳 |
松村優珂 | 見つめてシンパシー |
- クリエーターズコラボ
メモリアの中には様々なイラストレーターが担当した、リリィの日常のイラストを描いたメモリアも存在する。そうした内製でないイラストを利用したメモリアがクリエーターズコラボのメモリアである。
前述のエモーショナルメモリアに代わって登場したが、エモーショナルメモリアなどとは異なり、衣装の入手は出来ずストーリーも付かない。一方で、壱盤隊はじめ百合ヶ丘女学院のさまざまなレギオンに所属するリリィもクリエーターズコラボのイラストに登場することがあり、描かれる光景のバリエーションは非常に多い(中には梨璃&亜羅椰、叶星&藍、高嶺&千香瑠のように、意外な組み合わせのイラストも存在している)。
何よりも多数のイラストレーターの手による、様々な衣装を着たリリィの日常が見られる点がクリエーターズコラボの大きな特徴である。また配布メモリアや季節物のイベントメモリアと異なり、季節感問わず他のガチャに実装する形で復刻がしやすいという強みも持つ。
ただし、前述したように、このメモリアはストーリーが付いていないため、その点には注意が必要である。この点はストーリー解放メモリアやエモーショナルメモリアなどに引けをとると言える。その欠点を考慮しているのか、2023年6月以降は、衣装の入手が出来るクリエイターズコラボメモリアも登場した。
なお、クリエイターズコラボメモリアを担当したイラストレーターの中には、漫画家が担当することもある(『冬のパンづくし』のイラストレーターを担当していた永山ゆうのん氏(『初恋*れ〜るとりっぷ』)、『落ち葉のリース』のイラストレーターを担当していた柚原もけ氏(『安達としまむら』)など)。
- アルティメットメモリア
2周年を迎えた2023年1月26日に実装されたメモリア。
コスト24、最大強化時は戦闘力19000越え、さらに全て新スキル持ちという、どこかで見たような強力な効果を持つメモリアである。
なお、限界突破をするためには、同一メモリアを素材にしなければいけない(=メモリアムーンを使用することはできない)。
因みに後に上方修正されて更に強力になった。
2周年記念イベント『花々集う大宴会』が開催されていた時に実装されたメモリアであるのだが、当時は予告なしに実装された点や、メモリアムーンが使えない点などの欠点が悪目立ちしたこともあり、一部のファンから賛否両論になっていた。
なお、その後も2.5周年記念イベント『Twinkle Lilies Party』や3周年記念イベント『幻想スリリング・パーティ』が開催されている際にアルティメットメモリアが登場しているということも考えると、アルティメットメモリアはラスバレの周年記念イベントが開催されている際に実装されることが多いようだ。
2024年2月現在、15種類のアルティメットメモリア(壱盤隊のリリィ全員と楓、蒔菜、藤乃、汐里、閑、紗癒)が存在している。
育成要素
本作においては複数の育成要素が存在しており、一部の機能はメインストーリーのクリアが必要となる。
メモリア
本作において最初から解放されている育成要素。
メモリアのレベルをあげてステータス強化を行うほか、メモリアのスキル強化、同一メモリア(もしくはメモリアムーン)を素材とすることでレベル上限やステータスボーナスを得る限界突破、メモリアのレアリティを上げる進化、役割が一つ増える覚醒(一部のメモリア)、更にそれの上位版とも言える超覚醒(一部のメモリア)が存在する。
強化素材はバトルクリアやデイリーミッションで容易に手に入るため、育成しやすい。
進化はステータスの大幅向上のほか、上述の通りストーリー解放メモリアとカップリングメモリアのストーリーを読み通すために必須となるので、積極的に行っていきたい。
リリィ
メインストーリーを進めることで解放される育成要素その1。
バトルクリアや特定のアイテムを使用することで入手出来る「LP」というポイントを振り分けてリリィ(ユニット)のレベルを上昇させたり、専用アイテムの「ペンダント」を使用してレベル上限をあげたりする。
アサルトリリィの設定的に「リリィを強化」という文字列は不安感を覚えさせるものであるが、とはいえ(約1名を除き)レベルアップ時の台詞的には通常の訓練・練習を行っている模様なので、ご安心。
『灼炎のエニグマ』イベントガチャより「EXペンダント」が追加され、これを用いて覚醒させるとレギオンマッチ時のステータスがアップする。なおこれは総戦闘力には影響しないため、必ずしも入手する必要は無い。
オーダー
メインストーリーを進めることで解放される育成要素その2。
バトル時に特殊な効果を発揮する装備品「オーダー」を育成してステータス強化を図れる。
育成解放のタイミングや素材の入手手段の関係から、育成難易度は比較的高め。
CHARM
メインストーリーを進めることで解放される育成要素その3。
リリィの使用する武器「CHARM」の強化や製造を行う。
強化や進化の素材の必要数に比して入手できる数や手段が少ない上に、全ての要素を解放させるには、稼働当初に開設されているメインストーリー1章の第10話までクリアした後に挑戦できるHARDモード第1話をクリアする必要があり、育成難易度は最も高い。
強化の成否判定があり失敗時にはレベルが下がり弱体化する「出力強化」や、☆4進化時にランダムで決定される「特性」、☆4以上に進化を行う度にランダムで内容が決定される「CHARMオプション」など、確率要素が複数存在する。さらに限界突破にも成否判定が見られる。以上のように、純粋なレベル上げ以外の全ての強化項目にランダム・確率要素が存在している育成要素である。
一部の強化要素にはマギジュエル(ガチャで使用する、いわゆる「石」)を使用するものもあり、理想的なものを作ろうものなら、非常に多くの素材と時間、そしてリアルラックが必要となる育成面でのエンドコンテンツ。
育成難易度の高さやランダム要素といった難点と引き替えに、特にCHARMオプションは一気に数千単位でステータスを補強できるため、運良く強いものを入手出来たら大切にしたい。
また、後のアップデートでオプションキープに使える「キープボルト」が登場したことでオプション抽選のコストが大幅に下がった。
余りに育成の仕様が厳しすぎたためか、後日のアップデートにより出力強化については成功率をアップするアイテムが新規追加。イベントの報酬や11連ガチャのおまけで入手出来るようになった。
また、レジェンダリーCHARMと呼ばれる特殊なCHARMも導入され、新キャラクター入手の条件にもなっている。
これは公式にエンドコンテンツとして導入されており、作成にあたって要求される素材が非常に多く、育成素材も専用のものとなり入手にかなりの時間がかかる。こちらもまた、その後のアップデートに伴い素材が入手しやすくなるなど調整がなされた。
メインストーリー各章タイトル一覧
ここでは「メインストーリー」の各章各話ごとのタイトルを一覧で記していく。
※この項目には物語本編のネタバレとなる情報が含まれています。閲覧は各自注意の上でなされてください※
第1章『レギオン、集結』
(英語サブタイトルは10話まで"Legions assemble"、11話以降は"Gathering the Legion")
話数 | エピソードタイトル | 英語タイトル | 公開日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
0話 | プロローグ | PROLOGUE | 2021年1月20日 | |
1話 | 雨中の救出作戦 ─雨の中戦う少女達─ | RESCUE OPERATION | ||
2話 | 街を彩る新たな絆 ─出会いが産みだす笑顔と幸せ─ | A BLOOMING OF IVY | ||
3話 | レギオン合同訓練 ─一緒に聞いた波の音─ | SEASIDE TRAINING | ||
4話 | 交わる3校の道 ─心の距離感─ | CONNECTION | ||
5話 | 決戦!特型ヒュージ ─絆が紡ぐ一撃─ | DECISIVE BATTLE | ||
6話 | 神庭女子藝術高校 ─色とりどりの花─ | MULTICOLORED FLOWERS | ||
7話 | エレンスゲ女学園 ─日陰に咲く花─ | FRINGED IRIS | ||
8話 | エリアディフェンス崩壊 ─日常が終わる瞬間─ | EMERGENCY | ||
9話 | 都内攻防戦・前編 ─伝えるべき思い─ | BATTLE OF TOKYO 1ST | ||
10話 | 都内攻防戦・後編 ─仲間と切り開く未来─ | BATTLE OF TOKYO 2ND | ||
11話 | 成長する脅威 ─夜の闇を切り拓く者─ | GROWING THREAT | 2021年7月10日 | |
12話 | 災禍の胎動 ─繭─ | FETAL MOVEMENT | ||
13話 | 災禍の目覚め ─序曲─ | AWAKENING | ||
14話 | 都庁陥落 ─決して諦めない─ | COLLAPSE | 2021年7月15日 | |
15話 | カウンターストライク ─再戦─ | COUNTER STRIKE | ||
16話 | 未来を切り開く、絆の弾丸 ─奇跡のレアスキル─ | LAPLACE | ||
17話 | エピローグ ─おつかれさま─ | EPILOGUE |
第1.5章『蒼穹の白百合』
(英語サブタイトル:"Shirayuri of the blue sky")
話数 | エピソードタイトル | 英語タイトル | 公開日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1話 | 忍び寄る影 ─激戦の爪痕─ | CREEPING SHADOW | 2021年9月14日 | |
2話 | リーダーとしての戦い ─同じ空の下─ | FIGHT AS A LEADER | ||
3話 | ステップ・バイ・ステップ ─手を取り合って─ | STEP BY STEP |
第2章『戦火の結束』
メインストーリー2章『戦火の結束』編は、物語のひとまとまり毎に3話区切りのイベントとして先行実装(『激戦のプレリュード』と『双璧の戦乙女』では、1話ごとに数日を置いて公開された)後、メインストーリー側に追加されていく形式で配信された。
『激戦のプレリュード』 (英語サブタイトル:Battle of Prelude)
話数 | エピソードタイトル | 英語タイトル | 公開日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1話 | 異変 ─新たなる戦い─ | DISASTER | 2022年1月20日 | |
2話 | 東京圏防衛構想会議 ─団結─ | CONFERENCE | 2022年1月23日 | |
3話 | 激戦のプレリュード ─これから─ | BATTLE OF PRELUDE | 2022年1月26日 |
『双璧の戦乙女』 (英語サブタイトル:Valkyrie)
話数 | エピソードタイトル | 英語タイトル | 公開日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
4話 | 房総半島襲撃 ─共闘─ | RAID | 2022年2月19日 | |
5話 | 再戦 ─決着をつける─ | REMATCH | 2022年2月22日 | |
6話 | 双璧の戦乙女 ─それぞれの戦い方─ | VALKYRIE | 2022年2月25日 |
『鋼鉄の意志、未来への翼』 (英語サブタイトル:Wings of the future)
話数 | エピソードタイトル | 英語タイトル | 公開日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
7話 | スプリット ─分裂する脅威─ | SPLIT | 2022年4月30日 | |
8話 | アンダーグラウンド ─地下決戦─ | UNDERGROUND | ||
9話 | 鋼鉄の意志、未来への翼 ─夢見た世界を─ | WINGS OF THE FUTURE |
『絆色のスフィアコネクト』 (英語サブタイトル:The tie that binds)
話数 | エピソードタイトル | 英語タイトル | 公開日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
10話 | 都内防衛 ─戦火の中─ | CITY DEFENSE | 2022年6月30日 | |
11話 | 決戦、イビルアイ ─勝つために─ | DECISIVE BATTLE EVELEYE | ||
12話 | 絆色のスフィアコネクト ─絆と想いをのせて─ | THE TIE THAT BINDS |
『灼熱のエニグマ』 (英語サブタイトル:Enigma of flame)
話数 | エピソードタイトル | 英語タイトル | 公開日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
13話 | 不穏な思惑 ─見えざる魔の手─ | UNPLEASANT SPECULATION | 2022年7月31日 | |
14話 | 驚異襲来 ─未知との遭遇─ | AMAZING INVATION | ||
15話 | 灼熱のエニグマ ─積み重ねてきたもの─ | ENIGMA OF FLAME |
新章(第3章)『運命のトリニティ』
2023年1月から公開される新章は『運命のトリニティ』と題され、神庭、エレンスゲ、百合ヶ丘の3校それぞれを巡るストーリーが順々にオムニバス形式で展開されることが告知された。
神庭編<前編> 『カラフルデイズ・エンド』 (英語サブタイトル:Colorfuldays End)
話数 | エピソードタイトル | 英語タイトル | 公開日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1話 | 再編! グラン・エプレ! | REALIGNMENT | 2023年1月31日 | |
2話 | 交流! 新メンバー! | NEW MEMBER | ||
3話 | 想いと過去と | RECALL THE PAST | ||
4話 | 船田予備隊の呪い | CURSE OF THE PAST | ||
5話 | あしあと | FOOTPRINTS |
ラスバレ2周年に合わせて公開されたこの『カラフルデイズ・エンド』は、同時期に上演される舞台『アサルトリリィ御台場女学校 -The Battle to Overcome-』(2023年2月3日~12日、こくみん共済coopホール スペース・ゼロ)の物語と連動した内容となっている。
神庭編<後編> 『マルチカラード・ティアーズ』(英語サブタイトル:MultiColored Tears)
話数 | エピソードタイトル | 英語タイトル | 公開日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1話 | 戦いの幕開け | STARTING A WAR | 2023年3月31日 | |
2話 | ヒュージネストの脅威 | HUGE NEST | ||
3話 | 傷だらけの少女 | SCARRED GIRL | ||
4話 | 広がる不安 | SPREADING ANXIETY | ||
5話 | 明日の笑顔のために | DECISIVE BATTLE |
エレンスゲ編<前編> 『竜のシャナと楯の乙女』(英語サブタイトル:Xana and Skjaldmaer)
話数 | エピソードタイトル | 英語タイトル | 公開日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1話 | マディックの少女 | MEMORY OF THE PAST | 2023年4月30日 | |
2話 | 深淵からの呼び声 | DISTURBING FOOTSTEPS | ||
3話 | ヘルヴォルとクエレブレ | HERVARAR AND CUELEBRE | ||
4話 | 崩れ落ちる楯 | COLLAPSE | ||
5話 | 羊たちの慟哭 | SHRIEKING |
イベントストーリー
イベントストーリーは時期を区切って開催され、ストーリー上単体で完結する「ソロイベント」や、ライブの開催や周年記念に連動した「特別イベント」などがある。開催期間は通常1週間~2週間ほどで、イベント形式や内容によって長短がある。
イベント開催中にクリアしたストーリーは、ゲームの「イベントストーリー」一覧に登録され、終了後も見ることができる。また、イベントに参加しておらずとも、アイテム「追憶のしおり」を利用して過去のイベントストーリー(コラボイベントは除く)を閲覧することが可能となっている。
詳細はアサルトリリィLastBulletのイベント一覧を参照。
エイプリルフール
他のソシャゲ同様、毎年4月1日になると、エイプリルフールのイベントストーリーが公開される。普段のイベントとは一風変わった内容が展開されることから、ここではイベントストーリーの中でも特に、4月1日に公開されるイベントについて章を割いて紹介する。
2022年現在、以下のエイプリルフールのイベントストーリーが公開されている。
- 2021年 感動の超大作RPG『新約・カエーデ・J・伝説』
2021年に公開されたエイプリルフールのイベントストーリー。複雑なパズルを解きながら、魔女姫カエーデを救出するという感じのイベントストーリー。内容の詳細についてはリンク先を参照。
- 2022年 本格推理ADV『眠れぬ森の殺意』
○ご注意ください○
今回の物語は、選択肢でお話が変わるんだ。
ふだんと違って、スキップボタンを押しちゃうと
クリアにならないから気をつけてね。
あと、
間違った選択肢をえらんでも
クリアにはならないんだ。
2022年に公開されたエイプリルフールのイベントストーリー。瑤を主役(探偵役)にした、ヘルヴォルとグラン・エプレのリリィが登場する物語で、選択肢を選びながら事件の犯人を探すというADV形式の推理ゲームとなっている(上述の瑤のセリフの通り、スキップ機能を使うとクリアすることが出来ないので要注意)。選択肢を間違えると(ギャグシーンが殆どだが)バッドエンドになってしまうものの、小ネタや面白いシーンを伴ったバッドエンドも多いので、様々な選択肢を選んで、枝分かれするストーリーを楽しむことが出来るのも大きなポイントである。
このイベントの開催の際、上記イラストで描かれている探偵衣装を着た瑤が登場した。
また、上記2イベントは2023年にGWイベントの一環として復刻開催された。
- 2023年『アサルトリリィ アラヤ喰ライマックス』
2023年に公開された、遠藤亜羅椰を主人公としたエイプリルフールイベント。「クライマックスADV」と銘打たれ、横スクロールで亜羅椰を操作し対峙する百合ヶ丘の生徒たちを次々“喰って”いくというミニゲームになっている。
- (番外)2024年『リリィサバイバル!』
2024年に公開されたアクションゲーム。厳密にはエイプリルフールイベントでは無い(2月から3月までの公開)が、形式的に類似しているため便宜上記載する。
『ダダサバイバー』によく似た2Dアクションゲームであり、クリアしていくことで夢結、雨嘉(アニメ第8話のネコミミメイド姿)でプレイできるようになる。
コラボイベント
他のソシャゲでも見られる他作品とのコラボイベントは、ラスバレでも行われている。作品の特徴と言える百合が意識されてか、主に百合描写が多い作品とのクロスオーバーが多くなっている。
第一弾『約束の魔法』
- 魔法少女リリカルなのはDetonationとのコラボ。
高町なのは、フェイト・T・ハラオウン、八神はやての三名が登場。
ラスバレで初のコラボイベントであり、2021年8月31日に開催された。後に2022年5月6日に復刻開催された。
第二弾『戦場に咲く歌の花』
- 同じブシロード&ポケラボ(当時)の戦姫絶唱シンフォギアXDとのコラボ。
立花響、小日向未来、雪音クリス、キャロル・マールス・ディーンハイムの四名が登場。
2021年12月26日に開催された。後に2022年10月7日にも復刻開催された。
その後、コラボ先となる『XD』の側にてアンサーコラボ『My Guardian Angel』が行われた。
第三弾『デート・ア・リリィ 狂三フレンド』
- デート・ア・ライブⅣとのコラボ。夜刀神十香、五河琴里、時崎狂三の三名がプレイアブル、主人公の五河士道もテキストのみで登場。今までのイベントでは一柳隊がメインだったが、こちらのイベントはグラン・エプレがメインとなる。また、百合ヶ丘からは百由も登場するほか、先述の「眠れぬ森の殺意」同様選択肢が導入されたイベントでもある。
2022年3月31日に開催された。このコラボイベントは、発表時にファンからの賛否両論があった(詳しくは後述)。
第四弾『リリィズ&パンツァー』
2022年10月31日に開催。ブシロードの撤退以後、(コラボイベント第一弾、第二弾の復刻を除くと)初めて開催されるコラボイベントとなった。
前述したように、このコラボイベントのラスバレ側登場人物はヘルヴォルが中心となるが、ストーリーの一部において他ガーデンのリリィ(ミリアムなど)が登場する場面がある。
ちなみに、プレイアブルになっている『ガールズ&パンツァー』のキャラは、なんとバトル時に戦車に乗って登場する。
尚、ステップアップガチャはこのイベントを最後に開催されていない。
第五弾『シスターズ☆カラミティ』&『シスターズ☆カラミティ2wei!』
- 劇場版 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ Licht 名前の無い少女とのコラボ。プレイアブルとしてイリヤスフィール・フォン・アインツベルン、美遊・エーデルフェルト、クロエ・フォン・アインツベルンの三名が登場。第ニ弾のコラボイベント『戦場に咲く歌の花』以来となる、一柳隊と他作品とのコラボイベントで、祀やアールヴヘイム勢もストーリーに若干関わる。
2022年12月22日に開催。前回の第四弾コラボイベントである『リリィズ&パンツァー』から52日後に開催となった。上記のプライアブルになった三名の衣装には彼女たちの通常の服装に加えて、『百合ヶ丘標準制服』も追加されている。アサルトリリィと魔法少女作品とのコラボは第一弾のコラボイベントである『約束の魔法』以来となり、劇場版作品とのコラボも第一弾のコラボイベント以来となる。
ちなみに、プリズマ☆イリヤがスマホゲームに登場したのはFate/GrandOrderのコラボレーションイベント『魔法少女紀行〜プリズマ・コーズ〜』以来となる。
第六弾『マギカ☆ワンダーランド』
2023年2月28日開催。劇場版魔法少女まどか☆マギカとのコラボ。鹿目まどか、暁美ほむら、巴マミ、美樹さやか、佐倉杏子の五人全員、三滝原の制服のまどかとほむらがプレイアブルとして登場する。時系列は魔法少女となったまどかに眼鏡じゃないほむらが普通に接しており、五人全員が魔女にすら変貌せず存命している事から、映画本編(今回のコラボの題材になっていない新編含む)とはパラレル設定となっている(一部ゲーム媒体の世界線に近い)。
尚、これまでは一つのレギオンがメインになっていたが、今回は一柳隊からは梨璃と夢結(と終盤に梅)、グラン・エプレからは叶星と高嶺が選抜される形で参戦する。ストーリーもこれまではアサルトリリィの世界にコラボ先のキャラが迷い込むのが通例だったが今回はどちらも別の世界に迷い込むと言う内容。また、これまでに比べてストーリー自体はあっさり目であるがしっかりクロスオーバーはしている。
ちなみに、まどか達魔法少女の確定描写では作品を象徴するマークやソウルジェム…ではなくまさかのキュゥべぇのセリフが流れる。
また、コラボとしては初めてメモリアストーリーが付いたメモリアが登場したイベントでもある(ただしこれ以降コラボメモリアにストーリー付くことはないので現状これが唯一)。そしてこのコラボを境にコラボ企画中はメニュー画面でアニメの楽曲が流れるようになる。この時は『sis puella magica!』が流れた。
第七弾『煌めき満ちる勇花-白百合の章-』『煌めき満ちる勇花-絆の章-』
2023年5月31日開催。結城友奈は勇者である-大満開の章-とのコラボ。第一弾で結城友奈、東郷美森、三好夏凜、乃木園子、第二弾で犬吠埼風、犬吠埼樹がプレイアブルとして登場する。全員通常の勇者状態だけでなく『百合ヶ丘標準制服』、友奈のみ満開状態が追加されている。まどマギコラボと同様に恐らく時系列はパラレルであり、友奈や東郷が生贄になっておらず、普通に勇者になっている(満開システムの仕様も2期基準)。また、日本知識が豊富な東郷が鎌倉を知らないと言うミスもあった(これは後に修正された)。
ラスバレ側登場人物は百合ヶ丘女学院の面々が中心となっている。ストーリーはこれまでと同様の方式に回帰している。
今回のコラボのみ中々な気合いの入れっぷりでありこのイベントに合わせてコラボ開催記念キャンペーンも実施され、ラスバレ公式Twitter上では『讃州中学勇者部百合ヶ丘女学院出張版』と題した活動報告がハッシュタグ#勇者部出張版にて投稿されている。この時使われたイラストは後に☆4メモリアとしてゲーム内に配布された。
メニュー画面の楽曲は一期opの『ホシトハナ』。
第八弾『とある科学と楯の乙女』
とある科学の超電磁砲Tとのコラボイベント。御坂美琴、白井黒子、食蜂操祈の三人がプレイアブルとして登場する。時系列は不明。
ヘルヴォルがメインのイベントとなる(回想に一瞬だが松村優珂も登場している)。
ホーム画面の楽曲は一期opの『only my railgun』。
第九弾『百合ヶ丘に咲う紫紺の花』
Re:ゼロから始める異世界生活とのコラボイベント。エミリア、レム、ラム、レムとラムは別キャラ扱いで幼少期時代がプレイアブルとして登場(時系列は不明)。流石にスバルは実装されなかったし登場もしなかった。更に今回はコラボ先の衣装を着たリリィが実装された(これまでコラボキャラがリリィの制服を着ることは多かったがコラボ先の衣装を着ることはなかった)。今回はラムとレムのメイド服を着た神琳と雨嘉が実装。
一柳隊がメインのイベント。初のなろう系作品とのコラボ。
因みに余談だがエミリア役の高橋李依氏は六角汐里を担当している他、レム役の水瀬いのり氏は真島百由を担当している。百由はシナリオ内でも登場したが残念ながらレムと関わることはなかったがエミリアとは関わっている。
今回は楽曲は変更されなかった。
公式配信番組
- ラスバレ放送局
ラスバレのゲーム情報やアサルトリリィプロジェクトにまつわる情報を告知する公式番組『ラスバレ放送局』が月1~3回程度の頻度で配信されている。第1回から第57回までは「ラスバレ放送局 Powered by Mildom」と題して、ライブ配信プラットフォームMildomの提供で配信された。その後、2023年4月度以降より配信環境をニコニコ生放送に移行し、現在も月数度の不定期で(期間限定イベント等に合わせて)配信されている。
- アサルトリリィ放送局 Lily’s Time
梨璃役の赤尾ひかる氏が司会を務める、「アクションドール」「アニメ」「舞台」「アプリゲーム」など各種メディアで展開中の『アサルトリリィ』のプロジェクト全体を取り扱った公式生放送番組。2022年4月よりYouTube上の公式チャンネルにて月1回程度のペースで配信されている。
ハッシュタグ:#アサルトりりぃずたいむ
ゲーム運営を巡る批判
ラスバレは『アサルトリリィプロジェクト』のメディア展開の主要な一角として、ゲーム開発および運営をポケラボが担い配信がなされている。しかしながら、その運営のあり方を巡っては、批判ないしはユーザーからの不満を生じさせた幾つかの問題を指摘しなければならない。
この項では特に、サービス二年目を迎えてからの動きについて、「運営の不得手ではないか」、「相応しくないのではないか」、「商業的過ぎるのではないか」といった批判を受けた事項を主観的に列挙する。
なお、一部の問題点については少しずつ解消されている状況であり、少しずつだが評価が回復している状況であることも追記しておく。
ゲームシステムをめぐる変更
- ストーリーの無いメモリアの続出
これについては、『ゲームシステムをめぐる変更』の中で、後述する理由もあって、斬新的ながら改善されている問題点の一つである。
1周年を迎えて以後、実装されたメモリアにメモリアストーリーを持たないものが増えた。
これは、開発時に前もって用意していたシナリオのストックを使い切ってしまい、メインストーリーの方に注力していたためであると、生配信番組『チャーミィえくすぷれす』にてプロデューサーの小林氏自ら触れている。
2022年5月に実装された高嶺の誕生日メモリアよりストーリー付きのメモリアは復活しているが、これも現状誕生日メモリアとエモーショナルメモリアのみ(クリエイターズコラボはストーリーが付かない)になっている。
一部の誕生日メモリア(高嶺の誕生日メモリアよりも前に登場した夢結、楓、鶴紗、神琳、藍、恋花、姫歌の誕生日メモリア)についてもストーリーがない状態が続いていたが、2023年1月の生放送においてストーリーが付くことが発表された。
前述の誕生日メモリアへのストーリー追加や、(賛否はあるが)エモーショナルメモリアの登場などもあり、状況は漸進的ながら改善されていると言える。
2023年になると、前述のエモーショナルメモリアが次々と増えた(実装順に、叶星、恋花、高嶺、結梨、鈴夢の5枚のエモーショナルメモリア)他、2023年10月では、過去に登場したメモリア(現時点では『思い出はカメラの中に』&『ラブリーアンドピース』が該当している)にミニイベントを用意する『リリィズダイアリー』の追加もあり、上記の問題点は少しずつ解消される可能性も高くなった(なお、ストーリーが付かないクリエイターズコラボは、2023年6月以降、ストーリーは追加されなかったものの、新衣装が追加されるクリエイターズコラボも登場した)。
- 誕生日星5メモリアの消滅
2023年度からは登場人物の誕生日に合わせて更新される記念の新規星5メモリア、いわゆる誕生日メモリアが更新されなくなり、そのままフェードアウト、自然消滅と相成った。
但し、誕生日メモリアは自然消滅したものの、それでも、2023年度では、誕生日の際に特別なサプライズが用意された事例も存在していた(例:高嶺の誕生日の際には、高嶺の衣装である『エレガントフォーマル』が追加、藤乃の誕生日の際には、藤乃が主役のイベントストーリー「ふじの食堂」が開催など)。
- 著しい限定衣装の増加
後述の様にユーザーの財布に関わる可能性があるため記載する。
2022年以降は、通常制服をメインにガチャ並びに期間限定衣装が増加しており、それもユーザー達の首を絞めかねない事態となっている。
メモリアもセットとなるパック(ラプラス梨璃、神宿り夢由、百由、結梨、一部限定衣装の神雨)は引き続き無期限で購入出来るものの、衣装のみのパックは購入期間が限られており、それもほとんど復刻されていない始末である。
更に2024年からは役割を選べるリリィが入手できるようになったものの、こちらは全役割がアルバムに含まれるようになってしまうため、コンプリート派には歯痒い事態になっている。
- 新規メモリア確定チケットの無いガチャの開催
2024年の周年イベントより、新規メモリア確定ガチャチケットが報酬に含まれないガチャが次々開催されるようになってしまった。
一応、他のイベントガチャに比べて当該メモリアの排出率は高めに設定はされているが、取り逃すと復刻や他のガチャに排出されるのを待つしか無くなり、更にユーザー達からの顰蹙を買っている(しかも、この年の周年メモリアはストーリー付きである…)。
しかし、後述の様にルド女や御台場、生徒会防衛隊(のちグラン・エプレ)、クエレブレのリリィの新規衣装やメモリアが排出されるガチャでは現状開催されていないなど、ユーザーへの配慮も一定はされている。
(以降、消費者庁に通報された案件)(←任意のユーザーが通報したという事実それ自体に百科事典記載必然性って無くないですか? 行政側が何かしらの応答を見せたということでもなければ。[編集者注])
- メインストーリーの非フルボイス化
2022年2月公開のメインストーリー第二章中編『双壁の戦乙女』以後、メインストーリーの音声がフルボイスでなくなり、汎用ボイスが用いられるのみのイベントシナリオと大差ない仕様になった。
この仕様変更に関する広報は、公式配信番組であるラスバレ放送局どころかアプリ内のお知らせですらアナウンスされず、Twitterなど各所で一部ユーザーから批判や不満の声が挙がり、「手抜き」であるとか「詐欺」と称されるなどした。果てにはGoogle playのアプリ情報に記載された情報と違うとして、消費者庁に通報する者も出た。加えてこれは舞台初出の人気キャラである楪、椛、槿、聖恋、百合亜、佳世の計6人が実装されるタイミングとも重なったため、同章をプレイしたユーザー(特に当該キャラクターを演じたキャストのファン)からの怒りを買う羽目になった。
2023年2月現在、この変更がなされた明確な理由は明かされていないが、ユーザーの間で流れる憶測として、御台場女学校並びにルドビコ女学院所属のリリィを担当するキャスト(この中には一柳隊の一部キャストもいる)が全員舞台やライブに頻繫に出演する都合上スケジュールを確保出来ず、メインストーリーへのアフレコに費やす時間が取れなかったのではないかという推測がある。あるいは、ボイス収録に係る予算が捻出できなくなったのではないかとも囁かれている(ゲームにおける音声はアニメのアフレコと違い、声優の拘束時間ではなく文字数で報酬額が決定するため、フルボイスを収録しようとすると収録費用が嵩み、運営費にペイしなくなったのではないか、という仮説)。
ユーザーからは公式の説明が求められており、先述の運営放送『チャーミィえくすぷれす』でも意見が寄せられていたにもかかわらず、結局この件の説明は一切されないままで、運営は現在もだんまりを続けている。
なお、2023年2月現在ではGoogle Playのアプリ情報からは「フルボイス」の表記は消えている。
運営もそれを意識しているのかは不明だが、『花々集う大宴会』のメモリアストーリーは一部フルボイスとなったものの、当然一部ユーザー達がそれで納得する筈もなく、未だにメインストーリーのフルボイス化を望む声は挙がっている。
- ケチられる報酬マギジュエル
一部ユーザーから「集金」と揶揄されるほどに、ゲームシステムならびに評価、そしてユーザーの財布にも大いに関わる問題と言えるのがマギジュエル報酬の減少である。
「レジェンダリーバトル」や「イベントストーリー」(復刻イベントを含む)の獲得報酬、ログインボーナスの中には、ガチャに用いられるマギジュエルが含まれていたが、2022年6月のアップデートにてそれらがほぼ消滅した。ジュエルの獲得できるレジェンダリー報酬は週間結果のみ、イベント報酬はイベントメダル交換の中のみ、といった具合に、報酬マギジュエルの獲得機会が減少し、その結果ガチャや回数チャージにマギジュエルを以前より気軽に使用しにくくなった(しかし最近では高コストメモリア確定星5確定チケットの配布が増えている)。
一応、「特別ミッション」の獲得報酬に500マギジュエルと11連プラチナガチャチケットが追加されてはいる(ギガント級ヒュージ討伐は除く)が、前者はまだしも、後者はレギオンメンバーからの協力が必要になるため、メンバーのログイン率が少ないレギオンなどに所属している場合その分ガチャ関連の報酬獲得機会が減少してしまうと言える(思い切ってログイン率が多いレギオンに移籍するのもアリ)。
尚、この一件も消費者庁に通報された模様。
一時期問題となった(改善されつつある)動向
- 男性キャラが出演?
前述の第三弾コラボイベント『デート・ア・リリィ』に関連して一部ユーザーから起きた疑念。
2022年3月に開催された『デート・ア・ライブⅣ』とのコラボにおいて、『ラスバレに男性キャラクター(同作の主人公である五河士道)が参戦するのでは?』という憶測が流れ、Twitterなどにおいてアサルトリリィ側ファンの一部から懸念の声が挙がった。実際には士道の参戦は無かった(精霊たちがアサルトリリィの世界にやってきた)ものの、この問題はユーザーと運営の間の心理的な関係に影を落とした。これは、元々コラボ先の同作品にハーレム要素があったことに起因している。
とはいっても、百合を扱った作品に男性キャラがまったく出てこないかと言えばそうでもなく、そもそもアサルトリリィにおいても高松理事長代行はじめ男性キャラクター(声のみの出演含む)は登場する。舞台でも男性の声がナレーションに用いられることがある(ルド女が該当)し、設定上は「男性のリリィ(媒体によってはCHARM使い)」も存在することが言及されている。
(尤も、男性のリリィが存在したのはヒュージも小型がメインだった開戦初期の話であり、現在ではスキラー数値の上限が50ほどしかなくノインヴェルト戦術などの連携攻撃もできないため現役世代からは男性リリィは居なくなっている、という点を考慮すると多少無理筋の例示ではあるが。)
また、「男性キャラクターが出演するのでは」という懸念自体よりも、ハーレムジャンル内での「百合キャラ」の扱われ方による確執や、当該の男性キャラクターが「ハーレム的な主人公」であることを問題視する意見も見られた。
同業他作品に目をやってみると、ラスバレとのコラボ経験があるシンフォギアXDでは、幾つかの男性(及び男児)向け作品群とコラボが行われている。とはいえ同作品はマルチバース設定を用いているために容易に各方面のジャンルとのクロスオーバーが行えるのであり、マルチバースを採用していないアサルトリリィはコラボ元の側から来訪する形しか取り得ない(実際、シンフォギアとの二度のコラボの際にはどちらも装者達の方からアサルトリリィの世界に出向いている)。
また『チャーミィえくすぷれす』によると、ラスバレにおける諸々の実装に関しては原作者の尾花沢氏と相談の上で決められているとのことである。
なお、このデート・ア・ライブⅣとのコラボでの批判もあってなのかは定かではないが、以降のコラボでは女性キャラクターが主な登場人物となっている作品(『ガールズ&パンツァー』『プリズマ☆イリヤ』)が選ばれている。両コラボが発表された際には好意的な意見が多く見られた。
- 再排出されない御台場とルド女
第2章から参戦となった御台場女学校とルド女のリリィをめぐり、扱いが既存キャラクターに比べて不平等ではないかという批判があった。この問題についてはイベントストーリー『凍て空の流星―狂乱の三重奏―』以降、少しずつであるが解消されている。
御台場とルド女のリリィは、プロフィールや紹介動画が用意されているにもかかわらず、
- 初期衣装とそのメモリアが並ぶボーナスメダル交換所が、月毎の物とは別個にされている。
- 別のイベント等のガチャや交換所にも追加されておらず(後述の追加衣装とEXペンダントも当該リリィのみ飛ばされている)、再度入手のチャンスを得るには復刻を待つしか無い。(なお、こちらは先述のフルボイス問題の事情から仕様の追加もしくはそれを伴ってストーリーごと復刻する(羽目になる)形で完全に本格実装となる可能性がある。)
- イベントとしての開催が終わった後、レギオンマッチ(リーグ)のレアスキル対象リリィに含まれなくなる。
・・・という、他作品とのコラボキャラとほぼ同等(相違点としては、メモリアメダルでも衣装やメモリアを交換することが出来たり、ペンダントもプレミアムペンダントメダルの交換対象になっている)の扱いを受けていたため、実装当初からしばらくの間、ユーザーからの非難を浴びる事態となった。
その後、御台場・ルドビコのリリィは、新春並びに周年イベントや、ギガント級ヒュージ討伐イベントをパワーアップさせたイベントストーリーを皮切りにギガント級ストーリーをメインに続々実装されているため、2022年後半以降は若干扱いが良くなってきている。また、(メインとなる3レギオン並びに3校に比べてもキャラと衣装の数が少ない事もあってか)クリエイターズコラボや後述の新規メモリア確定ガチャが報酬に無いガチャには新規衣装付きのメモリアは追加されないなど、後述に関してはユーザーに対してある程度の配慮もされている。
- 毎日のように開催されるガチャ(ガチャタワー)
2022年11月限定で発生していた問題点の一つ。そのため、現在では過去の事例になってしまったものの、ユーザーの財布に大いに関わる……かもしれない問題であるため、一応紹介しておく。
通常、多くのソシャゲでは、あるガチャから次のガチャまでの開催間隔は、そのガチャの開催から数日が開いて行われることが多い。しかし、ラスバレでは、2022年11月にかけての時期に、何故か毎日のように異なるガチャが開催される状態となっていた。
下表は、2022年10月15日(『トリック・オア・スイーツ』開催直後)~11月18日(『凍て空の流星―狂乱の三重奏―』開催前日)までの期間において公式Twitterで告知されたガチャの一覧である。
日にち | ガチャ(太字は新規メモリアが登場したガチャ) |
---|---|
10月15日 | トリック・オア・スイーツイベントガチャ |
10月17日 | ★5メモリア50%!デイリー3回オトクガチャ |
10月19日 | 前衛後衛ガチャ |
10月21日 | ギガント級ヒュージ討伐カオスサーペントイベントガチャ |
10月26日 | イベント★5確定ガチャチケ交換付きガチャ |
10月28日 | 叶星誕生月ガチャ |
10月29日 | 風光闇属性 限界突破応援ガチャ |
10月31日 | リリィズ&パンツァー第1弾イベントガチャ |
11月2日 | コラボ記念 FEVERガチャ -第1弾- |
11月3日 | 衣装コレクションガチャ |
11月5日 | コラボ記念 FEVERガチャ -第2弾- |
11月6日 | 前衛後衛ガチャ |
11月7日 | マンデーボーナスガチャ |
11月8日 | 歴戦乙女のアンサンブルピックアップガチャ |
同上 | コラボ記念 FEVERガチャ-第3弾- |
11月9日 | 瑤誕生月ガチャ |
11月10日 | 憂い晴らすは姉妹の絆イベントガチャ |
11月11日 | コラボ記念 FEVERガチャ-第4弾- |
11月12日 | レギオンリーグ開催記念 役割別ガチャ |
11月14日 | レギオンリーグ記念FEVERガチャ-第1弾- |
同上 | マンデーボーナスガチャ |
11月15日 | レギオンリーグ開催記念 属性別ガチャ |
11月16日 | ★5メモリア50%!デイリー3回オトクガチャ |
11月17日 | レギオンリーグ記念FEVERガチャ-第2弾- |
11月18日 | 前衛後衛ガチャ |
ご覧の通り、10月時点ではガチャの開催間隔がそのガチャの開催から最低でも2日後とある程度の日数は開いていたが、11月になると、(11月1日や11月13日などのように例外はあるとはいえ)ほぼ毎日開催される事態となった。
後述するできごとも重なり、マギジュエルが非常に限られている状況であるのにもかかわらず、連日、多種多様なガチャが開催される状況に、一部ユーザーから「無限ガチャ地獄」や「ガチャタワー」と呼ばれるほど批判があった。さらに、こうした状況を受け、ラスバレが本当に赤字になっていないのかという懸念が出たこともあった。
同時期には関連して、叶星と瑤の誕生日メモリアが誕生日当日に実装されていなかったり(これについては、それ以前に公式から「誕生日ガチャから誕生月ガチャに変更する」旨が伝えられている)、人気が高いイベントストーリー『歴戦乙女のアンサンブル』の復刻開催をせずに、代わりに新規メモリアを追加しただけのガチャが開催されたりという事態も起きていた(処か、2023年はエイプリルフールイベント以外は復刻開催すらされていない)。他にも、Twitter等での事前予告無しに新規メモリアを追加したガチャが開催されることも多くなっている(特にコラボイベントや、クリエイターズコラボで顕著)。更に、2024年からは新規星5メモリア確定ガチャチケットが報酬に含まれないガチャも開催される様になり、それも問題視されつつある。
ただし、確かに上記のような指摘はあるものの、新規メモリアが登場するガチャに限った場合は、2022年11月度でも、期間を空けて開催されていることが多いため、新規メモリア(並びに新アイテム)を求めている人の場合は特に問題はないと思われる。
最も指摘されることが多い「FEVERガチャ」(および名前を変えているだけで内容は全く同じである「レギオンリーグ記念FEVERガチャ」)についても、メモリアに加えて、アイテムを入手することが出来るガチャであり、さらに★5のメモリア且つコスト18以上のメモリアのみ入手できるという点を踏まえると、新たにラスバレを始めたユーザーや、2022年12月に開催された『ポインセチア杯』のために強力なメモリアを集めておきたいユーザー向けに開催されている可能性も考えられる。新規メモリアが追加されていないということもあるので、アイテムを入手したい人以外は特に気にしなくても良いはずである。
そのため、新規メモリアが欲しいユーザーであれば、特段差し障りのあるものではないとも言えるものではあった。
ゲーム運営そのものをめぐる事項
- ブシロードの撤退
2022年6月のアップデートを以って、ブシロードは運営体制から撤退。ポケラボとシャフトだけとなった。2023年1月にはブシロードはアサルトリリィプロジェクトから離れている。
これを受けて、「テレビアニメ第2期などが期待できない」といった不安の声が上がる一方で、「ブシロードというしがらみが消えた」(※)と歓迎する声があるなど、毀誉褒貶の意見が飛び交っている。
※何故、「ブシロードというしがらみが消えた」という声が出たのかというと、ブシロード関連作品は、これまでもラスバレを除いたブシロード関連作品は多数の問題を多く発生させた経験を持っていた上に、前述の出来事から数ヶ月後には、同じブシロード関連作品であるアニメ版『ラブライブ!スーパースター!!』第2期を巡る炎上問題が発生、『D4DJ』に至っても、長編ストーリーの連続実装などに注力した結果、一部シナリオが存在しないイベントを実装するという機会が増えるという、前述の『ストーリーの無いメモリアの続出』と似たような現象(参考)が発生していたため、現在のブシロードに対する不満を持っていた人がそのような歓迎する声を出した可能性が高いと思われる。
ブシロードの撤退により、プロジェクト展開の公表の場なども移ることとなった。
それまでアサルトリリィプロジェクトの情報発表の場となっていたブシロード系の『ブシロード新春大発表会 2023』(2023年1月9日開催)には作品一覧からアサルトリリィが無くなり、代わりに立体系イベント『AK-GARDEN』内で2022年11月13日に併催された『Assault.Lily.Project.Conference(アサルトリリィプロジェクトカンファレンス)』などでの新情報公開が行われるようになった。
ブシロードが運営体制およびプロジェクトから撤退した後も、ラスバレにおけるリアルイベントや新曲の発表は引き続き行われていることもあり、ブシロード参画時代から規模は縮小するもののメディア展開は今後も続くものと思われる。テレビアニメの各種ストリーミングサービスでの配信も継続して行われている。
なお、ブシロードが運営体制から撤退した後に発売されたコミックアンソロジー第2巻は2022年内の販売であったこともあり、「ブシロードコミックス」として刊行された。また、ドールやアウトフィットでもラスバレ初出かつ2022年までに発売された商品はパッケージにブシロードのシールが貼付されての販売となっている。
ブシロードの直接関与するメディア展開は、2023年4月の舞台版コミカライズ『アサルトリリィ League of Gardens -full bloom-』単行本第4巻および第5巻の刊行が最後となるが、ASMRは引き続き協力という形で携わる事になる。
- 今後のゲーム運営への杞憂
上述のサービス面での各問題のように、メモリアストーリーの復活や、しばらく再排出されていなかった御台場とルドビコのリリィがイベントの登場などで再登場する、前述の『リリィズダイアリー』の登場など、少しずつ改善された問題点は見られる。ただ、中途半端かつ半ば誇大広告になってしまったメインシステムに、守銭奴的とも捉えられかねない対応、運営によるファン並びユーザーへの背信とも言える行為が度重なったこともあって、一部ユーザーの間には今後のゲーム運営への懸念と杞憂が抱かれることとなった。
このままでは、たとえ今後サービスを続けようが終わらせようが、こうした不信の元にあってはラスバレはユーザーからクソゲー扱いを蒙ることになるのではないかとする声もある。
実際に、運営によるこうしたファン並びユーザーへの度重なる背信によって、一気に評価が変化してしまったゲームやアニメが、ラスバレ以外のブシロード関連作品にも見受けられる。
- メディア展開の中心としての立場と今後をめぐる論点
ブシロード版舞台(一柳隊)三部作の完結とアニメ版2作品の放送終了後、『アサルトリリィプロジェクト』としてのメディア展開はラスバレにその中心を移してきており、御台場ならびにルド女の舞台作品からの登場人物も出演した現在、ラスバレのサービス運営の舵取りがそのままメディアミックスプロジェクトとしての行く末をも左右する状況となっている。
ブシロードとTBSテレビがプロジェクトを離れた現在、BOUQUET製作委員会としての「アサルトリリィプロジェクト」の筆頭に当たるのはラスバレを運営するポケラボとなり、次いでシャフトが来るかたちとなる。
また、アニメ版や一柳隊舞台で主役を張った一柳隊以外のラスバレ登場校であるヘルヴォルとグラン・エプレ、そして他媒体未登場のリリィ(松村優珂や横田悠夏など)の活躍は、現状ラスバレ以外では目にする機会が多くなく(※)、もしサービス終了と相成った場合には登場の場を失ってしまう(一応、相澤一葉の場合はブシロード版舞台などのように出演機会がかなり多く、目にする機会が多い)。特にアニメやミニアニメ、舞台、『しーくれっとがーでん』で一度も登場していないキャラ(特に最近登場した賀川蒔菜や早川弥宏など)に至っては、ディ○ニーのあのウサギの過去と同じように、一時期姿を見せる機会が消滅してしまう可能性もある。
こうした点からもメディア展開におけるラスバレの中心性が浮かび上がり、その運営の今後を危惧する向きも頷けよう。
(※:この点は、同じくアニメ版や劇場版でメインとなる登場人物の活躍の機会が多く、それ以外の登場人物たちの出番が少ない(特に、『フロンティア芸術学校』の記事や『恵比寿つかさ』の記事の『余談』も参照にすれば分かるが、その作品の登場キャラである叶美空&恵比寿つかさについては出番の少なさが非常に目立ってしまっている)スタリラでも指摘されている構造である)
こうしたことから、特にヘルヴォルやグラン・エプレの活躍を目的としてラスバレを遊んでいるユーザーを中心に、『たとえ様々な問題を抱えているとしても、アサルトリリィプロジェクトやラスバレは末長く続いてほしい』との声も多い。
確かに上述してきたような問題は抱えているとはいえども、ストーリーやキャラは高い完成度を維持しており、現在はメモリアストーリーや御台場リリィの登場頻度、『リリィズダイアリー』など一部の問題も少しずつアップデートで改善されていることもあって、評価は(メインストーリーのフルボイス消滅の時や報酬マギジュエルがほぼ消滅した)一時期よりも回復してきてる。
同様のゲーム運営にかかる不振とそれを受けたユーザーの不信を経験した作品を見てみても、中長期的な作品および運営への信頼の回復(とまでは行かずとも、一定程度の信頼関係の確保)がなされた事例は見受けられる。
スタリラを例に取ってみると、1年目の『少女☆寸劇オールスタァライト』の失敗や、ユーザーから「集金」と揶揄されるような商法、悪化していく対戦環境のパワーインフレ(アルカナ・アルカディアや、2023年に登場した星5舞台少女など)、一部キャラの扱いの悪さ(特に前述の美空&つかさ)などを取ってきた一方で、キャラクターやストーリーの内容の評価の高さもあり、4年以上も継続して運営されているゲーム作品になっている(そしてその間には、ラスバレ同様に新キャラクターであるシークフェルト中等部も追加されて、現在に至っても大活躍している)。
それと同じように、ラスバレも、確かに運営面の問題は抱えているものの、その一方でキャラクターやストーリーに対する信頼は落ちていない。もちろん、メインストーリーに関してもフルボイス消滅の件のみが批判されている訳であり、ストーリーの内容などについては評価を失っていない。ユーザーの不信に対する杜撰な対応に対する批判が高まっているスタリラの運営とは異なり、ラスバレの運営の場合は、前述の『エモーショナルメモリア』『リリィズダイアリー』などの追加もあって、運営への信頼の回復をするための様々な方法をすることが多く、それによって、運営への信頼を失っていないユーザーも数多く存在している。サービス運営上の問題が発生した後でも、ラスバレのファンコミュニティの活動が大きく衰えるということはなく、以前に引き続きラスバレに親しんでいるユーザーは多くいる。
このように概観してきたラスバレの現在であるが、ラスバレをめぐる諸問題を考えるに当たっては、運営上の問題と作品上の問題を切り分けた上で、批判するべき問題点は指摘し、評価するべき施策は積極的に応答し、そうした関係の中で運営者とユーザーとの間の信頼関係を回復させていくことが一つの重要な営為となってくるだろう。
ラスバレは今後、このような諸問題を解決できないまま惰性的な展開を続けていく、ないしはサービス展開にピリオドを打つことになるのか。あるいは、ファンとの信頼関係を回復し長く愛される作品となることが出来るのか。――果たしてその未来はどちらに向かうのか、現段階では未知数のままと言えよう。(主観交えオピニオンパート終わり)
なお、2023年9月9日に放送されたラスバレ放送局では、ラスバレの今後のロードマップが公開され、「2024年冬以降」までのメインストーリー、スペシャルイベント、コラボイベント、機能アップデート、レギオンリーグチャンピオンシップ、リアルイベントの各項目に関する予定が準備されていると明かされた。ちなみに、前述したロードマップは「2024年冬以降」までになっているものの、2023年冬に完結したメインストーリー第3章の続編となる、メインストーリー第4章の更新も含まれているということから、メインストーリー第4章のことを考えると、2024年春や2024年夏以降も続く可能性が高いだろう。
マスコット
ラスバレにはリリィ以外にも、半公式的なマスコットキャラクターが存在する。
その一つにCHARMの妖精チャーミィがおり、ゲーム内ではレギオンチャット機能にbotとして出現するほか、一部の公式生放送などで出演している。
また、グラン・エプレに関連したマスコットとしてエーデルロイヤルコーン(通称:エロコーン)がいる。
これは、今叶星役の前田佳織里が生放送中にフリップに描いた異様な筆致のユニコーンのイラストが元になっており、「ラスバレ放送局」内だけの内輪ネタであったはずがいつの間にか公式に逆輸入され、グラン・エプレのライブに合わせてグッズ化もされている。その他にもラスバレのイベントストーリー中で「ゆるキャラっぽいたれ目のユニコーン?」として間接的に言及されてもいる。
漫画
スピンオフ漫画として、『アサルトリリィLast Bullet しーくれっとがーでん』がウェブコミックサイト「まんが王国」および「pixivコミック」にて毎月無料公開されている。これは、リリィたちの日常を描いた読み切り作品をオムニバス形式で連載していくタイトルで、複数の作者が漫画を担当する。
第一弾は2022年6月30日より『アサルトリリィ Last Bullet しーくれっとがーでん ~Sweet Memoria~』(しーくれっとがーでんSM)と題して、漫画:千種みのりで隔月掲載されている。pixivコミックでも同年8月24日から連載開始した。
第二弾は2022年7月30日より『アサルトリリィ Last Bullet しーくれっとがーでん ~Innocent Memoria~』(しーくれっとがーでんIM)と題して、漫画:雪子(『ふたりべや』)で隔月掲載されている。pixivコミックでの連載は同年9月1日から開始。
第三弾として2023年1月30日より『アサルトリリィ Last Bullet しーくれっとがーでん ~Dreamy Memoria~』(しーくれっとがーでんDM)が、漫画を毎月異なる作者が担当するかたちで公開されていくこととなった。
1月度の漫画はちうね(『紡ぐ乙女と大正の月』)が担当。2月度は桜木蓮(『アネモネは熱を帯びる』)が担当。3月度は神吉李花(「鈴木勝」画)が担当する。pixivコミックでも2月3日から連載開始した。
アンソロジーコミック
また、ブシロードからアンソロジーコミックが2巻発売されている(アンソロジーコミックが発売されているブシロード関連作品には本作と『スタァライト』、『ガルパ☆ピコ』などがある)。第1巻と第2巻では本の仕様が異なり、例えば本のサイズは第1巻ではA5判であったのが、第2巻ではB5判となっている。
それぞれの巻の内容は以下の通り。
- 第1巻
本のサイズはA5判。
一柳隊を題材としたストーリーが多い。また、発売当時はラスバレ未実装のリリィが登場している話がある(『ガーベラ』に登場した祀が該当)。
作者 | タイトル | 登場しているキャラ |
---|---|---|
風華チルヲ | 夢結ティックトランサー | 一柳梨璃、白井夢結、真島百由 |
森貴夕貴 | 私の憧れのリリィ | 楓・J・ヌーベル、二川二水、ミリアム・ヒルデガルド・V・グロピウスなど |
樫風 | 私にとっての神琳は | 一柳梨璃、郭神琳、王雨嘉など |
大宮宮美 | シャッターチャンス | 二川二水、安藤鶴紗、吉村・Thi・梅など |
大生月 | はじめてのリーベ | 白井夢結、ミリアム・ヒルデガルド・V・グロピウス、真島百由など |
たつひこ | ガーベラ | 吉村・Thi・梅、秦祀など |
原田靖生 | サーチアウトキューティー | 相澤一葉、佐々木藍、飯島恋花、初鹿野瑤、芹沢千香瑠 |
坂下コウ | ○月×日感謝計画 | 今叶星、宮川高嶺、土岐紅巴、丹羽灯莉、定盛姫歌 |
- 第2巻
本のサイズはB5判。なお、前述したように、2022年6月にブシロードが運営体制から撤退した後に発売された第2巻であるが、2022年内の販売であったこともあり、「ブシロードコミックス」として刊行されている。
なお、掲載話数が減ってしまったため、主要キャラでもかなり出番の少ないリリィが存在している(神琳、雨嘉、一葉、藍が該当)。特に一葉は表紙のイラストに登場しているのにもかかわらず、『ある日の放課後』のとある一コマにしか登場しない。
作者 | タイトル | 登場しているキャラ |
---|---|---|
金子ある | カラフル☆ハッピー探し in 海! | 今叶星、宮川高嶺、土岐紅巴、丹羽灯莉、定盛姫歌 |
キ村由宇 | シュッツエンゲルの事情 | 白井夢結、吉村・Thi・梅、真島百由、天野天葉など |
るりえ | J・エマージェンシー! | 一柳梨璃、楓・J・ヌーベル、二川二水など |
坂下コウ | ある日の放課後 | 飯島恋花、初鹿野瑤、芹沢千香瑠、今叶星、宮川高嶺など |
備考
ホーム画面表示の設定をリリィ(ユニット)にした場合、特定の時間帯専用ボイス(朝、昼、夜)や、特定日専用ボイス(節分等)を聞くことができる。
また、キャラクターの誕生日にはレギオンメンバーとなる他のキャラクターからの限定メッセージが聞ける。基本的には共通のお祝い文を用いているが、誕生日キャラクター本人と、そのキャラクターと特に関係の深いキャラクターのみ専用ボイスが存在している。
「ヘルプ」項目は単なるゲーム操作にかかる情報だけなく、アサルトリリィに登場するキーワードを解説する用語集も附属している。
本作に出演している声優のうち、千香瑠を演じている野中深愛氏は本作がデビュー作品になっている。
2022年11月30日に、月詩を演じていた前島亜美氏が、療養に専念するため無期限の活動休止および担当していた全ての持ち役を降板をすることになった。そのため、今後次第では月詩の声優が交代となる可能性があった(別のブシロード作品では、既にその声優が担当するキャラが別の声優に変更されているため)が、2023年9月1日に芸能活動を無事再開し、月詩の声優は引き続き前島亜美氏が担当することになっている。
関連イラスト
関連動画
60秒CM
ゲームPV
メインストーリー1章
メインストーリー2章
オープニング映像
ホームページ
アサルトリリィ Last Bullet (ラスバレ)|公式サイト(外部リンク)
関連タグ
総合 | アサルトリリィ メディアミックス RPG ADV アプリゲーム |
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ジャンル | 百合 SF 戦闘美少女 近未来 ミリタリーSF 学園もの |
ゲーム | ラスバレ(ラストバレット) |
アニメ | アサルトリリィBOUQUET 2020年秋アニメ シャフト 佐伯昭志 アサルトリリィふるーつ |
舞台 | 私立ルドビコ女学院 御台場女学校 桜木さやか(脚本・演出家) |
スピンオフ漫画 | しーくれっとがーでん |
イベント | アサルトリリィLastBulletのイベント一覧 |
キャラクター | アサルトリリィの登場人物一覧 一柳隊 |
マスコット | チャーミィ |
ガーデン(学校) | 百合ヶ丘女学院 エレンスゲ女学園 神庭女子藝術高校 |
その他用語 | ヒュージ(アサルトリリィ) リリィ CHARM G.E.H.E.N.A. |
評価タグ | アサルトリリィ100users入り → アサルトリリィ500users入り → アサルトリリィ1000users入り |
カップリング項目の一覧 | アサルトリリィのカップリングタグ一覧 |
戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED:制作(ブシロード)と運営(ポケラボ)つながり。上述の通りコラボイベントが開催されている。
シノアリス:運営(ポケラボ)つながりで、UIも大体が共通している。
A.C.E.:途中からフルボイスでなくなったゲーム繋がり。
Assault Lily Last Bullet:英語版記事。